JP3267481B2 - 圧延用ワークロールの研削装置 - Google Patents

圧延用ワークロールの研削装置

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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延用ワークロー
ルのオンラインでの研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱間圧延機などに用いられる圧延
用のワークロールは研削装置を用いてオンラインで手入
れがなされるのが一般的であり、例えば実開平4− 232
46号公報に開示されているような研削装置が用いられ
る。この実開平4− 23246号の内容は、図4(a) ,(b)
に示すように、所定の幅の砥石25aを複数枚重ねてワー
クロールRの幅とほぼ同程度の幅とした中実直方体の研
磨材25と、この研磨材25をボルト24a、ナット24bで保
持する研磨材保持ボックス24を支持するアーム23と、こ
のアーム23を基台21上で固定する案内ブロック22と、こ
の案内ブロック22を介して前記研磨材25を、回転してい
る一対のワークロールR間へ押し付ける流体圧シリンダ
26と、前記案内ブロック22を押し付け方向に対して斜め
方向へ案内する基台21上に敷設される案内レール21aと
から構成したことを特徴とするものである。
【0003】なお、上記の研磨材25の材質は幅方向にお
いて全部同一なものが使用されるのが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワークロー
ルRで幅狭の圧延材を圧延すると、その中央部のみが磨
耗して、凹状のロールプロフィールが生じることにな
る。すなわち、通常、ワークロールRは圧延材の通過部
分が磨耗しやすく、例えば、最大幅が1800mmで最小幅が
700mmの圧延材を圧延した場合、その平均幅1000mm近傍
が特に磨耗が激しいため、図5に示すような凹状のロー
ルプロフィールになる。
【0005】そこで、上記の研削装置を用いてその磨耗
した凹部を研削すべく研磨材25を押し当てると、図6に
示すように、研磨材25の両端部が接触して、その凹部に
隙間gが生じて研削不能になるという問題がある。その
場合、研磨材25に柔らかく磨耗しやすい材質の砥石を用
いようとすると、両端部が磨耗して短時間でロールプロ
フィールになじむという利点があるが、肝心の中央部の
研削能力が激減する。また、硬い材質の砥石の場合はロ
ールプロフィールになじむのに長時間を要する欠点があ
る。
【0006】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解決した圧延用ワークロールの研削装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧延に用いら
れるワークロール表面の磨耗部分を含むロール全長にわ
たって押し付けられて研削手入れする複数の分割砥石か
らなる研磨材を備えた圧延用ワークロールの研削装置に
おいて、前記磨耗部分に対応する研削位置には耐磨耗性
にすぐれたヌープ硬度2190以上の分割砥石を配置し、前
記磨耗部分以外の部分に対応する研削位置には磨耗しや
すいヌープ硬度2050以下の分割砥石を配置することを特
徴とする圧延用ワークロールの研削装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を参照して詳しく説明する。図1は本発明の研削装
置に係る実施例を示す平面図であり、図2はそのA−A
矢視側断面図である。これら図において、1は所定の幅
に分割されてロールRの長さとほぼ同じ長さとされる研
磨材で、ボルト2aとナット2bとでサドル固定プレー
ト2cに固定される。3は研磨材1を保持する保持装置
で、下端に車輪4が取り付けられて、固定部5に固定さ
れた支持フレーム6の下部に取り付けられたガイドレー
ル7上を移動自在とされる。8は保持装置3を前後進自
在とする流体圧シリンダである。
【0009】研磨材1は、ワークロールRの磨耗部の幅
に相当する中央部に配置される硬い耐磨耗性のある分割
砥石1aと、その両端に配置される柔らかく磨耗しやす
い分割砥石1bとで構成される。硬い分割砥石1aとし
ては、例えば、ヌープ硬度;2190、砥粒の靱性がフライ
アビリティ;26、タフネス値;61であり、砥粒結合度;
Iとされるものが適しており、一方、柔らかい分割砥石
1bには、例えば、ヌープ硬度;2050、砥粒の靱性がフ
ライアビリティ;38、タフネス値;61、砥粒結合度;J
