JP3263254B2 - プリンタプロセッサ - Google Patents

プリンタプロセッサ

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JP3263254B2 JP21395294A JP21395294A JP3263254B2 JP 3263254 B2 JP3263254 B2 JP 3263254B2 JP 21395294 A JP21395294 A JP 21395294A JP 21395294 A JP21395294 A JP 21395294A JP 3263254 B2 JP3263254 B2 JP 3263254B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料に写真フィル
ムの画像を焼き付け、現像、定着、乾燥処理をするプリ
ンタプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】現像所等においてカラープリントの焼付
を行う場合に、プリンタプロセッサが用いられている。
プリンタプロセッサには、写真フィルムの画像を感光材
料(印画紙)に焼き付ける焼付部、感光材料の現像定着
を行う現像液、定着液等の溜められた複数の処理槽を有
する現像定着処理部、及び現像定着処理後の感光材料を
温風等で乾燥させる乾燥処理部等を備えている。
【0003】このプリンタプロセッサには、ロール状の
印画紙が用いられており、画像に応じた長さにカットし
て焼付位置にベルトで搬送され、写真フィルムの画像が
焼付られるようになっている。
【0004】ところで、カットされた印画紙にはロール
状に巻かれていた際の癖が残っているため、そのまま載
置するだけでは円弧状に反ってしまう。このため、図5
に示すように、印画紙Pを載置搬送するベルト100に
は多数の小孔102が形成されており、ベルト100の
裏面側は空気を吸引する孔104の開けられた箱状の支
持台106がベルト100の裏面に接するように配置さ
れており、支持台106内部を吸引ファンに接続して負
圧にし、ベルト100上に印画紙Pを吸着して平面性を
保つ工夫が成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
プリントサイズも多様化し、例えば、一般の35mmネガ
フィルムのプリントでは、従来からのLサイズ(アスペ
クト比が5:3.5)の他に、パノラマサイズ(アスペ
クト比が10:3.5)、迫力ワイドサイズ(アスペク
ト比が16:9)等がある。
【0006】しかし、小さなサイズの印画紙Pをベルト
100に載置した際には、印画紙Pで覆われていない部
分の小孔102から多量の空気を吸引してしまい、支持
台106内部があまり負圧にならず、吸着不良を起こす
恐れがあるため、何れのサイズの印画紙Pを載置した際
にも吸着不足を生じさせないように、吸引ファンの吸引
能力、即ち、吸引ファンを大型化すると共に、吸引ファ
ン用のモーターも大型で高出力の物を使用せざるをえ
ず、装置が大型化すると共に、消費電力も大きくなると
いう問題があった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、感光材料を確
実に吸着搬送すると共に、装置の小型化及び消費エネル
ギーの低減を図ることのできるプリンタプロセッサを提
供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光材料を吸着位置にて搬送ベルトに吸着させ、前
記吸着位置から所定位置へ前記感光材料を吸着搬送する
プリンタプロセッサであって、前記搬送ベルトに設けら
れ前記感光材料のサイズに対応した複数の感光材料配置
領域と、前記搬送ベルトを貫通し前記感光材料のサイズ
毎の感光材料配置領域を形成する複数個の貫通孔と、前
記貫通孔から前記感光材料吸着側の空気を吸引する空気
吸引手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のプリンタプロセッサにおいて、前記搬送ベルトに設け
