JP3263614B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3263614B2
JP3263614B2 JP26940196A JP26940196A JP3263614B2 JP 3263614 B2 JP3263614 B2 JP 3263614B2 JP 26940196 A JP26940196 A JP 26940196A JP 26940196 A JP26940196 A JP 26940196A JP 3263614 B2 JP3263614 B2 JP 3263614B2
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修司 堀田
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に関し、特に
ドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のドラム式洗濯機では、水平の回転
軸を中心として回転自在のドラムが洗濯槽内に配置さ
れ、前面に設けた衣類投入口からそのドラムに衣類を出
し入れする構成となっている。
【0003】従来のこの種の洗濯機の排水動作を図7〜
図10の各背面図を参照して説明する。排水ホース10
はその一端(以下「吸入端」という)101が洗濯槽1
1の下部に連結され、途中が洗濯槽11内の洗濯水位D
(洗濯槽11内の約1/4の高さ)よりも高く持ち上げ
られ(洗濯槽11内の約3/4の高さ)、他端(以下
「排出端」という)102が外部の排水口に繋がれてい
る。排水ポンプ12は排水ホース10と洗濯槽11との
連結部の近傍に設けられ、洗濯槽11内に溜まった水を
排水するときには排水ポンプ12が一定時間連続して駆
動される。排水ポンプ12が駆動されると、排水ホース
10に送り込まれた水はそのピーク点Pを越えて排出端
102から排出される(図7参照)。排水ポンプ12の
駆動を停止すると、排水ホース10の立ち上がり部10
3によりその排出が阻止され洗濯槽11内に水が溜まっ
た状態に維持される。
【0004】排水ポンプ12の駆動中に排水ポンプ12
内の水が無くなるといわゆるエア噛みが発生し、排水ホ
ース10の立ち上がり部103内の水をそれ以上押し上
げる能力がなくなる。エア噛みにより入り込んだ空気は
排水ホース10の立ち上がり部103内を上昇し、その
ピーク点P付近から立ち下がり部104にかけて空気溜
まりを形成する(図8参照)。
【0005】一定時間の排水運転が終了して排水ポンプ
12が停止すると、排水ホース10の立ち上がり部10
3の水が排水ポンプ12内へ逆流するため水位A1は下
がる。これに伴い、その分だけ排水ホース10の立ち下
がり部104の水位A2は上昇する。そして、図9に示
すように、A1−B1=A2−B2の関係が成立した状態で
均衡が保たれる。この結果、排水ポンプ12の停止直前
よりは下がるものの、水位A1はかなり高い位置に維持
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、次の洗濯の
ために給水弁14を開放し給水ホース13を介して洗濯
槽11内に水位D迄給水を行なうと、排水ホース10の
立ち上がり部103内の水位が上昇しピーク点Pを越え
て立ち下がり部104の方へ流れ出してしまう(図10
参照)。すると、サイフォン現象により、排水ポンプ1
2を駆動しないにも拘らず洗濯槽11内に給水された水
が排水ホース10を介して外部に排出されてしまう。
【0007】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的とするところは、洗濯槽から排
水した後に給水を行なう際、水がサイフォン現象により
不所望に排出されてしまうことを防止する洗濯機を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明の洗濯機は、 a)洗濯槽と、 b)該洗濯槽の下部に一端が連結され、途中が該洗濯槽内
の洗濯液位よりも高く持ち上げて保持され、他端より排
液する排液管と、 c)該排液管と前記洗濯槽との連結部付近に設けた排液ポ
ンプと、 d)前記洗濯槽内の液を排出する際に、前記排液ポンプを
連続的に駆動して前記洗濯槽内の液を前記排液管を介し
て外部に排出するとともに、前記排液ポンプの連続運転
の終了後、前記排液管の立ち上がり部に残っている液の
一部をピーク点を越えて立ち下がり部に至らせる排液ポ
ンプの駆動と駆動停止とを数回繰返し、排液運転終了時
に前記排液管の立ち上がり部の液位を、次に前記洗濯槽
内の洗濯液位まで給液を行なってもピーク点に到達しな
い状態まで下げるポンプ駆動部と、を備えることを特徴
