JP3270417B2 - コンクリートブロック並びにコンクリートブロックの設置法 - Google Patents

コンクリートブロック並びにコンクリートブロックの設置法

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JP3270417B2
JP3270417B2 JP09188999A JP9188999A JP3270417B2 JP 3270417 B2 JP3270417 B2 JP 3270417B2 JP 09188999 A JP09188999 A JP 09188999A JP 9188999 A JP9188999 A JP 9188999A JP 3270417 B2 JP3270417 B2 JP 3270417B2
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功 藤林
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藤林コンクリート工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擁壁,排水溝,排
水トンネルなどを作る際に使用する擁壁ブロック,排水
溝ブロックなどのコンクリートブロック並びにこのコン
クリートブロックを使用したコンクリートブロックの設
置法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ブロック体の底板の隅部数箇所に姿勢保持ボルトを螺着
してこの姿勢保持ボルトの下端を底板の下面より昇降調
節自在に突設した構成のコンクリートブロックがある。
【0003】この姿勢保持ボルト付コンクリートブロッ
クの設置方法を簡単に説明すると、先ず、トラッククレ
ーンなどによりブロック体を基礎面上に前後の位置を所
定位置に合わせて吊り下げし、油圧ジャッキなどの複数
の上下調節装置の支承爪部でブロック体の底板の隅部を
支承し、次いで、この上下調節装置を昇降操作してブロ
ック体を所定の正しい姿勢に保持した後、数箇所の姿勢
保持ボルトを螺動下動することによりこの姿勢保持ボル
トの下端を基礎面に当接させてその正しい状態を保持
し、次いで、上下調節装置の支承爪部を下げて上下調節
装置を撤去した後、ブロック体の底板と基礎面との間の
間隙にコンクリートモルタルやセメントミルクなどの硬
化剤を注入充填することでブロック体を基礎面に固定
し、設置作業終了となるものであった。
【0004】また、一方、この姿勢保持ボルト付コンク
リートブロックの設置作業に際しては、直接姿勢保持ボ
ルトを基礎面に当接させると、重量のあるコンクリート
ブロックの全荷重が数本の姿勢保持ボルトに加わること
により姿勢保持ボルトが基礎面にめり込んでしまう恐れ
があるために、予め基礎面上にライナープレートと称さ
れる支承板を敷いておき、この支承板上に姿勢保持ボル
トの下端を当接支承させることが一般的に行われてい
る。
【0005】しかしながら、この支承板は、上記したよ
うにブロック体を設置する前に予め基礎面上に敷いてお
く、即ちブロック体の設置予定場所に基づいて姿勢保持
ボルトが位置すると予想される箇所に敷いておくもので
あるため、この支承板を基礎面上に敷設するには、ブロ
ック体の底板に対する姿勢保持ボルトの位置をきっちり
と寸法取りし、それを基礎面の設置予定場所に照らし合
わせて敷設位置設定を行わなければならず、この支承板
の敷設作業が非常に厄介で時間のかかる作業となってし
まっているという現状であった。
【0006】本発明は、このような問題点を見い出し、
これを解決するもので、ブロック体の底板の下面の姿勢
保持ボルトの下動突出位置に支承体を仮設固定し、この
支承体が螺動下動させた姿勢保持ボルトの下端に押圧さ
れて底板の下面から基礎面上に落下若しくは底板の下面
から基礎面に向かって姿勢保持ボルトと一体となって突
出する構成とすることで、姿勢保持ボルトを螺動下動す
るだけでこの姿勢保持ボルトが下動突出する基礎面位置
に支承体を敷設でき、これにより上記したような厄介な
