JP3271955B2 - 車両の路面摩擦係数推定装置 - Google Patents
車両の路面摩擦係数推定装置Info
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Description
域で精度良く路面摩擦係数を推定する車両の路面摩擦係
数推定装置に関する。
御,制動力制御,或いはトルク配分制御等について様々
な制御技術が提案され、実用化されている。これらの技
術では、必要な制御パラメータの演算、或いは、補正に
路面摩擦係数を用いるものも多く、その制御を確実に実
行するためには、正確な路面摩擦係数を推定する必要が
ある。
運動方程式に基づく車両運動モデルを設定し、センサ入
力から求められる実際の車両運動と車両運動モデルの挙
動を比較して路面摩擦係数を推定する技術が種々提案さ
れている。例えば、本出願人も、特開平8−2274号
公報で適応制御を利用した路面摩擦係数推定の技術を、
或いは、特願平10−242030号ではオブザーバに
より推定した車体すべり角を車両運動モデルに基づいた
高μ路および低μ路での基準値と比較して路面摩擦係数
を推定する技術等を提案している。
な車両運動モデルを用いて路面摩擦係数を推定する技術
は、センサ入力から求められる車両運動と車両運動モデ
ルの挙動が同一条件下(タイヤと路面間の摩擦係数が同
じ場合)で一致していることを前提としている。
や、車両を数値モデル化する際のモデル化誤差の影響に
より、これらを完全に一致させるのは困難である。路面
摩擦係数推定を行う場合、これら外乱、モデル化の誤差
の影響が路面摩擦係数の違いとして計算されるため、路
面摩擦係数の推定値は実際とは異なる値になる。
ためには、車両運動に路面摩擦係数の違いが(外乱やモ
デル化の誤差の影響と比較して)十分に大きく現れる場
面で、路面摩擦係数を推定すれば良い。そこで、従来で
は、車速や舵角等のドライバ操作で、車両運動に路面摩
擦係数の違いが十分に大きく現れる場面を規定し、路面
摩擦係数推定実行の条件としていた。
は、車両運動に路面摩擦係数の違いが十分に大きく現れ
る場面を規定するのに不十分であった。例えば、低速・
小舵角でも、ある程度素早い操舵ならば路面摩擦係数の
影響が現れる。逆に大舵角でも、ゆっくりした操舵では
路面摩擦係数の影響は現れにくくなる。
で、車両運動に路面摩擦係数の違いが十分に大きく現れ
る場面を正確に規定することができ、外乱やモデル化の
誤差の影響を考慮して、精度の高い路面摩擦係数を推定
することが可能な車両の路面摩擦係数推定装置を提供す
ることを目的とする。
請求項1記載の本発明による車両の路面摩擦係数推定装
置は、所定摩擦係数を有する路面における車両運動状態
の基準値に対して車両運動状態の実際値を比較すること
により現在の路面摩擦係数を推定する車両の路面摩擦係
数推定装置において、タイヤのコーナリングパワーを一
定とした車両運動モデルにドライバ操作を入力して得ら
れたコーナリングフォースを示すパラメータ値に応じて
路面摩擦係数の推定の実行可否を判断することを特徴と
する。
定装置は、所定摩擦係数を有する路面における車両運動
状態の基準値に対して車両運動状態の実際値を比較する
ことにより現在の路面摩擦係数を推定する。ここで、路
面摩擦係数推定の実行可否は、タイヤのコーナリングパ
ワーを一定とした車両運動モデルにドライバ操作を入力
して得られたコーナリングフォースを示すパラメータ値
に応じて判断する。
路面摩擦係数推定装置は、請求項1記載の車両の路面摩
擦係数推定装置において、上記車両運動モデルは、摩擦
係数の高い路面における車両運動モデルであることを特
徴とする。
路面摩擦係数推定装置は、請求項1又は請求項2記載の
車両の路面摩擦係数推定装置において、上記パラメータ
値は、横加速度であることを特徴とする。
路面摩擦係数推定装置は、所定摩擦係数を有する路面に
おける上記車両運動状態の基準値に対して車両運動状態
の実際値を比較することにより現在の路面摩擦係数を推
定し、この推定路面摩擦係数を加重平均することにより
最終的な路面摩擦係数を決定する車両の路面摩擦係数推
定装置において、上記加重平均の重み関数を、タイヤの
コーナリングパワーを一定とした車両運動モデルにドラ
イバ操作を入力して得られたコーナリングフォースを示
