JP3856660B2 - 合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置に係り、特に有機繊維質微細粒子を含んだ熱可塑性合成樹脂を中空断面の押出材に押出成形するダイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
断熱サッシの框等の押出材を軽量化、質感向上のため、木粉や籾殻などを原料とする有機繊維質微細粒子を含む熱可塑性合成樹脂で押出成形したいという要望がある。このような押出材は内面に中空部やリブ等が形成されており、複雑な中空部内面形状を有するものである。
【0003】
従来、熱可塑性樹脂押出材、特に管材を押し出し成形する方法として、特公平5−28168号公報に記載されているように、マンドレルを有する押出金型により押し出し成形するに際して、押出出口近傍にて管材の内周面を所定温度まで加熱して該管材の内周面を溶融状態とし、押出し直後の溶融状態の該内周面先端に、冷却気体を吹き付けて該管材を拡径状態に維持しつつ冷却する方法が知られている。
【0004】
また、特許第2872590号公報に記載されているように、中空樹脂成形板を製造するに当たり、成形ダイの導入部に設けた案内部から押出方向に平行に突出し、溶融部を経て成形室の徐冷部に延長する中子体を介して押出し、所定の肉厚に成形すると共に中空部を成形する方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、有機繊維質微細粒子を含んだ熱可塑性合成樹脂で中空異形断面の押出材を製造するに際して、上述した従来の押出材の成形方法を単純に適応したのでは、押出成形品の形状及び内面リブの寸法が安定しない等の問題がある。これに対処して押出ダイに取り付けられたサイジングダイを冷却することにより、押し出された押出材を外側から冷却することも考えられるが、以下の問題が生じる。
【0006】
即ち、中空部を外面から冷却しても、押出材中空部の表面を滑らかにし内面を高精度かつ均質に冷却固化させるには、サイジングの冷却部を長くする必要があることから、成形抵抗が大きくなり押出設備への負荷が大きくなるという問題がある。
【0007】
また、このような場合には、上記のとおり、成形抵抗が大きくなり押出設備への負荷が大きくなるため、押出速度を上げることができず、押出材の生産性が悪いという問題がある。
【0008】
さらに、上述の場合には中空部内のリブ部までの冷却が難しく、製作できる押出材の形状が限定され、また、中空部の複雑な形状部分の成形精度がよくないという問題がある。
【0009】
そして、上述の場合にはサイジング設備が大きくなり、かつ押出設備も大きな成形抵抗に耐えうるものでなくてはならないため、押出ダイ、サイジングの製作コストが嵩むという問題がある。
【0010】
本発明は、従来法におけるこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記の課題を解決し、有機繊維質微細粒子を含有する熱可塑性合成樹脂の中空押出材を良好に製造するためのダイ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の有機繊維質微細粒子を含有する熱可塑性合成樹脂の押出材成形ダイ装置は、中空押出材成形するに際し、押出ダイとサイジングダイを押出ダイ出口で接合し、中空押出材外面を外面サイジングダイで、中空押出材中空内面をマンドレルと一体接合する内面サイジングダイで、内外両面から冷却することにより、急速かつ均一に賦形と冷却固化するダイ装置としたことを特徴とするものである。
【0012】
本発明のダイ装置によれば、押出機先端に取り付けられた押出ダイと一体に接合したサイジングダイとで構成し、サイジングダイは外面サイジングダイ及び内面サイジングダイで構成される。外面サイジングダイは液体冷却媒体及び/又は気体冷却媒体により、内面サイジングダイは液体冷却媒体及び/又は気体冷却媒体により中空押出材を内外両面から冷却し、押出ダイから押出された溶融状態の中空押出材が冷却固化される。
【0013】
本発明において、有機繊維質微細粒子含有熱可塑性合成樹脂における合成樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS、ポリエステル等の熱可塑性樹脂、有機繊維質微細粒子としては、木粉、セルロース繊維、籾殻、ケナフ、竹等の繊維質微細粒子等があり、無機質充填材としては、炭酸カルシウム、タルク、セラミックス粉末、金属粉末等が使用できる。
