JP3262322B2 - 多連引き戸の連結装置 - Google Patents

多連引き戸の連結装置

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JP3262322B2 JP24083599A JP24083599A JP3262322B2 JP 3262322 B2 JP3262322 B2 JP 3262322B2 JP 24083599 A JP24083599 A JP 24083599A JP 24083599 A JP24083599 A JP 24083599A JP 3262322 B2 JP3262322 B2 JP 3262322B2
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尚義 彦坂
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オーリス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの開口部を2
枚以上の引き戸で開閉する場合に使用される多連引き戸
装置、即ち、2枚以上の引き戸が並設された多連引き戸
装置において、一定距離引き出された後の第一引き戸の
引き出し運動により第二引き戸を引き出すための連結装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】一定距離引き出された後
の第一引き戸の引き出し運動により第二引き戸を引き出
すための連結装置としては、第二引き戸の引き出し方向
前端部付近に突起を突設し、第一引き戸の引き出し方向
後端部付近に前記突起を後押しするプッシャーを設けた
もので良いが、引き戸の引き出し操作位置(把手取り付
け位置)に近い位置に前記突起やプッシャーを取り付け
て、第一引き戸から第二引き戸への引き出し操作力の伝
達を円滑に行わせようとすると、これら突起やプッシャ
ーが引き戸側面から常時突出していることになるので、
安全性の面で問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る多連引き戸の連結装置を提供す
ることを目的とするものであって、その手段を後述する
実施形態の参照符号を付して示すと、第一引き戸1の引
き出し方向後端部の戸側面に設けられた第一被係止凹部
9と、第一引き戸1の引き出し方向前端部の戸側面に設
けられた第二被係止凹部12と、第二引き戸2の引き出
し方向前端部の戸側面に出没自在に設けられた第一可動
係止片4及び第二可動係止片13と、磁石11とを備
え、当該磁石11は、前記第一可動係止片4と第一被係
止凹部9とが互いに隣接する位置関係になったとき、及
び前記第二可動係止片13と第二被係止凹部12とが互
いに隣接する位置関係になったとき、互いに隣接する可
動係止片4,13と被係止凹部9,12との間に於い
て、可動係止片4,13を磁気吸着力で吸着移動させて
その先端部を被係止凹部9,12内に係合させるように
配設され、前記第一可動係止片4は、第一被係止凹部9
に係合した状態で第一引き戸1の引き出し運動を第二引
き戸2に伝達するが、第一引き戸1の押し戻し運動は第
一被係止凹部9から離脱して第二引き戸2に伝達しない
ように構成され、前記第二可動係止片13は、第二被係
止凹部12に係合した状態で第一引き戸1の押し戻し運
動を第二引き戸2に伝達するが、第一引き戸1の引き出
し運動は第二被係止凹部12から離脱して第二引き戸2
に伝達しないように構成され、前記第一可動係止片4と
第二可動係止片13とは、垂直支軸6で中間位置が枢着
された部材7の前記垂直支軸6から両側に延出する部分
で構成されている。
【0004】上記構成の本発明装置を実施するについ
て、第一引き戸1の引き出し方向前端部に設けられる第
二被係止凹部12は、当該第一引き戸1の引き出し方向
前端部に設けられる凹入把手30と兼用させるか又は当
該凹入把手30に併設することが出来る。
【0005】又、前記磁石11は、第一引き戸に設けら
れた第一被係止凹部9及び第二被係止凹部12内にそれ
ぞれ配設することが出来る。
【0006】更に、前記第一可動係止片4及び第二可動
係止片13を戸側面から突出しない非作用姿勢に保持す
