JP3226730B2 - 時刻改ざんチェック機能付き時間管理装置 - Google Patents

時刻改ざんチェック機能付き時間管理装置

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JP3226730B2
JP3226730B2 JP22894394A JP22894394A JP3226730B2 JP 3226730 B2 JP3226730 B2 JP 3226730B2 JP 22894394 A JP22894394 A JP 22894394A JP 22894394 A JP22894394 A JP 22894394A JP 3226730 B2 JP3226730 B2 JP 3226730B2
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雅幸 望月
裕貞 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイムレコーダとか駐
車料金精算機、或は、遊技場利用料金精算機と云った内
部時計の日時を基準にして就業データを演算したり、料
金を精算したりする各種の時間管理装置で利用されるも
のであって、具体的には、内部時計を不正に変更してデ
ータを入力した時刻改ざんの事実を的確にチェックする
ことができる時刻改ざんチェック機能付き時間管理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイムレコーダを始めとする従来の時間
管理装置では、例えば特開平4−10093号公報に見
られるように機体にモード切換用のキースイッチ(カギ
穴)が設けられていて、このキースイッチに専用のカギ
を差込んで時刻設定モードに合せると、内部時計を設定
操作できる仕組に成っており、従って、専用のカギを持
つ管理者のみが内部時計の日時を変更でき、一般者には
変更できないように構成されている。
【0003】また、時間管理に必要な時刻の入力を忘れ
た者に対しては、例えば実開昭63−155573号公
報に見られるように、同様にモード切換用のキースイッ
チを専用のカギを用いてデータ修正操作モードに合せ
て、管理者が出退勤の時刻とか入庫時刻、或は、ゲーム
開始時刻等を数値キーにて入力することにより、内部時
計の時刻を変更せずに修正データを入力できるように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般者が管
理者の持っている専用のカギを盗み出して合カギを作
り、日々の出退勤とか入庫等に際して内部時計の時刻を
勝手に変更し、タイムカードの不正入力とか不正駐車を
する問題があり、更に、管理者自身が不正をして、例え
ば遅刻し且つ意図的に出勤時刻の入力を行わなかった者
に対して、データ修正操作モードを用いずに内部時計の
時刻を遅刻でない時刻に変更してから、その者のタイム
カードを差込んで出勤時刻を不正に入力してしまう場合
もあった。
【0005】また、特開平1−150993号公報に見
られるように、暗証番号を入力してからでないと内部時
計の時刻変更ができないようにして、上記カギの不正使
用を防止することも考えられたが、管理者に対して暗証
番号を知らせない場合には、内部時計の誤差の修正を管
理者に任せることができなくなるので、経営者にとって
煩わしくて負担が著しく増大する問題があり、この暗証
番号を管理者に知らせた場合には、上述した管理者によ
る不正入力が予想されるから、いずれにしても内部時計
の不正修正を完全に防止することは不可能であり、その
対策が望まれていた。
【0006】従って本発明の技術的課題は、一般者又は
管理者による時刻改ざんの不正入力が行われた場合に、
その事実を記録して経営者等が後でチェックできるよう
にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】内部時計の日時を基準にして時間管理を行
う時間管理装置に於いて、
【0009】(1) 内部時計の現在日時と絶対日時と
の差を日時差としてデータメモリに記憶する日時差記憶
手段と、内部時計の日時が変更された時に、変更前の日
時とデータメモリに記憶されている日時差から絶対日時
