JP3264781B2 - 架空引落しチューブ及びその使用方法 - Google Patents

架空引落しチューブ及びその使用方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバユニットを
アクセスポイントから加入者宅まで圧縮気体を用いて搬
送する際に使用する架空引落しチューブ及び使用方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバケーブルを布設する方法とし
て、単心または複数心の光ファイバに、例えば、発泡被
覆層などの被覆層を施して形成した光ファイバユニット
を、単数または複数のチューブからなる所謂チューブケ
ーブル内に空気などの加圧ガスを用いて圧送収納し、布
設する方法が知られている。このような方法について
は、例えば、特開昭59−104607号公報等に記載
されている。
【0003】このような加圧ガス圧送方式による光ファ
イバケーブルの布設方法は、布設に際し、光ファイバに
張力などの外力がかからず、損傷を与えることなく、ま
た、既設のチューブ内への加圧ガス圧送方式であること
から、複雑なルートへの布設も可能となり、さらに、布
設後の光ファイバの交換や追加布設なども可能で、保守
の容易性、布設経費の低廉化において有効である。
【0004】図8は、従来技術における典型的なチュー
ブケーブルの説明図であり、光軸方向から見た断面図で
ある。図中、31はチューブ、32は抗張力体、33は
被覆、34は外部シースである。中心に、被覆33を施
した抗張力体32を配し、その周りに、複数本のチュー
ブ31を撚り合わせ、これらを外部シース34で覆って
チューブケーブルが構成されている。
【0005】本発明は、アクセスポイントから加入者宅
までを光ファイバでつなぐ所謂引落し線に加圧ガスによ
る圧送方式を応用することにある。
【0006】ところで、光ファイバ通信網の構築にあた
って、アクセスポイントにおいて、架空光ケーブル等か
ら加入者宅まで光ケーブルを分岐して引き落とすことが
必要である。この場合、1つの加入者宅まで引き落とす
光ファイバは、せいぜい1〜2心程度であり、図8で説
明したような従来のチューブケーブルを架空引落しチュ
ーブに用いるようにすると、チューブ本数が多過ぎるば
かりでなく、抗張力体がチューブケーブルの中心にある
ために、これを架空ルートの途中での引き留めに使用す
ることができず、別に抗張力体をチューブケーブルの外
部に設ける必要が生じ、ケーブルコストの増大を招くと
ともに、作業性が悪いために、布設作業費用も増大する
という問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、安価で、かつ、作業性に優
れた引落し用架空引落しチューブとその使用方法を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、空気圧送により光ファイバユニットを布設するため
の加圧ガス圧送光ファイバケーブル布設システムに使用
される架空引落しチューブであって、該架空引落しチュ
ーブが耐候性を有する材料で構成され、かつ、偏肉して
おり、少なくとも1本の抗張力体が前記架空引落しチュ
ーブの肉の厚い側に内蔵されており、前記抗張力体の両
側に前記架空引落しチューブの外周面から切り込みが施
されて前記抗張力体が前記架空引落しチューブと分離で
きるようにされていることを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の架空引落しチューブにおいて、前記架空引落しチュー
ブの外周面全体から半径方向に圧力を負荷した場合に、
前記架空引落しチューブの外周面に施された切り込みの
両面がほぼ隙間なく合わさり、前記架空引落しチューブ
の断面の外周がほぼ真円となることを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の架空引落しチューブを、架空光ケーブル等に設けられ
たアクセスポイントから加入者宅まで架渉し、しかる後
に、前記架空引落しチューブ中に単心または複数心の光
ファイバを有する光ファイバユニットを加圧ガス圧送に
より布設する架空引落しチューブの使用法において、前
記架空引落しチューブをコネクタ接続する部分で抗張力
体を分離せずにそのままコネクタに挿入することを特徴
とするものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】本発明によれば、以下の作用が得られる。
架空引落しチューブの材料に耐候性を持たせることで、
外部シースを省略することにより、架空引落しチューブ
の材料費の低減、ならびに、1工程で架空引落しチュー
ブの製造が可能になり、製造費の低減が実現される。
架空引落しチューブを押し出し成形するのと同時に、
架空引落しチューブの材料の一部で抗張力体を一括被覆
することにより、抗張力体のシース工程を省くことがで
きる。また、抗張力体と架空引落しチューブとを容易に
