JP2002030683A - コンクリートブロック - Google Patents

コンクリートブロック

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JP2002030683A
JP2002030683A JP2000218876A JP2000218876A JP2002030683A JP 2002030683 A JP2002030683 A JP 2002030683A JP 2000218876 A JP2000218876 A JP 2000218876A JP 2000218876 A JP2000218876 A JP 2000218876A JP 2002030683 A JP2002030683 A JP 2002030683A
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bottom plate
posture holding
holding bolt
base surface
block
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Application number
JP2000218876A
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English (en)
Inventor
Isao Fujibayashi
功 藤林
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Fujibayashi Concrete Kogyo Kk
Original Assignee
Fujibayashi Concrete Kogyo Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 厄介な支承体の敷設作業が不要となってブロ
ック体の設置作業をより容易に且つスピーディーに行え
る施工能率が著しく向上するコンクリートブロックを提
供すること。 【解決手段】 底板1A下面の姿勢保持ボルト2の下動
突出位置に、この姿勢保持ボルトの下端を支承するため
の支承体を設け、この支承体は、姿勢保持ボルト2の螺
動による下動によってこの姿勢保持ボルト2の下端が押
圧すると、ブロック体1の底板下面より離反し下方の基
礎面上に載置されてこの支承体が姿勢保持ボルト2の下
端を支承するように構成し、底板に、この底板を基礎面
より浮上状態で載置せしめる凸条部8を垂設し、この底
板と基礎面との間の間隙にセメントミルクやモルタルミ
ルクなどの硬化剤を注入充填すると、前記凸条部8が底
板1Aの周囲から硬化剤が漏出することを阻止する漏止
壁として機能し得るように構成したコンクリートブロッ
ク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擁壁,排水溝,排
水トンネルなどを作る時に使用する擁壁ブロック,排水
溝ブロック,柵渠溝ブロック,ボックスカルバートなど
の大型のコンクリートブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ブロック体の底板の隅部数箇所に姿勢保持ボルトを螺着
してこの姿勢保持ボルトの下端を底板の下面より昇降調
節自在に突設した構成のコンクリートブロックがある。
【0003】この姿勢保持ボルト付コンクリートブロッ
クの設置方法を簡単に説明すると、先ず、トラッククレ
ーンなどによりブロック体を基礎面上に前後の位置を所
定位置に合わせて吊り下げし、油圧ジャッキなどの複数
の上下調節装置の支承爪部でブロック体の底板の隅部を
支承し、次いで、この上下調節装置を昇降操作してブロ
ック体を所定の正しい姿勢に保持した後、数箇所の姿勢
保持ボルトを螺動下動することによりこの姿勢保持ボル
トの下端を基礎面に当接させてその正しい状態を保持
し、次いで、上下調節装置の支承爪部を下げて上下調節
装置を撤去した後、ブロック体の底板と基礎面との間の
間隙にコンクリートモルタルやセメントミルクなどの硬
化剤を注入充填することでブロック体を基礎面に固定
し、設置作業終了となるものであった。
【0004】ところで、この姿勢保持ボルト付コンクリ
ートブロックの設置作業に際しては、直接姿勢保持ボル
トを基礎面に当接させると、重量のあるコンクリートブ
ロックの全荷重が数本の姿勢保持ボルトに加わることに
より姿勢保持ボルトが基礎面にめり込んでしまう恐れが
あるために、予め基礎面上にライナープレートと称され
る支承板を敷いておき、この支承板上に姿勢保持ボルト
の下端を当接支承させることが一般的に行われている。
【0005】しかしながら、この支承板は、上記したよ
うにブロック体を設置する前に予め基礎面上に敷いてお
く、即ちブロック体の設置予定場所に基づいて姿勢保持
ボルトが位置すると予想される箇所に敷いておくもので
あるため、この支承板を基礎面上に敷設するには、ブロ
ック体の底板に対する姿勢保持ボルトの位置をきっちり
と寸法取りし、それを基礎面の設置予定場所に照らし合
わせて敷設位置設定を行わなければならず、この支承板
の敷設作業が非常に厄介で時間のかかる作業となってし
まっているという現状であった。
【0006】また、一方、このようなブロック設置方法
においては、ブロック体の底板と基礎面との間の間隙に
コンクリートモルタルやセメントミルクなどの硬化剤を
注入充填する作業を行うに当たって、底板の周囲に硬化
剤が漏出しないように、例えば、板で底板の周囲を囲ん
だりするなどして目張りする必要がある。
【0007】ところが、この漏出防止のための目張り
