JP3269712B2 - トルクコンバータのブレードとコアリングの組付け方法および組付け装置 - Google Patents

トルクコンバータのブレードとコアリングの組付け方法および組付け装置

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JP3269712B2 JP20240693A JP20240693A JP3269712B2 JP 3269712 B2 JP3269712 B2 JP 3269712B2 JP 20240693 A JP20240693 A JP 20240693A JP 20240693 A JP20240693 A JP 20240693A JP 3269712 B2 JP3269712 B2 JP 3269712B2
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野 俊 司 塩
屋 伸 介 土
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のトルクコンバ
ータにおいて、このトルクコンバータのブレードとコア
リングをシェルに組付けるのに利用されるトルクコンバ
ータのブレードとコアリングの組付け方法および組付け
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のトルクコンバータにおい
て、このトルクコンバータのブレードとコアリングをシ
ェルに組付ける場合には、例えば、治具にシェルを水平
にセットし、このシェルに対して作業者が複数枚のブレ
ードを上方から順次挿入して、これらのブレードの各シ
ェル用爪をシェルに設けた複数のブレード組付け用溝に
それぞれ嵌合させたのち、同じく上方からコアリングを
シェルに挿入して、複数枚のブレードの各コアリング用
爪とコアリングに設けた複数のブレード組付け用穴とを
嵌合させて組付けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におい
て、シェルのブレード組付け用溝とブレードのシェル用
爪との間には、設計上許容された隙間があるので、シェ
ルに組付けたブレードに対してコアリングを組付ける場
合には、手作業によってブレードの各コアリング用爪と
コアリングの各ブレード組付け用穴との位置合わせを行
わなければならない、すなわち、各ブレードの傾きを揃
えなければならないことから、多大な工数がかかってし
まうという問題があった。
【0004】また、ブレードが三次元的に複雑な形状を
なしていることから、マガジンやカセットを用いた部品
供給を行うことができないうえ、水平にセットしたシェ
ルに組付ける姿勢で並べておくと、ブレード同士が互い
に引っ掛かり合って自動機を用いた垂直方向への一枚送
り出しが行えないため、作業者に多くの負担がかかって
しまうという問題を有しており、これらの問題を解決す
ることが従来の課題あった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、請求項1に係わる発明は、ブレード
とコアリングをシェルに対して簡単に組付けることが可
能であるトルクコンバータのブレードとコアリングの組
付け方法を提供することを目的としており、請求項2お
よび請求項3に係わる発明は、短時間のうちにブレード
とコアリングの搬送、組付けを自動的に行うことができ
るトルクコンバータのブレードとコアリングの組付け装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る発明は、トルクコンバータのシェルにブレードとコア
リングを組付けるに際して、シェルを水平に支持して所
定のピッチで送り回転可能でかつ微小往復回動可能とし
たテーブルを具備した割出し機構の前記テーブルにシェ
ルを取付け、前記割出し機構の作動により所定のピッチ
で送り回転させたテーブル上のシェルに複数枚のブレー
ドを順次挿入して当該ブレードに設けた各シェル用爪を
シェルに設けた複数のブレード組付け用溝にそれぞれ嵌
合させたのち、前記シェルにコアリングを挿入して前記
複数枚のブレードに押付けつつ、前記割出し機構の作動
によりテーブルを微小往復回動させることで、複数枚の
ブレードに設けた各コアリング用爪とコアリングに設け
た複数のブレード組付け用穴とを徐々に嵌合させて、シ
ェルに対してブレードとコアリングを組付ける構成とし
たことを特徴としており、このトルクコンバータのブレ
ードとコアリングの組付け方法の構成を前述した従来の
課題を解決するための手段としている。
【0007】また、本発明の請求項2に係わる発明のト
ルクコンバータのブレードとコアリングの組付け装置
は、シェル搬入手段と、シェルを水平に支持して所定の
ピッチで送り回転可能でかつ微小往復回動可能としたテ
ーブルを具備した割出し機構と、前記シェル搬入手段か
ら送られるシェルを前記割出し機構に移動させるシェル
移動手段と、ブレード搬送手段と、前記ブレード搬送手
段から送られるブレードを横倒し状態で1枚ずつ送り出
すブレード送り出し機構と、前記送り出されたブレード
を前記割出し機構のテーブル上のシェルに対する組付け
姿勢とするブレード姿勢変換機構と、前記姿勢変換され
たブレードのシェル用爪を前記割出し機構の所定ピッチ
で送り回転させたテーブル上のシェルのブレード組付け
用溝に嵌合させて当該ブレードをシェルに順次組付ける
ブレード組付け機構と、コアリング搬送手段と、前記割
出し機構の作動により微小往復回動させたテーブル上の
シェル内のブレードに前記コアリング搬送手段から送ら
れるコアリングを押付けて当該コアリングのブレード組
付け用穴とブレードのコアリング用爪とを徐々に嵌合さ
せるコアリング組付け機構と、前記シェル移動手段を介
して送られるブレードとコアリングの組付けが終了した
シェルを搬出するシェル搬出手段を備えた構成とし、さ
らに、本発明の請求項3に係わる発明のトルクコンバー
タのブレードとコアリングの組付け装置は、シェル搬入
手段と、シェルを水平に支持して所定のピッチで送り回
転可能でかつ微小往復回動可能としたテーブルを具備し
