JP3271398B2 - 電線の屈曲試験装置および屈曲試験方法 - Google Patents
電線の屈曲試験装置および屈曲試験方法Info
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- JP3271398B2 JP3271398B2 JP29224893A JP29224893A JP3271398B2 JP 3271398 B2 JP3271398 B2 JP 3271398B2 JP 29224893 A JP29224893 A JP 29224893A JP 29224893 A JP29224893 A JP 29224893A JP 3271398 B2 JP3271398 B2 JP 3271398B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電線を繰り返し屈曲し
て、芯線の断線状態を検出する電線の屈曲試験装置およ
び試験方法に関する。
て、芯線の断線状態を検出する電線の屈曲試験装置およ
び試験方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車の車体側の電気機器とドア側の電
気機器とは、複数本の電線を結束してなるワイヤハーネ
スで接続されているが、ドアの開閉に伴ってワイヤハー
ネスが繰り返し屈曲されるため、各電線の芯線の断線状
態を検出する目的で屈曲試験が行われている。
気機器とは、複数本の電線を結束してなるワイヤハーネ
スで接続されているが、ドアの開閉に伴ってワイヤハー
ネスが繰り返し屈曲されるため、各電線の芯線の断線状
態を検出する目的で屈曲試験が行われている。
【０００３】上記屈曲試験用の試験機は、図４に示すよ
うに、ヒンジ１，１で結合した２枚のパネル２，３にグ
ロメット４，５を介してワイヤハーネス６を貫通させ、
上記両パネル２，３を油圧シリンダー等で繰り返し開閉
させる構造である。
うに、ヒンジ１，１で結合した２枚のパネル２，３にグ
ロメット４，５を介してワイヤハーネス６を貫通させ、
上記両パネル２，３を油圧シリンダー等で繰り返し開閉
させる構造である。
【０００４】そして、図５に示すように、上記ワイヤハ
ーネス６の各電線６ａ，６ｂ，６ｃの芯線６ｄ，…，６
ｄの一端部を一括して陽極用端子７に接続すると共に、
他端部も一括して陰極用端子８に接続して、陽極用端子
７と電源９との間に介設したテスター１０で導通状態を
検出することにより、芯線６ｄ，…，６ｄの断線状態を
検出していた。
ーネス６の各電線６ａ，６ｂ，６ｃの芯線６ｄ，…，６
ｄの一端部を一括して陽極用端子７に接続すると共に、
他端部も一括して陰極用端子８に接続して、陽極用端子
７と電源９との間に介設したテスター１０で導通状態を
検出することにより、芯線６ｄ，…，６ｄの断線状態を
検出していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図６
（Ａ）に示すように、複数本の芯線６ｄ，…，６ｄの
内、１本でも断線していなかったり、全て断線していて
も接触さえしていれば（不完全断線状態）、テスター１
０で断線が検出されないから、断線状態を正確に検出す
ることができない。また、断線状態をＸ線透視で検出す
る場合、図６（Ｂ）に示すように、断線部分が裏側にな
っていれば（不完全断線状態）、やはり断線状態を正確
に検出することができない。したがって、従来の断線状
態の検出は、芯線６ｄ，…，６ｄの全てが完全に断線し
た状態、つまり完全断線状態でないと検出できないとい
う問題があった。
（Ａ）に示すように、複数本の芯線６ｄ，…，６ｄの
内、１本でも断線していなかったり、全て断線していて
も接触さえしていれば（不完全断線状態）、テスター１
０で断線が検出されないから、断線状態を正確に検出す
ることができない。また、断線状態をＸ線透視で検出す
る場合、図６（Ｂ）に示すように、断線部分が裏側にな
っていれば（不完全断線状態）、やはり断線状態を正確
に検出することができない。したがって、従来の断線状
態の検出は、芯線６ｄ，…，６ｄの全てが完全に断線し
た状態、つまり完全断線状態でないと検出できないとい
う問題があった。
【０００６】本発明は上記従来の問題を解消するために
なされたもので、電線の芯線の断線状態を正確に検出で
きる電線の屈曲試験装置および屈曲試験方法を提供する
ことを目的とするものである。
なされたもので、電線の芯線の断線状態を正確に検出で
きる電線の屈曲試験装置および屈曲試験方法を提供する
ことを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第１に、自動車の車体とドアに間の配索
されるワイヤハーネスを構成する電線と同一の機械的特
性を付与した試験専用電線を用い、該試験専用電線を屈
曲試験機で繰り返し屈曲し、その後に、該試験専用電線
