JP4775386B2 - センシング装置、表示装置、電子機器およびセンシング方法 - Google Patents

センシング装置、表示装置、電子機器およびセンシング方法 Download PDF

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本発明は、指やペン等の対象物が画面に触れた位置を検出するセンシング装置、表示装置、電子機器およびセンシング方法に関する。
特許文献1には、指やライトペンで指示された画面上の座標位置を検出する液晶表示装置が記載されている。この液晶表示装置は、入射光を撮像する画像読取センサ33を画素ごとに備え、指やライトペンを画面に近づけたり接触させたときの撮像データの変化から、座標位置を検出する。
特開2004−318819号公報
ところで、特許文献1に記載された液晶表示装置では、指やライトペンで指示された座標位置を常に同じ周期で検出している。このため、例えば、座標位置の検出周期が60Hzであった場合は、指やライトペンの高速な移動に追従することができず、タッチ入力によって手書き画像等をスムーズに入力することが困難になる。一方、座標位置の検出周期が120Hz程度であれば、指やライトペンの高速な移動にも十分に追従可能であるが、この場合には検出周期を短くした分だけ消費電力が増えてしまう。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、消費電力を低減しつつタッチ入力をスムーズに行うことが可能なセンシング装置、表示装置、電子機器およびセンシング方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係るセンシング装置は、画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサと、前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出す読出手段と、前記読出手段によって読み出された前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成する2値化手段と、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定する判定手段と、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出する検出手段と、前記判定手段の判定結果が非接触である場合、前記所定の周期が第1周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期より短い第2周期となるように前記読出手段を制御する制御手段と、前記読出手段が前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第1の監視時間以上連続した接触でない場合、前記制御手段が前記第1検出信号を前記第2周期で読み出すように前記読出手段を制御することをやめて、前記読出手段が前記第1検出信号を前記第1周期で読み出すことを継続させる第1継続手段と、を備えることを特徴とする。
なお、「画面上に配列され」とは、例えば、複数のセンサを備えたタッチパネルを画面上に貼り付けている場合に加え、後述する実施形態に記載しているように複数のセンサを表示パネルに内蔵している場合を含む。また、「対象物」とは、例えば、指やペン入力装置等である。また、抵抗膜方式や静電容量方式のタッチパネルを備える場合は、センサが生成する第1検出信号のレベルが「対象物の前記画面への接触状態」に応じたものとなり、後述する実施形態に記載しているように光センサを用いたものであれば、センサが生成する第1検出信号のレベルが「前記対象物と前記画面との距離に応じた」ものとなる。
また、上述した課題を解決するため、本発明に係るセンシング装置は、画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサと、前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出す読出手段と、前記読出手段によって読み出された前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成する2値化手段と、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定する判定手段と、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出する検出手段と、タッチ入力の受付を開始すると、前記所定の周期が第1周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が非接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期より短い第2周期となるように前記読出手段を制御する制御手段と、前記読出手段が前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第1の監視時間以上連続した接触でない場合、前記制御手段が前記第1検出信号を前記第2周期で読み出すように前記読出手段を制御することをやめて、前記読出手段が前記第1検出信号を前記第1周期で読み出すことを継続させる第1継続手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るセンシング装置は、画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサと、前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出す読出手段と、前記読出手段によって読み出された前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成する2値化手段と、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定する判定手段と、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出する検出手段と、タッチ入力の受付を開始すると、前記所定の周期が第1周期より短い第2周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が非接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が接触である場合、前記所定の周期が前記第2周期となるように前記読出手段を制御する制御手段と、前記読出手段が前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第1の監視時間以上連続した接触でない場合、前記制御手段が前記第1検出信号を前記第2周期で読み出すように前記読出手段を制御することをやめて、前記読出手段が前記第1検出信号を前記第1周期で読み出すことを継続させる第1継続手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るセンシング装置は、画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサと、前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