られ前記配置領域のサイズ及び位置を示す指示マーク
と、前記指示マークを検出する検出手段と、前記検出手
段による前記指示マークの検出信号に基づいて、前記感
光材料に応じた前記配置領域が前記吸着位置と対応する
ように前記搬送ベルトの駆動を制御する制御手段と、を
備えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載のプリンタプロセッサでは、搬
送ベルトに感光材料吸着側の空気を吸引する複数の貫通
孔で感光材料配置領域が設けられており、その感光材料
配置領域が感光材料のサイズ毎に複数設けられているの
で、感光材料のサイズに対応した感光材料配置領域に感
光材料を吸着させれば、感光材料を適正な吸引力で吸引
して、吸着させた感光材料を吸着位置から所定位置(例
えば、焼付位置)へ確実に搬送することができる。な
お、感光材料は搬送ベルトに吸着されるので、搬送ベル
トが直線状である部分では反り等が修正され平面性を確
保することができる。
【0011】また、請求項2に記載のプリンタプロセッ
サでは、吸着すべき感光材料が吸着位置に配置される
と、搬送ベルトが駆動され、検出手段が吸着位置に配置
された感光材料のサイズに対応した感光材料配置領域を
示す指示マークを検出して検出信号を出し、制御手段は
検出手段からの検出信号に基づいてその感光材料配置領
域が吸着位置に位置決めされるように搬送ベルトを駆動
する。
【0012】
【実施例】本発明の適用されたプリンタプロセッサを図
1乃至図4に示し、これらの図に基づき本実施例を説明
する。
【0013】図1には本発明にかかるプリンタプロセッ
サ10の概略が示されており、このプリンタプロセッサ
10のプリンタ部を構成する写真焼付部12は、感光材
料としての印画紙Pが収納されたペーパマガジン14を
装填できるような構造となっている。
【0014】このペーパマガジン14の図1上、左上側
には、印画紙Pの先端部付近が巻き掛けられる駆動ロー
ラ16が回転自在に支持されており、写真焼付部12内
の図示しないモータの駆動力をこの駆動ローラ16が受
けて回転する。また、駆動ローラ16に対向した位置に
は、印画紙Pを介して一対のニップローラ18が配置さ
れている。この為、駆動ローラ16がこれらニップロー
ラ18との間で印画紙Pを挟持して、印画紙Pを写真焼
付部12内へ送り出すことになる。
【0015】他方、写真焼付部12内には、上下一対の
刃からなると共にモータ20によりこの刃が移動される
カッタ22が設置されており、ペーパマガジン14から
出て来た印画紙Pをこのカッタ22が即座に切断するこ
とになる。
【0016】なお、駆動ローラ及びカッタ22は、後述
する制御装置55によって駆動が制御されるようになっ
ており、オペレーターが図示しない操作スイッチを操作
することによって、所定サイズ(長さ)に切断した印画
紙Pを搬送することができるようになっている。
【0017】図1上、カッタ22に対して右側である印
画紙Pの搬送方向下流側には、上面が水平方向(図1
上、左右方向)に沿うように形成された支持台46が配
置されている。この支持台46とカッタ22との間に
は、搬送ベルトとしての無端ベルト44が巻き掛けられ
る巻掛ローラ52が水平方向(図1上、紙面に対して直
交する方向)に配置されている。また、この巻掛ローラ
52の上側には、巻掛ローラ52との間で無端ベルト4
4を挟持するニップローラ54が配置されている。
【0018】この支持台46に対して印画紙Pの搬送方
向下流側には、無端ベルト44が巻き掛けられる案内ロ
ーラ56が位置している。この案内ローラ56に隣接し
た位置には、下面側が巻掛ローラ52上面側とほぼ同一
の高さとなるような押さえローラ58が配置されてお
り、この押さえローラ58が無端ベルト44の外周を押
圧している。
【0019】すなわち、図1及び図3に示すように、こ
の部分の無端ベルト44をS字状としている。さらに、
無端ベルト44は、案内ローラ56の下側でテンション
