JP3263957B2 - 監視タイマシステム - Google Patents
監視タイマシステムInfo
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- JP3263957B2 JP3263957B2 JP26747391A JP26747391A JP3263957B2 JP 3263957 B2 JP3263957 B2 JP 3263957B2 JP 26747391 A JP26747391 A JP 26747391A JP 26747391 A JP26747391 A JP 26747391A JP 3263957 B2 JP3263957 B2 JP 3263957B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理装置間でデータの
転送を行うシステムにおける監視タイマシステムに関す
る。
転送を行うシステムにおける監視タイマシステムに関す
る。
【0002】複数の処理装置間でデータの転送を行う場
合において、通信相手先からアンサコマンドが返ってこ
ない時に、そのままでは受信側装置では、いつまでもア
ンサコマンドを待ち続けることになり、システムがスタ
ックする。そこで、このような場合に、システムスタッ
クから速やかに抜け出すための方策が必要となる。
合において、通信相手先からアンサコマンドが返ってこ
ない時に、そのままでは受信側装置では、いつまでもア
ンサコマンドを待ち続けることになり、システムがスタ
ックする。そこで、このような場合に、システムスタッ
クから速やかに抜け出すための方策が必要となる。
【0003】
【従来技術】図5は従来システムの構成概念図である。
10,20は処理装置で、システムバス30を介してデ
ータのやりとりを行っている。#0側の処理装置10は
CPU11,メモリ12及びバスインタフェース部13
とで構成されている。これら各構成要素は、ローカルバ
ス14を介して相互接続されている。13aはバスイン
タフェース部13内に設けられた監視タイマである。
10,20は処理装置で、システムバス30を介してデ
ータのやりとりを行っている。#0側の処理装置10は
CPU11,メモリ12及びバスインタフェース部13
とで構成されている。これら各構成要素は、ローカルバ
ス14を介して相互接続されている。13aはバスイン
タフェース部13内に設けられた監視タイマである。
【0004】以上の構成は#1側の処理装置20につい
ても同様である。即ち、#1側の処理装置20はCPU
21,メモリ22及びバスインタフェース部23とで構
成されている。これら各構成要素は、ローカルバス24
を介して相互接続されている。23aはバスインタフェ
ース部23内に設けられた監視タイマである。
ても同様である。即ち、#1側の処理装置20はCPU
21,メモリ22及びバスインタフェース部23とで構
成されている。これら各構成要素は、ローカルバス24
を介して相互接続されている。23aはバスインタフェ
ース部23内に設けられた監視タイマである。
【0005】このように構成されたシステムにおいて、
例えば#0側のCPU11が#1側のメモリ22をアク
セスする場合、先ずCPU11はバスインタフェース部
13を介して#1側メモリ宛の送信コマンドを発行す
る。#1側バスインタフェース部では、このコマンドを
受けると、#0側にステータスコードを返した後、メモ
リをアクセスして、データを読出し、システムバスを介
して#0側処理装置10にアンサコマンドとデータを同
時に順次転送していく。#0側処理装置10で受信され
たデータは、必要に応じてメモリ12に書込まれる。
例えば#0側のCPU11が#1側のメモリ22をアク
セスする場合、先ずCPU11はバスインタフェース部
13を介して#1側メモリ宛の送信コマンドを発行す
る。#1側バスインタフェース部では、このコマンドを
受けると、#0側にステータスコードを返した後、メモ
リをアクセスして、データを読出し、システムバスを介
して#0側処理装置10にアンサコマンドとデータを同
時に順次転送していく。#0側処理装置10で受信され
たデータは、必要に応じてメモリ12に書込まれる。
【0006】この時、#1側からのアンサコマンドが返
ってこない時のために、監視タイマ23aが用いられ
る。即ち、バスインタフェース部23では、#0側処理
装置10から送られてくるコマンドを受けつけると、監
視タイマ23aを起動する。この時、送信側(#0側)
の監視タイマ13aは停止したままである。
