JP3274304B2 - 時刻改ざんチェック機能を備えたサマータイム機能付きタイムレコーダ - Google Patents

時刻改ざんチェック機能を備えたサマータイム機能付きタイムレコーダ

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JP3274304B2 JP32133994A JP32133994A JP3274304B2 JP 3274304 B2 JP3274304 B2 JP 3274304B2 JP 32133994 A JP32133994 A JP 32133994A JP 32133994 A JP32133994 A JP 32133994A JP 3274304 B2 JP3274304 B2 JP 3274304B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サマータイム(英語
名:Daylight Saving Time)機能
を備えたタイムレコーダに関し、具体的には、サマータ
イムの開始日とか終了日、及び、切換時刻の設定パラメ
ータを不正に変更して勤怠データを入力する時刻改ざん
の事実を、的確にチェックすることができる時刻改ざん
チェック機能を備えたサマータイム機能付きタイムレコ
ーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】不正操作による時刻改ざんをチェックす
ることができる改ざんチェック機能付きタイムレコーダ
に関しては、例えば、本件出願人による特願平5−32
6326号とか、特願平6−228943号の各出願に
見られるものが存在するが、これ等各出願に記載されて
いるものは、いずれも、全て内部時計の日時を直接変更
して時刻改ざんを行うことに対するもの、つまり、内部
時計の設定操作に係るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、サマータイ
ムの開始日と終了時、及び、切換時刻を設定パラメータ
に変更可能な状態で登録したサマータイム機能付きタイ
ムレコーダの場合は、上記の内部時計を不正に設定操作
しなくても、簡単に時刻改ざんが行える問題があった。
【0004】即ち、上記のサマータイム機能付きタイム
レコーダの場合は、内部時計を1時間進める「開始日
時」と、1時間戻す「終了日時」とを設定パラメータに
登録しているため、この設定パラメータを例えば現在日
時の1分前に不正に変更し、1分経過してサマータイム
機能が働いて1時間進んだり、或は、1時間遅れたりし
た後に、勤怠データを入力すれば、本来の時刻とは異な
る時刻が不正に入力されてしまう問題があった。
【0005】従って本発明の技術的課題は、内部時計の
設定操作ではなく、サマータイム用のパラメータ設定操
作による時刻改ざんの不正を的確にチェックして、この
改ざんの事実を記録に残すことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】サマータイムの開始日と終了日、及び、切
換時刻を夫々変更できるように、これ等の各データを設
定パラメータに登録して成るサマータイム機能付きタイ
ムレコーダに於いて、
【0008】(1) 上記の開始日と終了日、及び、切
換時刻のいずれかを変更した時点から予め定めた時間が
経過していないことを第1の条件とし、内部時計がサマ
ータイムでない状態から所定時間進んでサマータイムに
入った場合、或は、サマータイム中から所定時間戻って
サマータイムでなくなった場合を第2の条件として、こ
れ等第1の条件と第2の条件の両方が満足されているか
否かを判定する条件判定手段と、この条件判定手段が上
記の第1の条件と第2の条件の両方が満足されていると
判断した場合に限り、勤怠データが入力されると時刻改
ざんの記録を残す時刻改ざん記録手段とを備えること。
【0009】(2) 設定パラメータに登録されている
サマータイムの開始日と終了日、及び、切換時刻のいず
れかを変更した時点から、予め定めた時間が経過してい
ないことを第1の条件とし、この第1の条件が満足され
ている時に、内部時計がサマータイムでない状態から所
定時間進んでサマータイムに入った場合は、データメモ
リに記憶されている時間差に所定時間を加算する一方、
サマータイム中から所定時間戻ってサマータイムでない
状態になった場合は、上記データメモリに記憶されてい
る時間差に所定時間を減算し、且つ、この時間差がゼロ
でないことを第2の条件として、これ等第1の条件と第
2の条件の両方が満足されているか否かを判定する条件
判定手段と、この条件判定手段が第1の条件と第2の条
件の両方が満足されていると判断した場合に限り、勤怠
データが入力されると時刻改ざんの記録を残す時刻改ざ
ん記録手段を備えること。