すパラメータ値に基づいて設定することを特徴とする。
施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の実施の形態
を示し、図1は路面摩擦係数推定装置の構成を示す機能
ブロック図、図2は4輪車の等価的な2輪車モデルを示
す説明図、図3はオブザーバの構成を示す説明図、図4
はコーナリングフォースの大きさと外乱領域の説明図、
図5は路面摩擦係数推定のフローチャート、図6は図5
の続きのフローチャート、図7は図6の続きのフローチ
ャートである。
路面摩擦係数を推定する路面摩擦係数推定装置を示し、
この路面摩擦係数推定装置1の制御部2には、前輪舵角
センサ3、車速センサ4、横加速度センサ5およびヨー
レートセンサ6が接続され、それぞれ、前輪舵角δfs,
車速Vs ,横加速度(d2 y/dt2 )s ,ヨーレート
(ヨー角速度)(dψ/dt)s が入力されるようにな
っている。尚、各パラメータの添字sは、センサ値であ
ることを区別するためのものである。
1、低μ路基準値推定部12、実際値推定部13、ヨー
レート比較路面μ推定部14、前輪すべり角比較路面μ
推定部15、最終路面μ設定部16から主要に構成され
ており、路面摩擦係数μを推定して出力する。
と前輪舵角δfsが入力され、予め設定しておいた高μ路
における車両の運動方程式に基づく車両運動モデルによ
り、検出した車速Vs 、前輪舵角δfsに対応するヨーレ
ートを高μ路基準ヨーレート(dψ/dt)H として推
定演算し、ヨーレート比較路面μ推定部14に出力す
る。
記高μ路基準ヨーレート(dψ/dt)H に加え、それ
ぞれ高μ路基準のヨー角加速度(d2 ψ/dt2 )H 、
前輪すべり角βfH、車体すべり角速度(dβ/dt)H
、横加速度(d2 y/dt2)H が出力される。ここ
で、高μ路基準値推定部11は、高μ路基準横加速度
(d2 y/dt2 )H を演算することから、後述の(1
−3)で説明するように、条件パラメータ推定手段とし
ての機能も有している。
/dt2 )H はヨーレート比較路面μ推定部14に、高
μ路基準前輪すべり角βfHは前輪すべり角比較路面μ推
定部15にそれぞれ入力される。さらに、高μ路基準車
体すべり角速度(dβ/dt)H は前輪すべり角比較路
面μ推定部15に、高μ路基準横加速度(d2 y/dt
2 )H はヨーレート比較路面μ推定部14と前輪すべり
角比較路面μ推定部15にそれぞれ入力される。尚、上
記高μ路基準値推定部11から出力される各パラメータ
の添字Hは、高μ路基準のパラメータであることを示
す。
と前輪舵角δfsが入力され、予め設定しておいた低μ路
における車両の運動方程式に基づく車両運動モデルによ
り、検出した車速Vs 、前輪舵角δfsに対応するヨーレ
ートを低μ路基準ヨーレート(dψ/dt)L として推
定演算し、ヨーレート比較路面μ推定部14に出力す
る。
記低μ路基準ヨーレート(dψ/dt)L に加え、それ
ぞれ低μ路基準のヨー角加速度(d2 ψ/dt2 )L 及
び前輪すべり角βfLが出力される。そして、低μ路基準
ヨー角加速度(d2 ψ/dt 2 )L はヨーレート比較路
面μ推定部14に、低μ路基準前輪すべり角βfLは前輪
すべり角比較路面μ推定部15にそれぞれ入力される。
尚、上記低μ路基準値推定部12から出力される各パラ
メータの添字Lは、低μ路基準のパラメータであること
を示す。
準値推定部12で用いる車両運動モデルと、各パラメー
タの演算について、図2を基に説明する。すなわち、図
2の車両運動モデルについて車両横方向の並進運動に関
する運動方程式は、前後輪のコーナリングフォース(1
輪)をFf,Fr、車体質量をM、横加速度を(d2y
/dt2 )として、 M・(d2 y/dt2 )=2・Ff+2・Fr …(1) で与えられる。
動方程式は、重心から前後輪軸までの距離をLf,L
r、車体のヨーイング慣性モーメントをIz、ヨー角加
速度を(d2 ψ/dt2 )として、 Iz・(d2 ψ/dt2 )=2・Ff・Lf−2・Fr・Lr …(2) で示される。
度(dβ/dt)とすると、横加速度(d2 y/dt
2 )は、 (d2 y/dt2 )=V・((dβ/dt)+(dψ/dt)) …(3) で表される。