るスプリング8を併設することが出来る。
【0007】又、本発明は、第一引き戸14の引き出し
方向後端部の戸側面に設けられた第一可動係止片35
と、第一引き戸14の引き出し方向前端部の戸側面に設
けられた第二可動係止片36と、第二引き戸15の引き
出し方向前端部の戸側面に設けられた第一被係止凹部3
9及び第二被係止凹部40と、磁石11とを備え、当該
磁石11は、前記第一可動係止片35と第一被係止凹部
39とが互いに隣接する位置関係になったとき、及び前
記第二可動係止片36と第二被係止凹部40とが互いに
隣接する位置関係になったとき、互いに隣接する可動係
止片35,36と被係止凹部39,40との間に於い
て、可動係止片35,36を磁気吸着力で吸着移動させ
てその先端部を被係止凹部39,40内に係合させるよ
うに配設され、前記第一可動係止片35は、第一被係止
凹部39に係合した状態で第一引き戸14の引き出し運
動を第二引き戸15に伝達するが、第一引き戸14の押
し戻し運動は第一被係止凹部39から離脱して第二引き
戸15に伝達しないように構成され、前記第二可動係止
片36は、第二被係止凹部40に係合した状態で第一引
き戸14の押し戻し運動を第二引き戸15に伝達する
が、第一引き戸14の引き出し運動は第二被係止凹部4
0から離脱して第二引き戸15に伝達しないように構成
され、前記第一被係止凹部39と第二被係止凹部40と
は、第二引き戸15の戸側面に取り付けられた1つの凹
入ケース45内に形成された多連引き戸の連結装置を提
供する。
【0008】この場合、前記磁石11として、前記凹入
ケース45内で第一被係止凹部39と第二被係止凹部4
0との中間位置に、前記第一可動係止片35及び第二可
動係止片36の両方に対して作用する1つの磁石11を
埋設することが出来る。
【0009】又、前記第一可動係止片35及び第二可動
係止片36を戸側面から突出しない非作用姿勢に保持す
るスプリング43を併設することが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】先ず、図1及び図2に基づいて本
発明の基本構成を説明すると、1は第一引き戸、2は第
二引き戸、3は固定壁であって、固定壁3に隣接する開
口部(通路など)は、後端部が固定壁3に所定巾だけ重
なる限界位置まで引き出された第二引き戸2と、後端部
が第二引き戸2に所定巾だけ重なる限界位置まで引き出
された第一引き戸1とによって閉じられ、図1Aに仮想
線で示すように、第一引き戸1及び第二引き戸2が固定
壁3の横側方で全体が互いに重なる収納位置まで押し戻
されることにより、開放される。
【0011】前記第二引き戸2の両側面の内、第一引き
戸1がある側の戸側面で、引き出し方向前端近傍位置に
は、可動係止片4が配設されている。この可動係止片4
は、第二引き戸2に埋設された凹入ケース5内に巾方向
中央位置を垂直支軸6により起伏揺動自在に枢着された
鉄板などの磁性材から成る部材7の当該垂直支軸6から
引き出し方向後方に延出する部分で構成され、図2に示
すように、当該部材7の垂直支軸6から引き出し方向前
方に延出する部分の裏面と可動係止片4の裏面とに両端
が当接するように凹入ケース5内に中央部が固定された
板スプリング8により、可動係止片4が第二引き戸2の
戸側面と略平行になる状態(部材7が凹入ケース5を閉
塞する状態)に付勢保持されている。
【0012】第一引き戸1の両側面の内、第二引き戸1
がある側の戸側面で、引き出し方向後端近傍位置には、
被係止凹部9が配設されている。この被係止凹部9は、
第一引き戸1に埋設されたプラスチックなどの非磁性材
から成る横断面鋸刃形の凹入ケース10によって形成さ
れ、この被係止凹部9内に入り込んだ可動係止片4と略
平行になる斜め底板部10aの裏面に磁石11が付設さ
れている。
【0013】上記構成によれば、第一引き戸1が収納位
置から引き出されて第二引き戸2に対する限界位置に達
したとき、第一引き戸1側の被係止凹部9が第二引き戸
2側の可動係止片4に対面し、図1Bに示すように、被
係止凹部9に併設された磁石11と可動係止片4との間
に作用する磁気吸着力により可動係止片4が被係止凹部
9側に引っ張られる。この結果、可動係止片4が板スプ
