JP3269596B2 - タッチパネル式入力装置 - Google Patents

タッチパネル式入力装置

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JP3269596B2 JP26662294A JP26662294A JP3269596B2 JP 3269596 B2 JP3269596 B2 JP 3269596B2 JP 26662294 A JP26662294 A JP 26662294A JP 26662294 A JP26662294 A JP 26662294A JP 3269596 B2 JP3269596 B2 JP 3269596B2
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panel
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/045Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using resistive elements, e.g. a single continuous surface or two parallel surfaces put in contact

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、透明なアナログ抵抗
膜方式の電極パネルで構成されたタッチパネルによって
文字等を入力するタッチパネル式入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タッチパネル式入力装置として図
17および図18に示すようなものがある(特開平5−
127827号公報)。上記タッチパネル式入力装置で
は、液晶表示パネルやCRT(陰極線管)等の表示画面上
に、透明電極によって形成されたX方向電極パネル1お
よびY方向電極パネル2を積層して貼着しておく。そし
て、X方向電極パネル1およびY方向電極パネル2の一
端には、図17に示すように、電源Vccを交互に接続し
てX方向およびY方向に電圧分布を形成する。こうし
て、ペンや指先等でその1点を押圧することによって両
電極パネル1,2を互いに1点で接触させ、その接触点
の電圧から押圧点の座標を検出するのである。
【0003】また、上記タッチパネル式入力装置におい
は、電源オフ時には、図18に示すように、一方の電極
パネル(例えば、Y方向電極パネル2)を電源VCC(+電
源)に接続し、他方の電極のパネル(例えば、X方向電極
パネル1)を出力抵抗Rを介して接地(−電源)してお
く。そして、両電極パネル1,2が互いに接触した際に
出力抵抗Rに現れる電圧(入力信号TABIN)を検出して、
電源オン動作を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のタッチパネル式入力装置には、以下に述べるような
種々の問題がある。 (1) 通常、電源オフ期間は長時間にわたる。したがっ
て、電源オフ時にX方向電極パネル1あるいはY方向電
極パネル2に電源電圧Vccを印加し続けると、両電極パ
ネル1,2間でリークが生ずる。また、電源オフ時に、
X方向電極パネル1とY方向電極パネル2とを交互に電
源Vccに接続するためにトランジシタで構成されたスイ
ッチを用いると、スイッチをオンする際にトランジシタ
のベースに電流を流す必要があり、消費電流が増える。
【0005】(2) 電源オフ時には上記入力信号TABIN
を常時サンプリングしており、両電極パネル1,2が互
いに接触して出力抵抗Rに電圧が現れて入力信号TABIN
のレベルが“H"になると電源オンが指示されたと判断
する。したがって、CPU(中央演算処理装置)が電源オ
ン動作を行った後は上記サンプリングは行う必要がな
く、無駄に電流を消費することになる。また、電源オフ
時に非常に短時間にタッチパネル(X方向電極パネル1
とY方向電極パネル2とを積層して成るパネル)にタッ
チした際には、CPUが立ち上がった時点では既にタッ
チパネルは押されていないため、CPUは何のため立ち
上げられたのか不明となる。また、CPUが立ち上がる
ために充分な時間幅のオン信号が得られない場合もあ
る。
【0006】(3) 上記入力信号TABINを取り込んでサ
ンプリング回路に送出する入力バッファをCMOS(相
補型金属酸化膜半導体)で構成した場合には、出力抵抗
Rに現れる電圧が中間レベル(VccとGNDの間の電圧
値)になると上記入力バッファに貫通電流が流れる。
【0007】(4) 上記タッチパネル上に電源オフ用の
タッチキーを設けて、タッチパネルをタッチして電源オ
ンする一方、上記タッチキーを押圧して電源オフするよ
うにした場合には、電源オフ動作を指示するためにタッ
チキー(すなわち、タッチパネル)を押し続けると、上記
CPUによるタッチキー押圧検知→CPUによる電源オ
フ動作→サンプリング開始→タッチパネル押圧検知→C
PU立ち上がり→CPUによるタッチキー押圧検知→…
と動作が循環することになる。つまり、上記CPUはタ
ッチキーからペン等を離すまで電源オフできないのであ
る。
【0008】(5) 静電気等の電気的ノイズが侵入する
ことによって、タッチパネルが押圧されているのに押圧
されていないと誤認識されたり、押圧されていないのに
押圧されていると誤認識されたりする。
【0009】(6) ICカード付きタッチパネル式入力
装置の場合には、カードロックスイッチがオンされてI
Cカードが外される可能性があるためにCPUが動作し
ては困る場合であっても、上記タッチパネルを押圧する
と抵抗Rに電圧が現れてCPUへオン信号が出力されて
しまう。このように、上記カードロックスイッチがオン
された際には入力信号TABINのサンプリングが止まり、
カードロックスイッチを元に戻した際には上記サンプリ
ングが再開するようにはなっておらず、また、タッチパ
ネルを押したままカードロックスイッチを元に戻した際
には電源オン動作に入らないようにはなってはおらず、
使い勝手が悪い。
【0010】(7) 上記タッチパネルの特性や入力信号
ラインに介在されているコンデンサの大きさ等によっ
て、タッチパネルが押圧されている際にY方向電極パネ
ル2に電源電圧Vccを印加してから入力信号TABINのレ
ベルが“H"になるまでの時間は異なる。そこで、電源
電圧Vccの印加時間を長めに設定する必要があり、無駄
な電流が消費されてしまう。
【0011】(8) 上記従来例においては、上記タッチ
パネルの両電極パネル1,2が接触するだけで電源オン
するので、電源オンさせる目的がなくてもタッチパネル
に瞬間的に当たっただけでも電源オン動作が開始されて
しまう。また、他人によって不本意に電源オンされた
り、何かが当たっただけで電源オンされる。
【0012】そこで、この発明の目的は、電極パネルに
電圧を印加してもリークが生じず、タッチパネルに短時
間タッチしても確実に電源オン動作し、出力抵抗に現れ
る電圧が中間レベルであっても貫通電流が流れず、タッ
チパネル上に設けた電源オフ用のタッチキーの操作性を
向上し、電気的ノイズで誤動作せず、メモリカードを使
い勝手よく併用でき、電源電圧印加から入力信号TABIN
のサンプリングまでの時間を調整でき、不必要に電源オ
ンせず、消費電流が少ないタッチパネル式入力装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、X方向に均一な抵抗分布を
有するX電極パネルおよびY方向に均一な抵抗分布を有
するY電極パネルから成るタッチパネルと,電源オン時
には,上記両電極パネルの夫々に電圧分布を形成するた
めの電圧を交互に印加すると共に上記両電極パネルの1
点が互いに接触した際に上記電圧が印加されていない電
極パネルに発生する位置電圧を検出する一方,電源オフ
時には,電極パネル制御回路によってクロック信号に同
期して一方の電極パネルの一端を電源に間欠的に接続す
ると同時に他方の電極パネルの一端を出力抵抗を介して
間欠的に接地すると共にサンプリング回路によって上記
クロック信号に同期して上記両電極パネルが互いに接触
した際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリン
グすると共に,サンプリングされた電圧が所定レベル以
上であるか否かを表す信号を電源オン指令信号として出
力するタッチパネル制御回路と,上記電源オン時に,上記
タッチパネル制御回路によって検出された位置電圧およ
び上記電極パネルの電圧分布に基づいて上記タッチパネ
ル上における接触座標を算出する接触座標算出手段と,
上記電源オフ時に,上記タッチパネル制御回路からの電
源オン指令信号に基づいて電源オン動作を行う電源オン
手段を有するタッチパネル式入力装置において、上記タ
ッチパネル制御回路は、上記サンプリング回路からの信
号に基づいて,上記サンプリングされた電圧が所定レベ
ル以上の場合には上記サンプリング回路のサンプリング
動作を停止するサンプリング停止回路を有し、上記サン
プリング回路は,上記出力した信号を保持する信号保持
回路を有することを特徴としている。
【0014】
【0015】また、請求項2に係る発明は、X方向に均
一な抵抗分布を有するX電極パネルおよびY方向に均一
な抵抗分布を有するY電極パネルから成るタッチパネル
と,電源オン時には,上記両電極パネルの夫々に電圧分布
を形成するための電圧を交互に印加すると共に上記両電
極パネルの1点が互いに接触した際に上記電圧が印加さ
れていない電極パネルに発生する位置電圧を検出する一
方,電源オフ時には,電極パネル制御回路によってクロッ
ク信号に同期して一方の電極パネルの一端を電源に間欠
的に接続すると同時に他方の電極パネルの一端を出力抵
抗を介して間欠的に接地すると共にサンプリング回路に
よって上記クロック信号に同期して上記両電極パネルが
互いに接触した際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧を
サンプリングすると共に,サンプリングされた電圧が所
定レベル以上であるか否かを表す信号を電源オン指令信
号として出力するタッチパネル制御回路と,上記電源オ
ン時に,上記タッチパネル制御回路によって検出された
位置電圧と上記電極パネルの電圧分布とに基づいて上記
タッチパネル上における接触座標を算出する接触座標算
出手段と,上記電源オフ時に,上記タッチパネル制御回路
からの電源オン指令信号に基づいて電源オン動作を行う
電源オン手段を有するタッチパネル式入力装置におい
て、上記タッチパネル制御回路は、上記出力抵抗の両端
に現れる電圧を取り込んで,上記サンプリング回路に送
出する貫通電流防止機能付の入力バッファと、上記クロ
ック信号を取り込んで,上記サンプリング回路によるサ
ンプリング動作に同期して上記入力バッファに貫通電流
防止/解除を行わせるバッファ制御回路を有することを
特徴としている。
【0016】また、請求項3に係る発明は、X方向に均
一な抵抗分布を有するX電極パネルおよびY方向に均一
な抵抗分布を有するY電極パネルから成るタッチパネル
と,電源オン時には,上記両電極パネルの夫々に電圧分布
を形成するための電圧を交互に印加すると共に上記両電
極パネルの1点が互いに接触した際に上記電圧が印加さ
れていない電極パネルに発生する位置電圧を検出する一
方,電源オフ時には,電極パネル制御回路によってクロッ
ク信号に同期して一方の電極パネルの一端を電源に間欠
的に接続すると同時に他方の電極パネルの一端を出力抵
抗を介して間欠的に接地すると共にサンプリング回路に
よって上記クロック信号に同期して上記両電極パネルが
互いに接触した際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧を
サンプリングすると共に,サンプリングされた電圧が所
定レベル以上であるか否かを表す信号を電源オン指令信
号として出力するタッチパネル制御回路と,上記電源オ
ン時に,上記タッチパネル制御回路によって検出された
位置電圧と上記電極パネルの電圧分布とに基づいて上記
タッチパネル上における接触座標を算出する接触座標算
出手段と,上記電源オフ時に,上記タッチパネル制御回路