角に対して1次遅れに近い応答をするが、この応答遅れ
を無視し、更に、サスペンションの特性をタイヤ特性に
取り込んだ等価コーナリングパワーを用いて線形化する
と以下となる。 Ff=−Kf・βf …(4) Fr=−Kr・βr …(5) ここで、Kf,Krは前後輪の等価コーナリングパワ
ー、βf,βrは前後輪の横すべり角である。
ロールやサスペンションの影響を考慮するものとして、
この等価コーナリングパワーKf,Krを用いて、前後
輪の横すべり角βf,βrは、前輪舵角をδfとして以
下のように簡略化できる。 βf=β+Lf・(dψ/dt)/V−δf …(6) βr=β−Lr・(dψ/dt)/V …(7) 以上の運動方程式をまとめると、以下の状態方程式が得
られる。 (dx(t) /dt)=A・x(t) +B・u(t) …(8) x(t) =[β (dψ/dt)]T u(t) =[δf 0]T a11=−2・(Kf+Kr)/(M・V) a12=−1−2・(Lf・Kf−Lr・Kr)/(M・
V2 ) a21=−2・(Lf・Kf−Lr・Kr)/Iz a22=−2・(Lf2 ・Kf+Lr2 ・Kr)/(Iz
・V) b11=2・Kf/(M・V) b21=2・Lf・Kf/Iz b12=b22=0 上記高μ路基準値推定部11では、上記(8)式に、例
えば路面μが1.0における等価コーナリングパワーK
f,Krを予め設定しておき、そのときどきの車両運動
状態(車速Vs 、前輪舵角δfs)における(dx(t) /
dt)=[(dβ/dt) (d2 ψ/dt2 )]T を
計算することで、高μ路基準の車体すべり角速度(dβ
/dt)H とヨー角加速度(d2 ψ/dt2 )H を演算
する。そして、演算した高μ路基準の車体すべり角速度
(dβ/dt)H とヨー角加速度(d2 ψ/dt2 )H
を積分することにより、高μ路基準の車体すべり角βH
とヨーレート(dψ/dt)H が得られる。また、高μ
路基準の車体すべり角βHとヨーレート(dψ/dt)H
を前記(6)式に代入することにより、高μ路基準前
輪すべり角βfHが算出される。更に、高μ路基準の車体
すべり角速度(dβ/dt)H とヨーレート(dψ/d
t)H を前記(3)式に代入することにより、高μ路基
準横加速度(d2 y/dt2 )H が算出される。
は、上記(8)式に、例えば路面μが0.3における等
価コーナリングパワーKf,Krを予め設定しておき、
そのときどきの車両運動状態(車速Vs 、前輪舵角δf
s)における(dx(t) /dt)=[(dβ/dt)
(d2 ψ/dt2 )]T を計算することで、低μ路基準
の車体すべり角速度(dβ/dt)L とヨー角加速度
(d2 ψ/dt2 )L を演算する。そして、演算した低
μ路基準の車体すべり角速度(dβ/dt)L とヨー角
加速度(d2 ψ/dt2 )L を積分することにより、低
μ路基準の車体すべり角βL とヨーレート(dψ/d
t)L が得られる。また、低μ路基準の車体すべり角β
L とヨーレート(dψ/dt)L を前記(6)式に代入
することにより、低μ路基準前輪すべり角βfLが算出さ
れる。
舵角δfs、横加速度(d2 y/dt 2 )s 及びヨーレー
ト(dψ/dt)s が入力され、実際の車両の挙動をフ
ィードバックしつつ、実際のヨーレート(dψ/dt)
O を推定演算する、車両運動モデルにより形成したオブ
ザーバである。実際値推定部13で推定演算されたヨー
レート(dψ/dt)O は、ヨーレート比較路面μ推定
部14に対して出力される。
レート(dψ/dt)O に加え、ヨー角加速度(d2 ψ
/dt2 )O がヨーレート比較路面μ推定部14に対し
て出力される。
角が前輪すべり角βfOとしてオブザーバにより演算され
て、前輪すべり角比較路面μ推定部15に出力されるよ
うになっている。尚、上記実際値推定部13から出力さ
れる各パラメータの添字Oは、オブザーバからのパラメ
ータであることを示す。
構成を図3により説明する。測定できる(センサで検出
できる)出力が、以下で示されるとき、 y(t) =C・x(t) …(9) オブザーバの構成は次のようになる。 (dx'(t)/dt)=(A−K・C)・x'(t)+K・y(t) +B・u(t) …(10)
