JP3265841B2 - 一成分現像装置 - Google Patents

一成分現像装置

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JP3265841B2 JP18018894A JP18018894A JP3265841B2 JP 3265841 B2 JP3265841 B2 JP 3265841B2 JP 18018894 A JP18018894 A JP 18018894A JP 18018894 A JP18018894 A JP 18018894A JP 3265841 B2 JP3265841 B2 JP 3265841B2
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保 桜庭
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置において静電潜像担持体上に形成される静
電潜像を現像して可視像化する現像装置に関する。特
に、表面が移動する現像剤担持体に供給されるトナーを
該表面に当接するトナー規制部材と該表面との間に通過
させることで該表面に帯電トナー薄層として保持させて
現像領域へ搬送し、該現像剤担持体への現像バイアス印
加のもとに現像に供し、現像後消費されずに残った余剰
のトナーを前記現像剤担持体に保持させたままトナー供
給側へ戻す一成分現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる一成分現像装置の1例の概略を図
示すると、図3のとおりである。すなわち、図3の現像
装置は、図示しない駆動手段にて図中CCW方向に回転
駆動される駆動ローラ91を含み、この駆動ローラに該
ローラの外径より若干大きい内径の可撓性の現像スリー
ブ92を外嵌してある。該スリーブはその両端部が背後
から押圧ガイド93にて駆動ローラ91に圧接される一
方、該圧接にて反対側にできたたるみ部分920が静電
潜像担持体(本例では感光体ドラム)PCに柔軟に接触
している。また、現像スリーブ92には押圧ガイド93
と同じ側からトナー規制ブレード94が当接している。
【0003】現像スリーブ92の背後にはバッファ室9
5が、さらにその背後にトナー供給室96があり、バッ
ファ室95にはトナー供給回転部材97(CCW方向回
転)が、トナー供給室96にはトナー攪拌・供給回転部
材98(時計方向CW回転)がそれぞれ配置してある。
さらに、現像スリーブ92の下面には、バッファ室95
から外部へトナーが漏れることを防止するための下シー
ル部材99が当接している。
【0004】この現像装置によると、回転部材98の回
転にてトナー供給室96からバッファ室95へ送り込ま
れたトナーTは、トナー供給回転部材97の回転にて順
次、現像剤供給領域において、現像スリーブ92表面へ
供給される。一方、スリーブ92は、駆動ローラ91の
駆動回転に摩擦力にて従動回転しており、これに供給さ
れたトナーTはトナー規制ブレード94と現像スリーブ
92との間を通過することでブレード94の圧力下に摩
擦帯電し、且つ、所定厚さの薄層となり、スリーブ表面
に保持され、感光体ドラムPCに臨む現像領域へ搬送さ
れ、ここで現像バイアス電源921による現像バイアス
B 印加のもとに静電潜像の現像に供される。
【0005】現像後の余剰トナーTは、スリーブ92の
回転に伴って、途中、シール部材99と現像スリーブ9
2との間を通り、バッファ室95へ戻される。バッファ
室95へ戻ったトナーはスリーブ92から離れるが、一
部の高荷電トナーはそのままスリーブ92表面に残存す
る。この残存したトナーはスリーブ92との間にマイク
ロ電界を形成し、この電界が、また、次に供給されるト
ナーをスリーブ表面に引き付けることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば低湿環
境下においてトナーの流動性が通常より向上するような
場合、トナーの荷電性も向上するため、現像スリーブ9
2から離れずに該スリーブ上に蓄積する高荷電トナーが
増加する傾向がある。そのため、現像スリーブ92へ引
き付けられるトナー量が増加し、規制ブレード94にて
もスリーブ92へのトナー付着量を規制し切れなくな
り、感光体ドラムPC側へ異常なトナー量が搬送されて
非画像部もトナーにより現像される(いわゆるトナー異
常付着)等の不都合が発生する。
【0007】また、現像スリーブ92上に蓄積するトナ
ーは何度も規制ブレード94によりストレスを受けるた