からの電源オン指令信号に基づいて電源オン動作を行う
電源オン手段を有するタッチパネル式入力装置におい
て、上記タッチパネル制御回路は、上記サンプリング回
路からの信号をラッチして,電源オン指令信号として上
記電源オン手段に送出する第1ラッチ回路と、上記サン
プリング回路からの信号をラッチする第2ラッチ回路
と、上記サンプリングの開始時において,上記第2ラッ
チ回路にラッチされた上記信号に基づいて,上記サンプ
リングされた電圧が所定レベル以上の場合には上記第1
ラッチ回路のラッチ動作を停止させる一方,上記所定レ
ベルより低い場合には上記第1ラッチ回路のラッチ動作
を開始させて上記第2ラッチ回路のラッチ動作を停止さ
せるラッチ動作制御回路を有することを特徴としてい
る。
【0017】また、請求項4に係る発明は、請求項3
係る発明のタッチパネル式入力装置において上記第2ラ
ッチ回路は,上記サンプリング回路からの信号を順次ラ
ッチする所定数のラッチ部を有し、上記ラッチ動作制御
回路は,上記第2ラッチ回路における総てのラッチ部に
上記サンプリングされた電圧が所定レベルより低いこと
を表す信号がラッチされた場合に上記第1ラッチ回路の
ラッチ動作開始および上記第2ラッチ回路のラッチ動作
停止を行う一方,少なくとも1つのラッチ部に上記サン
プリングされた電圧が上記所定レベル以上であることを
表す信号がラッチされた場合には上記第1ラッチ回路の
ラッチ動作停止を行うようになっていることを特徴とし
ている。
【0018】また、請求項5に係る発明は、X方向に均
一な抵抗分布を有するX電極パネルおよびY方向に均一
な抵抗分布を有するY電極パネルから成るタッチパネル
と,電源オン時には,上記両電極パネルの夫々に電圧分布
を形成するための電圧を交互に印加すると共に上記両電
極パネルの1点が互いに接触した際に上記電圧が印加さ
れていない電極パネルに発生する位置電圧を検出する一
方,電源オフ時には,電極パネル制御回路によってクロッ
ク信号に同期して一方の電極パネルの一端を電源に間欠
的に接続すると同時に他方の電極パネルの一端を出力抵
抗を介して間欠的に接地すると共にサンプリング回路に
よって上記クロック信号に同期して上記両電極パネルが
互いに接触した際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧を
サンプリングすると共に,サンプリングされた電圧が所
定レベル以上であるか否かを表す信号を電源オン指令信
号として出力するタッチパネル制御回路と,上記電源オ
ン時に,上記タッチパネル制御回路によって検出された
位置電圧と上記電極パネルの電圧分布とに基づいて上記
タッチパネル上における接触座標を算出する接触座標算
出手段と,上記電源オフ時に,上記タッチパネル制御回路
からの電源オン指令信号に基づいて電源オン動作を行う
電源オン手段を有するタッチパネル式入力装置におい
て、上記タッチパネル制御回路は、上記サンプリング回
路からの信号を順次ラッチする所定数のラッチ部を有す
るラッチ回路と、上記サンプリングされた電圧が所定レ
ベル以上であることを表す信号が上記ラッチ回路におけ
る総てのラッチ部にラッチされたことを検知して,上記
ラッチされた信号を電源オン指令信号として上記電源オ
ン手段に送出して電源オン動作を開始させる電源オン指
令回路を有することを特徴としている。
【0019】また、請求項6に係る発明は、X方向に均
一な抵抗分布を有するX電極パネルおよびY方向に均一
な抵抗分布を有するY電極パネルから成るタッチパネル
と,電源オン時には,上記両電極パネルの夫々に電圧分布
を形成するための電圧を交互に印加すると共に上記両電
極パネルの1点が互いに接触した際に上記電圧が印加さ
れていない電極パネルに発生する位置電圧を検出する一
方,電源オフ時には,電極パネル制御回路によってクロッ
ク信号に同期して一方の電極パネルの一端を電源に間欠
的に接続すると同時に他方の電極パネルの一端を出力抵
抗を介して間欠的に接地すると共にサンプリング回路に
よって上記クロック信号に同期して上記両電極パネルが
互いに接触した際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧を
サンプリングすると共に,サンプリングされた電圧が所
定レベル以上であるか否かを表す信号を電源オン指令信
号として出力するタッチパネル制御回路と,上記電源オ
ン時に,上記タッチパネル制御回路によって検出された
位置電圧と上記電極パネルの電圧分布とに基づいて上記
タッチパネル上における接触座標を算出する接触座標算
出手段と,上記電源オフ時に,上記タッチパネル制御回路
からの電源オン指令信号に基づいて電源オン動作を行う
電源オン手段を有するタッチパネル式入力装置におい
て、上記タッチパネル制御回路は、外部要因スイッチの
オン/オフ状態を検知すると共に,上記外部要因スイッチ
がオン状態にある場合には上記電極パネル制御回路およ
びサンプリング回路の動作を停止する一方,オフ状態に
ある場合には上記電極パネル制御回路およびサンプリン
グ回路の動作停止を解除するサンプリング動作制御回路
を有することを特徴としている。
【0020】また、請求項7に係る発明は、請求項3
るいは請求項4に係る発明のタッチパネル式入力装置に
おいて、上記タッチパネル制御回路は、外部要因スイッ
チのオン/オフ状態を検知すると共に,上記外部要因スイ
ッチがオン状態にある場合には上記電極パネル制御回路
およびサンプリング回路の動作を停止する一方,オフ状
態にある場合には上記電極パネル制御回路およびサンプ
リング回路の動作停止を解除して上記第2ラッチ回路の
ラッチ動作を開始させるサンプリング動作制御回路を有
することを特徴としている。
【0021】また、請求項8に係る発明は、X方向に均
一な抵抗分布を有するX電極パネルおよびY方向に均一
な抵抗分布を有するY電極パネルから成るタッチパネル
と,電源オン時には,上記両電極パネルの夫々に電圧分布
を形成するための電圧を交互に印加すると共に上記両電
極パネルの1点が互いに接触した際に上記電圧が印加さ
れていない電極パネルに発生する位置電圧を検出する一
方,電源オフ時には,電極パネル制御回路によってクロッ
ク信号に同期して一方の電極パネルの一端を電源に間欠
的に接続すると同時に他方の電極パネルの一端を出力抵
抗を介して間欠的に接地すると共にサンプリング回路に
よって上記クロック信号に同期して上記両電極パネルが
互いに接触した際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧を
サンプリングすると共に,サンプリングされた電圧が所
定レベル以上であるか否かを表す信号を電源オン指令信
号として出力するタッチパネル制御回路と,上記電源オ
ン時に,上記タッチパネル制御回路によって検出された
位置電圧と上記電極パネルの電圧分布とに基づいて上記
タッチパネル上における接触座標を算出する接触座標算
出手段と,上記電源オフ時に,上記タッチパネル制御回路
からの電源オン指令信号に基づいて電源オン動作を行う
電源オン手段を有するタッチパネル式入力装置におい
て、上記電極パネル制御回路及びサンプリング回路に供
給されるクロック信号はクロック信号生成回路によって
生成され、上記クロック信号生成回路は、所定周波数の
基準クロック信号を分周した複数の分周クロック信号を
取り込んで,外部からの制御信号に従って上記分周クロ
ック信号から何れか1つの分周クロック信号を選択する
分周クロック選択回路と、上記基準クロック信号と上記
選択された分周クロック信号とに基づいて,上記基準ク
ロック信号における一方のレベル期間を上記選択された
分周クロック信号の半周期に設定したクロック信号を出
力するクロック信号出力回路を有することを特徴として
いる。
【0022】また、請求項9に係る発明は、X方向に均
一な抵抗分布を有するX電極パネル及びY方向に均一な
抵抗分布を有するY電極パネルから成るタッチパネル
と、クロック信号を取り込んで,電源オン時及び制御信
号入力時には,上記両電極パネルの夫々に電圧分布を形
成するための電圧を交互に印加する一方,電源オフ時に
は,上記クロック信号に同期して一方の電極パネルの一
端を電源に間欠的に接続すると同時に他方の電極パネル
の一端を出力抵抗を介して間欠的に接地する電極パネル
制御回路と、上記電極パネル制御回路によって両電極パ
ネルの夫々に電圧分布が形成された際に,上記両電極パ
ネルの1点が互いに接触して上記電圧が印加されていな
い電極パネルに発生する位置電圧を検出する位置電圧検
出回路と、上記位置電圧検出回路によって検出された位
置電圧と電極パネルの電圧分布とに基づいて上記タッチ
パネル上における接触座標を算出する接触座標算出手段
と、上記クロック信号を取り込んで,上記電源オフ時に,
上記クロック信号に同期して上記両電極パネルが接触し
た際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリング
し,サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるこ
とを表す信号を上記制御信号として上記電極パネル制御
回路に送出するサンプリング回路と、上記タッチパネル
上に設定された特定領域の座標を格納する特定領域座標
格納部と、上記電源オフ時に,上記接触座標算出手段に
よって得られた接触座標と上記特定領域の座標とを比較
して,上記接触位置が上記特定領域内に在るか否かを判
定する接触位置判定手段と、上記接触位置判定手段の判
定結果に基づいて,上記接触位置が上記特定領域内に在
る場合には電源オン動作を行う電源オン手段を備えたこ
とを特徴としている。
【0023】また、請求項10に係る発明は、X方向に
均一な抵抗分布を有するX電極パネル及びY方向に均一
な抵抗分布を有するY電極パネルから成るタッチパネル
と、クロック信号を取り込んで,電源オン時及び制御信
号入力時には,上記両電極パネルの夫々に電圧分布を形
成するための電圧を交互に印加する一方,電源オフ時に
は,上記クロック信号に同期して一方の電極パネルの一
端を電源に間欠的に接続すると同時に他方の電極パネル
の一端を出力抵抗を介して間欠的に接地する電極パネル
制御回路と、上記電極パネル制御回路によって上記両電
極パネルの夫々に電圧分布が形成された際に,上記両電
極パネルの1点が互いに接触して上記電圧が印加されて
いない電極パネルに発生する位置電圧を検出する位置電
圧検出回路と、上記位置電圧検出回路によって検出され
た位置電圧と上記電極パネルの電圧分布とに基づいて上
記タッチパネル上における接触座標を算出する接触座標
算出手段と、上記クロック信号を取り込んで,上記電源
オフ時に,上記クロック信号に同期して上記両電極パネ
ルが接触した際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧をサ
ンプリングし,サンプリングされた電圧が所定レベル以
上であることを表す信号を上記制御信号として上記電極
パネル制御回路に送出するサンプリング回路と、上記タ
ッチパネル上に書き込まれる図形や文字あるいは上記タ
ッチパネルの押圧回数等でなる特定の入力結果を格納す
る入力結果格納部と、上記接触座標算出手段によって得
られた接触座標に基づいて上記タッチパネル上に対する
入力結果を認識する入力結果認識手段と、上記電源オフ
時に,上記入力結果認識手段によって認識された入力結
果は上記特定の入力結果であるか否かを判定する入力結
果判定手段と、上記入力結果判定手段による判定結果に
基づいて,上記入力結果が上記特定入力結果である場合
には電源オン動作を行う電源オン手段を特徴としてい
る。
【0024】
【作用】請求項1に係る発明では、電源オフ時には、タ
ッチパネル制御回路の電極パネル制御回路によって、ク
ロック信号に同期して、タッチパネルを成すX,Y電極
パネルのうち一方の電極パネルの一端が電源に間欠的に
接続されると同時に、他方の電極パネルの一端が出力抵
抗を介して間欠的に接地される。そして、サンプリング
回路によって、上記クロック信号に同期して、上記両電
極パネルが互いに接触した際に上記出力抵抗の両端に現
れる電圧がサンプリングされ、このサンプリングされた
電圧が所定レベル以上であるか否かを表す信号が出力さ
れる。そうすると、上記サンプリング回路からの信号を