は、横並びに設置する複数のコンクリートブロックの底
板の少なくとも前後縁部の全てに行う必要があるため
に、コンクリートブロックが非常に大型であることもあ
ってなかなか容易な作業ではなく、施工能率を大きく低
下させているという現状であった。
【0008】本発明は、このような問題点を見い出し、
これを解決するもので、上記したような厄介な支承体の
敷設作業が不要となってブロック体の設置作業をより容
易に且つスピーディーに行えることになり、しかも目張
りも必要最小限の作業を行うだけで良いこととなって施
工能率が著しく向上することになる画期的なコンクリー
トブロックを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0010】ブロック体1の底板1Aの数箇所に姿勢保
持ボルト2を貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボルト2
の下端を底板1Aの下面より昇降調節自在に下方へ突出
し得るように構成したコンクリートブロックにおいて、
前記底板1A下面の前記姿勢保持ボルト2の下動突出位
置に、この姿勢保持ボルト2の下端を支承するための支
承体3を設け、この支承体3は、姿勢保持ボルト2の螺
動による下動によってこの姿勢保持ボルト2の下端が押
圧すると、前記ブロック体1の底板1A下面より離反し
下方の基礎面4上に載置されてこの支承体3が姿勢保持
ボルト2の下端を支承するように構成し、前記底板1A
に、この底板1Aを基礎面4より浮上状態で載置せしめ
る凸条部8を垂設し、この底板1Aと基礎面4との間の
間隙5にセメントミルクやモルタルミルクなどの硬化剤
6を注入充填すると、前記凸条部8が底板1Aの周囲か
ら硬化剤6が漏出することを阻止する漏止壁として機能
し得るように構成したことを特徴とするコンクリートブ
ロックに係るものである。
【0011】また、ブロック体1の底板1Aの数箇所に
姿勢保持ボルト2を貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボ
ルト2の下端を底板1Aの下面より昇降調節自在に下方
へ突出し得るように構成したコンクリートブロックにお
いて、前記底板1A下面の前記姿勢保持ボルト2の下動
突出位置に、この姿勢保持ボルト2の下端を支承するた
めの支承体3を仮設固定し、この支承体3の仮設固定強
度を、前記姿勢保持ボルト2の螺動による下動によって
この姿勢保持ボルト2の下端が支承体3を押圧すること
で、前記支承体3が前記ブロック体1の底板1A下面よ
り離反して下方へ落下若しくは姿勢保持ボルト2と一体
となって下方へ突出する仮設固定強度に設定し、前記底
板1Aに、この底板1Aを基礎面4より浮上状態で載置
せしめる凸条部8を垂設し、この底板1Aと基礎面4と
の間の間隙5にセメントミルクやモルタルミルクなどの
硬化剤6を注入充填すると、前記凸条部8が底板1Aの
周囲から硬化剤6が漏出することを阻止する漏止壁とし
て機能し得るように構成したことを特徴とするコンクリ
ートブロックに係るものである。
【0012】また、ブロック体1の底板1Aの数箇所に
姿勢保持ボルト2を貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボ
ルト2の下端を底板1Aの下面より昇降調節自在に下方
へ突出し得るように構成したコンクリートブロックにお
いて、前記底板1A下面の前記姿勢保持ボルト2の下動
突出位置に、この姿勢保持ボルト2の下端を支承するた
めの支承体3を設け、この支承体3は、姿勢保持ボルト
2の螺動による下動によってこの姿勢保持ボルト2の下
端が押圧すると、前記ブロック体1の底板1A下面より
離反し下方の基礎面4上に載置されてこの支承体3が姿
勢保持ボルト2の下端を支承するように構成し、前記底
板1Aに、この底板1Aと基礎面4との間の間隙5にセ
メントミルクやモルタルミルクなどの硬化剤6を注入充
填させる注入孔7を設け、この注入孔7を設けた底板1
Aにこの底板1Aを基礎面4より浮上状態で載置せしめ
る凸条部8を垂設し、この底板1Aと基礎面4との間の
前記間隙5に前記注入孔7から硬化剤6を注入充填する
と、前記凸条部8が底板1Aの周囲から硬化剤6が漏出
することを阻止する漏止壁として機能し得るようにこの
凸条部8を前記ブロック体1の底板1Aの周縁部に設け
たことを特徴とするコンクリートブロックに係るもので
ある。
【0013】また、ブロック体1の底板1Aの数箇所に
姿勢保持ボルト2を貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボ
ルト2の下端を底板1Aの下面より昇降調節自在に下方
へ突出し得るように構成したコンクリートブロックにお
いて、前記底板1A下面の前記姿勢保持ボルト2の下動
突出位置に、この姿勢保持ボルト2の下端を支承するた
めの支承体3を仮設固定し、この支承体3の仮設固定強
度を、前記姿勢保持ボルト2の螺動による下動によって
この姿勢保持ボルト2の下端が支承体3を押圧すること
で、前記支承体3が前記ブロック体1の底板1A下面よ
り離反して下方へ落下若しくは姿勢保持ボルト2と一体
となって下方へ突出する仮設固定強度に設定し、前記底
板1Aに、この底板1Aと基礎面4との間の間隙5にセ
メントミルクやモルタルミルクなどの硬化剤6を注入充
填させる注入孔7を設け、この注入孔7を設けた底板1
Aにこの底板1Aを基礎面4より浮上状態で載置せしめ
る凸条部8を垂設し、この底板1Aと基礎面4との間の
前記間隙5に前記注入孔7から硬化剤6を注入充填する
と、前記凸条部8が底板1Aの周囲から硬化剤6が漏出