【0014】
上記した請求項1に記載の本発明は、有機繊維質微細粒子と無機質充填材を含有する熱可塑性合成樹脂を中空押出材として押出成形し、マンドレルを有する押出ダイと、押出ダイの出口に接合されたサイジングダイとからなる合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置において、
上記サイジングダイは中空押出材外面を冷却すると共に成形する外面サイジングダイと、マンドレルに接合され中空押出材中空内面を冷却すると共に成形する内面サイジングダイとからなり、
上記外面サイジングダイは液体冷却媒体及び/又は気体冷却媒体で冷却され、
上記内面サイジングダイは液体冷却媒体及び/又は気体冷却媒体で冷却されると共に、上記外面サイジングダイより長く形成して該外面サイジングダイから突出して形成される突出部を有し、
上記気体冷却媒体をマンドレル支持部から導入し、内面サイジングダイの先端部から放出し、上記異形材中空内面を冷却し、
上記内面サイジングダイ及び/又は外面サイジングダイ表面の出口近傍に中空押出材押出方向と平行に内外面サイジングダイと中空押出材中空内面の非接触部として複数の凹状溝を設けると共に、該凹状溝の幅をサイジングダイ出口方向へ行くに従い広げ、中空押出材中空内面とサイジングダイの摩擦抵抗を低減することを特徴とする。
【0015】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の押出成形ダイ装置において、上記中空押出材の中空内面にビスホールやL字状の所定形状の内面リブを形成することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係るの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図9は本発明に係る合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置の実施の形態を示すものである。
【0026】
本例では、合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置は、図7に示すように、押出機100の樹脂押出口101に取り付けられている。この例では押出機100は単軸であり、図中102はスクリューであり、このスクリュー102はギヤ減速機103を介して図示していないモータによって駆動され、バレル104内で回転する。この回転するスクリュー102により、ホッパ106から投入された有機繊維質微細粒子、無機質充填材、熱可塑性合成樹脂からなる材料樹脂のペレットが混練されながらスクリューの前方へ押し出される。
【0027】
バレル104の外面にはバンドヒータ105が設けられており、このバンドヒータ105により加熱された材料樹脂がスクリュー102の溝に沿って前方に輸送されながら漸次溶解混練される。そしてダイゲート10及びアダプタ20を経て、このアダプタ20の先に接続された押出成形ダイ装置1から押し出され成形される。
【0028】
本例では、材料樹脂は、例えば熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを25W%、有機繊維質微細粒子として籾殻を60W%、無機質充填材として炭酸カルシウムを15W%含有するものとしている。
【0029】
そして本例に係る押出形成ダイ装置1は、図8に示すように、押出機100のアダプタ20に接続された押出ダイ2と、この押出ダイ2に接続されたサイジングダイ3とからなる。また、押出ダイ2は、押出機100側の第1ダイ30と、第1ダイに接続される第2ダイ40とからなり、それらの内部にはマンドレル35が配置されて構成される。
【0030】
本例では第1ダイ30は、内部に先細り形状の空間32が形成された外型31と、この空間32の先端側に配置されたマンドレル頭部33とからなり、外型31とマンドレル35を構成するマンドレル頭部33との間に樹脂通路34を形成してなる。また、第2ダイ40は、その内部に前記樹脂通路34に連通した先細り形状の空間42が開設された外型41と、この空間42の内部に配置されたマンドレル35を構成するマンドレル本体43とからなり外型41とマンドレル本体43との間に断面形状を環状とした樹脂通路44を形成してなる。