ローラ62へ巻き掛けられて、逆三角形の移動軌跡が形
成されている。そして、案内ローラ56は、モーター5
7の駆動力によって駆動回転され、無端ベルト44を図
の時計回転方向に回転させる。
【0020】図4に示すように、本実施例の無端ベルト
44には、Lサイズの印画紙Pに対応した感光材料配置
領域としての第1の領域45、パノラマサイズの印画紙
Pに対応した感光材料配置領域としての第2の領域47
及び迫力ワイドサイズの印画紙Pに対応した感光材料配
置領域としての第3の領域49が設けられている。な
お、本実施例では、Lサイズの印画紙P、迫力ワイドサ
イズの印画紙P及びパノラマサイズの印画紙Pは、各々
印画紙Pの幅方向の寸法は同じであり、印画紙Pの搬送
方向の寸法のみが異なっているものである。
【0021】ここで、Lサイズの大きさである第1の領
域45、パノラマサイズの大きさである第2の領域47
及び迫力ワイドサイズの大きさである第3の領域49の
各々には、各サイズの全域に亘って丸形の多数の貫通孔
としての小孔51が所定の間隔で形成されている。ま
た、各領域の間には、無端ベルト44の移動方向に沿っ
た方向の支持台46の寸法よりも所定寸法長く設定され
た小孔51の形成されていない領域が設けられており、
第1の領域45、第2の領域47及び第3の領域49の
何れかの領域が支持台46の上面に対向している際に
は、小孔51の形成された他の領域は支持台46の上面
に対向しないようになっている(図3参照)
【0022】無端ベルト44の幅方向一端側には、第1
の領域45、第2の領域47及び第3の領域49の各々
の搬送方向先端位置から所定寸法後方に指示マークとし
ての位置決めマーク59が付けられている。
【0023】図3及び図4に示すように、この位置決め
マーク59は、本実施例では、無端ベルト44の幅方向
に沿って4桁の領域を有し、各々の領域の何れかを穿孔
することによって各領域の搬送方向先端位置及び各領域
の種類を示すことができるようになっている(図4参
照)。なお、図では便宜上、穿孔されている領域を四角
で囲った白とし、穿孔されていない領域を黒の四角で示
している。
【0024】巻掛ローラ52の近傍には、位置決めマー
ク59を検出する検出手段としての透過形の赤外線セン
サー61が配置されており、この赤外線センサー61は
制御手段としての制御装置55に連結されており、前述
した駆動するモーター57は、この制御装置55によっ
て駆動が制御されるようになっている。
【0025】一方、この無端ベルト44の一部が載置さ
れる支持台46の上面には、無端ベルト44の両端部よ
りも内側部分に多数の長孔53が形成されている。な
お、長孔53は長手方向が無端ベルト44の搬送方向に
向けられており、無端ベルト44の小孔51が通過する
位置に合わせて形成されている。
【0026】この支持台46の内部は空洞状に形成され
ており、無端ベルト44の幅方向両端に対応して形成さ
れた一対の連通ダクト66(図上、一方のみ示す)がこ
の支持台46に接続されている。これらの連通ダクト6
6は、支持台46の下側を通過する無端ベルト44の部
分を迂回して無端ベルト44の下方へと至り、吸引ファ
ン68が設けられたファンボックス70へと接続されて
いる。なお、支持台46、連通ダクト66、吸引ファン
68及びファンボックス70で本発明の吸引手段が構成
されている。
【0027】他方、図1に示される如く、支持台46上
を移動する無端ベルト44の上部には、イーゼル装置6
4が設けられており、縁有画像を印画紙P上に焼き付け
る場合に、このイーゼル装置64内の図示しない可動片
で印画紙Pの周囲を覆うようになっている。
【0028】写真焼付部12の上面部分は、作業テーブ
ル11とされており、作業テーブル11上には、光照射
装置96が設けられている。光照射装置96にはリフレ
クタ27付きの光源26(本実施例では、ハロゲンラン
プ)が設けられており、光源26の発生する光がリフレ
クタ27で反射し、収束しつつ図上左側に送り出される
ようになっている。