を求め、且つ、変更後の日時とこの絶対日時との差を新
たな日時差としてデータメモリに記憶する日時差書き換
え手段と、データが入力される都度データメモリに記憶
されている日時差を調べ、その日時差の絶対値が予め設
定されている基準時間以上の場合に、時刻改ざんの記録
を残す時刻改ざん記録手段とを備えること。
【0010】(2) 時刻改ざんの記録を残す時刻改ざ
ん記録手段が、差込まれたタイムカードの時刻改ざんが
あった印字欄の部分に、時刻改ざんがあったことを目視
確認することができる特別な印字を行う印字手段である
こと。
【0011】(3) タイムカードに時刻改ざんの記録
を残す印字手段が、時刻印字の全体又は一部を通常の印
字とは異なる大きさ、字体、或は、形態から成る特別な
数字でプリントアウトするか、又は、印字段をずらして
プリントアウトするように構成すること。
【0012】(4) タイムカードに時刻改ざんの記録
を残す印字手段が、時刻印字に対して改ざんを明示する
各種のマーク又は記号、或は、絶対日時をプリントアウ
トするように構成すること。
【0013】(5) 時刻改ざんの記録を残す時刻改ざ
ん記録手段が、改ざんを明示するマーク又は記号と絶対
日時とを時間データに付加してメモリに記憶する記憶手
段であること。
【0014】(6) 時刻改ざんの記録を残す時刻改ざ
ん記録手段が、時刻改ざんの履歴リストをメモリにファ
イルする履歴リスト記憶手段と、このファイルした履歴
リストをプリントアウト又は表示する印字手段及び表示
手段であること。
【0015】(7) 時刻改ざん記録手段が時刻改ざん
の記録を残す場合に、時刻改ざん後の初めの1名に対し
てのみ時刻改ざん記録を残して、次からは改ざん記録を
残さないようにする出力切換モード手段が具備されてい
ること。
【0016】(8) 予め設定した期間が経過する度
に、データメモリに記憶されている日時差を0に修正す
る日時差修正手段を備えていること。
【0017】(9) データメモリに記憶されている日
時差の絶対値が予め設定した基準時間未満である場合
に、予め設定した期間が経過する毎にデータメモリに記
憶されている日時差を0に修正する一方、同じくデータ
メモリに記憶されている日時差の絶対値が予め設定した
基準時間以上の場合は、予め定めた一定時間この日時差
データを保持してその後0に修正する日時差修正手段を
備えていること。
【0018】尚、ここに於いて絶対日時とは、世の中の
日付、時刻に準ずる日時を意味するものであって、本発
明では絶対日時を示す内部時計をデータ入力用の内部時
計とは別に持つのではなく、データ入力用の内部時計の
現在日時と、データメモリに記憶された日時差(日時差
=内部時計の現在日時−絶対日時)とから、絶対日時が
把握される仕組に成っている。
【0019】
【作用】上記(1)〜(9)で述べた手段は以下の如く
作用する。
【0020】上記(1)で述べた手段によれば、内部時
計の日時がモード切換用のカギとかマネージメントカー
ド、或は、その他の各種機械的手段等を用いて不正に変
更された場合には、変更される前の元の日時(絶対日
時)がデータメモリに記憶されている日時差を用いて算
出できるため、不正者が時刻の改ざんをしてデータ入力
をした後、内部時計を元の日時に戻したとしても、元の
日時に戻したことを認識してその不正をチェックするこ
とができ、且つ、この不正入力による日時差が予め設定
した基準時間(例えば5分)以上の場合には、時刻改ざ
んがあったとみなしてそれを記録に残し、逆に、日時差
が基準時間(例えば5分)未満の場合は内部時計の誤差
修正とみなして記録に残さないから、不正者が時刻を改
ざんした時だけこれを後になって経営者等が正確にチェ
ックすることを可能にする。
【0021】上記(2)で述べた手段によれば、時間管
理装置がタイムカードを使用するタイムレコーダである
場合には、タイムカードの印字欄、即ち、時刻改ざんが
あった印字欄に対して、印字手段が特別な印字を行って
時刻改ざんがあったことを知らせるため、管理者等はこ
の特別な印字を見ることによって時刻改ざんがあったこ
とを素早く確認することを可能にする。
【0022】上記(3)で述べた手段によれば、時刻改
ざんがあったタイムカードの印字欄に、時刻印字の全部
