JP3266102B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3266102B2
JP3266102B2 JP14248098A JP14248098A JP3266102B2 JP 3266102 B2 JP3266102 B2 JP 3266102B2 JP 14248098 A JP14248098 A JP 14248098A JP 14248098 A JP14248098 A JP 14248098A JP 3266102 B2 JP3266102 B2 JP 3266102B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いて画像の形成を行う画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置においては、電子写
真方式を用いて画像を記録紙に記録する方式が多用され
ている。この画像形成装置において、「トナー欠」が検
出された場合に、自動的にトナー発注用紙を記録部で記
録する機能を備えた装置がある。このような装置によれ
ば、「トナー欠」が検出された場合は、「トナー欠」を
示す旨の情報が表示部に表示されるとともに、記録部で
記録されたトナー発注用紙を用いて迅速にトナーを発注
することができる。
【0003】また近年、トナーを収容するトナーケース
と現像器とが一体成形された現像器ユニットを交換する
タイプの画像形成装置が普及しつつある。この現像器ユ
ニットでは、一般にトナーを収容するトナーケース内
に、トナーを撹拌するための撹拌体が配設されている。
そして、この撹拌体の回転により、トナーケース内のト
ナーが常に撹拌されて、トナーが一様な密度に保たれ
る。加えて、この画像形成装置の場合、トナーケースの
底部には、光電センサが配設されている。そして、撹拌
体が光電センサの発光部と受光部との間を通過した直後
に、その間の光路がトナーによって遮光される場合に
は、トナーケース内にトナーが十分あると判断してい
る。一方、撹拌体が光電センサの発光部と受光部との間
を通過した直後に、その間の光路がトナーによって遮光
されない場合には、トナーケース内にトナーがないと判
断して、「トナー欠」を示す旨の情報を表示部に表示す
る。
【0004】さらに、「トナー欠」の検出に基づいて、
トナー発注用紙を自動的に記録部を通じて発行する機能
を備えた画像形成装置では、併せてトナー発注用紙が記
録部で記録される。そして、この表示並びに発注に基づ
いて、現像器ユニットが交換されると、交換作業終了後
のカバーの開閉に基づいて、トナーケース内のトナーが
撹拌され、光電センサによって再度トナー量が十分であ
るか否かの判断が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
装置において、「トナー欠」が表示部に表示された後に
ジャムが発生したような場合は、そのジャムの解除のた
めに、現像器ユニットの交換のためのカバーが開閉され
ることがある。この場合、カバーが閉じられた後、トナ
ーの撹拌のために撹拌体が所定時間回転されて、再度
「トナー欠」が表示部に表示されるとともに、トナー発
注用紙が記録部を通じて発行される。このような場合に
は、先に記録されたトナー発注用紙に基づきトナーを発
注した人とは異なる人が、この再度記録されたトナー発
注用紙に基づいて、新たにトナー(現像器ユニット)が
発注される。
【0006】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、その目的は、トナー発注用紙に基
づく二重発注を防止することの可能な画像形成装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、画像を記録紙に記録
する記録手段と、トナーケース内のトナー欠を検出する
トナー検出手段と、トナー欠に基づき記録手段を通じて
発注用紙を発行する発注用紙発行手段と、最初のトナー
欠の検出に基づいて、発注用紙発行手段で発注用紙を発
行するとともに、最初にトナー欠が検出されてから記録
枚数が所定枚数に達するまでの間は、再度トナー欠が検
出されても、発注用紙発行手段での発注用紙の発行を禁
止する制御手段とを備え、制御手段は、トナー検出手段
でトナー欠を検出した場合にはトナー欠検出フラグを、
発注用紙発行手段で発注用紙を発行した場合には発行済
フラグを、それぞれセットするとともに、最初にトナー
欠が検出されてからの記録枚数が所定枚数に達した場合
には、次回のトナー欠に備えて、トナー欠検出フラグ及
び発行済フラグをリセットする。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の画像形成装置において、制御手段は、最初にトナー
欠が検出されてからの記録枚数が所定枚数に達した場合
には、記録手段の動作のみを停止する。
【0009】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「画像形成装置」はファクシミリ装置1に相当
し、同じく「トナー検出手段」は光電センサ65に相当
し、同じく「記録手段」は記録部15に相当し、同じく
「発注用紙発行手段」及び「制御手段」はMPU11,
ROM12及びRAM13に相当する。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下に、本発
明に係る画像形成装置をファクシミリ装置に具体化した
第1の実施形態を図面を用いて説明する。
【0011】図1に示すように、ファクシミリ装置1
は、MPU11、ROM12、RAM13、読取部1
4、記録部15、操作部16、表示部17、画像メモリ
18、コーデック19、モデム20及びNCU21から
構成されるとともに、各部11〜21がバス22を介し
てそれぞれ接続されている。
【0012】MPU11は、ファクシミリ装置1を構成
する各部を制御する。ROM12は、ファクシミリ装置
1を制御するためのプログラムを記憶する。また、RO
M12は、トナー発注用紙の画像データを記憶してい
る。RAM13は、ファクシミリ装置1に関する各種情
報を一時的に記憶する。
【0013】読取部14は、原稿上の画像データを読み
取って、白黒2値のイメージデータを出力する。また、
読取部14は、装置本体から上方に開放可能に構成され
るとともに、読取部14の開閉状態を検出する開閉セン
サ14aを備えている。記録部15は、電子写真方式の
プリンタよりなり、受信画データの記録動作やコピー動
作において、受信された画データあるいは読取部14に
て読み取られた原稿の画データを記録紙上に記録する。
なお、記録部15の詳細については、後述する。
【0014】操作部16は、電話番号等を入力するため
のテンキー(*,#キーを含む)、短縮番号の登録、短
縮番号から発信するするための短縮キー、原稿の読み取
り動作を開始させるためのスタートキー、「通信(FA
X)」動作又は「コピー」動作を設定するための通信/
コピーキー、読み取り時の画質を「標準」、「高画
質」、「超高画質」に設定するための画質設定キー等の
各種操作キーを備えている。LCD等よりなる表示部1
7は、ファクシミリ装置1の動作状態等を示す各種情報
の表示を行う。
【0015】画像メモリ18は、受信画データや読取部
14で読み取られて2値化され、コーデック19で圧縮
符号化された画データを一時的に記憶する。コーデック
19は、読取部14にて読み取られた画データを送信の
ためにMH,MR,MMR方式等に従って符号化(エン
コード)する。また、コーデック19は、受信画データ
を復号(デコード)する。
【0016】モデム20は、例えばITU−T勧告T.