【0029】光源26の図上、左側には、それぞれ光路
への挿入フィルター量を変え得るよう移動可能なC、
M、Yの3組のフィルタから構成されるCCフィルタ2
4が配置されている。
【0030】光照射装置96は、取り外し可能な拡散ボ
ックス28を備えている。拡散ボックス28は、途中で
屈曲される角パイプ状に形成されており、CCフィルタ
24と対向して右側に向いている入射側に対して、射出
側が下方向に向いていて、この射出側は作業テーブル1
1上に配置されているネガキャリア30上のネガフィル
ムNと対向している。拡散ボックス28の内周面全体に
は光量を低下させないように図示しない鏡が張り付けら
れていて、拡散ボックス28内に光線の通過経路が確保
されている。
【0031】一方、図1に示すように、ネガキャリア3
0の直下の写真焼付部12内にはガイドレール32が設
置されている。このガイドレール32には、支持板34
が水平方向(図1上、紙面に対して直交する方向)に移
動可能に支持されており、前記光線の光軸線S上にそれ
ぞれ配置されるようにプリズム36及びズームレンズ3
8がこの支持板34に取り付けられている。
【0032】従って、ネガフィルムNを透過して露光光
線となった光線は、プリズム36を通過した後、さらに
拡大倍率を変更可能なズームレンズ38を通過してイー
ゼル装置64の下に位置する印画紙P上に、ネガフィル
ムNの画像を結像させる。
【0033】また、写真焼付部12内には、ネガフィル
ムNの濃度を測定する例えば色フィルタとCCD等の光
センサーにより構成される濃度測定器40が配置されて
おり、プリズム36により水平方向に屈曲された光線が
この濃度測定器40に送られるようになっている。この
濃度測定器40は、図示しないコントローラに接続され
ており、濃度測定器40によって測定されたデータ及
び、作業者によりキー入力されたデータに基づいて、焼
付露光時の露光補正値が設定される。
【0034】ズームレンズ38とイーゼル装置64の間
の光路には、CCフィルター24で色と強度が調光され
ネガフィルムNを通過した光を、所定時間焼付露光する
ブラックシャッター41が設けられている。
【0035】案内ローラ56と押さえローラ58との上
方には、印画紙Pの搬送経路を表す経路Kで示されよう
に、複数対のローラによって構成される搬送路60が設
けられており、印画紙Pは、この搬送路60を介して写
真焼付部12から現像、漂白定着、水洗及び乾燥の各処
理を行うプロセッサ部72へ搬送されるようになってい
る。
【0036】このプロセッサ部72の内の現像槽74に
は現像液が溜められていて、印画紙Pをこの現像液に浸
して現像処理を行う。現像処理された印画紙Pは現像槽
74と隣接する漂白定着槽76へ搬送される。漂白定着
槽76には漂白定着液が溜められていて、印画紙Pをこ
の漂白定着液に浸して漂白処理及び定着処理を行う。定
着処理された印画紙Pは、漂白定着槽76に隣接すると
共にそれぞれ水洗水が溜められた複数の水洗槽からなる
水洗部78へ搬送され、印画紙Pを水洗槽内の水洗水に
浸して水洗処理を行う。尚、これら現像槽74、漂白定
着槽76及び水洗槽は、プロセッサ部72内に設置され
た複数の補充タンク90よりそれぞれ現像補充液、漂白
定着補充液及び水洗補充水が送られて、それぞれの槽内
の液へ補充される。
【0037】水洗処理された印画紙Pは水洗部78の上
部に位置する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は、
印画紙Pの搬送経路の下側に配置されたチャンバ82側
より矢印B方向に沿って送風される熱風に印画紙Pをさ
らして、印画紙Pを乾燥させる。
【0038】乾燥部80に対して印画紙Pの搬送方向下
流側には複数対のローラによって構成される搬送路84
が配設されており、乾燥処理が終了して乾燥部80から
排出された印画紙Pは、これら複数対のローラにそれぞ
れ挟持されてプリンタプロセッサ10の外部へ排出さ
れ、積み重ねられる。
【0039】尚、現像、漂白定着、水洗等の各処理がな