分離できるように一体化することにより、架渉作業中に
必要に応じて、抗張力体を架空引落しチューブから分離
して引き留めに使用することができ、作業性が向上する
ために作業時間の短縮、布設費用の低減が可能になる。
抗張力体と架空引落しチューブをつなぐ構造は、抗
張力体の両側に架空引落しチューブの外周面から切り込
みを入れる構造により、両者の分離が容易となる。
架空引落しチューブの外周面に切り込みを入れる構造に
おいて、外周面に半径方向の圧力を負荷した際に、架空
引落しチューブの断面の外周がほぼ真円となるようにす
ることにより、架空引落しチューブの端部近傍におい
て、抗張力体を除去することなくコネクタによるチュー
ブ同士の接続が可能になり、布設作業の簡便化が実現さ
れる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の架空引落しチューブの第1
の参考例を説明するための断面図である。図中、1は架
空引落しチューブ本体部分、2は抗張力体、3は抗張力
体被覆部分、4は連結部分である。架空引落しチューブ
本体部分1は、中心部に光ケーブルを加圧ガス圧送でき
る断面円形の空間が形成されている。架空引落しチュー
ブの材料は、押し出し成型が可能な熱可塑性樹脂等を用
いることができる。しかし、架空引落しチューブが被覆
されることなく、屋外に露出するから、耐候性の良好な
材料が選択される。例えば、カーボンを含有したポリエ
チレン樹脂は、カーボンにより紫外線が吸収され、内部
まで透過することがなく、耐候性を上げることができ
る。また、カーボンは滑性を有しているから、押し出し
成型を容易にし、さらに、架空引落しチューブの内壁に
滑性を与え、光ケーブルの送通を容易にするという利点
もある。抗張力体2を被覆する抗張力体被覆部分3は、
架空引落しチューブ本体部分1の成型と同時に、連結部
分4とともに一体成型される。抗張力体2の周囲に抗張
力体被覆部分3として成型された架空引落しチューブ本
体部分の材料は、抗張力体2の保護被覆の役割も果た
す。連結部分3は、架空引落しチューブ本体部分1と抗
張力体部分3とが容易に分離できるよう、厚さを薄くさ
れる。
【0015】具体例について説明する。架空引落しチュ
ーブ本体部分1は、内径4.5mm、外径6.0mmで
あり、2.5重量%のカーボンパウダーを含有したポリ
エチレン樹脂で構成されている。抗張力体2は、直径
1.2mmの鋼線であり、その周囲を架空引落しチュー
ブ本体部分の押し出し成形と同時に、架空引落しチュー
ブ本体部分の材料で、厚さ1mmに被覆されている。連
結部分4は、簡単な道具で分離できるように厚さを1m
mとした。
【0016】図2は、本発明の架空引落しチューブの第
2の参考例を説明するための断面図である。図中、図1
と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。こ
の参考例では、連結部分4の長さを第1の参考例よりも
短くして、実質的には長さがないようにした。架空引落
しチューブ本体部分1と抗張力体被覆部分3とを分離し
た場合に、両者の断面が円形となり、特に、架空引落し
チューブをコネクタで接続する場合に、架空引落しチュ
ーブ側に突起部分がなく、接続作業が簡単になる。
【0017】図3は、本発明の架空引落しチューブの第
3の参考例を説明するための断面図である。図中、図1
と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。こ
の参考例では、抗張力体2を、架空引落しチューブ本体
部分1の両側に対称的に配置した。この参考例でも、架
空引落しチューブの成型時に2本の抗張力体が同時に抗
張力体被覆部分3で被覆され、連結部分4で連結されて
いる。このように、架空引落しチューブ本体部分に対し
て、複数本の抗張力体を配置するようにしてもよい。
【0018】図4は、本発明の架空引落しチューブの実
施例を説明するための断面図である。図中、図1と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。5は切り
込みである。この実施例では、架空引落しチューブ本体
部分1と連結部分4で連結される抗張力体被覆部分3と
の断面の全体形状をほぼ円形とし、偏肉して架空引落し
チューブを形成した。抗張力体2は、肉厚の厚い部分に
埋め込まれ、架空引落しチューブ本体部分1と抗張力体
被覆部分3とは連結部分4を残して両側から切り込まれ
た切り込み5が形成されている。したがって、この実施
例においても、切り込みから挿入した刃物等により、連
結部分4を切ることによって、架空引落しチューブ本体
部分1と抗張力体被覆部分3とを分離することができ
る。
【0019】また、この実施例では、外周面に半径方向
の圧力を負荷した際に、切り込み5の両面がほぼ隙間な
く合わさって、架空引落しチューブの断面の外周がほぼ
真円となるように断面形状を設計しておくことによっ
て、架空引落しチューブの端面において、内形が円形の
コネクタにより両側から架空引落しチューブを連結する
場合に、抗張力体2を除外することなく、すなわち、抗
張力体被覆部分3とともに、コネクタに挿入することが
できる利点がある。
【0020】実施例の具体例について説明する。架空引
落しチューブ全体は、内径3mm、外径6mmの偏肉し
たポリエチレン製チューブである。チューブの肉厚の厚
い側に直径1mmの鋼線を抗張力体2として内蔵してい
る。抗張力体2の両側のチューブの外周面から、抗張力
体2の下部に向かって切り込み5が入れてあり、抗張力
体被覆部分3と架空引落しチューブ本体部分1をつなぐ
連結部分4の幅は0.8mmとなっている。
【0021】図5は、切り込みを入れる方法に用いるダ
イスの説明図である。図中、6はダイス、7は刃物であ
る。まず、鋼線を偏肉の厚い側に内蔵されるように図示
しないダイスに挿入し、鋼線入りチューブを押し出し成
形する。チューブ材料が十分冷えた後に、鋭利な刃物7
を具備した内径略6mmのダイス6を通過させることに
よって、チューブ外表面に所望の切り込みを入れてい
る。
【0022】図6は、図4で説明した架空引落しチュー
ブの製造ラインの概略の構成図である。図中、11は供
給リール、12は抗張力体、13は押し出し機クロスヘ
ッド、14は冷却水槽、15はダイス、16はミッドホ
イールキャップスタン、17は架空引落しチューブ、1
8は巻取リールである。押し出し機クロスヘッド16
に、供給リール11から供給される抗張力体12を挿入
しながら、鋼線入りチューブを押し出し成形する。冷却
水槽14で冷却して、図5で説明したダイス15によっ
て切り込みを入れ、ミッドホイールキャップスタン16
を通して、製造された架空引落しチューブ17を巻取リ
ール18に巻取る。ミッドホイールキャップスタン16
は、ダイス15内でのチューブの方向を安定させるため
に設けられたもので、ダイスの直後に配置され、架空引
落しチューブに張力を掛けてミッドホイールキャップス
タン16に巻き付けることによって、抗張力体の位置
が、常にミッドホイールキャプスタン16の中心に近い
側に寄るようにしたものである。これにより、切り込み
を入れる位置が安定する。
【0023】図7は、上述した第1ないし第3の参考例
および本発明の実施例の架空引落しチューブを用いて、
引き落としを行なう方法の説明図である。図中、21は
光ケーブル、22はアクセスポイント、23は架空引落
しチューブ、24は抗張力体、25,26は引き留め金
具、27は加入者チューブ接続函、28は加入者宅であ
る。本発明の架空引落しチューブを電柱上のアクセスポ
イント22から、一般住宅の加入者宅28まで架渉する
方法を説明する。
【0024】アクセスポイント22および加入者チュー
ブ接続函27の近傍において、架空引落しチューブ23
から抗張力体24を分離し、引き留め金具25,26に
接続固定して、架空引落しチューブ23を引き留める。
【0025】架空引落しチューブとして、第1ないし第
3の参考例のものを用いた場合、抗張力体被覆部分と架
空引落しチューブ本体部分の分離は、ごく一般的に用い
られるカッターによって容易に行なうことができ、引き
留め金具との接続固定による引き留めが可能であった。
また、本発明の実施例の架空引落しチューブを用いた場
合には、抗張力体部分と架空引落しチューブ本体部分の
分離は、素手で引きちぎることが可能であり、さらに容
易である。
【0026】架空引落しチューブ23は、加入者チュー
ブ接続函27で、加入者宅28内に布設されたチューブ
とのコネクタ接続を行ない、アクセスポイント22の接
続函から、光ケーブルユニットを室内の接続端末まで一
連で圧送し、光ケーブルから分岐した光ケーブルユニッ
トと接続することが好ましい。また、光ケーブル21
が、引き落とし用の加圧ガス圧送用のチューブを持って
いる場合には、アクセスポイント22においても、その
チューブに架空引落しチューブ23をコネクタで接続
し、光ケーブルユニットを一連で圧送するようにしても
よい。
【0027】第1ないし第3の参考例による架空引落し
チューブにおいては、抗張力体被覆部分を除去した後、
連結部分の残存部をカッター等で除去し、若干の成形を
行なうことでコネクタ接続が可能であった。なお、接続
にはPisco製チューブコネクタを使用した。本発明
の実施例による架空引落しチューブでは、なんらの成形
を行なうこともなく、抗張力体を内蔵したままでコネク
タ接続が可能であり、さらなる作業性の向上が認められ
た。
【0028】なお、第1ないし第3の参考例および本発
明の実施例による架空引落しチューブを用いて、表面に
テフロンのごく薄い被膜を施した直径0.9mmのナイ
ロン被覆光ファイバの圧送試験を行なったところ、6k
g/cm2 の空気圧で、管路長100mのチューブに、
いずれも10分以内で圧送が完了し、十分な圧送特性を
有していることを確認している。
【0029】なお、引き留め用の抗張力体を、単体のチ
ューブと撚り合わせた構造でも同様に布設作業性に優れ
る架空引落しチューブが得られるが、この場合は抗張力
体のシースとチューブとの撚り合わせを別工程で行なう
必要があるため、製造コストが増大するが、引き落とし
への対応が容易である利点がある。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の架空引落しチューブは耐候性を有する材料を用いてチ
ューブ本体を構成し、かつ抗張力体と管路本体とを容易
に分離できるように一体化することにより、外部シース
の省略と、製造工程の削減による製造コストの低減が可
能となり、かつ、布設作業性に優れる架空引落しチュー
ブが実現できる。さらに、本発明による架空引落しチュ
ーブでは、チューブ端末付近の断面形状の真円度を出す
ことが容易であり、チューブ同士のコネクタ接続作業の
時間短縮にも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の架空引落しチューブの第1の参考例を
説明するための断面図である。
【図2】本発明の架空引落しチューブの第2の参考例を
説明するための断面図である。
【図3】本発明の架空引落しチューブの第3の参考例を
説明するための断面図である。
【図4】本発明の架空引落しチューブの実施例を説明す
るための断面図である。
【図5】切り込みを入れる方法に用いるダイスの説明図
である。
【図6】図4で説明した架空引落しチューブの製造ライ
ンの概略の構成図である。
【図7】参考例および実施例の架空引落しチューブを用
いて、引き落としを行なう方法の説明図である。
【図8】従来技術におけるチューブケーブルの断面図で
ある。
【符号の説明】
1…架空引落しチューブ本体部分、2…抗張力体、3…
抗張力体被覆部分、4…連結部分、5…切り込み、6…
ダイス、7…刃物、11…供給リール、12…抗張力
体、13…押し出し機クロスヘッド、14…冷却水槽、
15…ダイス、16…ミッドホイールキャップスタン、
17…架空引落しチューブ、18…巻取リール、21…
光ケーブル、22…アクセスポイント、23…架空引落
しチューブ、24…抗張力体、25,26…引き留め金
具、27…加入者チューブ接続函、28…加入者宅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 茂 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 河田 修 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 保苅 和男 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 審査官 吉田 英一 (56)参考文献 特開 平3−128616(JP,A) 特開 昭60−210110(JP,A) 実開 昭62−43314(JP,U) 実開 昭59−186810(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/46 G02B 6/44 G02B 6/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧送により光ファイバユニットを布
    設するための加圧ガス圧送光ファイバケーブル布設シス
    テムに使用される架空引落しチューブであって、該架空
    引落しチューブが耐候性を有する材料で構成され、か
    つ、偏肉しており、少なくとも1本の抗張力体が前記架
    空引落しチューブの肉の厚い側に内蔵されており、前記
    抗張力体の両側に前記架空引落しチューブの外周面から
    切り込みが施されて前記抗張力体が前記架空引落しチュ
    ーブと分離できるようにされていることを特徴とする架
    空引落しチューブ。
  2. 【請求項2】 前記架空引落しチューブの外周面全体か
    ら半径方向に圧力を負荷した場合に、前記架空引落しチ
    ューブの外周面に施された切り込みの両面がほぼ隙間な
    く合わさり、前記架空引落しチューブの断面の外周がほ
    ぼ真円となることを特徴とする請求項1に記載の架空引
    落しチューブ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の架空引落しチューブ
    を、架空光ケーブル等に設けられたアクセスポイントか
    ら加入者宅まで架渉し、しかる後に、前記架空引落しチ
    ューブ中に単心または複数心の光ファイバを有する光フ
    ァイバユニットを加圧ガス圧送により布設する架空引落
    しチューブの使用法において、前記架空引落しチューブ
    をコネクタ接続する部分で抗張力体を分離せずにそのま
    まコネクタに挿入することを特徴とする請求項2に記載
    の架空引落しチューブの使用方法。
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