30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、
V.17,V.27ter,V.29等のいずれかに従
った送受信データの変調及び復調を行う。NCU21
は、電話回線Lとの接続を制御するとともに、相手先の
電話番号等に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検
出するための機能を備えている。
【0017】次に、記録部15について、その具体的な
構成を記録プロセスに従って詳細に説明する。図1に示
すように、感光体としての感光体ドラム30は、回転可
能に軸支され、その外周面には光導電膜31が形成され
ている。
【0018】帯電器40は、導電性刷毛体を植設したブ
ラシローラで構成されている。帯電器40は、感光体ド
ラム30の光導電膜31を所定電位に一様帯電させる。
露光器50は、LEDアレイ51で構成されている。コ
ーデック52は、画像メモリ18に記憶された画データ
を2値化データに復号する。そして、露光器50は、コ
ーデック52で2値化されたデータに基づいて、感光体
ドラム30の光導電膜31に光を照射して静電潜像を形
成する。
【0019】現像器ユニット60は、トナーを収容する
トナーケース61と、そのトナーケース61内の下部に
配置されて所定電圧が供給される供給ローラ62と、そ
の供給ローラ62と感光体ドラム30との間に位置する
ようにトナーケース61の下端開口部に配置されて所定
電圧が供給される現像ローラ63とを備えている。これ
ら供給ローラ62及び現像ローラ63によって、トナー
ケース61から搬送され、且つ所定の極性が付与された
トナーは、その付与された極性と感光体ドラム30上に
形成された上記静電潜像の電位とによって、同静電潜像
に選択的に付着される。この静電潜像に付着したトナー
によって、感光体ドラム30上にトナー画像が形成され
る。
【0020】トナーケース61内には、撹拌体64が回
転可能に軸支されている。この撹拌体64の回転によ
り、トナーケース61内のトナーが常に撹拌されて、ト
ナーが一様な密度に保たれる。この撹拌体64は、所定
時間(本実施形態では約4秒間)の周期で定速回転す
る。トナーケース61の底部には、トナー残量を検出す
るための光電センサ65が配設されている。
【0021】記録紙カセット70には、所定サイズの記
録紙71が積層状態で収容されている。ソレノイド72
は、モータ73の回転駆動力を半月ローラ74に接断す
る。なお、モータ73は、複数のギヤ(図示略)を介し
て、ファクシミリ装置1内のすべての回転駆動系にその
駆動力を供給している。半月ローラ74は、記録紙カセ
ット70に収容されている最上部の記録紙71を1枚ず
つ送り出す。そして、送り出された記録紙71は、感光
体ドラム30に向かって移送される。第1記録紙センサ
81は、現像器ユニット60の直前の所定位置まで移送
されてきた記録紙71を検出する。なお、一点鎖線P
は、記録紙71の移送経路を示している。
【0022】転写器90は、感光体ドラム30の下部に
配設され、所定電位に制御される。そして、転写器90
は、その所定電位とトナー画像の電位との差に基づい
て、感光体ドラム30上のトナー画像を記録紙71上に
転写する。
【0023】メモリ除去ブラシ91は、導電性ブラシよ
りなり、転写後の感光体ドラム30上に残留するトナー
を掻き乱して、感光体ドラム30上に一様に分散する。
加熱定着器100は、感光体ドラム30の記録紙送り出
し側に配設され、記録紙71が加熱定着器100の加熱
ローラ101と加圧ローラ102との間に送り込まれる
ことに基づき、記録紙71上のトナー画像を加熱定着す
る。
【0024】なお、本実施形態においては、以上説明し
た感光体ドラム30への帯電、露光、現像、及び記録紙
71への転写、加熱定着という一連のプロセスが一単位
の記録プロセスとなっている。
【0025】第2記録紙センサ82は、加熱定着器10
0の記録紙送り出し側に配設され、記録紙71が加熱定
着器100を通過したことを検出する。MPU11は、
記録紙71が第1記録紙センサ81で検出されてから、
所定時間内に記録紙71が第2記録紙センサ82で検出
されない場合は、ジャムが発生したと判断する。
【0026】インターフェース110は、MPU11か
らの制御信号に基づいて、記録部15の動作を制御す
る。すなわち、ソレノイド72には、インターフェース
110からモータ73と半月ローラ74とを接断するた
めの制御信号が送出される。記録紙センサ81,82か
らインターフェース110には、記録紙71の到達を示
す検出信号が送出される。光電センサ65からコンパレ
ータ111の一方の入力には、トナー残量に対応した検
出信号が送出される。また、コンパレータ111の他方
の入力には、所定の閾値電圧Vthが入力される。そし
て、コンパレータ111は、光電センサ65からの検出
信号と閾値電圧Vthとを比較し、検出信号の値が閾値
電圧Vth以下の場合は、出力信号Coutとして論理
レベル「1」の信号を出力する。一方、検出信号の値が
閾値電圧Vthを超える場合は、出力信号Coutとし
て論理レベル「0」の信号を出力する。
【0027】カウンタ112は、所定周波数のクロック
信号CLKのタイミングに従って、コンパレータ111