【0031】
また、本例では、サイジングダイ3は、この押出ダイの外側ダイに接続された外面サイジングダイ50と、この外面サイジングダイ50との間に樹脂冷却成形通路51を形成して、前記マンドレル本体43に接続されて配置される内面サイジングダイ60とからなる。内面サイジングダイ60は、外面サイジングダイ50の内部に配置される基部61と外面サイジングダイ50から突出して形成される突出部62とからなり、外面サイジングダイ50と内面サイジングダイ60の間には樹脂成形冷却用の通路51が形成されている。尚、図中符号70は押出ダイ2とサイジングダイ3とを接続する断熱層を示している。
【0032】
そして、本例では押出ダイ2で溶融賦形された原料樹脂は、押出ダイ2の樹脂通路44の出口に配置された外面サイジングダイ50及び内面サイジングダイ60で、内面および外両の両面から冷却固化される。
【0033】
本例では、成形する押出材80は図1及び図2に示すように、その断面において3つの中空部81,82,83を備え、その輪郭を押出ダイ2の外型41及び外面サイジングダイ50で成形し、前記3つの中空部81,82,83をその内部に配置されるマンドレル本体43a,43b,43c及び内面サイジングダイ60a,60b,60cで成形するものとしている。
【0034】
そして、本例ではサイジングダイ3はその内部に導管を配置して、この導管に冷却媒体を流通させることにより冷却するものとしている。この例では外面サイジングダイ50には液体冷却媒体を導入し、内面サイジングダイ60内には気体冷却媒体を導入して両サイジングダイ50,60を冷却するものとしている。
【0035】
即ち、外面サイジングダイ50には、図2に示すように、複数本、例えば4本の液体冷媒用の導管54を、それぞれ2本ずつの導管54が上記樹脂通路44を上下に挟むように設け、この導管に液体冷媒である冷水を導通するものとしている
【0036】
また、内面サイジングダイ60は、図3に示すように、マンドレル支持部47から導管46を延設し、導管46内に気体冷却媒体を導通させる。内面サイジングダイ60には、マンドレル本体43内部に設けた断熱層53で断熱された気体通路49内を経て気体通路52を延設し、この気体通路49,52内に気体冷却媒体である空気を導通して、内面サイジングダイ60を冷却する。
【0037】
また、本例では、内面サイジングダイ60の突出部62の先端には外側に向け、気体放出用の孔部64を開設して、空気を放出するものとしている。したがって、本例では、気体冷却媒体である空気は、内面サイジングダイ60の先端部から放出され、押出材の中空内面に当たり、押出材の中空内面を直接冷却する。
【0038】
また、内面サイジングダイ60に、図4に示すように、マンドレル本体43内部に設けた空洞部48内を経て導管46を延設し、この導管46内に液体冷却媒体である冷水を導通して、内面サイジングダイ60の内部に設けた空間63内に導き内面サイジングダイ60を冷却するものとしてもよい。本例では、液体冷却媒体は、マンドレル支持部47に配置された導入導管46aから内面サイジングダイ60の内部に設けた空間63内に導入され、内面サイジングダイ60を冷却した後、マンドレル支持部47の排出導管46bからダイ装置系外に排出される。尚本例では、導管46はマンドレル本体43に接触しないため、またマンドレル本体43と内面サイジングダイ60との間に断熱材71を配置するようにしているため、マンドレル本体43は液体冷却媒体ではほとんど冷却されない。
【0039】
図5は、本発明のさらに他の実施の形態に係る押出成形ダイ装置の内面サイジングダイを示すものである。本例は、内面サイジングダイ先端に押出材押出方向と平行に複数の凹部65を設け、内面サイジングダイ60と押出材中空内面とが接触しないようにしている。これにより、押出材中空内面と内面サイジングダイ60の摩擦抵抗を軽減するようにしている。本例では、前記凹部65の幅を押出方向に向けて広くすることにより、中空押出材中空内面と内面サイジングダイの摩擦抵抗の値を調整することができ、押出性を良好なものとすることができる。
【0040】
なお、上述した液体冷却媒体としては、冷水の他、温水、温度制御冷媒等を使用でき、気体冷却媒体としては空気の他、窒素、不活性ガス等を使用できる。
【0041】