又は一部を通常の印字とは異なる大きさ、即ち、通常サ
イズよりも大きい数字又は小さい数字で印字したり、或
は、斜体数字とか点線数字、更には、白抜き数字と云っ
た特別な字体及び形態で印字したり、更には、印字段を
ずらして印字するため、これ等印字の状態を見ることに
よって時刻改ざんがあったことを一目で確認することを
可能にする。
【0023】上記(4)で述べた手段によれば、時刻改
ざんがあったタイムカードの時刻印字に対して、改ざん
を明示する各種のマークとか記号を印字したり、絶対日
時をプリントアウトするため、これ等のマーク、記号、
絶対日時を見ることによって、時刻改ざんがあったこと
を一目で確認することを可能にする。
【0024】上記(5)で述べた手段によれば、時間管
理装置がタイムカードの代りに磁気カード(IDカー
ド)を使用するタイムレコーダである場合は、時刻改ざ
んがあった場合に、改ざんを明示するマークとか記号、
及び、絶対日時を改ざんがあった勤怠データに付加して
データメモリに記憶し、これを適宜呼出して確認した
り、ホストコンピュータ等に送信することを可能にす
る。
【0025】上記(6)で述べた手段によれば、時間管
理装置がタイムカード或は磁気カードを使用するいずれ
のタイムレコーダである場合も、時刻改ざんのリストの
みを集めた履歴リストを作成してこれをメモリに記憶
し、この記憶した履歴リストを必要に応じてプリントア
ウトしたり、表示器に表示したりすることによって、タ
イムカードとかデータメモリに記録される日々のデータ
とは別に、時刻改ざんのリストのみを取出してこれを正
確に把握、確認することを可能にする。
【0026】上記(7)で述べた手段によれば、通常は
時刻改ざんがあった印字者全員を対象にして時刻改ざん
を明示する特別な印字とか、マーク及び記号の印字、更
には、データメモリへの改ざんデータ及び履歴リストの
記憶等の各処理を行うが、時刻改ざんの真の責任は始め
の1名のみにあって、引続いて印字する者は時刻改ざん
が成されていることを知らない場合が多く、責任能力が
無いとの理由から、上記の印字とか履歴リストの作成等
は始めの1名のみとし、以後の印字者には行わないよう
にすることを可能にする。
【0027】上記(8)で述べた手段によれば、内部時
計に誤差が生じた場合はそれと等しい誤差が絶対日時に
も生じているため、この絶対日時に生じた誤差を予め設
定した期間(例えば1日・24:00)が経過する度に
0に修正して、翌日のデータ入力に影響を及ぼさないよ
うにすることができる。
【0028】上記(9)で述べた手段によれば、基準時
間未満の範囲(例えば−4分〜+4分)に於いて管理者
が内部時計の時刻を操作した場合には、誤差を修正した
ものとしてそれをある期間(例えば1日・24:00)
の終了時点で絶対日時に反映させることができる一方、
時刻改ざんが成された時刻に同期して別に定めた一定時
間(例えば18時間)の間、時刻改ざんの記録を残すこ
とができるため、例えば1日の終了時点の直前に時刻改
ざんが行われたとしても24:00には日時差が0にな
らないから、時刻改ざんの記録を引続き残すことを可能
にする。
【0029】以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
【0030】
【実施例】以下に、上述した本発明に係る時刻改ざんチ
ェック機能付き時間管理装置の好適な実施例を添付した
図面と共に詳細に説明する。
【0031】図1は本発明を実施したタイムレコーダの
外観を示した斜視図であって、図中1は電子式のタイム
レコーダ、1aは図6に示した如きタイムカードTCを
差込み自在に構成したカードポケット、2は現在の日時
等を表示する表示器で、符号3で全体的に示したのはテ
ンキー3aと出勤時にONする出勤キー3bと退勤時に
ONする退勤キー3c、及び、オペレーションモード切
換専用のキースイッチ3dとから成るキーボードで、こ
のキースイッチ3dに専用のカギ(図示せず)を差込ん
で時刻設定モードに切換えると、図2に示した内部時計
の日時を自由に調整できる仕組に成っている。
【0032】尚、4aと4bは出勤キー3bと退勤キー
3cに設けた表示ランプを示す。
【0033】図2は上述したタイムレコーダ1の電気的
