JP3265098B2 - 床の構造 - Google Patents

床の構造

Info

Publication number
JP3265098B2
JP3265098B2 JP33423393A JP33423393A JP3265098B2 JP 3265098 B2 JP3265098 B2 JP 3265098B2 JP 33423393 A JP33423393 A JP 33423393A JP 33423393 A JP33423393 A JP 33423393A JP 3265098 B2 JP3265098 B2 JP 3265098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
floor panel
panel
wall
panels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33423393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07189457A (ja
Inventor
信夫 根塚
俊次 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP33423393A priority Critical patent/JP3265098B2/ja
Publication of JPH07189457A publication Critical patent/JPH07189457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3265098B2 publication Critical patent/JP3265098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等の建築物の床の
構造に係わり、特に予め形成された床パネルを敷き詰め
ることにより形成される床の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プレハブ住宅を施工する方法の一つとし
て、住宅の床、壁、屋根等をパネルを用いて施工する方
法が知られている。この施工方法においては、予め、工
場等において、芯材を枠組みすることにより枠体を形成
し、該枠体の少なくとも一面に面材を貼設することによ
り床パネル、壁パネル、屋根パネル等を製造し、建築現
場において、これらのパネルを組み付けていくことによ
り建物を構築するものである。
【0003】従来、上記床パネルにより、住宅の一階部
分及び二階部分の床を構築する際には、まず、基礎等の
一階の床パネルを支持する部分を構築し、その上に床パ
ネルを敷き詰めて一階部分の床を構築する。次に、二階
部分の床を構築する際には、予め、床パネルを敷き詰め
た状態の基礎上に一階の壁パネルを垂直に建てるととも
に、基礎と壁パネルとをアンカーボルト等により接合
し、さらに、壁パネル同士を互いに接合することによっ
て、一階部分の壁を構築する。
【0004】そして、一階の壁の上に床パネルを敷き詰
めることにより、二階部分の床を構築する。すなわち、
上記床の構築方法では、まず、一階において、最初に床
パネルを敷き詰めてから壁を構築し、二階においては、
一階の壁が形成された段階で壁の上に床パネルを敷き詰
めている。従って、壁が構築された後に、その壁の内部
に床を構築することは、あまり行なわれていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人ら
は、住宅の居住空間を圧迫せずに収納スペースを確保す
る方法を考慮した結果、住宅の二階の床下に収納スペー
スを設けるとの考えに至った。そして、上述のように住
宅の二階の床下に収納スペースを設けた場合に、二階の
床の構造は、実際の二階の床となる上の床と、床下の収
納スペースの床となる下の床とから二重の床構造とな
る。
【0006】これを上記従来例に示したパネルにより施
工される住宅に応用した場合には、、上記二重の床を構
成する床パネルを壁パネルで支持するために、上記下の
床と上の床との間に短い壁パネルを設けるか、一階もし
くは二階の壁パネルの高さを延長し、壁パネルの途中
に、上の床もしくは下の床を設置する必要がある。
【0007】上記短い壁パネルを用いた場合には、パネ
ル数が上記収納スペース用の床パネル以外にも増えるこ
とになり、部品点数と施工の手間を増加させ、単に床を
二重にする手間以上に施工効率が悪化する。従って、上
述の二階床下の収納スペースを構築するには、一階もし
くは二階の壁パネルの高さを延長する方法を採用するこ
とになるが、この場合には、上記上の床もしくは下の床