出す読出手段と、前記読出手段によって読み出された前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成する2値化手段と、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定する判定手段と、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出する検出手段と、前記所定の周期が第1周期、または前記第1周期より短い第2周期となるように前記読出手段を制御可能であって、前記読出手段が前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第1の監視時間以上連続して接触である場合、前記所定の周期が前記第2周期となるように前記読出手段を制御し、前記読出手段が前記第2周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第2の監視時間以上連続して非接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期となるように前記読出手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る表示装置は、上述したいずれかのセンシング装置と、画像を表示する表示部とを備えることを特徴とする。この表示装置には、例えば、液晶素子やOLED素子を用いた表示装置が含まれる。また、上述した表示装置は、前記検出手段によって検出された位置の軌跡を示す画像を生成して前記表示部に表示する表示制御手段を備える構成であってもよい。
また、本発明に係る電子機器は、上述した表示装置を備えることを特徴とする。この電子機器には、例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話機、携帯情報端末等が含まれる。
また、本発明に係るセンシング方法は、画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサを用いて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出するセンシング方法であって、前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出し、読み出した前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成し、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定し、前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出し、前記判定した結果が非接触である場合、前記所定の周期が第1周期となるように前記各第1検出信号の読み出しを制御し、前記判定した結果が接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期より短い第2周期となるように前記各第1検出信号の読み出しを制御し、前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定した結果が第1の監視時間以上連続した接触でない場合に、前記所定の周期が前記第2周期となるように前記各第1検出信号の読み出しを制御することをやめて、前記第1周期で前記第1検出信号を読み出すことを継続させることを特徴とする。
上記のセンシング装置によれば、より一層の消費電力を低減しつつ、対象物が高速で移動した場合であってもこれに追従してタッチ入力をスムーズに行うことができる。
以下の実施形態では、本発明に係るセンシング装置を透過型の液晶表示装置に適用した場合について説明する。
<1.実施形態>
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、液晶表示装置1は、液晶パネルAA、制御回路300、および画像処理回路400を備える。液晶パネルAAは、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)を形成した素子基板と対向基板とを互いに電極形成面を対向させ、かつ一定の間隙を保って貼付したものであり、この間隙に液晶が挟持される。また、液晶パネルAAは、その素子基板上に、画像表示領域A、走査線駆動回路100、データ線駆動回路200、センサ用走査回路500、および受光信号処理回路600を備える。画像表示領域Aには、m(行)×n(列)個の画素回路P1がマトリクス状に形成され、各画素回路P1は走査線駆動回路100とデータ線駆動回路200に電気的に接続される。
制御回路300は、走査線駆動回路100とデータ線駆動回路200に対し、クロック信号や各種の制御信号を供給する。画像処理回路400は、入力画像データDinに画像処理を施して出力画像データDoutを生成し、これをデータ線駆動回路200に出力する。走査線駆動回路100は、マトリクス状に配列する画素回路P1を行単位で順次選択する。また、データ線駆動回路200は、走査線駆動回路100によって順次選択される1行分(n個)の画素回路P1の各々に対し、データ信号を供給する。なお、図示を省略しているが、液晶パネルAAの背面にはバックライトが設けられており、このバックライトからの光は画像表示領域Aを介して射出される。前述したように、画像表示領域Aには複数の画素回路P1がマトリクス状に配列しているため、データ線駆動回路200から供給されるデータ信号の電圧レベルに応じて画素回路P1ごとに透過率が制御される。これによって光変調による階調表示が可能となり、画像表示領域Aに画像が表示される。
また、液晶表示装置1はタッチ入力機能を備えており、画像表示領域Aには画素回路P1ごとに光検出回路O1が設けられている。より具体的に説明すると、画像表示領域Aには、X方向に延在するm本の走査線と、Y方向に延在するn本の読出線とが形成され、走査線と読出線との交差に対応して、m(行)×n(列)個の光検出回路O1が配置される。各光検出回路O1は、光センサを備え、入射光の光量に応じた信号レベルの受光信号を出力する。制御回路300は、センサ用走査回路500に対し、クロック信号や走査用の制御信号を供給する。また、制御回路300は、受光信号処理回路600に対し、クロック信号や受光信号処理用の制御信号を供給する。センサ用走査回路500は、マトリクス状に配列する光検出回路O1を、走査信号Y1,Y2,Y3,…,Ymを用いて順次選択する。また、受光信号処理回路600は、センサ用走査回路500によって順次選択される1行分(n個)の光検出回路O1からn本の読出線を介して受光信号X1,X2,X3,X4,…,Xnを読み出し、これを制御回路300に供給する。