た割出し機構と、前記シェル搬入手段から送られるシェ
ルを割出し機構に移動させるシェル移動手段と、ブレー
ド搬送手段と、前記ブレード搬送手段から送られるブレ
ードを横倒し状態で1枚ずつ送り出すブレード送り出し
機構と、前記送り出されたブレードを前記割出し機構の
テーブル上のシェルに対する組付け姿勢とするブレード
姿勢変換機構と、前記姿勢変換されたブレードのシェル
用爪を前記割出し機構の所定ピッチで送り回転させたテ
ーブル上のシェルのブレード組付け用溝に嵌合させて当
該ブレードをシェルに順次組付けるブレード組付け機構
と、コアリング搬送手段と、前記コアリング搬送手段か
ら送られるコアリングを前記ブレードに押付けるコアリ
ング組付け機構と、前記ブレードのコアリングに対する
傾きを揃えて当該コアリングのブレード組付け用穴とブ
レードのコアリング用爪とを嵌合させるブレード傾き揃
え機構と、前記シェル移動手段を介して送られるブレー
ドとコアリングの組付けが終了したシェルを搬出するシ
ェル搬出手段を備えた構成としている。
【0008】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる発明のトルク
コンバータのブレードとコアリングの組付け方法では、
シェルを水平に支持して所定のピッチで送り回転可能で
かつ微小往復回動可能としたテーブルを具備した割出し
機構の前記テーブルにシェルを取付け、割出し機構の作
動で所定ピッチで送り回転するテーブル上のシェルに対
して複数枚のブレードを順次挿入して当該ブレードの各
シェル用爪をシェルの複数のブレード組付け用溝にそれ
ぞれ嵌合させたのち、シェルにコアリングを挿入して複
数枚のブレードに押付けつつ、割出し機構の作動によっ
てテーブルを微小往復回動させると、複数枚のブレード
の各コアリング用爪とコアリングの複数のブレード組付
け用穴とがそれぞれ徐々に嵌合して、シェルに対するブ
レードおよびコアリングの組付けが完了することから、
ブレードとコアリングの組付けは極めて簡単なものとな
る。
【0009】また、本発明の請求項2に係わる発明のト
ルクコンバータのブレードとコアリングの組付け装置で
は、まず、シェル搬入手段から送られるシェルが、シェ
ル移動手段によって割出し機構の所定ピッチで送り回転
可能でかつ微小往復回動可能としたテーブルに運ばれて
水平にセットされる。
【0010】次いで、ブレード搬送手段から送られるブ
レードが、ブレード送り出し機構により横倒し状態で1
枚送り出され、ブレード姿勢変換機構によって割出し機
構上のシェルに対する組付け姿勢に直される。
【0011】次に、姿勢変換されたブレードは、ブレー
ド組付け機構により、そのシェル用爪をシェルのブレー
ド組付け用溝に嵌合させた状態でシェルに組付けられ、
続いて、割出し機構の作動によりシェルがテーブルとと
もに所定のピッチで送り回転して、このシェルに対し
て、上記と同様に一枚送り出しされて姿勢調整されたブ
レードが順次組付けられる。
【0012】そして、コアリングが、コアリング組付け
機構によりブレードに押付けられ、これと同時に、割出
し機構の作動によりテーブル上のシェルとともにブレー
ドが微小往復回動すると、ブレード組付け用穴とブレー
ドのコアリング用爪とが徐々に嵌合し、シェルに対する
ブレードおよびコアリングの組付けが終了する。
【0013】このようにして組付けが終了したシェル
は、シェル移動手段を介してシェル搬出手段側に送られ
る。
【0014】したがって、短時間のうちにブレードおよ
びコアリングの搬送、組付けが自動的に行われることと
なる。
【0015】また、上記のように、複数枚のブレードが
シェルに組付けられ、コアリングがコアリング組付け機
構によりブレードに押付けられると、本発明の請求項3
に係わる発明のトルクコンバータのブレードとコアリン
グの組付け装置では、ブレード傾き揃え機構により、ブ
レードのコアリングに対する傾きが揃えられることか
ら、ブレード組付け用穴とブレードのコアリング用爪と
の位置がすべて合致して相互に嵌合し、シェルに対する
ブレードとコアリングの組付けが終了する。
【0016】つまり、本発明の請求項3に係わる発明の
トルクコンバータのブレードとコアリングの組付け装置
においても、短時間のうちにブレードおよびコアリング
の搬送、組付けが自動的に行われることとなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0018】図1〜図18は本発明の請求項1に係わる
トルクコンバータのブレードとコアリングの組付け方法
および本発明の請求項2に係わるトルクコンバータのブ
レードとコアリングの組付け装置の一実施例を示してい
る。
【0019】図1および図2に示すように、このトルク
コンバータのブレードとコアリングの組付け装置1は、
シェル搬入コンベア(シェル搬入手段)2と、シェルS
を水平に支持するテーブル11を具備した割出し機構1
0と、シェル搬入コンベア2の終端待機部2aからシェ
ルSを割出し機構10のテーブル11上に移動させるシ
ェル移動手段としてのシェルハンド3(図1にシェルハ
ンド3の旋回範囲のみを仮想線で示す)と、パーツフィ
ーダー4内のブレードBを横倒し状態で搬送する直進フ
ィーダー(ブレード搬送手段)5と、この直進フィーダ
ー5から送られるブレードBを横倒し状態で1枚ずつ送
り出すブレード送り出し機構20と、この送り出された
ブレードBを割出し機構10におけるテーブル11上の
シェルSに対する組付け姿勢とするブレード姿勢変換機
構30と、姿勢変換されたブレードBをシェルSに組付
けるブレード組付け機構50と、コアリングローダ(コ
アリング搬送手段)6と、このコアリング搬送ローダ6
から送られるコアリングCをブレードBに対して押付け
るコアリング組付け機構60と、シェルハンド3を介し
て送られるブレードBとコアリングCの組付けが終了し
たシェルSを搬出するシェル搬出コンベア(シェル搬出
手段)7を備えており、シェルハンド3は、シェル搬入
コンベア2とシェル搬出コンベア7との間に位置させて
ある。
【0020】前記割出し機構10は、シェル搬入コンベ
ア2の終端待機部2aおよびシェル搬出コンベア7の始