することを阻止する漏止壁として機能し得るようにこの
凸条部8を前記ブロック体1の底板1Aの周縁部に設け
たことを特徴とするコンクリートブロックに係るもので
ある。
【0014】また、前記ブロック体1の底板1Aの数箇
所に螺動貫通孔9を設けてこの螺動貫通孔9に前記姿勢
保持ボルト2を螺着し、この螺動貫通孔9の下部を塞ぐ
位置に前記支承体3を仮設固定し、この姿勢保持ボルト
2を螺動貫通孔9に対して螺動下動すると、この姿勢保
持ボルト2の下端が支承体3を押圧して支承体3が前記
底板1Aの下方の基礎面4上へ落下することになるか若
しくは、支承体3を押圧する姿勢保持ボルト2の下端と
一体となって支承体3が前記底板1Aの下方の基礎面4
に向かって突出することになるように構成したことを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンクリ
ートブロックに係るものである。
【0015】また、前記凸条部8は、横並びに設置する
前記ブロック体1の底板1Aの少なくとも前後周縁部に
垂設したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
に記載のコンクリートブロックに係るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0017】基礎面4上に、ブロック体1を載置する
と、このブロック体1の底板1Aの周縁部に凸条部8が
垂設しているため、この凸条部8を介して底板1Aは基
礎面4より浮上状態で載置することになる。
【0018】次いで、姿勢保持ボルト2を螺動下動させ
るとこの姿勢保持ボルト2の下端が支承体3を押圧し、
この押圧力を受けて支承体3がブロック体1の底板1A
の下面から離反して姿勢保持ボルト2の下動突出位置の
真下の基礎面4上に落下するか若しくは底板1Aの下面
から姿勢保持ボルト2と一体となって支承体3が下方に
突出する。
【0019】そして更に、姿勢保持ボルト2を螺動下動
し続けると、姿勢保持ボルト2の下端が真下に位置する
基礎面4上の支承体3に当接支承するか若しくは姿勢保
持ボルト2の下動に伴って下方へ突出する支承体3が基
礎面4に当接することになり、この状態で姿勢保持ボル
ト2を昇降調節することにより基礎面4に対する据付調
整を行ってブロック体1を正しい姿勢に保持することが
できる。
【0020】従って、本発明によれば、姿勢保持ボルト
2を螺動下動させるだけの作業で自動的に基礎面4上に
支承体3が敷設されてこの支承体3に姿勢保持ボルト2
の下端が確実に支承されることになるので、従来のよう
なブロック体1設置前の支承板の厄介な敷設作業は不要
となり、それだけブロック体1の設置作業を容易に且つ
スピーディーに行うことができる。
【0021】そして、姿勢保持ボルト2によりブロック
体1を正しい姿勢に据付調整したら、底板1Aと基礎面
4との間の間隙5に、例えば底板1Aに設けた注入孔7
からセメントミルクやモルタルミルクなどの硬化剤6を
注入充填する。
【0022】この際、底板1Aの周縁部の凸条部8が硬
化剤6の漏出を阻止する漏止壁として機能するから、底
板1Aの周囲から硬化剤6が漏出することがない。
【0023】従って、基礎面4上にブロック体1を載置
するだけで底板1Aと基礎面4との間に硬化剤6注入用
の間隙5が生じることになる上、基礎面4上に載置した
ブロック体1に姿勢を是正する必要がない場合にはこの
間隙5への硬化剤6注入に際して目張りが不要となるた
め、従来のコンクリートブロックを使用して施工する場
合に比して施工能率が著しく向上することになる。
【0024】また、ブロック体1を正しい設置状態(姿
勢)に是正することにより、凸条部8の一部が基礎面4
から浮き上がって隙間を生じた場合には、この隙間を生
じている凸条部8の下方部分に目張りをした上で硬化剤
6を間隙5に注入充填する。
【0025】従って、この場合には、従来と同様の目張
り作業が必要となるが、それでも従来のように横並びす
るコンクリートブロックの底板1Aの前後縁部全てに目
張りするような作業は不要で、隙間を生じている部分だ
けに必要最小限の目張りをするだけで良いので、施工能
率が著しく向上することになる。
【0026】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0027】本実施例は、ブロック体1として図1〜図
3に示すようなL型擁壁ブロックに適用した場合を示し
ているもので、このブロック体1の底板1Aの数箇所
(図面では前側左右部と後側中間部との三箇所)に姿勢
保持ボルト2を貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボルト
2の下端を底板1Aの下面より昇降調節自在に下方へ突
出し得るように構成している。また、このブロック体1
の底板1Aには、この底板1Aと基礎面4との間の間隙
5にセメントミルクやモルタルミルクなどの硬化剤6を
注入充填させる注入孔7を設けている。
【0028】本実施例では、前記底板1A下面の前記姿
勢保持ボルト2の下動突出位置に、この姿勢保持ボルト
2の下端を支承するための支承体3を仮設固定してい
る。
【0029】更に具体的には、前記ブロック体1の底板
1Aの隅部の数箇所に上下方向に貫通する貫通孔を形成
すると共に、この貫通孔にナット9Aを埋め込み形成す
ることにより底板1Aの隅部の数箇所に螺動貫通孔9を
設け、この螺動貫通孔9に前記姿勢保持ボルト2を螺着
し、この螺動貫通孔9の下部を塞ぐ位置に前記支承体3
を仮設固定している。
【0030】本実施例の支承体3の仮設固定構造は、螺