に適用すると、x(t) は状態変数ベクトル(x'(t)
の「’」は推定値であることを示す)、u(t) は入力ベ
クトル、A、Bは状態方程式の係数行列であり、これら
は前述したものに対応する。また、y(t) は観測可能な
センサ出力ベクトルで、 y(t) =[βs (dψ/dt)s ]T であり、センサによる車体すべり角βs は、前記(3)
式の関係から、センサによる横加速度(d2 y/dt
2 )s 及びヨーレート(dψ/dt)s を基に得られる
センサによる車体すべり角速度(dβ/dt)s を積分
することにより求められる。さらに、Cはセンサ出力と
状態変数の関係を示す行列(本実施形態では単位行
列)、Kは任意に設定可能なフィードバックゲイン行列
であり、以下のように示される。
角加速度(d2 ψ/dt2 )O と車体すべり角速度(d
β/dt)O が以下の(11)、(12)式で推定演算
される。 (d2 ψ/dt2 )O =a11・(dψ/dt)O +a12・βO +b11・δfs +k11・((dψ/dt)s −(dψ/dt)O ) +k12・(βs −βO ) …(11) (dβ/dt)O =a21・(dψ/dt)O +a22・βO +k21・((dψ/dt)s −(dψ/dt)O ) +k22・(βs −βO ) …(12)
速度(d2 ψ/dt2 )O と車体すべり角速度(dβ/
dt)O を積分することにより、ヨーレート(dψ/d
t)O と車体すべり角βO を演算する。さらに、車体す
べり角βO とヨーレート(dψ/dt)O を前記(6)
式に代入することにより、前輪すべり角βfOが算出され
る。
基準値推定部12、実際値推定部13での演算は、車速
Vs =0では、0による除算となり演算が行えない。こ
のため、極低速(例えば、10km/hに達しない速度)で
は、ヨーレート及び横加速度はセンサ値とする。すなわ
ち、 (dψ/dt)H =(dψ/dt)L =(dψ/dt)
O =(dψ/dt)s (d2 y/dt2 )O =(d2 y/dt2 )s とする。また、車体すべり角については、定常円旋回の
幾何学的関係から、 βH =βL =βO =δfs・Lr/(Lf+Lr) とする。このとき、コーナリングフォースは発生してい
ないので、前輪すべり角は全て0となる。
は、車速Vs 、前輪舵角δfsのセンサ値と、高μ路基準
のヨーレート(dψ/dt)H 、ヨー角加速度(d2 ψ
/dt 2 )H 、横加速度(d2 y/dt2 )H と、低μ
路基準のヨーレート(dψ/dt)L 、ヨー角加速度
(d2 ψ/dt2 )L と、実際値として推定されたヨー
レート(dψ/dt)O 及びヨー角加速度(d2 ψ/d
t2 )O が入力される。そして、後述する実行条件が満
たされる場合に、高μ路基準ヨーレート(dψ/dt)
H と低μ路基準ヨーレート(dψ/dt)L とヨーレー
ト(dψ/dt)Oとにより、以下(13)式に基づき
新たな路面摩擦係数μγnを演算する。
において予め想定した路面摩擦係数(例えば1.0)
を、μL は、低μ路基準値推定部12において予め想定
した路面摩擦係数(例えば0.3)をそれぞれ示してい
る。 μγn=((μH −μL )・(dψ/dt)O +μL ・(dψ/dt)H −μH ・(dψ/dt)L )/((dψ/dt)H −(dψ/dt)L ) …(13)
準ヨーレート(dψ/dt)H と低μ路基準ヨーレート
(dψ/dt)L から一次関数を形成し、この一次関数
にヨーレート(dψ/dt)O を代入することにより路
面摩擦係数を求め、新たな路面摩擦係数μγnとする。
尚、この新たな路面摩擦係数μγnは、所定の上限値
(例えば、1.0)と下限値(例えば、特に低μ路にお
いて精度良く求めた他の路面摩擦係数値)の間で制限す
るものとする。
に、今回の路面摩擦係数μγnと前回の路面摩擦係数μ
n-1 とで得られる所定の増分を加える(加重平均する)
ことでヨーレート比較による路面摩擦係数μγを演算し
て、最終路面μ設定部16に対して出力するようになっ
ている。
H と低μ路基準ヨーレート(dψ/dt)L との差が大
きいほど信頼性が高い推定値と考え、予め以下のように
定めた。 κ1 =0.3・|(dψ/dt)H −(dψ/dt)L | /|(dψ/dt)H | …(15)