端引渡部7aの間でかつ図1上側に位置し、図3にも示
すように、基礎Eに設置したベース12を備えている。
前記テーブル11は、ベース12上において所定のピッ
チ(ブレードBの配列ピッチ)で送り回転可能でかつ微
小往復回動可能としてあり、テーブル11の中心には、
シェルSの中心に設けた貫通孔Saから突出してこれを
保持・解放するチャック13が設けてある。
【0021】前記ブレード送り出し機構20は、図4お
よび図5にも示すように、直進フィーダー5とブレード
姿勢調整機構30の後述する割出しテーブル31との間
に位置しており、ポスト21の上端部に固定したホルダ
22と、このホルダ22に設けたレール22aに直進フ
ィーダー5および割出しテーブル31の間で移動可能に
支持されるプッシャ23と、このプッシャ23を往復移
動させるプッシャ用シリンダ24と、直進フィーダー5
の終端にストッパ25aを出没させてブレードBの一端
停止およびその解除を行う停止用角シリンダ25と、直
進フィーダー5の終端の手前でストッパ26aを出没さ
せて直進フィーダー5の終端部にブレードBを一枚ずつ
送り込む送り用角シリンダ26を備えている。そして、
このブレード送り出し機構20では、プッシャ用シリン
ダ24,停止用角シリンダ25および送り用角シリンダ
26をそれぞれ作動させることにより、ブレードBを横
倒し状態でかつ先端Bを図1左方に向けた状態で1枚
ずつブレード姿勢調整機構30側に送り出すようになっ
ている。
【0022】前記ブレード姿勢調整機構30は、図6に
示すように、直進フィーダー5の終端部近傍に位置しか
つ8個(図6では4個のみ示す)のブレード保持部32
を円周方向に等間隔で配置した割出しテーブル31を備
えている。この割出しテーブル31は図6時計回り方向
に回転するものとなっており、図6の位置P1において
ブレード保持部32で受けたブレードBを位置P6を介
して位置P7に移動させるようにしている。前記ブレー
ド保持部32は、図7に拡大して示すように、割出しテ
ーブル31に固定されるブロック33と、このブロック
33と水平ピン34を介して回動自在に連結したブレー
ド保持ブロック35を具備している。この場合、図6の
位置P1における割出しテーブル31の下方には、図8
に示すように、ポスト41に支持された保持ブロック押
え用シリンダ42が設けてあり、この保持ブロック押え
用シリンダ42は、図示しないセンサからの信号により
作動して、そのロッド42aを割出しテーブル31にお
けるブレード保持部32の配置部分に設けた開口部分3
1bに挿入し、位置P1に到達したブレード保持部32
のブレード保持ブロック35に当接させることにより、
ブレードBを受ける際のブレード保持ブロック35の起
き上がりを防いでいる。そして、前記センサからの信号
は、ブレード送り出し機構20のプッシャ用シリンダ2
4,停止用角シリンダ25および送り用角シリンダ26
にも送られるようになっており、いずれも保持ブロック
押え用シリンダ42と連動して作動するものとなってい
る。
【0023】また、ブレード姿勢調整機構30は、図9
〜図11に示すように、ブレード起立部36を備えてお
り、このブレード起立部36は、図6の位置P6におけ
る割出しテーブル31の近傍に配置してある。このブレ
ード起立部36は、ポスト37の上端に設けた回転シリ
ンダ38と、この回転シリンダ38の回転軸38aに設
けたアーム39と、アーム39の先端に固定されかつ割
出しテーブル31におけるブレード保持部32の配置部
分に設けた切欠部分31aを通過可能とした旋回ロッド
40を具備しており、割出しテーブル31が停止してい
る際に出力される図示しないセンサからの信号による回
転シリンダ38の作動によって、旋回ロッド40を図9
および図10に仮想線で示す位置から切欠部分31aを
通して実線で示す位置に旋回させることにより、図11
に仮想線で示すように、ブレード保持部32のブレード
Bを保持した状態のブレード保持ブロック35を起こす
ことができるようにしてある。なお、この回転シリンダ
38は、上記作動ののち速やかに復帰作動を行うように
なっている。
【0024】さらに、ブレード姿勢調整機構30は、図
6の位置P7における割出しテーブル31の下方に、図
12に示すように、ポスト43に支持された位置決め用
シリンダ44を備えており、前記センサからの信号によ
る位置決め用シリンダ44の作動によって、そのロッド
44aを開口部分31bに突出しているブレード保持ブ
ロック35のドッグ部分に設けた係合穴35aに係止さ
せることにより、図6の位置P7において、ブレード保
持ブロック35を起こした状態で固定することができる
ようにしてある。
【0025】そして、ブレード姿勢調整機構30では、
この図6の位置P7において、ブレード保持部32に保
持された起立状態でかつ先端Bを図1下方に向けた状
態のブレードBをブレードハンド45によりつかみ取
り、ブレード姿勢調整機構30を構成するブレード反転
テーブル46上に平行移動させるようになっている。こ
のブレード反転テーブル46は、割出しテーブル31と
割出し機構10のテーブル11との中間に位置してお
り、ほぼ180゜回動して、その割出しテーブル31側
に載せた起立状態のブレードBをテーブル11側に移動
させて、ブレードBをテーブル11上のシェルSに対す
る組付け姿勢、すなわち、起立状態でかつ先端Bを図
1上方に向けた姿勢とするものとしてある。
【0026】さらにまた、ブレード姿勢調整機構30
は、図6の位置P7と位置P8との間における割出しテ
ーブル31の下方に、図13に示すように、ロッド47
の上端に設けられて割出しテーブル31の下面に形成し
た環状溝31cと当接するローラ48を備えており、こ
のローラ48を割出しテーブル31の開口部分31bに
突出しているブレード保持ブロック35のドッグ部分に
当接させて、図6の位置P1に向かうブレード保持部3
2の起きた状態のブレード保持ブロック35を倒すよう
にしている。
【0027】前記ブレード組付け機構50は、ブレード
姿勢調整機構30のブレードハンド45と同じ把持機能