の出力信号Coutのサンプリングを行うとともに、そ
の出力信号Coutが論理レベル「0」の場合は、カウ
ンタ値CVを例えば16進数でインクリメントする。一
方、その出力信号Coutが論理レベル「1」の場合
は、カウンタ値CVをリセットする。従って、カウンタ
112は、コンパレータ111からの出力信号Cout
が論理レベル「0」である状態が維持されている場合に
のみ、カウンタ値CVをインクリメントする。開閉セン
サ115は、記録部15の全体を覆う後述する記録部カ
バーの開閉状態を示す検出信号を送出する。
【0028】次に、撹拌体64、光電センサ65及びト
ナーケース61の底部の構成について、図2を用いて説
明する。撹拌体64は、非透明の部材からなる撹拌棒6
4aと、柔軟性のある部材からなる撹拌板64bから構
成されている。
【0029】光電センサ65は、透明な2つの凸部6
6,67から構成され、凸部66には発光部66aが、
凸部67には受光部67aがそれぞれ内蔵されている。
この受光部67aは、発光部66aからの光量に応じて
所定電圧を出力する。すなわち、受光部67aは、発光
部66aからの光量が少ない場合は高い電圧を出力す
る。一方、受光部67aは、発光部66aからの光量が
多い場合は低い電圧を出力する。つまり、受光部67a
は、発光部66aからの光量に反比例した電圧を出力す
る。
【0030】一方、現像器ユニット60の一部を構成す
るトナーケース61の底部には、2つの凹部61a,6
1bが形成されている。なお、両凹部61a,61bの
少なくとも対向する面は透明部材で構成されている。ま
た、両凹部61a,61b間には、間隙68が形成され
ている。すなわち、現像器ユニット60がファクシミリ
装置1に装着された場合、光電センサ65の凸部66,
67が、それぞれ現像器ユニット60の底部に形成され
た凹部61a,61bに係合するように構成されてい
る。
【0031】次に、ファクシミリ装置1において、現像
器ユニット60内におけるトナー残量の検出動作につい
て、3種類のトナー残量態様並びに現像器ユニット60
がファクシミリ装置1に装着されていない場合に、それ
ぞれ対応して説明する。
【0032】[1]現像器ユニット60内のトナー残量
がほぼ100〔%〕の状態に対応した動作を図3に示す
タイムチャートを用いて説明する。この場合には、受光
部67aは、撹拌棒64aまたはトナーによって、常時
遮光状態となるため、図3(a)に示すように、光電セ
ンサ65からの検出信号は、ほぼ最大値Vmaxに維持
される。
【0033】従って、図3(b)に示すように、コンパ
レータ111からの出力信号Coutは、論理レベル
「0」を維持する。このコンパレータ111からの出力
信号Coutを、図3(c)に示すクロック信号CLK
のタイミングでサンプリングすると、図3(d)に示す
ように、カウンタ112は、カウンタ値CVを「00
H」からインクリメントを続け、やがて「FFH」に達
し、その後は「FFH」を維持する。その結果、カウン
タ値CV「FFH」がインターフェース110を介して
MPU11に送出されるため、MPU11は、トナー残
量が十分であると判断する。
【0034】[2]現像器ユニット60内のトナー残量
がある程度減少している状態に対応した動作を図4に示
すタイムチャートを用いて説明する。この場合には、受
光部67aは、撹拌体64によるトナーの撹拌に伴っ
て、撹拌棒64aが間隙68を通過しているとき、ほぼ
遮光状態となり、その直後にはかなりの時間に亘って受
光量が増加する。この受光量の増加は、トナー残量に応
じて不定になる。このため、図4(a)に示すように、
光電センサ65からの検出信号は、撹拌棒64aの回転
周期に同期してほぼ最大値Vmaxに近い期間と、その
期間経過後からある程度の期間に亘ってかなり低下する
期間とが、周期的に反復される。
【0035】従って、図4(b)に示すように、コンパ
レータ111からの出力信号Coutは、基本的には論
理レベル「0」を維持するが、場合によっては論理レベ
ル「1」になることもあり得る。このコンパレータ11
1からの出力信号Coutを、図4(c)に示すクロッ
ク信号CLKのタイミングでサンプリングすると、カウ
ンタ112は、図4(d)に示す態様でインクリメント
とリセットとを繰り返す。すなわち、カウンタ112
は、カウンタ値CVを「00H」からインクリメントす
るものの、そのカウント途中でカウンタ値CVがそれほ
どには増加しない期間内に「00H」にリセットされる
という動作を繰り返す。その結果、このようにリセット
される直前の値「##H」となるカウンタ値CVがイン
ターフェース110を介してMPU11に送出されるた
め、MPU11は、トナー残量が特には不足はしていな
いものの、十分ではないと判断する。
【0036】[3]現像器ユニット60内のトナー残量
が0〔%〕近くになった状態に対応した動作を図5に示
すタイムチャートを用いて説明する。この場合には、受
光部67aは、撹拌体64によるトナーの撹拌に伴っ
て、撹拌棒64aが間隙68を通過しているとき、ほぼ
遮光状態となり、その直後においてはほぼ100〔%〕
に近い受光量となるという状態が周期的に反復される。
このため、図5(a)に示すように、光電センサ65か
らの検出信号は、撹拌棒64aの回転周期に同期して撹