構成を説明したブロック図であって、制御部の中心を成
すCPU5に接続したバスBUSには、システムプログ
ラムを格納したROM6と、就業データとか時刻データ
或は後述する時刻改ざん記録等を記憶するデータメモリ
RAM7と、内部時計8と、タイマ装置9と、インター
フェイス回路10が接続され、更にこのインターフェイ
ス回路10には、上述した表示器2とキーボード3に加
えて、表示ランプ4a,4aを含むキーのランプ4と、
就業データとか時刻改ざんマーク、或は、改ざん履歴等
を印字する印字装置11と、必要に応じて各種の注意事
項とか伝達事項等を発音する発音装置12が接続されて
いて、夫々がCPU5の監視の下でROM6に格納され
たシステムプログラムに従って制御作動されるように構
成されている。
【0034】図3はキースイッチ3dを用いてオペレー
ションモードを時刻設定モードに切換えることにより、
ROM6に格納されているプログラムに従って実行され
る内部時計8の設定処理の手順を説明したフローチャー
トであって、始めのステップS1で修正しようとする日
時をテンキー3aを用いて入力すると、ステップS2に
進んで現在の日時、即ち、修正する時の日時を「変更前
の日時」としてRAM7に記憶し、次いで、ステップS
3に進んでステップS1でキー入力した日時を内部時計
8にセットして、次のステップS4でデータメモリRA
M7中のチェックワードが正しいか否かが判定され、正
しいチェックワードが記録された場合はステップS5に
進んで変更前の日時とデータメモリRAM7に記憶され
ている日時差(内部時計8と絶対日時との差)から絶対
日時が求められ、更にステップS6に進んで現在日時と
ステップS5で求めた絶対日時とから新たな日時差が求
められて、データメモリRAM7の日時差がこの新たな
日時差に書替えられる。
【0035】次のステップS7では、ステップS6で求
められた新たな日時差の絶対値が予め設定されている基
準時間(例えば5分)を超えているか否かが判定され、
基準時間を超えている場合はステップS8に進んで例え
ば18時間後に上記の日時差をクリヤーするようにタイ
マ装置9をスタートさせて処理を終える。
【0036】一方、前述したステップS4でデータメモ
リRAM7に正しいチェックワードが記録されていない
場合は、ステップS9に進んでテンキー3aを用いて正
しいチェックワードをデータメモリRAM7に書込む
と、ステップS10及びS11に進んでデータメモリR
AM7に記憶された日時差が0に書換えられ、且つ、タ
イマ装置9が初期化されて処理を終える。尚、本装置の
組立時等の初回時には、データメモリRAM7にチェッ
クワードが書込まれていないので、ステップS9で正し
いチェックワードを書込む。また、上述したステップS
7で日時差の絶対値が基準時間(例えば5分)を超えて
いない場合、或は、不正者が時刻の改ざんをしてデータ
入力した後、再び内部時計8を元の時刻に戻した場合
は、ステップS12に進んで既に起動しているタイマ装
置9を停止し、次いでステップS11に進んでタイマ装
置9を初期化して処理を終える。
【0037】図4はROM6に格納されているシステム
プログラムに従って1分ごとに起動するバックグランド
処理の内容を説明したフローチャートであって、始めの
ステップS20でデータメモリRAM7に新たに書換え
られた日時差の絶対値が基準時間(例えば5分)を超え
ているか否かが判定され、基準時間を超えている場合は
ステップS21に進んでタイマ装置9がタイムアウト
(例えば18時間)しているか否かが判定され、タイム
アウトしている場合はステップS22に進んで日時差を
0に書換え、次いでステップS23に進んでタイマ装置
9を初期化して処理を終えるが、ステップS21でタイ
ムアウトしていないと判定された場合は、そのまま処理
を終える。
【0038】一方、上述したステップS20で日時差の
絶対値が基準時間(5分)を超えていないと判定される
と、ステップS24に進んで現在日時と新たな日時差と
から新たな絶対日時が求められ、次いでステップS25
に進んでこの新たな絶対日時の時刻が日付切替時刻(例
えば24:00)を超えたか否かが判定されて、日付切
替時刻を超えている場合はステップS26で日時差を0