【0010】(3) 内部時計の現在日付が、設定パラ
メータに登録されているサマータイムの開始日と終了
日、及び、切換時刻のいずれかを変更した時点での内部
時計の日付と同じであることを第1の条件とすること。
【0011】
【作用】上記(1),(2),(3)で述べた各手段は
以下の如く作用する。
【0012】上記(1)で述べた手段によれば、例えば
予め定めた時間=8時間とした場合に、サマータイムの
設定パラメータを変更した時点から8時間以内にサマー
タイム機能が働いて、内部時計が1時間進んだり、或
は、1時間戻ったりした場合は、これを時刻改ざんとみ
なして勤怠データの入力時に改ざんの記録を残し、改ざ
んの事実を明らかにすることを可能にする。
【0013】即ち、サマータイムの開始日と終了日は各
々の国によって異なるが、日曜日等の休日であることは
間違いなく、また、サマータイムに切換える時刻は午前
0時とか、午前2時と云った深夜、つまり、従業員が会
社等にいない時間帯に設定され、更に、これ等開始日と
終了日、及び、切換時刻は、その年の設定を予め余裕を
持って登録しておくものであって、決してサマータイム
切換の当日に設定パラメータの登録を行うことはないか
ら、従って、上述した第1の条件と第2の条件の両方が
満足されている状態で勤怠データが入力された場合は、
これを時刻改ざんとみなすことができるのである。
【0014】上記(2)で述べた手段によれば、上記
(1)に付いて述べた作用に加えて、時刻改ざん後、正
しい時刻に戻した場合に付いては、時刻改ざんとみなさ
ないようにすることを可能にする。
【0015】即ち、例えば現在日=10月19日、2
0:59の時に、サマータイムの開始日=10月19
日、終了日=12月30日、切換時刻=21:00と設
定すると、1分後の21:00には1時間進んで22:
00となり、この時、時間差=1時間であるため退勤デ
ータを入力すれば時刻改ざんとなって、不正データが記
録されることになるが、その後サマータイムの開始日=
4月1日、終了日=10月19日、切換時刻=22:0
1と設定し直すと、1分後の22:01には1時間戻っ
て正しい時刻の21:01となり、この時、時間差=0
であるため、この時点で退勤データを入力しても改ざん
扱いにはならないようにすることができる。
【0016】上記(3)で述べた手段によれば、上記
(1)と(2)で述べた手段に比較して、実現手段をよ
り簡略化することを可能にする。
【0017】即ち、第1の条件を判定するに当って、予
め定めた時間(例えば8時間)を測定する代りに、日付
同士を比較するという極めて簡単な手段で改ざんのチェ
ックが可能となるものであって、チェックの有効期間が
設定パラメータを変更したその日1日限りであるから、
上記(1)と(2)で述べた手段に比較してチェックが
大まかになるが、実用上はこれで充分に機能する。
【0018】以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
【0019】
【実施例】以下に、上述した本発明に係る時刻改ざんチ
ェック機能を備えたサマータイム機能付きタイムレコー
ダの好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明す
る。
【0020】図1は本発明を実施したタイムレコーダの
外観を示した斜視図であって、図中1は電子式のタイム
レコーダ、1aは図10に示した如きタイムカードTC
を差込み自在に構成したカードポケット、2は現在の日
時等を表示する表示器で、符号3で全体的に示したのは
エンターキー3Eを含むテンキー3aと、出勤時にON
する出勤キー3bと、退勤時にONする退勤キー3c、
及び、モード切換専用のカギ穴3dとから成るキーボー
ドで、このカギ穴3dに専用のカギ(図示せず)を差込
んでパラメータの設定モードに切換えると、図2に示し
たデータメモリ(RAM7)に登録されているサマータ
イムの開始日と終了日、及び、切換時刻の全部又は一部
を設定(変更)できる仕組に成っている。
【0021】尚、図面に於いて4aと4bは出勤キー3
bと退勤キー3cに設けた表示ランプを示す。
【0022】図2は上述したタイムレコーダ1の電気的
構成を説明したブロック図であって、制御部の中心を成
すCPU5に接続したバスBUSには、システムプログ
ラムを格納したROM6と、サマータイムの設定パラメ
ータとか就業データ、或は、時刻データとか後述する時
刻改ざん記録等を記憶するデータメモリRAM7と、内
部時計8と、タイマ装置9と、インターフェイス回路1
0が接続され、更にこのインターフェイス回路10に
は、上述した表示器2とキーボード3に加えて、表示ラ
ンプ4a,4aを含むキーのランプ4と、就業データと
か時刻改ざんマーク、或は、改ざん履歴等を印字する印