支承体の敷設作業が不要となってブロック体の設置作業
をより容易に且つスピーディーに行えることになる画期
的なコンクリートブロック並びにこのコンクリートブロ
ックを使用したコンクリートブロックの設置法を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】ブロック体1の底板1Aの数箇所に姿勢保
持ボルト2を貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボルト2
の下端を底板1Aの下面より昇降調節自在に下方へ突出
し得るように構成したコンクリートブロックにおいて、
前記ブロック体1の底板1Aの数箇所に螺動貫通孔4を
設けてこの螺動貫通孔4に前記姿勢保持ボルト2を螺着
し、この底板1A下面の前記姿勢保持ボルト2の下動突
出位置であって、螺動 貫通孔4の下部を塞ぐ位置に凹設
部11を形成し、この凹設部11に姿勢保持ボルト2の下端
を支承するための支承体3を圧入若しくは接着して仮設
固定し、この支承体3の仮設固定強度を、前記姿勢保持
ボルト2の螺動による下動によってこの姿勢保持ボルト
2の下端が支承体3を押圧することで、前記支承体3が
前記ブロック体1の底板1A下面より離反して下方へ落
下若しくは姿勢保持ボルト2と一体となって下方へ突出
する仮設固定強度に設定し、この支承体3を仮設固定し
たブロック体1を、支承手段5を介して基礎面6より浮
上状態に設置支承した際に姿勢保持ボルト2を螺動貫通
孔4に対して螺動下動すると、この姿勢保持ボルト2の
下端が支承体3を押圧して支承体3が前記底板1Aの下
方の基礎面6上へ落下することになるか若しくは、支承
体3を押圧する姿勢保持ボルト2の下端と一体となって
支承体3が前記底板1Aの下方の基礎面6に向かって突
出することになるように構成したことを特徴とするコン
クリートブロックに係るものである。
【0009】また、前記支承体3は、前記底板1Aの下
面に埋設状態で仮設固定されてこの仮設固定状態の支承
体3が底板1Aの下面と略面一状態若しくは底板1Aの
下面よりも凹んだ状態となるように構成したことを特徴
とする請求項1記載のコンクリートブロックに係るもの
である。
【0010】また、前記支承体3の上部に、前記姿勢保
持ボルト2の下端を位置決め状態で受支承する受凹部7
を形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1
項に記載のコンクリートブロックに係るものである。
【0011】また、前記姿勢保持ボルト2の下端と前記
支承体3の上部とに、この姿勢保持ボルト2が支承体3
に対して回動可能な状態で連結し得る連結構造8を設
け、この姿勢保持ボルト2を螺動下動すると姿勢保持ボ
ルト2の下端が前記連結構造8を介して支承体3の上部
に連結し、この連結構造8を介して連結された支承体3
が姿勢保持ボルト2の螺動下動に伴って前記底板1Aの
下面から姿勢保持ボルト2と一体となって下方へ突出す
るように構成したことを特徴とする請求項1,2のいず
れか1項に記載のコンクリートブロックに係るものであ
る。
【0012】また、前記支承体3の下面を滑り止め面9
に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
項に記載のコンクリートブロックに係るものである。
【0013】また、基礎面6上に支承手段5を介して前
記請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンクリートブ
ロックの底板1Aを支承し、次いで姿勢保持ボルト2を
螺動下動させることにより、この姿勢保持ボルト2の下
端で支承体3を押圧して支承体3を底板1Aの下面から
基礎面6上に落下させるか若しくは底板1Aの下面から
姿勢保持ボルト2と一体となって支承体3を下方へ突出
させ、更に姿勢保持ボルト2を下動させて姿勢保持ボル
ト2の下端を基礎面6上に落下した支承体3に当接支承
させるか若しくは姿勢保持ボルト2の下動に伴って下方
へ突出する支承体3を基礎面6に当接させ、この姿勢保
持ボルト2の昇降調節により基礎面6に対する据付調整