のどちらかを構築された壁に囲まれた状態で施工する必
要がある。
【0008】例えば、図4は、一階の壁パネル1aの高
さを延長し、該壁パネル1aにより構築された壁1に囲
まれた部分に、収納スペースの床となる下の床2を構築
する状態を示したものである。そして、上述のように一
階の壁パネル1aの高さを延長した場合には、一階の壁
パネル1aの上端から収納スペースの高さ分だけ下の位
置に、下の床2となる床パネル3…を配置し、一階の壁
パネル1aの上端部に、図示しない上の床用の床パネル
を配置することになる。
【0009】ここで、下の床2及び上の床(図示略)
は、一階の壁パネル1aによって支持されるものなの
で、一階の壁パネル1aを設置して壁1を構築した後
に、下の床2及び上の床を構築しなければならない。従
って、下の床2を構成する床パネル3は、壁1で囲まれ
た部分に敷き詰めることになる。この場合に、各壁パネ
ル1aや床パネル3…等のパネルは、住宅の品質を維持
するためにできるだけ精度の高い正確な寸法で製造され
ているので、上記壁1で囲まれた部分に、順次床パネル
3…を敷き詰め、最後に残された設置空間4に、最後の
床パネル3を敷き詰める際には、床パネル3と略同じ大
きさの設置空間4に床パネル3を入れ込むことになる。
【0010】すなわち、上記床パネル3…の寸法精度が
高いほど、上記設置空間4の幅と最後の床パネル3の幅
が等しいものとなり、最後の床パネル3を上記設置空間
4に入れ込むことが困難になる。また、製造時の床パネ
ル3の寸法の誤差や、床パネル3を構成する木材の湿度
等による形状のくるいなどにより、上記設置空間4の幅
が床パネル3の幅より狭くなってしまう可能性もある。
従って、上述のような場合には、現場において、床パネ
ル3…の側面を削って、床パネル3…の幅を狭くする
か、予め床パネル3…の幅を狭くする設計として、多少
の寸法のくるいがあっても、床パネル3…を敷き詰めら
れるようにする必要がある。
【0011】上述のように現場で床パネル3の側面を削
る場合には、当然現場での施工性が悪化することにな
る。また、床パネル3を予め小さめに設計することは、
寸法の精度を低下させることであり、床パネル3…同士
の間に僅かに隙間等ができる可能性があり、住宅の品質
を向上させる上で好ましくない。
【0012】なお、収納スペース用の床パネル3…は、
壁パネル1aの側面に、床パネル3…を支持する支持部
材5を水平に取り付け、該支持部材5により支持される
ようになっている。そして、上記支持部材5は、平面視
して枠状に構築され、この支持部材5により、床パネル
3…の前部及び後部が支持されるとともに、左右どちら
かの壁1に接して配置される床パネル3の壁1に接する
側の側縁が支持されるようになっている。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、床パネルの寸法精度を落とすことなく、壁に囲
まれた床部分に床パネルを容易に設置できる床の構造を
提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の床の構造は、周
囲を壁体に略囲まれた床部分に、予め形成された複数の
床パネルを敷き詰めることにより形成されるものであ
り、上記床パネルは、矩形状に形成されて、短辺方向に
並べて敷設されるとともに、長辺方向両端部の下側に切
欠部が、短辺方向に沿うように設けられており、設けら
れており、上記壁体で略囲まれた床部分には、上記床パ
ネルを支持する水平な支持部材が対向する位置に設けら
れ、上記切欠部が上記支持部材に嵌合するように、上記
支持部材上に複数の床パネルが敷き詰められ、これら床
パネルのうちの少なくとも一つの床パネルは、その少な
くとも一つの長辺方向の側面の下部に、下に向かって上
記床パネルの幅を狭くするテーパーが、該テーパーの上
端を前記切欠部の上端よりも下となるように設けられ、
上記床パネルの下面の幅が上記床パネルの上面の幅より
狭くされているとともに、前記テーパーが設けられた側
面の上部は略垂直で、隣接する床パネルの側面と略平行
に形成されていることを上記課題の解決手段とした。
【0015】
【作用】上記構成によれば、床を構成する複数の床パネ
ルのうちの一つの床パネルの一つの長辺方向の側面の下
部にテーパーが設けられていることにより、該床パネル
の下面側の幅が狭くなっている。従って、この床パネル
を最後に設置するようにすれば、上記床パネルの下面側
の幅が狭いことにより、上記床パネルの幅よりも僅かに
狭い幅の設置空間でも床パネルの下部を入れ込むことが
できる。
【0016】そして、上記床パネルの一側縁のテーパー
が、下に向かって床パネルの幅が狭くなる形状となって
