JP3273345B2 - 感温弁 - Google Patents

感温弁

Info

Publication number
JP3273345B2
JP3273345B2 JP27575994A JP27575994A JP3273345B2 JP 3273345 B2 JP3273345 B2 JP 3273345B2 JP 27575994 A JP27575994 A JP 27575994A JP 27575994 A JP27575994 A JP 27575994A JP 3273345 B2 JP3273345 B2 JP 3273345B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
temperature
piston
valve body
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27575994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08114279A (ja
Inventor
高之 森井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tlv Co Ltd
Original Assignee
Tlv Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tlv Co Ltd filed Critical Tlv Co Ltd
Priority to JP27575994A priority Critical patent/JP3273345B2/ja
Publication of JPH08114279A publication Critical patent/JPH08114279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3273345B2 publication Critical patent/JP3273345B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱や冷却される被熱
交換流体の温度を検出して、加熱冷却用流体の供給量を
調節する感温弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の感温弁としては例えば、特開平5
−49916号公報に示されたものがある。これは、複
数の入口と出口を有し、入口と出口を区画する弁体と弁
座部材を対向して配置し、弁体あるいは弁座部材に温度
応動部材を連設したもので、一方の入口に加熱冷却用の
流体を供給する流体供給通路を連通し、一方の出口を熱
交換室の入口と連通し、熱交換室の出口と感温弁の他の
入口とを連通することにより、被加熱物の温度変化に応
じて加熱あるいは冷却流体を供給制御することができ、
安価で高性能な感温弁たり得るものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のもので
は、温度応動部材としてバイメタルで製作した二重螺旋
コイルバネを用いているために、弁部に高圧の流体圧力
が作用すると開弁できなくなってしまう問題があった。
バイメタルで製作したコイルバネでは温度変化に応じた
変位力が小さく、弁体へ高圧に伴う閉弁力が作用すると
開弁することができなくなってしまうのである。
【0004】また上記従来のものでは、被加熱物の温度
変化を温度応動部材で検出するだけであるために、加熱
あるいは冷却流体の温度変化に対して温度制御の時間遅
れを生じてしまう問題もあった。
【0005】従って本発明の技術的課題は、弁部へ温度
変化に応じた大きな変位力を作用することができると共
に、温度制御の時間遅れを生じることのない感温弁を得
ることである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明の感温弁の構成は次
の通りである。弁ケ―シングに流体の入口と出口を形成
し、当該入口と出口を区画する弁体と弁座部材を対向し
て配置し、該弁体の入口側端部に温度応動部材を連設す
ると共に、弁体の他端部にピストン部を連設して、ピス
トン部の外周に弁ケ―シングでシリンダ部を形成し、当
該ピストン部とシリンダ部とでピストン部の両面に膨脹
媒体溜部を設けて、当該ピストン部の両面の膨脹媒体受
圧面積を異ならせると共に、ピストン部の一面の膨脹媒
体溜部に感温エレメントを接続したものである。
【0007】
【作用】弁体の他端部にピストン部とシリンダ部を形成
してピストン部の両面の膨脹媒体受圧面積を異ならせた
ことにより、弁体へはこの受圧面積の差異に基づく開弁
力が作用する。従って、弁体の前後に作用する圧力差に
応じてこの受圧面積の大小関係を決定することにより、
弁体にどのような圧力差が作用しても必要とする変位力
を得ることができる。
【0008】弁体の入口側端部に温度応動部材を連設し
たことにより、入口に加熱あるいは冷却流体を通過させ
ることによってこの加熱・冷却流体の温度変化に応じて
温度応動部材が変位し弁体を開閉制御することができ、
被加熱物の温度変化のみならず加熱・冷却流体用流体の
温度変化にも応じた温度制御ができ、従って、被加熱物
の温度制御の時間遅れを小さなものとすることができ
る。
【0009】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。感温弁1
は、加熱あるいは冷却用の流体の入口2と出口3を設
け、この入口2と出口3の間に両者を区画する弁座部材
15と弁体16を対向して配置する。弁体16は略円錐
状で、上部に温度応動部材としてのコイル状バイメタル
17と調節ネジ18を取り付ける。弁体16の下部には
連設棒30を介して断面略コ字状のピストン19を連設
する。
【0010】ピストン19の上面に下ケ―シング20と
密閉壁21により一方の膨脹媒体溜部22を形成する。
ピストン19の下面には略円筒状の金属製ベロ―ズ23
を溶接により取り付けると共にベロ―ズ23の下端も溶
接により下ケ―シング20の一部に取り付けその内部に
他方の膨脹媒体溜部24を形成する。一方の膨脹媒体溜
部22の下方ピストン部19部への受圧面積を大きく
し、ベロ―ズ23内の膨脹媒体溜部24のピストン19
部受圧面積を小さくする。ベロ―ズ23の外周でピスト
ン19と下ケ―シング20との間に、ピストン19を上
方向へ付勢するコイルバネ31を配置する。一方の膨脹
媒体溜部22と他方の膨脹媒体溜部24とは連通孔25