ってこない時のために、監視タイマ23aが用いられ
る。即ち、バスインタフェース部23では、#0側処理
装置10から送られてくるコマンドを受けつけると、監
視タイマ23aを起動する。この時、送信側(#0側)
の監視タイマ13aは停止したままである。
【0007】若し、#1側の何らかの障害発生のため
に、アンサコマンドが発生しない時、監視タイマ23a
はオーバフローしてそのオーバフロー信号をアンサ信号
として#0側処理装置10に出力する。#0側処理装置
10では、このアンサ信号を受とり、次の処理に進むこ
とになる。以上、#0側処理装置10側から#1側処理
装置20内のメモリ22をアクセスする場合について説
明したが、逆に#1側処理装置20側から#0側処理装
置10内のメモリ12をアクセスする場合についても同
様である。
に、アンサコマンドが発生しない時、監視タイマ23a
はオーバフローしてそのオーバフロー信号をアンサ信号
として#0側処理装置10に出力する。#0側処理装置
10では、このアンサ信号を受とり、次の処理に進むこ
とになる。以上、#0側処理装置10側から#1側処理
装置20内のメモリ22をアクセスする場合について説
明したが、逆に#1側処理装置20側から#0側処理装
置10内のメモリ12をアクセスする場合についても同
様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来システム
では、受信側装置の障害によりアンサコマンドを発行で
きなかった時には、バスインタフェース部内の監視タイ
マから擬似的にアンサ信号を送信側装置に返すことによ
り、システムがスタックするのを予防することができ
る。しかしながら、若し受信側監視タイマ23aが故障
した時にオーバフローが起きずに送信側処理装置10は
いつまでもアンサを待ち続けてスタックしてしまい、シ
ステム全体に故障が波及してしまうという問題があっ
た。このような問題を解決する方法として、それぞれの
処理装置内で監視タイマを動作させる方法がある。
では、受信側装置の障害によりアンサコマンドを発行で
きなかった時には、バスインタフェース部内の監視タイ
マから擬似的にアンサ信号を送信側装置に返すことによ
り、システムがスタックするのを予防することができ
る。しかしながら、若し受信側監視タイマ23aが故障
した時にオーバフローが起きずに送信側処理装置10は
いつまでもアンサを待ち続けてスタックしてしまい、シ
ステム全体に故障が波及してしまうという問題があっ
た。このような問題を解決する方法として、それぞれの
処理装置内で監視タイマを動作させる方法がある。
【0009】図5を例にとると、#0側処理装置10か
らコマンドを発行すると同時に監視タイマ13aを起動
させ、受信側(#1側)処理装置20では、このコマン
ドを受けつけると監視タイマ23aを起動させるのであ
る。そして、送信側処理装置10側の監視タイマ13a
のタイマ値を受信側処理装置20側の監視タイマ23a
のタイマ値よりも大きくしておけば、受信側処理装置2
0側監視タイマ23aの故障により、アンサが返らない
場合には、自装置側の監視タイマ13aのオーバフロー
により待ち状態を抜け出すことができる。しかしなが
ら、この方法では、逆に#1側のCPU21から#0側
のメモリ12をアクセスする時に、#1側監視タイマ2
3aが先にオーバフローするから、受信側装置10から
のアンサ信号が返ってこない時にスタックが発生する。
らコマンドを発行すると同時に監視タイマ13aを起動
させ、受信側(#1側)処理装置20では、このコマン
ドを受けつけると監視タイマ23aを起動させるのであ
る。そして、送信側処理装置10側の監視タイマ13a
のタイマ値を受信側処理装置20側の監視タイマ23a
のタイマ値よりも大きくしておけば、受信側処理装置2
0側監視タイマ23aの故障により、アンサが返らない
場合には、自装置側の監視タイマ13aのオーバフロー
により待ち状態を抜け出すことができる。しかしなが
ら、この方法では、逆に#1側のCPU21から#0側
のメモリ12をアクセスする時に、#1側監視タイマ2
3aが先にオーバフローするから、受信側装置10から
のアンサ信号が返ってこない時にスタックが発生する。
【0010】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、相手側装置からアンサが返って来ないと
きの処理を効率的に行うことができる監視タイマシステ
ムを提供することを目的としている。
ものであって、相手側装置からアンサが返って来ないと