を行ってブロック体1を正しい所定の姿勢に保持し、次
いでブロック体1の底板1Aと基礎面6との間隙10にコ
ンクリートモルタルやセメントミルクなどの硬化剤を充
填してブロック体1を基礎面6に固定することを特徴と
するコンクリートブロックの設置法に係るものである。
【0014】また、基礎面6上に複数の上下調節装置5
Aを設置してこの複数の上下調節装置5Aで前記請求項
1〜5のいずれか1項に記載のコンクリートブロックの
底板1Aの数箇所を支承し、この複数の上下調節装置5
Aを調節してブロック体1を正しい姿勢に保持せしめ、
次いで姿勢保持ボルト2を螺動下動させることにより、
この姿勢保持ボルト2の下端で支承体3を押圧して支承
体3を底板1Aの下面から基礎面6上に落下させるか若
しくは底板1Aの下面から姿勢保持ボルト2と一体とな
って支承体3を下方へ突出させ、更に姿勢保持ボルト2
を下動させて姿勢保持ボルト2の下端を基礎面6上に落
下した支承体3に当接支承させるか若しくは姿勢保持ボ
ルト2の下動に伴って下方へ突出する支承体3を基礎面
6に当接させ、この姿勢保持ボルト2の昇降調節により
基礎面6に対する据付調整を行ってブロック体1を正し
い所定の姿勢に保持した後前記上下調節装置5Aを取り
外し、次いでブロック体1の底板1Aと基礎面6との間
隙10にコンクリートモルタルやセメントミルクなどの硬
化剤を充填してブロック体1を基礎面6に固定すること
を特徴とするコンクリートブロックの設置法に係るもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0016】先ず、基礎面6上に適宜な支承手段5を介
してブロック体1を基礎6より浮上状態に支承する。
【0017】次いで、姿勢保持ボルト2を螺動貫通孔4
に対し螺動下動させるとこの姿勢保持ボルト2の下端が
凹設部11に圧入若しくは接着して仮設固定された支承体
3を押圧し、この押圧力を受けて支承体3がブロック体
1の底板1Aの下面から離反して姿勢保持ボルト2の下
動突出位置の真下の基礎面6上に落下するか若しくは底
板1Aの下面から姿勢保持ボルト2と一体となって支承
体3が下方に突出する。
【0018】そして更に、姿勢保持ボルト2を螺動下動
し続けると、姿勢保持ボルト2の下端が真下に位置する
基礎面6上の支承体3に当接支承するか若しくは姿勢保
持ボルト2の下動に伴って下方へ突出する支承体3が基
礎面6に当接することになり、この状態で姿勢保持ボル
ト2を昇降調節することにより基礎面6に対する据付調
整を行ってブロック体1を正しい姿勢に保持することが
できる。
【0019】従って、本発明によれば、姿勢保持ボルト
2を螺動下動させるだけの作業で自動的に基礎面6上に
支承体3が敷設されてこの支承体3に姿勢保持ボルト2
の下端が確実に支承されることになるので、従来のよう
なブロック体設置前の支承板の厄介な敷設作業は不要と
なり、それだけブロック体1の設置作業を容易に且つス
ピーディーに行うことができる。
【0020】そして姿勢保持ボルト2によりブロック体
1を正しい姿勢に据付調整したら、底板1と基礎面との
間隙10にコンクリートモルタルやセメントミルクなどの
硬化剤を充填してブロック体1を基礎面6上に設置固定
する。
【0021】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0022】図面は、ブロック体1の底板1Aの数箇所
に姿勢保持ボルト2を貫通状態に螺着してこの姿勢保持
ボルト2の下端を底板1Aの下面より昇降調節自在に下
方へ突出し得るように構成した既存のコンクリートブロ
ック(擁壁ブロック)を示している。
【0023】前記底板1A下面の前記姿勢保持ボルト2
の下動突出位置に、この姿勢保持ボルト2の下端を支承
するための支承体3を仮設固定している。
【0024】更に具体的には、前記ブロック体1の底板
1Aの隅部の数箇所に上下方向に貫通する貫通孔を形成
すると共に、この貫通孔にナット4Aを埋め込み形成す
ることにより底板1Aの隅部の数箇所に螺動貫通孔4を
設け、この螺動貫通孔4に前記姿勢保持ボルト2を螺着
