JP3271727B2 - 抵抗体素子 - Google Patents
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Description
抵抗を有する抵抗体素子に係り、特に、内燃機関の吸入
空気流量を計測するに好適な抵抗体素子に関するもので
ある。
素子として、円筒状または板状の絶縁性を有するセラミ
ックなどの基体上に、細線状または薄膜状の抵抗体を形
成したものが知られている。そして、この抵抗体と電気
的に導通されるリード線の材料として、耐食性より貴金
属単体または貴金属の合金が選ばれていた。
の応答性に難点が残る。この点を向上させた抵抗体素子
として、例えば、特開平5−52626号公報に開示されてい
るものがある。これは、抵抗体素子のリード線に貴金属
等より熱伝導率の低い材料を用い、抵抗体で発熱させた
熱がリード線を伝って容易に逃げないようにし応答性の
向上を図るものである。具体的には、リード線は、鉄−
ニッケル合金等の熱伝導率の低い材質からなる芯線と、
製造時の酸化を防止するために芯線の表面に白金族の合
金をクラッドした被覆層とから形成されたものである。
−ニッケル合金の芯線を酸化防止用の被覆層で保護した
クラッド線を抵抗体素子のリード線として用いた場合、
溶接などにより抵抗体素子を支持部材に固定する際、熱
により溶接部近傍の該被覆層が剥離し、鉄−ニッケル合
金部が露出する。そして、自動車のエンジンルーム内の
ような苛酷な使用環境条件下においては、その露出した
部分が腐食し、性能や品質を低下させるという問題があ
った。
せないための溶接作業が必要で製作の面で難しい点を持
っているものであった。
クラッドしたリード線は、貴金属等のリード線に比べ材
料費は低減できるが、クラッド加工の加工費を含めた原
価を計算すると必ずしも安いものではなく、抵抗体素子
のコストアップに繋がっているものであった。
にガラスまたはガラスを含む導電体で接着固定されてい
るが、リード線とガラスとの密着強度は耐食性と裏腹な
関係にあり、耐食性を良くすると密着強度が低下すると
いう問題もある。
ド線として耐食性と低熱伝導率とを兼備し、信頼性の向
上と低コストに結び付く抵抗体素子を提供することにあ
る。
られてリード線と基体との密着強度が向上する抵抗体素
子を提供するものである。
依存性を示す電気抵抗を有する抵抗体と、抵抗体に電気
的に導通され前記電気抵抗を取り出すリード線とを含む
抵抗体素子において、リード線の材料が、貴金属元素の
うち少なくとも白金、パラジウムおよびイリジウムの3
元素を主成分とする合金であり、前記主成分の重量パー
セントが、白金15%、パラジウム70%およびイリジ
ウム15%であることにより達成される。
ウムと、前記白金と前記イリジウムを除く貴金属元素の
うち少なくとも1種類の元素とを主成分とする合金であ
って、前記白金と前記イリジウムとの合計重量に対する
前記イリジウムの重量パーセントが15%〜70%であ
ることにより達成される。
リジウムと該白金と該イリジウムを除く貴金属元素のう
ち少なくとも1種類の元素とを主成分とする合金であっ
て、白金とイリジウムとの合計重量に対するイリジウム
の重量パーセントが15%〜70%であること、あるい
はイリジウムとイリジウムを除く貴金属元素のうち少な
くとも2種類の元素とを主成分とする合金であって、該
合金の総重量に対するイリジウムの重量パーセントが2
0%以下であることによっても達成される。
は、電気絶縁性を有する基体と、基体上に形成された抵
抗体と、基体にガラスまたはガラスを含む導電体で固定
され抵抗体に電気的に導通されたリード線とを含み構成
された抵抗体素子において、リード線の材料が、上記し
たいずれかの合金からなるものである。
んだ貴金属元素を主成分とした合金で構成しているた
め、酸化防止のための被覆層を設けなくてもエンジンル
ーム内のような苛酷な使用環境条件下でも腐食すること
がなく、従って、加工作業により該被覆層が剥離しその
露出部分が腐食すると言うような問題がないので、性能
や品質の信頼性向上と低コストに結び付けることができ
る。
あるが、3元素合金またはそれ以上の多元素合金を採用
し、熱伝導率の低いものとしている。その結果、抵抗体