字装置11と、必要に応じて各種の注意事項とか伝達事
項等を発音する発音装置12が接続されていて、夫々が
CPU5の監視の下でROM6に格納されたシステムプ
ログラムに従って制御作動されるように構成されてい
る。
【0023】次に、専用のカギを上記のカギ穴3dに差
込んで設定モードに切換えることによって、ROM6に
格納されているプログラムに従って実行されるサマータ
イム用パラメータの設定操作、具体的には、本発明の請
求項1と2を実施する場合に於けるサマータイムの開始
日と終了日、及び、切換時刻の設定操作(変更操作)の
処理手順を、図3に示したフローチャートに従って説明
する。
【0024】始めのステップS1ではキー操作による入
力が待たれ、サマータイムの開始日を設定(変更)する
場合は、上述した出勤キー3bをONすると、これがス
テップS2で検出されるが、開始日を設定しない場合は
次のステップS3に進んで同じくサマータイムの終了日
を設定(変更)するか否か、即ち、上述した退勤キー3
cがONされたか否かが判定され、終了日を設定しない
場合は次のステップS4に進んでこのまま設定操作を終
えるか否か、即ち、上述したエンターキー3EがONさ
れたか否かが判定され、エンターキー3EがONされる
と次のステップS5に進んでタイマ装置9を例えば8時
間にセットし、次いで、ステップS6に進んでタイマ装
置9を起動して処理を終えるが、上記のステップS4で
エンターキー3EをONしなかった場合は、再び始めの
ステップS1に戻って処理を繰返す。
【0025】また、上記のステップS2で出勤キー3b
がONされていた場合、即ち、サマータイムの開始日を
設定する場合には、ステップS7に進んで数字キー(テ
ンキー3a)による入力が待たれ、開始日がキー入力さ
れると次のステップS8に進んでこれを登録するか否か
が判定されて、エンターキー3EをONするとステップ
S9に進んでキー入力された開始日をRAM7に登録し
て再び始めのステップS1に戻るが、ステップS8でエ
ンターキー3EがONされない場合は、再びステップS
7に戻ってキー入力を待つ仕組に成っている。
【0026】更に上記のステップS3で退勤キー3cが
ONされていた場合、つまり、サマータイムの終了日を
設定する場合は、ステップS10に進んで数字キー(テ
ンキー3a)による終了日の入力が待たれ、終了日がキ
ー入力されると次のステップS11に進んでこれを登録
するか否かが判定されて、エンターキー3EをONする
とステップS12に進んでキー入力された終了日がRA
M7に登録されて、次のステップS13に進む。
【0027】ステップS13では、数字キー(テンキー
3a)による切換時刻の入力が待たれ、切換時刻がキー
入力されると次のステップS14に進んでこれを登録す
るか否かが判定され、エンターキー3EをONするとス
テップS15に進んでキー入力された切換時刻がRAM
7に登録され、その後、始めのステップS1に戻る。
【0028】尚、上述したステップS11とS14でエ
ンターキー3EがONされない場合は、再びステップS
10又はS13に戻ってキー入力が待たれる仕組に成っ
ている。
【0029】図4は、ROM6に格納されているシステ
ムプログラムに従って1分ごとに起動するバックグラン
ド処理の内容を説明したフローチャートであって、特
に、前述した請求項1に記載した発明を実施する場合に
使用される。
【0030】即ち、始めのステップS16では設定パラ
メータ(RAM7)に登録されたサマータイムの開始日
と終了日及び切換時刻に従って、現在がサマータイム期
間中であるか否かが判定され、ステップS17でサマー
タイム期間中であると判定すると、次のステップS18
に進んでサマータイムフラグのON/OFF状態を判定
し、サマータイムフラグがOFFの場合は、次のステッ
プS19に進む。
【0031】ステップS19では内部時計8を1時間進
め、ステップS20でサマータイムフラグをONし、次
いで、ステップS21でタイマ装置9が起動しているか
否かを判定して、起動している場合は、前記請求項1に
記載した第1と第2の条件が満たされているため、ステ
ップS22に進んで改ざんフラグをオンにして処理を終
えるが、起動していない場合、或は、タイムアウトの場
合は、上記第1の条件が満たされていないため、改ざん
フラグをオンせずにそのまま処理を終える。
【0032】一方、上記のステップS17で現在はサマ
ータイム中でないと判定した場合は、ステップS23に
進んでサマータイムフラグのON/OFF状態が判定さ
れ、サマータイムフラグがONの場合はステップS24
で内部時計8を1時間戻し、次のステップS25でサマ
ータイムフラグをOFFにした後、上述したステップS
21に進んでタイマ装置9の起動状態が判定され、起動