し、この螺動貫通孔4の下部を塞ぐ位置に前記支承体3
を仮設固定している。
【0025】本実施例の支承体3の仮設固定構造は、螺
動貫通孔4の下部となる底板1Aの下面に支承体3の形
状に略合致する凹設部11を形成し、この凹設部11に支承
体3を圧入嵌合することで仮設状態に固定した場合を示
している。即ち、支承体3は、底板1Aの下面に埋設状
態で仮設固定されてこの仮設固定状態の支承体3が底板
1Aの下面と略面一状態となるように構成し、ブロック
体1を載置する際にこの支承体3が邪魔とならないよう
にしている。
【0026】また、この支承体3の仮設固定強度を、前
記姿勢保持ボルト2の螺動による下動によってこの姿勢
保持ボルト2の下端が支承体3を押圧することで、前記
支承体3が前記ブロック体1の底板1A下面より離反し
て下方へ落下若しくは姿勢保持ボルト2と一体となって
下方へ突出する仮設固定強度に設定している。
【0027】この仮設固定構造は、本実施例に限定され
るものではなく、例えば、支承体3を底板1A下面の姿
勢保持ボルト2の下動突出位置に接着固定しても良く
要は底板1A下面の姿勢保持ボルト2の下動突出位置に
支承体3が固定されていて姿勢保持ボルト2の下動突出
によって離反するように構成されていれば良い。
【0028】尚、請求項に記載されている「仮設固定」
なる表現は、本実施例のように完全に固定されていない
所謂仮止め状態も、接着により固定されているが姿勢保
持ボルト2の螺動下動により押圧されて離反落下するこ
とになる固定状態をも含む意味合いで用いたものであ
る。
【0029】ここで、仮設固定された支承体3の姿勢保
持ボルト2による押圧離反構造を具体的に説明する。
【0030】図3は第一実施例、図4は第二実施例、図
5は第三実施例を示している。
【0031】第一実施例について説明する。
【0032】本実施例は、姿勢保持ボルト2の下端が支
承体3を押圧することで、前記支承体3が前記ブロック
体1の底板1A下面より離反して下方へ落下する構成と
した場合を示している。
【0033】具体的には、単に前記螺動貫通孔4の下部
を塞ぐ位置に、この螺動貫通孔4の下部に板状の前記支
承体3を当接状態で仮設固定し、図3(a)の状態から
前記姿勢保持ボルト2を下動して姿勢保持ボルト2の下
端がこの螺動貫通孔4の下部から突出すると、図3
(b)に示すように支承体3の上面が下方への押圧力を
受けて凹設部11から嵌脱離反し、姿勢保持ボルト2の真
下の基礎面6上に落下して敷設されるように構成してい
る。
【0034】そして、更に姿勢保持ボルト2を下動させ
ると、図3(c)に示すように真下に敷設された支承体
3の上面に姿勢保持ボルト2の下端が確実に当接するこ
とになる構成としている。
【0035】従って、この構成は簡易に設計実現可能な
構成であり、量産性に秀れ安価に構成できる。
【0036】尚、図1,図2ではこの第一実施例の押圧
離反構造を採用した場合を示しているが、勿論後述の第
二,第三実施例を採用して構成しても良い。
【0037】第二実施例について説明する。
【0038】本実施例は、前述の第一実施例において、
支承体3の上部に、前記姿勢保持ボルト2の下端を位置
決め状態で受支承する受凹部7を形成し、更に支承体3
の下面に溝条を複数並設状態に設けて滑り止め面9に形
成した場合を示している。
【0039】従って、本実施例においては、基礎面6上
への落下に際して支承体3が滑り止め面9によって移動
しにくく、一層正確な位置に支承体3が敷設されること
になり、しかも受凹部7を設けたことにより、多少支承
体3の敷設位置がズレていても姿勢保持ボルト2の下端
が受凹部7に入り込もうすることで支承体3の位置是正
がなされることになるし、姿勢保持ボルト2の下端が受
凹部7に支承されることで姿勢保持ボルト2の螺動によ
る支承体3の位置ズレも防止されることになるなど第一
実施例に比して一層実用的となる。
【0040】尚、作動については第一実施例と同様であ
るので省略する。
【0041】第三実施例について説明する。
【0042】本実施例は、姿勢保持ボルト2の下端が支
承体3を押圧することで、支承体3が姿勢保持ボルト2