ところで、例えば、日中の自然光の下に液晶表示装置1がある場合等、液晶表示装置1の周囲が明るい場合は、画像表示領域A(表示画面)において、指やタッチペンの接触した部分が影となり、この部分の受光量が他の部分の受光量よりも低下する。つまり、指やタッチペンが表示画面に対してある程度接近すると表示画面上に淡い影ができ、指やタッチペンがさらに表示画面に接近するにつれ影が徐々に濃くなる。この際、表示画面において影ができた部分にある光検出回路O1(光センサ)の受光量は、影が濃くなるにつれ徐々に低下する。逆に、夜間の暗い環境の下に液晶表示装置1がある場合等、液晶表示装置1の周囲が暗い場合は、バックライトからの光が指やタッチペンによって反射されるため、表示画面において指やタッチペンが接触した部分の受光量が他の部分の受光量よりも増加する。つまり、指やタッチペンが表示画面に対してある程度接近すると、バックライトからの光が指やタッチペンによって反射され、表示画面上には反射光の当たる部分ができる。この部分の反射光の強さは、指やタッチペンがさらに表示画面に接近するにつれ徐々に大きくなる。この際、表示画面において反射光が当たっている部分にある光検出回路O1(光センサ)の受光量は、指やタッチペンの接近に伴って反射光が強くなるほど増加する。
したがって、制御回路300では、画像表示領域Aに備わるm×n個の光検出回路O1から読み出した1画面分の受光信号に基づいて、指やタッチペンが表示画面に接触しているか否か、すなわちタッチの有無を判定することができる。
具体的に説明すると、制御回路300では、まず、読み出した1画面分の受光信号(m×n個)について、受光信号ごとにその信号レベルを閾値と比較して2値化信号に変換する(2値化処理)。なお、この2値化処理の際に使用する閾値は、受光信号の信号レベルが、指やタッチペンを表示画面に接触させたときの受光量のレベルに到達しているか否かを判定するためのものである。例えば、表示画面上において指やタッチペンが実際に接触した部分にある光検出回路O1の受光量(受光信号の信号レベル)について多数のサンプルデータを取得することで、取得したサンプルデータに基づいて閾値の値を設定することができる。つまり、上述した2値化処理において、制御回路300では、各受光信号の信号レベルが、指やタッチペンを表示画面に接触させたときの受光量のレベルに到達しているか否かを判定することになり、到達している場合と、到達していない場合とで異なる信号値を有する2値化信号に変換することになる。なお、1画面分の受光信号はm×n個あるので、これに対応して2値化信号もm×n個生成される。また、実際には、液晶表示装置1の周囲が明るい場合と暗い場合で異なる閾値を使用する必要がある。つまり、液晶表示装置1の周囲が明るい場合に使用する閾値T1と、液晶表示装置1の周囲が暗い場合に使用する閾値T2が必要になる。
例えば、液晶表示装置1の周囲が明るく、表示画面において指やタッチペンの接触した部分が影になる場合について考えてみる。各受光信号の信号レベルは"0"(暗)〜"100"(明)までの範囲内の値をとる一方、閾値T1は"10"に設定されているものとする。この場合、制御回路300では、信号レベルが"10"未満の受光信号を2値化信号"1"へ変換する一方、信号レベルが"10"以上の受光信号を2値化信号"0"へ変換する。次に、液晶表示装置1の周囲が暗く、表示画面において指やタッチペンが接触した部分が反射光によって明るくなる場合について考えてみる。各受光信号の信号レベルは、液晶表示装置1の周囲が明るい場合と同様に、"0"(暗)〜"100"(明)までの範囲内の値をとる一方、閾値T2は"65"に設定されているものとする。この場合、制御回路300では、信号レベルが"65"以上の受光信号を2値化信号"1"へ変換する一方、信号レベルが"65"未満の受光信号を2値化信号"0"へ変換する。
図2は、このような2値化処理によって得られる1画面分の2値化信号について示す模式図である。同図に示す例では、画像表示領域A(表示画面)において(2,2),(2,3),(3,2),(3,3)の部分に配置された4個の光検出回路O1から読み出した各受光信号について、2値化信号の値が"1"になっている。上述したように2値化信号の値が"1"になる部分は、液晶表示装置1の周囲が明るい場合であれば、受光信号の信号レベルが閾値T1"10"未満となる影の部分、逆に、液晶表示装置1の周囲が暗い場合であれば、受光信号の信号レベルが閾値T2"65"以上となる反射光の強い部分であり、表示画面において指やタッチペンが接触している部分になる。したがって、制御回路300では、1画面分の2値化信号(m×n個)の中に信号値が"1"となる2値化信号が含まれている場合に、タッチがあると判定する一方、信号値が"1"となる2値化信号が含まれていない場合に、タッチがないと判定することができる。
また、制御回路300では、タッチがあると判定した場合に、2値化信号の値が"1"となる光検出回路O1の配列位置(X,Y)から、指やタッチペンによる表示画面上のタッチ位置を検出する。例えば、図2に示した例では、2値化信号の値が"1"となる4個の光検出回路O1(2,2),(2,3),(3,2),(3,3)の部分がタッチ位置として検出される。
なお、例えば、表示画面上にごみ等が付着して小さな影ができてしまうことがある。また、タッチ入力を意図せずに手のひら全体で表示画面に触れてしまうようなこともある。これらを指やタッチペンによる表示画面へのタッチと誤判定しないよう、制御回路300では、1画面分の2値化信号のうち、信号値が"1"となる2値化信号の個数を計数し、計数値に基づいてタッチの有無を判定することができる。例えば、制御回路300では、上述した計数値が所定値以上の場合にタッチがあると判定する一方、計数値が所定値未満の場合にタッチがないと判定してもよい。また、例えば、指やタッチペンの接触面積と、表示画面における光検出回路O1の配列密度から、指やタッチペンが表示画面に接触した場合に信号値が"1"となる2値化信号の個数の上限値と下限値を設定し、これをメモリに記憶しておく。そして、制御回路300では、上述した計数値がメモリに記憶された上限値と下限値によって定まる範囲内の値である場合に、タッチがあると判定する一方、計数値が上述した範囲内の値でない場合に、タッチがないと判定してもよい。さらに、信号値が"1"となる複数の2値化信号について、これに対応する光検出回路O1が隣接しているか否かを考慮するようにしてもよい。また、1画面分の各2値化信号の値を、対応する光検出回路O1の配列に従って並べ、"1"の部分を黒、"0"の部分を白とした2値画像を作成し、この2値画像の黒の部分の形状が、楕円形や円形(指やタッチペンを表示画面に接触させたときの接触面の形状)であるかを考慮するようにしてもよい。
なお、指やタッチペンの接触に伴って表示画面上に生じる影の大きさと反射光の当たる部分の大きさとは異なる。したがって、液晶表示装置1の周囲が明るい場合と暗い場合では、計数値と比較する上限値や下限値等の値が異なる。
ところで、液晶表示装置1では、[1]画像表示領域Aに備わる総ての光検出回路O1から受光信号を読み出し、[2]読み出した1画面分の受光信号に基づいてタッチの有無を判定し、[3]タッチがあると判定した場合にはそのタッチ位置を検出する、という[1]〜[3]までのタッチ入力機能に関する1サイクル分の処理を、60Hzまたは120Hzごとに行う。液晶表示装置1は、タッチ入力機能に関する動作モードとして通常モードと高速モードを備えており、上述した1サイクル分の処理を通常モードであれば60Hzごとに、高速モードであれば120Hzごとに行う。
このため制御回路300では、1サイクル分の処理を通常モードであれば60Hzごとに、また高速モードであれば120Hzごとに行うことができるよう、センサ用走査回路500と受光信号処理回路600を制御して各光検出回路O1から受光信号を読み出す。例えば、高速モードの場合には、通常モードの場合の半分の時間で1画面分の受光信号(m×n個)を読み出すことができるよう、センサ用走査回路500においてm本の走査線の各々を選択するタイミングが制御される一方、受光信号処理回路600においてn本の読出線を使用して受光信号を読み出すタイミングが制御される。これにより1画面分の受光信号(m×n個)は、通常モードであれば1秒間に60回の割合で読み出され、高速モードであれば1秒間に120回の割合で読み出されることになる。