電源オン指令信号として電源オン手段によって電源オン
動作が行われる。
【0025】こうして、上記タッチパネルに対する電源
電圧の印加と上記出力抵抗の両端電圧のサンプリングと
が、上記クロック信号に同期して間欠的に行われる。
【0026】さらに、電源オフ時には、タッチパネル制
御回路のサンプリング回路によって出力抵抗の両端電圧
がサンプリングされ、このサンプリングされた電圧が所
定レベル以上であるか否かを表す信号が出力されると共
に、信号保持回路に保持される。そうすると、上記タッ
チパネル制御回路のサンプリング停止回路によって、上
記サンプリングされた電圧が上記所定レベル以上の場合
には、上記サンプリング回路のサンプリング動作が停止
される。こうして、上記所定レベル以上を呈する出力抵
抗の両端電圧が一旦サンプリングされると、このサンプ
リングされた電圧が上記所定レベル以上であることを表
す信号が保持されると共に上記サンプリング回路による
サンプリング動作が停止されるのである。
【0027】また、請求項2に係る発明では、タッチパ
ネル制御回路の入力バッファ制御回路によって、サンプ
リング回路によるサンプリング動作に同期して、貫通電
流防止機能付の入力バッファに対して貫通電流防止/解
除の制御が行われる。こうして、上記サンプリング回路
がサンプリングを行わない期間には、上記出力抵抗の両
端に現れる電圧が電源電圧と接地電圧との中間電圧にな
っても入力バッファには貫通電流が流れない。
【0028】また、請求項3に係る発明では、タッチパ
ネル制御回路の第2ラッチ回路によってサンプリング回
路からの信号がラッチされる。そうすると、ラッチ動作
制御回路によって、上記サンプリング開始時において、
上記第2ラッチ回路にラッチされた上記信号に基づい
て、上記サンプリング回路によってサンプリングされた
電圧が所定レベル以上の場合には第1ラッチ回路のラッ
チ動作が停止される。一方、上記所定レベルより低い場
合には上記第1ラッチ回路のラッチ動作が開始されて上
記第2ラッチ回路のラッチ動作が停止される。こうし
て、上記サンプリング回路がサンプリングを開始した際
にタッチパネルが押圧されている場合には、上記第1ラ
ッチ回路から電源オン指令信号が電源オン手段に出力さ
れず、電源オン動作は実行されないのである。
【0029】また、請求項4に係る発明では、タッチパ
ネル制御回路の第2ラッチ回路によって上記サンプリン
グ回路からの信号が所定数のラッチ部に順次ラッチされ
る。そして、ラッチ動作制御回路によって、上記第2ラ
ッチ回路における総てのラッチ部に上記サンプリング電
圧が所定レベルより低いことを表す信号がラッチされた
場合に第1ラッチ回路のラッチ動作開始および第2ラッ
チ回路のラッチ動作停止が行われる。こうして、上記サ
ンプリング回路がサンプリングを開始した際に、タッチ
パネルが押圧されていないことが上記第2ラッチ回路に
よって上記ラッチ部の数と同じ回数だけ検出された場合
に、初めて上記第1ラッチ回路から電源オン指令信号が
電源オン手段に送出されて電源オン動作が実行されるの
である。
【0030】また、請求項5に係る発明では、タッチパ
ネル制御回路におけるラッチ回路によって、サンプリン
グ回路からの信号が所定数のラッチ部に順次ラッチされ
る。そして、電源オン指令回路によって、上記ラッチ回
路における総てのラッチ部に上記サンプリングされた電
圧が所定レベル以上であることを表す信号がラッチされ
たことが検知されると、上記ラッチされた信号が電源オ
ン指令信号として電源オン手段に送出されて電源オン動
作が開始される。こうして、タッチパネルが押圧されて
いることが上記ラッチ回路によって上記ラッチ部の数と
同じ回数だけ検出された場合に電源オン動作が実行され
るのである。
【0031】また、請求項6に係る発明では、タッチパ
ネル制御回路のサンプリング動作制御回路によって、外
部要因スイッチがオン状態にあることが検知されると、
電極パネル制御回路およびサンプリング回路の動作が停
止される。一方、オフ状態にあることが検知されると、
上記電極パネル制御回路およびサンプリング回路の動作
停止が解除される。こうして、上記外部要因スイッチが
オン状態にあってCPUが動作しては困る場合に、電源
オン動作が実行されないのである。
【0032】また、請求項7に係る発明では、タッチパ
ネル制御回路のサンプリング動作制御回路によって、外
部要因スイッチがオン状態にあることが検知されると、
電極パネル制御回路およびサンプリング回路の動作が停
止される。一方、オフ状態にあることが検知されると、
上記電極パネル制御回路およびサンプリング回路の動作
停止が解除されて、第2ラッチ回路によるラッチ動作が
開始される。こうして、上記外部要因スイッチがオン状
態にあってCPUが動作しては困る場合には電源オン動
作が実行されない。そして、上記外部要因スイッチがオ
フ状態になってサンプリング動作が開始された際にタッ
チパネルが押圧されている場合には、第1ラッチ回路か
ら電源オン手段に電源オン指令信号が送出れず電源オン
動作は実行されないのである。
【0033】また、請求項8に係る発明では、クロック
信号生成回路の分周クロック選択回路によって、所定周
波数の基準クロック信号を分周した複数の分周クロック
信号から何れか1つの分周クロック信号が選択されてク
ロック信号出力回路に送出される。そうすると、このク
ロック信号出力回路によって、上記基準クロック信号に
おける一方のレベル期間が上記選択された分周クロック
信号の半周期に設定されたクロック信号がタッチパネル
制御回路に出力される。こうして、上記タッチパネル制
御回路へのクロック信号における一方のレベル期間が変
更されることによって、タッチパネルへの電圧印加時間
長やサンプリング時間長が変更される。
【0034】また、請求項9に係る発明では、電源オフ
時には、請求項1の場合と同様にして、タッチパネルに
電源電圧が間欠的に印加されて上記タッチパネルの両電
極パネルが互いに接触した際に出力抵抗の両端に現れる
電圧がサンプリングされ、このサンプリングされた電圧
が所定レベル以上であるか否かを表す信号が出力され
る。そして、この信号が上記サンプリングされた電圧は
所定レベル以上であることを表している場合には、電極
パネル制御回路によって上記両電極パネルの夫々に交互
に電圧が印加されて電圧分布が形成され、上記両電極パ
ネルの1点が接触した際に上記電圧が印加されていない
電極パネルに発生する位置電圧が位置電圧検出回路によ
って検出される。
【0035】そうすると、接触座標算出手段によって、
上記位置電圧検出回路で検出された位置電圧と上記電極
パネルの電圧分布とに基づいて上記タッチパネル上にお
ける接触座標が算出される。そして、接触位置判定手段
によって、上記算出された接触座標と特定領域座標格納
部に格納されている特定領域の座標とに基づいて上記タ
ッチパネル上の接触位置が特定領域内に在ると判定され
ると、電源オン手段によって電源オン動作が行われる。
こうして、上記タッチパネル上における特定領域内が押
圧された場合にのみ電源オン動作が実行される。
【0036】また、請求項10に係る発明では、電源オ
フ時には、請求項1の場合と同様にして、タッチパネル
に電圧が間欠的に印加されて上記タッチパネルを構成す
る両電極パネルが互いに接触した際に出力抵抗の両端に
現れる電圧がサンプリングされ、このサンプリングされ
た電圧が所定レベル以上であるか否かを表す信号が出力
される。そして、この信号が上記サンプリングされた電
圧は所定レベル以上であることを表している場合には、
電極パネル制御回路によって上記両電極パネルの夫々に
交互に電圧が印加されて電圧分布が形成され、上記両電
極パネルの1点が接触した際に上記電圧が印加されてい
ない電極パネルに発生する位置電圧が位置電圧検出回路
によって検出される。
【0037】そうすると、接触座標算出手段によって、
上記位置電圧検出回路で検出された位置電圧と上記電極
パネルの電圧分布とに基づいて上記タッチパネル上にお
ける接触座標が算出され、入力結果認識手段によって、
上記算出された接触座標に基づいて上記タッチパネル上
に対する入力結果が認識される。そして、入力結果判定
手段によって、上記認識された入力結果と入力結果格納
部に格納されている特定入力結果とに基づいて上記入力
結果が上記特定入力結果であると判定されると電源オン
手段によって電源オン動作が行われる。こうして、上記
特定入力結果が得られるようなペン入力動作を上記タッ
チパネル上に対して行った場合にのみ電源オン動作が実
行される。
【0038】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1は本実施例のタッチパネル式入力装置に
おけるブロック図であり、図2は図1におけるタッチパ
ネルの外観を示す。上記タッチパネル11は、所定の間
隔をおいて積層された2枚の透明なアナログ抵抗膜方式
の電極パネルで構成されて、図3に示すように液晶表示
パネルやCRT等の表示装置14上に貼着されている。
このタッチパネル11上をタッチペン12で押圧して文
字や図形を入力する。また、タッチパネル11上におけ
る所定の位置にはタッチキー13が設けられている。
尚、タッチキー13は、タッチパネル11上に貼り付け
られた印刷シートも含んでいるものとする。
【0039】図1において、表示制御回路15は、表示
用メモリ16や表示装置14を制御して、表示用メモリ
16に格納された画像データに従って表示装置14に画
像を表示する。タッチパネル制御回路17は、上記タッ
チパネル11を構成する各電極パネル夫々の両端に異な
る電圧を印加して各電極パネルに電圧分布(電圧傾斜)を
形成する。そして、タッチペン12による押圧によって
両電極パネルが接触した際に、電極パネルに生じた位置
電圧を検出してA/D変換器18に送出する。
【0040】RAM(ランダム・アクセス・メモリ)19
は、各種制御データが格納されたりワークエリアとして
使用される。ROM(リード・オンリ・メモリ)20には、
CPU21用のプログラム等が格納される。上記CPU
21は、上記表示制御回路15を制御して、表示用メモ
リ16への画像データの書き込みや画像表示を行う。さ
らに、タッチパネル制御回路17を制御して、タッチパ
ネル11の両電極パネルへの電圧印加の切り替えやA/
D変換器18からの位置電圧に基づく入力座標算出等を
行う。尚、その際における上記入力座標算出は、検出さ
れた位置電圧とRAM19に格納された電圧傾斜データ
とを照合することによって行う。
【0041】図4は、上記タッチパネル制御回路17の
具体的な回路図の一部およびタッチパネル11を示す。
上記タッチパネル11は、上側に位置するX電極パネル
11aと下側に位置するY電極パネル11bとから構成さ
れる。この両電極パネル11a,11bは、共に均一な抵
抗分布を有する抵抗ネットワークで形成される。
【0042】上記X電極パネル11aの一端には、制御
信号XHCでオン/オフ制御されるスイッチ回路25を
介して電源Vccが接続されている。さらに、他端は、制
御信号XLCでオン/オフ制御されるスイッチ回路27
を介して接地される一方、出力抵抗R1と制御信号SM
PCによってオン/オフ制御されるスイッチ29との直
列接続を介して接地されている。
【0043】同様に、上記Y電極パネル11bの一端に
は、制御信号YHCでオン/オフ制御されるスイッチ回
路26を介して電源Vccが接続されている。さらに、他
端は、制御信号YLCでオン/オフ制御されるスイッチ
回路28を介して接地されている。そして、上記X電極
パネル11aおよびY電極パネル11bの上記他端は、A
/D変換器18および次段の制御回路にも接続されてい
る。
【0044】上記構成を有するタッチパネル式入力装置
は、CPU21の制御の下に次のように動作して入力座
標を検出する。すなわち、上記両電極パネル11a,11
bは均一な抵抗分布を有している。そこで、入力位置の
X座標を検出する際には、制御信号XHC,XLCのレ
ベルを“H"にしてスイッチ回路25,27をオンにして
X電極パネル11aの両端に電源電圧Vccを印加すれ
ば、X電極パネル11aには均一な電圧分布が生ずる。
また、制御信号YHC,YLCのレベルを“L"にしてス
イッチ回路26,28をオフにする。