している場合は請求項1に記載した第1と第2の条件が
満足されているため、改ざんフラグをONして処理を終
える。
【0033】また、上述したステップS18でサマータ
イムフラグがONしている場合、及び、ステップS23
で同じくサマータイムフラグがOFFになっている場合
は、ステップS26に進んでタイマ装置9の起動状態が
判定され、起動していない場合、又は、タイムアウトの
場合は次のステップS27に進んで改ざんフラグをOF
Fにして処理を終えるが、起動している場合はそのまま
処理を終える。
【0034】図5は出退勤時に於ける本発明(特に請求
項1)の処理動作を説明したフローチャートであって、
始めのステップS31で出勤キー3b又は退勤キー3c
のONによって出退勤のいずれかの処理であるかが判定
され、次いで、ステップS32でタイムカードTCがタ
イムレコーダ1に挿入されると、ステップS33に進ん
で内部時計8より現在時刻を得て、次のステップS34
でこれから印字する印字用データ(出勤データ又は退勤
データ)に対して現在時刻をセットした後、次のステッ
プS35に進む。
【0035】ステップS35では改ざんフラグのON/
OFF状態が判定され、ONしている場合はステップS
36に進んでタイムカードTCに印字する出勤又は退勤
の印字用データに対して改ざんマークPM(図10参
照)を付加し、次いで、ステップS37に進んで同じく
上記の印字用データに絶対時刻PT(図10参照)を付
加して次のステップS38に進む。
【0036】尚、この場合の絶対時刻とは、図4のステ
ップS19又はS24によるサマータイム機能が動作し
なかったと仮定した場合の内部時計8の現在時刻であっ
て、印字する現在時刻よりも1時間遅れた(ステップS
19に対応)又は、1時間進んだ(ステップS24に対
応)値となる。
【0037】ステップS38では、差込まれたタイムカ
ードTCの印字欄位置を求め、次いでステップS39に
進んで上述した各印字用データを図10に示す如くタイ
ムカードTCの所定印字欄に印字し、最後にステップS
40でタイムカードTCをカードポケット1aに排出し
て処理を終える。
【0038】一方、上記のステップS35で改ざんフラ
グがOFFであると判定された場合は、ステップS41
に進んで遅刻、早退、残業の種別を判定して、次のステ
ップS42で遅刻、早退、残業のいずれかであると判定
された場合には、ステップS43に進んで印字用データ
にこれ等判定結果の文字を付加して前述したステップS
38に進むが、ステップS42で遅刻、早退、残業のい
ずれでもないと判定された場合には、そのままステップ
S38に進んでタイムカードTCへの勤怠データ印字が
成される。
【0039】図6は、前述した請求項2に記載した発明
に関するバックグランド処理の手順を説明したフローチ
ャートを示したものである。
【0040】このフローチャートによれば、内部時計8
がサマータイムでない状態から所定時間進んでサマータ
イム中に入った場合は、ステップS50からステップS
54まで前述した図4に示したステップS16からステ
ップS20の処理と同じ処理を行った後、ステップS5
5でタイマ装置9が起動しているか否かが判定され、起
動している場合には、ステップS56に進んでデータメ
モリ(RAM7)に記憶されている時間差に例えば+1
時間して新たな時間差を算出した後、処理を終えるが、
ステップS55でタイマ装置9が起動していない場合、
又は、タイムアウトと判定した場合は、そのまま新たな
時間差を算出せずに処理を終える。
【0041】また、内部時計8がサマータイム中から所
定時間戻ってサマータイムでない状態に戻った場合も、
前述した図4に示したステップS23,S24,S25
と同じステップS57,S58,S59の各処理を行っ
た後、ステップS60でタイマ装置9が起動しているか
否かが判定され、起動していない場合、又は、タイムア
ウトと判定された場合は、そのまま処理を終え、起動し
ている場合はステップS61に進んでデータメモリ(R
AM7)に記憶されている時間差を例えば−1時間して
新たな時間差を算出した後、処理を終える。
【0042】尚、上述したステップS52でサマータイ
ムフラグがONしていると判定した場合、及び、同じく
ステップS57でサマータイムフラグがOFFであると
判定した場合は、ステップS62に進んでタイマ装置9
が起動しているか否かが判定され、起動している場合は
そのまま処理を終え、起動していない場合、又は、タイ
ムアウトの場合は、ステップS63に進んでデータメモ
リ(RAM7)に記憶されている時間差を0にして処理
を終える。
【0043】図7に示したフローチャートに於いて、ス
テップS65からステップS77の処理は、出退勤時に
於ける本発明(請求項2)の処理動作を説明したもので
あって、これ等の処理はステップS69の処理を除いて