いるので、床パネルの下部を設置空間に入れ込んだ段階
で、床パネルを下方に押圧すると、隣接する床パネルを
設置空間の外側に押圧するように、すなわち、上記設置
空間を押し広げるように力が働くことになる。そして、
先に設置された床パネル同士が密着するとともに、床パ
ネルが弾性を有するものならば、弾性により先に設置さ
れた床パネルの幅が僅かに縮まることになり、上記設置
空間が実際に押し広げられ、上記面取りされた床パネル
が、上記設置空間に完全に挿入されることになる。ま
た、上記床パネルの面取りされた側面の上部は略垂直
で、隣接する床パネルの側面と略平行に形成されている
ので、上記面取りされた床パネルを設置空間に完全に挿
入した後には、当該床パネルの側面上部と、隣接する床
パネルの側面上部とが密着することとなる。このため、
面取りされた床パネルと隣接する床パネルの両者の側面
上部を、ほぼ隙間なく接合することができ、面取りされ
た床パネルと隣接する床パネルの両者を一体的に接合す
ることが可能となる。また、テーパーは、該テーパーの
上端が切欠部の上端よりも下となるように、設けられて
いるので、支持部材にのせられ該支持部材と接触する部
分が、テーパーにより狭くされることはない。したがっ
て、より安定して支持部材上に床パネルを支持させるこ
とができるとともに、支持部材と床パネルとの接触部分
に不要な空間が生じるのを防止できる。 さらに、床パネ
ルの長辺方向両端部の下側に切欠部が設けられているの
で、この床パネルを填め込む際には、壁パネルと接触す
る面積は小さくなり摩擦抵抗を減らすことができる。す
なわち、切欠部のない床パネルと比較して、容易に床パ
ネルを填め込むことができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1ないし図2は本発明の一実施例の床の構
造を示す図面であり、図3は上記床の構造に用いられる
床パネル3(3c)を示すものである。この実施例の床
の構造は、本発明の床の構造を、木質の床パネル3…か
ら構築される住宅の二階の床部分に応用したものであ
り、この実施例においては、二階の床部分が床内部に収
納スペースを設けるために、上の床(図示略)と下の床
2との二重構造となっており、該下の床2に、本発明の
床の構造を応用している。なお、この実施例において、
図4に示す上記従来例の床の構造と同様の構成要素につ
いては、上記従来の床の構造と同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0018】図1及び図2に示すように、この実施例の
床の構造は、複数の壁パネル1a…から構築される壁1
に囲まれた床の構造である。上記壁1は、平面して矩形
状の居室を構築するように、4つの壁(図1及び図2に
おいては、二つの壁だけを図示)1…が、平面視して矩
形状の空間を閉塞するように立設されている。なお、壁
1…には、図示しない出入口や窓等が設けられている。
【0019】そして、壁1…の内面には、上記下の床2
を構築する部分に床パネル3…を支持する支持部材5が
取り付けられている。該支持部材5は、梁状の部材であ
り、上記4つの壁1…の内面を一周するように矩形枠状
に壁1…の内面に取り付けられている。そして、図1に
示すように、互いに向かい合う二対の壁(二対の壁のそ
れぞれひとつずつの壁だけを図示)1、1のうちの一方
の一対の壁1、1に、対向するように設けられた支持部
材5は、床パネル3…の前後の両端部を支持するように
なっている。また、図2に示すように、他方の一対の壁
1、1に設けられた支持部材5は、壁1、1に隣接して
配置される床パネル3、3の壁側の側部を支持するよう
になっている。
【0020】そして、上記壁1…に囲まれた床部分に配
置される床パネル3…は、この実施例において三種類あ
る。そして、第一の床パネル3aは通常の床パネル3で
あり、図1に示すように、芯材6aを矩形枠状に組んで
形成された枠体6と、該枠体6の上面に貼設された面材
7とからなっている。なお、上記枠体6の内部には、該
枠体6を構成する芯材6aと略同様の芯材6bが面材7
を支持するように配置されるとともに、断熱材を収納す
ることができるようになっている。また、第一の床パネ
ル3aの長辺方向両端部の下側には、上記支持部材5に
嵌合するように切欠部(図1に第一の床パネルと同様の
形状の後述する第二及び第三の床パネルの切欠部を図
示)6cが、短辺方向に沿うように設けられている。こ
の第一の床パネル3aが基本となる床パネル3である。
【0021】なお、第一の床パネル3aの基本的な形状
は、後述する第三の床パネル3cと同様のものであり、
第三の床パネル3cの形状は、図3に図示されている。
また、この実施例では、住宅の設計において、各寸法
