JP3120048B2 - 樹脂フィルムラミネートロールの研磨方法 - Google Patents

樹脂フィルムラミネートロールの研磨方法

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JP3120048B2
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roll
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laminating
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明方法は樹脂フィルムラ
ミネートロールの研磨方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】缶用鋼板として、例えばクロムめっき鋼
板(帯)表面に15〜25μm厚の樹脂フィルム(ホリ
エステル樹脂フィルム等)を熱圧着によりラミネートす
ることが行われている。このように樹脂フィルムを鋼板
表面にラミネートするに際しては、樹脂フィルムを鋼板
表面に均一にラミネートすることから、一般に金属ロー
ル表面にゴムを被覆したラミネートロールで樹脂フィル
ムを熱圧着するものである。このように樹脂フィルムを
鋼板表面にラミネートすると、ラミネートロール表面の
ゴムが摩耗して表面形状が不均一になると、新たなラミ
ネートロールと取り替え、摩耗したラミネートロールの
表面(ゴム表面)を砥石により研磨して均一表面に加工
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとく、砥石に
よってラミネートロールの表面(ゴム表面)を研磨する
と、送り目、スクラッチ等が発生するし易い。このよう
なことからラミネートロールの表面(ゴム表面)を均一
に研磨加工するには、高度な熟練を必要とし、また研磨
に長時間を要し、ロール加工の生産性が低下している等
の課題がある。本発明方法は、このような課題を有利に
解決するためなされたものであり、スクラッチ等が発生
しない樹脂フィルムのラミネートに好適な微細粗度表面
に迅速に研磨加工する方法を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明方法の特徴とする
ところは、ラミネートロールに被覆してあるフッ素ゴム
表面に形成された粗大凹凸部を砥石により研磨除去し、
次いで、砥粒粗度30μmRa超〜60μmRaのベル
トサンダーによる粗研磨を行なった後、砥粒粗度0.5
〜30μmRaのベルトサンダーによる前記粗研磨時よ
り小さなベルト押付圧で、前記粗研磨より少ない研磨量
の仕上研磨を行なって、粗度0.9μmRa以下のロー
ル表面に研磨加工することを特徴とする樹脂フィルムラ
ミネートロールの研磨方法ある。
【0005】
【発明の実施の形態】上記のごとく、砥石によりラミネ
ートロールに被覆してあるフッ素ゴム表面に形成された
粗大凹凸部の研磨としては、例えば樹脂フィルムをラミ
ネートロールで鋼板(帯)表面に熱圧着するとき、ラミ
ネートロールの鋼帯巾方向両端部との接触部に切り欠き
溝が発生して段差ができる。また、ライン内で鋼帯両端
部が部分的に破れ、この破れ部分に接触してラミネート
ロール表面に切り欠き溝が発生する粗大凹凸部を研磨除
去するものである。次いで、砥粒をベルトに付着したベ
ルトサンダーで研磨して、樹脂フィルムの鋼板へのラミ
ネートに好適な表面粗度、即ち0.9μmRa以下に仕
上研磨(加工)する。0.9μmRa超であると、樹脂
フィルムの鋼板への均一ラミネートが困難になることが
あり好ましくない。また、ラミネートロール表面がフラ
ットに近づく程、樹脂フィルムの鋼板へのラミネート効
果は向上することから表面粗度としての下限はない。こ
のようにラミネートに好適な表面粗度に仕上研磨するベ
ルトサンダーの砥粒粗度としては、0.5〜30μmR
aで、回転するラミネートロール表面に押し付けること
によって、確実に樹脂フィルムのラミネートに好適な表
面粗度に研磨加工することができる。
【0006】このように砥石により粗大凹凸部を研磨
後、仕上研磨すると、仕上研磨時間が若干長くなること
から一層迅速にラミネートロールの研磨加工を施す場合
は、上記のごとく砥石による研磨後、粗研磨として砥粒
面粗度30μmRa超〜60μmRaのベルトサンダー
によって研磨し、次いで上記のごとき仕上研磨を施すこ
とによって、短時間で樹脂フィルムのラミネートに好適
な表面粗度に研磨加工することができる。なお、このよ
うな2段階にわたるベルトサンダーによる研磨加工は、
表1および表2に記載があるように、粗研磨時に比べて
仕上研磨の方が、小さなベルト押付圧で、且つ、少ない
研磨量とすることを必須とする。
【0007】次に、本発明方法の実施するための装置例
を挙げる。図1及び図2において、ラミネートロール1
を架台2に載置して回転装置3により、ラミネートロー
ル1を回転可能に構成する。一方、砥石4及びベルトサ
ンダー5からなる研磨装置6をラミネートロール1軸方
向(長手方向)へ移動自在に設置する。しかして、ラミ
ネートロール1に被覆してあるフッ素ゴム7の表面を研
磨するに際しては、回転装置3によりラミネートロール
1を回転し、次いで研磨装置6の砥石4をラミネートロ
ール1表面に押し付けつつ、ラミネートロール1軸方向
へ反復移動させてラミネートロール1の粗大凹凸部を研
磨した後、研磨装置6のベルトサンダー5を流体圧シリ
ンダー8によってバックアップロール9を介してラミネ
ートロール1表面に押し付け、一定研磨後ベルトサンダ
ー5のラミネートロール1押し付け部位の砥粒が摩耗す
ると、捲取機10により巻戻機11から一定量捲取りベ
ルトサンダー5の新たな砥粒面をラミネートロール1押
し付け部位へ位置させるとともに、研磨装置6をラミネ
ートロール1軸方向へ移動しつつ、仕上研磨を施すもの
である。
【0008】また、砥石4研磨に次いでベルトサンダー
5による粗研磨を施す場合は、砥粒面粗度30超〜60
μmRaのベルトサンダー5によってラミネートロール
1表面を研磨後、ベルトサンダー5を砥粒面粗度0.5
〜30μmRaのベルトサンダー5と取り替えて仕上研
磨を施すものである。
【0009】
【実施例】次に、本発明方法の実施例を比較例とともに
挙げる。
【表1】
【0010】
【表2】(表1のつづき)
【0011】注1:粗研磨及び仕上研磨は、ベルトサン
ダーで研磨した。 注2:ラミネートロール表面被覆ゴムは、フッ素ゴム
(硬度:HS75±5°)を使用。 注3:各移動速度は、ラミネートロール軸方向への研磨
反復移動速度。 注4:比較例の仕上ロール表面粗度は、砥石による仕上
ロール表面粗度。 注5:研磨時間は、ロール表面粗度に研磨加工に要した
時間で、砥石研磨と粗研磨と仕上研磨のトータル時間。
比較例は、砥石研磨の時間。
【0012】
【発明の効果】本発明方法によれば、表面にフッ素ゴム
を被覆してあるラミネートロール表面を樹脂フィルムの
ラミネートに好適なロール表面に迅速に研磨加工するこ
とができ、しかも熟練をようすることなく機械的に研磨
することができる。また、迅速に研磨加工することがで
きるので、ラミネートロールのストック量を軽減してコ
ストを低下させることができる。更に、ラミネートロー
ルの研磨加工の生産性を向上することができる等の優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための装置例を示す平面
図である。
【図2】本発明方法を実施するための研磨装置のベルト
サンダーを示す側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 5/37 B24B 21/00 B29C 63/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラミネートロールに被覆してあるフッ素
    ゴム表面に形成された粗大凹凸部を砥石により研磨除去
    し、次いで、砥粒粗度30μmRa超〜60μmRaの
    ベルトサンダーによる粗研磨を行なった後、砥粒粗度
    0.5〜30μmRaのベルトサンダーによる前記粗研
    磨時より小さなベルト押付圧で、前記粗研磨より少ない
    研磨量の仕上研磨を行なって、粗度0.9μmRa以下
    のロール表面に研磨加工することを特徴とする樹脂フィ
    ルムラミネートロールの研磨方法。
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KR102375422B1 (ko) * 2020-08-31 2022-03-17 정연성 롤형 공작물의 연마장치

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