動貫通孔9の下部となる底板1Aの下面に支承体3の形
状に略合致する凹設部11を形成し、この凹設部11に支承
体3を圧入嵌合することで仮設状態に固定した場合を示
している。即ち、支承体3は、底板1Aの下面に埋設状
態で仮設固定される構成としている。また、この支承体
3は、仮設固定状態(埋設状態)で底板1Aの下面と略
面一状態となるように構成している。
【0031】また、この支承体3の仮設固定強度が、前
記姿勢保持ボルト2の螺動による下動によってこの姿勢
保持ボルト2の下端が支承体3を押圧することで、前記
支承体3が前記ブロック体1の底板1A下面より離反し
て下方へ落下若しくは姿勢保持ボルト2と一体となって
下方へ突出するように支承体3と凹設部11の双方の形状
・大きさを設定構成している。
【0032】この仮設固定構造は、本実施例に限定され
るものではなく、例えば、支承体3を底板1A下面の姿
勢保持ボルト2の下動突出位置に接着固定しても良い
し、その他の固定構造としても良く、要は底板1A下面
の姿勢保持ボルト2の下動突出位置に支承体3が固定さ
れていて姿勢保持ボルト2の下動突出によって離反する
ように構成されていれば良い。
【0033】尚、請求項に記載されている「仮設固定」
なる表現は、本実施例のように完全に固定されていない
所謂仮止め状態も、例えば接着などにより固定されてい
るが姿勢保持ボルト2の螺動下動により押圧されて離反
落下することになる固定状態をも含む意味合いで用いた
ものである。
【0034】ここで、仮設固定された支承体3の姿勢保
持ボルト2による押圧離反構造を具体的に説明する。
【0035】図4は第一実施例、図5は第二実施例、図
6は第三実施例を示している。
【0036】第一実施例について説明する。
【0037】本実施例は、姿勢保持ボルト2の下端が支
承体3を押圧することで、前記支承体3が前記ブロック
体1の底板1A下面より離反して下方へ落下する構成と
した場合を示している。
【0038】具体的には、単に前記螺動貫通孔9の下部
を塞ぐ位置に、この螺動貫通孔9の下部に板状の前記支
承体3を当接状態で仮設固定し、図4(a)の状態から
前記姿勢保持ボルト2を下動して姿勢保持ボルト2の下
端がこの螺動貫通孔9の下部から突出すると、図4
(b)に示すように支承体3の上面が下方への押圧力を
受けて凹設部11から嵌脱離反し、姿勢保持ボルト2の真
下の基礎面4上に落下して敷設されるように構成してい
る。
【0039】そして、更に姿勢保持ボルト2を下動させ
ると、図4(c)に示すように真下に敷設された支承体
3の上面に姿勢保持ボルト2の下端が確実に当接するこ
とになる構成としている。
【0040】本実施例のこの構成は簡易に設計実現可能
な構成であり、量産性に秀れ安価に構成できる。
【0041】尚、図7〜図10ではこの第一実施例の押
圧離反構造を採用した場合を示しているが、勿論後述の
第二,第三実施例の構造を採用して構成しても良い。
【0042】第二実施例について説明する。
【0043】本実施例は、前述の第一実施例において、
支承体3の上部に、前記姿勢保持ボルト2の下端を位置
決め状態で受支承する受凹部12を形成し、更に支承体3
の下面に溝条を複数並設状態に設けて滑り止め面13に形
成した場合を示している。
【0044】従って、本実施例においては、基礎面4上
への落下に際して支承体3が滑り止め面13によって大き
く移動してしまうことが防止されて一層正確な位置に支
承体3が敷設されることになり、しかもこの滑り止め面
13により基礎面4に対して支承体3の安定した位置決め
作用が得られるため、姿勢保持ボルト2の螺動に際して
も支承体3が位置ずれしたりすることがない。
【0045】また、受凹部12を設けたことにより、多少
支承体3の敷設位置がズレていても姿勢保持ボルト2の
下端が受凹部12に入り込もうすることで支承体3の位置
是正がなされることになるし、姿勢保持ボルト2の下端
が受凹部12に支承されることで姿勢保持ボルト2の螺動
による支承体3の位置ズレも防止されることになるなど
第一実施例に比して一層実用的となる。
【0046】また、この第二実施例の構成も簡易に設計
実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価に構成でき
る。
【0047】尚、作動については第一実施例と同様であ
るので省略する。
【0048】第三実施例について説明する。
【0049】本実施例は、姿勢保持ボルト2の下端が支
承体3を押圧することで、支承体3が姿勢保持ボルト2
と一体となって底板1Aの下面から下方へ突出する構成
とした場合を示している。
【0050】具体的には、姿勢保持ボルト2の下端と前
記支承体3の上部とに、この姿勢保持ボルト2が支承体
3に対して回動可能な状態で連結し得る連結構造14を設
け、この姿勢保持ボルト2を螺動下動すると姿勢保持ボ
ルト2の下端が前記連結構造14を介して支承体3の上部
に連結し、この連結構造14を介して連結された支承体3
が姿勢保持ボルト2の螺動下動に伴って前記底板1Aの
下面から姿勢保持ボルト2と一体となって下方へ突出す
るように構成した場合を示している。
【0051】本実施例の連結構造14は、姿勢保持ボルト
2の下端に球状の連結係止部14Aを設ける一方、この球
状の連結係止部14Aに連結し得る上部開口型の係合凹部
14Bを前記支承体3の上部に設けている。
【0052】また、この係合凹部14Bは、前記球状の連
結係止部14Aの形状に略合致する球状凹部に形成し、更
にこの係合凹部14Bの上部開口部の径を連結係止部14A
の最大径幅よりもやや小さい径幅に設定して、この連結