を有するブレードハンド51を備えており、この実施例
において、ブレードハンド51はブレードハンド45と
平行でかつ一体に設けてあると共に、両ハンド45,5
1の間隔を、ブレードハンド45が図6の位置P7にお
いてブレードBをつかみ取るのと、ブレードハンド51
がブレード反転テーブル46のテーブル11側に移動し
たブレードBをつかみ取るのとを同時に行えるように設
定してある。そして、このブレード組付け機構50のブ
レードハンド51は、テーブル11上のシェルSに対す
る組付け姿勢としたブレードBをシェルSのブレード反
転テーブル46側に搬送して、図14に示すように、ブ
レードBのシェル用爪BsをシェルSのブレード組付け
用溝Sbに嵌合させて組付けるようにしてある。
【0028】前記コアリング組付け機構60は、一端を
コアリング供給部8に接続したコアリング搬送ローダ6
の位置決めステーション6aの近傍に設けてあり、図3
に示すように、ポスト61の上端に設けたホルダ62に
上下方向に移動可能に支持されるスライダ63と、この
スライダ63にスプリング64を介してフローティング
状態で支持されかつコアリングCの内周側から当接して
水平に把持可能とした3つ爪チャック65と、この3つ
爪チャック65を動作させる把持用シリンダ66と、組
付け確認センサ67を備えているほか、図示しない荷重
検出用ロードセルを備えている。そして、このコアリン
グ組付け機構60では、コアリング搬送ローダ6の位置
決めステーション6aから位置決めされた状態で送られ
るコアリングCをブレードBに押付けて、これとほぼ同
時に開始される割出し機構10の作動によるシェルSお
よびブレードBを支持するテーブル11の微小往復回動
によって、このコアリングCのブレード組付け用穴Cb
とブレードBのコアリング用爪Bcとを徐々に嵌合さ
せ、これにより、シェルSに対してブレードBとコアリ
ングCを組付けるようにしている。
【0029】なお、図1における符号70は内ガイド供
給部、符号71は姿勢不良ブレード振落としシュートで
あり、図2における符号72は外ガイド供給部である。
【0030】次に、上記したトルクコンバータのブレー
ドとコアリングの組付け装置1によるブレードBとコア
リングCの組付け動作を説明する。
【0031】まず、シェルハンド3の作動により、シェ
ル搬入コンベア2の終端待機部2aからシェルSが、割
出し機構10のテーブル11上に搬入され、シェルSの
貫通孔Saから突出するチャック13の作動により保持
される。
【0032】これと同時に、ブレード送り出し機構20
およびブレード姿勢調整機構30では、割出しテーブル
31が停止しているのを検知して、図15に示すよう
に、ステップ81において、ブレード姿勢調整機構30
の保持ブロック押え用シリンダ42が作動して、図6位
置P1にあるブレード保持部32のブレード保持ブロッ
ク35の起き上がりを防止し(図8に示す状態)、ステ
ップ82において、直進フィーダー5の終端部にブレー
ドBが有ると判断された場合には、ステップ83におい
て、停止用角シリンダ25および送り用角シリンダ26
がそれぞれ作動してストッパ25aを下降させると共に
ストッパ26aを上昇させ、ステップ84において、プ
ッシャ用シリンダ24が作動してプッシャ23によりブ
レードBを横倒し状態でかつ先端Bを図1左方に向け
た状態で送り出す。
【0033】次いで、ステップ85において、停止用角
シリンダ25および送り用角シリンダ26がそれぞれ復
帰作動してストッパ25aを上昇させると共にストッパ
26aを下降させ、さらに、保持ブロック押え用シリン
ダ42が復帰作動してブレード保持ブロック35からロ
ッド42aを離間させ、ステップ86において、プッシ
ャ用シリンダ24が復帰作動してプッシャ23を元の位
置に戻す。
【0034】また、ステップ82において、直進フィー
ダー5の終端部にブレードBがないと判断された場合に
は、ステップ87において、割出しテーブル31に回転
を行わせるかどうかの判断がなされ、回転させる場合に
は、ステップ85に進み、回転させない場合には、ステ
ップ82に進んで直進フィーダー5の終端部にブレード
Bが到達するまでこれを繰り返す。
【0035】そして、1枚のブレードBがブレード保持
部32のブレード保持ブロック35に横倒し状態で保持
されたのをセンサが検知すると、割出しテーブル31が
所定の送りピッチ分回転し、順次後続のブレード保持部
32にブレードBが1枚ずつ上記と同様にセットされ
る。
【0036】次に、ブレードBを保持したブレード保持
部32が、ブレード姿勢調整機構30のブレード起立部
36が位置する図6の位置P6に到達すると、割出しテ
ーブル31が停止している際に出力される図示しないセ
ンサからの信号により、図16に示すように、ステップ
91において、回転シリンダ38が作動して、旋回ロッ
ド40を図9および図10に仮想線で示す位置から切欠
部分31aを通して実線で示す位置に旋回させ、図11
に仮想線で示すように、ブレードBを保持するブレード
保持ブロック35を起こし、ステップ92において、回
転シリンダ38が復帰作動して、旋回ロッド40を元に
戻す。
【0037】続いて、起き上がったブレードBを保持す
るブレード保持部32が、ブレード姿勢調整機構30の
位置決め用シリンダ44が位置する図6の位置P7に到
達すると、図17に示すように、ステップ101におい
て、図示しないセンサにより割出しテーブル31の送り
回転が終了しているか否かの確認がなされ、割出しテー
ブル31の送り回転が終了している場合には、ステップ
102において、ブレード保持部32にブレードBが保
持されているか否かの確認がなされ、ブレードBが保持
されている場合には、ステップ103において、位置決
め用シリンダ44が作動して、図12に示すように、そ
のロッド44aを開口部分31bに突出しているブレー
ド保持ブロック35のドッグ部分に設けた係合穴35a
に係止させることにより、ブレード保持部32の位置決
め固定を行い、さらに、この位置P7において、ステッ
プ104に示すように、ブレード保持部32に保持され
た起立状態でかつ先端Bを図1下方に向けた状態のブ
