JP3273798B2 - 作業機の動力伝達機構 - Google Patents

作業機の動力伝達機構

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JP3273798B2 JP22345691A JP22345691A JP3273798B2 JP 3273798 B2 JP3273798 B2 JP 3273798B2 JP 22345691 A JP22345691 A JP 22345691A JP 22345691 A JP22345691 A JP 22345691A JP 3273798 B2 JP3273798 B2 JP 3273798B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタに装備した3
点リンクヒッチ機構を介して昇降可能に連結されるロー
タリ農作業機のような作業機の動力伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタに装備した3点リンクヒ
ッチ機構を介して作業機を昇降可能に連結し、作業機の
前部に設けたトランスミッションから前方に向け入力軸
を突出させ、この入力軸に、トラクタ側から動力を伝達
するようにすると共に、トランスミッションの両側に一
対のロアーリンクヒッチアームを配設したロータリ農作
業機が知られている。そして、このような作業機とし
て、 トランスミッションから前方に向け2本の入力
軸を突出させ、その一方を正転入力軸、他方を逆転入力
軸としたもの、 実開昭52−134509号公報に
開示されているように、トランスミッションから前方に
向け突出させた入力軸に対し、受動軸を備えたケース本
体を着脱自在に設け、トラクタからの入力位置を変えら
れるようにしたもの、 実開昭62−60106号公
報に開示されているように、3点リンクヒッチ機構に連
結される昇降枠に対して、作業機を左右方向に移動自在
に支持し、昇降枠に設けた動力取出し部と作業機の入力
軸部との間に、屈曲部を有して左右に開拡自在な伝動ケ
ースを設けたもの、等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記各先行技術のもの
においては、次のような解決すべき課題があった。 正転入力軸、または逆転入力軸へのトラクタからの
動力伝達が、平面視で直線状でなく左右に屈曲している
ので、伝動効率が悪くなり、騒音を発したり動力伝達部
の自動化が達成されなかったりした。 ケース本体を入力軸に対し偏心させたときには、受
動軸へのトラクタからの動力伝達が、平面視で直線状で
なく、伝動効率が悪くなるばかりでなく、動力伝達部の
自動化が達成出来なかった。 昇降枠に対して、作業機を左右方向に移動させる機
構及び伝動ケースの構成が複雑であり、機体重量が重く
なって実用性に乏しかった。本発明は上記の各問題点を
解決することを目的になされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、トラクタに装備した3点リンクヒッチ機
構を介して作業機を昇降可能に連結し、作業機の前部に
設けたトランスミッション2から前方に向け入力軸3を
突出させ、この入力軸3に、トラクタ側から動力を伝達
するようにすると共に、トランスミッション2の両側に
一対のロアーリンクヒッチアーム4,5を配設したもの
において、上記トランスミッション2をロアーリンクヒ
ッチアーム4,5間の中央位置に設置できないとき、ト
ランスミッション2から一端を入力軸3部に固着した伝
動ケース6の他端を側方に向け張り出させ、この伝動ケ
ース6の他端から、該伝動ケース6の両側に上記ロアー
リンクヒッチアーム4,5と同じ間隔で設けたロアーリ
ンクヒッチアーム4a,5a間の中央部に位置して入力
軸3aを突出させ、この入力軸3aからトランスミッシ
ョン2の入力軸3に対し、同方向に回転させる伝動系1
0〜13を設けて、平面視でトラクタ側から入力軸3a
に直線状に動力を伝達するように構成したことを特徴と
する。
【0005】
【作用】上記の構成によって、本発明の作業機の動力伝
達機構は、トランスミッションをロアーリンクヒッチア
ーム間の中央位置に設置できないときにトランスミッシ
ョンから側方に向け伝動ケースを張り出させ、この伝動
ケースからロアーリンクヒッチアーム間の中央位置に入
力軸を突出させ、この入力軸からトランスミッションの
入力部に対し、同方向に回転させる伝動系を設けて、平
面視でトラクタ側から入力軸に直線状に動力を伝達する