め、スリーブ上になすり付けられ、固着し、いわゆるト
ナーのフィルミング化が生じ、延いては画質の劣化を招
く。また、前記ストレスのためトナーが劣化(トナーの
小粒径化、流動化剤シリカの脱落等)し易く、黒ベタ追
随性等が悪化する。
【0008】さらに、スリーブ92上に蓄積するトナー
が増加すると、新たにスリーブ92へ供給されるトナー
は、本来の規制ブレード94による帯電だけでなく、ト
ナー同士の摩擦によっても帯電するため、正規の帯電極
性とは逆極性の帯電トナーが増加し、延いては画質の劣
化につながることになる。このような問題を解決する手
段として、例えば図4に示すように、トナー漏れ防止用
の前記下シール部材99にトナー除電部材を兼ねさせ、
或いは別個にトナー除電部材を設け、該トナー除電部材
に除電バイアス電源991から直流の除電バイアスVT
を印加してトナーTから除電し、該トナーを現像スリー
ブ92から離れ易くすることが考えられる。
【0009】図4の現像装置において、例えばトナーT
として負帯電性のものを採用し、現像バイアスVB =−
300(V)、トナー除電バイアスVT =−200
(V)として現像を行うと、現像に供されずに除電部材
99に到来した余剰トナーTは負に帯電しているので、
前記VB とVT の電位差により電界的に除電部材99に
引きつけられ、該部材との摩擦により電荷を放出して除
電される。除電されたトナーTは現像スリーブ92との
鏡像力が無く、スリーブ92から離れ易くなる。
【0010】しかしながら、このように現像バイアス電
源921とは別個の除電バイアス電源991を設けて除
電部材99に定除電バイアスVT を印加すると、現像濃
度を調整する等のために現像バイアスを調整したとき、
現像バイアスと除電バイアスとの電位差が変動し、それ
まで適切であった除電バイアスが狂ってしまって所望の
トナー除電を行えなくなるという問題がある。さらに言
うと、その電位差がそれまでより大きくなると放電し、
小さくなると除電不足となり、所望のトナー除電を行え
ない。
【0011】ここで前記放電について説明すると、今、
トナーを消費していないときや、非画像領域について
は、現像スリーブ92と除電部材99との間に高抵抗の
トナーT層があるので、前記VB とVT の差がある値以
下であれば、過電流が流れることはないが、その電位差
が大きくなりすぎると、気中放電が発生し、回路上除電
バイアスVT は現像バイアスVB と同電位となり、除電
の効果が薄れてしまう。また、放電電流が同じ箇所で流
れ続けると発熱により除電部材99等が損傷するという
問題もある。
【0012】トナーを消費したときや、画像領域につい
ては、抵抗があまり大きくない現像スリーブ92と除電
部材99とが電位差をもって接触するため、その電位差
が大きすぎると電流が流れてしまうという不都合があ
る。そこで本発明は、表面が移動する現像剤担持体に現
像剤供給領域で現像トナーを供給し、供給したトナーを
前記現像剤担持体表面に当接するトナー規制部材と前記
現像剤担持体表面との間に通過させることで該表面に帯
電トナー薄層として保持させ現像領域へ搬送し、前記現
像剤担持体への現像バイアス印加のもとに現像に供し、
余剰のトナーを前記現像剤担持体表面に保持させたまま
再び現像剤供給側へ戻す一成分現像装置であって、現像
剤担持体に保持され、現像に供されたあとの余剰トナー
を、該担持体から離れ易くし、それによって現像領域へ
のトナー搬送量やそのトナーの帯電を適切なものに維持
し、現像剤担持体上のトナーの蓄積、トナーのフィルミ
ング化、トナーの劣化といった問題の発生を抑制し、カ
ブリや飛び散り等のない良好な画像を得られるものを提
供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の一成分現像装置は、前記現像バイアスの極性がトナ
ーの帯電極性と同極性であり、前記現像剤担持体の表面
移動方向において前記現像領域の下流側から前記トナー
規制部材に至る領域に位置して該現像剤担持体表面に当
接するとともに該現像剤担持体表面に当接する面の粗さ
(Rz)が2μm<Rz<20μmになったトナー除電
部材を設け、該トナー除電部材に現像バイアスと同極性
で異なる電位のトナー除電バイアスを印加するために、
電圧を降下させ且つ現像バイアスとトナー除電バイアス
との電位差を一定に保つ回路手段を介して、前記現像バ
イアスを印加する電源を該トナー除電部材に接続したこ
とを特徴としている。
【0014】前記トナー除電部材は、図3に示すような
下シール部材99を兼ねていてもよいし、それとは別個