拌棒64aが間隙68を通過する際のほぼ最大値Vma
xに近い値のごく短い期間と、その後、閾値電圧Vth
以下になる期間とが周期的に反復される。
【0037】従って、図5(b)に示すように、コンパ
レータ111からの出力信号Coutも、短い論理レベ
ル「0」の期間と、その間に比較的長い論理レベル
「1」の期間とが周期的に反復される。このコンパレー
タ111からの出力信号Coutを、図5(c)に示す
クロック信号CLKのタイミングでサンプリングする
と、図5(d)に示すように、カウンタ112は、トナ
ー残量が少なくなる程、より小さいカウンタ値CV「#
#H」に増加させた所で、周期的に「00H」にリセッ
トされる状態が反復される。その結果、このように周期
的により小さくなる「##H」にまで増加するカウンタ
値CVが、インターフェース110を介してMPU11
に送出されるため、MPU11は、トナー残量が不足し
ていると判断して、「トナー欠」を表示部17に表示さ
せる。
【0038】[4]現像器ユニット60がファクシミリ
装置1に装着されていない状態に対応した動作を図6に
示すタイムチャートを用いて説明する。この場合には、
現像器ユニット60が存在しないため、撹拌棒64aも
存在しない。このため、受光部67aは、撹拌棒64a
の回転に伴う周期的な遮光状態にはならない。その結
果、受光部67aは、常時100〔%〕の受光量とな
る。よって、図6(a)に示すように、光電センサ65
からの検出信号は、常時最小電圧V0に近い状態に維持
される。
【0039】従って、図6(b)に示すように、コンパ
レータ111からの出力信号Coutも、常時論理レベ
ル「1」を維持する。このコンパレータ111からの出
力信号Coutを、図6(c)に示すクロック信号CL
Kのタイミングでサンプリングすると、図6(d)に示
すように、カウンタ112のカウンタ値CVは「00
H」を維持する。その結果、カウンタ値CV「00H」
がインターフェース110を介してMPU11に送出さ
れるため、MPU11は、現像器ユニット60がファク
シミリ装置1に装着されていないと判断する。
【0040】次に、上記「トナー欠」が表示部17に表
示された場合等における現像器ユニット60の交換方法
について、図7に示すファクシミリ装置1の正面図を用
いて説明する。
【0041】図7に示すように、先ず、ファクシミリ装
置1の前面カバー113を開き、レバー114を押し下
げると、読取部14の先端部に配設されたロック片14
bがロック部材14cから解除される。この状態のまま
で、読取部14を上方に向かって押し上げる。このと
き、開閉センサ14aにより、読取部14が上方に開ら
かれた旨の検出信号がMPU11に送出される。続い
て、記録部カバー15aの先端部に配設されたロック片
15bをロック部材15cから解除して、記録部カバー
15aを上方に向かって押し上げる。このとき、開閉セ
ンサ115により、記録部カバー15aが上方に開らか
れた旨の検出信号がMPU11に送出される。この状態
で、使用済みの現像器ユニット60をファクシミリ装置
1から取り外し、新しい現像器ユニット60を装着す
る。
【0042】その後、記録部カバー15aのロック片1
5bがロック部材15cにロックされるまで押し下げ
る。このとき、開閉センサ115により、記録部カバー
15aが閉じられた旨の検出信号がMPU11に送出さ
れる。続いて、読取部14のロック片14bがロック部
材14cにロックされるまで、読取部14を押し下げ
る。このとき、開閉センサ14aにより、読取部14が
閉じられた旨の検出信号がMPU11に送出される。そ
して、最後に前面カバー113を閉じる。
【0043】次に、「トナー欠」の検出に伴って、割り
込み実行されるトナー発注用紙の発行処理に係る動作を
図8に示すフローチャートを用いて説明する。なお、こ
のフローチャートに係る処理は、ROM12に記憶され
たプログラムに基づき、MPU11の制御により実行さ
れる。また、本実施形態において用いられるフラグXT
及びフラグXPは、MPU11自身が有する内部レジス
タ、またはRAM13の所定領域に設定される。
【0044】図8に示すステップS11においては、
「トナー欠」の検出の有無が判断される。具体的には、
前記[3]で説明した動作に基づいて、「トナー欠」が
検出されたか否かが判断される。従って、「トナー欠」
が検出されると、ステップS12に移行する。
【0045】ステップS12においては、「トナー欠」
の検出に伴って、フラグXTが「1」にセットされる。
なお、このフラグXTは、「トナー欠」検出フラグであ
る。そして、このフラグXTが「1」にセットされるこ
とによって、後述する「トナー欠」検出後の記録部15
における監視処理が起動される。
【0046】ステップS13においては、「トナー欠」
の検出に伴って、「トナー欠」を示す旨のメッセージが
表示部17に表示される。ステップS14においては、
トナー発注用紙が記録部15で発行されているか否かを
示すフラグXPが「1」であるか否かが判断される。そ
して、フラグXPが「1」である場合は、この処理を終
了する。一方、フラグXPが「0」である場合は、ステ
ップS15に移行する。
【0047】ステップS15においては、「トナー欠」
の検出に伴って、トナー発注用紙の画像データがROM