係止部14Aを係合凹部14Bに圧入することで抜け止め連
結状態となり、且つこの連結状態で球状の連結係止部14
Aと球状凹部(係合凹部14B)との関係により姿勢保持
ボルト2が支承体3に対して回動可能となるように構成
している。
【0053】従って、本実施例においては、図6の
(a)に示した状態(姿勢保持ボルト2と支承体3とが
連結されていない状態)から、姿勢保持ボルト2を下動
すると姿勢保持ボルト2下端の連結係止部14Aが支承体
3上部の係合凹部14Bに連結係止し、姿勢保持ボルト2
の下動によりこの姿勢保持ボルト2の下端が螺動貫通孔
9の下部から突出すると、図6(b)に示すように支承
体3が姿勢保持ボルト2と一体となって下方へ基礎面4
に向かって突出するように構成している。
【0054】そして、更に姿勢保持ボルト2を下動させ
ると、支承体3の上面に姿勢保持ボルト2の下端が確実
に当接した状態で図6(c)に示すように姿勢保持ボル
ト2の螺動突出位置の真下の基礎面4位置に当接(敷
設)することになる。また、この際、姿勢保持ボルト2
は支承体3に対して回動可能であるので、姿勢保持ボル
ト2を螺動させての最終的な据付調整作業を何ら支承な
く行うことができる。
【0055】従って、本実施例においては、支承体3が
姿勢保持ボルト2と一体となって下方へ基礎面4に向か
って突出するため、第一・第二実施例よりも更に正確な
位置に支承体3が敷設されることになる。また、この構
成は簡易に設計実現可能な構成でもあり、量産性に秀れ
安価に構成できる。
【0056】また、本実施例も支承体3の下面を第二実
施例と同様な構成の滑り止め面13に形成し、支承体3の
安定した位置決め効果が得られるようにした場合を示し
ている。
【0057】従って、この第一〜第三の各実施例では、
単に姿勢保持ボルト2を螺動下動することだけで、ブロ
ック体1の底板1Aの姿勢保持ボルト2の下動突出位置
からその真下の基礎面4上に支承体3が落下して敷設載
置するか若しくは姿勢保持ボルト2と一体となって支承
体3が姿勢保持ボルト2の下動突出位置の真下の基礎面
4に向かって突出接地することになり、引き続いて姿勢
保持ボルト2を螺動下動すれば、支承体3上に姿勢保持
ボルト2が確実に支承された状態で数本の姿勢保持ボル
ト2によりブロック体1が基礎面4上に支承されること
になる構成としている。
【0058】また、本実施例では、前記底板1Aにこの
底板1Aを基礎面4より浮上状態で載置せしめる凸条部
8を垂設し、この底板1Aと基礎面4との間の前記間隙
5に前記注入孔7から硬化剤6を注入充填すると、前記
凸条部8が底板1Aの周囲から硬化剤6が漏出すること
を阻止する漏止壁として機能し得るようにこの凸条部8
を前記ブロック体1の底板1Aの周縁部に設けている。
【0059】具体的には、横並びに設置するブロック体
1の底板1Aの周縁部の前後縁部に夫々凸条部8を垂設
している。
【0060】即ち、横並びするブロック体1は、底板1
Aと基礎面4との間の間隙5が連通状態となって、底板
1Aの左右縁部から外方に硬化剤6が漏出しても隣のブ
ロック体1の下方の間隙5に流入することになるので、
実質的に最も左右の端の部分に並べるブロック体1以外
には、底板1Aの左右縁部に凸条部8は不要で、凸条部
8は本実施例のように底板1Aの前後縁部にだけ設ける
ことで十分な漏れ止め効果を発揮することになる。
【0061】また、この構成によれば、例えば底板1A
の全周縁部に凸条部8を垂設するような構成に比して製
作に要する手間もコンクリート(材料)使用量も削減す
ることになり、量産性に秀れ安価に構成可能となる。
【0062】尚、上記のように左右両端部分に並べるブ
ロック体1にだけは、底板1Aの右側若しくは左側の周
縁部に硬化剤6の漏出防止の目張りが必要なため、施工
に際しては、この左右両端部分に並べるブロック体1の
底板1Aの右側若しくは左側の周縁部に目張りするか若
しくは、底板1Aの右側若しくは左側の周縁部にも前記
凸条部8を垂設した構成のブロック体1を用いるように
する。
【0063】また、この凸条部8の突出度は、ブロック
体1を基礎面4に載置した際に、この凸条部8によって
底板1Aと基礎面4との間に前記硬化剤6注入用の間隙
5を確保できる突出度(垂下長)であって、且つブロッ
ク体1を基礎面4に固定するに十分な量の硬化剤6を注
入充填できる間隙5が形成されることになる突出度に設
定している。
【0064】また、本実施例では、凸条部8の途中にこ
の凸条部8の頂縁部よりも突出度の小さい凹部15を設け
て、この凹部15から前記間隙5内へ注入された前記硬化
剤6を視認できるように構成している。
【0065】更に詳しくは、図3に示すように底板1A
の前縁部に設けた前記凸条部8には、所定間隔を置いて
左右二箇所に前記凹部15を設け、底板1Aの後縁部に設
けた凸条部8には中間の一箇所にだけ凹部15を形成した
構成としている。
【0066】また、この凹部15は、前記ブロック体1を
昇降調整するための上下調節装置10の昇降支承部10A
(支承爪部)を配置できるように凹設幅寸法を設定構成
している。
【0067】また、本実施例では、前記凸条部8並びに
凹部15を備えた前記ブロック体1を、コンクリートで一
体成形した構成としている。従って、この凸条部8を備
えたブロック体1をコンクリート成形によって容易に一
体成形可能となり、量産性に秀れ安価に構成可能とな
る。
【0068】次に、本実施例のコンクリートブロックの
具体的な設置法を、図7〜図10に基づいて説明する。
【0069】クレーンなどによりブロック体1を吊り上
げ、そのまま基礎面4上に降ろしてブロック体1を載置