リング8の付勢力に抗して垂直支軸6の周りに揺動し、
引き出し方向後方に延出する先端部4aが被係止凹部9
に係合する。従ってこれ以後は、第一引き戸1の引き出
し運動が被係止凹部9と可動係止片4とを介して第二引
き戸2に伝達され、第二引き戸2が第一引き戸1と一体
に引き出される。このようにして、第二引き戸2の引き
出し方向後端の所定巾部分が固定壁3に重なる限界位置
まで第二引き戸2が引き出されることにより、開口部が
第一引き戸1及び第二引き戸2によって閉じられる。
【0014】第一引き戸1及び第二引き戸2によって閉
じられた開口部を開放するときは、第一引き戸1及び第
二引き戸2を固定壁3に重なる収納位置まで押し戻せば
良いが、このとき可動係止片4は被係止凹部9から押し
出されて離脱する。
【0015】しかして、第一引き戸1が第二引き戸2に
対して収納位置側へ相対移動して、被係止凹部9が可動
係止片4から離脱すると、可動係止片4に磁石11の磁
気吸着力が作用しなくなるので、可動係止片4は板スプ
リング8の付勢力で自動的に図2に示す姿勢、即ち、可
動係止片4(部材7)が第二引き戸2の戸側面と略平行
になる非作用姿勢に復帰する。勿論、板スプリング8が
なくとも、被係止凹部9から押し出された可動係止片4
は、第二引き戸2の戸側面と略平行になる非作用姿勢に
復帰するが、垂直支軸6の周りに自由揺動し得るので、
可動係止片4(部材7)の遊端が第一引き戸1の側面に
摺接する恐れがある。
【0016】次に上記基本構成を利用した本発明の第一
実施形態を図3に基づいて説明する。この実施形態で
は、第一引き戸1の引き出し方向前端部にも、第二引き
戸2のある側に被係止凹部9と対称に磁石11を併設し
た第二被係止凹部12が設けられ、第二引き戸2の可動
係止片4を構成する部材7の垂直支軸6から引き出し方
向前方に延出する部分を第二可動係止片13としてい
る。しかして、この実施形態によれば、第二引き戸2に
重なる位置まで第一引き戸1が押し戻されたとき、第二
被係止凹部12に併設の磁石11と第二可動係止片13
との間の磁気吸着力により当該第二可動係止片13が第
二被係止凹部12側へ引き起こされて係合し、以後は、
第一引き戸1の押し戻し操作により、第二被係止凹部1
2と第二可動係止片13とを介して両引き戸1,2が一
体に収納位置へ押し戻されることになる。
【0017】図4及び図5は、左右どちら側にも引き出
し収納可能な3枚の引き戸14〜16を使用した多連引
き戸装置に本発明を適用した第二実施形態を示してい
る。この実施形態では、第一引き戸14の引き出し方向
両端部で第二引き戸15のある側に、それぞれ図1Bに
示すように磁石11が併設された被係止凹部17,18
が左右対称形に配設され、第二引き戸15の一端部に
は、第一引き戸14を第二引き戸15に対して限界位置
まで引き出したとき、第一引き戸14の引き出し方向後
端側の被係止凹部17に磁気吸着力で自動係合する可動
係止片19と、第一引き戸14を第二引き戸15に重な
る位置まで押し戻したとき、第一引き戸14の引き出し
方向前端側の被係止凹部18に磁気吸着力で自動係合す
る可動係止片20とが並設され、第三引き戸16の引き
出し方向両端部で第二引き戸15のある側には、それぞ
れ図1Bに示すように磁石11が併設された被係止凹部
21,22が左右対称形に配設され、第二引き戸15の
他端部には、第三引き戸16を第二引き戸15に対して
限界位置まで引き出したとき、第三引き戸16の引き出
し方向後端側の被係止凹部21に磁気吸着力で自動係合
する可動係止片23と、第三引き戸16を第二引き戸1
5に重なる位置まで押し戻したとき、第三引き戸16の
引き出し方向前端側の被係止凹部22に磁気吸着力で自
動係合する可動係止片24とが並設されている。
【0018】尚、第二引き戸15の引き出し方向一端部
に配設された一対の可動係止片19,20及び第二引き
戸15の引き出し方向他端部に配設された一対の可動係
止片23,24は、図3に示した本発明の実施形態と同
様に、1枚の部材により一体化して共通の1本の垂直支
軸25,26により凹入ケース(図示省略)内に起伏揺
動自在に枢着し、スプリング(図示省略)により両可動
係止片19,20及び23,24を戸側面と略平行にな