が、基本的に、予め決められた単位長さの整数倍もしく
は整数分の一となるようにしている。そして、床パネル
3の大きさも上記単位長さに対応して決められている。
【0022】第二の床パネル3bは、図2において、左
右の壁1、1に接するように配置される床パネル3bで
あり、壁1との取り合いがあるので、その左右の幅が、
上記第一の床パネル3aに比較して、壁1の厚みの半分
だけ、上記単位長さに対応した長さより短くなってい
る。また、第二の床パネル3bの一方の側面を形成する
芯材6aは、その上下の厚みが薄く形成され、左右の壁
1、1に取り付けられた支持部材5に嵌合する形状とな
っている。なお、第二の床パネル3bにおいても、第一
の床パネル3aと同様に、前後の壁1、1に設けられた
支持部材5と嵌合する切欠部6c(図1に図示)が設け
られている。
【0023】第三の床パネル3cは、上記第一の床パネ
ル3aと略同様の構成を有するとともに、第三の床パネ
ル3cの一方の側面を構成する芯材6aの外面側の下側
の角部が面取りされている。そして、上記下側の角部が
面取りされることにより、第三の床パネル3cの一方の
側面の中央より下側は、下に向かうに連れて床パネル3
の幅が狭くなるテーパー6dとなっている。なお、この
テーパー6dは、該テーパー6dの上端を切欠部6cの
上端よりも下となるように設けられている。また、第三
の床パネル3cの面取りされた側面の上部は略垂直で、
この第三の床パネル3cと隣接する第一の床パネル3a
の側面と略平行に形成されている。そして、これら床パ
ネルは、短辺方向に並べて敷設される。具体的には、
記第二の床パネル3bが左右の壁に接する位置にそれぞ
れ配置され、上記第一の床パネル3aが上記二つの第二
の床パネル3bの間に配置され、上記第三の床パネル3
cが、上記第一の床パネル3aの配置される位置の一つ
に配置されるようになっている。
【0024】次に、上記構成の床2を構築する方法及び
その作用について説明する。まず、上記従来例と同様
に、予め上記一階の壁パネル1aを立設する。次に、上
記一階の壁パネル1aの内面に支持部材5を取り付け
る。次に、図1に示す左右の壁1、1の一方の壁1側か
ら床パネル3を敷き詰めていく。この際には、まず、上
記一方の壁1側に、上記第二の床パネル3bを設置し、
次いで、該第二の床パネル3bに隣接する位置に第一の
床パネル3aを設置する。
【0025】次に、図1に示すように、設置された第二
の床パネル3bに隣接する位置に床パネル3を設置せず
に、設置空間4を一つあけて、他方の壁1に隣接して上
記第二の床パネル3bを設置する。そして、上述のよう
に開けられた設置空間4に第三の床パネル3cを、上記
面取りされた側面を既に設置された床パネル3が多い方
に向けて設置する。また、第三の床パネル3cを設置す
る際には、第三の床パネル3cの下面側の幅が上記面取
りにより、狭くなっているので、上記設置空間4が第三
の床パネル3cと略同一の幅もしくはそれよりも僅かに
狭くても第三の床パネル3cの下部だけを設置空間4に
容易に挿入することができる。
【0026】次に、この第三の床パネル3cを下方に押
圧する。この際には、上記面取りにより第三の床パネル
3cの側面にテーパー6dが形成されているので、床パ
ネル3cを下方に押圧した際に、テーパー6dが面取り
された側面側に配置された床パネル3を壁1側に押圧し
て、上記設置空間4を押し広げるように力が働く。従っ
て、第三の床パネル3cの面取りされた側面側に配置さ
れた床パネル3は、壁1側に押圧され、壁1に密着する
とともに、互いに密着し、さらに弾性により、僅かに縮
小し、上記設置空間4が押し広げられる。そして、上記
第三の床パネル3cが押し広げられた設置空間4に挿入
され、全ての床パネル3…が壁1…に囲まれた床部分に
配置されることになる。
【0027】以上のように、壁1…に囲まれた床部分に
最後に配置される第三の床パネル3cに残された設置空
間4が、第三の床パネル3cと略同じ幅もしくは第三の
床パネル3cより僅かに狭い幅しかなくとも、第三の床
パネル3cを容易に設置することができる。従って、現
場において、最後に配置される床パネル3の側面を削っ
て床パネル3の幅を調整する必要がない。また、床パネ
ル3の幅を必要な幅に比べて僅かに狭く設計する必要が
ない。
【0028】すなわち、床パネル3…の寸法を精度の高
いものとした状態で、壁1…に囲まれた床部分に容易に
床パネル3…を配置することができ、施工性を向上させ
るために、住宅の品質を低下させることがない。なお、
上記実施例においては、第三の床パネル3cの一方の側
面だけが面取りされてテーパーが形成された構成とした
が、両方の側面にテーパーが形成された構成としても良