で発熱した熱がリード線から容易に逃げず、また、逆に
外部の熱がリード線を伝って侵入してくることがないの
で、抵抗体素子の応答性を高めることができる。特に、
リード線の外表面から逃げる熱量の影響が少なくなり、
その効果は大きい。
と、電源投入時の熱バランス安定時間が短くなりこの点
からも出力特性のバラツキが低減され応答性を高めるこ
とができる。
属単体に比較して、熱伝導率は低下することが知られて
いる。例えば、リード線として一般的に用いられている
白金単体および白金−イリジウム合金については、図5
に示されたように確認されている。これによれば、純白
金にイリジウムを含有させるほど純白金よりその熱伝導
率が低下することが判る。そして、イリジウムの含有率
(重量パーセント)が20%から50%位で熱伝導率が
顕著に低下している。しかし、イリジウムの含有率が増
加するに伴い、硬く脆くなると言ったイリジウム本来の
性質が表面化して来る。そのため、リード線のような伸
線加工する物のイリジウム含有率は、20%以下に限定
される。特に、自動車部品のように常に振動を受けるも
のでは、脆い材質であると断線の危険性があり、従っ
て、白金−イリジウム合金であれば、実用的な含有率は
10%から15%である。
属を含有させ熱伝導率を下げようとしても、2元素合金
のリード線では、加工性や機械的特性などに問題が生
じ、その含有率、即ち配合の自由度が限定され、思うよ
うに熱伝導率を下げることが困難である。
合であれば、熱伝導率が低い値を示すイリジウム含有率
30%位を確保し、且つイリジウム含有率を脆性の点で
問題のない15%に抑えるために、白金とイリジウム以
外の第3の貴金属を含有させて合金化することが考えら
れる。
%および第3の貴金属50%からなる3元素合金とす
る。このようにすれば、「白金とイリジウムの合計」に
対するイリジウム含有率(重量パーセント)30%は確
保され、合金全体に対するイリジウム含有率(重量パー
セント)は15%に抑えられる。従って、脆性を増すこ
となく熱伝導率を低下させることができる。
線は、貴金属元素を主成分とした3元素または多元素の
合金配合とすることによって、その配合の自由度を高め
発生する実用上の問題点を払拭し、純貴金属または2元
素合金と比較し低い値の熱伝導率を示すものとなる。
定に、ガラスまたはガラスを含有する導電体からなる接
着剤を用いる場合、ガラスとリード線の密着強度を増加
させる方法として、リード線の表面に薄く酸化被膜を形
成させ、該酸化被膜とガラスのイオン結合力を利用し密
着強度を増加させる方法がある。
た3元素合金または多元素合金のうち1種類の元素をパ
ラジウムとする。これにより、白金族の中にあって比較
的酸化し易いパラジウムが、約700℃の熱処理により
リード線の表面で酸化パラジウム(PdO)の酸化被膜
を形成するので、目的が達成される。
り説明する。
および図2を用いて説明する。
断面を示す図である。空気流量計測装置は、図に示すよ
うに、ボディ7内に自動車のエンジンに供給される空気
を流すための主空気通路1と、流量計測用の空気を流す
ための副空気通路2と、副空気通路2内にあって吸入空
気流量を検出するための発熱抵抗体素子4と、吸入空気
温度を検出するための感温抵抗体素子5と、それぞれの
素子が固定される支持部材6と、ボディ7の外周に設け
られた制御モジュール3と、から構成されている。
感温抵抗体素子5で検出された信号を、空気流量に対応
した電気信号として出力するものである。
子の断面を示す図である。
(両方を含めて以下、抵抗体素子等と言う。)は、リー
ド線11を除き従来の抵抗体素子等と同様の構造であ
る。その概要は、アルミナ等のセラミック材料から成る
円筒状の基体8の内部に、リード線11がガラス材料等
から成る接着剤9により固着され、その後、基体8の外
周面に、リード線11に電気的に導通された白金等の細
線を巻線して成る抵抗体10とガラス材料等から成るコ
ーティング層12とが形成されたものである。
金、イリジウム等の貴金属元素を主成分とした合金であ
る。そのため、酸化防止用の被覆層を設けなくても良好
なる耐食性を有している。従って、エンジンルーム内の
ような苛酷な使用環境条件下であっても腐食することが
なく性能や品質の信頼性が確保される。