に修正した後、処理を終えるが、日付切替時刻を超えて
いない場合はそのままの状態で処理を終える。
【0039】図5は出退勤時に於ける本発明の処理動作
を説明したフローチャートであって、始めのステップS
30で出勤キー3b又は退勤キー3cのONによって出
退勤のいずれかの処理であるかが決定され、次いで、ス
テップS31でタイムカードTCがタイムレコーダ1に
挿入されると、ステップS32に進んで内部時計8より
現在時刻を得て、次のステップS33でこれから印字す
る印字データ(出勤データ又は退勤データ)に対して現
在時刻をセットした後、次のステップS34に進む。
【0040】ステップS34では新たに求められた日時
差の絶対値が基準時間(他えば5分)を超えているか否
かが判定され、基準時間を超えている場合、即ち、不正
に内部時計8を修正した場合は、ステップS35に進ん
でタイムカードTCに印字する出勤又は退勤の印字デー
タRa,Rbに対して改ざんマークM(図7参照)を付
加したり、これ等印字データRa,Rbを図7乃至図1
2に示すように異なる大きさとか字体、或は、形態で印
字するデータを付加して、時刻改ざんがあったことを一
目で確認できるようにする。
【0041】即ち、図7では通常大きな数字で印字する
時刻数字を通常サイズの数字で印字し、図9では時刻数
字を斜体数字Mcで印字し、図10では印字位置をずら
して印字Mdし、図11では大きな数字Meで印字し、
更に、図12では点線数字Mfで印字するデータを夫々
付加する。
【0042】次いで、ステップS36に進んで同じく上
記の印字データに絶対時刻MH(図7参照)を付加する
と共に、更にステップS37に進んでデータメモリRA
M7の履歴ファイルに出退区分Sa、現在日時Sb、絶
対日時Sc、改ざん人数Sd(図13参照)を書込ん
で、次のステップS38に進む。
【0043】ステップS38では、差込まれたタイムカ
ードTCの印字欄位置を求め、次いでステップS39に
進んで上述した各印字データを図7に示す如くタイムカ
ードTCの所定印字欄に印字し、最後にステップS40
でタイムカードTCをカードポケット1aに排出して処
理を終える。
【0044】尚、図7に示した実施例では改ざんマーク
Mとして「◆」マークを印字しているが、このマークの
代りに、図8に示す如く印字データRa及びRbに対し
て通常の2個のドットで構成されるコロンマーク「:」
Mbに更にもう1つドットを加えた3個のドットで構成
されるコロンマークMaを印字して、改ざんの事実を知
らせるようにしてもよく、改ざんマークMの形態は任意
とする。
【0045】一方、上述したステップS34で新たに求
められた日時差の絶対値が基準時間(例えば5分)以内
であると判定された場合、即ち、内部時計8を不正操作
していない場合と、不正操作後に元の時刻に戻している
時に打刻した場合には、ステップS41に進んで遅刻、
早退、残業の種別を判定して、次のステップS42で遅
刻、早退、残業のいずれかであると判定された場合に
は、ステップS43に進んで印字データにこれ等判定結
果の文字を付加して前述したステップS38に進むが、
ステップS42で遅刻、早退、残業のいずれでもないと
判定された場合には、そのままステップS38に進んで
タイムカードTCへのデータ印字が成される。
【0046】尚、図6は本発明の全体構成を説明したブ
ロック図、図13はタイムレコーダ1のオペレーション
モードを上述したキースイッチ3dを用いて「履歴プリ
ント」或は、「履歴表示」に設定することによって、印
字及び表示出力される時刻改ざん履歴リストであって、
このリストSHには前述した履歴ファイルに書込まれて
いる出退区分Saと現在日時Sbと絶対日時Scと改ざ
ん人数Sdが含まれている。
【0047】しかし、時刻改ざんは始めの1名だけに責
任があって、次の者以降には改ざんの責任がないとの理
由から、タイムレコーダ1のオペレーションモードをキ
ースイッチ3dで「1名出力」に切換えることにより、
時刻改ざんの記録を始めの1人にだけ残して以後の者に
は残さないようにしたり、上記の履歴リストを1名分だ
け作成するようにすることもできる。
【0048】また、図14は図7に示した日付14日の
出勤時刻8:59 00″の時刻改ざんの例を表Xに示