きの処理を効率的に行うことができる監視タイマシステ
ムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は第1の発明の原理
ブロック図、図2は第2の発明の原理ブロック図であ
る。図5と同一のものは、同一の符号を付して示す。図
1において、11はCPU、12はメモリ、15はバス
インタフェース部、14はローカルバスである。15a
はバスインタフェース部15内に設けられた送信側監視
タイマ、15bは同じくバスインタフェース部15内に
設けられた受信側監視タイマである。送信側監視タイマ
15aは、処理装置が送信側として機能する時にデータ
の送信と同時にカウントを開始し、受信側監視タイマ1
5bは、処理装置が受信側として機能する時にデータの
受信と同時にカウントを開始する。バスインタフェース
部15の出力側はシステムバス30に接続され相手側装
置(図示せず)と接続されデータ転送を行う。これら各
構成要素は、いずれも処理装置内に含まれる。
ブロック図、図2は第2の発明の原理ブロック図であ
る。図5と同一のものは、同一の符号を付して示す。図
1において、11はCPU、12はメモリ、15はバス
インタフェース部、14はローカルバスである。15a
はバスインタフェース部15内に設けられた送信側監視
タイマ、15bは同じくバスインタフェース部15内に
設けられた受信側監視タイマである。送信側監視タイマ
15aは、処理装置が送信側として機能する時にデータ
の送信と同時にカウントを開始し、受信側監視タイマ1
5bは、処理装置が受信側として機能する時にデータの
受信と同時にカウントを開始する。バスインタフェース
部15の出力側はシステムバス30に接続され相手側装
置(図示せず)と接続されデータ転送を行う。これら各
構成要素は、いずれも処理装置内に含まれる。
【0012】図2において、11はCPU、12はメモ
リ、16はバスインタフェース部、14はローカルバス
である。バスインタフェース部16は、処理装置が送信
側として機能する時にデータの送信と同時にカウントを
開始する監視タイマ16aと、送信するコマンドを記憶
するコマンド記憶レジスタ16bと、受信したデータを
保持する受信バッファ16cと、前記コマンド記憶レジ
スタ16bに記憶されている送信コマンドと受信バッフ
ァ16cに保持された受信コマンドとを比較してその正
常性をチェックするチェック回路16dと、前記チェッ
ク回路16d出力により受信バッファ16cの出力を通
過させるゲート回路16eとで構成されている。バスイ
ンタフェース部16の出力側はシステムバス30に接続
され相手側装置(図示せず)と接続されデータ転送を行
う。これら各構成要素は、いずれも処理装置内に含まれ
る。
リ、16はバスインタフェース部、14はローカルバス
である。バスインタフェース部16は、処理装置が送信
側として機能する時にデータの送信と同時にカウントを
開始する監視タイマ16aと、送信するコマンドを記憶
するコマンド記憶レジスタ16bと、受信したデータを
保持する受信バッファ16cと、前記コマンド記憶レジ
スタ16bに記憶されている送信コマンドと受信バッフ
ァ16cに保持された受信コマンドとを比較してその正
常性をチェックするチェック回路16dと、前記チェッ
ク回路16d出力により受信バッファ16cの出力を通
過させるゲート回路16eとで構成されている。バスイ
ンタフェース部16の出力側はシステムバス30に接続
され相手側装置(図示せず)と接続されデータ転送を行
う。これら各構成要素は、いずれも処理装置内に含まれ
る。
【0013】
【作用】第1の発明においては、 送信側監視タイマ15aのタイマ値>受信側監視タイマ
15bのタイマ値 となるように設定する。これにより、通信相手先に障害
が発生した時には先ず相手側装置の受信側監視タイマ
(図示せず)がオーバフローし、次に自装置側の送信側
監視タイマ15aがオーバフローするので、相手先装置
からアンサ信号が返ってこない時にも自装置の監視タイ
マでスタック状態から抜け出すことができる。
15bのタイマ値 となるように設定する。これにより、通信相手先に障害
が発生した時には先ず相手側装置の受信側監視タイマ
(図示せず)がオーバフローし、次に自装置側の送信側
監視タイマ15aがオーバフローするので、相手先装置
からアンサ信号が返ってこない時にも自装置の監視タイ
マでスタック状態から抜け出すことができる。
【0014】第2の発明においては、送信コマンド発行
と同時に監視タイマ16aを起動し、送信コマンドをコ