を構成する各芯線の断線状態を検出する試験装置であっ
て、上記試験専用電線の複数の各芯線は、その外周を絶
縁しており、該試験専用電線の各芯線の一端部と１本づ
つ電気接続させる複数個の陽極用端子あるいは陰極用端
子のいずれか一方と、該各芯線の他端部と１本づつ若し
くは一括して電気接続させる陰極用端子あるいは陽極用
端子のいずれか他方と、上記各陽極用端子あるいは陰極
用端子と電源との間にそれぞれ介設され、各芯線の導通
を検出するテスターとを設けたことを特徴とする電線の
屈曲試験装置を提供している。例えば、上記電線の各芯
線の一端部を１本づつ陽極用端子に接続すると共に、該
各芯線の他端部を１本づつ若しくは一括して陰極用端子
と接続し、かつ、上記各陽極用端子と電源との間にそれ
ぞれ各芯線の導通を検出するテスターを介設している。
尚、各芯線の一端部に１本づつ接続する端子を陰極用端
子とし、他方の１本づつあるいは一括して接続する端子
を陽極用端子としても良い。上記各芯線と電気接続させ
る陽極用端子あるいは陰極用端子は、芯線を挿入するス
リットを有する圧接刃を備え、上記芯線外周の絶縁層を
切断して芯線と電気接続させる構成としていることが好
ましい。また、本発明は、第２に、自動車の車体とドア
の間に配索されるワイヤハーネスの電線の屈曲試験方法
であって、上記ワイヤハーネスを構成する電線と同一の
機械的特性を付与した試験用電線を設け、該試験用電線
は、外周を絶縁した複数の芯線より構成し、該試験用電
線を屈曲試験機で繰り返し屈曲した後、上記試験専用電
線の各芯線の一端部と１本づつ電気接続させる複数個の
陽極用端子あるいは陰極用端子のいずれか一方と、該各
芯線の他端部と１本づつ若しくは一括して電気接続させ
る陰極用端子あるいは陽極用端子のいずれか他方と、上
記各陽極用端子あるいは陰極用端子と電源との間にそれ
ぞれ介設され、各芯線の導通を検出するテスターとを設
けた屈曲試験装置を用いて、各芯線の断線状態を測定し
て電線の耐久性を判断している電線の屈曲試験方法を提
供している。上記屈曲試験装置は、各芯線と電気接続さ
せる陽極用端子あるいは陰極用端子は、芯線を挿入する
スリットを有する圧接刃を備え、上記芯線外周の絶縁層
を切断して芯線と電気接続させていることが好ましい。
に、本発明は、第１に、自動車の車体とドアに間の配索
されるワイヤハーネスを構成する電線と同一の機械的特
性を付与した試験専用電線を用い、該試験専用電線を屈
曲試験機で繰り返し屈曲し、その後に、該試験専用電線
を構成する各芯線の断線状態を検出する試験装置であっ
て、上記試験専用電線の複数の各芯線は、その外周を絶
縁しており、該試験専用電線の各芯線の一端部と１本づ
つ電気接続させる複数個の陽極用端子あるいは陰極用端
子のいずれか一方と、該各芯線の他端部と１本づつ若し
くは一括して電気接続させる陰極用端子あるいは陽極用
端子のいずれか他方と、上記各陽極用端子あるいは陰極
用端子と電源との間にそれぞれ介設され、各芯線の導通
を検出するテスターとを設けたことを特徴とする電線の
屈曲試験装置を提供している。例えば、上記電線の各芯
線の一端部を１本づつ陽極用端子に接続すると共に、該
各芯線の他端部を１本づつ若しくは一括して陰極用端子
と接続し、かつ、上記各陽極用端子と電源との間にそれ
ぞれ各芯線の導通を検出するテスターを介設している。
尚、各芯線の一端部に１本づつ接続する端子を陰極用端
子とし、他方の１本づつあるいは一括して接続する端子
を陽極用端子としても良い。上記各芯線と電気接続させ
る陽極用端子あるいは陰極用端子は、芯線を挿入するス
リットを有する圧接刃を備え、上記芯線外周の絶縁層を
切断して芯線と電気接続させる構成としていることが好
ましい。また、本発明は、第２に、自動車の車体とドア
の間に配索されるワイヤハーネスの電線の屈曲試験方法
であって、上記ワイヤハーネスを構成する電線と同一の
機械的特性を付与した試験用電線を設け、該試験用電線
は、外周を絶縁した複数の芯線より構成し、該試験用電
線を屈曲試験機で繰り返し屈曲した後、上記試験専用電
線の各芯線の一端部と１本づつ電気接続させる複数個の
陽極用端子あるいは陰極用端子のいずれか一方と、該各
芯線の他端部と１本づつ若しくは一括して電気接続させ
る陰極用端子あるいは陽極用端子のいずれか他方と、上
記各陽極用端子あるいは陰極用端子と電源との間にそれ
ぞれ介設され、各芯線の導通を検出するテスターとを設
けた屈曲試験装置を用いて、各芯線の断線状態を測定し
て電線の耐久性を判断している電線の屈曲試験方法を提
供している。上記屈曲試験装置は、各芯線と電気接続さ
せる陽極用端子あるいは陰極用端子は、芯線を挿入する
スリットを有する圧接刃を備え、上記芯線外周の絶縁層
を切断して芯線と電気接続させていることが好ましい。
【０００８】
【作用】本発明によれば、例えば、電線の複数本の芯線
の各一端部を、複数個の陽極用端子に１本づつ接続する