ようにしたので、トラクタ側から入力軸への動力伝達が
直線的に行われて伝動効率がよく、動力伝達部の自動化
が達成される。また、構成は簡単で機体重量が重くなっ
たりしない。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図1において、符号1は図示し
ない乗用4輪形式のトラクタの後部に3点リンク機構を
介して装着される,センターセット・オフセット兼用の
ロータリ作業機のメインフレームで、このメインフレー
ム1にはトランスミッション2が設置されている。トラ
ンスミッション2から前方に向け入力軸3が突出され、
トランスミッション2の左右両側に一対のロアーリンク
ヒッチアーム4,5が配設されている。このロアーリン
クヒッチアーム4,5は、ロータリ作業機のセンターセ
ット用のもので、上記入力軸3は、ロアーリンクヒッチ
アーム4,5間の中央位置で、かつ機体の左右中央位置
Cに位置している。
【0007】また、トランスミッション2の左右両側に
は一対のロアーリンクヒッチアーム4a,5aが配設さ
れ、トランスミッション2の入力軸3が突出している位
置から側方に向け伝動ケース6が張り出させてあり、こ
の伝動ケース6のロアーリンクヒッチアーム4a,5a
間の中央位置と対応する位置に、入力軸3aが突出され
ている。ロアーリンクヒッチアーム4a,5aは、ロー
タリ作業機のオフセット用のもので、上記入力軸3a
は、機体の左右中央位置Cから左右方向に一定距離偏心
した偏心位置Caにあり、平面視でトラクタ側から入力
軸3aに直線状に動力を伝達するようにしてある。
【0008】上記入力軸3aから入力軸3への動力の伝
達は、図2に示すように、伝動ケース6内において両軸
3a,3間にチエン伝動系10を設けて、入力軸3aに
入力された動力をチエン伝動系10を介して入力軸3を
同方向に回転するように伝達し、入力軸3に取り付けた
傘歯車7から、この歯車7と歯合している傘歯車8を取
り付けた出力軸9を回転駆動するようにしている。ま
た、上記チエン伝動系10に代えて、図3に示す歯車伝
動系にしてもよいものである。即ち、伝動ケース6内に
おいて、入力軸3に歯車11を、入力軸3aに歯車12
をそれぞれ取り付け、この両歯車11,12間に、両歯
車11,12とそれぞれ噛み合う中間歯車13を設け
て、入力軸3aに入力された動力を、歯車列12−13
−11を介して入力軸3を同方向に回転するようにした
ものである。
【0009】上記伝動ケース6の構成に代わる構成とし
て、図4に示すようにしてもよい。即ち、トランスミッ
ション2aを、上記トランスミッション2より左右方向
に長く形成し、このトランスミッション2aから入力軸
3及び3aを突出させ、延長した出力軸9aに傘歯車8
a及び15を固設し、入力軸3に固設した傘歯車7aを
前記傘歯車8aに、入力軸3aに固設した傘歯車14を
前記傘歯車15にそれぞれ歯合させたものである。そし
て、入力軸3または入力軸3aに入力された動力は、共
に出力軸9aを所定方向に回転駆動するように伝達され
る。
【0010】このような構成の作業機の動力伝達機構に
おいては、トラクタの後部に3点リンク機構を介してロ
ータリ作業機が連結されて昇降可能に装着される。ま
た、入力軸3または3aにトラクタのPTO軸から動力
伝達が行われ、出力軸9または9aに出力されて作業部
を駆動して所定の作業を行う。このとき、3点リンク機
構に、ロアーリンクヒッチアーム4,5を連結したとき
は、ロータリ作業機はセンターセットされ、入力軸3に
はロアーリンクヒッチアーム4,5間の中央位置で、か
つ機体の左右中央位置Cを通ってトラクタのPTO軸か
ら動力伝達が行われ、トランスミッション2内で傘歯車
7,8により変速され、伝動,出力方向が変換されて出
力軸9に出力される。
【0011】また、3点リンク機構に、ロアーリンクヒ
ッチアーム4a,5aを連結したときは、ロータリ作業
機はオフセットされ、入力軸3aにロアーリンクヒッチ
アーム4a,5a間の中央位置で、機体の左右中央位置
から左右方向に一定距離偏心した偏心位置Caを通って
トラクタのPTO軸から動力伝達が行われ、伝動ケース
6を介して入力軸3に動力伝達され、出力軸9または9
aに出力される。トラクタのPTO軸から入力軸3また
は3aに伝達される動力は、いずれもロアーリンクヒッ
チアーム4,5、または4a,5aの間の中央位置を通
って行われるので、平面視でトラクタ側から入力軸3ま
たは3aに直線状に動力が伝達されることになり、その
伝動効率は良好なものとなり、動力伝達部の自動化が容