する。すると、この底板1Aの周縁部に凸条部8が垂設
しているため、この凸条部8を介して底板1Aは基礎面
4より浮上状態で載置することになる。
【0070】次いで、本実施例では、図1,図7に示す
ように、前記凹部15を利用して前記ブロック体1を昇降
調整するための上下調節装置10の昇降支承部10Aを配置
し、この上下調節装置10を使用してブロック体1を正し
い姿勢に調整する。この上下調節装置10を使用せずに、
姿勢保持ボルト2の調整によりブロック体1を正しい姿
勢に据付調整しても良いが、この上下調節装置10を使用
した方がブロック体1を正しい姿勢に微調整是正するこ
とが一層容易に行えることとなる。
【0071】この際、凸条部8を基礎面4に載置した状
態で上下調節装置10の昇降支承部10Aを凹部15に配置で
きることになるため、例えばブロック体1の傾けたい部
分に配置した上下調節装置10だけを操作して安定的に姿
勢を調整是正することができ、この姿勢調整作業を容易
に行うことができる。
【0072】また、凸条部8で基礎面4に対して間隙5
を確保しておいて上下調節装置10の昇降支承部10Aを凹
部15に配置できるために、上下調節装置10の昇降支承部
10A(支承爪)の厚みで前記間隙5幅が変化することが
なく、この状態から上下調節装置10によりわずかに高さ
調整を行って位置是正するので、従来のコンクリートブ
ロックを用いた場合の施工に比してこの位置是正による
間隙5の幅変化が少なく、ブロック体1を固定するに適
切で且つ最小限の量の硬化剤6を注入できることにな
る。
【0073】次いで、姿勢保持ボルト2を螺動下動させ
ることにより、図8に示すように、この姿勢保持ボルト
2の下端で支承体3を押圧して支承体3を底板1Aの下
面から基礎面4上に落下させるか若しくは底板1Aの下
面から姿勢保持ボルト2と一体となって支承体3を下方
へ突出させ、更に姿勢保持ボルト2を下動させて姿勢保
持ボルト2の下端を基礎面4上に落下した支承体3に当
接支承させるか若しくは姿勢保持ボルト2の下動に伴っ
て下方へ突出する支承体3を基礎面4に当接させる。
【0074】そして、この姿勢保持ボルト2の昇降調節
により基礎面4に対する据付調整を行ってブロック体1
を正しい所定の姿勢に保持した上で、前記上下調節装置
10の昇降支承部10A(支承爪部)を下げてこの上下調節
装置10を取り外す(図9参照)。
【0075】次いで、図10に示すように、ブロック体
1の底板1Aに設けた注入孔7から底板1Aと基礎面4
との間隙5にコンクリートモルタルやセメントミルクな
どの硬化剤6を充填するが、この際、底板1Aの周縁部
の凸条部8が硬化剤6の漏出を阻止する漏止壁として機
能するから、底板1Aの周囲から硬化剤6が漏出しない
ことになる。
【0076】また、この際、図11に示すように、凹部
15から間隙5内への注入充填状況を視認することができ
る。即ち、この凹部15から間隙5全域にくまなく硬化剤
6が注入充填されたかどうかを視認できるので、ブロッ
ク体1が基礎面4に対して強固に固定されるように、間
隙5に硬化剤6を注入充填できる。
【0077】尚、硬化剤6を間隙5に注入する際にはこ
の凹部15に目張りをして硬化剤6を注入する。即ち、こ
の凹部15を存する箇所にだけ目張りを施すだけで良いの
で、従来の設置法に比して施工能率が著しく向上するこ
とになる。
【0078】この凹部15からの注入状況の判断は、例え
ば、この凹部15から硬化剤6が漏出しそうな位になるま
で注入充填することで略間隙5内全域に硬化剤6が充填
されたことがわかるし、目張りした凹部15から硬化剤6
がしみ出てくることからでもわかる(目張りをしても硬
化剤6の漏出を100パーセント防ぐことは不可能)
し、注入孔7から硬化剤6が溢れ出てくることからでも
わかる。また、凹部15からの注入状況の視認方法は、例
えば、硬化剤6を注入しながら時々目張りを外して視認
するようにしても良いし、その他の方法でも良い。
【0079】また、ブロック体1を正しい設置状態(姿
勢)に是正することにより、凸条部8の一部が基礎面4
から浮き上がって隙間を生じた場合には、この隙間を生
じている凸条部8の下方部分に目張りをした上で硬化剤
6を間隙5に注入充填する。
【0080】そして、硬化剤6の硬化により基礎面4上
にブロック体1が固定される。
【0081】尚、図中符号4Aは基礎面4を構成する基
礎砕石層、4Bは基礎砕石層4Aの上部に設けられて同
じく基礎面4を構成する基礎コンクリート層、16はブロ
ック体1の補強壁である。
【0082】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、姿
勢保持ボルトを螺動下動させるだけの作業で自動的に基
礎面上に支承体が敷設されてこの支承体に姿勢保持ボル
トの下端が確実に支承されることになるので、従来のよ
うなブロック体設置前の支承板の厄介な敷設作業は不要
となり、それだけブロック体の設置作業を容易に且つス
ピーディーに行うことができ、しかも底板の周縁部に凸
条部を垂設したことにより、基礎面上にコンクリートブ
ロックを載置するだけで底板と基礎面との間に硬化剤注
入用の間隙が生じることになる上、基礎面上に載置した
コンクリートブロックに姿勢を是正する必要がない場合
にはこの間隙への硬化剤注入に際して凸条部が漏れ止め
壁となって目張りが不要となるため、従来のコンクリー
トブロックを使用して施工する場合に比して施工能率が
著しく向上することになり、また、コンクリートブロッ
クを基礎面に載置しただけでは正しい設置姿勢とならず
正しい設置状態で凸条部が一部浮き上がってしまった場
合でも、この浮き上がって隙間を生じている凸条部の下