【0045】この状態において、上記タッチペン12で
X電極パネル11a上の1点を押圧すると、その1点に
おいて両電極パネル11a,11bが電気的に接続され
て、上側に位置するX電極パネル11aが押圧された位
置に相当する電圧が下側に位置するY電極パネル11b
に現れる。そして、この電圧が上記位置電圧としてA/
D変換器18によってA/D変換されてCPU21に送
出され、CPU21によって上述のようにしてX座標が
算出される。
【0046】同様に、Y座標を検出する際には、制御信
号YHC,YLCのレベルを“H"にしてY電極パネル1
1bの両端に電源電圧Vccを印加し、Y電極パネル11b
に均一な電圧分布が生じさせる。また、制御信号XH
C,XLCのレベルを“L"にしてスイッチ回路25,2
7をオフにする。そして、上述のごとく、上記タッチペ
ン12でX電極パネル11a上の1点を押圧してX電極
パネル11aに現れた位置電圧をA/D変換してCPU2
1に送出し、CPU21によってY座標が算出される。
【0047】ここで、上記スイッチ回路25,27とス
イッチ回路26,28とを交互にオン/オフ制御すること
によって、入力位置のX座標とY座標とが時分割によっ
て交互に検出されるのである。尚、上記入力座標検出時
におけるスイッチ回路25〜28のオン/オフ制御につ
いては、この発明と直接は関係ないので説明は省略す
る。
【0048】また、本実施例におけるタッチパネル式入
力装置では、電源オフ状態においてX電極パネル11a
を押圧すると電源オン動作が実行されるようになってい
る。以下、この電源オン動作について説明する。上記電
源オフ状態では、上記制御信号XHC,XLC,YLCの
レベルを“L"とする一方、制御信号YHC,SMPCの
レベルを“H"にする。こうして、Y電極パネル11bの
上記一端を電源Vccに接続する一方、X電極パネル11
aの上記他端を出力抵抗R1を介して接地する。
【0049】この状態で、上記X電極パネル11a上の
1点を押圧すると、両電極パネル11a,11bが電気的
に接続されて、電源VccとGNDとの間にY電極パネル
11b,X電極パネル11aおよび出力抵抗R1の直列回
路が形成される。そして、電流が、電源Vcc→スイッチ
回路26→Y電極パネル11b→X電極パネル11a→出
力抵抗R1→スイッチ回路29→GNDと流れる。
【0050】その際に、上記出力抵抗R1の両端に現れ
る電圧は、上記両電極パネル11a,11bの抵抗値(「電
源VccからY電極パネル11bにおける接触点までの抵
抗値」+「両電極パネル11a,11b間の接触抵抗値」+
「X電極パネル11aにおける接触点から出力抵抗R1と
の接続点までの抵抗値」)と出力抵抗R1の抵抗値とで電
源電圧Vccを分割した電圧値となる。そこで、出力抵抗
R1の両端電圧(入力信号TABINの電圧)をCPU21が
“H"であると認識可能な電圧値(例えば、0.8×Vcc)
に設定しておけば、間欠的に入力信号TABINをサンプリ
ングすることによって入力信号TABINで電源オン動作を
実行できるのである。
【0051】次に、上記入力信号TABINのサンプリング
について説明する。図5は、上記タッチパネル制御回路
17における他の一部を構成すると共に、入力信号TABI
Nをサンプリングするサンプリング回路の回路図であ
る。また、図6はそのタイミングチャートである。図5
において、30は貫通電流防止機能付き入力バッファ、
31,36はフリップフロップ、32はオアゲート、3
3,34はインバータ、35はナンドゲート、37は遅
延回路である。また、オアゲート32に入力されるクロ
ック信号CLKは、時計回路等によって発生される32
Hz等の遅い周波数を有する。
【0052】上記フリップフロップ36は、CPU21
によって、本サンプリング回路を動作させる際には信号
Aのレベルを“H"にする一方、停止させる際には“L"
にするように制御される。そして、図6における期間a
のように、電源オフの状態において信号Aのレベルが
“L"になると、フリップフロップ31がリセットされ
て、CPU21に電源オン動作を実行させるための信号
ONのレベルも“L"となって電源オン動作は実行され
ないのである。
【0053】さらに、上述のように信号Aのレベルが
“L"の際にはナンドゲート35からの信号Bのレベル
は“H"となり、入力信号TABINをサンプリングするフリ
ップフロップ31へのクロックとなる信号Cのレベルが
“H"固定となってサンプリング動作は停止するのであ
る。さらに、上記信号Cのレベルが“H"であるから遅
延回路37からスイッチ26,29へ送出される制御信
号YHC,SMPCのレベルは“L"となって、Y電極パ
ネル11bの一端および出力抵抗R1は、電源Vccおよ
びGNDに接続されない。したがって、出力抵抗R1の
両端に電圧は現れず入力信号TABINのレベルは“L"とな
る。さらに、上記遅延回路37からの出力信号のレベル
が“L"であるから入力バッファ30は入力禁止モード
となり、例え入力信号TABINが電源電圧VccとGNDと
の中間電位になっても入力バッファ30を構成するCM
OSトランジスタに貫通電流は流れないのである。
【0054】次に、図6における期間bのように、電源
オフの状態でCPU21の制御によって信号Aのレベル
が“H"になると、フリップフロップ31からの信号O
Nのレベルは“L"であるから信号Bのレベルは“L"と
なり、フリップフロップ31への信号Cの波形がクロッ
ク信号CLKの波形と同じになってサンプリング動作が
開始される。その際に、上記信号Cのレベルが“L"で
ある場合には、遅延回路37からの制御信号YHC,S
MPCのレベルは“H"となってY電極パネル11bの一
端および出力抵抗R1は電源VccおよびGNDに接続さ
れる。そして、信号C(フリップフロップ31のクロッ
ク)のレベルが“L→H"に変化するタイミングで、フリ
ップフロップ31によって入力信号TABINがラッチされ
る。但し、期間bにおいては入力信号TABINのレベルは
“L"であるから、信号ONのレベルも“L"である。さ
らに、上記信号Cのレベルが完全に“H"になると遅延
回路37からの出力信号のレベルが“L"となって入力
バッファ30は入力禁止モードとなり、制御信号YH
C,SMPCのレベルも“L"となる。ここで、遅延回路
37を用いることによって、信号Cの立ち上がりによる
フリップフロップ31のラッチ動作が完全に終了するま
で上記入力禁止モードと制御信号YHC,SMPCのレ
ベル“L"へのタイミングを遅らせるのである。
【0055】次に、図6における期間cのように、期間
bのサンプリング状態でタッチペン12によってX電極
パネル11a上の1点が押圧されて両電極パネル11a,
11bが接触すると、入力信号TABINの電圧が Vcc×{R1/(R1+両電極パネル11a,11bの抵抗
値)} に向かって上昇する。そして、入力バッファ30の閾値
α以上になるとフリップフロップ31への入力信号Dの
レベルが“H"となり、信号C(クロック信号CLK)の
立ち上がりでラッチされる。その結果、CPU21への
信号ONのレベルが“H"となって、CPU21によっ
て電源オン動作が開始される。
【0056】次に、図6における期間dのように、上記
信号ONのレベルが“H"であり信号Aのレベルも“H"
であるからナンドゲート35からの信号Bのレベルは
“H"となり、信号Cのレベルは“H"固定となる。その
結果、入力バッファ30は入力禁止モードとなり、制御
信号YHC,SMPCのレベルも“L"となってY電極パ
ネル11bおよび出力抵抗R1に電源電圧VccおよびG
NDが接続されなくなる。
【0057】次に、図6における期間eのように、CP
U21が電源オン動作を終了して電源オン状態に入る
と、CPU21はフリップフロップ36を制御して信号
Aのレベルを“L"にする。そうすると、フリップフロ
ップ31がリセットされて信号ONのレベルが“L"と
なる。
【0058】このように、本実施例においては、上記C
PU21は、電源オン動作を終了すると、入力信号TABI
Nをラッチするフリップフロップ31をリセットするの
で、以降は入力信号TABINのサンプリングが行われず無
駄な電流消費が防止できる。また、フリップフロップ3
1へは貫通電流防止機能付き入力バッファ30を介して
入力信号TABINを入力するので、制御信号YHC,SMP
Cのレベルが“L"の際には入力バッファ30を入力禁
止モードとなり、例え入力信号TABINが電源電圧Vccと
GNDとの中間電位になっても入力バッファ30を貫通
電流は流れないのである。
【0059】また、上記サンプリング時におけるY電極
パネル11bの一端及び出力抵抗R1の電源電圧Vcc及
びGNDへの接続はクロック信号CLKに同期して間欠
的に行うので、サンプリング期間が長時間にわたっても
両電極パネル11a,11b間のリークが発生することが
なく、サンプリング時における消費電流も少なくでき
る。つまり、電池寿命を長くできるのである。更に加え
て、上記入力信号TABINのラッチはクロック信号CLK
の立ち上がりで行うので、外部からのノイズに対しても
誤動作しにくい。
【0060】また、上記入力信号TABINのレベルが入力
バッファ30の閾値αを越えた際にレベルが“H"とな
る信号Dの状態をCPU21が解除するまでフリップフ
ロップ31で保持しておくので、Y電極パネル11bに
対する押圧時間が非常に短時間であってもCPU21は
確実に電源オン指示を認識できる。
【0061】図7は、図3に示すサンプリング回路とは
異なるサンプリング回路の回路図である。また、図8
は、そのタイミングチャートである。このサンプリング
回路は、カードロックスイッチ58を有すると共に、タ
ッチパネル11が押圧されたことを3回連続して検知す
ると電源オン動作に入るサンプリング回路である。
【0062】入力バッファ40,フリップフロップ41・
46,オアゲート42,インバータ43・44,ナンドゲー
ト45,遅延回路47は、図5における入力バッファ3
0,フリップフロップ31・36,オアゲート32,インバ
ータ33・34,ナンドゲート35,遅延回路37と同じ
構成を有して同様に動作する。さらに、本サンプリング
回路は、フリップフロップ48〜53,オアゲート54,
3入力ノアゲート55,3入力アンドゲート56,アンド
ゲート57および外部要因スイッチとしてのカードロッ
クスイッチ58を有している。
【0063】上記構成のサンプリング回路は次のように
してサンプリング動作を行う。図8における期間fのよ
うに、電源オフの状態であってカードロックスイッチ5
8がオフの場合において、CPU21によって制御され
てフリップフロップ46からの信号Aのレベルが“L"
になると、フリップフロップ48〜50がプリセットさ
れて出力信号Q2〜Q4のレベルは総て“H"となる。
したがって、3入力ノアゲート55の出力信号Gのレベ
ルも“L"となる。その結果、フリップフロップ51〜
53はリセットされて出力信号G5〜G7は総て“L"
となり、3入力アンドゲート56からCPU21への信
号ONのレベルも“L"となって電源オン動作は実行さ
れないのである。
【0064】さらに、上述のように信号Aのレベルが
“L"であるから、図3に示すサンプリング回路の場合
と同様にして、フリップフロップ41がリセットされて
出力信号G1のレベルが“L"となる。また、信号ON
のレベルも“L"であるから、信号Cのレベルが常時
“H"となってサンプリング動作は停止するのである。
さらに、制御信号YHC,SMPCのレベルは“L"とな
り、入力バッファ40は入力禁止モードとなる。
【0065】次に、上記CPU21の制御の下に信号A
のレベルが“H"になると、信号Bのレベルは“L"とな
ってフリップフロップ41へのクロックが入力されてサ
ンプリング動作が開始される。そして、クロック信号C
LKに同期して制御信号YHC,SMPCのレベルが間
欠的に“H"となり入力バッファ40の入力禁止モード
が解除され、信号C(フリップフロップ41のクロック)
のレベルが“L→H"に変化するタイミングで入力信号T
ABINがラッチされる。その際に、図8における期間gの
ように、上記タッチパネルがタッチペン等によって押圧
され続けている場合には、フリップフロップ41からの