によって連通する。
【0011】膨脹媒体溜部24の下端にキャピラリ―チ
ュ―ブ26を接続して感温エレメント27と連通する。
キャピラリ―チュ―ブ26と感温エレメント27内には
膨脹媒体を密封しておく。膨脹媒体としては、液体状の
もので容積が膨脹するものでも良いし、気体状となって
その容積が膨脹するものでもいずれでも用いることがで
きる。感温エレメント27の一端には膨脹媒体の膨脹量
を調節する調節ハンドル28を取り付ける。
【0012】次に作用を説明する。感温弁1は、入口2
を加熱あるいは冷却用の流体源と接続し、出口3を被加
熱物の図示しない熱交換器の入口と接続すると共に、感
温エレメント27を熱交換されたあるいは熱交換されつ
つある被加熱物中に配置して用いる。
【0013】入口2から流入した熱交換用の流体は温度
応動部材としてのバイメタル17部を通過して弁座15
と弁体16間の隙間を介して出口3から流下する。入口
2から流入した流体の温度が所定値より高い場合は、バ
イメタル17が伸長して弁体16が下方に変位し、弁座
15と弁体16の間の隙間が小さくなり出口3から流下
する流体量を絞り、加熱あるいは冷却用の流体の供給量
を制限する。反対に入口2から流入する流体の温度が所
定値よりも低くなるとバイメタル17は収縮して弁座1
5と弁体16の間の隙間が大きくなり、出口3からの流
体の供給量を増加させる。このように、入口2からの流
体量を温度に応じて制御することにより、供給流体の温
度変化に応じて供給熱量を制御することができ、温度制
御の時間遅れを少なくすることができる。
【0014】被加熱物の温度変化は感温エレメント27
とキャピラリ―チュ―ブ26により膨脹媒体溜部22,
24へ伝わり、膨脹媒体を膨脹あるいは収縮する。被加
熱物の温度が上昇して膨脹媒体が膨脹すると、ピストン
19の上下面には同一圧力が印加され、受圧面積の差異
に応じてピストン19は下方へ変位する。ピストン19
の下方への変位に伴い弁体16も下方に変位して弁座1
5と弁体16の隙間が小さくなり、出口3へ流下する流
体量は制限される。被加熱物の温度が低下した場合は膨
脹媒体は収縮してコイルバネ31によりピストン19及
び弁体16が上方へ変位することにより、隙間が大きく
なり出口3へ流下する流体量が増加する。このように、
被加熱物の温度に応じてピストン19を介して弁体16
を開閉制御することにより、ピストン19の上下面の受
圧面積差を適宜設定することによって弁体16の開弁力
を調節することができ、弁体16にどのような高圧が作
用する場合であっても確実に開弁することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は次の様な効果を奏する。ピスト
ン部の両面に膨脹媒体を印加してその受圧面積に差異を
設けたことにより、この受圧面積差に基づく変位力を弁
体に作用させることができ、受圧面積差を適宜設定する
ことによって被加熱物の温度変化に応じて所望の変位力
を得ることができ弁体にどのような高圧が作用する場合
においても確実に弁体を開弁することができる。
【0016】また、弁体の入口側端部に温度応動部材を
連設したことにより、被加熱物の温度変化のみならず入
口側の加熱あるいは冷却流体の温度変化にも応じて弁体
を開閉制御することができ、温度制御に時間遅れを生じ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感温弁の実施例の一部断面図である。
【符号の説明】
1 感温弁 2 入口 3 出口 15 弁座部材 16 弁体 17 バイメタル 19 ピストン 22 膨脹媒体溜部 23 ベロ―ズ 24 膨脹媒体溜部 25 連通孔 27 感温エレメント 31 コイルバネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケ―シングに流体の入口と出口を形成
    し、当該入口と出口を区画する弁体と弁座部材を対向し
    て配置し、該弁体の入口側端部に温度応動部材を連設す
    ると共に、弁体の他端部にピストン部を連設して、ピス
    トン部の外周に弁ケ―シングでシリンダ部を形成し、当
    該ピストン部とシリンダ部とでピストン部の両面に膨脹
    媒体溜部を設けて、当該ピストン部の両面の膨脹媒体受
    圧面積を異ならせると共に、ピストン部の一面の膨脹媒
    体溜部に感温エレメントを接続したことを特徴とする感
    温弁。
JP27575994A 1994-10-14 1994-10-14 感温弁 Expired - Fee Related JP3273345B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27575994A JP3273345B2 (ja) 1994-10-14 1994-10-14 感温弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27575994A JP3273345B2 (ja) 1994-10-14 1994-10-14 感温弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08114279A JPH08114279A (ja) 1996-05-07
JP3273345B2 true JP3273345B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=17560001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27575994A Expired - Fee Related JP3273345B2 (ja) 1994-10-14 1994-10-14 感温弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3273345B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100398124B1 (ko) * 2000-10-26 2003-09-19 현대자동차주식회사 자동차용 에어컨 시스템의 팽창 밸브
GB2474237B (en) * 2009-10-06 2013-12-04 Spirax Sarco Ltd Valve element for a steam trap
CN104879544B (zh) * 2015-05-27 2019-01-04 中国科学院等离子体物理研究所 大型低温系统用快速切断阀门