4で、ヨーレート比較による路面摩擦係数μγを演算す
る条件として次の条件を予め設定しておく。
を、横移動+鉛直軸周りの2自由度で近似し、且つ2輪
モデルとしているため、実車両との挙動差が大きくな
る、低速走行、大転舵時には演算を行わない。例えば、
車速Vs が10km/hに達しない場合、前輪舵角δfsの絶
対値が500deg より大きい場合には演算を行わない。
モデル化の段階で考慮されていない外乱等の影響を考慮
し、ノイズや外乱等の影響の割合が相対的に大きくなる
ヨーレートの絶対値が小さい場合には演算を行わない。
例えば、ヨーレート(dψ/dt)O の絶対値が1.5
deg/s に達しない場合には演算を行わない。
ングフォースに差が現れることを利用した路面摩擦係数
推定であるため、路面摩擦係数の影響に対してノイズや
外乱等の影響の割合が相対的に大きくなるコーナリング
フォースが小さい場合、すなわち、コーナリングフォー
スに比例する横加速度の絶対値が小さい場合には演算を
行わない。例えば、高μ路基準横加速度(d2 y/dt
2 )H の絶対値が0.15Gに達しない場合には演算を
行わない。
答は、路面摩擦係数により変化し遅れを生じる場合があ
る。この遅れが生じている時に路面摩擦係数の推定を行
うと誤差が大きくなる。従って、遅れが大きい場合や、
遅れによる誤差が大きくなると判断できる場合には演算
を行わない。例えば、ヨーレートの立ち上がり時以外の
遅れによる誤差が大きくなると判断できる場合には演算
を行わない。ここで、ヨーレートの立ち上がりは、(ヨ
ーレート)・(ヨー角加速度)で判定する。
基準ヨーレートとの差の絶対値がノイズや外乱等の影響
に対して十分な大きさを有しない場合は演算を行わな
い。例えば、高μ路基準ヨーレート(dψ/dt)H と
低μ路基準ヨーレート(dψ/dt)L との差の絶対値
が1deg/s に達しない場合は演算を行わない。
るため、例えば、高μ路基準ヨーレート(dψ/dt)
H の絶対値が1deg/s に達しない場合は演算を行わな
い。
定にヨーレートを用いているが、横加速度を用いて路面
摩擦係数を推定しても、確実に、高精度な路面摩擦係数
の推定を行うことができる。この場合、高μ路基準横加
速度と低μ路基準横加速度とオブザーバにより推定演算
した実際の横加速度を用いて、これらを基に路面摩擦係
数を推定する。横加速度を用いて路面摩擦係数を推定す
る各ロジックは、略同様にして導出することができるの
で、詳しい説明は省略する。
15は、車速Vs と、高μ路基準の前輪すべり角βfH、
車体すべり角速度(dβ/dt)H 、横加速度(d2 y
/dt2 )H と、低μ路基準前輪すべり角βfL及び前輪
すべり角βfOが入力される。そして、後述する実行条件
が満たされる場合に、高μ路基準前輪すべり角βfHと低
μ路基準前輪すべり角βfLと前輪すべり角βfOとによ
り、以下(16)式に基づき新たな路面摩擦係数μβfn
を演算する。この(16)式は、前記(13)式に対応
する式となっており、 μβfn=((μH −μL )・βfO+μL ・βfH−μH ・βfL) /(βfH−βfL) …(16)
3)式と同様に、高μ路基準前輪すべり角βfHと低μ路
基準前輪すべり角βfLから一次関数を形成し、この一次
関数に前輪すべり角βfOを代入することにより路面摩擦
係数を求め、新たな路面摩擦係数μβfnとする。そし
て、この新たな路面摩擦係数μβfnを、所定の範囲に制
限してフィルタ処理することにより前輪すべり角比較に
よる路面摩擦係数μβf を演算して、最終路面μ設定部
16に対して出力するようになっている。
15で、前輪すべり角比較による路面摩擦係数μβf を
演算する条件として、前記ヨーレート比較路面μ推定部
14と同様に、次の各条件を予め設定しておく。
ば、30km/hに達しない)場合には、正確な路面摩擦係
数の推定のため、路面摩擦係数の推定を行わない。
(例えば、0.5deg 〜5deg の範囲)にない場合は、
誤差が大きいとして路面摩擦係数の推定を行わない。
る横加速度の絶対値が小さい場合には演算を行わない。
例えば、高μ路基準横加速度(d2 y/dt2 )H の絶
対値が0.2Gに達しない場合には路面摩擦係数の推定
を行わない。
