JP3272677B2 - 化粧料包装体 - Google Patents
化粧料包装体Info
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Description
1回の使用分とこれを含浸させるシートとを組み合わせ
てなる化粧料包装体に関するものである。
は、所定量をコットンにしみ込ませて、顔面をパッティ
ングするようにして皮膚に浸透させることが行われてい
るが、最近、通常のコットンに代えて、図5に示すよう
なコットンマスク1を用いることが提案され、広く普及
しつつある。上記コットンマスク1は、通常、綿繊維等
の天然繊維やポリエステル繊維等の合成繊維製の不織布
からなる円形シートに、顔に沿いやすいよう切れ目を入
れた構成になっており、小さく折り畳んだものが、複数
枚一セットで販売されている。そして、これを使用する
場合には、専用のトレイを用いるか手のひらを利用する
かして、その凹部内に、コットンマスク1を折り畳んだ
ままの状態で載置し、そこに、所定量の液体化粧料を注
入して上記コットンマスク1を含浸させたのち、広げて
顔面にのせ、数分間その状態を保持する。そして、これ
を外して通常のコットンサイズに折り畳んでパッティン
グを行う。この方法によれば、顔全体に均等に化粧料を
ゆきわたらせることができるため、化粧料の効果を充分
に発揮させることができる。
ようなコットンマスク1と、例えば新商品であるローシ
ョン1回分とを組み合わせて、サンプルとして店頭で配
布したりダイレクトメールで送付する場合、コットンマ
スク1にローションを均一に含浸させるための専用トレ
イをつけると、コストが高くなり好ましくない。また、
手のひらを利用する場合、手のひらの内側は凹凸が多
く、コットンマスク1にローションを均一に含浸させる
ことができにくいという問題がある。あるいは、旅行等
において、数回分のローションとコットンマスク1とを
携帯すれば足りる場合に、大きな瓶のローションと、コ
ットンマスク1と、専用トレイを持参するのは、嵩張る
ため、やはり好ましくない。
を、小さく折り畳んだコットンマスク1に予め含浸さ
せ、これを、図6に示すように、周囲を、幅3〜5mm
程度の細幅でヒートシールした小袋2内に充填して個別
包装したもの3を、サンプルや、トラベルセットとして
用いることが提案され、一部で実施されている。しか
し、このような個装体3は、折り畳まれたコットンマス
ク1を、液体化粧料を含浸した状態で長時間保持するた
め、コットンマスク1を取り出して広げる際に、折りシ
ワがしっかりついていて広げにくいという問題がある。
また、コットンマスク1が膨潤しすぎて破れやすくなる
という問題もある。
もので、使用時に、ほぼ1回分の液体化粧料を、コット
ンマスク等のシートの入った袋内に注ぎ込んで、この中
でコットンマスク等のシートに含浸させることのできる
化粧料包装体の提供をその目的とする。
め、本発明は、フィルム材を袋状に畳み周囲をヒートシ
ールすることにより形成され内部に液体化粧料が充填さ
れた化粧料充填袋と、上記液体化粧料を含浸させた状態
で皮膚表面に当接させるためのシートが内部に装填され
た平たい透明プラスチック袋とが組み合わせられてお
り、上記化粧料充填袋の一端を開口するとともに上記透
明プラスチック袋の一端を開口し、上記化粧料充填袋の
開口部に、上記透明プラスチック袋の開口部を上から被
せ、上下を逆転させることにより、上記透明プラスチッ
ク袋内に液体化粧料が流入しシートに液体化粧料が含浸
されるよう構成されている化粧料包装体を要旨とする。
いて説明する。
ンの宣伝,拡販のために用いるサンプル包装体に適用し
た一実施の形態を示している。
量に充分な量)のローションが充填された小袋10と、
1枚のコットンマスク1が装填された透明プラスチック
袋11とを組み合わせたものである。
方形で、全体が、アルミニウム箔とプラスチックフィル
ムからなるラミネートフィルムを二重に折り畳んで形成
されており、その周縁部がヒートシールされている。ヒ
ートシール部分を斜線で示す。そして、その表面には、
このローションの商品名である「BLANCHIR」の
文字12と、商品であるローションの写真13とが印刷
されている。なお、14は、この小袋10を開けるため
の切り込み(いわゆる「ノッチ部」)である。
明プラスチック袋11は、縦15cm、横7.5cmの
長方形の平たい袋で、内側には、図5に示すものと同様
のコットンマスク1が、上記小袋10と略同じ大きさに
折り畳まれて装填されている。そして、コットンマスク
1を装填してなお余る上部は、折り返し部11aとして
裏側に折り返されており、粘着テープ15で止められる
ようになっている。
にして使用することができる。すなわち、まず、上記透
明プラスチック袋11の粘着テープ15を外し、折り返
し部11aを伸ばして開封するとともに、小袋10のノ
ッチ部14を破って開封する。そして、図2に示すよう
に、上記小袋10の開口を覆うようにして、コットンマ
スク1が装填された透明プラスチック袋11をすっぽり
被せる。つぎに、小袋10と透明プラスチック袋11と
を手指で押さえながら、その上下を逆転させ、図3
(a)に示すように、小袋10の大部分が透明プラスチ
ック袋11内に入り込んだ形にする。この姿勢にする
と、小袋10内のローション16が透明プラスチック袋
11の中に流れ込むため、透明プラスチック袋11内の
コットンマスク1にローション16が含浸されることに
なる。
ク袋11内の底の方に溜まりやすいため、空になった小
袋10を除いてから、図3(b)に示すように、透明プ
ラスチック袋11の折り返し部11aを最初のように裏
側に折り返し、透明プラスチック袋11の表裏から中の
ローション16を平たく伸ばすように指で軽く押すこと
により、コットンマスク1にローション16を充分にゆ
きわたらせることができる。
ば、1回分のローション16が充填された小袋10と、
1枚のコットンマスク1が装填された透明プラスチック
袋11とが組み合わせられており、上記透明プラスチッ
ク袋11を利用して、コットンマスク1にローション1
6を含浸させることができるようになっている。したが
って、いちいち専用のトレイを用意する必要がなく、ま
た手のひらを用いるより効率よく、簡単にローション1
6の含浸を行うことができる。しかも、ローション16
がコットンマスク1に浸透していく様子が、透明プラス
チック袋11の外側から目で見てわかるため、透明プラ
スチック袋11を揺らしたり押したりして、コットンマ