ることにより、リード線11の耐食性を良好にし、且
つ、抵抗体10で発熱した熱量のうちリード線11を伝
わって逃げる熱量を、あるいは、ボディ7側からリード
線11を伝わって侵入してくる熱量を抑えることができ
る。
λ(W/m℃)は、比抵抗率σ(μΩ・cm)と、温度T
(℃)の関数であり、次式で表され、 λ=2.43×T×(1/σ) (数1) これより、純金属においては、熱伝導率λと比抵抗率σ
の間に反比例の関係が成り立つことが知られている。
嵌まるものではないが、貴金属を主成分とする貴金属合
金については、表1に示す通り、比抵抗率が大きいほど
熱伝導率が小さくなる。従って、貴金属を主成分とする
合金からなるリード線11の熱伝導率を小さくする元素
の配合は、元の純貴金属の比抵抗率より貴金属合金の比
抵抗率を大きくする配合であると言える。
の主成分である元の金属単体の比抵抗率σ0より高い値
を示す。これは、合金の結晶粒界中に存在する介在物が
抵抗となるためであり、合金全体としての比抵抗率を高
めるからであると云われている。
分とする3元素合金あるいは多元素合金であるため、結
晶粒界中に存在する介在物がさらに多種で複雑に存在す
る。従って、その合金の主成分である元の貴金属単体の
比抵抗率のいずれの値よりも、合金の比抵抗率の値が大
きくなる。それだから比抵抗率に反比例し熱伝導率が小
さくなり、断熱効果を向上させることができる。
ム、パラジウム、銀、オスミウム、イリジウム、白金お
よび金の8元素を指すものである。この8元素の中から
選択された少なくとも3元素を主成分とする合金であれ
ば、耐食性に優れ、且つ比抵抗率に反比例し熱伝導率が
小さい合金となる。
素合金あるいは多元素合金からなるリード線を用いるこ
とにより、耐食性が良好で信頼性が高く、リード線を伝
わる熱量を抑え応答性が優れた抵抗体素子等を提供する
ことができる。特に、リード線の外表面から逃げる熱量
の影響が少なくなり、その効果は大きい。さらに、リー
ド線の熱絶縁性が向上すると、電源投入時の熱バランス
安定時間が短くなりこの点からも出力特性のバラツキが
低減され応答性を高めることができる。
る。耐食性を更に確実なものとするために、リード線1
1の材料を、貴金属元素の中でも特に白金族元素に限定
し、このうちの少なくとも3種類の元素を主成分とする
合金とするものである。
ので優れた耐食性を示し、これらの元素のみの組合せの
合金の耐食性は、更に確実なものとなる。
ム、パラジウム、オスミウム、イリジウムおよび白金の
6元素を指すものである。前述したと同様にこの6元素
の中から選択された少なくとも3元素を主成分とする合
金であれば、耐食性に優れ、且つ比抵抗率に反比例し熱
伝導率が小さい合金となる。
耐食性に富んだ抵抗体素子を提供できる。
説明する。リード線11の材料が、白金族元素のうち少
なくとも1種類の元素と白金族元素を除く面心立方格子
結晶構造を有する遷移金属元素とを含む3種類または3
種類以上の元素からなる合金である場合である。
る場合、即ち2種類の金属元素の固溶体を容易に形成す
る場合、それらの元素が同じ結晶構造を持ち、両者の原
子半径の差が15%以内に近接してしていることが必要
条件とされている。
除き面心立方格子結晶構造を持ち、原子半径は、ルテニ
ウムの1.33Åから白金の1.39Åまでと非常に近
接している。従って、貴金属元素以外の遷移金属元素で
あっても、面心立方格子結晶構造を持つ遷移金属元素に
限定すれば、白金族元素と容易に固溶体を形成するもの
である。
晶構造を持つ元素の中には、ニッケルや鉄などの耐食性
に劣る元素も含まれている。しかし、このような元素も
合金配合する元素によっては耐食性を上げることが可能
である。例えば、ニッケル−モリブデン−鉄で構成した
ハステロイ合金の場合、クロムを配合することにより、
腐食速度を1/2×104まで抑えらることが知られて
いる。
耐食性に劣る遷移金属元素を含有させてもそれを補う別
の金属元素を配合させれば、耐食性を問題の無いレベル
まで改善できる。従って、この実施例においても、応答
性に優れ耐食性に富んだ抵抗体素子を提供できる。
て説明する。リード線11の材料である貴金属元素の合
金において、少なくとも白金、パラジウムおよびイリジ
ウムの3種類を主成分として含有しているものである。