易となる。
【0012】図5に示す本発明の他の実施例のものは、
作業機が中耕ロータリであり、メインフレーム1には、
ロアーリンクヒッチアーム4b,5b間の中央位置から
一方にずれた状態でトランスミッション2bが設置され
ている。このトランスミッション2bの入力部から側方
に向け伝動ケース6aが張り出させてあり、この伝動ケ
ース6aのロアーリンクヒッチアーム4b,5b間の中
央位置と対応する位置に、入力軸3bが突出されてい
る。伝動ケース6a内にはチエン伝動系または歯車伝動
系が設けられていて、入力軸3bに入力された動力をト
ランスミッション2bの入力部に伝達するようにしてい
る。この実施例の場合においても、トラクタの3点リン
ク機構にロアーリンクヒッチアーム4b,5bを連結
し、トラクタのPTO軸から入力軸3bに動力伝達が行
われるが、その動力伝達は、ロアーリンクヒッチアーム
4b,5b間の中央位置を通って行われるので、平面視
でトラクタ側から入力軸3bに直線状に動力が伝達され
ることになる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の作業機の動
力伝達機構によれば、以下の効果を奏することができ
る。 .トランスミッション2をロアーリンクヒッチアーム
4,5間の中央位置に設置できないとき、トランスミッ
ション2から一端を入力軸3部に固着した伝動ケース6
の他端を側方に向け張り出させ、この伝動ケース6の他
端から、該伝動ケース6の両側に上記ロアーリンクヒッ
チアーム4,5と同じ間隔で設けたロアーリンクヒッチ
アーム4a,5a間の中央部に位置して入力軸3aを突
出させ、この入力軸3aからトランスミッション2の入
力軸3に対し、同方向に回転させる伝動系10〜13を
設けて、平面視でトラクタ側から入力軸3aに直線状に
動力を伝達するようにしたから、トラクタ側から入力軸
3aへの動力伝達が直線的に行われて伝動効率がよく、
騒音の発生がなく、動力伝達部の自動化が達成される。
このため、作業機を所定の間隔で左右に容易にオフセッ
トすることができる。 .また、その構成は簡単であり、機体重量が重くなる
ことがなく、実用性に富んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による作業機の動力伝達機構を適用した
ロータリ作業機の部分平面図である。
【図2】同要部の断面図である。
【図3】同伝動ケースの他の実施例の断面図である。
【図4】同トランスミッションの他の実施例の断面図で
ある。
【図5】本発明による作業機の動力伝達機構を適用した
ロータリ作業機の他の実施例の部分平面図である。
【符号の説明】
1 ロータリ作業機のメインフレーム 2,2a,2b トランスミッション 3,3a,3b 入力軸 4,4a,4b,5,5a,5b ロアーリンクヒッチ
アーム 6,6a 伝動ケース 7,7a,8,8a,14,15 傘歯車 9,9a 出力軸 10 チエン伝動系 11,12 歯車 13 中間歯車 C 機体の左右中央位置 Ca 偏心位置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに装備した3点リンクヒッチ機
    構を介して作業機を昇降可能に連結し、作業機の前部に
    設けたトランスミッション(2)から前方に向け入力軸
    (3)を突出させ、この入力軸(3)に、トラクタ側か
    ら動力を伝達するようにすると共に、トランスミッショ
    ン(2)の両側に一対のロアーリンクヒッチアーム
    (4,5)を配設したものにおいて、 上記トランスミッション(2)をロアーリンクヒッチア
    ーム(4,5)間の中央位置に設置できないとき、トラ
    ンスミッション(2)から一端を入力軸(3)部に固着
    した伝動ケース(6)の他端を側方に向け張り出させ、
    この伝動ケース(6)の他端から、該伝動ケース(6)
    の両側に上記ロアーリンクヒッチアーム(4,5)と同
    じ間隔で設けたロアーリンクヒッチアーム(4a,5
    a)間の中央部に位置して入力軸(3a)を突出させ、
    この入力軸(3a)からトランスミッション(2)の入
    力軸(3)に対し、同方向に回転させる伝動系(10〜
    13)を設けて、平面視でトラクタ側から入力軸(3
    a)に直線状に動力を伝達するように構成したことを特
    徴とする作業機の動力伝達機構。
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