したものであって、ポイント(a)は不正操作していな
い時の正常な時刻であって、内部時計と絶対日時は夫々
9:32 00″で、日時差は「0」、時刻改ざんの事
実「無し」となるが、内部時計8をポイント(b)の如
く8:59 00″に不正に合せた場合は、絶対日時は
9:32 00″であるため、日時差は−33分となっ
て基準時間(例えば5分)を超えるから、当然時刻改ざ
んがあったものとみなされて改ざんマークが図7に示す
Mの様に付加される。
【0049】その後、ポイント(b)から6秒経過した
ポイント(c)で不正者が内部時計8の時刻を元に戻す
とポイント(d)に示した9:33 00″となり、こ
の時点で絶対日時が9:32 06″となっているた
め、日時差は+54秒で基準時間を超えないから、これ
以降は時刻改ざんマークの付加は行われない。
【0050】尚、本発明では内部時計8の修正が行われ
ても、その都度、絶対日時を修正しないように構成して
いるため、例えば4分(基準時間未満の値)ずつ連続し
て10回内部時計8の修正が行われたとしても、その合
計40分の時刻改ざんを検知できるように成っており、
また、何んらかの理由で内部時計8の誤差が基準時間
(例えば5分)を超えた場合には、その修正に付いては
管理者が経営者に申告することで解決できる。
【0051】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る時刻改
ざんチェック機能付き時間管理装置によれば、内部時計
を不正に変更して本来の時刻と異なる時刻でデータを入
力処理した場合に、その不正を検知して記録に残すこと
ができるから、一般者又は管理人等による時刻改ざんの
不正を正確に把握して、その不正に対する処置を的確に
講じることができ、その結果、時刻改ざんの予防も図れ
る利点を発揮できるものであって、タイムレコーダとか
駐車料金精算機、或は、各種遊技場の利用料金精算機等
に実施して洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る時刻改ざんチェック機能付き時間
管理装置の一実施例であるタイムレコーダの外観を示し
た斜視図である。
【図2】図1に示したタイムレコーダの電気的構成を示
したブロック図である。
【図3】内部時計を設定する場合の処理手順を説明した
フローチャートである。
【図4】1分ごとに起動するバックグランド処理の手順
を説明したフローチャートである。
【図5】本発明が実施されているタイムレコーダを用い
て出退勤の入出力操作を行う処理手順を説明したフロー
チャートである。
【図6】本発明の全体構成を説明したブロック図であ
る。
【図7】本発明によって印字処理されたタイムカードの
一部を破断して示した正面図である。
【図8】時刻改ざんマークの実施例を示した構成図であ
る。
【図9】時刻改ざんの記録を残す印字例を示した構成図
である。
【図10】時刻改ざんの記録を残す印字例の他の実施例
を示した構成図である。
【図11】時刻改ざんの記録を残す印字例の他の実施例
を示した構成図である。
【図12】時刻改ざんの記録を残す印字例の他の実施例
を示した構成図である。
【図13】本発明によってプリントアウトされた時刻改
ざん履歴リストの一例を一部を破断して示した正面図で
ある。
【図14】時刻改ざんの例を表に示した説明図である。
【符号の説明】
1 タイムレコーダ 3 キーボード 3d キースイッチ 7 RAM(データメモリ) TC タイムカード Ra,Rb 現在時刻 MH 絶対日時(時刻) M,Ma 改ざんマーク Mc〜Mf 時刻改ざんの記録を残す印字例 SH 時刻改ざん履歴リスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−202757(JP,A) 特開 昭64−72780(JP,A) 特開 平2−54320(JP,A) 特開 平4−10093(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07C 1/00 A63F 7/02 334 G06F 17/60 G07B 15/00 G06F 1/04 351

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部時計の日時を基準にして時間管理を