マンド記憶レジスタ16bに記憶させておく。そして、
一定時間以内に相手側装置からアンサが返ってこない時
には、監視タイマ16aのオーバフローによりコマンド
記憶レジスタ16bに記憶されている送信コマンドをリ
セットする。これにより、所定時間が経過して返ってき
たアンサに対してはチェック回路16dの比較出力は常
に異常となり、相手先装置からのデータを受信を行わな
いようにする。
と同時に監視タイマ16aを起動し、送信コマンドをコ
マンド記憶レジスタ16bに記憶させておく。そして、
一定時間以内に相手側装置からアンサが返ってこない時
には、監視タイマ16aのオーバフローによりコマンド
記憶レジスタ16bに記憶されている送信コマンドをリ
セットする。これにより、所定時間が経過して返ってき
たアンサに対してはチェック回路16dの比較出力は常
に異常となり、相手先装置からのデータを受信を行わな
いようにする。
【0015】以上の処理により、相手側装置からアンサ
が返って来ないときの処理を効率的に行うことができ
る。
が返って来ないときの処理を効率的に行うことができ
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図3は第1の発明の一実施例を示す構成ブ
ロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付
して示す。#0系の処理装置と#1系の処理装置とがシ
ステムバス30を介して接続されている。#0系,#1
系いずれも同じ構成で、CPU11,メモリ12,ロー
カルバス14及びバスインタフェース部15より構成さ
れている。バスインタフェース部15内には、前述した
2個の監視タイマである送信側監視タイマ15aと受信
側監視タイマ15bが設けられている。このように構成
されたシステムの動作を説明すれば、以下のとおりであ
る。
に説明する。図3は第1の発明の一実施例を示す構成ブ
ロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付
して示す。#0系の処理装置と#1系の処理装置とがシ
ステムバス30を介して接続されている。#0系,#1
系いずれも同じ構成で、CPU11,メモリ12,ロー
カルバス14及びバスインタフェース部15より構成さ
れている。バスインタフェース部15内には、前述した
2個の監視タイマである送信側監視タイマ15aと受信
側監視タイマ15bが設けられている。このように構成
されたシステムの動作を説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0017】先ず、#0系のCPU11から#1系のメ
モリ12をアクセスする場合について考える。CPU1
1から送信コマンドを発行すると、#0系の送信側監視
タイマ15aが起動され、カウントを開始する。同時
に、この送信コマンドはシステムバス30を介して#1
系の処理装置に送られる。#1系側では、バスインタフ
ェース部15がこの送信コマンドを受信すると、受信側
監視タイマ15bが起動され、カウントを開始する。
モリ12をアクセスする場合について考える。CPU1
1から送信コマンドを発行すると、#0系の送信側監視
タイマ15aが起動され、カウントを開始する。同時
に、この送信コマンドはシステムバス30を介して#1
系の処理装置に送られる。#1系側では、バスインタフ
ェース部15がこの送信コマンドを受信すると、受信側
監視タイマ15bが起動され、カウントを開始する。
【0018】若し、受信側装置の動作が正常であれば、
システムバス30を介してアンサコマンドを#0系に返
し、データの転送を知らせる。この結果、#1系のメモ
リ12空読出されたデータはシステムバス30を介して
#0系側装置に順次送信されることになる。
システムバス30を介してアンサコマンドを#0系に返
し、データの転送を知らせる。この結果、#1系のメモ
リ12空読出されたデータはシステムバス30を介して
#0系側装置に順次送信されることになる。
【0019】ここで、若し受信側装置に障害があるもの
とすると、アンサコマンドは発行されない。前述したよ
うに、 送信側監視タイマ15aのタイマ値>受信側監視タイマ
15bのタイマ値 に設定されているので、受信側監視タイマ15bが先ず
オーバフローして#0系にアンサ信号を返す。若し、#
1系の受信側監視タイマ15bも異常の場合には、今度
は#0系の自装置内の送信側監視タイマ15aがオーバ
フローして擬似的なアンサ信号を発生させる。これによ
り、送信側(#0系側)装置がスタックに陥るのを防止