また、押出ダイのサイズは、押出機で混練、溶融した材料樹脂を目的の中空異形形状に賦形できればよく、特に限定されるものではない。
【0042】
さらに、外面サイジングダイ50の長さは、10〜200mm、液体冷却媒体を用いた内面サイジングダイ長さは、10〜200mm、気体冷却媒体を用いた内面サイジングダイ長さは、50〜300mmが適当である。
【0043】
外面サイジングダイの長さ及び液体冷却媒体を用いた内面サイジングダイの長さが、10mmより短いと冷却不足で成形が困難であり、200mmより長いと成形抵抗が大で押出設備への負荷が大きくなる。上記液体冷却媒体を用いた内面サイジングダイ長さが、50mmより短いと冷却不足で成形が困難であり、300mmより長いと成形抵抗が大きくなり押出設備への負荷が大きくなる。
【0044】
また、上記各例では、外面サイジングダイの冷却は、液体冷却媒体で行なうものとして説明したが、外面サイジングダイを気体冷却媒体のみ、又は液体冷却媒体及び気体冷却媒体の両方の冷却媒体で冷却するようにしてもよい。さらに、上記各例では、内面サイジングダイの冷却は、液体冷却媒体又は気体冷却媒体のいずれかで行なう例を説明したが、内面サイジングダイを液体冷却媒体及び気体冷却媒体の両方の冷却媒体で冷却するようにしてもよい。
【0045】
またさらに、上記各例では押出材の中空内面にはリブを形成していない例を説明したが、図6(1)、(2)、(3)に示すように、マンドレル及び内面サイジングダイに所望のリブ形状の型部66,67,68,69を形成しておけば、押出材の中空内面にビスホール(図6(1))やL字状の内面リブ(図6(2)、(3))等の所定形状のリブを形成することができる。
【0046】
以上説明したように、中空押出材の中空内面を内面サイジングダイで直接冷却をすることにより、中空内面の複雑な異形形状を有する中空押出材を高速且つ高精度で押出することができる。
【0047】
【実施例】
以下、本発明に係る合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置の実施例を説明する。
【0048】
本例では、外面サイジングダイを水冷とし、内面サイジングダイを空冷としたた押出成形ダイ装置を使用して押し出しを行なった。押出材の断面形状は、図1及び図2に示したものと同様に、3つの中空部を備えたものである。また、試験体として有機繊維質微細粒子を含有する2種類の熱可塑性合成樹脂を用い、表1に示すような温度条件となるように加熱をおこない押出を行なった。
試料▲1▼木粉55%、ポリプロピレン45%、
試料▲2▼籾殻60%、ポリプロピレン25%、無機物15%
【0049】
【表1】
なお、表1中D2は上述した第2ダイ、D1は上述した第1ダイ、ADはアダプタを表している。またC1〜C4は押出機内部(図7に、それぞれの個所を示している)の温度を示している。
【0050】
本例での押し出し条件は以下のとおりであり、各例とも、サイジングダイ内に冷水を循環させることによりサイジングダイの前方温度は30〜60℃となり、押出材は良好に押し出せた。
押出機条件 直径65mm単軸押出機
ダイ寸法 120(縦)×200(横)×250(長さ)mm
外面サイジングダイ長 40mm
内面サイジングダイ長 80mm
内面サイジングダイ温度条件 空気注入
【0051】
【発明の効果】
本発明に係る合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置によれは、サイジングダイの内面サイジングダイで中空押出材を内面からの直接冷却することができて、特に中空部内面の複雑な異形形状及び内面リブを高速且つ高精度で押出することができ、従来、中空部内面の複雑な異形形状及び内面リブを高精度に成形することが困難であったが、内面サイジングダイを外面サイジングダイより長くして外面サイジングダイから突出した突出部を有する構造とすることによって、内面リブ形状の高精度化を可能とした。
更に本発明では、内外面サイジングダイと中空押出材中空内面の非接触部として複数の凹状溝を設け、該凹状溝の幅をサイジングダイ出口方向へ行くに従い広げ、中空押出材中空内面とサイジングダイの摩擦抵抗を低減することとしたため、押出性を一層良好なものとすることができる。
【0052】