と一体となって底板1Aの下面から下方へ突出する構成
とした場合を示している。
【0043】具体的には、姿勢保持ボルト2の下端と前
記支承体3の上部とに、この姿勢保持ボルト2が支承体
3に対して回動可能な状態で連結し得る連結構造8を設
け、この姿勢保持ボルト2を螺動下動すると姿勢保持ボ
ルト2の下端が前記連結構造8を介して支承体3の上部
に連結し、この連結構造8を介して連結された支承体3
が姿勢保持ボルト2の螺動下動に伴って前記底板1Aの
下面から姿勢保持ボルト2と一体となって下方へ突出す
るように構成した場合を示している。
【0044】本実施例の連結構造8は、姿勢保持ボルト
2の下端に球状の連結係止部8Aを設ける一方、この球
状の連結係止部8Aに連結し得る上部開口型の係合凹部
8Bを前記支承体3の上部に設けている。
【0045】また、この係合凹部8Bは、前記球状の連
結係止部8Aの形状に略合致する球状凹部に形成し、更
にこの係合凹部8Bの上部開口部の径を連結係止部8A
の最大径幅よりもやや小さい径幅に設定して、この連結
係止部8Aを係合凹部8Bに圧入することで抜け止め連
結状態となり、且つこの連結状態で球状の連結係止部8
Aと球状凹部(係合凹部8A)との関係により姿勢保持
ボルト2が支承体3に対して回動可能となるように構成
している。
【0046】従って、本実施例においては、図5の
(a)に示した状態(姿勢保持ボルト2と支承体3とが
連結されていない状態)から、姿勢保持ボルト2を下動
すると姿勢保持ボルト2下端の連結係止部8Aが支承体
3上部の係合凹部8Bに連結係止し、姿勢保持ボルト2
の下動によりこの姿勢保持ボルト2の下端が螺動貫通孔
4の下部から突出すると、図5(b)に示すように支承
体3が姿勢保持ボルト2と一体となって下方へ基礎面6
に向かって突出するように構成している。
【0047】そして、更に姿勢保持ボルト2を下動させ
ると、支承体3の上面に姿勢保持ボルト2の下端が確実
に当接した状態で図5(c)に示すように姿勢保持ボル
ト2の螺動突出位置の真下の基礎面6位置に当接(敷
設)することになる。また、この際、姿勢保持ボルト2
は支承体3に対して回動可能であるので、姿勢保持ボル
ト2を螺動させての最終的な据付調整作業を何ら支承な
く行うことができる。
【0048】従って、本実施例においては、支承体3が
姿勢保持ボルト2と一体となって下方へ基礎面6に向か
って突出するため、第一・第二実施例よりも更に正確な
位置に支承体3が敷設されることになる。また、この構
成は簡易に設計実現可能な構成でもあり、量産性に秀れ
安価に構成できる。
【0049】また、本実施例も支承体3の下面を第二実
施例と同様な構成の滑り止め面9に形成し、支承体3の
安定した位置決め効果が得られるようにした場合を示し
ている。
【0050】次に、本実施例のコンクリートブロックの
具体的な設置法を説明する。
【0051】先ず、基礎面6上に支承手段5を介してブ
ロック体1の底板1Aを支承する。
【0052】本実施例では、図1に示すように、支承手
段5として油圧ジャッキなどの複数の上下調節装置5A
を採用し、この上下調節装置5Aの支承爪部12で底板1
Aの隅部(四隅)を支承した場合を示している。
【0053】この複数の上下調節装置5Aを調節してブ
ロック体1を正しい高さとなるように保持する。
【0054】次いで、姿勢保持ボルト2を螺動下動させ
ることにより、図2に示すように、この姿勢保持ボルト
2の下端で支承体3を押圧して支承体3を底板1Aの下
面から基礎面6上に落下させるか若しくは底板1Aの下
面から姿勢保持ボルト2と一体となって支承体3を下方
へ突出させ、更に姿勢保持ボルト2を下動させて姿勢保
持ボルト2の下端を基礎面6上に落下した支承体3に当
接支承させるか若しくは姿勢保持ボルト2の下動に伴っ
て下方へ突出する支承体3を基礎面6に当接させる。
【0055】そして、この姿勢保持ボルト2の昇降調節
により基礎面6に対する据付調整を行ってブロック体1
を正しい所定の姿勢に保持した上で、前記上下調節装置
5Aの支承爪部12を下げてを取り外す。
【0056】次いで、ブロック体1の底板1Aに設けた