された印画紙Pが、現像液の劣化を試験する為の特殊な
印画紙であれば、搬送路84の上部に設置された濃度計
92に送られて、濃度計92により印画紙Pの濃度が計
測されることになる。
【0040】また、焼付露光に際して、写真焼付部12
内のズームレンズ38では対応できない特殊な拡大倍率
を必要とする場合には、支持板34を水平方向(図1
上、紙面に対して直交する方向)に移動して、光軸線S
上からプリズム36及びズームレンズ38を外すことに
する。そして、図示しないレンズを光軸線S上に設置す
ると共に、写真焼付部12内に設置されている測光ミラ
ー42を光軸線S上に移動する。
【0041】次に本実施例の作用を説明する。ネガキャ
リア30の所定位置にネガフィルムNの焼付すべき画像
がセットされ、オペレーターがプリントサイズを指定す
る、例えば、Lサイズを指定すると、モーター57が回
転して無端ベルト44が搬送される。Lサイズを示す位
置決めマーク59が赤外線センサー61で検出される
と、Lサイズの印画紙Pに対応した第1の領域45の先
端が支持台46の巻掛ローラ52側に形成された長孔5
3にかかる位置で停止される。
【0042】次に、ペーパマガジン14から印画紙Pが
送り出され、印画紙Pは、カッタ22でLサイズに合わ
せた長さに切断され、切断された印画紙Pはさらに無端
ベルト44側へ搬送される。
【0043】切断された印画紙Pの先端(図3の想像線
で示す印画紙Pを参照)が第1の領域45の先端に至る
と同時に、モーター57が回転して無端ベルト44が時
計回りに回転する。この際、支持台46内の空気は、連
通ダクト66を介して無端ベルト44のループ内から幅
方向両端へ抜け出し、吸引ファン68で吸引されるの
で、支持台46内が負圧となる。この負圧は支持台46
の長孔53、無端ベルト44の小孔51を介して無端ベ
ルト44上の印画紙Pへと伝達され、印画紙Pが図1の
矢印Aで示すように、無端ベルト44へ吸引される。こ
の際、支持台46の長孔53には、Lサイズと同じ大き
さである第1の領域45の小孔51のみが対応すること
になり、かつ第1の領域45の小孔51の全てが領域4
5と同じ大きさであるLサイズの印画紙Pで塞がれるこ
とになるので、支持台46内部の負圧が大きくなり、印
画紙Pを確実に吸着することができる。この為、印画紙
Pは単に無端ベルト44に乗せられるだけでなく、無端
ベルト44に吸引されるので、印画紙Pは確実に無端ベ
ルト44により搬送される。
【0044】なお、オペレーターがパノラマサイズや迫
力ワイドサイズを指定した際にも、同様にしてパノラマ
サイズを示す位置決めマーク59または、迫力ワイドサ
イズを示す位置決めマーク59を赤外線センサー61が
検出し、印画紙Pのサイズに合った領域の先端を支持台
46の巻掛ローラ52側に形成された長孔53にかかる
位置で停止させてから印画紙Pを搬送することができ
る。
【0045】従来のプリンタプロセッサでは、印画紙P
を吸着した際に、印画紙Pの周囲の小孔から空気を吸っ
てしまう構造となっていたため、能力の小さな吸引ファ
ンでは支持台内を所定の負圧にすることが出来なくなる
ことがあり、能力の大きな吸引ファンを使用して所定の
負圧を得るようにしていた。しかし、本実施例のプリン
タプロセッサ10では、小孔51の形成された領域を印
画紙Pのサイズに合わせて対応させるので、支持台46
が不要な空気を吸引することが無くなり、吸引ファン6
8は従来よりも吸引能力の小さいものを用いることがで
き、装置の小型化及び消費電力の低減を図ることができ
る。
【0046】切断された印画紙Pが露光光線の光軸線S
上の位置である画像焼付位置に至ると、モーター57の
回転が停止する。この状態では、印画紙Pは無端ベルト
44に吸着されて水平状態に配置される。そして、光源
26側からの露光光線がプリズム36及びズームレンズ
38等を介して印画紙Pに到達し、ブラックシャッター
41が所定時間開くことにより、ネガフィルムNに記録
された画像が印画紙P上に焼き付けられ、この画像が焼
き付けられた部分が画像部分となる。以上でネガフィル