することができる。
とすると、アンサコマンドは発行されない。前述したよ
うに、 送信側監視タイマ15aのタイマ値>受信側監視タイマ
15bのタイマ値 に設定されているので、受信側監視タイマ15bが先ず
オーバフローして#0系にアンサ信号を返す。若し、#
1系の受信側監視タイマ15bも異常の場合には、今度
は#0系の自装置内の送信側監視タイマ15aがオーバ
フローして擬似的なアンサ信号を発生させる。これによ
り、送信側(#0系側)装置がスタックに陥るのを防止
することができる。
【0020】以上、#0系のCPU11から#1系のメ
モリ12をアクセスする場合を例にとって説明したが、
#1系のCPU11から#0系のメモリ12をアクセス
する場合についても同様である。この場合には、#1系
の送信側監視タイマ15aと#0系の受信側監視タイマ
15bとが動作を開始する。そして、#0系が異常の場
合には先ず#0系の受信側監視タイマ15bがオーバフ
ローし、次に#1系の送信側監視タイマ15aがオーバ
フローオすることになる。詳細な動作については省略す
る。
モリ12をアクセスする場合を例にとって説明したが、
#1系のCPU11から#0系のメモリ12をアクセス
する場合についても同様である。この場合には、#1系
の送信側監視タイマ15aと#0系の受信側監視タイマ
15bとが動作を開始する。そして、#0系が異常の場
合には先ず#0系の受信側監視タイマ15bがオーバフ
ローし、次に#1系の送信側監視タイマ15aがオーバ
フローオすることになる。詳細な動作については省略す
る。
【0021】図4は第2の発明の一実施例を示す構成ブ
ロック図で、1個の処理装置内の構成を示している。図
2と同一のものは、同一の符号を付して示す。図におい
て、処理装置はCPU11,メモリ12,ローカルバス
14及びバスインタフェース部16より構成されてい
る。バスインタフェース部16は、処理装置が送信側と
して機能する時にデータの送信と同時にカウントを開始
する監視タイマ16aと、送信するコマンドを記憶する
コマンド記憶レジスタ16bと、受信したデータを保持
する受信バッファ16cと、前記コマンド記憶レジスタ
16bに記憶されている送信コマンドと受信バッファ1
6cに保持された受信コマンドとを比較してその正常性
をチェックするチェック回路16dと、受信バッファ1
6cの出力とチェック回路16d出力とのアンドをとる
アンドゲート16eと、監視タイマ16aのオーバフロ
ーを保持するフリップフロップ16fと、該フリップフ
ロップ16f出力とチェック回路16d出力とのオアを
とるオアゲート16gと、送信データを保持するFIF
O(ファーストイン・ファーストアウト)メモリ16h
と、アンドゲート16eからの受信データを保持するF
IFOメモリ16iより構成されている。このように構
成された回路の動作を説明すれば、以下のとおりであ
る。
ロック図で、1個の処理装置内の構成を示している。図
2と同一のものは、同一の符号を付して示す。図におい
て、処理装置はCPU11,メモリ12,ローカルバス
14及びバスインタフェース部16より構成されてい
る。バスインタフェース部16は、処理装置が送信側と
して機能する時にデータの送信と同時にカウントを開始
する監視タイマ16aと、送信するコマンドを記憶する
コマンド記憶レジスタ16bと、受信したデータを保持
する受信バッファ16cと、前記コマンド記憶レジスタ
16bに記憶されている送信コマンドと受信バッファ1
6cに保持された受信コマンドとを比較してその正常性
をチェックするチェック回路16dと、受信バッファ1
6cの出力とチェック回路16d出力とのアンドをとる
アンドゲート16eと、監視タイマ16aのオーバフロ
ーを保持するフリップフロップ16fと、該フリップフ
ロップ16f出力とチェック回路16d出力とのオアを
とるオアゲート16gと、送信データを保持するFIF
O(ファーストイン・ファーストアウト)メモリ16h
と、アンドゲート16eからの受信データを保持するF
IFOメモリ16iより構成されている。このように構
成された回路の動作を説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0022】図に示す処理装置から他の装置のメモリへ
アクセスする場合について説明する。先ず、CPU11
から送信コマンドを出力する。この送信コマンドはFI
FOメモリ16hを経てシステムバス30に送出され
る。それと同時に、この送信コマンドデータはコマンド
記憶レジスタ16bに記憶される。また、同時に監視タ