る非作用姿勢に保持している。
【0019】この実施形態によれば、第一引き戸14又
は第三引き戸16を第二引き戸15に対して限界位置ま
で引き出したとき、図4Aに示すように、第一引き戸1
4又は第三引き戸16の引き出し方向後端側の被係止凹
部17又は21に第二引き戸15の可動係止片19又は
23が磁気吸着力で自動係合し、それ以後は、第二引き
戸15が第一引き戸14又は第三引き戸16と一体化し
て引き出される。第二引き戸15が第三引き戸16又は
第一引き戸14に対する限界位置まで引き出されたと
き、これら3枚の引き戸14〜16により開口部が閉じ
られる。尚、このとき、図示のように第二引き戸15の
引き出し方向後端側の可動係止片23又は19が第三引
き戸16又は第一引き戸14の引き出し方向前端側の被
係止凹部21又は17に磁気吸着力で自動係合すること
になる。
【0020】又、引き出した第一引き戸14又は第三引
き戸16を押し戻すと、可動係止片19又は23が被係
止凹部17又は21から押し出されて離脱し、第一引き
戸14又は第三引き戸16が第二引き戸15に重なる位
置まで移動したとき、図4B(第一引き戸14を押し戻
す場合)に示すように、第一引き戸14又は第三引き戸
16の戸押し戻し方向後端側の被係止凹部18又は22
に第二引き戸15側の可動係止片20又は24が磁気吸
着力により自動係合し、それ以後は、第二引き戸15が
第一引き戸14又は第三引き戸16の押し戻し運動を受
けて一体に押し戻される。
【0021】図3に示す実施形態や図4及び図5に示す
実施形態のように、直接引き出し操作される第一引き戸
1,14又は第三引き戸16の引き出し方向前端側に被
係止凹部12,18,22が設けられる場合、これら被
係止凹部12,18,22を、引き戸の引き出し操作用
凹入把手で兼用させることが出来る。この場合、図6に
示すように、引き出し操作用凹入把手30の指先嵌合凹
部31そのものを前記被係止凹部12,18,22に兼
用させるのではなく、当該指先嵌合凹部31の例えば上
下両側(又は上下何れか片側)に、図1Bで示したよう
に磁石11を内蔵した被係止凹部12,18,22を形
成する断面鋸刃形成形部32を連設することが出来る。
【0022】図7〜図9は、図4及び図5に示した実施
形態を変形した別の実施形態を示している。この実施形
態では、左右どちら側にも引き出し収納可能な3枚の引
き戸14〜16の内、第一引き戸14の引き出し方向両
端部で第二引き戸15のある側に、それぞれ垂直支軸3
3の周りに起伏揺動自在に凹入ケース34内に枢着され
た可動係止片35,36が、その先端部が互いに対向す
る向きで配設され、第三引き戸14の引き出し方向両端
部で第二引き戸15のある側には、それぞれ垂直支軸3
3の周りに起伏揺動自在に凹入ケース34内に枢着され
た可動係止片37,38が、その先端部が互いに対向す
る向きで配設され、第二引き戸15の引き出し方向一端
部には、第一引き戸14を第二引き戸15に対して限界
位置まで引き出したとき、第一引き戸14の引き出し方
向後端側の可動係止片35が磁気吸着力で自動係合する
被係止凹部39と、第一引き戸14を第二引き戸15に
重なる位置まで押し戻したとき、第一引き戸14の引き
出し方向前端側の可動係止片36が磁気吸着力で自動係
合する被係止凹部40とが並設され、第二引き戸15の
引き出し方向他端部には、第三引き戸16を第二引き戸
15に対して限界位置まで引き出したとき、第三引き戸
16の引き出し方向後端側の可動係止片37が磁気吸着
力で自動係合する被係止凹部41と、第三引き戸14を
第二引き戸15に重なる位置まで押し戻したとき、第三
引き戸14の引き出し方向前端側の可動係止片38が磁
気吸着力で自動係合する被係止凹部42とが並設されて
いる。
【0023】尚、図8及び図9に示すように、各可動係
止片35〜38はスプリング43により倒伏方向に付勢
され、凹入ケース34内に形成したストッパー44に先
端部が受け止められて戸側面と略平行の非作用姿勢に保
持されている。又、並設された各一対の被係止凹部3
9,40及び41,42は、図8に示すように、1つの
凹入ケース45内に形成されると共に、両被係止凹部3
9,40及び41,42に共通して作用するように磁石