に設けられてもよい。またトナー除電部材は、少なくと
も、前記現像剤担持体に当接する表面をトナーよりも帯
電系列上、該トナーの正規の帯電極性と同極性側にかた
よった材料で形成して、トナーとトナー除電部材との摩
擦によるトナー除電が円滑に行われるようにしてもよ
い。かかる材料については、必要に応じ、導電性材料を
分散させてもよい。
【0015】また、トナーとトナー除電部材との摩擦に
よるトナー除電が円滑に行われるように、トナー除電部
材の前記現像剤担持体に当接する表面の粗さ(Rz)
を、2μm<Rz<20μm程度の範囲のものとして
。表面粗さが小さすぎると、トナーが除電部材を滑り
易く、転がり難くなるので、摩擦による除電効果を得難
くなり、表面粗さが大きすぎると、現像剤担持体上にス
ジ状ノイズが現れすぎるようになる。
【0016】電圧を降下させ且つ現像バイアスとトナー
除電バイアスとの電位差を一定に保つ前記の回路手段は
種々考えられるが、構造の簡単なものとして、現像バイ
アスをツェナダイオードを介してトナー除電部材に印加
するものを挙げることができる。
【0017】
【作用】本発明に係る現像装置によると、現像剤担持体
表面に保持されて現像領域において現像に供されたトナ
ーのうち消費残りのトナーは、現像領域下流側で該担持
体に接触しているトナー除電部材と該担持体表面との間
を通ってトナー供給側へ戻る。
【0018】そして、トナー除電部材を通過するとき、
これに印加されるトナー除電バイアスと現像バイアスと
の電位差の作用で電界的に該部材へ引きつけられ、該部
材との摩擦により電荷を放出して除電される。かくして
除電されたトナーは現像剤担持体との鏡像力を失い、再
びトナー規制部材にさしかかるとき現像剤担持体表面か
らトナー供給側へ離れる。
【0019】そして現像濃度調整等のために現像バイア
スが調整されるときでも、極性がトナーの帯電極性と同
極性である現像バイアスを印加するための電源は、トナ
ー除電部材に現像バイアスと同極性で異なる電位のトナ
ー除電バイアスを印加するために、電圧を降下させ且つ
現像バイアスとトナー除電バイアスとの電位差をある一
定のものに保つ回路手段を介してトナー除電部材に接続
され、それによって該除電部材にトナー除電バイアスを
印加するから、現像バイアスの変動に拘らず該電位差は
一定であり、従ってトナーを除電部材に引きつけて所望
のトナー除電効果を得ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例である一成分現像装置の
概略断面図であり、図2は本発明の他の実施例である一
成分現像装置の概略断面図である。これら現像装置は、
現像バイアス及びトナー除電バイアスを印加する手段構
成及びその作用の点を除けば、図3に示す従来現像装置
と実質上同構成作用のものである。
【0021】図1及び図2に示す現像装置のそれぞれに
おいて、1は駆動ローラ、2は該ローラに外嵌した可撓
性の現像スリーブ、3は該スリーブの両端部を駆動ロー
ラ1に押圧する一対の押圧ガイド、4は現像スリーブ2
に当接したトナー規制ブレード、5はバッファ室、6は
トナー供給室、7はバッファ室5に配置したトナー供給
回転部材、8はトナー供給室6に配置したトナー攪拌・
供給回転部材であり、Tは使用トナーである。駆動ロー
ラ1及びトナー供給回転部材7は図中CCW方向に、ト
ナー攪拌・供給回転部材8は図中CW方向にそれぞれ図
示しない駆動モータにより回転駆動される。現像スリー
ブ2において、押圧ガイド3の押圧により反対側にでき
たたるみ部分20はこの例ではプリンタの感光体ドラム
PC表面に柔軟に接触している。なお、ここではトナー
Tはポリエステル系の負帯電性トナーである。
【0022】また、図1及び図2に示す現像装置のそれ
ぞれにおいて、9はバッファ室5からのトナー外部漏れ
を防止する下シール部材を兼ねるトナー除電部材であ
る。除電部材9は現像装置ケーシングCに支持されてい
る。いずれの現像装置でも除電部材9は、現像スリーブ
2の表面移動方向CCWを横切る方向にわたって、トナ
ー層を介して又は直接にスリーブ2表面に当接する。な
お、除電部材9はシール部材と別個に設けてもよい。い
ずれにしても、除電部材9は、現像スリーブ2の回転方
向において現像領域より下流側からトナー規制ブレード
4に至る領域に設置する。
【0023】これら除電部材9は少なくとも現像スリー
ブ2に接触する面がトナーTよりも帯電系列上、該トナ
ーの正規帯電極性と同極性側にかたよった材料で形成し
てあり、且つ、導電性の良い材料を分散させてある。こ