注入孔13から底板1Aと基礎面6との間隙10にコンクリ
ートモルタルやセメントミルクなどの硬化剤を充填し、
硬化剤の硬化によってブロック体1が基礎面6に固定さ
れ、施工終了となる。
【0057】従って、本実施例では、姿勢保持ボルト2
を螺動下動させるだけの作業で自動的に基礎面6上に支
承体3が敷設されてこの支承体3に姿勢保持ボルト2の
下端が確実に支承されることになるので、従来のような
ブロック体設置前の支承板の厄介な敷設作業は不要とな
り、それだけブロック体1の設置作業を容易に且つスピ
ーディーに行うことができる。
【0058】尚、本実施例では、支承手段5として油圧
ジャッキなどの上下調節装置5Aを採用した場合を示し
たが、例えばクサビなどのスペーサーを採用しても良
い。
【0059】また、本実施例では図示していないが、底
板1Aの下面重心位置近傍や、基礎面のブロック体1を
載置した際に底板1Aの下面重心位置近傍が位置する箇
所にブロック体1にヤジロベー作動を付加する支点突部
を設ける構成としても良く、このように構成すると、支
点突部を支点にブロック体1を揺り動かしたりずり動か
したりしてブロック体1を正しい位置に是正することが
容易に行われることになる。
【0060】尚、図中符号6Aは基礎砕石層、6Bは基
礎砕石層6Aの上部に設けられる基礎コンクリート層で
あって、この基礎砕石層6Aと基礎コンクリート層6B
とによって前記基礎面6を構成した場合を示している。
【0061】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、単
に姿勢保持ボルトを螺動下動することだけで、ブロック
体の底板の姿勢保持ボルトの下動突出位置からその真下
の基礎面上に支承体が落下して敷設するか若しくは姿勢
保持ボルトと一体となって支承体が姿勢保持ボルトの下
動突出位置の真下の基礎面に向かって突出接地すること
になり、引き続いて姿勢保持ボルトを螺動下動すれば、
支承体上に姿勢保持ボルトが確実に支承された状態で数
本の姿勢保持ボルトによりブロック体が基礎面上に支承
されることなる。
【0062】従って、本発明によれば、姿勢保持ボルト
を螺動下動させるだけの作業で自動的に基礎面上に支承
体が敷設されてこの支承体に姿勢保持ボルトの下端が確
実に支承されることになるので、従来のようなブロック
体設置前の支承板の厄介な敷設作業は不要となり、それ
だけブロック体の設置作業を容易に且つスピーディーに
行うことができ、しかも姿勢保持ボルトの螺動下動によ
って下方へ落下するか若しくは姿勢保持ボルトと一体と
なって下方へ突出する支承体の仮設固定構造を簡易な構
成にして容易に設計実現可能となるなど極めて実用性に
秀れた画期的なコンクリートブロックとなる。
【0063】また、請求項記載の発明においては、支
承体がブロック体の底板の下面から突出しないから、支
承体がブロック体を載置する際の邪魔とならず、従来と
同様の取り扱いができる一層実用性に秀れた構成のコン
クリートブロックとなる。
【0064】また、請求項記載の発明においては、受
凹部を設けたことにより、多少支承体の敷設位置がズレ
ていても姿勢保持ボルトの下端が受凹部に入り込もうす
ることで支承体の適正な敷設位置への位置是正がなされ
ることになるし、姿勢保持ボルトの下端が受凹部に支承
されることで姿勢保持ボルトの螺動による支承体の位置
ズレも防止されることになるなど一層実用性に秀れたコ
ンクリートブロックとなる。
【0065】また、請求項記載の発明においては、支
承体が姿勢保持ボルトと一体となって下方へ突出する構
成を簡易に設計実現可能となる上、支承体が姿勢保持ボ
ルトと一体となって下方へ基礎面に向かって突出するた
めに確実に適正な位置に支承体が敷設されることにな
り、しかもこの際、姿勢保持ボルトは支承体に対して回
動可能であるので、姿勢保持ボルトを螺動させてのブロ
ック体の最終的な据付調整作業を何ら支承なく行うこと
ができるなど極めて実用性に秀れた構成のコンクリート
ブロックとなる。
【0066】また、請求項記載の発明においては、例
えば、基礎面上へ支承体が落下する構造の場合には、こ