レードBをブレードハンド45によりつかみ取り、ブレ
ード反転テーブル46上に平行移動させ、こののち、ス
テップ105において、ブレードハンド45が復帰作動
すると共に、ステップ106において、位置決め用シリ
ンダ44が復帰作動して、そのロッド44aをブレード
保持ブロック35の係合穴35aから離脱させる。
【0038】また、ステップ101で割出しテーブル3
1の送り回転が終了していないと判定された場合や、ス
テップ102においてブレードBが保持されていないと
判定された場合には、いずれの場合もステップ106に
進んでブレードBの到達まで待機する。
【0039】次いで、このブレード反転テーブル46が
ほぼ180゜回動して、その割出しテーブル31側に載
せた起立状態のブレードBをテーブル11側に移動さ
せ、ブレードBをテーブル11上のシェルSに対する先
端Bを図1上方に向けた組付け姿勢としたのち、ブレ
ード組付け機構50のブレードハンド51により、この
ブレードBをつかみ取ってシェルSのブレード反転テー
ブル46側に搬送し、図14に示すように、ブレードB
のシェル用爪Bsをテーブル11上のシェルSのブレー
ド組付け用溝Sbに嵌合させて組付ける。
【0040】この実施例では、ブレード組付け機構50
のブレードハンド51が、ブレード姿勢調整機構30の
ブレードハンド45と平行でかつ一体に設けてあるう
え、ブレードハンド45が、図6の位置P7においてブ
レードBをつかみ取るのと同時に、ブレード組付け機構
50のブレードハンド51が、ブレード反転テーブル4
6のテーブル11側に移動したブレードBをつかみ取る
ようにしてあるので、ブレード姿勢調整機構30から割
出し機構10までのブレードBの移動が、極めて迅速に
行われることとなる。
【0041】そして、割出し機構10では、ブレードハ
ンド51により搬送されたブレードBの組付けが済む度
に作動して、テーブル11とともにシェルSを所定のピ
ッチで送り回転させ、上記のように順次ブレードBを組
付ける。
【0042】すべてのブレードBのシェルSに対する組
付けが終わると、コアリング組付け機構60のスライダ
63および把持用シリンダ66の作動により、図3に示
すように、3つ爪チャック65が、コアリング搬送ロー
ダ6の位置決めステーション6aで位置決めされたコア
リングCをその内周側から水平に把持し、これをセンサ
が確認すると、図18に示すように、ステップ111に
おいて、3つ爪チャック65を下降させてコアリングC
をブレードBに押付け、ステップ112において、割出
し機構10を作動させて、テーブル11とともにシェル
SおよびブレードBを僅に一方向に回動させる。
【0043】次に、ステップ113において、このコア
リングCのブレード組付け用穴Cbとすべてのブレード
Bの各コアリング用爪Bcとの嵌合が完全か否かを確認
し、完全でない場合には、ステップ114において、続
けて割出し機構10を作動させて、テーブル11ととも
にシェルSおよびブレードBを僅に他方向に回動させ、
ステップ115において、ブレード組付け用穴Cbとコ
アリング用爪Bcとの嵌合が完全か否かの確認を再び行
い、これでも完全でない場合には、ステップ116にお
いて、さらに続けて割出し機構10を作動させて、シェ
ルSおよびブレードBを僅に一方向に回動させる。
【0044】そして、ステップ117において、ブレー
ド組付け用穴Cbとコアリング用爪Bcとの嵌合が完全
か否かの確認を再々度行い、これでも完全でない場合に
は、ステップ118においてカウントを行い、ステップ
112に戻る。
【0045】この間、ステップ113,ステップ115
およびステップ117のいずれかにおいて、コアリング
Cのブレード組付け用穴CbとすべてのブレードBの各
コアリング用爪Bcとの嵌合が完全であることが確認さ
れた場合には、ステップ120において、ブレードBお
よびコアリングCのシェルSへの組付けが完了したと判
定して、このシェルSをシェルハンド3により、シェル
搬出コンベア7に搬出する。
【0046】また、繰り返しの割出し機構10の作動に
もかかわらず、コアリングCのブレード組付け用穴Cb
とすべてのブレードBの各コアリング用爪Bcとの嵌合
が完全とならずに、ステップ119におけるカウンター
の数が3になった場合には、ステップ121において、
コアリングCの組付けが不可能であると判定して、この
シェルSをシェルハンド3により、シェル搬出コンベア
7と平行に設けた不良品搬出コンベア9に、ブレードB
およびコアリングCとともに搬出する。
【0047】なお、図6の位置P7において、ブレード
ハンド45によりブレードBをつかみ取られたブレード
保持部32のブレード保持ブロック35は、位置P1に
向けて移動する間に、図13に示すように、図6の位置
P7と位置P8との間に設けたブレード姿勢調整機構3
0のローラ48と当接して倒されることから、位置P1
に到達した時点では、次のブレードBを支障なく保持で
きるものとなる。
【0048】したがって、上記したトルクコンバータの
ブレードとコアリングの組付け装置1では、ブレードB
およびコアリングCの搬送、組付けが、短時間のうちに
自動的に行われることとなり、小人数化が実現できるう
え、生産能力および品質の向上が図れることとなる。
【0049】図19は本発明の請求項1に係わるトルク
コンバータのブレードとコアリングの組付け方法および
本発明の請求項2に係わるトルクコンバータのブレード
とコアリングの組付け装置の他の実施例を示しており、
第1実施例のトルクコンバータのブレードとコアリング
の組付け装置1と同じ構成をなす部分には同じ符号を付
し説明は省略する。
【0050】この実施例に係わるトルクコンバータのブ
レードとコアリングの組付け装置201が、第1実施例
のトルクコンバータのブレードとコアリングの組付け装
置1と相違するところは、ブレード組付け機構250の
ブレードハンド251を図19の位置X1(図6の位置
P7に相当)から図19の位置X2、すなわち、割出し
機構10におけるシェルSのシェルハンド3側まで移動
するものとし、ブレード姿勢調整機構230における割
出しテーブル31の位置X1においてシェルSに対する