い。
【0029】また、最後に設置される一つの第三の床パ
ネル3cだけにテーパーが形成された構成としたが、二
つ以上の床パネル3にテーパーが形成された構成として
も良い。また、床パネル3…を壁1に取り付けられた支
持部材5で支持するものとしたが、梁によって支持する
ものとしても良い。
【0030】また、最後に設置される第三の床パネル3
…の位置を左右の壁1、1の一方の壁1に隣接する位置
としても良い。さらに、上記実施例においては、二階の
二重構造の床部分に、本発明の床の構造を応用したが、
本発明の床の構造は、先に壁を構築した後に、該壁で囲
まれた床部分に床を構築する全ての場合に適用すること
ができ、従来のパネルを用いた住宅の施工方法におい
て、本発明を利用することにより、壁パネルと床パネル
の設置順を変更することもできる。したがって、住宅の
壁や屋根等を先に設置した後に、床を構築することがで
き、住宅の建築中に床が雨に濡れるのを防止することが
できる。
【0031】
【発明の効果】上記本発明の床の構造によれば、上記テ
ーパーが設けられた床パネルを最後に設置するようにし
た場合に、最後に床パネルを設置する設置空間が、床パ
ネルと略同じ幅もしくは床パネルより僅かに狭い幅であ
っても、床パネルの下部がテーパーにより幅が狭くなっ
ているので、最後に設置される床パネルの下側を上記設
置空間に挿入することができる。
【0032】そして、下側だけを上記設置空間に挿入し
た床パネルを下に押圧することにより、テーパー部分
が、隣接する床パネルを設置空間を押し広げる方に押圧
することになり、押し広げられた上記空間に最後に設置
する床パネルを完全に挿入することができる。すなわ
ち、壁に囲まれた床部分に、床パネルの寸法精度を落と
すことなく、容易に床パネルを設置することができ、住
宅等の建築物の品質を低下させることなく、壁に囲まれ
た床部分に床パネルによる床を構築することができる。
従って、床下に収納スペースを設けることによって二重
構造となるとともに、壁に囲まれた状態で床を施工しな
ければならなくなった場合でも、容易に床を形成するこ
とができる。また、上記面取りされた床パネルを設置空
間に完全に挿入した後には、当該床パネルの側面上部
と、隣接する床パネルの側面上部とが密着することとな
る。このため、面取りされた床パネルと隣接する床パネ
ルの両者の側面上部を、ほぼ隙間なく接合することがで
き、面取りされた床パネルと隣接する床パネルの両者を
一体的に接合することが可能となる。これにより、設置
空間4に挿入された全ての床パネル3…を一体的に接合
することが可能となり、従って、床パネル3…のずれを
防止でき、住宅の強度を低下させることがない。また、
テーパーは、該テーパーの上端が切欠部の上端よりも下
となるように、設けられているので、支持部材にのせら
れ該支持部材と接触する部分が、テーパーにより狭くさ
れることはない。したがって、より安定して支持部材上
に床パネルを支持させることができるとともに、支持部
材と床パネルとの接触部分に不要な空間が生じるのを防
止できる。 さらに、床パネルの長辺方向両端部に切欠部
が設けられているので、この床パネルを填め込む際に
は、壁パネルと接触する面積は小さくなり摩擦抵抗を減
らすことができる。すなわち、切欠部のない床パネルと
比較して、容易に床パネルを填め込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の床の構造を示す一部展開斜
視図である。
【図2】上記実施例の床の構造を示す一部展開断面図で
ある。
【図3】上記実施例の床の構造に用いられる床パネルを
示す斜視図である。
【図4】上記従来例の床の構造を示す一部展開断面図で
ある。
【符号の説明】
1 壁 2 床 3 床パネル 3c テーパーが設けられた床パネル 5 支持部材 6c テーパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/00 - 15/18 E04B 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲を壁体に略囲まれた床部分に、予め
    形成された複数の床パネルを敷き詰めることにより形成
    される床構造であって、上記床パネルは、矩形状に形成されて、短辺方向に並べ
    て敷設されるとともに、長辺方向両端部の下側に切欠部
    が、短辺方向に沿うように設けられており、 上記壁体で
    略囲まれた床部分には、上記床パネルを支持する水平な
    支持部材が対向する位置に設けられ、上記切欠部が上記
    支持部材に嵌合するように、上記支持部材上に複数の床
    パネルが敷設され、これら床パネルのうちの少なくとも