また、本発明に係る合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置によれば押出材内外両面を直接冷却することができるので、冷却効率が良く、サイジングダイの小型化が図れる。特に押出材内面に直接気体冷却媒体を吹き付けて冷却する場合には冷却効率が良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置の例を示す斜視図である
【図2】図1に示した合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置の外面サイジングダイの液体冷却媒体の導管の配置状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示した合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置の内面サイジングダイの気体冷却媒体の導管の配置状態を示す平面図である。
【図4】図1に示した合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置の内面サイジングダイの液体冷却媒体の導管の配置状態を示す平面図である。
【図5】合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置の内面サイジングダイの気体冷却媒体の導管の他の配置状態を示す平面図である。
【図6】(1)、(2)、(3)は本発明に係る合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置によって製造される合成樹脂中空押出材に形成される内面リブを形成する押出成形ダイ装置を示す部分拡大図である。
【図7】本発明に係る合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置が使用される押出機の一部断面を示す正面図である。
【図8】本発明が適用される押出成形ダイ装置の合成樹脂の成形通路を装置の全体構成と共に示す平面図である。
【符号の説明】
1 押出成形ダイ装置
2 押出ダイ
3 サイジングダイ
10 ダイゲート
11 プレート
20 アダプタ
30 第1ダイ
31 外型
32 空間
33 マンドレル頭部
34 樹脂通路
35 マンドレル
40 第2ダイ
41 外型
42 空間
43 マンドレル本体
44 樹脂通路
46 導管
46a 導入導管
46b 排出導管
47 マンドレル支持部
48 空洞部
49 気体通路
50 外面サイジングダイ
51 通路
52 気体通路
53 断熱層
54 導管
60 内面サイジングダイ
61 基部
62 突出部
63 空間
64 孔部
65 凹部
66、67,68,69 型部
70 断熱層
71 断熱材
80 押出材
81,82,83 中空部
100 押出機
101 樹脂押出口
102 スクリュー
103 ギヤ減速機
104 バレル
105 バンドヒータ
106 ホッパ
Claims (2)
- 有機繊維質微細粒子と無機質充填材を含有する熱可塑性合成樹脂を中空押出材として押出成形し、マンドレルを有する押出ダイと、押出ダイの出口に接合されたサイジングダイとからなる合成樹脂中空押出材の押出成形ダイ装置において、
上記サイジングダイは中空押出材外面を冷却すると共に成形する外面サイジングダイと、マンドレルに接合され中空押出材中空内面を冷却すると共に成形する内面サイジングダイとからなり、
上記外面サイジングダイは液体冷却媒体及び/又は気体冷却媒体で冷却され、
上記内面サイジングダイは液体冷却媒体及び/又は気体冷却媒体で冷却されると共に、上記外面サイジングダイより長く形成して該外面サイジングダイから突出して形成される突出部を有し、
上記気体冷却媒体をマンドレル支持部から導入し、内面サイジングダイの先端部から放出し、上記異形材中空内面を冷却し、
上記内面サイジングダイ及び/又は外面サイジングダイ表面の出口近傍に中空押出材押出方向と平行に内外面サイジングダイと中空押出材中空内面の非接触部として複数の凹状溝を設けると共に、該凹状溝の幅をサイジングダイ出口方向へ行くに従い広げ、中空押出材中空内面とサイジングダイの摩擦抵抗を低減することを特徴とする押出成形ダイ装置。 - 上記中空押出材の中空内面にビスホールやL字状の所定形状の内面リブを形成することを特徴とする請求項1に記載の押出成形ダイ装置。
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