般的に、強度と断熱性のバランスが考慮され、直径0.1
mmから0.3mmの細線である。しかし、このような細線
は、伸性が小さく加工中にクラックや断線を生じること
があり、細線化できない場合もある。
イリジウムの2元素合金は、伸性が良く加工し易い配合
であることが知られている。従って、少なくとも白金、
パラジウムおよびイリジウムの3種類を主成分とする合
金からなるリード線11は、伸線加工が容易で、上記の
ような場合にも対処することができる。
0%、イリジウム15%の合金の場合、当発明者の実測
値によれば熱伝導率λは18(W/m℃)を示し、白金
の熱伝導率の約1/4であることが判明した。且つ、伸
線加工も容易であった。従って、これらの合金からなる
リード線を用いれば、優れた抵抗体素子等を提供するこ
とができる。
リジウム15%の合金においては、白金とイリジウムと
の合計重量に対するイリジウム含有率(重量パーセン
ト)は50%である。これ位のイリジウム含有率でも熱
伝導率が低い値を示すことを当発明者は確認している。
そして、上記の確認結果と図5に示されたデータから、
白金とイリジウムと、該白金と該イリジウムを除く貴金
属元素のうち少なくとも1種類の元素とを主成分とする
合金においては、白金とイリジウムとの合計重量に対す
るイリジウム含有率(重量パーセント)は、15%〜7
0%の範囲位が望ましいと言える。
有率(重量パーセント)が20%であると、脆くて実用
的でないことを当発明者は確認している。
た空気流量計と従来の空気流量計の応答性を比較した一
実験結果を示す図である。
%、パラジウム70%、イリジウム15%の3種類の元
素から成る合金である。従来品のリード線の材料は、白
金単体である。当発明者による実験によって、本発明に
よる抵抗体素子を用いた空気流量計の方が、応答性、即
ち測定精度の向上が得られることが確認された。
素子を示す斜視図である。図において、発熱抵抗体素子
4および感温抵抗体素子5の構造は、それ自体の電気抵
抗が温度依存性を示す白金等の細線を抵抗体10として
用い、その抵抗体10をリード線11と電気的に導通
し、ホルダ14により固定したものである。
は、これまで記述してきた全ての合金が適用されるの
で、前述と同様に、応答性と耐食性に優れた抵抗体素子
等を提供することができる。
1との密着強度について説明する。
は、基体8とリード線11の接合に、ガラスまたはガラ
スを含有する導電体からなる接着剤が一般に用いられ、
その密着強度はリード線11の金属表面に対するガラス
の密着性に依存されている。そして、金属とガラスとの
密着性に関しては、金属表面の酸化被膜の存在が密着強
度を高める必要条件であると知られている。
て酸化皮膜とガラスのイオン結合が付加されるためであ
る。しかし、従来の抵抗体素子に用いられたリード線の
材料である白金や白金−イリジウム合金では、リード線
11の表面に酸化被膜を形成させることが困難で、基体
8とリード線11との密着強度に限界があった。
あって比較的酸化し易いパラジウムをリード線11に含
有させ、約700℃の加熱によりリード線11の表面に
酸化パラジウム(PdO)の酸化被膜を形成させるもの
である。これより、ガラスを含んだ接着剤9の焼成工程
(700℃以上)を介して、容易にリード線11の表面
に酸化被膜を形成させることができ、密着強度の向上が
図られる。
ることにより、応答性、耐食性に優れ、更に基体8とリ
ード線11との密着強度も高い抵抗体素子等を提供でき
る。
て成る抵抗体素子について説明したが、円筒形状以外の
板状の基体に抵抗膜を形成して成る抵抗体素子などにつ
いてもリード線を用いたものであれば適用され得ること
は言うまでもない。
抵抗体素子を得ることができる。そのため性能や品質の
信頼性と測定精度の向上が図られる。また、リード線は
クラッド加工のないものであり溶接作業も容易であるの
で、コスト低減が図られる。
加させることができるので、基体とリード線間の剥離に
よる弊害が無くなり製品信頼性の向上が図られる。
である。
図である。
と従来の空気流量計の応答性を比較した一実験結果を示
す図である。
視図である。
率と熱伝導率の関係を示す図である。
ル、4・・発熱抵抗体素子、5・・感温抵抗体素子、6・・支
持部材、7・・ボディ、8・・基体、9・・接着剤、10・・抵抗