なお、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理には、上述したようにタッチの有無を判定する処理やタッチ位置を検出する処理が含まれるため、1画面分の受光信号(m×n個)を読み出す実時間は、1サイクル分の処理を行う1周期分の時間よりも短い時間となる。例えば、1画面分の受光信号を読み出す実時間は、通常モードであれば16.6msよりも短い所定の時間幅に設定され、高速モードであれば8.3msよりも短い所定の時間幅に設定される。
また、制御回路300では、複数の受光信号に基づいて環境光の照度を算出し、算出した照度が所定値以上の場合は、液晶表示装置1の周囲が明るい場合であると判別する一方、算出した照度が所定値未満の場合は、液晶表示装置1の周囲が暗い場合であると判別する。なお、環境光の照度は、例えば、1画面分の受光信号についてその信号レベルの平均値を求めることによって算出される。また、1画面分の受光信号を総て使用せずとも、例えば、画像表示領域Aの四隅に位置する所定数の光検出回路O1から読み出した受光信号を使用してもよいし、画像表示領域Aの中央に位置する所定数の光検出回路O1から読み出した受光信号を使用してもよい。
また、制御回路300では、検出したタッチ位置の軌跡を示す画像を生成し、この画像を、指やタッチペンによって描かれた文字や絵等の手書き画像として画像表示領域Aに表示することができる。この場合には、制御回路300によって生成された手書き画像のデータが入力画像データDinとして画像処理回路400に供給される。
図3は、本実施形態に係るモード切替処理1,2の流れを示すフローチャートである。
同図(a)に示すモード切替処理1は、動作モードが通常モードである場合に実行される。なお、液晶表示装置1では、例えば、ユーザによってタッチ入力機能をオンにすることが指示されると、タッチ入力の受付を開始した後、動作モードを通常モードに移行させる。あるいは基本的に総ての操作を指やタッチペンによるタッチ入力で行う液晶表示装置1であれば、電源スイッチが押されて初期処理を終えた後に、タッチ入力の受付を開始して動作モードを通常モードに移行させる。前述したように通常モードでは、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理が60Hzごとに行われている。制御回路300では、まず、新たに読み出した1画面分の受光信号(m×n個)に基づいて、タッチの有無、すなわち指やタッチペンが表示画面に接触しているか、それとも非接触であるかを判定する(ステップS101)。
具体的には前述したように、まず、制御回路300では、1画面分の各受光信号について、その信号レベルを閾値(詳細には、後述する閾値T160またはT260)と比較し、2値化信号に変換する。なお、ここで使用する閾値は、基本的に、後述するモード切替処理2のステップS203で設定されるが、環境光の測定結果に基づいて、液晶表示装置1の周囲が明るい状態から暗い状態に変化した場合や、逆に暗い状態から明るい状態に変化した場合は、閾値T160と閾値T260の間で適宜変更される。つまり、液晶表示装置1の周囲が明るい場合であれば閾値T160が使用され、液晶表示装置1の周囲が暗い場合であれば閾値T260が使用される。次いで、制御回路300では、生成した1画面分の2値化信号(m×n個)について、例えば、信号値が"1"となる2値化信号の個数を計数し、計数値がメモリに記憶されている上限値と下限値によって定まる範囲内の値である場合に、タッチがあると判定する一方(ステップS101:YES)、計数値が上述した範囲内の値でない場合に、タッチがないと判定する(ステップS101:NO)。なお、前述したように計数値と比較する上限値や下限値の値は、液晶表示装置1の周囲が明るい場合と暗い場合で異なる。
ステップS101においてタッチがないと判定した場合は、モード切替処理1を終える。この場合、動作モードは通常モードのままである。一方、ステップS101においてタッチがあると判定した場合、制御回路300では、タッチがあるとの判定結果を連続して得ている状態が所定時間(例えば、0.2秒)以上継続しているか否かを判定する(ステップS102)。前述したように通常モードでは、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理が60Hzごとに行われているので、ステップS101の判定結果は60Hzごとに得られる。したがって、制御回路300では、タッチがあるとの判定結果を連続して得ている回数を計数し、この計数値が上述した所定時間に相当する回数に到達したか否かを判定すればよい。なお、所定時間は、上述した0.2秒に限らず、例えば、10秒や1分、5分等、任意の時間幅に設定することができる。
ステップS102において所定時間以上継続していないと判定した場合は、モード切替処理1を終える。この場合も動作モードは通常モードのままである。一方、ステップS102において所定時間以上継続していると判定した場合、制御回路300では、動作モードを通常モードから高速モードに切替える(ステップS103)。これによりタッチ入力機能に関する1サイクル分の処理を行う周期が60Hzから120Hzに変更される。このように制御回路300では、通常モードにおいて、指やタッチペンが表示画面に接触し続けている時間を計時し、計時時間が所定時間以上となった場合に、動作モードを高速モードに切替える。
なお、動作モードを高速モードに切替える場合には、周期の変更(→120Hz)を指示する制御信号が制御回路300からセンサ用走査回路500と受光信号処理回路600に送られる。センサ用走査回路500では、この制御信号を受信すると、1画面分の受光信号を読み出す周期が120Hzとなるようにm本の走査線の各々を選択するタイミングを変更し、高速モードの場合の動作を開始する。同様に受光信号処理回路600でも制御信号の受信に応じて、1画面分の受光信号を読み出す周期が120Hzとなるようにn本の読出線を使用して受光信号を読み出すタイミングを変更し、高速モードの場合の動作を開始する。これにより、120Hzごとに新たな1画面分の受光信号(m×n個)が読み出されるようになる。
また、制御回路300では、動作モードを高速モードに切替えたことに応じて、2値化処理の際に使用する閾値の値を変更する(ステップS104)。動作モードを通常モード(60Hz)から高速モード(120Hz)に切替えると、各受光信号の読み出し周期も短くなる。光検出回路O1は、受光量に応じた信号レベルの受光信号を出力するが、例えば、受光信号の読み出し周期が半分の時間になると、光検出回路O1内に備わるコンデンサに蓄積される電荷の量が半減してしまうため、出力される受光信号の信号レベルもその分だけ減ってしまう。このため、制御回路300では、上述した2値化処理の際に使用する閾値の値を、高速モードの場合には通常モードの場合よりも下げる必要がある。