としている。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る洗濯機では、ポンプ
駆動部は、まず排液ポンプを連続的に運転させて洗濯槽
内の液を排液管を介して外部に排出する。洗濯槽内の液
がほぼなくなるとエア噛みが発生し、排液管のピーク点
付近には空気が溜まる。ポンプ駆動部は所定の連続運転
時間が経過した後に排液ポンプの駆動を停止する。これ
により、排液管の立ち上がり部に押し上げられていた液
は排液ポンプ側へ逆流する。ポンプ駆動部は、短時間排
液ポンプの駆動を停止した後に再度排液ポンプを駆動す
る。すると、排液ポンプ内に戻っていた液が勢いよく排
液管に送り込まれ、これに押されて排液管の立ち上がり
部に残っていた液がピーク点を越えて立ち下がり部へと
移動し、移動した量に相当する液が排液管の外部へ排出
される。
【0011】上記動作により、排液管中に残っている液
の量は減少するから、次に排液ポンプの駆動を停止した
とき排液管の立ち上がり部における液位は先の排液ポン
プ駆動前よりも下がる。排液ポンプの駆動と駆動停止と
を反復することにより、排液管の立ち上がり部における
液位は次第に下がる。このため、次に洗濯槽内の洗濯液
位迄給液が行なわれたとき排液管の立ち上がり部の液位
も上昇するが、ピーク点には到達せず液は排水管の立ち
上がり部で確実に阻止される。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る洗濯機によれば、排液の際
に排液管の中に残っている液の多くが抜かれるため、排
液運転終了時には排液管の立ち上がり部の液位は充分に
下がる。このため、次に洗濯槽内の洗濯液位迄給液を行
なうとき、それに伴って排液管の立ち上がり部の液位が
上昇してもピーク点までは到達しないから、サイフォン
現象により排液管から不所望に液が排出されてしまうこ
とを防ぐことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照
して説明する。図1は、本実施例による洗濯機の外観斜
視図である。外装1の内部には図示しない洗濯槽が配設
され、洗濯槽の中には水平軸に支持されたドラムが設け
られている。外装1前面にはドア2が設けられ、このド
ア2からドラムに衣類を出し入れする。外装1の前面上
部には操作パネル3が取り付けられており、この操作パ
ネル3の各種スイッチを操作することにより洗い、すす
ぎ、脱水等の各洗濯行程が指示される。外装1の背面に
は、洗濯槽に連なる排水ホース10が従来と同様にその
途中が洗濯水位よりも高くなるように取り付けられてい
る。
【0014】図2は、この洗濯機の要部の電気系構成を
示す図である。主としてマイクロコンピュータから構成
される制御部20に対し、操作パネル3のスイッチ類か
ら入力信号が入力される。制御部20は運転プログラム
を格納したメモリを備えており、入力信号を受けて運転
プログラムを実行することにより各洗濯行程の処理を進
める。その処理において、制御部20は、ドラムを回転
させるモータ21を駆動するモータ駆動部22、給水弁
14の開閉動作を行なわせる電磁弁駆動部23、及び、
排水ポンプ12を駆動するポンプ駆動部24に対し適当
な制御信号を出力する。
【0015】上記構成の洗濯機における排水時の処理動
作を以下に説明する。図3は、本実施例における排水ポ
ンプ12の駆動パターンを示す図である。ポンプ駆動部
24は、時間t1の連続運転の後に、時間t2の駆動停止
及び時間t3の駆動を繰り返す断続運転を行なうべく排
水ポンプ12をON/OFFさせる。それぞれの運転時
間は、排水ポンプ12の性能や洗濯槽11の大きさ等に
より適宜設定されるが、例えば、約2分で洗濯槽11内
の水を排出できるような場合、2分間の連続運転の後に
(t1=2分)、2秒停止、2秒駆動(t2=t3=2
秒)の断続運転を数回繰り返すことにより所望の排水を
行なうことができる。
【0016】まず、洗い又はすすぎ行程の後に洗濯槽1
1に溜まっている水を排出する際には、ポンプ駆動部2
4は一定時間t1連続して排水ポンプ12を駆動する。
これにより、洗濯槽11内の水は排水ホース10のピー
ク点Pを越えて排出端102から外部へ排出される。洗
濯槽11内の水が無くなり更に排水ポンプ12内の水が
少なくなるとエア噛みが発生し、排水ホース10に送り
込まれた空気は立ち上がり部103を通ってピーク点P
付近に至る。排水ポンプ12内の水が無くなっても排水
ポンプ12の駆動が継続されている間は、排水ポンプ1
2の空気の圧力により立ち上がり部103の水位A1は
極めて高い位置にある。
【0017】一定時間t1が経過して排水ポンプ12の
駆動が停止されると、排水ホース10の立ち上がり部1
03の水は排水ポンプ12側へ逆流し、A1−B1=A2