低μ路基準前輪すべり角βfL、前輪すべり角βfO間の遅
れは比較的少ないため、高μ路基準前輪すべり角βfH、
低μ路基準前輪すべり角βfL、基本前輪すべり角βfOが
全て同符号でなければ路面摩擦係数の推定を行わない。
低μ路基準前輪すべり角βfLとの比が設定範囲より大き
い場合(例えば、βfH/βfL>1.05の場合)には、
誤差が大きいと判断して路面摩擦係数の推定を行わな
い。
低μ路基準前輪すべり角βfLとの差の絶対値が設定値
(例えば、0.1deg )に達しない場合は外乱の影響に
より誤差が大きくなるため路面摩擦係数の推定を行わな
い。
も比較的クイックな操舵を行った時に高μ路基準前輪す
べり角βfHと低μ路基準前輪すべり角βfLとの差が現れ
やすい。特に、前輪すべり角の立ち上がり時に差が現れ
やすい。このため、例えば、高μ路基準車体すべり角速
度(dβ/dt)H の絶対値が1deg/s 以上の場合のみ
路面摩擦係数の推定を行う。
係数μγによる路面摩擦係数μn が推定されている場合
には、路面摩擦係数の推定を行わない。
ーレート比較による路面摩擦係数が得られない時には、
応答性を重視したパラメータとして前輪すべり角を用い
て、路面摩擦係数を設定できるようにしているので、応
答性が良く、さらに広い範囲での路面摩擦係数の設定が
可能になっている。尚、後輪すべり角を用いて、路面摩
擦係数を設定できるようにしても同様の効果が得られ
る。
ト比較による路面摩擦係数μγ、或いは、前輪すべり角
比較による路面摩擦係数μβf の何れかが入力され、入
力された路面摩擦係数を最終的な路面摩擦係数μとして
設定し出力する。
条件について詳述する。本実施の形態に示すような車両
運動モデルから路面摩擦係数を求める技術では、路面摩
擦係数によってコーナリングフォースが変化し、コーナ
リングフォースが変化することによって車両運動が変化
することを利用している。
に、コーナリングフォースの発生が小さい運転では、低
μ路と高μ路との間の差が外乱よりも小さく、路面摩擦
係数の推定に適さない。
ングフォースの低μ路と高μ路との間の差が外乱よりも
大きくなる2点鎖線以上の領域では、s/n比が大きく
なり、路面摩擦係数の違いも車両運動の違いとして大き
く現れる。
運動に路面摩擦係数の違いが十分に大きく現れる場面を
規定するのに不十分であるため、コーナリングフォース
の大きさ(本実施の形態では、コーナリングフォースと
比例関係にあり等価とみなせる横加速度)で規定する。
ーナリングフォースは路面摩擦係数の影響を受けてしま
うため、ドライバ操作を規定するパラメータとしては、
不適当である。例えば、低μ路を走行している場合は、
どの様なドライバ操作をしても常に小さい値となる。
定とした車両運動モデル、すなわち、本実施の形態では
高μ路における車両運動モデルに対してドライバ操作を
入力し、この高μ路基準車両運動モデルでのコーナリン
グフォースの大きさを路面摩擦係数推定を行う際の条件
に用いる。
は、高μ路基準車両運動モデルからのコーナリングフォ
ースに比例する横加速度の絶対値が小さい場合には演算
を行わないようになっている。このため、車両運動に路
面摩擦係数の違いが十分に大きく現れる場面を正確に規
定することができ、外乱やモデル化の誤差の影響を考慮
して、精度の高い路面摩擦係数を推定することが可能に
なっている。尚、このコーナリングフォースで車両運動
に路面摩擦係数の違いが十分に大きく現れる場面を規定
することは、本実施の形態、すなわち、ヨーレート或い
は前輪すべり角を基に路面摩擦係数を推定する方法に限
ることなく、他の車両運転状態から車両運動状態(例え
ば、車体すべり角、後輪すべり角等)を推定し、この車
両運動状態を基に路面摩擦係数を推定する路面摩擦係数
推定装置にも適用できることは言うまでもない。
ということは、それだけ路面摩擦係数推定の精度が高い
ということにもなる。そこで、本実施の形態のように、
コーナリングフォースを単に路面摩擦係数推定の実行可
否を決定する条件に用いるのではなく、以下のように路
面摩擦係数推定に反映させるようにしても良い。
以下の(14)’、(15)’式に置き換える。 μγ=μn-1 +κcf・(μγn−μn-1 ) …(14)’ ここで、κcfはコーナリングフォースに比例する高μ路