例えば、液晶表示装置1の周囲が明るい場合であって、かつ通常モード(60Hz)の場合に使用する閾値を閾値T160、液晶表示装置1の周囲が明るい場合であって、かつ高速モード(120Hz)の場合に使用する閾値を閾値T1120、液晶表示装置1の周囲が暗い場合であって、かつ通常モード(60Hz)の場合に使用する閾値を閾値T260、液晶表示装置1の周囲が暗い場合であって、かつ高速モード(120Hz)の場合に使用する閾値を閾値T2120としたとき、これらの閾値T160,T1120,T260,T2120は、動作モード(あるいは周期)や周囲の明るさに関する情報と対応付けられて液晶表示装置1内のメモリ(図示略)に記憶されている。したがって、制御回路300では、環境光の測定結果に基づいて液晶表示装置1の周囲の明るさを判別し、液晶表示装置1の周囲が明るい場合は、メモリから閾値T1120を読み出し、この閾値T1120を2値化処理の際に使用する閾値として設定する。また、制御回路300では、液晶表示装置1の周囲が暗い場合は、メモリから閾値T2120を読み出し、この閾値T2120を2値化処理の際に使用する閾値として設定する。つまり、ステップS104に示す処理により、2値化処理の際に使用する閾値は、液晶表示装置1の周囲が明るい場合であれば、閾値T160から閾値T1120に変更される。また、液晶表示装置1の周囲が暗い場合であれば、閾値T260から閾値T2120に変更される。
なお、光検出回路O1における受光量の測定方法や、指やタッチペンが表示画面に接触したことを検知するセンサの種類によっては、ステップS104において閾値を変更しなくてもよい場合がある。このような場合には、ステップS103に示す処理を行った後、ステップS104に示す処理を行わずにモード切替処理1を終える。
また、図3(a)に示したモード切替処理1では、指やタッチペンが表示画面に接触し続けている時間を計時し、計時時間が所定時間以上となった場合に(ステップS102:YES)、動作モードを通常モードから高速モードに移行させるようにしたが、指やタッチペンが表示画面に接触していると判定すると(ステップS101:YES)、その接触時間には係らず、直ちに動作モードを通常モードから高速モードに移行させる構成であってもよい。
但し、例えば、画面上に表示されているボタンを指やタッチペンでタッチする場合のように、タッチ入力が僅かな時間で済むのであれば、指やタッチペンが表示画面に接触したことに応じて動作モードを高速モード(120Hz)に切替えても、すぐに通常モード(60Hz)に戻さなければならない。このため、動作モードの切替えが煩雑になるだけで、かえって消費電力が増えてしまう。また、動作モードを高速モード(120Hz)にすることでタッチ位置の検出に関する時間的な分解能を高め、高い追従性を得ることができるが、このような高い追従性が必要となるのは、手書き文字や絵を入力している場合等、指やタッチペンを表示画面に一定時間以上接触させ続けている場合である。したがって、接触時間が所定時間以上となった場合に動作モードを通常モードから高速モードに移行させる構成であると、接触時間を考慮せず、指やタッチペンが表示画面に接触したことに応じて直ちに動作モードを通常モードから高速モードに移行させる場合に比べ、より一層の低消費電力化を図ることができる。
一方、図3(b)に示すモード切替処理2は、動作モードが高速モードである場合に実行される。前述したように高速モードでは、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理が120Hzごとに行われている。制御回路300では、まず、新たに読み出した1画面分の受光信号(m×n個)に基づいて、タッチの有無を判定する(ステップS201)。なお、ステップS201では、基本的に、前述したモード切替処理1のステップS101と同様の方法でタッチの有無を判定することになるが、相違するのは、2値化処理の際に使用する閾値が、T160またはT260ではなく、T1120またはT2120になる点である。
すなわち、制御回路300では、まず、1画面分の各受光信号について、その信号レベルを閾値T1120または閾値T2120と比較し、2値化信号に変換する。なお、ここで使用する閾値は、基本的に、前述したモード切替処理1のステップS104で設定されるが、環境光の測定結果に基づいて、液晶表示装置1の周囲が明るい状態から暗い状態に変化した場合や、逆に暗い状態から明るい状態に変化した場合は、閾値T1120と閾値T2120の間で適宜変更される。つまり、液晶表示装置1の周囲が明るい場合であれば閾値T1120が使用され、液晶表示装置1の周囲が暗い場合であれば閾値T2120が使用される。次いで、制御回路300では、生成した1画面分の2値化信号(m×n個)について、例えば、信号値が"1"となる2値化信号の個数を計数し、計数値がメモリに記憶されている上限値と下限値によって定まる範囲内の値である場合に、タッチがあると判定する一方(ステップS201:NO)、計数値が上述した範囲内の値でない場合に、タッチがないと判定する(ステップS201:YES)。なお、前述したように計数値と比較する上限値や下限値の値は、液晶表示装置1の周囲が明るい場合と暗い場合で異なる。
ステップS201においてタッチがあると判定した場合は、モード切替処理2を終える。この場合、動作モードは高速モードのままである。一方、ステップS201においてタッチがないと判定した場合、制御回路300では、動作モードを高速モードから通常モードに切替える(ステップS202)。これによりタッチ入力機能に関する1サイクル分の処理を行う周期が120Hzから60Hzに変更される。このように制御回路300では、高速モードにおいて、指やタッチペンが表示画面から離れたことを検知すると、動作モードを通常モードに切替える。
なお、動作モードを通常モードに切替える場合には、周期の変更(→60Hz)を指示する制御信号が制御回路300からセンサ用走査回路500と受光信号処理回路600に送られる。センサ用走査回路500では、この制御信号を受信すると、1画面分の受光信号を読み出す周期が60Hzとなるようにm本の走査線の各々を選択するタイミングを変更し、通常モードの場合の動作を開始する。同様に受光信号処理回路600でも制御信号の受信に応じて、1画面分の受光信号を読み出す周期が60Hzとなるようにn本の読出線を使用して受光信号を読み出すタイミングを変更し、通常モードの場合の動作を開始する。これにより、60Hzごとに新たな1画面分の受光信号(m×n個)が読み出されるようになる。
また、制御回路300では、動作モードを通常モードに切替えたことに応じて、2値化処理の際に使用する閾値の値を変更する(ステップS203)。前述したように液晶表示装置1内のメモリには、閾値T160,T1120,T260,T2120が記憶されているので、制御回路300では、環境光の測定結果に基づいて液晶表示装置1の周囲の明るさを判別し、液晶表示装置1の周囲が明るい場合は、メモリから閾値T160を読み出し、この閾値T160を2値化処理の際に使用する閾値として設定する。また、制御回路300では、液晶表示装置1の周囲が暗い場合は、メモリから閾値T260を読み出し、この閾値T260を2値化処理の際に使用する閾値として設定する。つまり、ステップS203に示す処理により、2値化処理の際に使用する閾値は、液晶表示装置1の周囲が明るい場合であれば、閾値T1120から閾値T160に変更される。また、液晶表示装置1の周囲が暗い場合であれば、閾値T2120から閾値T260に変更される。
