JP3268323B2 - ホットカットペレタイザー - Google Patents

ホットカットペレタイザー

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JP3268323B2
JP3268323B2 JP27763492A JP27763492A JP3268323B2 JP 3268323 B2 JP3268323 B2 JP 3268323B2 JP 27763492 A JP27763492 A JP 27763492A JP 27763492 A JP27763492 A JP 27763492A JP 3268323 B2 JP3268323 B2 JP 3268323B2
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cooling air
cutter
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cut pelletizer
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昌典 辰巳
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株式会社プラスチック工学研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可塑化された樹脂を
ダイホールから押し出し、そのときダイフェース面に接
近もしくは接触してカッターを回転し、これにより前記
押し出された樹脂を切断するようにしたホットカットペ
レタイザーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】前記のホットカットペレタイザーは公知
であり、例えば特開昭62−279905号公報などに
開示されている。一方、このようなペレタイザーは、可
塑物質を可塑化するための加熱装置を備え、熱伝導のた
めカッターまで加熱される。そのため、切断されたペレ
ットは、半溶融状態のままであり、このペレットが表面
の粘着性のためカッターから外れずに付着したままとな
る。それがため後続のペレットが次々に前のペレットに
付着し、つらなった連粒となり、満足な造粒が行えない
うらみがあった。前記の特開昭62−279905号公
報では、この問題を解決するため、水を冷媒としてカッ
ターを冷却する技術が開示されている。ホットカットペ
レタイザーにおける最大の問題点は、連粒発生であっ
て、連粒発生の機会は、前記したように、まずカッター
に付着することによるものである。ついでカッターを離
れてからの飛翔過程においてのペレット同志の接触によ
るもの、あるいは先行して、飛翔したペレットがダイ下
面、水面もしくはフードの周壁に衝突し、はね返ったも
のが、後続のペレットと衝突して、連粒になるものなど
がある。フードの内面には、前記公報に示すように上か
ら下に向けて、あるいはその過程において、螺旋流の水
膜を形成するものが使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ペレッ
トの冷却過程において、材料が加水分解するもの、いっ
たん吸水すると乾燥に長時間を要するものなどの材料に
対しては、冷媒として水の使用を避けたいものが存在す
る。また水を使用した場合、脱水工程さらには乾燥工程
が必要であり、系が複雑になる。この発明はこれら従来
の問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明を、図を参照し
つつ説明する。ホットカットペレタイザーは、そのダイ
ホール1のダイフェース2に接近もしくは接触してカッ
ター3が回転する。このダイフェース2およびカッター
3を取り囲むようにしてフード4が設けられる。さら
に、フード4の上部内周4aには、冷風吹出口5が下向
に設けられる。
【0005】この発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、フード4の下部4bは、ろーと状をなし、その下端
4cに空気輸送管6の入口6aが開口されている。さら
に好ましくは、フード4の冷却風送入管4fはフード4
の接線方向に傾斜して設けられ、冷風を螺旋流にさせ
る。またさらに好ましくはフード4は水冷ジャケット4
gを備えている。またさらに望ましくは、フード4の内
面には離型処理が施されている。
【0006】
【作用】このホットカットペレタイザーで、可塑化され
た樹脂をダイホール1から押し出し、ダイフェース2に
接近もしくは接触して設けられたカッター3により切断
して、ペレットを作る。このようにして切断されたペレ
ットは、カッター3の回転による遠心力およびカッター
3の回転力によって、放射方向とカッター3の前進方向
との合成ベクトルの方向に吹きとばされる。このときフ
ード4内では、その上部内周4aからフードの下部4b
に向って、冷風吹出口5から吹き出される冷風によっ
て、ペレットは冷却されかつ、下方に向って搬送され
る。このとき冷風の向きを螺旋流とすれば、ペレットが
フードの下部4bに至る迄の滞留時間が延長され、ペレ
ット表面の粘着性を減殺し、ペレットが互いにくっつき
連粒となることを防止する効果がある。このようにし
て、切断されたペレットは、フード4内を連粒となるこ
となく落下し、その下部4bから空気輸送管6内に入
り、風力輸送される。フード4を外周から水冷すれば、
万一溶融ペレットがフード4に直接衝突したとしても、