全て前述した図5で説明した請求項1に関する処理手順
と同じであるため、その説明は省略する。
【0044】尚、上述したステップS69では、前述し
たステップS56及びステップS61で算出された新た
な時間差が判定され、この時間差が0以外の場合は、請
求項2に記載した第1と第2の各条件が満たされたもの
としてステップS70以降の改ざん記録を残す処理が実
行されるが、時間差が0の場合は改ざん記録を残さない
仕組に成っている。
【0045】また、ステップS71に於ける絶対時刻と
は、サマータイム機能が動作しなかったと仮定した場合
の内部時計8の現在時刻であって、絶対時刻=内部時計
の現在時刻−時間差、から算出される。
【0046】図8に示したフローチャートに於いて、ス
テップS80からステップS93までの各処理は、本発
明の請求項3を実施する場合に於けるパラメータの設定
操作に関する処理手順を説明したフローチャートであっ
て、その内容はステップS84を除いて全て前記図3で
説明した請求項1と2に関するフローチャートの処理手
順と同一であるから、ここではステップS84に付いて
のみ説明する。
【0047】ステップS84では、タイマ装置9を起動
する代りに、内部時計8の日付を設定時の日付としてデ
ータメモリ(RAM7)に記憶しておく。
【0048】図9は、上述した本発明の請求項3に記載
した発明に関するバックグランド処理の内容を説明した
フローチャートであって、ステップS100からステッ
プS104で行われる内部時計8がサマータイムでない
状態からサマータイム中になる場合の処理手順と、同じ
くステップS107からステップS109の間で行われ
る内部時計8がサマータイム中からサマータイムでない
状態になる場合の処理手順は、全て図4及び図6のフロ
ーチャートに示した手順と同じであるから、その説明は
省略して、ここではステップS105とS106、及
び、ステップS110以降の処理に付いてのみ説明す
る。
【0049】即ち、内部時計8がサマータイムでない状
態からサマータイム中になった場合には、図8のステッ
プS84にてデータメモリ(RAM7)に記憶された設
定時の日付が内部時計8の現在日付と同一であるか否か
がステップS105で判定され、同一である場合はステ
ップS106に進んでデータメモリ(RAM7)に記憶
されている時間差に例えば+1時間して新たな時間差を
算出した後、処理を終えるが、ステップS105で上記
の設定時の日付が内部時計8の現在日付と異なると判定
した場合は、新たな時間差を算出せずにそのまま処理を
終える。
【0050】一方、内部時計8がサマータイム中から所
定時間戻ってサマータイムでない状態に戻った場合に
も、ステップS110で上記の設定時の日付が内部時計
8の現在日付と同一であるか否かが判定され、同一であ
る場合はステップS111に進んでデータメモリ(RA
M7)に記憶されている時間差を例えば−1時間して新
たな時間差を算出した後、処理を終えるが、内部時計8
の現在日付と異なると判定した場合は、新たな時間差を
算出せずにそのまま処理を終える。
【0051】更に、ステップS102でサマータイムフ
ラグがONしていると判定された場合、及び、ステップ
S107でサマータイムフラグがOFFであると判定さ
れた場合は、ステップS112に進んで上述した設定日
が内部時計8の現在日付と同一であるか否かが判定さ
れ、同一でない場合はステップS113に進んでデータ
メモリ(RAM7)に記憶されている時間差を0にして
処理を終えるが、設定日と内部時計8の日付が同一の場
合はそのまま処理を終える。
【0052】尚、この請求項3の実施例に於ける出退勤
の入力操作の処理手順は、前記図7に示したものと同一
であるのでその説明を省略する。
【0053】図10は本発明によって印字処理されたタ
イムカードTCの一部破断正面図であって、この図面に
於いてPAは出勤印字データ、PBは退勤印字データ、
PHは改ざんマークPMを付した改ざんされた退勤印字
データ、PTは本来の時刻を意味する絶対時刻であり、
更に、図11は本発明の全体構成を説明したブロック図
である。
【0054】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る時刻改
ざんチェック機能を備えたサマータイム機能付きタイム
レコーダによれば、サマータイムの開始日と終了日、及
び、切換時刻の設定パラメータを不正に変更して、本来
の時刻と異なる時刻で勤怠データを入力処理した場合に
は、その不正を検知して記録に残すことができるため、
従業員又は管理者等による時刻改ざんの不正を正確に把
握して、就業管理上の規律を徹底させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る時刻改ざんチェック機能を備えた