なお、光検出回路O1における受光量の測定方法や、指やタッチペンが表示画面に接触したことを検知するセンサの種類によっては、ステップS203において閾値を変更しなくてもよい場合がある。このような場合には、ステップS202に示す処理を行った後、ステップS203に示す処理を行わずにモード切替処理2を終える。
また、図3(b)に示したモード切替処理2では、非接触であると判定すると(ステップS201:YES)、その継続時間には係らず、直ちに動作モードを高速モードから通常モードに移行させるようにしたが、ステップS201においてタッチの有無を判定した後、タッチがないとの判定結果を連続して得ている状態が所定時間(例えば、0.2秒)以上継続しているか否かを判定する構成として、非接触の状態が所定時間以上継続していると判定した場合に、動作モードを高速モードから通常モードに移行させる構成としてもよい。なお、ステップS201の判定結果は120Hzごとに得られるので、制御回路300では、タッチがないとの判定結果を連続して得ている回数を計数し、この計数値が上述した所定時間に相当する回数に到達したか否かを判定すればよい。
例えば、指やタッチペンによって手書き文字を入力する場合、次の字画に移る際に、指やタッチペンが僅かな時間ではあるが表示画面から一旦離れてしまうため、このような場合にいちいち動作モードを切替えていると、動作モードの切替えが煩雑になり逆に消費電力が増えてしまう。したがって、非接触の状態が所定時間以上継続している場合に動作モードを高速モードから通常モードに移行させる構成であると、継続時間を考慮せず、非接触であると判定したことに応じて直ちに動作モードを高速モードから通常モードに移行させる場合に比べ、より一層の低消費電力化を図ることができる。なお、所定時間は、上述した0.2秒に限らず、例えば、10秒や5分、10分等、任意の時間幅に設定することができる。
また、制御回路300では、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理を通常モードであれば60Hzごとに、高速モードであれば120Hzごとに行っており、この1サイクル分の処理によってタッチ位置を検出した場合に、検出したタッチ位置に基づいて手書き画像の表示を更新する。
図4は、モード切替処理1,2の概要を説明するための図である。
図4(a)および図4(b)に示すように、画像表示領域A(表示画面)の下方には、「書く」ボタンと「消す」ボタンが表示され、指やタッチペン50によって「書く」ボタンの部分がタッチされると、その上方に設けられた手書入力領域Bに文字や絵等の手書き画像を入力することが可能になる。図4(a)の左側に示すように、指やタッチペン50が表示画面(手書入力領域B)に触れていない場合は、動作モードが通常モードとなる。この場合は、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理が60Hzごとに行われる。また、図4(a)の右側に示すように、指やタッチペン50を表示画面(手書入力領域B)に接触させた状態が所定時間以上継続すると、動作モードが高速モードに切替わる。この場合は、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理が120Hzごとに行われる。また、図4(b)に示すように、高速モードに移行した後、指やタッチペン50が表示画面から離れると、動作モードが通常モードに切替わる。
このように本実施形態によれば、制御回路300では、指やタッチペン50が表示画面に接触し続けている時間を計時し、計時時間が所定時間未満の場合は、動作モードを通常モードにする。この場合、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理は60Hzごとに行われ、センサ用走査回路500と受光信号処理回路600は、1画面分の受光信号(m×n個)を60Hzごとに読み出す。また、制御回路300では、計時時間が所定時間以上の場合は、動作モードを高速モードにする。この場合、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理は120Hzごとに行われ、センサ用走査回路500と受光信号処理回路600は、1画面分の受光信号(m×n個)を120Hzごとに読み出す。
したがって、指やタッチペン50が表示画面に接触していない場合や、接触していてもその接触時間が所定時間未満の場合は、接触時間が所定時間以上の場合に比べ、1画面分の受光信号を読み出す頻度を1/2に減らすことができる。このため受光信号の読み出しや2値化処理に要する処理負荷を半減することが可能となり、液晶表示装置1の消費電力を低減することができる。一方、指やタッチペン50が表示画面に所定時間以上接触している場合は、非接触の場合や接触時間が所定時間未満の場合に比べ、1画面分の受光信号を読み出す周期を短くしてタッチ位置の検出に関する時間的な分解能を高め、指やタッチペン50が高速で移動した場合であってもこれに十分に追従することが可能になる。このように本実施形態によれば、1画面分の受光信号を読み出す周期を変更可能にし、指やタッチペン50が表示画面に所定時間以上接触している場合においてのみ、短い周期で1画面分の受光信号を読み出すようにしたので、消費電力を低減しつつ、指やタッチペン50が高速で移動した場合であってもこれに追従してタッチ入力をスムーズに行うことが可能になる。
また、本実施形態によれば、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理を常に同じ周期で行う場合は勿論のこと、上述した1サイクル分の処理を、例えば、図4に示したような手書入力用の画面を表示している期間においてのみ120Hzで行い、それ以外の期間では60Hzで行う場合と比較しても、実際にタッチ入力が行われている期間(指やタッチペン50が表示画面に接触している期間)においてのみ、1サイクル分の処理を120Hzで行う構成であるため、より一層の低消費電力化が図れる。
<2.電子機器>
次に、上述した液晶表示装置1を適用した電子機器について説明する。
図5に、液晶表示装置1を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットおよびタッチ入力ユニットとしての液晶表示装置1と、本体部2010とを備える。また、本体部2010には、電源スイッチ2001とキーボード2002が設けられている。
図6に、液晶表示装置1を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、表示ユニットおよびタッチ入力ユニットとしての液晶表示装置1と、複数の操作ボタン3001と、スクロールボタン3002とを備える。スクロールボタン3002を操作することで、液晶表示装置1に表示される画面がスクロールされる。
図7に、液晶表示装置1を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。携帯情報端末4000は、表示ユニットおよびタッチ入力ユニットとしての液晶表示装置1と、複数の操作ボタン4001と、電源スイッチ4002とを備える。操作ボタン4001を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が液晶表示装置1に表示される。