12から読み出され、コーデック52で復号されて、記
録部15で記録紙71に記録される。
【0048】ステップS16においては、前記ステップ
S15において、トナー発注用紙が記録部15を通じて
発行されたため、フラグXPが「1」にセットされる。
次に、記録部15の監視処理に係る動作を図9に示すフ
ローチャートを用いて説明する。なお、このフローチャ
ートに係る処理も、ROM12に記憶されたプログラム
に基づき、MPU11の制御により実行される。
【0049】図9に示すステップS21においては、
「トナー欠」検出フラグXTが「1」であるか否かが判
断される。換言すれば、「トナー欠」が検出されたか否
かが判断される。そして、「トナー欠」が検出されたと
判断された場合は、ステップS22に移行する。
【0050】ステップS22においては、新しい現像器
ユニット60がファクシミリ装置1に装着されたか否か
が判断される。具体的には、前記[4]で説明した動作
に基づいて、新しい現像器ユニット60がファクシミリ
装置1に装着されたか否かが判断される。すなわち、こ
の処理においては、撹拌体64が所定時間(例えば4秒
間)、通常回転され、そのときのカウンタ値CVに基づ
いて、新しい現像器ユニット60がファクシミリ装置1
に装着されたか否かが判断される。新しい現像器ユニッ
ト60がファクシミリ装置1に装着されたと判断された
場合は、ステップS23に移行する。一方、新しい現像
器ユニット60がファクシミリ装置1に装着されていな
いと判断された場合は、ステップS24に移行する。
【0051】ステップS23においては、表示部17に
表示されている「トナー欠」を示す旨のメッセージが解
除される。ステップS24においては、「トナー欠」の
検出後、記録枚数が所定枚数(例えば100〔枚〕)に
達したか否かが判断される。記録枚数が所定枚数に達し
た場合は、ステップS25に移行する。一方、記録枚数
が所定枚数に達しない場合は、新しい現像器ユニット6
0が交換されるか、または記録枚数が所定枚数に達する
まで、通常の記録動作が維持される。
【0052】ステップS25においては、記録枚数が所
定枚数に達したため、トナーが完全に無くなった状態、
すなわち記録部15の記録限界と判断して、記録部15
の動作のみが停止されるとともに、記録部15を停止さ
せた旨のメッセージが表示部17に表示される。
【0053】ステップS26においては、フラグXT及
びフラグXPが「0」にセットされる。すなわち、次回
の「トナー欠」に備えてフラグXT及びフラグXPが
「0」にリセットされるのである。
【0054】ここで、「トナー欠」の検出に伴って、記
録部15を通じて発行されるトナー発注用紙(消耗品発
注票)の一例を図10に示す。トナー発注用紙には、ト
ナーの交換が必要である旨を示す情報とともに、発注先
の情報、発注元の情報及び機種の情報がトナー発注用紙
に記録される。このため、このトナー発注用紙に必要事
項を記入して、FAXするのみでトナーを発注すること
ができる。従って、トナーの発注を簡便に行うことがで
きる。
【0055】以上、詳述したように第1の実施形態によ
れば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)最初に「トナー欠」が検出されてから記録枚数が
所定枚数(例えば100〔枚〕)に達するまでは、換言
すれば記録部15が記録限界に達するまでは、記録部1
5で画像が記録される。加えて、ジャム等の解除に起因
して再度「トナー欠」が検出された場合であっても、ト
ナー発注用紙は1枚のみしか発行されない。従って、ト
ナー発注用紙でトナーが二重に発注されることを確実に
防止することができる。
【0056】(2)「トナー欠」が検出された場合であ
っても、トナーケース61内にはトナーがある程度は残
っている。このため、新しい現像器ユニット60が装着
されるまでの間であって、記録枚数が所定枚数(例えば
100〔枚〕)に達するまでは記録部15で画像を記録
することができる。
【0057】(3)加えて、所定枚数に達した場合は、
記録部15のみを停止させている。このため、少なくと
も画像メモリ18を介して送受信を行う、いわゆるメモ
リ送受信機能を備えたファクシミリ装置、あるいはメモ
リ代行受信機能を備えたファクシミリ装置であれば、フ
ァクシミリ通信の動作に何ら影響を与えることはない。
従って、記録部15に関与する動作のみが停止されるに
止めることができる。
【0058】[第2の実施形態]この第2の実施形態
は、前記第1の実施形態と同様な構成である。従って、
以下には、第1の実施形態とは、異なる点のみを説明す
る。
【0059】すなわち、この第2の実施形態は、図8及
び図9に示すフローチャートの処理を、図11及び図1
2に示すフローチャートの処理に置き換えたものであ
る。そこで、「トナー欠」の検出に伴って、割り込み実
行されるトナー発注用紙の発行処理に係る動作を図11
に示すフローチャートを用いて説明する。なお、このフ
ローチャートに係る処理は、ROM12に記憶されたプ
ログラムに基づき、MPU11の制御により実行され
る。また、本実施形態において用いられるフラグXT及
び通番Nは、MPU11自身が有する内部レジスタ、ま
たはRAM13の所定領域に設定される。
【0060】図11に示すステップS31〜ステップS