方部分だけに目張りをするだけで良いため、従来のよう
に横並びするコンクリートブロックの底板の前後縁部全
てに目張りをする必要がなく、隙間を生じている部分に
だけ必要最小限の目張りを施すだけで良いので、著しく
施工能率が向上することになる極めて実用性に秀れた画
期的なコンクリートブロックとなる。
【0083】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加えて、仮設固定さ
れた支承体が勝手にブロック体の底板から落下してしま
うようなこともなく、前記作用効果を確実に発揮するこ
とになる一層実用性に秀れたコンクリートブロックとな
る。
【0084】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加えて、ブロック体
下方の間隙が凸条部によって周囲を囲まれるため、この
凸条部による漏れ止め壁の効果が一層良好となると共
に、硬化剤の充填容量(間隙)も十分に確保されること
になり、しかも、ブロック体下方の間隙が凸条部に囲ま
れた構造であってもこの間隙にブロック体の底板に設け
た注入孔から硬化剤を容易に注入充填可能となるなど一
層実用性に秀れたコンクリートブロックとなる。
【0085】また、請求項4記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加えて、仮設固定さ
れた支承体が勝手にブロック体の底板から落下してしま
うようなこともなく、前記作用効果を確実に発揮するこ
とになり、その上ブロック体下方の間隙が凸条部によっ
て周囲を囲まれるため、この凸条部による漏れ止め壁の
効果が一層良好となると共に、硬化剤の充填容量(間
隙)も十分に確保されることになり、しかも、ブロック
体下方の間隙が凸条部に囲まれた構造であってもこの間
隙にブロック体の底板に設けた注入孔から硬化剤を容易
に注入充填可能となるなど極めて実用性に秀れたコンク
リートブロックとなる。
【0086】また、請求項5記載の発明においては、前
記請求項1〜4記載の発明の作用効果に加えて、仮設固
定された支承体を、姿勢保持ボルトの螺動下動によって
下方へ落下するか若しくは姿勢保持ボルトと一体となっ
て下方へ突出する構造を、簡易構成にして容易に設計実
現可能となる一層実用性に秀れたコンクリートブロック
となる。
【0087】また、請求項6記載の発明においては、前
記請求項1〜5記載の発明の作用効果に加えて、凸条部
を底板の少なくとも前後周縁部に垂設する構成のため、
例えば底板の全周縁部に凸条部を垂設するような場合に
比して製作に要する手間も材料使用量も削減することに
なるので量産性に秀れ安価に構成可能となり、しかも横
並びするブロック体は、底板と基礎面との間の間隙が連
通状態となって注入された硬化剤は隣のブロック体の底
板下方に流れ込むことになるため、この底板の前後周縁
部の凸条部によって実用上十分な漏れ止め効果を発揮す
ることになる極めて実用性に秀れた構成のコンクリート
ブロックとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例を示す平面図である。
【図3】本実施例を示す底面図である。
【図4】姿勢保持ボルトによる支承体の押圧離反構造
(第一実施例)を示す説明図である。
【図5】姿勢保持ボルトによる支承体の押圧離反構造
(第二実施例)を示す説明図である。
【図6】姿勢保持ボルトによる支承体の押圧離反構造
(第三実施例)を示す説明図である。
【図7】本実施例のコンクリートブロックを基礎面上に
上下調節装置を介して設置保持した状態を示す説明図で
ある。
【図8】図7において、姿勢保持ボルトを螺動下動して
支承体を基礎面上に落下させた状態を示す説明図であ
る。
【図9】本実施例の姿勢保持ボルトによりブロック体を
正しい姿勢に保持し、上下調節装置を取り除いた状態を
示す説明図である。
【図10】図9の状態から底板と基礎面との間隙に硬化
剤を注入充填した状態を示す説明図である。
【図11】図10の説明正面図である。
【符号の説明】 1 ブロック体 1A 底板 2 姿勢保持ボルト 3 支承体 4 基礎面 5 間隙 6 硬化剤 7 注入孔 8 凸条部 9 螺動貫通孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック体の底板の数箇所に姿勢保持ボ
    ルトを貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボルトの下端を
    底板の下面より昇降調節自在に下方へ突出し得るように
    構成したコンクリートブロックにおいて、前記底板下面
    の前記姿勢保持ボルトの下動突出位置に、この姿勢保持
    ボルトの下端を支承するための支承体を設け、この支承
    体は、姿勢保持ボルトの螺動による下動によってこの姿
    勢保持ボルトの下端が押圧すると、前記ブロック体の底
    板下面より離反し下方の基礎面上に載置されてこの支承
    体が姿勢保持ボルトの下端を支承するように構成し、前
    記底板に、この底板を基礎面より浮上状態で載置せしめ
    る凸条部を垂設し、この底板と基礎面との間の間隙にセ
    メントミルクやモルタルミルクなどの硬化剤を注入充填
    すると、前記凸条部が底板の周囲から硬化剤が漏出する
    ことを阻止する漏止壁として機能し得るように構成した
    ことを特徴とするコンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 ブロック体の底板の数箇所に姿勢保持ボ