出力信号Q1のレベルが“H"となるためにフリップフ
ロップ48の出力信号Q2のレベルも“H"となる。そ
の結果、3入力ノアゲート55の出力信号Gのレベルが
“L"となり、信号ONのレベルも“L"となって上記電
源オン動作は実行されないのである。
【0066】一方、図8における期間hのように、タッ
チパネルが押圧されていない場合には、フリップフロッ
プ41からの出力信号Q1のレベルが“L"となる。そ
の結果、次のクロック信号CLKの立ち上がりでフリッ
プフロップ48が出力信号Q1をラッチして出力信号Q
2のレベルが“L"となる。こうして、クロック信号C
LKが順次立ち上がる毎に出力信号Q3,Q4のレベル
が“L"となり、出力信号Q1〜Q4のレベルが総て
“L"となる。そうすると、3入力ノアゲート55の出
力信号Gのレベルが“H"となり、オアゲート54から
の信号Fであるフリップフロップ48〜50へのクロッ
クが“H"固定となってフリップフロップ48〜50の
ラッチ動作が停止する。また、上記出力信号Gのレベル
が“H"であるからフリップフロップ51〜53のリセ
ットが解除されてラッチ動作を開始する。但し、上述の
ごとくタッチパネルは押圧されていないから、信号ON
のレベルは“L"となる。
【0067】次に、図8における期間iのように、期間
hのサンプリング状態において、タッチペンによってタ
ッチパネル上の1点が押圧されてX電極パネルとY電極
パネルとが接触すると、制御信号YHC,SMPCのレ
ベル“H"に同期して入力信号TABINの電圧が上昇する。
そして、入力バッファ40の閾値以上になるとフリップ
フロップ41への入力信号Dのレベルが“H"となり、
信号C(クロック信号CLK)の立ち上がりでラッチされ
る。以後、上記フリップフロップ51〜53はクロック
信号CLKの立ち下がりで順次ラッチして出力信号Q5
〜Q7のレベルが順次“H"となる。そして、出力信号
Q5〜Q7のレベルが総て“H"になると、3入力アン
ドゲート56からCPU21への信号ONのレベルが
“H"となって、CPU21によって電源オン動作が開
始される。
【0068】それと同時に、上記信号ONのレベルが
“H"になると、インバータ44を介してナンドゲート
45の信号Bのレベルが“H"となってフリップフロッ
プ41へのクロックである信号Cのレベルが“H"に固
定される。こうして、電源オン動作が開始されるとサン
プリング動作が停止されて、信号ONのレベルが“H"
に固定されるのである。
【0069】上記カードロックスイッチ58は、挿入さ
れたICカードが取り外し可能な場合ではオンとなり、
取り外し不可能にロックされている場合ではオフとなっ
ている。図8における期間iの状態において上記ICカ
ードが取り外し可能状態になるとカードロックスイッチ
58がオンとなる。そうすると、期間jのように、接続
点Hにおける電圧レベルが“L"となってアンドゲート
57の出力信号のレベルも“L"となる。その結果、フ
リップフロップ41がリセットされ、フリップフロップ
48〜50がプリセットされ、フリップフロップ51〜
53がリセットされる。したがって、上記CPU21へ
の信号ONのレベルが“L"となって、CPU21は電
源オン動作を実行しないのである。
【0070】尚、図8における期間g,hにおいても、
上述と同様に、上記ICカードが取り外し可能状態にな
るとカードロックスイッチ58がオンとなり、フリップ
フロップ41がリセットされ、フリップフロップ48〜
50がプリセットされ、フリップフロップ51〜53が
リセットされる。したがって、上記サンプリングが中止
されて信号ONのレベルが“L"となって、CPU21
は電源オン動作を実行しないことになる。
【0071】図8における期間jの状態で、上記ICカ
ードが取り外し可能状態からロック状態に変化するとカ
ードロックスイッチ58がオフとなる。そうすると、ア
ンドゲート57の出力信号のレベルは“H"となる。こ
の状態は、期間gにおいてCPU21の制御によって信
号Aのレベルが“H"になった状態と同じであり、以後
は期間gに移行してタブレットが押圧され続けていない
ことのチェック動作が行われるのである。
【0072】このように、本サンプリング回路において
は、上記入力信号TABINをラッチするフリップフロップ
41からの出力信号Q1を順次ラッチして、電源オフ状
態においてタッチパネル11が押圧されていることを検
出するフリップフロップ48〜50およびフリップフロ
ップ51〜53を設けている。そして、CPU21の制
御によって信号Aのレベルが“H"になった際に、フリ
ップフロップ48〜50の出力信号Q2〜Q4における
何れかのレベルが“H"になると(すなわち、タッチパネ
ル11が押圧されていると)フリップフロップ51〜5
3をリセットしてサンプリング動作を停止するようにし
ている。
【0073】このように、上記電源オフ状態において信
号Aのレベルが“H"になってから少なくとも3サンプ
リング期間のタッチパネル11を押圧していない期間が
ないとサンプリングを停止することによって、以下のよ
うな効果が得られる。例えば、上記CPU21がオフし
てもE2PROM(電気的消去書込み可能ROM)が書き
込みを行っているためにCPU21をオンできないよう
な場合には、タッチパネル11の押圧されていてもCP
U21に対して電源オンの指令が出ないようにできる。
【0074】また、上記タッチパネル11上に設置され
たタッチキー13の1つである“停止キー"の領域が押
圧されて電源オフが指示された場合を考える。この場合
は、CPU21がタッチパネル11上の押圧位置が停止
キー領域であると判断して電源オフ動作が行われる。そ
うした後に、サンプリング回路におけるフリップフロッ
プ46からの信号Aのレベルが“H"に設定されてサン
プリング動作に入る。その際に、上記停止キー領域(つ
まり、タッチパネル11)が押圧され続けている場合に
は、CPU21に対して電源オンの指令が出ないように
するのである。こうして、上記停止キー領域が押圧され
続けている場合に生ずる「停止キー領域押圧検知→電源
オフ動作→サンプリング動作→タッチパネル11(停止
キー)押圧検知→電源オン動作→停止キー領域押圧検知
→…」の動作循環を断ち切るのである。
【0075】さらに、上記フリップフロップ48〜50
によってフリップフロップ51〜53のリセットが解除
されてサンプリングが開始された際には、フリップフロ
ップ51〜53からの出力信号Q5〜Q7のレベルが総
て“H"になるとCPU21が電源オン動作を実行する
ようにしている。このように、少なくとも3サンプリン
グ期間のタッチパネル押圧期間がないと電源オン動作に
入れないようにすることによって、瞬時的な静電気等の
ノイズの侵入によって誤って電源オン動作が実行される
のを防止できる。
【0076】また、ICカードがロックされている場合
にオフとなるカードロックスイッチ58を設けて、IC
カードのロックが解除されてカードロックスイッチ58
がオンとなると、上記フリップフロップ41をリセット
すると共に、入力バッファ40を入力禁止モードとす
る。したがって、本サンプリング回路によれば、ICカ
ードが取り外し可能な場合にはサンプリング動作を停止
してCPU21に対して電源オン動作を指令できないよ
うにできる。こうして、CPU21が動作中にICカー
ドが抜き差しされて誤動作することが防止される。
【0077】尚、本サンプリング回路においては、上記
電源オフ状態において信号Aのレベルが“H"になって
からタッチパネルが押圧されていないことを3回検知し
た後に次のステップに移行するようにしている。この検
知回数は、フリップフロップ48〜50の数の増減に応
じて増減可能である。また、電源オン動作可能状態にお
いて、タッチパネルが押圧されたことを3回検知した後
にCPU21に対して電源オン動作を指令するようにし
ている。この検知回数もフリップフロップ51〜53の
数の増減に応じて増減可能である。
【0078】図9に、上記電源オフ状態において信号A
のレベルが“H"になった際にタッチパネルが押圧され
ていないことを1回検知するとサンプリング動作を停止
し、電源オン動作可能状態においてタッチパネルが押圧
されたことを1回検知すると電源オン動作を指令するサ
ンプリング回路図を示す。
【0079】図6および図8に示すように、制御信号Y
HC,SMPCのレベルが“H"となってタッチパネル1
1に電源電圧Vccが印加されるのは、クロック信号CL
Kが“L"レベルの期間だけである。そこで、クロック
信号CLKのデューティを変化させることによってタッ
チパネル11に電源電圧Vccを印加している時間を変化
させることができるのである。
【0080】図10は、図5および図7に示すサンプリ
ング回路におけるオアゲート32,42に入力されるク
ロック信号CLKを生成するクロック信号生成回路の回
路図である。アンドゲート61〜63には、図11およ
び図12に示すように、上記クロック信号CLKの3
倍,6倍,12倍の周波数を有するクロック信号CLK
1,CLK2,CLK3が入力される。更に、アンドゲー
ト61〜63にはフリップフロップ64〜66からの出
力信号が入力される。ここで、上記フリップフロップ6
4〜66からの出力信号のレベルがCPU21によって
設定される。そして、各アンドゲート61〜63からの
出力信号は3入力オアゲート67に入力される。
【0081】上記構成のクロック生成回路は、上記フリ
ップフロップ68へのクロック信号の周波数をフリップ
フロップ64〜66からの出力信号によって選択可能に
なっている。例えば、上記フリップフロップ64の出力
信号のレベルを“H"とする一方、フリップフロップ6
5,66の出力信号のレベルを“L"とする。そうする
と、3入力オアゲート67にはクロック信号CLK1が
入力され、その結果フリップフロップ68のクロックと
してクロック信号CLK1が入力されるのである。
【0082】図12は、上記クロック信号生成回路にお
けるタイミングチャートである。但し、図12(a)は上
記フリップフロップ68のクロックとしてクロック信号
CLK1が入力される場合であり、図12(b)はクロッ
ク信号CLK2が入力される場合である。
【0083】図12において、上記フリップフロップ6
8は、クロック信号CLKのレベルが“L"の際にはリ
セットされて出力信号Q8のレベルも“L"となる。一
方、クロック信号CLKのレベルが“H"の際にはリセ
ットが解除され、クロック(クロック信号CLK1ある
いはクロック信号CLK2)の立ち上がりでデータ信号
(レベル“H")をラッチして出力信号Q8のレベルが
“H"となる。ここで、上記データ信号のレベルは“H"
固定であるから、次にクロックのレベルが立ち上がって
も出力信号Q8のレベルは“H"のままである。つま
り、次にクロック信号CLKのレベルが“L"となって
フリップフロップ68がリセットされるまで、出力信号
Q8のレベルは“H"固定となる。
【0084】上記フリップフロップ68からの出力信号
Q8はインバータ69を介してナンドゲート70に入力
される。こうして、上記ナンドゲート70からの出力信
号CLK'は、クロック信号CLKのレベルが“H"であ
って出力信号Q8のレベルが“L"である場合にのみレ
ベルが“L"となる。つまり、出力信号CLK'のレベル
が“L"となる期間(期間k,l)は、クロック信号CLK
1〜CLK3のうちフリップフロップ64〜66によっ
て選択されたクロック信号の半周期となるのである。換
言すれば、上記出力信号CLK'は、クロック信号CL
Kにおける“L"期間長をクロック信号CLK1〜CL
K3の何れかによって変更したクロック信号なのであ
る。こうして生成されたクロック信号CLK'は、上記
各サンプリング回路に対して上記クロック信号CLKと
して入力される。
【0085】このように、上記サンプリング回路に入力
されるクロック信号CLK(すなわち、クロック信号C
LK')の“L"期間長を変更可能にすることによって、
タッチパネル11に電源電圧Vccが印加される時間を変
更できる。すなわち、本クロック生成回路によれば、上
記タッチパネル11の特性や入力信号ラインに介在され
ているコンデンサの大きさ等によって、タッチパネル1
1に電源電圧Vccが印加されてから入力信号TABINのレ