ムNの画像1コマ分の焼付露光処理が終了する。
【0047】画像の焼付けが終了すると、無端ベルト4
4が回転され、印画紙Pは、案内ローラ56と押さえロ
ーラ58との間に挟持されて、その搬送方向が水平方向
から垂直方向へと変更されて垂直方向に送り出される。
この後、印画紙Pの搬送経路を表す経路Kで示されよう
に、印画紙Pは、複数対のローラによって構成される搬
送路60を介してプロセッサ部72へ搬送され、現像、
漂白定着、水洗及び乾燥処理が行われてプリンタプロセ
ッサ10の外部へ排出され、積み重ねられる。
【0048】なお、本実施例では、無端ベルト44にL
サイズの印画紙P、迫力ワイドサイズの印画紙P及びパ
ノラマサイズの印画紙Pに合わせた領域を設けるように
したが、これに限らず、使用する印画紙Pに合わせて他
のサイズの領域を設けることもできるのは勿論である。
【0049】また、本実施例では、位置決めマーク59
と赤外線センサー61との光学的な手段で領域の種類及
び位置を検出するようにしたが、磁気(磁石や磁気テー
プ)と磁気センサ等の磁気的な手段で領域の種類及び位
置を検出するようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
プリンタプロセッサは上記の構成としたので、空気吸引
手段が不要な空気を吸引することがなく、能力の小さな
空気吸引手段でも感光材料を確実に吸着搬送することが
でき、これによって装置の小型化及び消費エネルギーの
低減を図ることができるという優れた効果を有する。
【0051】また、請求項2に記載のプリンタプロセッ
サは上記の構成としたので、感光材料配置領域を吸着位
置に自動的に位置決めしてから感光材料を搬送できると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリンタプロセッサを
示す概略構成図である。
【図2】支持台の周辺を示す斜視図である。
【図3】搬送ベルトの周辺を示す斜視図である。
【図4】搬送ベルトの平面図である。
【図5】従来の支持台及びベルトの斜視図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 44 無端ベルト(搬送ベルト) 45 第1の領域(感光材料配置領域) 46 支持台(空気吸引手段) 47 第2の領域(感光材料配置領域) 49 第3の領域(感光材料配置領域) 51 小孔(貫通孔) 55 制御装置(制御手段) 59 位置決めマーク(指示マーク) 61 赤外線センサ(検出手段) 66 連通ダクト(空気吸引手段) 68 吸引ファン(空気吸引手段) 70 ファンボックス(空気吸引手段) P 印画紙(感光材料)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を吸着位置にて搬送ベルトに吸
    着させ、前記吸着位置から所定位置へ前記感光材料を吸
    着搬送するプリンタプロセッサであって、 前記搬送ベルトに設けられ前記感光材料のサイズに対応
    した複数の感光材料配置領域と、前記搬送ベルトを貫通し前記感光材料のサイズ毎の感光
    材料配置領域を形成する 複数個の貫通孔と、 前記貫通孔から前記感光材料吸着側の空気を吸引する空
    気吸引手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタプロセッサ。
  2. 【請求項2】前記搬送ベルトに設けられ前記配置領域の
    サイズ及び位置を示す指示マークと、 前記指示マークを検出する検出手段と、 前記検出手段による前記指示マークの検出信号に基づい
    て、前記感光材料に応じた前記配置領域が前記吸着位置
    と対応するように前記搬送ベルトの駆動を制御する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプリンタプ
    ロセッサ。
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