基準横加速度(d2 y/dt2 )H の絶対値に応じて設
定される値で、 κcf=Ccf・|(d2 y/dt2 )H | …(15)’ 尚、Ccfは0<Ccf<1の範囲で任意に定められた定数
である。
る高μ路基準横加速度(d2 y/dt2 )H に応じて今
回の路面摩擦係数μγnの重みを決定し、前回推定した
路面摩擦係数μn-1 と、今回の路面摩擦係数μγnとで
加重平均により路面摩擦係数μγを演算する。
て外乱やモデル化の誤差の影響を考慮して路面摩擦係数
を演算するようにすれば、正確な路面摩擦係数の推定領
域を一層広げることも可能になる。
置での処理を、図5〜図7のフローチャートで説明す
る。このプログラムは所定時間(例えば、10ms)毎に
実行される。まず、ステップ(以下、「S」と略称)1
01で、前輪舵角センサ3から前輪舵角δfs、車速セン
サ4から車速Vs 、横加速度センサ5から横加速度(d
2 y/dt2 )s 、ヨーレートセンサ6からヨーレート
(dψ/dt)s を読み込む。
値(例えば、10km/h)以上か否か判定し、設定値以上
であり0による除算の可能性がない場合には、S10
3、S104、S105の処理へと進む。
で、高μ路における車両運動モデルにより、高μ路基準
のヨーレート(dψ/dt)H 、ヨー角加速度(d2 ψ
/dt 2 )H 、前輪すべり角βfH、車体すべり角速度
(dβ/dt)H 、横加速度(d 2 y/dt2 )H が演
算される。
で、低μ路における車両運動モデルにより、低μ路基準
のヨーレート(dψ/dt)L 、ヨー角加速度(d2 ψ
/dt 2 )L 、前輪すべり角βfLが演算される。
運動モデルにより形成したオブザーバにより、実際値と
してヨーレート(dψ/dt)O 、ヨー角加速度(d2
ψ/dt2 )O 、前輪すべり角βfOが演算される。
より小さい場合には、S106へと進み、各パラメータ
(各車体すべり角βH ,βL ,βO 、各ヨーレート(d
ψ/dt)H ,(dψ/dt)L ,(dψ/dt)O 、
横加速度(d2 y/dt2 )O )をセンサ値、或いは幾
何学的演算により求められる極低速時の値とする。
いは、S106の処理の後は、S107以降へと進む。
S107〜S113の判定処理は、それぞれ、ヨーレー
ト比較路面μ推定部14でのヨーレート比較による路面
摩擦係数μγを演算する条件が成立しているか否か判定
するものである。
うに、S107では車速Vs が設定値(例えば、10km
/h)以上であるか、S108では前輪舵角δfsの絶対値
が設定値(例えば、500deg )以下か判定する。
うに、S109では基本ヨーレート(dψ/dt)O の
絶対値が設定値(例えば、1.5deg/s )以上か判定す
る。
うに、S110では高μ路基準横加速度(d2 y/dt
2 )H の絶対値が設定値(例えば、0.15G)以上か
判定する。
うに、S111では各(ヨーレート)・(ヨー角加速
度)が設定値(例えば、−0.15deg2/s3 )以上か判
定する。
うに、S112では高μ路基準ヨーレート(dψ/d
t)H と低μ路基準ヨーレート(dψ/dt)L との差
の絶対値が設定値(例えば、1deg/s )以上か判定す
る。
うに、S113では高μ路基準ヨーレート(dψ/d
t)H の絶対値が設定値(例えば、1deg/s )以上か判
定する。
の判定が成立する、ヨーレート比較による路面摩擦係数
μγの演算条件成立の場合はS114へと進み、ヨーレ
ート比較路面μ推定部14でヨーレート比較による路面
摩擦係数μγを推定演算してS115へと進む。一方、
S107〜S113の判定の一つでも成立しない場合
は、S114での演算は行わずにS115へとジャンプ
する。
れ、前輪すべり角比較路面μ推定部17での前輪すべり
角比較による路面摩擦係数μβf を演算する条件が成立
しているか否か判定するものである。
うに、S115では車速Vs が設定値(例えば、30km
/h)以上か判定する。
うに、S116では前輪すべり角βfOが設定範囲(例え
ば、0.5deg 〜5deg の範囲)内か判定する。
うに、S117では高μ路基準横加速度(d2 y/dt
2 )H の絶対値が設定値(例えば、0.2G)以上か判
定する。
うに、S118では高μ路基準前輪すべり角βfH、低μ