33においては、前記図8に示すステップS11〜ステ
ップS13の処理と同様な処理が実行される。ステップ
S34においては、通番Nがインクリメントされる。す
なわち、「トナー欠」が検出されてから現像器ユニット
60が交換されるまでの間に、「トナー欠」が何度も繰
り返し検出される可能性がある。そこで、何回目の「ト
ナー欠」の検出であるかをカウントするために、通番N
のインクリメントを行わせているのである。従って、通
番Nの値は、「トナー欠」の発生回数を示すことにな
る。
【0061】ステップS35においては、通番Nを記入
したトナー発注用紙が記録部15を通じて発行される。
すなわち、「トナー欠」の検出に伴って、トナー発注用
紙の画像データがROM12から読み出され、コーデッ
ク52で復号されて、記録部15で記録紙71に記録さ
れる。また、このとき通番Nが記録紙71のヘッダ部分
に記録される。
【0062】次に、記録部15の監視処理に係る動作を
図12に示すフローチャートを用いて説明する。なお、
このフローチャートに係る処理も、ROM12に記憶さ
れたプログラムに基づき、MPU11の制御により実行
される。
【0063】図12に示すステップS41〜ステップS
45においては、前記図9に示すステップS21〜ステ
ップS25の処理と同様な処理が実行される。ステップ
S46においては、フラグXT及び通番Nが「0」にセ
ットされる。すなわち、次回の「トナー欠」に備えてフ
ラグXT及び通番Nが「0」にリセットされるのであ
る。
【0064】ここで、「トナー欠」の検出に伴って、記
録部15を通じて発行されるトナー発注用紙(消耗品発
注票)の一例を図13に示す。同図に示すように、トナ
ー発注用紙のヘッダ部分には、何回目のトナー発注用紙
かを示す通番Nが記録される。このため、この通番Nに
より、何回目に記録されたトナー発注用紙であるかを判
断することができる。従って、トナーが二重に発注され
るおそれを防止することができる。加えて、トナー発注
用紙には、トナーの交換が必要である旨を示す情報とと
もに、発注先の情報、発注元の情報及び機種の情報がト
ナー発注用紙に記録される。このため、このトナー発注
用紙に必要事項を記入して、FAXするのみでトナーを
発注することができる。従って、トナーの発注を簡便に
行うことができる。
【0065】以上、詳述したように第2の実施形態によ
れば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)「トナー欠」が検出された場合であって、新しい
現像器ユニット60が装着されるまでの間に、再度「ト
ナー欠」が検出された場合であっても、「トナー欠」が
検出された回数が、通番Nとしてカウントされる。この
ため、トナー発注用紙に通番Nを記入して発行させるこ
とができる。従って、万一、複数回数トナー発注用紙が
発行されたとしても、何回目のトナー発注用紙であるか
を判断することができる。よって、二重に発注されるお
それを防止することができる。加えて、トナー発注用紙
に記録される通番Nによって、何回「トナー欠」が検出
されたかを判断することもできる。
【0066】(2)加えて、トナー発注用紙に通番Nが
記録されるため、万一二重発注された場合であっても、
トナー発注用紙の受信側(発注先)でも、二重に発注さ
れたことを確認することができる。従って、発注元と発
注先との通番確認により、二重の発注をより一層防止す
ることができる。
【0067】(3)「トナー欠」が検出された場合であ
っても、トナーケース61内にはトナーがある程度は残
っている。このため、新しい現像器ユニット60が装着
されるまでの間であって、記録枚数が所定枚数(例えば
100〔枚〕)に達するまでは記録部15で画像を記録
することができる。
【0068】(4)加えて、所定枚数に達した場合は、
記録部15のみを停止させている。このため、少なくと
も画像メモリ18を介して送受信を行う、いわゆるメモ
リ送受信機能を備えたファクシミリ装置、あるいはメモ
リ代行受信機能を備えたファクシミリ装置であれば、フ
ァクシミリ通信の動作に何ら影響を与えることはない。
従って、記録部15に関与する動作のみが停止されるに
止めることができる。
【0069】[第3の実施形態]この第3の実施形態に
おいても、前記第1の実施形態と同様な構成である。従
って、以下には、第1の実施形態とは、異なる点のみを
説明する。
【0070】すなわち、この第3の実施形態は、図8及
び図9に示すフローチャートの処理を、図14及び図1
5に示すフローチャートの処理に置き換えたものであ
る。そこで、「トナー欠」の検出に伴って、割り込み実
行されるトナー発注用紙の発行処理に係る動作を図14
に示すフローチャートを用いて説明する。なお、このフ
ローチャートに係る処理は、ROM12に記憶されたプ
ログラムに基づき、MPU11の制御により実行され
る。また、本実施形態において用いられるフラグXT、
通番N、フラグX1及びフラグXPは、MPU11自身
が有する内部レジスタ、またはRAM13の所定領域に
設定される。
【0071】図14に示すステップS51〜ステップS
53においては、前記図8に示すステップS11〜ステ
ップS13の処理と同様な処理が実行される。ステップ
S54においては、記録枚数が第1所定枚数に達したか