と共に、上記芯線の各他端部を、複数個又は１個の陰極
用他端部に１本づつ又は一括して接続する。その後、電
源スイッチのオンで、電源の陽極→各陽極端子→各芯線
→陰極用端→電源の陰極の順に電気が通り、各陽極端子
と電源との間に介設したテスターをチェックすると、断
線している芯線のテスターでは導通が検出されず、断線
していない芯線のテスターでは導通が検出されるから、
各テスターにより、芯線の断線状態（断線本数）を正確
に検出できるようになる。
の各一端部を、複数個の陽極用端子に１本づつ接続する
と共に、上記芯線の各他端部を、複数個又は１個の陰極
用他端部に１本づつ又は一括して接続する。その後、電
源スイッチのオンで、電源の陽極→各陽極端子→各芯線
→陰極用端→電源の陰極の順に電気が通り、各陽極端子
と電源との間に介設したテスターをチェックすると、断
線している芯線のテスターでは導通が検出されず、断線
していない芯線のテスターでは導通が検出されるから、
各テスターにより、芯線の断線状態（断線本数）を正確
に検出できるようになる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図４以下の従来技術と同一構成・作用の
箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
明する。なお、図４以下の従来技術と同一構成・作用の
箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【００１０】本実施例では、自動車用肉薄型低圧電線
（ＡＶＳ）、自動車用極薄型低圧電線（ＡＶＳＳ）、耐
屈曲自動車用薄肉型低圧電線（ＡＶＳＦ）等の実際にワ
イヤハーネスに使用する電線と機械的特性が同じであっ
て、芯線６ｄ，…，６ｄの外周にエナメル層や酸化絶縁
膜を設けて互いに絶縁した試験専用の電線６ａ，６ｂ，
６ｃを使用する。
（ＡＶＳ）、自動車用極薄型低圧電線（ＡＶＳＳ）、耐
屈曲自動車用薄肉型低圧電線（ＡＶＳＦ）等の実際にワ
イヤハーネスに使用する電線と機械的特性が同じであっ
て、芯線６ｄ，…，６ｄの外周にエナメル層や酸化絶縁
膜を設けて互いに絶縁した試験専用の電線６ａ，６ｂ，
６ｃを使用する。
【００１１】図１に示すように、屈曲試験用の試験機
（図４参照）にセットしたワイヤハーネス６の上記試験
専用の電線６ａ，６ｂ，６ｃの芯線６ｄ，…，６ｄの一
端部は、同図では電線６ｃの芯線６ｄ，…，６ｄ（例え
ば７本）の部分のみしか図示していないが、断線検出チ
ェッカー１２の複数個（例えば７個）の陽極用端子１
３，…，１３に１本づつ接続する。
（図４参照）にセットしたワイヤハーネス６の上記試験
専用の電線６ａ，６ｂ，６ｃの芯線６ｄ，…，６ｄの一
端部は、同図では電線６ｃの芯線６ｄ，…，６ｄ（例え
ば７本）の部分のみしか図示していないが、断線検出チ
ェッカー１２の複数個（例えば７個）の陽極用端子１
３，…，１３に１本づつ接続する。
【００１２】上記各陽極用端子１３は、図２に示すよう
に、例えば、芯線６ｄを上方からスリット１３ａに挿入
して係止する圧接刃構造をとっても良い。この圧接刃構
造であれば、芯線６ｄの接続作業が簡単かつ迅速に行え
る。
に、例えば、芯線６ｄを上方からスリット１３ａに挿入
して係止する圧接刃構造をとっても良い。この圧接刃構
造であれば、芯線６ｄの接続作業が簡単かつ迅速に行え
る。
【００１３】また、上記各電線６ａ，６ｂ，６ｃの芯線
６ｄ，…，６ｄの他端部は、上記一端部と同様に、断線
検出チェッカー１２の陰極用端子１４に１本づつ若しく
は一括して接続する。
６ｄ，…，６ｄの他端部は、上記一端部と同様に、断線
検出チェッカー１２の陰極用端子１４に１本づつ若しく
は一括して接続する。
【００１４】上記断線検出チェッカー１２内には、電源
（バッテリー）９と上記各陽極用端子１３，…，１３と
の間にそれぞれ介設されて、各芯線６ｄ，…，６ｄの導
通をそれぞれ検出するテスター１０，…，１０が設けら
れている。
（バッテリー）９と上記各陽極用端子１３，…，１３と
の間にそれぞれ介設されて、各芯線６ｄ，…，６ｄの導
通をそれぞれ検出するテスター１０，…，１０が設けら
れている。
【００１５】上記構成であれば、今、電線６ａ，６ｂ，
６ｃの各芯線６ｄ，…，６ｄの一端部を、陽極用端子１
３，…，１３に１本づつ接続すると共に、該各芯線６
ｄ，…，６ｄの他端部を、陰極用端子１４に接続する。
６ｃの各芯線６ｄ，…，６ｄの一端部を、陽極用端子１
３，…，１３に１本づつ接続すると共に、該各芯線６
ｄ，…，６ｄの他端部を、陰極用端子１４に接続する。
【００１６】その後、電源スイッチ１５をオンすると、
電源９の陽極（＋）→各テスター１０→各陽極端子１３
→各芯線６ｄ→陰極用端子１４→電源９の陰極（−）の
順に電気が通る。
電源９の陽極（＋）→各テスター１０→各陽極端子１３
→各芯線６ｄ→陰極用端子１４→電源９の陰極（−）の