ベルが“H"になるまでの時間に装置間差がある場合に
は、クロック信号CLKの“L"期間長を制御して、入
力信号TABINのレベルが確実に“H"になるようにタッチ
パネル11への電源電圧Vccの印加時間を制御できるの
である。尚、上述の説明においては、上記クロック信号
CLKの周波数を整数倍してクロック信号CLK1,C
LK2,CLK3を得ているが、より高い周波数の基準
クロック信号を分周することによって得ても差し支えな
い。
【0086】上記CPU21に対して電源オン動作を指
令する際に押圧するタッチパネル11上の位置を特定し
ておけば、電源オフ時に、タッチパネル11に手が不用
意に当たったり、他人が不用意にタッチパネル11に触
れた際に電源オン動作が開始されることを防止できる。
図13は、上記タッチパネル上に、押圧されると電源オ
ン動作が開始される領域と押圧されても電源オン動作が
開始されない領域とを設けた場合の説明図である。
【0087】タッチパネル71上には、座標(XA1,Y
A1),(XA1,YA2),(XA2,YA2),(XA2,YA1)で囲まれて
押圧されると電源オン動作が開始される領域Aと、それ
以外の押圧されても電源オン動作が開始されない領域B
とを設ける。そして、上記座標(XA1,YA1),(XA2,
A2)を上記RAM19に格納しておくのである。
【0088】図14は、上記タッチパネル71を用いた
場合におけるCPU21及びタッチパネル制御回路17
による電源オン制御処理動作のフローチャートである。
尚、タッチパネル制御回路17に搭載されるサンプリン
グ回路は、図7に示すサンプリング回路(但し、タッチ
パネル71の否押圧/押圧の検知回数は“N")であると
する。以下、図14に従って、電源オン制御処理動作に
ついて説明する。
【0089】上記ICカードがロックされてカードロッ
クスイッチ58がオフである場合において、サンプリン
グ回路におけるフリップフロップ46からの出力信号A
のレベルが“H"になると上記電源オン制御処理動作が
スタートする。ステップS1で、上記サンプリング回路
によって、タッチパネル71が押圧されていないことが
N回検知されたか否かが判別される。そして、N回検知
されるとステップS2に進む。ステップS2で、上記サン
プリング回路によって、タッチパネル71が押圧された
ことがN回検知されたか否かが判別される。そして、N
回検知されるとステップS3に進む。
【0090】ステップS3で、上記CPU21によって
タッチパネル制御回路17が制御され、上述のようにX
電極パネル11aとY電極パネル11bとに交互に電圧傾
斜が形成されて上記位置電圧が検出される。そして、C
PU21によって、上述のようにして上記位置電圧と電
圧傾斜データとに基づいてタッチパネル71上における
入力座標(押圧座標)が検出される。ステップS4で、上
記CPU21によって、検出されたタッチパネル71上
における押圧座標とRAM19に格納された座標(XA1,
A1),(XA2,YA2)とに基づいて、タッチパネル71上
における押圧位置が上記領域A内であるか否かが判別さ
れる。その結果、領域A内であればステップS5に進
み、そうでなければ上記ステップS1にリターンする。
ステップS5で、上記CPU21によって電源オン動作
が実行されて、電源オン制御処理動作を終了する。ここ
で、上記ステップS3〜ステップS5におけるCPU21
による処理は、ステップS2においてサンプリング回路
から出力されるレベル“H"の信号ONによってCPU
21を立ち上げることによって実行される。
【0091】尚、電源オン動作指示領域登録モードを設
けて、このモードによって上記RAM19に格納された
座標(XA1,YA1),(XA2,YA2)を任意に設定可能にすれ
ば、タッチパネル71上における領域Aの位置をユーザ
が自由に設定することができる。こうすることによっ
て、他人が勝手に使用できないようにシークレット機能
を持たせることができる。
【0092】上記シークレット機能は、上述の他に、図
15に示すように、タッチペン12によってタッチパネ
ル11を押圧しつつ「円を書く」,「三角を書く」,「3回タ
ッチする」,「ユーザのサインを書く」等の特定の入力動作
を行うことによって電源オン動作を実行するようにする
ことによっても得られる。
【0093】図16は、上記特定の動作を行うことによ
って電源オン動作を実行する場合におけるCPU21お
よびタッチパネル制御回路17による電源オン制御処理
動作のフローチャートである。尚、タッチパネル制御回
路17に搭載されるサンプリング回路は図5に示すサン
プリング回路であり、上述のような特定の入力動作によ
る入力結果、すなわち、図15(a)の場合は「図形○」、
図15(b)の場合は「図形△」、図15(c)の場合は「タッ
チ回数」、図15(d)の場合は「特定文字」が予め設定され
てRAM19登録されているものとする。以下、図16
に従って、電源オン制御処理動作について説明する。
【0094】上記サンプリング回路におけるフリップフ
ロップ36からの出力信号Aのレベルが“H"となると
上記電源オン制御処理動作がスタートする。ステップS
11で、上記サンプリング回路によって、タッチパネル1
1が押圧されたか否かが判別される。そして、押圧され
たことが検知されるとステップS12に進む。ステップS
12で、上記CPU21によってペン入力認識部(図示せ
ず)が制御されて、上記ステップS11における入力動作
による入力結果が認識される。ステップS13で、上記C
PU21によって上記ステップS12において認識された
入力結果がRAM19に登録されている特定の入力動作
による入力結果であるか否かが判別される。そして、登
録された入力結果である場合にはステップS14に進み、
そうでなければステップS11にリターンする。ステップ
S14で、上記CPU21によって、電源オン動作が実行
されて、上記電源オン制御処理動作を終了する。ここ
で、上記ステップS12〜ステップS14におけるCPU2
1による処理は、ステップS11においてサンプリング回
路から出力されるレベル“H"の信号ONによってCP
U21を立ち上げることによって実行される。
【0095】尚、上記各電源オン制御処理動作のアルゴ
リズムは、図14および図16に示すフローチャートに
限定されるものではない。
【0096】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明のタッチパネル式入力装置は、タッチパネル制御
回路に電極パネル制御回路およびサンプリング回路を設
けて、電源オフ時には、上記電極パネル制御回路によっ
て、クロック信号に同期してタッチパネルにおける一方
の電極パネルの一端を電源に間欠的に接続すると同時に
他方の電極パネルの一端を出力抵抗を介して間欠的に接
地し、サンプリング回路によって、上記クロック信号に
同期して上記出力抵抗の両端の電圧をサンプリングし、
サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるか否か
を表す信号を電源オン指令信号として電源オン手段に送
出するので、上記サンプリング期間が長時間にわたって
も上記タッチパネルに電圧が印加され続けることがな
く、上記タッチパネルにおける両電極パネルがリークす
ることがなくい。さらに、上記サンプリングに要する電
流消費量を少なくして、電池寿命を延ばすことができ
る。
【0097】さらに、上記タッチパネル制御回路にサン
プリング停止回路を設けて、サンプリング回路によって
サンプリングされた電圧が所定レベル以上の場合には上
記サンプリング回路のサンプリング動作を停止するの
で、上記所定レベル以上の電圧がサンプリングされて電
源オン指令信号が出力された後における無駄なサンプリ
ング動作を停止して、消費電流を少なくできる。さら
に、上記タッチパネル制御回路のサンプリング回路には
信号保持回路を設けて、サンプリングされた電圧が所定
レベル以上であるか否かを表す信号を上記信号保持回路
に保持するので、上記両電極パネルの接触時間が非常に
短時間であるために上記サンプリングされた電圧の時間
長が非常に短くとも、上記サンプリング回路からは十分
長い電源オン指令信号が電源オン手段に送出される。し
たがって、上記タッチパネルが僅かにタッチされても確
実に電源オン動作が実行される。
【0098】また、請求項2に係る発明のタッチパネル
式入力装置は、タッチパネル制御回路に貫通電流防止機
能付の入力バッファおよびバッファ制御回路を設けて、
上記バッファ制御回路によって、サンプリング回路によ
るサンプリング動作に同期して出力抵抗の両端電圧を取
り込んで上記サンプリング回路に送出する上記入力バッ
ファに貫通電流防止/解除を行わせるので、上記サンプ
リング動作が停止している際に上記電圧が電源電圧と接
地電圧との中間電位となっても、上記入力バッファに貫
通電流が流れることがない。
【0099】また、請求項3に係る発明のタッチパネル
式入力装置は、タッチパネル制御回路に第1ラッチ回
路,第2ラッチ回路及びラッチ動作制御回路を設けて、
上記ラッチ動作制御回路によって、サンプリングの開始
時において、上記第2ラッチ回路にラッチされた信号に
基づいて、サンプリング回路でサンプリングされた電圧
が所定レベル以上の場合には上記第1ラッチ回路のラッ
チ動作を停止するので、タッチパネルを押圧した状態で
上記サンプリングを開始した際には電源オン動作が行わ
れない。したがって、上記タッチパネル上にタッチキー
でなる停止キーが形成されている際に、上記停止キーが
押圧され続けることによる「電源オフ動作→サンプリン
グ動作→タッチパネル押圧検知→電源オン動作→停止キ
ー押圧検知→電源オフ動作→…」の動作循環を断ち切る
ことができる。
【0100】また、請求項4に係る発明のタッチパネル
式入力装置は、第2ラッチ回路に所定数のラッチ部を設
けて、ラッチ動作制御回路は、上記第2ラッチ回路にお
ける総てのラッチ部に上記サンプリングされた電圧が所
定レベルより低いことを表す信号がラッチされた場合に
第1ラッチ回路のラッチ動作開始および上記第2ラッチ
回路のラッチ動作停止を行うので、電源オフ動作が行わ
れて所定時間放置後でないとタッチパネル押圧によって
電源オンできない。したがって、この発明によれば、上
記電源オフ動作に入っても内部処理が行われているため
に電源オン動作に入れない場合に、上記タッチパネルが
押圧されても電源オン動作が実行されないようにでき
る。
【0101】また、請求項5に係る発明のタッチパネル
式入力装置は、タッチパネル制御回路に所定数のラッチ
部を有するラッチ回路および電源オン指令回路を設け
て、上記電源オン指令回路によって、上記ラッチ回路の
総てのラッチ部にサンプリングされた電圧が所定レベル
以上であることを表す信号がラッチされた際に電源オン
手段に電源オン指令信号を送出するので、静電気等のノ
イズやタッチパネルが誤って押圧されることによって電
源オン動作が開始されるのを防止できる。
【0102】また、請求項6に係る発明のタッチパネル
式入力装置は、タッチパネル制御回路にサンプリング動
作制御回路を設けて、このサンプリング動作制御回路に
よって、外部要因スイッチがオン状態にある場合には電
極パネル制御回路およびサンプリング回路の動作を停止
するので、例えばICカードが取り出し可能状態にある
場合には、上記外部要因スイッチをオンすることによっ
て電源オン動作が開始されるのを防止できる。
【0103】また、請求項7に係る発明のタッチパネル
式入力装置は、タッチパネル制御回路にサンプリング動
作制御回路を設けて、このサンプリング動作制御回路に
よって、外部要因スイッチがオフ状態にある場合には上
記電極パネル制御回路およびサンプリング回路の動作停
止を解除して請求項4あるいは請求項5に係る発明にお
ける第2ラッチ回路のラッチ動作を開始させるので、例
えばICカードが取り出し不可能状態になった場合に
は、上記外部要因スイッチをオフすることによって上記
第2ラッチ回路によるサンプリング開始時におけるタッ
チパネル押圧状況の検知に移行できる。
【0104】また、請求項8に係る発明のタッチパネル
式入力装置は、電極パネル制御回路およびサンプリング
回路に供給されるクロック信号を生成するクロック信号
生成回路を分周クロック選択回路およびクロック信号出