組付け姿勢となっている起立状態でかつ先端Bを図1
9下方に向けたブレードBをつかみ取って、直接割出し
機構10におけるシェルS(位置X2)に搬送して、ブ
レードBのシェル用爪BsをシェルSのブレード組付け
用溝Sbに嵌合させて組付けるようにした点にある。
【0051】つまり、この実施例に係わるトルクコンバ
ータのブレードとコアリングの組付け装置201では、
第1実施例のトルクコンバータのブレードとコアリング
の組付け装置1におけるブレード姿勢調整機構30のブ
レードハンド45およびブレード反転テーブル46を用
いずに、ブレードBをシェルSに組み付けることが可能
となり、装置の簡略化が図れることとなる。
【0052】図20および図21は本発明の請求項1に
係わるトルクコンバータのブレードとコアリングの組付
け方法および本発明の請求項2に係わるトルクコンバー
タのブレードとコアリングの組付け装置のさらに他の実
施例を示しており、この場合も第1実施例のトルクコン
バータのブレードとコアリングの組付け装置1と同じ構
成をなす部分には同一符号を付し説明は省略する。
【0053】この実施例に係わるトルクコンバータのブ
レードとコアリングの組付け装置301は、図20に示
すように、第1実施例のトルクコンバータのブレードと
コアリングの組付け装置1のパーツフィーダー4とブレ
ードBの流れ方向が反対のパーツフィーダー304を備
えていると共に、図21に示すように、ブレード姿勢調
整機構330における割出しテーブル31に、この割出
しテーブル31に固定されるブロック333と、このブ
ロック333に水平ピン334を介して回動自在に連結
したブレード保持ブロック335を具備したブレード保
持部332を備えている。
【0054】そして、パーツフィーダー4とブレードB
の流れ方向が反対のパーツフィーダー304を備えてい
る関係上、ブレード保持ブロック335には、このブレ
ード保持ブロック335から上方向(図21手前方向)
に突出するストッパ335bが設けてあり、図6の位置
P6において、ブレード起立部36の回転シリンダ38
が作動して旋回ロッド40によりブレード保持ブロック
355が起こされた際に、ブレードBがこのブレード保
持ブロック335からずり落ちるのを阻止するようにし
ている。この場合、ストッパ335bの上面を直進フィ
ーダー5側に下り勾配をなす傾斜面とすると共に、スト
ッパ335bの下側に図示しない圧縮コイルばねを設け
てこのストッパ335bをブレード保持ブロック335
内に押込み可能とすることにより、ブレード保持ブロッ
ク335に対するブレードBの挿入が支障なく行われる
ようにしてある。
【0055】また、このトルクコンバータのブレードと
コアリングの組付け装置301は、ブレード組付け機構
350のブレードハンド351を図20の位置Y1(図
6の位置P7に相当)から図20の位置Y2、すなわ
ち、割出し機構10におけるシェルSの割出しテーブル
31側まで移動するものとし、ブレード姿勢調整機構3
30における割出しテーブル31の位置Y1においてシ
ェルSに対する組付け姿勢となっている起立状態でかつ
先端Bを図20上方に向けたブレードBをつかみ取っ
て、直接割出し機構10におけるシェルS(位置Y2)
に搬送して、ブレードBのシェル用爪BsをシェルSの
ブレード組付け用溝Sbに嵌合させて組付けるようにし
ており、他の構成は、第1実施例のトルクコンバータの
ブレードとコアリングの組付け装置1と同じである。
【0056】したがって、この実施例に係わるトルクコ
ンバータのブレードとコアリングの組付け装置301で
は、第2実施例と同様に第1実施例のトルクコンバータ
のブレードとコアリングの組付け装置1におけるブレー
ド姿勢調整機構30のブレードハンド45およびブレー
ド反転テーブル46を用いずに、ブレードBをシェルS
に組み付けることが可能となり、装置の簡略化が図れる
こととなる。
【0057】図22および図23は本発明の請求項3の
発明に係わるトルクコンバータのブレードとコアリング
の組付け装置の一実施例を示すもので、この実施例に係
わるトルクコンバータのブレードとコアリングの組付け
装置401が、第1実施例のトルクコンバータのブレー
ドとコアリングの組付け装置1と相違するところは、第
1実施例のトルクコンバータのブレードとコアリングの
組付け装置1における外ガイド供給部72(図2参照)
の代わりに、ブレード傾き揃え機構480を設けた点に
あり、他の構成は第1実施例のトルクコンバータのブレ
ードとコアリングの組付け装置1と同じである。
【0058】前記ブレード傾き揃え機構480は、図外
の昇降ユニットのシリンダロッドにフローティングジョ
イント481を介して連結すると共にブラケット482
を介してガイドポスト483を固定したベースプレート
484に、円周方向に等間隔で複数組設けてあり、この
ベースプレート484の下面に固定したボディー485
の下端部にヒンジピン486を介して回動自在に連結さ
れたL字形アーム487と、このL字形アーム487の
下向き辺487aに設けられて先端にブレードBと接触
する合成樹脂などよりなる接触部488aを有するブレ
ード傾き揃えバー488と、L字形アーム487の横向
き辺487bとボディー485との間に設けた引張りコ
イルばね489と、ベースプレート484の下面にセン
サブラケット490を介して取付けたコアリング組付け
確認用のタッチセンサ491と、ボディー485におけ
るL字形アーム487の横向き辺487bと対向する部
分に設けたダンパ49を備えており、タッチセンサ49
1は、コアリングCに接触した際にオンするものとして
ある。
【0059】この実施例に係わるトルクコンバータのブ
レードとコアリングの組付け装置401では、コアリン
グ組付け機構60の作動によりコアリングCがブレード
Bに押付けられると、複数組のブレード傾き揃え機構4
80が図外の昇降ユニットの作動により下降し、各ブレ
ード傾き揃えバー488の接触部488aがブレードB
の上端よりもそれぞれ若干下方に位置するようになる。
このとき、複数枚のブレードBの傾きが不揃いであるた