    一つの床パネルは、その少なくとも一つの長辺方向に沿
    側面の下部に、下に向かって上記床パネルの幅を狭く
    するテーパーが、該テーパーの上端を前記切欠部の上端
    よりも下となるように設けられ、上記床パネルの下面の
    幅が上記床パネルの上面の幅より狭くされているととも
    に、前記テーパーが設けられた側面の上部は略垂直で、
    隣接する床パネルの側面と略平行に形成されていること
    を特徴とする床の構造。
JP33423393A 1993-12-28 1993-12-28 床の構造 Expired - Lifetime JP3265098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33423393A JP3265098B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 床の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33423393A JP3265098B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 床の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07189457A JPH07189457A (ja) 1995-07-28
JP3265098B2 true JP3265098B2 (ja) 2002-03-11

Family

ID=18275037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33423393A Expired - Lifetime JP3265098B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 床の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3265098B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07189457A (ja) 1995-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3265098B2 (ja) 床の構造
JP3161566B2 (ja) 床の構造
JP3161567B2 (ja) 建物の施工方法
JP3086369B2 (ja) 建物の施工方法
JP2859813B2 (ja) 間仕切における壁パネルの接合構造
JP2972157B2 (ja) 耐力パネル
JP3877421B2 (ja) 床パネル及び建物ユニット
JP2001311239A (ja) 木質パネルどうしの接合方法
JP3875069B2 (ja) 床部の支持構造、床部の施工方法
JP2862828B2 (ja) 間仕切りパネルと建具の構築構造
JP3500318B2 (ja) 木造家屋とその羽柄材施工方法
JP3127972B2 (ja) 建物ユニットの界壁施工方法
JPH11256727A (ja) 壁下地材と床下地材の納め構造
JP3474290B2 (ja) 建物ユニットの天井施工方法
JP2532675B2 (ja) 工業化住宅の床施工方法
JP2708711B2 (ja) ユニット住宅及びその構築方法
JP2664034B2 (ja) 上階の床構造
JP3126572B2 (ja) 建物ユニットの界壁構造および界壁施工方法
JP4278232B2 (ja) 床パネルの支持構造及びユニット建物
JPH10231569A (ja) 壁材組付工法
JPH1046705A (ja) 壁下地材と床下地材の納め構造
JP3388637B2 (ja) 床の接続構造
JPH09296520A (ja) パネル構造および建物ユニット
JPS6118102Y2 (ja)
JPH10115030A (ja) 建築用壁パネル

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081228

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081228

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091228

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091228

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term