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08114279A (ja) 1996-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6708945B2 (en) Flow rate control valve
JP3785229B2 (ja) 膨張弁
KR19980079358A (ko) 온도식 팽창 밸브
RU2301369C1 (ru) Терморегулирующая насадка для клапанов отопительных или охладительных агрегатов
JPS581314B2 (ja) 冷凍機の弁装置
JP3273345B2 (ja) 感温弁
JP3292862B2 (ja) 感温弁を用いた熱交換装置
US5931377A (en) Air conditioning system for a vehicle incorporating therein a block type expansion valve
JP2916739B2 (ja) 感温弁
GB1570752A (en) Thermostatic actuator
US1347689A (en) Thermostatic control device
US5065595A (en) Thermostatic expansion valve
JPH09159324A (ja) 膨張弁
JP3942848B2 (ja) 膨張弁ユニット
JP3476619B2 (ja) 膨張弁
JPS6272975A (ja) 熱感応型流量調節弁
JPH0760346B2 (ja) 温度調整弁
JPS6240294Y2 (ja)
JPH0328225Y2 (ja)
JPH0410519Y2 (ja)
JPS63158372A (ja) 空気調和機用冷凍サイクルの膨張弁
JPH0356867Y2 (ja)
JPH10184982A (ja) 温度式膨張弁
US1392031A (en) Thermostatic device
RU2124708C1 (ru) Способ измерения и регулирования температуры переохлаждения холодильного агента

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees