JP3266630B2 - 金属ガスケットの製造方法 - Google Patents

金属ガスケットの製造方法

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JP3266630B2 JP29247191A JP29247191A JP3266630B2 JP 3266630 B2 JP3266630 B2 JP 3266630B2 JP 29247191 A JP29247191 A JP 29247191A JP 29247191 A JP29247191 A JP 29247191A JP 3266630 B2 JP3266630 B2 JP 3266630B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属ガスケットの製造方
法に関し、特に、金属製の基板に流体孔を穿設し、該流
体孔回りに金属環を溶接する、内燃機関のシリンダヘッ
ドガスケット等として好適な金属ガスケットの製造方法
に係る。
【0002】
【従来の技術】圧力流体に対し接合面からの漏洩を防止
するため接合部材間にガスケットが介装されることはよ
く知られており、例えば内燃機関のシリンダヘッドとシ
リンダブロックとの間にはシリンダヘッドガスケットが
介装されている。この種のガスケットに関し、近時は金
属製の板材から成る金属ガスケットが注目されている。
例えば、金属製の基板に燃焼ガス等の圧力流体が通過す
る流体孔を穿設し、この流体孔の周囲にビードを形成し
て接合部材に対し高い面圧を確保し得るようにしたもの
が知られている。
【0003】そして、例えば実開昭59−188955
号公報に開示されているように、上記金属ガスケットに
対し、ビードが締付力によって塑性変形しシール性が低
下することを回避すべく、ビードの凸設高さより薄い板
から成る面圧調整板をビード以外の部分に設けたものが
提案されている。同様の目的で、ビードの孔側の板面に
厚肉部を形成したものも種々提案されている。この厚肉
部に関しては、例えば実開昭61−14748号公報に
はメッキにより厚肉部を形成したものが開示され、実開
平2−6855号公報には副板を接着もしくは溶着して
厚肉部としたもの、あるいは特開昭64−35057号
公報には溶射によって形成したストッパ(厚肉部に相
当)に対し樹脂等の充填剤を含浸させシール機能を確保
するようにしたものが開示されている。
【0004】また、特開昭62−155375号公報に
は、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間の面圧分
布に関し、締結用ボルトの締結部位に比べ、これから離
間した位置での面圧が低いことに鑑み、ボルト締結部位
から離間するに従いビードのばね定数を大とすると共
に、厚さが漸増する補償部を設けることが提案されてい
る。
【0005】上記の問題に対し、特開昭62−2247
72号公報には、被接合部材のボルト締付部位側から離
間するに従い押圧変形が漸次困難な状態に構成した素材
を被接合部材のデッキ面間に介設し、ボルト締付力によ
りデッキ面間隙に応じて素材を変形させてスペーサの形
状を設定する技術が提案されている。そして、この素材
として、ボルト締付部位側から離間するに従い、幅が漸
次大きく形成された素材、高さが漸次大きく形成された
素材、密度が漸次大に変化した素材、硬度が漸次大に変
化した素材、及び材質が漸次変化する素材が列挙されて
いる。更に、上記特開昭62−224772号公報に
は、隣接する燃焼室用孔間において最大高さとし、ボル
ト用孔近傍において最大高さの略半分の高さとする素材
も開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記面圧調整板、厚肉
部、補償部、素材等のスペーサとしては、ビードが圧縮
変形してシール部材として機能し得るように調整すると
共に、自らシール部材として機能し得るようにシール性
を有する材質とすることが望ましく、組付性、厚さの管
理、コスト等を考慮すると、金属環を基板の流体孔の周
縁部に接合することが望ましい。
【0007】この金属環を基板に接合する手段としては
溶接が好適であるが、良好なシール性を確保すべく金属
環の全周に亘って溶接すると、溶接部に凹凸が形成さ
れ、また全体として溶接歪が生じ屈曲した形状となる。
このため、溶接部に当接する接合部材もしくは他の基板
の表面が損なわれシール性が低下するおそれがあり、ま
た金属ガスケットを接合部材間の所定位置へ装着するこ
とが困難となる。
【0008】更に、前述の特開昭62−224772号
公報等に記載のように、隣接する燃焼室用孔間と締結部
との面圧分布の差、あるいは締結部と締結部間との面圧
分布の差を補償するためには、上記金属環に対してもそ
の厚さを周方向で変化させる必要がある。確かに金属環
によってもある程度の面圧分布の差を補償し得るが、所
定の面圧を確保し得るように金属環の厚さを調整するこ
とは容易ではない。例えば、金属環単体の厚さを鍛造に
よって周方向で変化させる場合、もともと金属環は薄板
であるので大きな変化量は望めない。また、周方向で厚
さが異なるように形成された金属環を基板上に配置する
と、両者間に隙間が生ずるので溶接不良を惹起する可能
性が大となる。しかも、鍛造によって金属環が伸び、径
及び/又は幅が変化するので、金属環を基板上の適正位
置に溶接することは至難であり、接合位置のずれを生ず
る可能性が大となる。
【0009】逆に、基板の厚さを鍛造によって予め周方
向で異なるように形成しておき、これに金属環を溶接す
ることとしてもよいが、上記の場合と同様、溶接不良や
接合位置のずれを生ずる可能性が大である。また、上記
特開昭62−224772号公報にはスペーサとして種
々の素材が提案されており、高さが漸次大きくなるよう
に形成する素材として、ニッケル等を溶射によって基板
に付着することも提案されている。然し乍ら、金属溶射
のみによって上記のスペーサを構成する場合には、上記
の金属環を用いる場合に比し製造コストが高くなり、耐
熱性も劣る。更に、金属環の円周上の所定箇所に金属溶
射を行って増圧部を形成することも可能である。しか
し、内燃機関の振動等によって溶射層が金属環から剥離
するおそれがあるので、十分な接合力が得られるように
溶射する必要があり必ずしも容易ではない。
【0010】そこで、本発明は金属製の基板の流体孔周
縁部に金属環を溶接する金属ガスケットの製造方法にお
いて、溶接後の金属環を以って流体孔回りに良好なシー
ル性を確保し得る金属ガスケットを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、金属製の基板に圧力流体が通過する流体
孔を穿設し、該流体孔の周縁部に金属環を配置し、該金
属環を前記基板に溶接する金属ガスケットの製造方法に
おいて、前記金属環を前記基板に溶接した後、前記金属
環及び基板をプレス装置によって圧縮し、前記流体孔回
りの前記金属環及び基板の厚さを縮小して所定の値とす
ることとしたものである。
【0012】また、本発明は、金属製の基板に圧力流体
が通過する流体孔を穿設すると共に、該流体孔回りにボ
ルト孔を穿設し、前記流体孔の周縁部に金属環を配置
し、該金属環を前記基板に溶接する金属ガスケットの製
造方法において、前記金属環を前記基板に溶接した後、
前記金属環及び基板の前記流体孔回りで前記ボルト孔近
傍の所定範囲をプレス装置によって圧縮し、前記金属環
及び基板の厚さを前記ボルト孔近傍で薄くすることとし
てもよい。
【0013】あるいは、本発明は、金属製の基板に圧力
流体が通過する複数の流体孔を一列に穿設すると共に、
該複数の流体孔回りに複数のボルト孔を穿設し、前記複
数の流体孔の各々の周縁部に金属環を配置し、該金属環
を前記基板に溶接する金属ガスケットの製造方法におい
て、前記金属環を前記基板に溶接した後、前記金属環及
び基板の前記流体孔回りで前記ボルト孔近傍及び前記複
数の流体孔の長手方向両端に位置する前後部分の所定範
囲をプレス装置によって圧縮し、前記金属環及び基板の
厚さを前記ボルト孔近傍及び前記前後部分で薄くするこ
ととしてもよい。
【0014】
【作用】本発明の金属ガスケットの製造方法において
は、先ず金属製の基板に流体孔が穿設され、次に流体孔
の周縁部に金属環が配置される。そして金属環が基板に
溶接される。この後、金属環及び基板の両者が、プレス
装置によって圧縮され、流体孔回りの金属環及び基板の
厚さが縮小されて所定の値となるように形成される。例
えば、その厚さがボルト孔近傍で薄くなるように形成さ
れる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の金属ガスケットの製造方法の
一実施例を図面を参照して説明する。尚、本発明の対象
とする金属ガスケットとしては、例えば多気筒内燃機関
のシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介装され
るシリンダヘッドガスケットが好適である。
【0016】先ず、弾性金属板、例えばステンレス鋼板
がプレス加工され、図1及び図2に示すように、基板1
0に複数の燃焼室孔11等が穿設されると共に、ビード
13が形成される。この基板10には同時に複数の冷却
水孔(図示せず)及び潤滑油孔(図示せず)が穿設さ
れ、燃焼室孔11の周囲には複数のボルト孔12が穿設
され、シリンダヘッドガスケットの素材が形成される。
【0017】燃焼室孔11は気筒数に対応する数(例え
ば直列四気筒の内燃機関用として四個)の孔が直線上に
並設される。ボルト孔12は各燃焼室孔11の周囲に略
均等な間隔で例えば計十個形成される。
【0018】次に、ビード13から燃焼室孔11に至る
までの基板10のビード13の凸部側の平坦面に、真円
の金属環、所謂シムリング14が配置される。このシム
リング14はビード13の凸部より薄い例えばステンレ
ス鋼板が別途プレス加工により環状に打ち抜かれたもの
で、例えばパルス駆動のレーザ溶接機により全周に亘り
実質的に連続して基板10に溶接される。従って、環状
のシムリング14の全周に連続した溶接部15(図3で
は省略)が形成される。
【0019】そして、シムリング14及び基板10が例
えば鍛造によって圧縮され、図1中に破線で示す圧縮前
の外形に比し、シムリング14及び基板10の厚さが所
定の値(T+t)に縮小される。これにより、溶接部1
5の表面及びこれとシムリング14との境界に形成され
た凹凸が消失し滑らかな平面となり、また圧縮によって
シムリング14の強度が増大されるので、耐疲労性が大
となる。
【0020】以上のようにして製造された金属ガスケッ
トが内燃機関に装着され締付力が加えられると、先ずビ
ード13の頂部が例えばシリンダブロック(図示せず)
の接合面に当接し、ビード13の高さはシムリング14
の厚さより大であるためビード13が変形する。そし
て、シリンダヘッド(図示せず)及びシリンダブロック
間が緊締され、シムリング14が圧縮されるに至ると、
ビード13の変形はそれ以上進むことなくその弾性復元
力を以ってシリンダブロックと密着することとなる。こ
のとき、シムリング14は圧縮によって表面が滑らかと
なると共に強度が増大されて耐疲労性が大となってい
る。従って、長時間の冷熱運転が繰り返される場合でも
へたりが防止でき、また耐熱性にも優れるので長期の使
用に耐え得る。
【0021】図3乃至図5は本発明の他の実施例に係る
金属ガスケットの製造方法によって製造する金属ガスケ
ットを示すものである。本実施例においては、シムリン
グ14が基板10に溶接された後、シムリング14及び
基板10の燃焼室孔11回りの所定範囲が圧縮される。
即ち、図5に示すように、シムリング14及び基板10
の、図5に点描で示したボルト孔12近傍部分が例えば
鍛造によって圧縮される。これにより、図5の点描部分
のA−A線断面を示す図3に明らかなように、基板10
の厚さTa及びシムリング14の厚さtaが何れも、図
5のB−B線断面図の図4に示す他の部分における基板
10の厚さTb及びシムリング14の厚さtbより薄く
形成され(Ta<Tb,ta<tb)、従って全体の厚
さがボルト孔12近傍で薄く形成される。尚、図3中の
二点鎖線は図4のシムリング14の外形を表している。
【0022】上記圧縮工程において、シムリング14及
び基板10の圧縮量はシムリング14単体の圧縮量に比
し約2倍となることが確認された。即ち、200トンの
プレス装置によって、厚さ0.12mmのシムリング1
4の単体と、同じ厚さのシムリング14を0.20mm
の基板10に溶接した接合体に関し、各々のシムリング
14回りの四箇所を圧縮したときの圧縮量を測定する
と、前者が0.01乃至0.02mmであったのに対
し、後者では0.03乃至0.04mmであった。そし
て、前者のシムリング14の単体を基板10に溶接した
ところ全数に溶接不良が見られた。
【0023】図3乃至図5に示す金属ガスケットにおい
て、基板10及びシムリング14は、締付力が大きいボ
ルト孔12近傍の所定範囲が圧縮され薄く形成されてい
るので、各燃焼室孔11回りに均一な面圧が確保され、
良好なシール性が得られる。しかも、シムリング14
は、ボルト孔12近傍の高面圧部の強度が圧縮によって
増大されているので、耐疲労性が大であり、長時間の冷
熱運転が繰り返される場合でもへたりが防止できる。
【0024】図6は本発明の金属ガスケットの製造方法
における圧縮工程の他の実施例を示すもので、説明を容
易にするためビード13及びシムリング14の幅を拡大
して示している。本実施例ではボルト孔12近傍の点描
部分Bのみならず、締付力が比較的大きい基板10の長
手方向の前後部分F,Rも圧縮され、基板10及びシム
リング14の全体の厚さが点描部分B以外の他の部分の
厚さより薄く形成されている。これにより燃焼室孔11
回りに均一な面圧が得られ、金属ガスケット全体として
安定したシール性が確保される。尚、前述の本発明の一
実施例のように各燃焼室孔11回りのシムリング14及
び基板10の全体を圧縮しておき、図6に示すボルト孔
12近傍部分B及び前後部分F,Rを更に圧縮し所定の
厚さに形成することとしてもよい。
【0025】上記金属ガスケットは単体でシリンダヘッ
ドとシリンダブロックとの間に介装することとしてもよ
いが、シムリング14を設けた基板10に対し、シムリ
ング14を具備しない同一形状の基板(図示せず)を、
各々のビードの頂部が対向するように配置してもよい。
【0026】また、図7に示すように、シムリング14
を溶接した中間基板30を第1の基板10a及び第2の
基板10bの間に介装し三層構造に形成してもよい。即
ち、第1及び第2の基板10a,10bは前述の基板1
0と同一材料で同一形状に形成され、夫々燃焼室孔11
a,11bを有し、各々のビード13a,13bの頂部
が対向するように配置される。上記中間基板30は、例
えば第1及び第2の基板10a,10bより軟質の圧延
鋼板(SPC)によって略平板状に形成され、第1及び
第2の基板10a,10bの燃焼室孔11a,11bに
重合する燃焼室孔31が穿設される。この中間基板30
の燃焼室孔31周縁部に段部32が形成され、その平坦
面にシムリング14が全周に亘って溶接される。そし
て、シムリング14及び中間基板30の燃焼室孔31回
りの所定範囲(例えば図6の点描部分に対応する範囲)
が圧縮され、両者の所定範囲部分の厚さが他の部分の厚
さより薄く形成される。
【0027】更に、図8に示すように、第1の基板10
a及び第2の基板10bの間に第1の中間基板30a及
び第2の中間基板30bを介装し四層構造に形成するこ
ともできる。第1及び第2の基板10a,10bは図5
と同様であり、第2の中間基板30bは図7の中間基板
30と同一材料で、略同一形状に形成される。第1の中
間基板30aはステンレス鋼板で略平板状に形成され、
燃焼室孔11a,11bに重合する燃焼室孔31aが穿
設される。第1の中間基板30aの燃焼室孔31a周縁
部に段部32aが形成され、この段部32aの平坦面に
シムリング14が溶接され、溶接後シムリング14及び
第2の中間基板30aの所定範囲(例えば図6の点描部
分に対応する範囲)が圧縮され、両者の所定範囲部分の
厚さが他の部分の厚さより薄く形成される。そして、第
1及び第2の中間基板30a,30bは、シムリング1
4が第2の中間基板30bの段部32bと対向するよう
に配置される。而して、図7もしくは図8に示す金属ガ
スケットがシリンダヘッドとシリンダブロックとの間で
緊締されると、燃焼室孔11回りに均一な面圧が確保さ
れる。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。即ち、本発明の金属
ガスケットの製造方法によれば、金属環が基板に溶接さ
れた後、両者がプレス装置によって圧縮され、両者の厚
さが縮小されて所定の値とされるので、接合時のずれや
溶接不良を惹起することなく確実に両者を接合すること
ができる。また、圧縮によって金属環の強度が増大され
るので、耐疲労性が大となり、長時間の冷熱運転が繰り
返される場合でもへたりを防止することができる。しか
も、薄い金属環のみでなく基板を含めた厚さを流体孔回
りで所定の値に形成できるので、厚さの可変量が大きく
流体孔回りの面圧調整が容易となる。
【0029】流体孔回りにボルト孔が穿設された金属ガ
スケットにおいては、特にボルト孔近傍の所定範囲の金
属環及び基板が圧縮されて薄く形成されるので、流体孔
回りに均一な面圧が得られると共に、金属環の高面圧部
が圧縮によって強度が増大されるので、良好な耐久性が
得られる。
【0030】更に、複数の流体孔が一列に穿設された金
属ガスケットにおいては、上記ボルト孔近傍に加え前後
部分の所定範囲の金属環及び基板も圧縮されて薄く形成
されるので、金属ガスケット全体として安定したシール
性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る製造方法によって製造
する金属ガスケットの一部の断面図で、図2のX−X線
断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る製造方法によって製造
する金属ガスケットの一部の平面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る製造方法によって製
造する金属ガスケットの一部の断面図で、図5のA−A
線断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る製造方法によって製
造する金属ガスケットの一部の断面図で、図5のB−B
線断面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る製造方法によって製
造する金属ガスケットの一部の平面図である。
【図6】本発明の金属ガスケットの製造方法における圧
縮工程の他の実施例を示す金属ガスケットの平面図であ
る。
【図7】本発明の更に他の実施例に係る製造方法によっ
て製造する金属ガスケットの一部の断面図である。
【図8】本発明の更に他の実施例に係る製造方法によっ
て製造する金属ガスケットの一部の断面図である。
【符号の説明】
10 基板 11 燃焼室孔(流体孔) 12 ボルト孔 13 ビード 14 シムリング(金属環) 10a 第1の基板 10b 第2の基板 30 中間基板 31 燃焼室孔 30a 第1の中間基板 30b 第2の中間基板 31a 燃焼室孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 健一 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊 工業株式会社内 (72)発明者 岩崎 省三 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−278375(JP,A) 特開 昭62−224772(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の基板に圧力流体が通過する流体
    孔を穿設し、該流体孔の周縁部に金属環を配置し、該金
    属環を前記基板に溶接する金属ガスケットの製造方法に
    おいて、前記金属環を前記基板に溶接した後、前記金属
    環及び基板をプレス装置によって圧縮し、前記流体孔回
    りの前記金属環及び基板の厚さを縮小して所定の値とす
    る金属ガスケットの製造方法。
  2. 【請求項2】 金属製の基板に圧力流体が通過する流体
    孔を穿設すると共に、該流体孔回りにボルト孔を穿設
    し、前記流体孔の周縁部に金属環を配置し、該金属環を
    前記基板に溶接する金属ガスケットの製造方法におい
    て、前記金属環を前記基板に溶接した後、前記金属環及
    び基板の前記流体孔回りで前記ボルト孔近傍の所定範囲
    プレス装置によって圧縮し、前記金属環及び基板の厚
    さを前記ボルト孔近傍で薄くする金属ガスケットの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 金属製の基板に圧力流体が通過する複数
    の流体孔を一列に穿設すると共に、該複数の流体孔回り
    に複数のボルト孔を穿設し、前記複数の流体孔の各々の
    周縁部に金属環を配置し、該金属環を前記基板に溶接す
    る金属ガスケットの製造方法において、前記金属環を前
    記基板に溶接した後、前記金属環及び基板の前記流体孔
    回りで前記ボルト孔近傍及び前記複数の流体孔の長手方
    向両端に位置する前後部分の所定範囲をプレス装置によ
    って圧縮し、前記金属環及び基板の厚さを前記ボルト孔
    近傍及び前記前後部分で薄くする金属ガスケットの製造
    方法。
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