    行う時間管理装置に於いて、 内部時計の現在日時と絶対日時との差を日時差としてデ
    ータメモリに記憶する日時差記憶手段と、内部時計の日
    時が変更された時に、変更前の日時とデータメモリに記
    憶されている日時差から絶対日時を求め、且つ、変更後
    の日時とこの絶対日時との差を新たな日時差としてデー
    タメモリに記憶する日時差書き換え手段と、データが入
    力される都度データメモリに記憶されている日時差を調
    べ、その日時差の絶対値が予め設定されている基準時間
    以上の場合に、時刻改ざんの記録を残す時刻改ざん記録
    手段とを備えて成ることを特徴とする時刻改ざんチェッ
    ク機能付き時間管理装置。
  2. 【請求項2】 時刻改ざんの記録を残す時刻改ざん記録
    手段が、差込まれたタイムカードの時刻改ざんがあった
    印字欄の部分に、時刻改ざんがあったことを目視確認す
    ることができる特別な印字を行う印字手段であることを
    特徴とする請求項1記載の時刻改ざんチェック機能付き
    時間管理装置。
  3. 【請求項3】 タイムカードに時刻改ざんの記録を残す
    印字手段が、時刻印字の全体又は一部を通常の印字とは
    異なる大きさ、字体、或は、形態から成る特別な数字で
    プリントアウトするか、又は、印字段をずらしてプリン
    トアウトするように構成したことを特徴とする請求項2
    記載の時刻改ざんチェック機能付き時間管理装置。
  4. 【請求項4】 タイムカードに時刻改ざんの記録を残す
    印字手段が、時刻印字に対して改ざんを明示する各種の
    マーク又は記号、或は、絶対日時をプリントアウトする
    ように構成したことを特徴とする請求項2記載の時刻改
    ざんチェック機能付き時間管理装置。
  5. 【請求項5】 時刻改ざんの記録を残す時刻改ざん記録
    手段が、改ざんを明示するマーク又は記号と絶対日時と
    を時間データに付加してメモリに記憶する記憶手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載の時刻改ざんチェック
    機能付き時間管理装置。
  6. 【請求項6】 時刻改ざんの記録を残す時刻改ざん記録
    手段が、時刻改ざんの履歴リストをメモリにファイルす
    る履歴リスト記憶手段と、このファイルした履歴リスト
    をプリントアウト又は表示する印字手段及び表示手段で
    あることを特徴とする請求項1記載の時刻改ざんチェッ
    ク機能付き時間管理装置。
  7. 【請求項7】 時刻改ざん記録手段が時刻改ざんの記録
    を残す場合に、時刻改ざん後の初めの1名に対してのみ
    時刻改ざん記録を残して、次からは改ざん記録を残さな
    いようにする出力切換モード手段が具備されていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の時
    刻改ざんチェック機能付き時間管理装置。
  8. 【請求項8】 予め設定した期間が経過する度に、デー
    タメモリに記憶されている日時差を0に修正する日時差
    修正手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    時刻改ざんチェック機能付き時間管理装置。
  9. 【請求項9】 データメモリに記憶されている日時差の
    絶対値が予め設定した基準時間未満である場合に、予め
    設定した期間が経過する毎にデータメモリに記憶されて
    いる日時差を0に修正する一方、同じくデータメモリに
    記憶されている日時差の絶対値が予め設定した基準時間
    以上の場合は、予め定めた一定時間この日時差データを
    保持してその後0に修正する日時差修正手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の時刻改ざんチェック
    機能付き時間管理装置。
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