順に電気が通る。
【００１７】そして、上記各テスター１０をチェックす
ると、断線している芯線６ｄのテスター１０では導通が
検出されず、断線していない芯線６ｄのテスター１０で
は導通が検出されるから、導通が検出された（又は導通
が検出されない）テスター１０の個数により、芯線６ｄ
の断線状態（断線本数）を正確に検出できる。
ると、断線している芯線６ｄのテスター１０では導通が
検出されず、断線していない芯線６ｄのテスター１０で
は導通が検出されるから、導通が検出された（又は導通
が検出されない）テスター１０の個数により、芯線６ｄ
の断線状態（断線本数）を正確に検出できる。
【００１８】図３は、芯線６ｄの断線本数と屈曲回数と
の関係を示すグラフであり、芯線６ｄが７本である場合
には、屈曲回数ａで１本目が断線し、屈曲回数ｂで２本
目が断線し、以下同様にして、屈曲回数ｇで７本目が断
線したことを示している。このグラフにおいて、例え
ば、芯線６ｄの断線が２〜３本目までは許容されるとす
れば、４本目の屈曲回数ｅに対応するドアの開閉回数ま
では耐久性が有ると判断できることになる。なお、従来
では、芯線６ｄの断線が７本目にならなければ断線状態
を検出できないから（完全断線）、７本目の屈曲回数ｇ
に対応するドアの開閉回数までは耐久性が有るという誤
った判断をしていたことになる。
の関係を示すグラフであり、芯線６ｄが７本である場合
には、屈曲回数ａで１本目が断線し、屈曲回数ｂで２本
目が断線し、以下同様にして、屈曲回数ｇで７本目が断
線したことを示している。このグラフにおいて、例え
ば、芯線６ｄの断線が２〜３本目までは許容されるとす
れば、４本目の屈曲回数ｅに対応するドアの開閉回数ま
では耐久性が有ると判断できることになる。なお、従来
では、芯線６ｄの断線が７本目にならなければ断線状態
を検出できないから（完全断線）、７本目の屈曲回数ｇ
に対応するドアの開閉回数までは耐久性が有るという誤
った判断をしていたことになる。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、芯線間が絶縁された試験用電線を用い、各芯
線を陽極用端子あるいは陰極用端子に１本づつ接続する
ようにしているため、各陽極端子あるいは陰極用端子と
電源との間に介設したテスターのチェックにより、芯線
の断線状態（断線本数）を正確に検出できるようにな
り、より正確な耐久性又は信頼性試験が可能になる。ま
た、芯線の断線本数が２〜３本という規格も正確に遵守
できるようになる。さらに、従来の試験のようにＸ線を
使用する必要がなく、電線の被覆をカッターナイフで剥
ぎ取る作業等も不要になるので、安全性も向上する。
によれば、芯線間が絶縁された試験用電線を用い、各芯
線を陽極用端子あるいは陰極用端子に１本づつ接続する
ようにしているため、各陽極端子あるいは陰極用端子と
電源との間に介設したテスターのチェックにより、芯線
の断線状態（断線本数）を正確に検出できるようにな
り、より正確な耐久性又は信頼性試験が可能になる。ま
た、芯線の断線本数が２〜３本という規格も正確に遵守
できるようになる。さらに、従来の試験のようにＸ線を
使用する必要がなく、電線の被覆をカッターナイフで剥
ぎ取る作業等も不要になるので、安全性も向上する。
【図１】 本発明による試験方法の電気的等価回路図で
ある。
ある。
【図２】 陽極用端子と芯線との関係を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】 芯線断線回数と屈曲回数との関係を示すグラ
フである。
フである。
【図４】 屈曲試験機の斜視図である。
【図５】 従来の試験方法の電気的等価図である。
【図６】 （Ａ）（Ｂ）は、それぞれ芯線の断線状態の
説明図である。
説明図である。
６ ワイヤハーネス ６ａ〜６ｃ 電線 ６ｄ 芯線 ９ 電源 １０ テスター １２ 断線検出チェッカー １３ 陽極用端子 １４ 陰極用端子
Claims (4)
- 【請求項１】 自動車の車体とドアの間に配索されるワ
イヤハーネスを構成する電線と同一の機械的特性を付与
した試験専用電線を用い、該試験専用電線を屈曲試験機
で繰り返し屈曲し、その後に、該試験専用電線を構成す
る各芯線の断線状態を検出する試験装置であって、 上記試験専用電線の複数の各芯線は、その外周を絶縁し
ており、該試験専用電線の 各芯線の一端部と１本づつ電
気接続させる複数個の陽極用端子あるいは陰極用端子の
いずれか一方と、該各芯線の他端部と１本づつ若しくは
一括して電気接続させる陰極用端子あるいは陽極用端子
のいずれか他方と、上記各陽極用端子あるいは陰極用端
子と電源との間にそれぞれ介設され、各芯線の導通を検
出するテスターとを設けたことを特徴とする電線の屈曲
試験装置。 - 【請求項２】 上記各芯線と電気接続させる陽極用端子
あるいは陰極用端子は、芯線を挿入するスリットを有す