    ルトを貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボルトの下端を
    底板の下面より昇降調節自在に下方へ突出し得るように
    構成したコンクリートブロックにおいて、前記底板下面
    の前記姿勢保持ボルトの下動突出位置に、この姿勢保持
    ボルトの下端を支承するための支承体を仮設固定し、こ
    の支承体の仮設固定強度を、前記姿勢保持ボルトの螺動
    による下動によってこの姿勢保持ボルトの下端が支承体
    を押圧することで、前記支承体が前記ブロック体の底板
    下面より離反して下方へ落下若しくは姿勢保持ボルトと
    一体となって下方へ突出する仮設固定強度に設定し、前
    記底板に、この底板を基礎面より浮上状態で載置せしめ
    る凸条部を垂設し、この底板と基礎面との間の間隙にセ
    メントミルクやモルタルミルクなどの硬化剤を注入充填
    すると、前記凸条部が底板の周囲から硬化剤が漏出する
    ことを阻止する漏止壁として機能し得るように構成した
    ことを特徴とするコンクリートブロック。
  3. 【請求項3】 ブロック体の底板の数箇所に姿勢保持ボ
    ルトを貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボルトの下端を
    底板の下面より昇降調節自在に下方へ突出し得るように
    構成したコンクリートブロックにおいて、前記底板下面
    の前記姿勢保持ボルトの下動突出位置に、この姿勢保持
    ボルトの下端を支承するための支承体を設け、この支承
    体は、姿勢保持ボルトの螺動による下動によってこの姿
    勢保持ボルトの下端が押圧すると、前記ブロック体の底
    板下面より離反し下方の基礎面上に載置されてこの支承
    体が姿勢保持ボルトの下端を支承するように構成し、前
    記底板に、この底板と基礎面との間の間隙にセメントミ
    ルクやモルタルミルクなどの硬化剤を注入充填させる注
    入孔を設け、この注入孔を設けた底板にこの底板を基礎
    面より浮上状態で載置せしめる凸条部を垂設し、この底
    板と基礎面との間の前記間隙に前記注入孔から硬化剤を
    注入充填すると、前記凸条部が底板の周囲から硬化剤が
    漏出することを阻止する漏止壁として機能し得るように
    この凸条部を前記ブロック体の底板の周縁部に設けたこ
    とを特徴とするコンクリートブロック。
  4. 【請求項4】 ブロック体の底板の数箇所に姿勢保持ボ
    ルトを貫通状態に螺着してこの姿勢保持ボルトの下端を
    底板の下面より昇降調節自在に下方へ突出し得るように
    構成したコンクリートブロックにおいて、前記底板下面
    の前記姿勢保持ボルトの下動突出位置に、この姿勢保持
    ボルトの下端を支承するための支承体を仮設固定し、こ
    の支承体の仮設固定強度を、前記姿勢保持ボルトの螺動
    による下動によってこの姿勢保持ボルトの下端が支承体
    を押圧することで、前記支承体が前記ブロック体の底板
    下面より離反して下方へ落下若しくは姿勢保持ボルトと
    一体となって下方へ突出する仮設固定強度に設定し、前
    記底板に、この底板と基礎面との間の間隙にセメントミ
    ルクやモルタルミルクなどの硬化剤を注入充填させる注
    入孔を設け、この注入孔を設けた底板にこの底板を基礎
    面より浮上状態で載置せしめる凸条部を垂設し、この底
    板と基礎面との間の前記間隙に前記注入孔から硬化剤を
    注入充填すると、前記凸条部が底板の周囲から硬化剤が
    漏出することを阻止する漏止壁として機能し得るように
    この凸条部を前記ブロック体の底板の周縁部に設けたこ
    とを特徴とするコンクリートブロック。
  5. 【請求項5】 前記ブロック体の底板の数箇所に螺動貫
    通孔を設けてこの螺動貫通孔に前記姿勢保持ボルトを螺
    着し、この螺動貫通孔の下部を塞ぐ位置に前記支承体を
    仮設固定し、この姿勢保持ボルトを螺動貫通孔に対して
    螺動下動すると、この姿勢保持ボルトの下端が支承体を
    押圧して支承体が前記底板の下方の基礎面上へ落下する
    ことになるか若しくは、支承体を押圧する姿勢保持ボル
    トの下端と一体となって支承体が前記底板の下方の基礎
    面に向かって突出することになるように構成したことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンク
    リートブロック。
  6. 【請求項6】 前記凸条部は、横並びに設置する前記ブ
    ロック体の底板の少なくとも前後周縁部に垂設したこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコン
    クリートブロック。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265857A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Landes Co Ltd 張出車道ブロック及び該ブロックを用いた張出車道の施工方法
JP2010007424A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Milcon:Kk トンネル通路構築用壁面板

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