JP3274543B2 - 淡色本醸造醤油の製造法 - Google Patents
淡色本醸造醤油の製造法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は淡色本醸造醤油、更に詳
細には、色が淡いにもかかわらずこくのある旨味を有す
る本醸造醤油の製造法に関する。
細には、色が淡いにもかかわらずこくのある旨味を有す
る本醸造醤油の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】醤油の日本農林規格には、その製造法の
違いにより、本醸造方式によるもの、新式醸造方式によ
るもの、アミノ酸混合方式及び/又は酵素処理液混合方
式によるものが定義されているが、この中でも、最もポ
ピュラーで品質的にも良好なものは本醸造方式のもので
ある。
違いにより、本醸造方式によるもの、新式醸造方式によ
るもの、アミノ酸混合方式及び/又は酵素処理液混合方
式によるものが定義されているが、この中でも、最もポ
ピュラーで品質的にも良好なものは本醸造方式のもので
ある。
【0003】本醸造醤油には、濃口醤油、淡口醤油、溜
醤油、白醤油等の種類があり、使用目的に応じて使い分
けられている。就中白醤油は色彩がうすいために、雑
煮、寄せ鍋等に好んで使用されると共に、クラッカーや
キャラメル等の白色干菓子の加工用としては不可欠のも
のである。
醤油、白醤油等の種類があり、使用目的に応じて使い分
けられている。就中白醤油は色彩がうすいために、雑
煮、寄せ鍋等に好んで使用されると共に、クラッカーや
キャラメル等の白色干菓子の加工用としては不可欠のも
のである。
【0004】しかしながら、白醤油は色彩がうすいとい
う利点を有するが、一般の醤油の場合に比べ、炭水化物
原料に対する大豆原料が95:5以下と少ないため、大
豆原料に由来するこくのある旨味が欠けるという欠点が
あった。
う利点を有するが、一般の醤油の場合に比べ、炭水化物
原料に対する大豆原料が95:5以下と少ないため、大
豆原料に由来するこくのある旨味が欠けるという欠点が
あった。
【0005】従って、本発明は、一般の濃口醤油等と同
等のこくのある旨味を有し、かつ白醤油のようなうすい
色彩を有する本醸造醤油を提供せんと種々研究を行った
結果、醤油における褐色の色彩は大豆原料中の糖類に起
因すること、そしてこの糖類を除いた原料を使用すれ
ば、上記目的にあった醤油が得られることを見出した。
等のこくのある旨味を有し、かつ白醤油のようなうすい
色彩を有する本醸造醤油を提供せんと種々研究を行った
結果、醤油における褐色の色彩は大豆原料中の糖類に起
因すること、そしてこの糖類を除いた原料を使用すれ
ば、上記目的にあった醤油が得られることを見出した。
【0006】従来、糖類を除去した大豆原料を使用する
醤油の製造法としては、特開平5−123132号公報
に、脱脂大豆を水又は含水アルコールで抽出して少糖類
と有機酸を除去し、この残渣を加熱して蛋白変性した
後、炭水化物原料と混合し、常法によって製麹及び醸造
を行う方法が報告されている。
醤油の製造法としては、特開平5−123132号公報
に、脱脂大豆を水又は含水アルコールで抽出して少糖類
と有機酸を除去し、この残渣を加熱して蛋白変性した
後、炭水化物原料と混合し、常法によって製麹及び醸造
を行う方法が報告されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法は、(イ)蒸煮前の大豆原料を抽出処理するため、未
変性蛋白が抽出液中に移行してしまって、残渣の窒素残
存量が少なくなり、その結果窒素利用率が低下する、ま
た(ロ)この残渣は加熱変性に付されるが、この加熱に
よって新たな着色物質が生成されるため、得られる醤油
の色が濃くなるという欠点があった。
法は、(イ)蒸煮前の大豆原料を抽出処理するため、未
変性蛋白が抽出液中に移行してしまって、残渣の窒素残
存量が少なくなり、その結果窒素利用率が低下する、ま
た(ロ)この残渣は加熱変性に付されるが、この加熱に
よって新たな着色物質が生成されるため、得られる醤油
の色が濃くなるという欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者は上記欠点を解決せんと鋭意研究を行った結果、