なお、液晶表示装置1が適用される電子機器としては、図5〜図7に示すものの他、デジタルスチルカメラ、カーナビゲーション装置、電子手帳、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払い機)、自動販売機等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示ユニットおよびタッチ入力ユニットとして、前述した液晶表示装置1が適用可能である。また、特に携帯機器の場合は、本発明を適用して余計な電力消費を抑えることで、一回の充電(あるいは1回の電池交換)で動作可能な時間を延ばすことができる。
<3.変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
(1)例えば、タッチ入力機能に関する1サイクル分の処理を行う周期を、通常モードの場合は30Hz、高速モードの場合は100Hzとしてもよい。要は、高速モードの場合の周期を通常モードの場合の周期よりも短くしてやればよい。
(2)上述した実施形態では、通常モード(60Hz)と高速モード(120Hz)を備え、タッチ入力の受付を開始すると通常モードに移行し、指やタッチペン50が表示画面に接触したと判定した場合や、指やタッチペン50が表示画面に接触し続けている時間が所定時間以上となった場合に、高速モードに移行する場合について説明した。しかしながら、例えば、タッチ入力の受付を開始すると、通常モードではなく高速モードに移行する構成であってもよい。また、通常モード(120Hz)と低速モード(60Hz)を備え、タッチ入力の受付を開始すると通常モード(120Hz)に移行し、指やタッチペン50が表示画面に接触していないと判定した場合や、このような非接触の状態が継続する時間を計時して計時時間が所定時間以上となった場合(タッチがないとの判定結果を連続して得ている回数を計数して計数値が所定回数以上となった場合)に、低速モード(60Hz)に移行する構成であってもよい。
(3)上述した実施形態では、1画素(画素回路P1)ごとに光検出回路O1を備える構成としたが、例えば、上下左右の4つの画素(画素回路P1)ごとに光検出回路O1を1つ備える構成であってもよい。また、光検出回路O1の配列パターンは、マトリクス状に限定されない。例えば、市松模様(チェス柄)における黒(または白)の配列パターンとなるように、画像表示領域Aに各光検出回路O1を形成してもよい。また、画像表示領域Aに設けられる走査線の総数mと読出線の総数nは、ともに2以上の整数であればよい。
(4)本発明に係る表示装置は、半透過型や反射型の液晶表示装置、あるいはOLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)素子を用いた表示装置であってもよい。OLED素子は、光の透過量を変化させる液晶素子とは異なり、それ自体が発光する電流駆動型の発光素子である。また、本発明に係る表示装置は、液晶素子やOLED素子以外の電気光学素子を用いた表示装置であってもよい。なお、電気光学素子とは、電気信号(電流信号または電圧信号)の供給によって透過率や輝度といった光学的特性が変化する素子である。例えば、無機EL(ElectroLuminescence)や発光ポリマー等の発光素子を用いた表示パネルや、着色された液体と当該液体に分散された白色の粒子とを含むマイクロカプセルを電気光学物質として用いた電気泳動表示パネル、極性が相違する領域ごとに異なる色に塗り分けられたツイストボールを電気光学物質として用いたツイストボールディスプレイパネル、黒色トナーを電気光学物質として用いたトナーディスプレイパネル、あるいはヘリウムやネオン等の高圧ガスを電気光学物質として用いたプラズマディスプレイパネル等を備えた表示装置に対しても本発明を適用することができる。
(5)例えば、抵抗膜方式や静電容量方式のタッチパネルを備えた表示装置に対しても本発明を適用することができる。また、本発明に係るセンシング装置は、いわゆるジェスチャー機能を備え、指やタッチペン50によって線や簡単な図形等が画面上に描かれると、その形に対応する操作コマンド(例えば、スクロール、次のページに進む、前のページに戻る、ペースト、コピー、削除、元に戻す等)を特定し、特定した操作コマンドに応じた処理を行うコンピュータ装置にも適用可能である。この場合は、指やタッチペン50によって描かれた線や図形を示す画像を表示する必要はない。このように本発明に係るセンシング装置において、検出したタッチ位置の軌跡を示す画像を生成し、これを表示することは必須ではない。
液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。 1画面分の2値化信号について示す模式図である。 モード切替処理1,2の流れを示すフローチャートである。 モード切替処理1,2の概要を説明するための図である。 本発明に係る電子機器の具体例/パーソナルコンピュータ2000を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体例/携帯電話機3000を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体例/携帯情報端末4000を示す斜視図である。
1…液晶表示装置、100…走査線駆動回路、200…データ線駆動回路、300…制御回路、400…画像処理回路、500…センサ用走査回路、600…受光信号処理回路、AA…液晶パネル、A…画像表示領域、B…手書入力領域、P1…画素回路、O1…光検出回路、50…タッチペン、2000…パーソナルコンピュータ、3000…携帯電話機、4000…携帯情報端末。

Claims (12)

  1. 画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサと、
    前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成する2値化手段と、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定する判定手段と、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出する検出手段と、
    前記判定手段の判定結果が非接触である場合、前記所定の周期が第1周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期より短い第2周期となるように前記読出手段を制御する制御手段と、
    前記読出手段が前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第1の監視時間以上連続した接触でない場合、前記制御手段が前記第1検出信号を前記第2周期で読み出すように前記読出手段を制御することをやめて、前記読出手段が前記第1検出信号を前記第1周期で読み出すことを継続させる第1継続手段と、
    を備えることを特徴とするセンシング装置。
  2. 画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサと、
    前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成する2値化手段と、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定する判定手段と、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出する検出手段と、