体、11・・リード線、12・・コーティング層。
Claims (4)
- 【請求項1】 温度依存性を示す電気抵抗を有する抵抗体
と、前記抵抗体に電気的に導通され前記電気抵抗を取り
出すリード線とを含む抵抗体素子において、 前記リード線の材料が、少なくとも白金、パラジウムお
よびイリジウムの3元素を主成分とする合金であり、 前記主成分の重量パーセントが、白金15%、パラジウ
ム70%およびイリジウム15%であることを特徴とす
る抵抗体素子。 - 【請求項2】 温度依存性を示す電気抵抗を有する抵抗体
と、前記抵抗体に電気的に導通され前記電気抵抗を取り
出すリード線とを含む抵抗体素子において、 前記リード線の材料が、白金と、イリジウムと、前記白
金と前記イリジウムを除く貴金属元素のうち少なくとも
1種類の元素とを主成分とする合金であって、 前記白金と前記イリジウムとの合計重量に対する前記イ
リジウムの重量パーセントが15%〜70%であること
を特徴とする抵抗体素子。 - 【請求項3】 温度依存性を示す電気抵抗を有する抵抗体
と、前記抵抗体に電気的に導通され前記電気抵抗を取り
出すリード線とを含む抵抗体素子において、 前記リード線の材料が、イリジウムとイリジウムを除く
貴金属元素のうち少なくとも2種類の元素とを主成分と
する合金であって、前記合金の総重量に対する前記イリ
ジウムの重量パーセントが20%以下であることを特徴
とする抵抗体素子。 - 【請求項4】 電気絶縁性を有する基体と、前記基体上に
形成された抵抗体と、前記基体に固定され前記抵抗体に
電気的に導通されたリード線とを含み構成された抵抗体
素子において、前記リード線の材料が、請求項1から請
求項3までに記載されたいずれかの合金であることを特
徴とする抵抗体素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02410494A JP3271727B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 抵抗体素子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP02410494A JP3271727B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 抵抗体素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07229777A JPH07229777A (ja) | 1995-08-29 |
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ID=12129049
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02410494A Expired - Fee Related JP3271727B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 抵抗体素子 |
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JP (1) | JP3271727B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101375459B1 (ko) * | 2011-09-28 | 2014-03-18 | 가부시키가이샤 시바우라덴시 | 온도 센서 및 수소 충전 시스템 |
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JP5024272B2 (ja) * | 2008-12-17 | 2012-09-12 | 株式会社デンソー | 空気流量測定装置 |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP02410494A patent/JP3271727B2/ja not_active Expired - Fee Related
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