力回路で構成し、上記クロック信号出力回路は、基準ク
ロック信号における一方のレベル期間を上記分周クロッ
ク選択回路で選択された上記基準クロック信号の分周ク
ロック信号における半周期に設定したクロック信号を出
力するので、上記分周クロック選択回路を制御して適当
な分周クロック信号を選択することによって、上記基準
クロック信号における一方のレベル期間長を変更でき
る。したがって、上記基準クロック信号における上記一
方のレベルによって、電極パネル制御回路によるタッチ
パネルに対する電圧印加およびサンプリング回路による
サンプリングを実行するようにすれば、上記タッチパネ
ルに対する電圧印加時間およびサンプリング時間を上記
タッチパネルに電圧が印加されてから出力抵抗の両端に
所定レベルの電圧が現れるまでの時間に応じて最適に設
定できる。
【0105】また、請求項9に係る発明のタッチパネル
式入力装置は、請求項1に係る発明のタッチパネル式入
力装置と同様にして、電源オフ時にタッチパネルに対す
る間欠的な電源電圧の印加と間欠的なサンプリング動作
を実行するに際して、サンプリング回路からサンプリン
グされた電圧が所定レベル以上であることを表す信号が
出力されると、電極パネル制御回路によって上記タッチ
パネルを構成する両電極パネルに電圧分布を形成して位
置電圧検出回路および接触座標算出手段によって上記両
電極パネルの接触座標を算出し、接触位置判定手段によ
って上記接触座標が上記タッチパネル上における特定領
域内であると判定されると電源オン手段によって電源オ
ン動作を実行するので、上記タッチパネルに偶然何かが
触れて電源オン動作が開始されることを防止できる。ま
た、他人が故意に電源オン動作を開始させることをも防
止できる。
【0106】また、請求項10に係る発明のタッチパネ
ル式入力装置は、請求項1に係る発明のタッチパネル式
入力装置と同様にして、電源オフ時にタッチパネルに対
する間欠的な電源電圧の印加と間欠的なサンプリング動
作を実行するに際して、サンプリング回路からサンプリ
ングされた電圧が所定レベル以上であることを表す信号
が出力されると、電極パネル制御回路によって上記タッ
チパネルを構成する両電極パネルに電圧分布を形成して
位置電圧検出回路,接触座標算出手段および入力結果認
識手段によって上記タッチパネルに対する入力結果を認
識し、入力結果判定手段によって入力結果が特定入力結
果であると判定されると電源オン手段によって電源オン
動作を実行するので、他人によって電源オン動作が開始
されることを完全に防止でき、より高いシークレット機
能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のタッチパネル式入力装置におけるブ
ロック図である。
【図2】図1に示すタッチパネル式入力装置におけるタ
ッチパネルの外観図である。
【図3】図2に示すタッチパネルが表示装置上に貼着さ
れる様子を示す図である。
【図4】図1におけるタッチパネル制御回路の部分回路
図である。
【図5】図1におけるタッチパネル制御回路を構成する
サンプリング回路の回路図である。
【図6】図5に示すサンプリング回路に係るタイミング
チャートである。
【図7】図5とは異なるサンプリング回路の回路図であ
る。
【図8】図7に示すサンプリング回路に係るタイミング
チャートである。
【図9】図5および図7とは異なるサンプリング回路の
回路図である。
【図10】クロック信号生成回路の回路図である。
【図11】図10に示すクロック信号生成回路に供給さ
れる各クロック信号の波形図である。
【図12】図10に示すクロック信号生成回路に係るタ
イミングチャートである。
【図13】電源オン動作が開始される領域が設けられた
タッチパネルの説明図である。
【図14】図13に示すタッチパネルが用いられたタッ
チパネル式入力装置における電源オン制御処理動作のフ
ローチャートである。
【図15】電源オン動作を実行させるための特定動作の
説明図である。
【図16】特定動作によって電源オン動作を実行するタ
ッチパネル式入力装置における電源オン制御処理動作の
フローチャートである。
【図17】従来のタッチパネル式入力装置における入力
座標検出の説明図である。
【図18】従来のタッチパネル式入力装置における電源
オン動作指令信号検出の説明図である。
【符号の説明】
11,71…タッチパネル、 11a…X電極パ
ネル、11b…Y電極パネル、 14…表示
装置、17…タッチパネル制御回路、 19…RA
M、21…CPU、 25〜29…
スイッチ、30,40…貫通電流防止機能付入力バッフ
ァ、31,36,41,46,48〜53,64〜66,68
…フリップフロップ、37,47…遅延回路、
58…カードロックスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−127827(JP,A) 特開 平1−180033(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 320 G06F 3/033 360

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X方向に均一な抵抗分布を有するX電極
    パネルおよびY方向に均一な抵抗分布を有するY電極パ
    ネルから成るタッチパネルと、電源オン時には、上記両
    電極パネルの夫々に電圧分布を形成するための電圧を交
    互に印加すると共に上記両電極パネルの1点が互いに接
    触した際に上記電圧が印加されていない電極パネルに発
    生する位置電圧を検出する一方、電源オフ時には、電極
    パネル制御回路によってクロック信号に同期して一方の
    電極パネルの一端を電源に間欠的に接続すると同時に他
    方の電極パネルの一端を出力抵抗を介して間欠的に接地
    すると共にサンプリング回路によって上記クロック信号
    に同期して上記両電極パネルが互いに接触した際に上記
    出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリングすると共
    に、サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるか
    否かを表す信号を電源オン指令信号として出力するタッ
    チパネル制御回路と、上記電源オン時に、上記タッチパ
    ネル制御回路によって検出された位置電圧と上記電極パ
    ネルの電圧分布とに基づいて上記タッチパネル上におけ
    る接触座標を算出する接触座標算出手段と、上記電源オ
    フ時に、上記タッチパネル制御回路からの電源オン指令
    信号に基づいて電源オン動作を行う電源オン手段を有す
    タッチパネル式入力装置において、 上記タッチパネル制御回路は、上記サンプリング回路か
    らの信号に基づいて、上記サンプリングされた電圧が所
    定レベル以上の場合には上記サンプリング回路のサンプ
    リング動作を停止するサンプリング停止回路を有し、 上記サンプリング回路は、上記出力した信号を保持する
    信号保持回路を有することを特徴とするタッチパネル式
    入力装置。
  2. 【請求項2】 X方向に均一な抵抗分布を有するX電極
    パネルおよびY方向に均一な抵抗分布を有するY電極パ
    ネルから成るタッチパネルと、電源オン時には、上記両
    電極パネルの夫々に電圧分布を形成するための電圧を交
    互に印加すると共に上記両電極パネルの1点が互いに接
    触した際に上記電圧が印加されていない電極パネルに発
    生する位置電圧を検出する一方、電源オフ時には、電極
    パネル制御回路によってクロック信号に同期して一方の
    電極パネルの一端を電源に間欠的に接続すると同時に他
    方の電極パネルの一端を出力抵抗を介して間欠的に接地
    すると共にサンプリング回路によって上記クロック信号
    に同期して上記両電極パネルが互いに接触した際に上記
    出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリングすると共
    に、サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるか
    否かを表す信号を電源オン指令信号として出力するタッ
    チパネル制御回路と、上記電源オン時に、上記タッチパ
    ネル制御回路によって検出された位置電圧と上記電極パ
    ネルの電圧分布とに基づいて上記タッチパネル上におけ
    る接触座標を算出する接触座標算出手段と、上記電源オ
    フ時に、上記タッチパネル制御回路からの電源オン指令
    信号に基づいて電源オン動作を行う電源オン手段を有す
    タッチパネル式入力装置において、 上記タッチパネル制御回路は、 上記出力抵抗の両端に現れる電圧を取り込んで上記サン
    プリング回路に送出する貫通電流防止機能付の入力バッ
    ファと、 上記クロック信号を取り込んで、上記サンプリング回路
    によるサンプリング動作に同期して上記入力バッファに
    貫通電流防止/解除を行わせるバッファ制御回路を有す
    ることを特徴とするタッチパネル式入力装置。
  3. 【請求項3】 X方向に均一な抵抗分布を有するX電極
    パネルおよびY方向に均一な抵抗分布を有するY電極パ
    ネルから成るタッチパネルと、電源オン時には、上記両
    電極パネルの夫々に電圧分布を形成するための電圧を交
    互に印加すると共に上記両電極パネルの1点が互いに接
    触した際に上記電圧が印加されていない電極パネルに発
    生する位置電圧を検出する一方、電源オフ時には、電極
    パネル制御回路によってクロック信号に同期して一方の
    電極パネルの一端を電源に間欠的に接続すると同時に他
    方の電極パネルの一端を出力抵抗を介して間欠的に接地
    すると共にサンプリング回路によって上記クロック信号
    に同期して上記両電極パネルが互いに接触した際に上記
    出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリングすると共
    に、サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるか
    否かを表す信号を電源オン指令信号として出力するタッ
    チパネル制御回路と、上記電源オン時に、上記タッチパ
    ネル制御回路によって検出された位置電圧と上記電極パ
    ネルの電圧分布とに基づいて上記タッチパネル上におけ
    る接触座標を算出する接触座標算出手段と、上記電源オ
    フ時に、上記タッチパネル制御回路からの電源オン指令
    信号に 基づいて電源オン動作を行う電源オン手段を有す
    タッチパネル式入力装置において、 上記タッチパネル制御回路は、 上記サンプリング回路からの信号をラッチして電源オン
    指令信号として上記電源オン手段に送出する第1ラッチ
    回路と、 上記サンプリング回路からの信号をラッチする第2ラッ
    チ回路と、 上記サンプリングの開始時において、上記第2ラッチ回
    路にラッチされた上記信号に基づいて、上記サンプリン
    グされた電圧が所定レベル以上の場合には上記第1ラッ
    チ回路のラッチ動作を停止させる一方、上記所定レベル
    より低い場合には上記第1ラッチ回路のラッチ動作を開
    始させて上記第2ラッチ回路のラッチ動作を停止させる
    ラッチ動作制御回路を有することを特徴とするタッチパ
    ネル式入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のタッチパネル式入力装
    置において、 上記第2ラッチ回路は、上記サンプリング回路からの信
    号を順次ラッチする所定数のラッチ部を有し、 上記ラッチ動作制御は、上記第2ラッチ回路における総
    てのラッチ部に上記サンプリングされた電圧が所定レベ
    ルより低いことを表す信号がラッチされた場合に上記第
    1ラッチ回路のラッチ動作開始および上記第2ラッチ回