    タッチ入力の受付を開始すると、前記所定の周期が第1周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が非接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期より短い第2周期となるように前記読出手段を制御する制御手段と、
    前記読出手段が前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第1の監視時間以上連続した接触でない場合、前記制御手段が前記第1検出信号を前記第2周期で読み出すように前記読出手段を制御することをやめて、前記読出手段が前記第1検出信号を前記第1周期で読み出すことを継続させる第1継続手段と、
    を備えることを特徴とするセンシング装置。
  3. 画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサと、
    前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成する2値化手段と、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定する判定手段と、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出する検出手段と、
    タッチ入力の受付を開始すると、前記所定の周期が第1周期より短い第2周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が非接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期となるように前記読出手段を制御し、前記判定手段の判定結果が接触である場合、前記所定の周期が前記第2周期となるように前記読出手段を制御する制御手段と、
    前記読出手段が前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第1の監視時間以上連続した接触でない場合、前記制御手段が前記第1検出信号を前記第2周期で読み出すように前記読出手段を制御することをやめて、前記読出手段が前記第1検出信号を前記第1周期で読み出すことを継続させる第1継続手段と、
    を備えることを特徴とするセンシング装置。
  4. 前記読出手段が前記第2周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第2の監視時間以上連続して非接触でない場合、前記制御手段が前記第1検出信号を前記第1周期で読み出すように前記読出手段を制御することをやめて、前記読出手段が前記第1検出信号を前記第2周期で読み出すことを継続させる第2継続手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のセンシング装置。
  5. 画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサと、
    前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成する2値化手段と、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定する判定手段と、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出する検出手段と、
    前記所定の周期が第1周期、または前記第1周期より短い第2周期となるように前記読出手段を制御可能であって、前記読出手段が前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第1の監視時間以上連続して接触である場合、前記所定の周期が前記第2周期となるように前記読出手段を制御し、前記読出手段が前記第2周期となるように制御されているとき、前記判定手段の判定結果が第2の監視時間以上連続して非接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期となるように前記読出手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするセンシング装置。
  6. 前記制御手段によって前記所定の周期が前記第1周期となるように前記読出手段が制御される場合、前記閾値として前記第1周期に応じた第1閾値を設定し、前記制御手段によって前記所定の周期が前記第2周期となるように前記読出手段が制御される場合、前記閾値として前記第2周期に応じた第2閾値を設定する変更手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のセンシング装置。
  7. 前記変更手段は、前記第1閾値よりも小さな値を前記第2閾値として設定することを特徴とする請求項6に記載のセンシング装置。
  8. 前記判定手段は、総ての前記第2検出信号のうち前記閾値によって定めた条件を充足する前記第2検出信号の個数を計数し、計数結果に基づいて前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のセンシング装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載のセンシング装置と、画像を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  10. 前記検出手段によって検出された位置の軌跡を示す画像を生成して前記表示部に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 請求項9または10に記載の表示装置を備えた電子機器。
  12. 画面上に配列され、対象物の前記画面への接触状態または前記対象物と前記画面との距離に応じたレベルの第1検出信号を各々生成する複数のセンサを用いて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出するセンシング方法であって、
    前記複数のセンサから前記第1検出信号を所定の周期で読み出し、
    読み出した前記各第1検出信号のレベルを閾値と比較して、2値化された第2検出信号を各々生成し、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触しているか非接触であるかを判定し、
    前記各第2検出信号に基づいて、前記対象物が前記画面に接触している位置を検出し、
    前記判定した結果が非接触である場合、前記所定の周期が第1周期となるように前記各第1検出信号の読み出しを制御し、前記判定した結果が接触である場合、前記所定の周期が前記第1周期より短い第2周期となるように前記各第1検出信号の読み出しを制御し、
    前記第1周期となるように制御されているとき、前記判定した結果が第1の監視時間以上連続した接触でない場合に、前記所定の周期が前記第2周期となるように前記各第1検出信号の読み出しを制御することをやめて、前記第1周期で前記第1検出信号を読み出すことを継続させることを特徴とするセンシング方法。
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