サマータイム機能付きタイムレコーダの実施例を示した
外観図である。
【図2】図1に示したタイムレコーダの電気的構成を説
明したブロック図である。
【図3】請求項1と2の発明に於けるサマータイムのパ
ラメータ設定操作の処理手順を説明したフローチャート
である。
【図4】請求項1の発明に於けるバックグランド処理の
手順を説明したフローチャートである。
【図5】請求項1の発明に於ける出退勤の入力操作に関
する処理手順を説明したフローチャートである。
【図6】請求項2の発明に於けるバックグランド処理の
手順を説明したフローチャートである。
【図7】請求項2の発明に於ける出退勤の入力操作に関
する処理手順を説明したフローチャートである。
【図8】請求項3の発明に於けるサマータイムのパラメ
ータ設定操作の処理手順を説明したフローチャートであ
る。
【図9】請求項3の発明に於けるバックグランド処理の
手順を説明したフローチャートである。
【図10】本発明に係るタイムレコーダによって印字処
理されたタイムカードの一部を破断して示した正面図で
ある。
【図11】本発明の全体構成を説明したブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 タイムレコーダ 3 キーボード 7 RAM(データメモリ) 8 内部時計 9 タイマ装置 11 印字装置 TC タイムカード PM 改ざんマーク PT 絶対時刻
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−328695(JP,A) 特開 昭64−53289(JP,A) 特開 平6−202757(JP,A) 特開 平2−54320(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07C 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サマータイムの開始日と終了日、及び、
    切換時刻を夫々変更できるように、これ等の各データを
    設定パラメータに登録して成るサマータイム機能付きタ
    イムレコーダに於いて、 上記の開始日と終了日、及び、切換時刻のいずれかを変
    更した時点から予め定めた時間が経過していないことを
    第1の条件とし、内部時計がサマータイムでない状態か
    ら所定時間進んでサマータイムに入った場合、或は、サ
    マータイム中から所定時間戻ってサマータイムでなくな
    った場合を第2の条件として、これ等第1の条件と第2
    の条件の両方が満足されているか否かを判定する条件判
    定手段と、この条件判定手段が上記の第1の条件と第2
    の条件の両方が満足されていると判断した場合に限り、
    勤怠データが入力されると時刻改ざんの記録を残す時刻
    改ざん記録手段とを備えて成ることを特徴とする時刻改
    ざんチェック機能を備えたサマータイム機能付きタイム
    レコーダ。
  2. 【請求項2】 設定パラメータに登録されているサマー
    タイムの開始日と終了日、及び、切換時刻のいずれかを
    変更した時点から、予め定めた時間が経過していないこ
    とを第1の条件とし、この第1の条件が満足されている
    時に、内部時計がサマータイムでない状態から所定時間
    進んでサマータイムに入った場合は、データメモリに記
    憶されている時間差に所定時間を加算する一方、サマー
    タイム中から所定時間戻ってサマータイムでない状態に
    なった場合は、上記データメモリに記憶されている時間
    差から所定時間を減算し、且つ、この時間差がゼロでな
    いことを第2の条件として、これ等第1の条件と第2の
    条件の両方が満足されているか否かを判定する条件判定
    手段と、この条件判定手段が第1の条件と第2の条件の
    両方が満足されていると判断した場合に限り、勤怠デー
    タが入力されると時刻改ざんの記録を残す時刻改ざん記
    録手段を備えてなることを特徴とする時刻改ざんチェッ
    ク機能を備えたサマータイム機能付きタイムレコーダ。
  3. 【請求項3】 内部時計の現在日付が、設定パラメータ
    に登録されているサマータイムの開始日と終了日、及
    び、切換時刻のいずれかを変更した時点での内部時計の
    日付と同じであることを第1の条件としたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の時刻改ざんチェック機能を備
    えたサマータイム機能付きタイムレコーダ。
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