−B2となる状態で立ち上がり部103と立ち下がり部
104との水位が均衡する。ここまでは、従来の洗濯機
の排水動作と同様である(図8、図9参照)。
【0018】時間t2の間、排水ポンプ12の駆動を停
止し、排水ホース10の立ち上がり部103の水が排水
ポンプ12側へ戻ってきたとき、ポンプ駆動部24は排
水ポンプ12を時間t3だけ駆動する。これにより、排
水ポンプ12内の水は勢いよく排水ホース10へ送り込
まれ、水の一部はピーク点Pを越えて立ち下がり部10
4へ至り、立ち下がり部104に溜まっていた水を排出
端102から押し出す(図4参照)。
【0019】時間t3が経過して排水ポンプ12の駆動
が再び停止されると、排水ホース10の立ち上がり部1
03の水は排水ポンプ12側へ逆流するが、水の量が減
っているため、水位A1が先の図9に示した状態よりも
下がった位置において立ち上がり部103と立ち下がり
部104との水の均衡が保たれる(図5参照)。
【0020】更に上記の如く排水ポンプ12の駆動と駆
動停止とを数回繰り返すと、立ち上がり部103の水位
A1は一層下がる。すなわち、最終的には、排水ポンプ
12を駆動して水を排水ホース10に勢いよく送り込ん
でも立ち上がり部103の水がピーク点Pに到達しない
状態になるまで水の量を減らすことができる。
【0021】上記の如く排水が終了した後に、次の洗濯
を行なうために給水弁14を開いて給水ホース13を介
して洗濯槽11内の洗濯水位D迄給水を行なうと、それ
に伴って排水ホース10の立ち上がり部103の水位A
1も上昇する。しかしながら、図6における水位A1と水
位Dとの差(A1−D)は図5における水位A1と水位B
1との差(A1−B1)に等しく、これは水位Dとピーク
点Pとの間の長さよりも小さいので、給水後にも水位A
1はピーク点P迄達しない。このため、洗濯のために洗
濯槽11内に給水された水は排水ホース10に阻止され
保持される(図6参照)。
【0022】なお、上記実施例では、説明をわかり易く
するために、排出端102の近傍で排水ホース10が上
方に持ち上げられて排水口に至っている例を示してい
る。しかしながら、排水ホース10の内径が細いときに
は、上記のような持ち上がり部分が存在しなくとも同様
の問題点があるため、本発明の効果が発揮される。つま
り、排水ホース10の内径が細いと水がその断面全体を
満たし、水の流れの逆方向に空気が浸入し難く、上述し
たような状態に水が滞留し易いからである。
【0023】また、以上説明した実施例は一例であっ
て、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行なえるこ
とは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る洗濯機の外観斜視図。
【図2】 この洗濯機の要部の電気系構成図。
【図3】 この洗濯機における排水ポンプの駆動パター
ンを示す図。
【図4】 この洗濯機の排水動作を説明するための背面
図。
【図5】 この洗濯機の排水動作を説明するための背面
図。
【図6】 この洗濯機の排水動作を説明するための背面
図。
【図7】 従来の洗濯機の排水動作を説明するための背
面図。
【図8】 従来の洗濯機の排水動作を説明するための背
面図。
【図9】 従来の洗濯機の排水動作を説明するための背
面図。
【図10】 従来の洗濯機の排水動作を説明するための
背面図。
【符号の説明】
10…排水ホース 101…吸入端 102…排出端 103…立ち上がり部 104…立ち下がり部 11…洗濯槽 12…排水ポンプ 24…ポンプ駆動部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)洗濯槽と、 b)該洗濯槽の下部に一端が連結され、途中が該洗濯槽内
    の洗濯液位よりも高く持ち上げて保持され、他端より排
    液する排液管と、 c)該排液管と前記洗濯槽との連結部付近に設けた排液ポ
    ンプと、 d)前記洗濯槽内の液を排出する際に、前記排液ポンプを
    連続的に駆動して前記洗濯槽内の液を前記排液管を介し
    て外部に排出するとともに、前記排液ポンプの連続運転
    の終了後、前記排液管の立ち上がり部に残っている液の
    一部をピーク点を越えて立ち下がり部に至らせる排液ポ
    ンプの駆動と駆動停止とを数回繰返し、排液運転終了時
    に前記排液管の立ち上がり部の液位を、次に前記洗濯槽
    内の洗濯液位まで給液を行なってもピーク点に到達しな
    い状態まで下げるポンプ駆動部と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
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