否かを示すフラグX1が「1」であるか否かが判断され
る。そして、フラグX1が「1」である場合は、ステッ
プS55に移行する。一方、フラグX1が「0」である
場合は、ステップS57に移行する。
【0072】ステップS55及びS56においては、前
記図11に示すステップS34及びS35の処理と同様
な処理が実行される。ステップS57においては、トナ
ー発注用紙が記録部15を通じて発行されているか否か
を示すフラグXPが「1」であるか否かが判断される。
そして、フラグXPが「0」である場合は、ステップS
58に移行する。一方、フラグXPが「1」である場合
は、この処理を終了する。
【0073】ステップS58及びS59においては、前
記図8に示すステップS15及びS16の処理と同様な
処理が実行される。次に、記録部15の監視処理に係る
動作を図15に示すフローチャートを用いて説明する。
なお、このフローチャートに係る処理も、ROM12に
記憶されたプログラムに基づき、MPU11の制御によ
り実行される。
【0074】図15に示すステップS61〜ステップS
63においては、前記図9に示すステップS21〜ステ
ップS23の処理と同様な処理が実行される。ステップ
S64においては、記録枚数が第1所定枚数(例えば5
0〔枚〕)に達したか否かが判断される。すなわち、
「トナー欠」が検出された後でも、第2所定枚数(例え
ば100〔枚〕)に達するまでは記録を行うことができ
る。そこで、先ずは第1所定枚数(例えば50〔枚〕)
に達するまでは、通常通り記録部15で記録を行わせる
のである。そして、記録枚数が第1所定枚数(例えば5
0〔枚〕)に達した場合は、ステップS65に移行す
る。一方、記録枚数が第1所定枚数に達しない場合は、
新しい現像器ユニット60が交換されるか、または記録
枚数が第1記録枚数に達するまで、通常の記録動作が維
持される。
【0075】ステップS65においては、記録枚数が第
1所定枚数に達したため、フラグX1が「1」にセット
される。ステップS66においては、記録枚数が第2所
定枚数(例えば100〔枚〕)に達したか否かが判断さ
れる。すなわち、この処理においては、記録限界である
第2所定枚数に達したか否かが判断される。記録枚数が
第2所定枚数に達したと判断された場合は、記録限界で
あると判断してステップS67に移行する。一方、記録
枚数が第2所定枚数に達していないと判断された場合
は、新しい現像器ユニット60が交換されるか、または
記録枚数が第2所定枚数に達するまで、通常の記録動作
が維持される。
【0076】ステップS67においては、記録枚数が第
2所定枚数に達したため、トナーが完全に無くなった状
態、すなわち記録部15の記録限界と判断して、記録部
15の動作のみが停止されるとともに、記録部15を停
止させた旨のメッセージが表示部17に表示される。
【0077】ステップS68においては、フラグXT、
フラグX1及びフラグXPが「0」にセットされるとと
もに、通番Nに基準値「1」がセットされる。すなわ
ち、次回の「トナー欠」に備えてフラグXT、フラグX
1及びフラグXPが「0」にリセットされるとともに、
通番Nが基準値「1」にセットされるのである。
【0078】なお、「トナー欠」の検出に伴って、記録
部15を通じて発行される最初のトナー発注用紙(消耗
品発注票)は、前記第1の実施形態における図10に同
じである。また、2回目以降のトナー発注用紙(消耗品
発注票)は、前記第2の実施形態における図13に同じ
である。すなわち、2回目以降は、記録紙71のヘッダ
部分に通番Nが記入されたトナー発注用紙が発行され
る。
【0079】以上、詳述したように第3の実施形態によ
れば、前記第2の実施形態の作用、効果に加えて、次の
ような作用、効果を得ることができる。 (1)「トナー欠」が検出された場合であっても、記録
枚数が第1所定枚数(例えば50〔枚〕)に達するまで
は、トナー発注用紙が1枚のみ発行されるだけである。
加えて、記録枚数が第1所定枚数に達するまでは、記録
部15で通常の記録動作が維持される。また、記録枚数
が第1所定枚数(例えば50〔枚〕)を超え、第2所定
枚数(例えば100〔枚〕)未満の場合であって、「ト
ナー欠」が検出された場合は、「トナー欠」が検出され
た回数を示す通番Nが記入されたトナー発注用紙が記録
部15を通じて発行される。そして、記録枚数が第2所
定枚数(例えば100〔枚〕)に達した場合は、記録部
15のみを停止させている。このため、記録限界(例え
ば50〔枚〕を超え、100〔枚〕未満)に近づいた場
合のみ、再度トナー発注用紙が記録部15を通じて発行
される。従って、記録限界に近づいた場合にのみ、通番
Nが記入されたトナー発注用紙を再度記録部15を通じ
て発行させることができる。
【0080】なお、前記各実施形態は、次のように変更
して具体化することも可能である。 ・発注用紙への通番Nの記入は、記録紙71のどこでも
良いが、特に、記録紙71のヘッダ部分またはフッタ部
分であっても良い。このようにすれば、発注用紙として
の機能を損ねることはない。
【0081】・前記各実施形態においては、記録限界で
ある所定枚数に達した場合は、記録部15を停止させた
が、記録部15を停止させない構成であっても良い。こ
のように構成すれば、記録限界に達した場合は、画像が
記録紙71に記録されないことに基づき、記録限界であ