のものが適している。なお、これら分割砥石1a,1b
はそれぞれ幅100 mmのブロック構造にし、各箇所の材質
を任意に変更することができる。
【0010】このような本発明の研削装置を用いて中央
部が磨耗したワークロールRを研削するときは、流体圧
シリンダ8を作動して研磨材1の先端がワークロールR
の表面に接触するまで保持装置3を前進させる。そし
て、ワークロールRを矢示方向に回転させて、その表面
に研磨材1を押し当てながら切削を開始する。そうする
と、まず、磨耗していない両端部に柔らかく磨耗しやす
い分割砥石1bが接触する。そして、砥石側が順次磨耗
してすみやかになじんでいき、やがて、図3に示すよう
に、硬い耐磨耗性のある分割砥石1aが磨耗している中
央部分の凹部に接触して研削を始める。
【0011】このようにして、磨耗部分がほぼフラット
に研削された状態で研削動作を終了し、流体圧シリンダ
8を反ロール側に作動して保持装置3を後退させて、待
機位置に停止する。
【0012】
【実施例】本発明の切削装置を用いて、ロール径; 700
mmφでロール長さ;1800mmLワークロールRの切削を行
った。このとき用いた分割砥石1a,1bは、いずれも
幅100 mmのブロック構造で、硬い耐磨耗性のある分割砥
石1aを中央部に11枚配置し、柔らかく磨耗しやすい分
割砥石1bをその両端に2枚ずつ配置した。
【0013】このワークロールRのロールプロフィール
は3日間の使用で中央に65μm の段差があったが、ロー
ルプロフィールになじむまでの研磨時間は15分であっ
た。なお、従来の砥石では2時間を要していたから、そ
の切削時間は約1/8に短縮することができた。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークロールの磨耗の激しい中央部分に硬い耐磨耗性の
ある砥石を、また磨耗の少ない両端部には柔らかく磨耗
しやすい砥石をそれぞれ取り付けるようにしたので、常
にロールプロフィールになじみやすくなり、これによっ
て、ロール中央部の肌荒れ部の研削を迅速に行うことが
可能になり、研削能率の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研削装置に係る実施例を示す平面図で
ある。
【図2】図1のA−A矢視側断面図である。
【図3】本発明の作用の説明図である。
【図4】従来例を示す(a) 平面図、(b) I−I矢視断面
図である。
【図5】従来のロールプロフィールを示す正面図であ
る。
【図6】従来のロールプロフィールの研削の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 研磨材 1a 硬い耐磨耗性のある分割砥石 1b 柔らかく磨耗しやすい分割砥石 3 保持装置 4 車輪 5 固定部 6 支持フレーム 7 ガイドレール 8 流体圧シリンダ R ワークロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−38667(JP,A) 特開 昭55−144952(JP,A) 特開 平5−154517(JP,A) 特開 平5−138218(JP,A) 特開 昭63−160709(JP,A) 特開 昭61−74716(JP,A) 特開 昭61−67513(JP,A) 実開 昭53−72887(JP,U) 実開 平4−23246(JP,U) 実開 昭63−90504(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 28/02 B24B 5/37 B21B 28/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延に用いられるワークロール表面の磨
    耗部分を含むロール全長にわたって押し付けられて研削
    手入れする複数の分割砥石からなる研磨材を備えた圧延
    用ワークロールの研削装置において、 前記磨耗部分に対応する研削位置には耐磨耗性にすぐれ
    ヌープ硬度2190以上の分割砥石を配置し、前記磨耗部
    分以外の部分に対応する研削位置には磨耗しやすいヌー
    プ硬度2050以下の分割砥石を配置することを特徴とする
    圧延用ワークロールの研削装置。
JP27103995A 1995-10-19 1995-10-19 圧延用ワークロールの研削装置 Expired - Fee Related JP3267481B2 (ja)

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