め、ブレードBのコアリング用爪BcとコアリングCの
ブレード組付け用穴Cbとの嵌合が完全でない部分があ
ることから、ブレードBに対して浮き上がった状態のコ
アリングCの周縁部に複数のタッチセンサ491のうち
のいずれかが当接して、オン状態となる。
【0060】次いで、割出し機構10のテーブル11を
図23の矢印方向に回転させると、シェルS内のブレー
ドBに各ブレード傾き揃えバー488の接触部488a
が接触し、ブレードBは図23の矢印方向とは反対側に
傾く。
【0061】さらに、テーブル11を回転させると、傾
きの止まったブレードBによりブレード傾き揃えバー4
88が押圧されて、引張りコイルばね489の弾性力に
抗してL字形アーム487が図23反時計回り方向に回
動し、ブレード傾き揃えバー488が図に仮想線で示す
ようにしてブレードBを乗り越え、L字形アーム487
は引張りコイルばね489の弾性力により元の状態に復
帰する。
【0062】そして、テーブル11の回転を続けると、
上記のようにしてすべてのブレードBに対してブレード
傾き揃えバー488が当接することから、すべてのブレ
ードBの傾きが揃えられることとなり、この傾きが揃っ
た時点で、各ブレードBのコアリング用爪Bcとコアリ
ングCのブレード組付け用穴Cbとがすべて完全に嵌合
し、複数のタッチセンサ491がいずれもオフ状態とな
って、複数組のブレード傾き揃え機構480は図外の昇
降ユニットの復帰作動により上昇する。
【0063】つまり、この実施例によるトルクコンバー
タのブレードとコアリングの組付け装置401において
も、短時間のうちにブレードおよびコアリングの搬送、
組付けが自動的に行われることとなる。
【0064】この実施例に係わるトルクコンバータのブ
レードとコアリングの組付け装置401では、上記した
組付け装置1,201,301と同様に、割出し機構1
0のテーブル11を微小往復回動させることで、コアリ
ングCのブレード組付け用穴CbとブレードBのコアリ
ング用爪Bcとを徐々に嵌合させて、シェルSに対して
ブレードBとコアリングCを組付けることができるのみ
ならず、ブレード傾き揃え機構480を複数組設けてい
ることから、割出し機構10のテーブル11を複数組分
の一回転させるだけで、すべてのブレードBの傾きを揃
えることがでるため、組付け作業時間をより一層短縮す
ることができる。
【0065】なお、本発明の詳細な構成は、上記した第
1実施例〜第4実施例の構成に限定されるものではな
い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の発明に係わるトルクコンバータのブレードとコアリン
グの組付け方法では、上記した構成としたから、ブレー
ドとコアリングの組付けを極めて簡単に行うことが可能
であるという極めて優れた効果がもたらされ、本発明の
請求項2の発明に係わるトルクコンバータのブレードと
コアリングの組付け装置および本発明の請求項3の発明
に係わるトルクコンバータのブレードとコアリングの組
付け装置では、上記した構成としたから、ブレードおよ
びコアリングの搬送、組付けを短時間のうちに自動的に
行うことが可能になり、小人数化が実現できると共に生
産能力および品質を向上させることが可能になるという
極めて優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係わるトルクコンバータの
ブレードとコアリングの組付け方法および請求項2に係
わるトルクコンバータのブレードとコアリングの組付け
装置の一実施例を示す組付け装置の平面説明図である。
【図2】図1に示したトルクコンバータのブレードとコ
アリングの組付け装置の正面説明図である。
【図3】図1に示したトルクコンバータのブレードとコ
アリングの組付け装置における割出し機構およびコアリ
ング組付け機構の正面説明図である。
【図4】図1に示したトルクコンバータのブレードとコ
アリングの組付け装置におけるブレード送り出し機構の
平面説明図である。
【図5】図4に示したブレード送り出し機構の正面説明
図である。
【図6】図1に示したトルクコンバータのブレードとコ
アリングの組付け装置におけるブレード姿勢変換機構の
割出しテーブルの平面説明図である。
【図7】図6に示したブレード姿勢変換機構の割出しテ
ーブルおよびブレード保持部の拡大平面説明図である。
【図8】図1に示したトルクコンバータのブレードとコ
アリングの組付け装置におけるブレード姿勢変換機構の
保持ブロック押え用シリンダを図6矢印P方向から見た
拡大説明図である。
【図9】図1に示したトルクコンバータのブレードとコ
アリングの組付け装置におけるブレード姿勢変換機構の
ブレード起立部を図6矢印Q方向から見た拡大説明図で
ある。
【図10】図9に示したブレード起立部の平面説明図で
ある。
【図11】図9に示したブレード起立部によるブレード
保持部の動作説明図である。
【図12】図1に示したトルクコンバータのブレードと
コアリングの組付け装置におけるブレード姿勢変換機構
の位置決め用シリンダを図6矢印R方向から見た拡大説
明図である。
【図13】図1に示したトルクコンバータのブレードと
コアリングの組付け装置におけるブレード姿勢変換機構
のローらを図6矢印T方向から見た拡大説明図である。
【図14】(a)トルクコンバータのブレードとコアリ
ングを組付けたシェルの平面説明図である。(b)図1
4(a)に示したシェルの断面説明図である。
【図15】図4に示したブレード送り出し機構の作動説
明用フローチャートである。
【図16】図9に示したブレード起立部の作動説明用フ
ローチャートである。
【図17】図12に示したブレード姿勢変換機構の位置
決め用シリンダおよびブレードハンドの作動説明用フロ
ーチャートである。
【図18】図3に示した割出し機構の微小往復回動時に
おける作動説明用フローチャートである。
【図19】本発明の請求項1に係わるトルクコンバータ
のブレードとコアリングの組付け方法および請求項2に
係わるトルクコンバータのブレードとコアリングの組付
け装置の他の実施例を示す組付け装置の平面説明図であ
る。
【図20】本発明の請求項1に係わるトルクコンバータ