    路のラッチ動作停止を行う一方、少なくとも1つのラッ
    チ部に上記サンプリングされた電圧が上記所定レベル以
    上であることを表す信号がラッチされた場合には上記第
    1ラッチ回路のラッチ動作停止を行うようになっている
    ことを特徴とするタッチパネル式入力装置。
  5. 【請求項5】 X方向に均一な抵抗分布を有するX電極
    パネルおよびY方向に均一な抵抗分布を有するY電極パ
    ネルから成るタッチパネルと、電源オン時には、上記両
    電極パネルの夫々に電圧分布を形成するための電圧を交
    互に印加すると共に上記両電極パネルの1点が互いに接
    触した際に上記電圧が印加されていない電極パネルに発
    生する位置電圧を検出する一方、電源オフ時には、電極
    パネル制御回路によってクロック信号に同期して一方の
    電極パネルの一端を電源に間欠的に接続すると同時に他
    方の電極パネルの一端を出力抵抗を介して間欠的に接地
    すると共にサンプリング回路によって上記クロック信号
    に同期して上記両電極パネルが互いに接触した際に上記
    出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリングすると共
    に、サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるか
    否かを表す信号を電源オン指令信号として出力するタッ
    チパネル制御回路と、上記電源オン時に、上記タッチパ
    ネル制御回路によって検出された位置電圧と上記電極パ
    ネルの電圧分布とに基づいて上記タッチパネル上におけ
    る接触座標を算出する接触座標算出手段と、上記電源オ
    フ時に、上記タッチパネル制御回路からの電源オン指令
    信号に基づいて電源オン動作を行う電源オン手段を有す
    タッチパネル式入力装置において、 上記タッチパネル制御回路は、 上記サンプリング回路からの信号を順次ラッチする所定
    数のラッチ部を有するラッチ回路と、 上記サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるこ
    とを表す信号が上記ラッチ回路における総てのラッチ部
    にラッチされたことを検知して、上記ラッチされた信号
    を電源オン指令信号として上記電源オン手段に送出して
    上記電源オン動作を開始させる電源オン指令回路を有す
    ることを特徴とするタッチパネル式入力装置。
  6. 【請求項6】 X方向に均一な抵抗分布を有するX電極
    パネルおよびY方向に均一な抵抗分布を有するY電極パ
    ネルから成るタッチパネルと、電源オン時には、上記両
    電極パネルの夫々に電圧分布を形成するための電圧を交
    互に印加すると共に上記両電極パネルの1点が互いに接
    触した際に上記電圧が印加されていない電極パネルに発
    生する位置電圧を検出する一方、電源オフ時には、電極
    パネル制御回路によってクロック信号に同期して一方の
    電極パネルの一端を電源に間欠的に接続すると同時に他
    方の電極パネルの一端を出力抵抗を介して間欠的に接地
    すると共にサンプリング回路によって上記クロック信号
    に同期して上記両電極パネルが互いに接触した際に上記
    出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリングすると共
    に、サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるか
    否かを表す信号を電源オン指令信号として出力するタッ
    チパネル制御回路と、上記電源オン時に、上記タッチパ
    ネル制御回路によって検出された位置電圧と上記電極パ
    ネルの電圧分 布とに基づいて上記タッチパネル上におけ
    る接触座標を算出する接触座標算出手段と、上記電源オ
    フ時に、上記タッチパネル制御回路からの電源オン指令
    信号に基づいて電源オン動作を行う電源オン手段を有す
    タッチパネル式入力装置において、 上記タッチパネル制御回路は、外部要因スイッチのオン
    /オフ状態を検知すると共に、上記外部要因スイッチが
    オン状態にある場合には上記電極パネル制御回路および
    サンプリング回路の動作を停止する一方、オフ状態にあ
    る場合には上記電極パネル制御回路およびサンプリング
    回路の動作停止を解除するサンプリング動作制御回路を
    有することを特徴とするタッチパネル式入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項3あるいは請求項4に記載のタッ
    チパネル式入力装置において、 上記タッチパネル制御回路は、外部要因スイッチのオン
    /オフ状態を検知すると共に、上記外部要因スイッチが
    オン状態にある場合には上記電極パネル制御回路および
    サンプリング回路の動作を停止する一方、オフ状態にあ
    る場合には上記電極パネル制御回路およびサンプリング
    回路の動作停止を解除して上記第2ラッチ回路のラッチ
    動作を開始させるサンプリング動作制御回路を有するこ
    とを特徴とするタッチパネル式入力装置。
  8. 【請求項8】 X方向に均一な抵抗分布を有するX電極
    パネルおよびY方向に均一な抵抗分布を有するY電極パ
    ネルから成るタッチパネルと、電源オン時には、上記両
    電極パネルの夫々に電圧分布を形成するための電圧を交
    互に印加すると共に上記両電極パネルの1点が互いに接
    触した際に上記電圧が印加されていない電極パネルに発
    生する位置電圧を検出する一方、電源オフ時には、電極
    パネル制御回路によってクロック信号に同期して一方の
    電極パネルの一端を電源に間欠的に接続すると同時に他
    方の電極パネルの一端を出力抵抗を介して間欠的に接地
    すると共にサンプリング回路によって上記クロック信号
    に同期して上記両電極パネルが互いに接触した際に上記
    出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリングすると共
    に、サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるか
    否かを表す信号を電源オン指令信号として出力するタッ
    チパネル制御回路と、上記電源オン時に、上記タッチパ
    ネル制御回路によって検出された位置電圧と上記電極パ
    ネルの電圧分 布とに基づいて上記タッチパネル上におけ
    る接触座標を算出する接触座標算出手段と、上記電源オ
    フ時に、上記タッチパネル制御回路からの電源オン指令
    信号に基づいて電源オン動作を行う電源オン手段を有す
    タッチパネル式入力装置において、 上記電極パネル制御回路およびサンプリング回路に供給
    されるクロック信号はクロック信号生成回路によって生
    成され、 上記クロック信号生成回路は、 所定周波数の基準クロック信号を分周した複数の分周ク
    ロック信号を取り込んで、外部からの制御信号に従って
    上記分周クロック信号から何れか1つの分周クロック信
    号を選択する分周クロック選択回路と、 上記基準クロック信号と上記選択された分周クロック信
    号とに基づいて、上記基準クロック信号における一方の
    レベル期間を上記選択された分周クロック信号の半周期
    に設定したクロック信号を出力するクロック信号出力回
    路を有することを特徴とするタッチパネル式入力装置。
  9. 【請求項9】 X方向に均一な抵抗分布を有するX電極
    パネルおよびY方向に均一な抵抗分布を有するY電極パ
    ネルから成るタッチパネルと、 クロック信号を取り込んで、電源オン時および制御信号
    入力時には、上記両電極パネルの夫々に電圧分布を形成
    するための電圧を交互に印加する一方、電源オフ時に
    は、上記クロック信号に同期して一方の電極パネルの一
    端を電源に間欠的に接続すると同時に他方の電極パネル
    の一端を出力抵抗を介して間欠的に接地する電極パネル
    制御回路と、 上記電極パネル制御回路によって上記両電極パネルの夫
    々に電圧分布が形成された際に、上記両電極パネルの1
    点が互いに接触して上記電圧が印加されていない電極パ
    ネルに発生する位置電圧を検出する位置電圧検出回路
    と、 上記位置電圧検出回路によって検出された位置電圧と上
    記電極パネルの電圧分布とに基づいて、上記タッチパネ
    ル上における接触座標を算出する接触座標算出手段と、 上記クロック信号を取り込んで、上記電源オフ時に、上
    記クロック信号に同期して、上記両電極パネルが接触し
    た際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリング
    し、サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるこ
    とを表す信号を上記制御信号として上記電極パネル制御
    回路に送出するサンプリング回路と、 上記タッチパネル上に設定された特定領域の座標を格納
    する特定領域座標格納部と、 上記電源オフ時に、上記接触座標算出手段によって得ら
    れた接触座標と上記特定領域の座標とを比較して、上記
    接触位置が上記特定領域内に在るか否かを判定する接触
    位置判定手段と、 上記接触位置判定手段の判定結果に基づいて、上記接触
    位置が上記特定領域内に在る場合には電源オン動作を行
    う電源オン手段を備えたことを特徴とするタッチパネル
    式入力装置。
  10. 【請求項10】 X方向に均一な抵抗分布を有するX電
    極パネルおよびY方向に均一な抵抗分布を有するY電極
    パネルから成るタッチパネルと、 クロック信号を取り込んで、電源オン時および制御信号
    入力時には、上記両電極パネルの夫々に電圧分布を形成
    するための電圧を交互に印加する一方、電源オフ時に
    は、上記クロック信号に同期して一方の電極パネルの一
    端を電源に間欠的に接続すると同時に他方の電極パネル
    の一端を出力抵抗を介して間欠的に接地する電極パネル
    制御回路と、 上記電極パネル制御回路によって上記両電極パネルの夫
    々に電圧分布が形成された際に、上記両電極パネルの1
    点が互いに接触して上記電圧が印加されていない電極パ
    ネルに発生する位置電圧を検出する位置電圧検出回路
    と、 上記位置電圧検出回路によって検出された位置電圧と上
    記電極パネルの電圧分布とに基づいて、上記タッチパネ
    ル上における接触座標を算出する接触座標算出手段と、 上記クロック信号を取り込んで、上記電源オフ時に、上
    記クロック信号に同期して、上記両電極パネルが接触し
    た際に上記出力抵抗の両端に現れる電圧をサンプリング
    し、サンプリングされた電圧が所定レベル以上であるこ
    とを表す信号を上記制御信号として上記電極パネル制御
    回路に送出するサンプリング回路と、 上記タッチパネル上に書き込まれる図形や文字あるいは
    上記タッチパネルの押圧回数等でなる特定の入力結果を
    格納する入力結果格納部と、 上記接触座標算出手段によって得られた接触座標に基づ
    いて、上記タッチパネル上に対する入力結果を認識する
    入力結果認識手段と、 上記電源オフ時に、上記入力結果認識手段によって認識
    された入力結果は上記特定の入力結果であるか否かを判
    定する入力結果判定手段と、 上記入力結果判定手段による判定結果に基づいて、上記
    入力結果が上記特定入力結果である場合には電源オン動
    作を行う電源オン手段を備えたことを特徴とするタッチ
    パネル式入力装置。
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