イマ16aも起動され、カウントを開始する。
アクセスする場合について説明する。先ず、CPU11
から送信コマンドを出力する。この送信コマンドはFI
FOメモリ16hを経てシステムバス30に送出され
る。それと同時に、この送信コマンドデータはコマンド
記憶レジスタ16bに記憶される。また、同時に監視タ
イマ16aも起動され、カウントを開始する。
【0023】受信装置例(図示せず)では、送信コマン
ドを受けとると受信コマンドを発行する。この受信コマ
ンドはシステムバス30を介して処理装置側の受信バッ
ファ16cに入る。チェック回路16dは、受信バッフ
ァ16cから読出した受信コマンドのIDと、コマンド
記憶レジスタ16bに記憶されている送信コマンドのI
Dとを比較する。そして、両方のコマンドのIDが一致
した時には、チェック回路16dの出力は“1”を出力
する。この結果、アンドゲート16eは開き、受信デー
タを受けつける状態になり、同時にオアゲート16gを
介してコマンド記憶レジスタ16bの該当内容をリセッ
トする。
ドを受けとると受信コマンドを発行する。この受信コマ
ンドはシステムバス30を介して処理装置側の受信バッ
ファ16cに入る。チェック回路16dは、受信バッフ
ァ16cから読出した受信コマンドのIDと、コマンド
記憶レジスタ16bに記憶されている送信コマンドのI
Dとを比較する。そして、両方のコマンドのIDが一致
した時には、チェック回路16dの出力は“1”を出力
する。この結果、アンドゲート16eは開き、受信デー
タを受けつける状態になり、同時にオアゲート16gを
介してコマンド記憶レジスタ16bの該当内容をリセッ
トする。
【0024】そして、受信側装置からのデータは順次F
IFOメモリ16iに格納されていく。そして、FIF
Oメモリ16iに格納されたデータは、必要に応じて読
出され、メモリ12に格納される。
IFOメモリ16iに格納されていく。そして、FIF
Oメモリ16iに格納されたデータは、必要に応じて読
出され、メモリ12に格納される。
【0025】一方、受信側装置に障害が発生して、受信
側装置から受信コマンドが返ってこない場合について考
える。この間に、監視タイマ16aはオーバフローして
“1”になり、その値がフリップフロップ16fに保持
される。このフリップフロップ16f出力はオアゲート
16gに入り、そのオアゲート16g出力は“1”にな
り、コマンド記憶レジスタ16bに保持されている送信
コマンドデータをリセットする。その結果、このコマン
ド記憶レジスタ16bの内容は“0”になる。
側装置から受信コマンドが返ってこない場合について考
える。この間に、監視タイマ16aはオーバフローして
“1”になり、その値がフリップフロップ16fに保持
される。このフリップフロップ16f出力はオアゲート
16gに入り、そのオアゲート16g出力は“1”にな
り、コマンド記憶レジスタ16bに保持されている送信
コマンドデータをリセットする。その結果、このコマン
ド記憶レジスタ16bの内容は“0”になる。
【0026】この状態で受信側装置からのアンサが遅れ
て入力されたものとする。チェック回路16dは、コマ
ンド記憶レジスタ16bの内容(“0”)と受信バッフ
ァ16cから読出したIDとを比較する。比較結果は当
然に不一致となり、チェック回路16dは“0”を出力
し、アンドゲート16eを閉じる。この結果、送信側か
らのデータは以後受信されない。このようにして、障害
発生時のシステムの保護を図っている。
て入力されたものとする。チェック回路16dは、コマ
ンド記憶レジスタ16bの内容(“0”)と受信バッフ
ァ16cから読出したIDとを比較する。比較結果は当
然に不一致となり、チェック回路16dは“0”を出力
し、アンドゲート16eを閉じる。この結果、送信側か
らのデータは以後受信されない。このようにして、障害
発生時のシステムの保護を図っている。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば相手側装置からアンサが返って来ないときの処理
を効率的に行うことができるようにすることができる。
よれば相手側装置からアンサが返って来ないときの処理
を効率的に行うことができるようにすることができる。
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】第1の発明の一実施例を示す構成ブロック図で
ある。
ある。
【図4】第2の発明の一実施例を示す構成ブロック図で
ある。
ある。
【図5】従来システムの構成概念図である。