のブレードとコアリングの組付け方法および請求項2に
係わるトルクコンバータのブレードとコアリングの組付
け装置のさらに他の実施例を示す組付け装置の平面説明
図である。
【図21】図21に示したトルクコンバータのブレード
とコアリングの組付け装置におけるブレード姿勢変換機
構の割出しテーブルおよびブレード保持部の拡大平面説
明図である。
【図22】本発明の請求項3の発明に係わるトルクコン
バータのブレードとコアリングの組付け装置の一実施例
を示すブレード傾き揃え機構の拡大説明図である。
【図23】図22に示したブレード傾き揃え機構の動作
説明図である。
【符号の説明】
1,201,301,401 トルクコンバータのブレ
ードとコアリングの組付け装置 2 シェル搬入コンベア(シェル搬入手段) 3 シェルハンド(シェル移動手段) 5 直進フィーダー(ブレード搬送手段) 6 コアリングローダ(コアリング搬送手段) 7 シェル搬出コンベア(シェル搬出手段) 10 割出し機構 11 テーブル 20 ブレード送り出し機構 30,230,330 ブレード姿勢変換機構 50,250,350 ブレード組付け機構 60 コアリング組付け機構 B ブレード Bc コアリング用爪 Bs シェル用爪 C コアリング Cb ブレード組付け用穴 S シェル Sb ブレード組付け用溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村 田 等 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社 内 (56)参考文献 特開 平4−93128(JP,A) 特開 平1−257532(JP,A) 実開 平3−87542(JP,U) 実開 平3−68661(JP,U) 実開 昭63−103922(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 41/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクコンバータのシェルにブレードと
    コアリングを組付けるに際して、 シェルを水平に支持して所定のピッチで送り回転可能で
    かつ微小往復回動可能としたテーブルを具備した割出し
    機構の前記テーブルにシェルを取付け、 前記割出し機構の作動により所定のピッチで送り回転さ
    せたテーブル上のシェルに複数枚のブレードを順次挿入
    して当該ブレードに設けた各シェル用爪をシェルに設け
    た複数のブレード組付け用溝にそれぞれ嵌合させたの
    ち、 前記シェルにコアリングを挿入して前記複数枚のブレー
    ドに押付けつつ、 前記割出し機構の作動によりテーブルを微小往復回動さ
    せることで、複数枚のブレードに設けた各コアリング用
    爪とコアリングに設けた複数のブレード組付け用穴とを
    徐々に嵌合させて、シェルに対してブレードとコアリン
    グを組付けることを特徴とするトルクコンバータのブレ
    ードとコアリングの組付け方法。
  2. 【請求項2】 シェル搬入手段と、シェルを水平に支持
    して所定のピッチで送り回転可能でかつ微小往復回動可
    能としたテーブルを具備した割出し機構と、前記シェル
    搬入手段から送られるシェルを前記割出し機構に移動さ
    せるシェル移動手段と、ブレード搬送手段と、前記ブレ
    ード搬送手段から送られるブレードを横倒し状態で1枚
    ずつ送り出すブレード送り出し機構と、前記送り出され
    たブレードを前記割出し機構のテーブル上のシェルに対
    する組付け姿勢とするブレード姿勢変換機構と、前記姿
    勢変換されたブレードのシェル用爪を前記割出し機構の
    所定ピッチで送り回転させたテーブル上のシェルのブレ
    ード組付け用溝に嵌合させて当該ブレードをシェルに順
    次組付けるブレード組付け機構と、コアリング搬送手段
    と、前記割出し機構の作動により微小往復回動させたテ
    ーブル上のシェル内のブレードに前記コアリング搬送手
    段から送られるコアリングを押付けて当該コアリングの
    ブレード組付け用穴とブレードのコアリング用爪とを徐
    々に嵌合させるコアリング組付け機構と、前記シェル移
    動手段を介して送られるブレードとコアリングの組付け
    が終了したシェルを搬出するシェル搬出手段を備えたこ
    とを特徴とするトルクコンバータのブレードとコアリン
    グの組付け装置。
  3. 【請求項3】 シェル搬入手段と、シェルを水平に支持
    して所定のピッチで送り回転可能でかつ微小往復回動可
    能としたテーブルを具備した割出し機構と、前記シェル
    搬入手段から送られるシェルを割出し機構に移動させる
    シェル移動手段と、ブレード搬送手段と、前記ブレード
    搬送手段から送られるブレードを横倒し状態で1枚ずつ
    送り出すブレード送り出し機構と、前記送り出されたブ
    レードを前記割出し機構のテーブル上のシェルに対する
    組付け姿勢とするブレード姿勢変換機構と、前記姿勢変
    換されたブレードのシェル用爪を前記割出し機構の所定
    ピッチで送り回転させたテーブル上のシェルのブレード
    組付け用溝に嵌合させて当該ブレードをシェルに順次組
    付けるブレード組付け機構と、コアリング搬送手段と、
    前記コアリング搬送手段から送られるコアリングを前記
    ブレードに押付けるコアリング組付け機構と、前記ブレ
    ードのコアリングに対する傾きを揃えて当該コアリング
    のブレード組付け用穴とブレードのコアリング用爪とを
    嵌合させるブレード傾き揃え機構と、前記シェル移動手
    段を介して送られるブレードとコアリングの組付けが終
    了したシェルを搬出するシェル搬出手段を備えたことを
    特徴とするトルクコンバータのブレードとコアリングの
    組付け装置。
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