路基準前輪すべり角βfL、前輪すべり角βfOが全て同符
号か判定する。
うに、S119では高μ路基準前輪すべり角βfHと低μ
路基準前輪すべり角βfLとの比が設定範囲(例えば、β
fH/βfL>1.05)内か判定する。
うに、S120では高μ路基準前輪すべり角βfHと低μ
路基準前輪すべり角βfLとの差の絶対値が設定値(例え
ば、0.1deg )以上か判定する。
うに、S121では高μ路基準車体すべり角速度(dβ
/dt)H の絶対値が設定値(例えば、1deg/s )以上
か判定する。
うに、S122ではヨーレート比較による路面摩擦係数
μγによる路面摩擦係数μn が推定されていないか判定
する。
の判定が成立する、前輪すべり角比較による路面摩擦係
数μβf の演算条件成立の場合はS123へと進み、前
輪すべり角比較路面μ推定部15で前輪すべり角比較に
よる路面摩擦係数μβf を推定演算してS124へと進
む。一方、S115〜S122の判定の一つでも成立し
ない場合は、S123での演算は行わずにS124へと
ジャンプする。
よる路面摩擦係数μγ、前輪すべり角比較による路面摩
擦係数μβf のうち、演算された一つを最終的な路面摩
擦係数として設定して出力する(最終路面μ設定部1
6)。
び低μ路における車両運動モデルにより推定されるヨー
レートの基準値と、車両運動モデルにより形成したオブ
ザーバにより推定されるヨーレートの実際値を比較して
路面摩擦係数を求めることを基本としている。このた
め、外乱やノイズによる誤差、位相遅れによる誤差、更
に累積誤差が小さく精度の良い路面摩擦係数を求めるこ
とができる。
誤差に対応できない車両運動領域であっても、コーナリ
ングフォースの発生と密接に関係した前輪すべり角で正
確な路面摩擦係数を推定できるようになっている。
所定摩擦係数を有する路面における車両運動状態の基準
値に対して車両運動状態の実際値を比較することにより
現在の路面摩擦係数を推定する路面摩擦係数推定装置に
おいて、タイヤのコーナリングパワーを一定とした車両
運動モデルにドライバ操作を入力して得られたコーナリ
ングフォースを示すパラメータ値に応じて路面摩擦係数
の推定の実行可否を判断するようにしたので、車両運動
に路面摩擦係数の違いが十分に大きく現れる場面を正確
に規定することができ、外乱やモデル化の誤差の影響を
考慮して、精度の高い路面摩擦係数を推定することが可
能になる。
ク図
明図
Claims (4)
- 【請求項1】 所定摩擦係数を有する路面における車両
運動状態の基準値に対して車両運動状態の実際値を比較
することにより現在の路面摩擦係数を推定する車両の路
面摩擦係数推定装置において、タイヤのコーナリングパワーを一定とした車両運動モデ
ルにドライバ操作を入力して得られた コーナリングフォ
ースを示すパラメータ値に応じて路面摩擦係数の推定の
実行可否を判断することを特徴とする車両の路面摩擦係
数推定装置。 - 【請求項2】 上記車両運動モデルは、摩擦係数の高い
路面における車両運動モデルであることを特徴とする請
求項1記載の車両の路面摩擦係数推定装置。 - 【請求項3】 上記パラメータ値は、横加速度であるこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の路面
摩擦係数推定装置。 - 【請求項4】 所定摩擦係数を有する路面における上記
車両運動状態の基準値に対して車両運動状態の実際値を
比較することにより現在の路面摩擦係数を推定し、この
推定路面摩擦係数を加重平均することにより最終的な路
面摩擦係数を決定する車両の路面摩擦係数推定装置にお
いて、 上記加重平均の重み関数を、タイヤのコーナリングパワ
ーを一定とした車両運動モデルにドライバ操作を入力し
て得られたコーナリングフォースを示すパラメータ値に
基づいて設定することを特徴とする車両の路面摩擦係数
推定装置。
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JP5075660B2 (ja) * | 2008-02-12 | 2012-11-21 | 富士重工業株式会社 | 路面摩擦係数推定装置 |
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