11 CPU 12 メモリ 14 ローカルバス 15 バスインタフェース部 15a 送信側監視タイマ 15b 受信側監視タイマ 16 バスインタフェース部 16a 監視タイマ 16b コマンド記憶レジスタ 16c 受信バッファ 16d チェック回路 16e ゲート回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−79633(JP,A) 特開 平1−140318(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 G06F 11/30
Claims (2)
- 【請求項1】少なくともCPU(11)とメモリ(1
2)とバスインタフェース部(15)とで構成される処
理装置が、相手側処理装置と情報の転送を行うシステム
において、 前記バスインタフェース部(15)内に、処理装置が送
信側として機能する時にデータの送信と同時にカウント
を開始する送信側監視タイマ(15a)と、 処理装置が受信側として機能する時にデータの受信と同
時にカウントを開始する受信側監視タイマ(15b)と
を設け、 かつ送信側監視タイマ(15a)のタイマ値を受信側監
視タイマ(15b)のタイマ値よりも大きくとるように
構成したことを特徴とする監視タイマシステム。 - 【請求項2】少なくともCPU(11)とメモリ(1
2)とバスインタフェース部(16)とで構成される処
理装置が、相手側処理装置と情報の転送を行うシステム
において、 前記バスインタフェース部(16)内に、処理装置が送
信側として機能する時にデータの送信と同時にカウント
を開始する監視タイマ(16a)と、 送信するコマンドを記憶するコマンド記憶レジスタ(1
6b)と、受信したデータを保持する受信バッファ(1
6c)と、 前記コマンド記憶レジスタ(16b)に記憶されている
送信コマンドと受信バッファ(16c)に保持された受
信コマンドとを比較してその正常性をチェックするチェ
ック回路(16d)とを設け、 受信側からのアンサが遅れた時に、前記監視タイマ(1
6a)出力によりコマンド記憶レジスタ(16b)をリ
セットするように構成したことを特徴とする監視タイマ
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26747391A JP3263957B2 (ja) | 1990-10-17 | 1991-10-16 | 監視タイマシステム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-278598 | 1990-10-17 | ||
JP27859890 | 1990-10-17 | ||
JP26747391A JP3263957B2 (ja) | 1990-10-17 | 1991-10-16 | 監視タイマシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06110795A JPH06110795A (ja) | 1994-04-22 |
JP3263957B2 true JP3263957B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=26547885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26747391A Expired - Fee Related JP3263957B2 (ja) | 1990-10-17 | 1991-10-16 | 監視タイマシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3263957B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108027786A (zh) * | 2015-07-29 | 2018-05-11 | Macom连接解决有限公司 | 基于与数据请求相关联的时钟计数器产生逾时信号 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP26747391A patent/JP3263957B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06110795A (ja) | 1994-04-22 |
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