ることが自ずと分かる。
【0082】・トナー発注用紙の画像データは、画像メ
モリ18の所定領域に記憶させる構成であっても良い。
さらに、上記実施形態より把握される請求項以外の技術
的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
【0083】〔1〕請求項3に記載の画像形成装置にお
いて、制御手段は、トナー欠の検出回数である通番を発
注用紙のヘッダ部分またはフッタ部分に記録する画像形
成装置。
【0084】このように構成すれば、発注用紙に記録さ
れたトナー欠の検出回数が、邪魔になることはない。従
って、トナー欠の検出回数を発注用紙に記録しても、発
注用紙としての機能を損ねることはない。
【0085】〔2〕画像を記録紙に記録する記録手段
と、トナーケース内のトナー欠を検出するトナー検出手
段と、トナー欠に基づき記録手段を通じて発注用紙を発
行する発注用紙発行手段と、最初にトナー欠が検出され
てから記録枚数が第1所定枚数に達するまでの間は、再
度トナー欠が検出されても発注用紙を発行せず、記録枚
数が第1所定枚数を超え、第2所定枚数に達するまでの
間にトナー欠が検出された場合は、記録手段を通じてト
ナー欠の検出回数である通番を記入した発注用紙を発行
する制御手段とを備えた画像形成装置。
【0086】このように構成すれば、記録枚数が第1所
定枚数を超え、第2所定枚数に達するまでの間に、トナ
ー欠が検出された場合にのみ記録手段を通じて発注用紙
を発行することができる。
【0087】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1又は請求項2
に記載の発明によれば、発注用紙に基づく二重発注を防
止することができる。
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第3の実施形態におけるファクシミリ装
置の構成を示すブロック図。
【図2】現像器ユニットにおける光電センサ付近を示す
一部断面図。
【図3】トナー残量がほぼ100〔%〕の場合における
検出動作を示すタイムチャート。
【図4】トナー残量がある程度減少した場合における検
出動作を示すタイムチャート。
【図5】トナー残量が0〔%〕近くになった場合におけ
る検出動作を示すタイムチャート。
【図6】現像器ユニットが装着されていない場合におけ
る確認動作を示すタイムチャート。
【図7】ファクシミリ装置の正面図。
【図8】第1の実施形態におけるトナー発注用紙の発行
処理に係る動作を示すフローチャート。
【図9】第1の実施形態における記録部の監視処理に係
る動作を示すフローチャート。
【図10】記録部を通じて発行されたトナー発注用紙を
示す説明図。
【図11】第2の実施形態におけるトナー発注用紙の発
行処理に係る動作を示すフローチャート。
【図12】第2の実施形態における記録部の監視処理に
係る動作を示すフローチャート。
【図13】記録部を通じて発行されたトナー発注用紙を
示す説明図。
【図14】第3の実施形態におけるトナー発注用紙の発
行処理に係る動作を示すフローチャート。
【図15】第3の実施形態における記録部の監視処理に
係る動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…画像形成装置としてのファクシミリ装置、11…発
注用紙発行手段及び制御手段を構成するMPU、12…
発注用紙発行手段及び制御手段を構成するROM、13
…発注用紙発行手段及び制御手段を構成するRAM、1
5…記録手段としての記録部、61…トナーケース、6
5…トナー検出手段としての光電センサ、71…記録
紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 512 B41J 29/38 H04N 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記録紙に記録する記録手段と、ト
    ナーケース内のトナー欠を検出するトナー検出手段と、
    トナー欠に基づき記録手段を通じて発注用紙を発行する
    発注用紙発行手段と、最初のトナー欠の検出に基づい
    て、発注用紙発行手段で発注用紙を発行するとともに、
    最初にトナー欠が検出されてから記録枚数が所定枚数に
    達するまでの間は、再度トナー欠が検出されても、発注
    用紙発行手段での発注用紙の発行を禁止する制御手段と
    を備え、制御手段は、トナー検出手段でトナー欠を検出
    した場合にはトナー欠検出フラグを、発注用紙発行手段
    で発注用紙を発行した場合には発行済フラグを、それぞ
    れセットするとともに、最初にトナー欠が検出されてか
    らの記録枚数が所定枚数に達した場合には、次回のトナ
    ー欠に備えて、トナー欠検出フラグ及び発行済フラグを
    リセットする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、制御手段は、最初にトナー欠が検出されてからの記
    録枚数が所定枚数に達した場合には、記録手段の動作の
    みを停止する画像形成装置。
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