る圧接刃を備え、上記芯線外周の絶縁層を切断して芯線
と電気接続させる構成としている請求項１に記載の電線
の屈曲試験装置。 - 【請求項３】 自動車の車体とドアの間に配索されるワ
イヤハーネスの電線の屈曲試験方法であって、 上記ワイヤハーネスを構成する電線と同一の機械的特性
を付与した試験用電線を設け、該試験用電線は、外周を
絶縁した複数の芯線より構成し、該試験用電線を屈曲試
験機で繰り返し屈曲した後、 上記試験専用電線の各芯線の一端部と１本づつ電気接続
させる複数個の陽極用端子あるいは陰極用端子のいずれ
か一方と、該各芯線の他端部と１本づつ若しくは一括し
て電気接続させる陰極用端子あるいは陽極用端子のいず
れか他方と、上記各陽極用端子あるいは陰極用端子と電
源との間にそれぞれ介設され、各芯線の導通を検出する
テスターとを設けた屈曲試験装置を用いて、各芯線の断
線状態を測定して電線の耐久性を判断している電線の屈
曲試験方法。 - 【請求項４】 上記屈曲試験装置は、各芯線と電気接続
させる陽極用端子あるいは陰極用端子は、芯線を挿入す
るスリットを有する圧接刃を備え、上記芯線外周の絶縁
層を切断して芯線と電気接続させている請求項３に記載
の電線の屈曲 試験方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29224893A JP3271398B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 電線の屈曲試験装置および屈曲試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29224893A JP3271398B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 電線の屈曲試験装置および屈曲試験方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07146226A JPH07146226A (ja) | 1995-06-06 |
| JP3271398B2 true JP3271398B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=17779369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29224893A Expired - Fee Related JP3271398B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 電線の屈曲試験装置および屈曲試験方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3271398B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6439059B1 (en) * | 1999-07-26 | 2002-08-27 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Method of predicting bending life of electric wire or electric wire bundle |
| JP2001272320A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-05 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネスの屈曲試験装置 |
| JP2002157927A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-31 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電線の屈曲試験装置 |
| JP2007139488A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Omron Corp | 断線予兆検知方法、断線予兆検知装置、および該装置を内蔵した電源 |
| CN102288494A (zh) * | 2010-06-21 | 2011-12-21 | 鸿富锦精密工业（深圳）有限公司 | 插头引线弯折测试系统及方法 |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP29224893A patent/JP3271398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07146226A (ja) | 1995-06-06 |
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