こではモルトプレーン等の弾性を有する柔軟な材料で形
成された本体900の表面に四弗化エチレン樹脂テープ
901を貼着したもので、該テープにはカーボン粉末を
分散させて導電性を付与してあり、該テープ表面は表面
粗さRZ =5μm程度とされ、この粗面で現像スリーブ
2に接している。
【0024】図1に示す現像装置では、現像スリーブ2
に現像バイアス直流電源201から現像バイアスVB
印加できるようにしてあるとともに、同じ電源201を
ツェナダイオードDを介して除電部材9のテープ901
部分に接続してあり、且つ、保護抵抗R(50MΩ)を
介して接地してある。この例では電源201から現像ス
リーブ2に印加される現像バイアスVB は普通には−3
00(V)である。
【0025】また、抵抗Rを流れる電流によってツェナ
ダイオードDで電圧降下が生じることにより、該ツェナ
ダイオードにより定まる一定の電位差(現像バイアスV
B に対する一定の電位差)のあるトナー除電バイアスV
T が除電部材9に印加される。この例では前記一定の電
位差は+100(V)であり、従って、普通にはトナー
除電バイアスVT =−200(V)である。
【0026】図1に示す現像装置によると、現像スリー
ブ2表面に保持されて現像領域において現像に供された
トナーTのうち消費残りのトナーTは、除電部材9と現
像スリーブ2との間を通ってバッファ室5へ戻る。そし
て除電部材9を通過するとき、該部材9へのトナー除電
バイアスVT の印加のもとにトナーTは部材9に引きつ
けられ、該部材9との摩擦により除電され、バッファ室
5へ戻ったとき、現像スリーブ2表面から離れ易い状態
とされる。
【0027】除電部材9におけるトナーTと接触するテ
ープ901表面は表面粗さRZ =5μm程度と粗くして
あるので、一般的な四弗化エチレン樹脂であるテフロン
(デュポン社商標)のテープの表面粗さRZ =2μm程
度を採用したならば、その平滑性、離型性の良さにより
トナーが滑って転がりにくく、従って摩擦による除電効
果を得にくいことがあるところ、かかる摩擦による除電
効果が大きくなっている。テープ901表面粗さはRZ
=5μmより大きくてもよいが、あまり粗すぎると現像
スリーブ2上にスジ状ノイズが発生するので、RZ <2
0μm程度がよい。
【0028】また、図1の現像装置によると、画像濃度
調整等のために現像バイアスVB を調整しても、除電部
材9に印加されるトナー除電バイアスVT と現像バイア
スV B との電位差はツェナダイオードDによって実質上
一定に保たれるので、該電位差が小さくなりすぎたり、
大きくなりすぎたりすることはなく、従って、トナー除
電不足によるメモリ、トナー異常付着等の問題や、前述
の放電が発生する等の不都合が回避され、良好な画像を
得ることができる。
【0029】図2に示す現像装置でも、トナー除電部材
9は図1の現像装置におけるそれと同一構成のものであ
る。また使用トナーTもポリエステル系の負帯電性トナ
ーである。図2の現像装置でも共通の直流電源202が
設けられているが、この電源202はツェナダイオード
D1を介して現像スリーブ2に接続されている。また、
電源202は抵抗R1(50MΩ)を介してトナー規制
ブレード4にも接続されている。電源202はさらに、
前記のツェナダイオードD1のほか、これに接続された
もう一つのツェナダイオードD2を介してトナー除電部
材9に接続されており、且つ、保護抵抗R2(50M
Ω)を介して接地されている。
【0030】この装置において電源202は直流−55
0(V)のものであり、抵抗R1を介して規制ブレード
4に印加される規制バイアスVC は−550(V)弱で
ある。また、現像スリーブ2に印加される現像バイアス
B はツェナダイオードD1による電圧降下(+250
(V))後の−300(V)である。トナー除電部材9
に印加されるトナー除電バイアスVT は、ツェナダイオ
ードD1に加え、ツェナダイオードD2による電圧降下
(+100(V))後の−200(V)である。
【0031】現像バイアスVB とトナー除電バイアスV
T との電位差はツェナダイオードD2により決定される
一定のもの(+100(V))である。図2に示す現像
装置においても、図1に示す現像装置と同様に、現像ス
リーブ2表面に保持されて現像領域において現像に供さ
れたトナーTのうち消費残りのトナーTは、除電部材9
と現像スリーブ2との間を通ってバッファ室5へ戻る。
そして、トナーTは除電部材9を通過するとき、該部材
へのトナー除電バイアスVT の印加により部材9に引き