11が両被係止凹部39,40及び41,42の中間位
置に埋設されている。
【0024】この実施形態によれば、第一引き戸14又
は第三引き戸16を第二引き戸15に対して限界位置ま
で引き出したとき、第一引き戸14又は第三引き戸16
の引き出し方向後端側の可動係止片35又は37が第二
引き戸15の被係止凹部39又は41に磁気吸着力で自
動係合し、それ以後は、第二引き戸15が第一引き戸1
4又は第三引き戸16と一体化して引き出される。第二
引き戸15が第三引き戸16又は第一引き戸14に対す
る限界位置まで引き出されたとき、これら3枚の引き戸
14〜16により開口部が閉じられる。尚、このとき、
図示のように第二引き戸15の引き出し方向後端側の被
係止凹部41又は39に第三引き戸16又は第一引き戸
14の引き出し方向前端側の可動係止片37又は35が
磁気吸着力で自動係合することになる。
【0025】又、引き出した第一引き戸14又は第三引
き戸16を押し戻すと、可動係止片35又は37が被係
止凹部39又は41から押し出されて離脱し、第一引き
戸14又は第三引き戸16が第二引き戸15に重なる位
置まで移動したとき、第一引き戸14又は第三引き戸1
6の戸押し戻し方向後端側の可動係止片36又は38が
第二引き戸15側の被係止凹部40又は42に磁気吸着
力により自動係合し、それ以後は、第二引き戸15が第
一引き戸14又は第三引き戸16の押し戻し運動を受け
て一体に押し戻される。
【0026】上記各実施形態において、被係止凹部を形
成する凹入ケースの全体又は斜め底板部を鉄板などの磁
性材から構成し、可動係止片の裏面に磁石を取り付ける
ことも可能であるし、被係止凹部と可動係止片の両方に
磁石を併設することも出来る。
【0027】
【発明の効果】以上のように実施し得る本発明の多連引
き戸の連結装置、即ち、請求項1や請求項5に記載の本
発明の構成によれば、によれば、引き戸の側面(表面又
は裏面)に可動係止片や被係止凹部を配設することが出
来、しかも、これら可動係止片や被係止凹部は、最終的
に2枚の引き戸の重なり代相当領域に配置されて外側に
露出することがないので、引き出し操作力を効果的に次
段の引き戸に伝達し得る引き戸の把手高さなど、任意の
高さに可動係止片や被係止凹部を配設することが出来
る。更に、引き戸から常時突出状態にある部材はなく、
安全性の点でも問題がない。
【0028】しかも、引き出された第一引き戸を押し戻
し操作するとき、当該第一引き戸が引き出し位置にある
第二引き戸に重なる位置に達した以後、第二の可動係止
片と第二の被係止凹部とにより、第一引き戸の押し戻し
運動を第二引き戸に伝達し、第二引き戸も一体に押し戻
し操作することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は本発明の基本構成を示す概略平面図で
あり、B図は同要部の詳細を示す横断平面図である。
【図2】 同基本構成での可動係止片が非作用姿勢にあ
る状態を示す横断平面図である。
【図3】 本発明の第一実施形態を示す概略平面図であ
る。
【図4】 A図は第二実施形態を示す概略平面図であ
り、B図はその第一引き戸を押し戻すときの状態を示す
概略平面図である。
【図5】 前記第二実施形態での概略正面図である。
【図6】 A図は被係止凹部を併設した凹入把手を示す
正面図であり、B図はA図のB−B線断面図であり、C
図はA図のC−C線断面図である。
【図7】 第三実施形態を示す概略平面図である。
【図8】 同実施形態の要部の詳細を示す横断平面図で
ある。
【図9】 同実施形態での可動係止片が非作用姿勢にあ
る状態を示す横断平面図である。
【符号の説明】
1,14 第一引き戸 2,15 第二引き戸 3 固定壁 4,13,19,20,23,24,35〜38 可
動係止片 6,25,26,33 垂直支軸 7 部材 8 板スプリング 9,12,17,18,21,22,39〜42 被
係止凹部 11 磁石 16 第三引き戸 30 引き出し操作用凹入把手 31 指先嵌合凹部 32 断面鋸刃形成形部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一引き戸の引き出し方向後端部の戸側面
    に設けられた第一被係止凹部と、第一引き戸の引き出し