スク1へのローション16の含浸を均一に行わせるよう
補助動作を与えることができ、ローション16をコット
ンマスク1に充分にゆきわたらせることができる。
が充填された小袋10と、コットンマスク1が装填され
た透明プラスチック袋11は、バラバラになっていても
差し支えはないが、袋や台紙等を用いて、両者10,1
1を一まとまりの包装体にすることができる。その構成
はどのようなものであってもよいが、例えば図4(a)
に示すように、両者10,11を重ね、さらに必要であ
ればその商品説明等を印刷した冊子17を重ねて、全部
がちょうど入る大きさの透明プラスチック外袋18に入
れて上端開口から延びる開閉用の折り返し辺18aを裏
側に折り返して裏側で留めて、一まとまりにすることが
できる。このようにすると、取り扱いやすく、店頭で配
布したりダイレクトメールで送付したりするのに便利で
ある。
として、プラスチックシートや厚紙等からなる剛性シー
トを用い、この台紙19の見開きの左右の頁に袋20,
21を設け、その一方に小袋10と透明プラスチック袋
11を差し込んで保持し、他方に商品説明等を印刷した
冊子17を差し込んで保持するようにしてもよい。
ミニウム箔とプラスチックフィルムのラミネートフィル
ムで形成しているが、ヒートシール構造にする場合、素
材は、ヒートシール成形可能なものであれば、どのよう
なものを用いても差し支えはない。ただし、アルミニウ
ム箔やアルミニウム真空蒸着フィルム等、アルミニウム
を含むものであることが、特に好適である。すなわち、
アルミニウムは断熱効果、放熱効果に優れているからで
ある。
化粧料は、ローションに限らず、どのようなものであっ
ても差し支えはない。ただし、コットンマスク1等に含
浸させて用いるものでなければならない。
せるシートとして、折り畳んだコットンマスク1を用い
ているが、マスク形状のものに限らず、どのようなもの
であっても差し支えはない。例えば、単なる不織布シー
トや、従来から化粧に用いられるコットン、あるいはコ
ットンマスク1をタブレット状に圧縮成型し、化粧料の
浸透によって平たく広がるもの等を用いることができ
る。
るローションの宣伝,拡販のために用いるサンプル包装
体に適用したものであるが、サンプルではなく、販売用
の商品として用いることもできる。すなわち、上記小袋
10と透明プラスチック袋11を一組とし、これを複数
組まとめてパッケージしたものを、トラベルセットとし
て販売することができる。
は、ほぼ1回分の液体化粧料が充填された小袋と、1枚
の含浸用シートが装填された透明プラスチック袋とが組
み合わせられており、上記透明プラスチック袋を利用し
て、シートに液体化粧料を含浸させることができるよう
になっている。したがって、いちいち専用のトレイを用
意する必要がなく、また手のひらを用いるより効率よ
く、簡単に液体化粧料の含浸を行うことができる。しか
も、液体化粧料がシートに浸透していく様子が、透明プ
ラスチック袋の外側から目で見てわかるため、透明プラ
スチック袋を揺らしたり押したりして、シートへの液体
化粧料の含浸を均一に行わせるよう補助動作を与えるこ
とができ、液体化粧料をシートに充分にゆきわたらせる
ことができる。
を示す説明図である。
(b)は上記実施例のさらに他の変形例を示す説明図で
ある。
一例を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルム材を袋状に畳み周囲をヒートシ
ールすることにより形成され内部に液体化粧料が充填さ
れた化粧料充填袋と、上記液体化粧料を含浸させた状態
で皮膚表面に当接させるためのシートが内部に装填され
た平たい透明プラスチック袋とが組み合わせられてお
り、上記化粧料充填袋の一端を開口するとともに上記透
明プラスチック袋の一端を開口し、上記化粧料充填袋の
開口部に、上記透明プラスチック袋の開口部を上から被
せ、上下を逆転させることにより、上記透明プラスチッ
ク袋内に液体化粧料が流入しシートに液体化粧料が含浸
されるよう構成されていることを特徴とする化粧料包装
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24985798A JP3272677B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 化粧料包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24985798A JP3272677B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 化粧料包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000070035A JP2000070035A (ja) | 2000-03-07 |
JP3272677B2 true JP3272677B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=17199229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24985798A Expired - Fee Related JP3272677B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 化粧料包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3272677B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008212596A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Toshiaki Matsumiya | スキンシート及び美容液等収容具 |
CN103569471A (zh) * | 2012-07-20 | 2014-02-12 | 李和伟 | 一种固态面膜的包装装置 |
-
1998
- 1998-09-03 JP JP24985798A patent/JP3272677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000070035A (ja) | 2000-03-07 |
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