大豆原料をまず蒸煮して蛋白を変性させた後、水洗によ
って糖類を除去すれば上記目的にあった本醸造醤油が得
られることを見出し、本発明を完成した。
発明者は上記欠点を解決せんと鋭意研究を行った結果、
大豆原料をまず蒸煮して蛋白を変性させた後、水洗によ
って糖類を除去すれば上記目的にあった本醸造醤油が得
られることを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、大豆原料を蒸煮した
後、該原料中の糖類の30重量%以上が除去されるまで
水洗して得た大豆原料と、熱変性した炭水化物原料を用
い、本醸造方式によって製麹及び醸造を行って淡色本醸
造醤油を製造する方法を提供するものである。
後、該原料中の糖類の30重量%以上が除去されるまで
水洗して得た大豆原料と、熱変性した炭水化物原料を用
い、本醸造方式によって製麹及び醸造を行って淡色本醸
造醤油を製造する方法を提供するものである。
【0010】本発明方法において、大豆原料としては丸
大豆、フレーク状大豆、脱脂加工大豆、あるいはこれら
を膨化処理したものが挙げられる。この大豆原料は加水
した後にあるいは加水せずに蒸煮に付される。蒸煮は常
法、例えば蒸煮缶を用いて、1〜2kg/cm2 の蒸気圧
で、3〜15分間行うのが好ましい。
大豆、フレーク状大豆、脱脂加工大豆、あるいはこれら
を膨化処理したものが挙げられる。この大豆原料は加水
した後にあるいは加水せずに蒸煮に付される。蒸煮は常
法、例えば蒸煮缶を用いて、1〜2kg/cm2 の蒸気圧
で、3〜15分間行うのが好ましい。
【0011】次いで、蒸煮した大豆原料は水で洗浄す
る。洗浄に使用する水は冷水及び温水の何れでもよい
が、温水の方が糖類の除去効率が優っている。洗浄方法
は特に制限されないが、大豆原料の約5倍の水を加え、
数十分間攪拌し、大豆原料中の糖類を水に抽出して除去
するのが好ましい。この水洗は大豆原料中の糖類の30
重量%以上が除かれるまで行うことが必要である。糖類
の除去率が30重量%未満の場合には着色阻止が不充分
である。
る。洗浄に使用する水は冷水及び温水の何れでもよい
が、温水の方が糖類の除去効率が優っている。洗浄方法
は特に制限されないが、大豆原料の約5倍の水を加え、
数十分間攪拌し、大豆原料中の糖類を水に抽出して除去
するのが好ましい。この水洗は大豆原料中の糖類の30
重量%以上が除かれるまで行うことが必要である。糖類
の除去率が30重量%未満の場合には着色阻止が不充分
である。
【0012】このようにして水洗した大豆原料は、その
まま炭水化物原料と混合して製麹に使用できるが、水洗
後更に蒸煮を行うことができ、このようにすると殺菌が
完全になるという効果がある。
まま炭水化物原料と混合して製麹に使用できるが、水洗
後更に蒸煮を行うことができ、このようにすると殺菌が
完全になるという効果がある。
【0013】斯くして得られた大豆原料は、炭水化物原
料と混合して製麹原料とする。炭水化物原料としては小
麦、大麦、米、とうもろこし等を挙げることができる
が、この中でも小麦が好ましい。大豆原料と炭水化物原
料の配合比は10:90〜80:20(重量)、特に2
0:80〜60:40(重量)が好ましい。
料と混合して製麹原料とする。炭水化物原料としては小
麦、大麦、米、とうもろこし等を挙げることができる
が、この中でも小麦が好ましい。大豆原料と炭水化物原
料の配合比は10:90〜80:20(重量)、特に2
0:80〜60:40(重量)が好ましい。
【0014】この製麹原料に麹菌を接種し、本醸造方式
により製麹、醸造を行えば、色彩がうすく、しかもこく
のある旨味を有する淡色本醸造醤油が得られる。なお、
このようにして得られる醤油でも、大豆原料を多く使用
したものでは多少着色することがあるが、これを更に活
性炭処理すれば、この着色を除去することができる。活
性炭処理は火入れ処理中又は火入れ処理後に活性炭を添
加し、数十分間乃至数時間攪拌することによって行われ
る。
により製麹、醸造を行えば、色彩がうすく、しかもこく
のある旨味を有する淡色本醸造醤油が得られる。なお、
このようにして得られる醤油でも、大豆原料を多く使用
したものでは多少着色することがあるが、これを更に活
性炭処理すれば、この着色を除去することができる。活
性炭処理は火入れ処理中又は火入れ処理後に活性炭を添
加し、数十分間乃至数時間攪拌することによって行われ
る。
【0015】このようにして本発明方法で得られる淡色
本醸造醤油は、JAS分析法による醤油色度が40番以
上で、かつ全窒素含量が1.0%以上のものである。な
お、全窒素含量(TN)はケルダール法で測定したとき
の醤油重量に対する窒素容量を%で示したものであり、
TNが1%以上であれば旨味があると評価されるもので
ある。
本醸造醤油は、JAS分析法による醤油色度が40番以
上で、かつ全窒素含量が1.0%以上のものである。な
お、全窒素含量(TN)はケルダール法で測定したとき
の醤油重量に対する窒素容量を%で示したものであり、
TNが1%以上であれば旨味があると評価されるもので
ある。
【0016】
【発明の効果】本発明方法で得られる淡色本醸造醤油は
色彩が極めてうすいと共に、こくのある旨味を有するの
で、着色を好まない食品の調味料として優れている。
色彩が極めてうすいと共に、こくのある旨味を有するの
で、着色を好まない食品の調味料として優れている。
【0017】
【実施例】次に実施例を挙げて説明する。
【0018】実施例1 脱脂大豆10kgに12リットルの水を加え、1時間混合
後、高圧蒸煮缶(NK缶)にて、蒸煮圧力1.5kg/cm
2 で10分間蒸煮を行った。脱圧後、温水25リットル
を加え、80℃になる様に調節し、20分間攪拌し、可
溶部の液を捨てた。更にこの洗浄を2回繰り返した。こ
の水洗蒸煮大豆に加工小麦〔日清製粉(株)製;こうじ
むぎST)30kgを加え、種麹と共に混合し、製麹を行
った。斯くして得られた麹を冷塩水と共に仕込み、仕込
み直後10℃、1ケ月後に25℃とし、3ケ月間醸造
し、きわめて色の淡い本醸造醤油を得た。
後、高圧蒸煮缶(NK缶)にて、蒸煮圧力1.5kg/cm
2 で10分間蒸煮を行った。脱圧後、温水25リットル
を加え、80℃になる様に調節し、20分間攪拌し、可
溶部の液を捨てた。更にこの洗浄を2回繰り返した。こ
の水洗蒸煮大豆に加工小麦〔日清製粉(株)製;こうじ
むぎST)30kgを加え、種麹と共に混合し、製麹を行
った。斯くして得られた麹を冷塩水と共に仕込み、仕込
み直後10℃、1ケ月後に25℃とし、3ケ月間醸造
し、きわめて色の淡い本醸造醤油を得た。
【0019】実施例2 脱脂大豆20kgに24リットルの水を加え、1時間混合
後、高圧蒸煮缶(NK缶)にて、蒸煮圧力1.0kg/cm
2 で6分間蒸煮を行った。脱圧後、水80リットルを加
え、30分間攪拌し、可溶部の液を捨てた後、更に水1
00リットルを加え、同様の処理を2回繰り返した後、
蒸煮圧力1.0kg/cm2 にて5分間蒸煮を行った。この
水洗蒸煮大豆に炒麦75kgを加え、種麹と共に混合し、
製麹を行い、実施例1と同様の方法で3ケ月間醸造し
て、きわめて色の淡い本醸造醤油を得た。
後、高圧蒸煮缶(NK缶)にて、蒸煮圧力1.0kg/cm
2 で6分間蒸煮を行った。脱圧後、水80リットルを加
え、30分間攪拌し、可溶部の液を捨てた後、更に水1
00リットルを加え、同様の処理を2回繰り返した後、
蒸煮圧力1.0kg/cm2 にて5分間蒸煮を行った。この
水洗蒸煮大豆に炒麦75kgを加え、種麹と共に混合し、
製麹を行い、実施例1と同様の方法で3ケ月間醸造し
て、きわめて色の淡い本醸造醤油を得た。
【0020】実施例3 大豆10kgを水に浸漬し、4時間吸水させた後、水切り
を行い、高圧蒸煮缶(NK缶)にて蒸煮圧力1.5kg/
cm2 で10分間蒸煮処理を施した。脱圧後、温水30リ
ットルを加え、60℃になる様に温度を調節し、30分
間回転攪拌した後、可溶部の液を除去した。更に温水4
0リットルを加え、同様の洗浄処理を2回繰り返した
後、加工小麦〔日清製粉(株)製;こうじむぎST〕4
0kgを加え、種麹と共に混合し製麹した。斯くして得ら
れた麹を、実施例1と同様の方法で3ケ月間醸造を行
い、きわめて色の淡い本醸造醤油を得た。
を行い、高圧蒸煮缶(NK缶)にて蒸煮圧力1.5kg/
cm2 で10分間蒸煮処理を施した。脱圧後、温水30リ
ットルを加え、60℃になる様に温度を調節し、30分
間回転攪拌した後、可溶部の液を除去した。更に温水4
0リットルを加え、同様の洗浄処理を2回繰り返した
後、加工小麦〔日清製粉(株)製;こうじむぎST〕4
0kgを加え、種麹と共に混合し製麹した。斯くして得ら
れた麹を、実施例1と同様の方法で3ケ月間醸造を行
い、きわめて色の淡い本醸造醤油を得た。
【0021】実施例4 脱脂大豆10kgに12.5リットルの水を加え、30分
間混合後、高圧蒸煮缶(NK缶)にて蒸煮圧力1.2kg
/cm2 で15分間蒸煮を行った。脱圧後、温水50リッ
トルを加え、65℃になる様に温度を調節し、20分間
攪拌後、可溶部の液を捨て、更にこの洗浄を2回繰り返
した。この水洗蒸煮大豆に加工小麦〔日清製粉(株)
製;こうじむぎST〕40kgを加え、製麹を行った。斯
くして得られた麹を実施例1と同様の方法で仕込み、2
ケ月間醸造を行った。これを圧搾、火入れして得た醤油
に、活性炭〔武田薬品工業(株)製;タケコール W−
50〕を1%(重量/容量)添加し、1時間攪拌して脱
色した後、ケイソウ土を1%(重量/容量)添加し、濾
過して、きわめて淡色の本醸造醤油を得た。
間混合後、高圧蒸煮缶(NK缶)にて蒸煮圧力1.2kg
/cm2 で15分間蒸煮を行った。脱圧後、温水50リッ
トルを加え、65℃になる様に温度を調節し、20分間
攪拌後、可溶部の液を捨て、更にこの洗浄を2回繰り返
した。この水洗蒸煮大豆に加工小麦〔日清製粉(株)
製;こうじむぎST〕40kgを加え、製麹を行った。斯
くして得られた麹を実施例1と同様の方法で仕込み、2
ケ月間醸造を行った。これを圧搾、火入れして得た醤油
に、活性炭〔武田薬品工業(株)製;タケコール W−
50〕を1%(重量/容量)添加し、1時間攪拌して脱
色した後、ケイソウ土を1%(重量/容量)添加し、濾
過して、きわめて淡色の本醸造醤油を得た。
【0022】実施例5 脱脂大豆10kgに対して水を12リットル加え、1時間
混合後、高圧蒸煮缶(NK缶)にて蒸煮圧力1.5kg/
cm2 で10分間蒸煮を行った。脱圧後、水を30リット
ル加え、20分間攪拌後、可溶部の液を捨て、更に水3
0リットルを加え、同様の操作を行った。この水洗蒸煮
大豆に加工小麦〔日清製粉(株)製;こうじむぎST〕
を40kg加え、種麹と共に混合し製麹を行った。斯くし
て得られた麹を冷塩水と共に仕込み、仕込み直後を10
℃とし、1ケ月後に25℃に昇温させ、醸造を3ケ月間
行った。
混合後、高圧蒸煮缶(NK缶)にて蒸煮圧力1.5kg/
cm2 で10分間蒸煮を行った。脱圧後、水を30リット
ル加え、20分間攪拌後、可溶部の液を捨て、更に水3
0リットルを加え、同様の操作を行った。この水洗蒸煮
大豆に加工小麦〔日清製粉(株)製;こうじむぎST〕
を40kg加え、種麹と共に混合し製麹を行った。斯くし
て得られた麹を冷塩水と共に仕込み、仕込み直後を10
℃とし、1ケ月後に25℃に昇温させ、醸造を3ケ月間
行った。
【0023】比較例1 脱脂大豆10kgに水30リットルを加え、20分間攪拌
後、可溶部の液を除き、更に水30リットルにて水洗
し、圧搾して可溶部液と分離した残渣に1.2倍量の温
水を加え、高圧蒸煮缶(NK缶)にて、1.5kg/cm2
で10分間蒸煮を行い、実施例6と同様に製麹、仕込
み、醸造を行った。
後、可溶部の液を除き、更に水30リットルにて水洗
し、圧搾して可溶部液と分離した残渣に1.2倍量の温
水を加え、高圧蒸煮缶(NK缶)にて、1.5kg/cm2
で10分間蒸煮を行い、実施例6と同様に製麹、仕込
み、醸造を行った。
【0024】実施例1〜5及び比較例1の方法における
糖類除去率と得られる醤油の色度及びTNとの関係を表
1に示す。尚糖類除去率、全糖重量は下記により求め
た。
糖類除去率と得られる醤油の色度及びTNとの関係を表
1に示す。尚糖類除去率、全糖重量は下記により求め
た。
【0025】
【数1】糖類除去率:(洗浄水中の全糖重量)/(原料
中の全糖重量)×100
中の全糖重量)×100
【0026】全糖重量:「しょうゆ試験法」(財団法人
日本醤油研究所編集、昭和60年発行)第47頁に記
載の方法により、試料を塩酸にて加水分解し、中和後、