つけられ、該部材との摩擦により除電され、バッファ室
5へ戻ったときスリーブ2から離れ易い状態とされる。
【0032】また、画像濃度調整等のために現像バイア
スVB を調整することがあっても、トナー除電バイアス
T と現像バイアスVB との電位差はツェナダイオード
D2によって実質上一定に保たれるので、トナー除電が
所望どおり行われ、トナー除電不足によるメモリ、トナ
ー異常付着の発生等の問題や放電の発生等の不都合が回
避され、良好な画像が得られる。
【0033】以上説明したように図1、図2のいずれの
現像装置においても、トナー除電部材9において戻りト
ナーの除電が達成され、バッファ室5に戻ったときには
現像スリーブ2表面から容易に離れるので、現像領域へ
のトナー搬送量やそのトナーの帯電を適切なものに維持
し、現像スリーブ2上のトナーの蓄積、トナーの劣化、
トナーのフィルミング化といった不都合を抑制し、カブ
リや飛び散り等のない良好な画像が得られる。なお、以
上説明した実施例現像装置では、現像剤担持体として可
撓性の現像スリーブを採用しているが、本発明は可撓性
のない通常の現像スリーブを採用する装置にも適用可能
である。また、使用トナーが負帯電性のものであるが、
正帯電性トナーを採用するときにも本願発明を適用でき
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、表面が移動する現像剤
担持体に現像剤供給領域で現像トナーを供給し、供給し
たトナーを前記現像剤担持体表面に当接するトナー規制
部材と前記現像剤担持体表面との間に通過させることで
該表面に帯電トナー薄層として保持させ現像領域へ搬送
し、前記現像剤担持体への現像バイアス印加のもとに現
像に供し、余剰のトナーを前記現像剤担持体表面に保持
させたまま再び現像剤供給側へ戻す一成分現像装置であ
って、現像剤担持体に保持され、現像に供されたあとの
余剰トナーを、該担持体から離れ易くし、それによって
現像領域へのトナー搬送量やそのトナーの帯電を適切な
ものに維持し、現像剤担持体上のトナーの蓄積、トナー
の劣化、トナーのフィルミング化といった問題の発生を
抑制し、カブリや飛び散り等のない良好な画像が得られ
るものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の概略断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の概略断面図である。
【図3】従来例の概略断面図である。
【図4】考えられる従来例改良型の現像装置の概略断面
図である。
【符号の説明】
1 駆動ローラ 2 現像スリーブ 3 押圧ガイド 4 トナー規制ブレード 5 バッファ室 6 トナー供給室 7 トナー供給回転部材 8 トナー攪拌・供給回転部材 9 トナー除電部材 900 部材9の本体 901 導電性テープ 201 電源 D ツェナダイオード R 保護抵抗 VB 現像バイアス VT トナー除電バイアス 202 電源 D1、D2 ツェナダイオード R1、R2 抵抗 PC 感光体ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が移動する現像剤担持体に現像剤供
    給領域で現像トナーを供給し、供給したトナーを前記現
    像剤担持体表面に当接するトナー規制部材と前記現像剤
    担持体表面との間に通過させることで該表面に帯電トナ
    ー薄層として保持させ現像領域へ搬送し、前記現像剤担
    持体への現像バイアス印加のもとに現像に供し、余剰の
    トナーを前記現像剤担持体表面に保持させたまま再び現
    像剤供給側へ戻す一成分現像装置において、前記現像バ
    イアスの極性がトナーの帯電極性と同極性であり、前記
    現像剤担持体の表面移動方向において前記現像領域の下
    流側から前記トナー規制部材に至る領域に位置して該現
    像剤担持体表面に当接するとともに該現像剤担持体表面
    に当接する面の粗さ(Rz)が2μm<Rz<20μm
    になったトナー除電部材を設け、該トナー除電部材に現
    像バイアスと同極性で異なる電位のトナー除電バイアス
    を印加するために、電圧を降下させ且つ現像バイアスと
    トナー除電バイアスとの電位差を一定に保つ回路手段を
    介して、前記現像バイアスを印加する電源を該トナー除
    電部材に接続したことを特徴とする一成分現像装置。
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