    方向前端部の戸側面に設けられた第二被係止凹部と、第
    二引き戸の引き出し方向前端部の戸側面に出没自在に設
    けられた第一可動係止片及び第二可動係止片と、磁石と
    を備え、当該磁石は、前記第一可動係止片と第一被係止
    凹部とが互いに隣接する位置関係になったとき、及び前
    記第二可動係止片と第二被係止凹部とが互いに隣接する
    位置関係になったとき、互いに隣接する可動係止片と被
    係止凹部との間に於いて、可動係止片を磁気吸着力で吸
    着移動させてその先端部を被係止凹部内に係合させるよ
    うに配設され、前記第一可動係止片は、第一被係止凹部
    に係合した状態で第一引き戸の引き出し運動を第二引き
    戸に伝達するが、第一引き戸の押し戻し運動は第一被係
    止凹部から離脱して第二引き戸に伝達しないように構成
    され、前記第二可動係止片は、第二被係止凹部に係合し
    た状態で第一引き戸の押し戻し運動を第二引き戸に伝達
    するが、第一引き戸の引き出し運動は第二被係止凹部か
    ら離脱して第二引き戸に伝達しないように構成され、前
    記第一可動係止片と第二可動係止片とは、垂直支軸で中
    間位置が枢着された部材の前記垂直支軸から両側に延出
    する部分で構成された、多連引き戸の連結装置。
  2. 【請求項2】第一引き戸の引き出し方向前端部に設けら
    れた第二被係止凹部が、当該第一引き戸の引き出し方向
    前端部に設けられた凹入把手と兼用又は凹入把手に併設
    されている、請求項1に記載の多連引き戸の連結装置。
  3. 【請求項3】前記磁石は、第一引き戸に設けられた第一
    被係止凹部及び第二被係止凹部内にそれぞれ配設されて
    いる、請求項1又は2に記載の多連引き戸の連結装置。
  4. 【請求項4】前記第一可動係止片及び第二可動係止片を
    戸側面から突出しない非作用姿勢に 保持するスプリング
    が併設されている、請求項1〜3の何れかに記載の多連
    引き戸の連結装置。
  5. 【請求項5】第一引き戸の引き出し方向後端部の戸側面
    に設けられた第一可動係止片と、第一引き戸の引き出し
    方向前端部の戸側面に設けられた第二可動係止片と、第
    二引き戸の引き出し方向前端部の戸側面に設けられた第
    一被係止凹部及び第二被係止凹部と、磁石とを備え、当
    該磁石は、前記第一可動係止片と第一被係止凹部とが互
    いに隣接する位置関係になったとき、及び前記第二可動
    係止片と第二被係止凹部とが互いに隣接する位置関係に
    なったとき、互いに隣接する可動係止片と被係止凹部と
    の間に於いて、可動係止片を磁気吸着力で吸着移動させ
    てその先端部を被係止凹部内に係合させるように配設さ
    れ、前記第一可動係止片は、第一被係止凹部に係合した
    状態で第一引き戸の引き出し運動を第二引き戸に伝達す
    るが、第一引き戸の押し戻し運動は第一被係止凹部から
    離脱して第二引き戸に伝達しないように構成され、前記
    第二可動係止片は、第二被係止凹部に係合した状態で第
    一引き戸の押し戻し運動を第二引き戸に伝達するが、第
    一引き戸の引き出し運動は第二被係止凹部から離脱して
    第二引き戸に伝達しないように構成され、前記第一被係
    止凹部と第二被係止凹部とは、第二引き戸の戸側面に取
    り付けられた1つの凹入ケース内に形成されている、多
    連引き戸の連結装置。
  6. 【請求項6】前記磁石として、前記凹入ケース内で第一
    被係止凹部と第二被係止凹部との中間位置に、前記第一
    可動係止片及び第二可動係止片の両方に対して作用する
    1つの磁石が埋設されている、請求項5に記載の多連引
    き戸の連結装置。
  7. 【請求項7】前記第一可動係止片及び第二可動係止片を
    戸側面から突出しない非作用姿勢に保持するスプリング
    が併設されている、請求項5又は6に記載の多連引き戸
    の連結装置。
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