くっつく可能性を減らすことができる。またさらにフー
ド4の内面に離型処理を施こせば、ペレットがフード4
の内面に接着することもない。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を、図により詳細に説明す
る。ダイホール1は、公知の押出機7の先端(図におい
て右側)に設けられる。押出機7は、溶融樹脂を押し出
すスクリュー7a、さらにその先端に設けられたアダプ
ターノズル7bを含み、このアダプターノズル7bのさ
らに先端にダイ8が設けられている。ダイ8はダイボデ
ィ8aによってアダプターノズル7bと接続され、内部
にマンドレル8bが挿入されている。このマンドレル8
bに設けられた樹脂通路の先端にダイホール1が形成さ
れ、さらにその下端にダイフェース2が形成され、この
ダイフェース2においてダイホール1が開口されている
ものである。ダイ8には、回転可能に回転シャフト8c
が軸支され、この回転シャフト8cの下端にカッター3
が設けられ、このカッター3がダイフェース2に接近も
しくは接触して回転する。8dはヒーターである。
【0008】フード4の上端は蓋4dでふたをされる。
フード4の上部内周4aには、環状の冷却風通路4eが
設けられ、この冷却風通路4eの一部には冷却風送入管
4fが接続される。この冷却風通路4eの下側に冷風吹
出口5が下向にかつ環状に開口されている。フード4の
下端4cには空気輸送管6の入口6aが接続され、これ
に対して空気を圧送するブロアー6bが接続されてい
る。また空気輸送管6の先端にはサイクロン6cが接続
され、ここでペレットが空気と分離され、回収される。
【0009】4gはフード4の周囲に設けられた水冷ジ
ャケットである。水冷ジャケットには、図示されない冷
却水の給排水口より冷水を循環させ、フード内面の温度
を低く保つようにすることが好ましい。フード4の内面
は、離型処理を施しておくと、さらにペレットのくっつ
きを防止することができる。離型剤としては、フッ素化
合物のコーティング処理、チッ化チタンのコーティング
処理、フェロチタンの使用などが好ましい。なお4hは
ヒーター8dの熱を遮るための天板である。
【0010】 冷風吹出口5は、図1図示の他、図2図
示のようにフード4の上部内周4aから下部内周4bに
かけて上下多段に開口してもよい。冷却風送入管4f
は、フード4に対して図2に示すように水平方向に取付
けられるが、フード4外周に対して接線方向に傾斜して
設けられ、搬送される空気の流れを螺旋流とすることが
好ましいことはすでに述べた通りであるが、回転流の要
素と落下流の要素のうち前者が大きすぎると、切断され
た粒子は回転のみを行って落下しない。図2に示すよう
に、冷却風通路4eの断面積を大きくとり、かつ冷却吹
出口5を複数個設けるようにすれば、回転流の要素をあ
る程度減殺し、フード4内におけるペレットの滞留時間
を適当に保ちかつ、ペレットを適宜重力によってフード
4の下端4c方向に落下させることができる。冷却風送
入管4fは、フード4に対して水平方向に中心に向う鉛
直流から接線方向に至る迄の傾斜した角度あるいは接線
方向としてもよい。しかしながら、前記した、フード4
内における空気の回転流の要素と落下流の要素のバラン
スがとれるようにその角度を選定する。
【0011】
【発明の効果】この発明のホットカットペレタイザー
は、前記のとおり空冷式としたから、冷却工程において
水をきらう樹脂であっても、支障なく、ペレットを形成
しうる。またフードの上部内周に冷風吹出口が下向に開
口されているから、出来たペレットが図鎖線の矢示のよ
うにフードの内側に当たってもペレットがフードの内側
に粘着することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体縦断面図
【図2】実施例の一部縦断面図
【図3】 実施例の一部横断面図
【符号の説明】
1 ダイホール 2 ダイフェース 3 カッター 4 フード 4a 上部内周 4b 下部 4f 冷却風送入管 4g 水冷ジャケット 5 冷風吹出口 6 空気輸送管 6a 入口

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可塑化された樹脂をダイホールから押し
    出し、そのときダイフェースに接近もしくは接触してカ
    ッターを回転し、これにより前記押し出された樹脂を切
    断するようにしたホットカットペレタイザーにおいて、
    前記ダイフェースおよびカッターを取り囲むろーと状の
    フードを設け、また冷却風送入管をフード外周部に設
    け、その取付の向きは水平方向にかつフード外周に対し
    接線方向に傾斜して設け、前記冷却風送入管と連接して
    その下流側にかつフード上部内周に1個もしくは複数個
    の下向の冷風吹出口を設け、このフードの下部に空気輸
    送管の入口を開口させたことを特徴とするホットカット
    ペレタイザー。
  2. 【請求項2】 フードの下部はろーと状をなし、その下
    端に空気輸送管の入口を開口させた請求項1のホットカ
    ットペレタイザー。
  3. 【請求項3】 フードは水冷ジャケットを備えている請
    求項1のホットカットペレタイザー。
JP27763492A 1992-09-03 1992-09-03 ホットカットペレタイザー Expired - Lifetime JP3268323B2 (ja)

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