の支承体の下面を滑り止め面としたことで落下の際に支
承体が大きく移動してしまうことが防止されて一層適正
な位置に支承体が敷設されることになり、しかも滑り止
め面により基礎面に対して支承体の安定した位置決め作
用が得られるため、姿勢保持ボルトの螺動に際しても支
承体が位置ズレしたりすることがないなど一層実用性に
秀れたコンクリートブロックとなる。
【0067】また、請求項記載の発明においては、請
求項1記載の発明と同様の効果が得られて、コンクリー
トブロックの設置作業を容易に且つスピーディーに行う
ことができる上に、請求項2〜6のいずれか1項に記載
の発明の効果をも有する極めて実用性に秀れた画期的な
コンクリートブロックの設置法となる。
【0068】また、請求項記載の発明においては、請
求項記載の発明の効果に加えて、上下調節装置により
ある程度ブロック体の姿勢を正しい状態に調節して設置
することが容易にでき、この上下調節装置により姿勢調
節しておいてから姿勢保持ボルトによる最終的な据付調
整を行うから、姿勢保持ボルトによる据付調整作業が容
易に行えることになり、これによって設置作業が一層容
易に且つスピーディーに行えることになる一層実用性に
秀れた画期的なコンクリートブロックの設置法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のコンクリートブロックを基礎面上に
上下調節装置を介して設置保持した状態を示す説明図で
ある。
【図2】図1において、姿勢保持ボルトを螺動下動して
支承体を基礎面上に落下させた状態を示す説明図であ
る。
【図3】姿勢保持ボルトによる支承体の押圧離反構造
(第一実施例)を示す説明図である。
【図4】姿勢保持ボルトによる支承体の押圧離反構造
(第二実施例)を示す説明図である。
【図5】姿勢保持ボルトによる支承体の押圧離反構造
(第三実施例)を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ブロック体 1A 底板 2 姿勢保持ボルト 3 支承体 4 螺動貫通孔 5 支承手段 5A 上下調節装置 6 基礎面 7 受凹部 8 連結構造 9 滑り止め面 10 間隙 11 凹設部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/02 305 E02D 29/02 301 E03F 5/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック体の底板の数箇所に姿勢保持ボ
    ルトを貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボルトの下端を
    底板の下面より昇降調節自在に下方へ突出し得るように
    構成したコンクリートブロックにおいて、前記ブロック
    体の底板の数箇所に螺動貫通孔を設けてこの螺動貫通孔
    に前記姿勢保持ボルトを螺着し、この底板下面の前記姿
    勢保持ボルトの下動突出位置であって、螺動貫通孔の下
    部を塞ぐ位置に凹設部を形成し、この凹設部に姿勢保持
    ボルトの下端を支承するための支承体を圧入若しくは接
    着して仮設固定し、この支承体の仮設固定強度を、前記
    姿勢保持ボルトの螺動による下動によってこの姿勢保持
    ボルトの下端が支承体を押圧することで、前記支承体が
    前記ブロック体の底板下面より離反して下方へ落下若し
    くは姿勢保持ボルトと一体となって下方へ突出する仮設
    固定強度に設定し、この支承体を仮設固定したブロック
    体を、支承手段を介して基礎面より浮上状態に設置支承
    した際に姿勢保持ボルトを螺動貫通孔に対して螺動下動
    すると、この姿勢保持ボルトの下端が支承体を押圧して
    支承体が前記底板の下方の基礎面上へ落下することにな
    るか若しくは、支承体を押圧する姿勢保持ボルトの下端
    と一体となって支承体が前記底板の下方の基礎面に向か
    って突出することになるように構成したことを特徴とす
    るコンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 前記支承体は、前記底板の下面に埋設状
    態で仮設固定されてこの仮設固定状態の支承体が底板の
    下面と略面一状態若しくは底板の下面よりも凹んだ状態
    となるように構成したことを特徴とする請求項1記載の
    コンクリートブロック。
  3. 【請求項3】 前記支承体の上部に、前記姿勢保持ボル
    トの下端を位置決め状態で受支承する受凹部を形成した
    ことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の
    コンクリートブロック。
  4. 【請求項4】 前記姿勢保持ボルトの下端と前記支承体
    の上部とに、この姿勢保持ボルトが支承体に対して回動
    可能な状態で連結し得る連結構造を設け、この姿勢保持
    ボルトを螺動下動すると姿勢保持ボルトの下端が前記連
    結構造を介して支承体の上部に連結し、この連結構造を
    介して連結された支承体が姿勢保持ボルトの螺動下動に
    伴って前記底板の下面から姿勢保持ボルトと一体となっ
    て下方へ突出するように構成したことを特徴とする請求
    項1,2のいずれか1項に記載のコンクリートブロッ
    ク。
  5. 【請求項5】 前記支承体の下面を滑り止め面に形成し
    たことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
    のコンクリートブロック。
  6. 【請求項6】 基礎面上に支承手段を介して前記請求項
    1〜5のいずれか1項に記載のコンクリートブロックの
    底板を支承し、次いで姿勢保持ボルトを螺動下動させる
    ことにより、この姿勢保持ボルトの下端で支承体を押圧
    して支承体を底板の下面から基礎面上に落下させるか若
    しくは底板の下面から姿勢保持ボルトと一体となって支
    承体を下方へ突出させ、更に姿勢保持ボルトを下動させ
    て姿勢保持ボルトの下端を基礎面上に落下した支承体に
    当接支承させるか若しくは姿勢保持ボルトの下動に伴っ
    て下方へ突出する支承体を基礎面に当接させ、この姿勢
    保持ボルトの昇降調節により基礎面に対する据付調整を
    行ってブロック体を正しい所定の姿勢に保持し、次いで
    ブロック体の底板と基礎面との間隙にコンクリートモル
    タルやセメントミルクなどの硬化剤を充填してブロック
    体を基礎面に固定することを特徴とするコンクリートブ
    ロックの設置法。
  7. 【請求項7】 基礎面上に複数の上下調節装置を設置し
    てこの複数の上下調節装置で前記請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載のコンクリートブロックの底板の数箇所を
    支承し、この複数の上下調節装置を調節してブロック体
    を正しい姿勢に保持せしめ、次いで姿勢保持ボルトを螺
    動下動させることにより、この姿勢保持ボルトの下端で
    支承体を押圧して支承体を底板の下面から基礎面上に落
    下させるか若しくは底板の下面から姿勢保持ボルトと一
    体となって支承体を下方へ突出させ、更に姿勢保持ボル
    トを下動させて姿勢保持ボルトの下端を基礎面上に落下
    した支承体に当接支承させるか若しくは姿勢保持ボルト
    の下動に伴って下方へ突出する支承体を基礎面に当接さ
    せ、この姿勢保持ボルトの昇降調節により基礎面に対す
    る据付調整を行ってブロック体を正しい所定の姿勢に保
    持した後前記上下調節装置を取り外し、次いでブロック
    体の底板と基礎面との間隙にコンクリートモルタルやセ
    メントミルクなどの硬化剤を充填してブロック体を基礎
    面に固定することを特徴とするコンクリートブロックの
    設置法。
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