ソモギー・ネルソン法〔Journal of Bio
logical Chemistry 153,375
(1944)〕により還元糖を求め全糖分の値とした。
日本醤油研究所編集、昭和60年発行)第47頁に記
載の方法により、試料を塩酸にて加水分解し、中和後、
ソモギー・ネルソン法〔Journal of Bio
logical Chemistry 153,375
(1944)〕により還元糖を求め全糖分の値とした。
【0027】
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 藤澤 茂実 埼玉県入間郡大井町鶴ケ岡5丁目3番1 号 日清製粉株式会社 生産技術研究所 内 (72)発明者 岸 圭一 東京都中央区日本橋小網町19番12号 日 清製粉株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−134063(JP,A) 特開 平5−123132(JP,A) 特許79683(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/238 A23L 1/202
Claims (3)
- 【請求項1】 大豆原料を蒸煮した後、該原料中の糖類
の30重量%以上が除去されるまで水洗して得た大豆原
料と、熱変性した炭水化物原料を用い、本醸造方式によ
って製麹及び醸造を行うことを特徴とする淡色本醸造醤
油の製造法。 - 【請求項2】 醸造後、更に活性炭処理することを特徴
とする請求項1記載の淡色本醸造醤油の製造法。 - 【請求項3】 JAS分析法による醤油色度が40番以
上で、かつ全窒素含量が1.0%以上の醤油を得ること
を特徴とする請求項1又は2記載の淡色本醸造醤油の製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17436093A JP3274543B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 淡色本醸造醤油の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17436093A JP3274543B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 淡色本醸造醤油の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731410A JPH0731410A (ja) | 1995-02-03 |
JP3274543B2 true JP3274543B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=15977268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17436093A Expired - Fee Related JP3274543B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 淡色本醸造醤油の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3274543B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113575914A (zh) * | 2021-08-05 | 2021-11-02 | 长沙老谭味道食品有限公司 | 一种白酱油及其制备方法 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP17436093A patent/JP3274543B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0731410A (ja) | 1995-02-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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