JP3261936B2 - シートベルトのタングプレートの保持構造 - Google Patents

シートベルトのタングプレートの保持構造

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JP3261936B2
JP3261936B2 JP20004995A JP20004995A JP3261936B2 JP 3261936 B2 JP3261936 B2 JP 3261936B2 JP 20004995 A JP20004995 A JP 20004995A JP 20004995 A JP20004995 A JP 20004995A JP 3261936 B2 JP3261936 B2 JP 3261936B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は後部座席に設けられ
たシートベルトに取着されたタングプレートの保持構造
に係り、詳しくは、シートベルトの不使用時におけるタ
ングプレートの保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、後部座席に設けられたシートベル
トは、ルーフサイドインナガーニッシュから引き出され
ようになっている。また、車種によって、後部座席の背
部が前方に倒れる構造のものがある。この背部が前方に
倒れる際に、背部がシートベルトに取着されたタングプ
レートに当たって邪魔になっていた。
【0003】そこで、これを解消するために、クォータ
ートリムに挿入孔を形成し、その挿入孔にタングプレー
トを挿入することにより、タングプレートを支持させる
ものが提案されている。尚、ワゴンタイプの車種では、
デッキサイドトリムとも言われる。
【0004】また、実開平5ー29871には、タング
プレートを差し込むためのポケットをクォータートリム
に設けたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タング
プレートは、クォータートリムに、形成した挿入孔に単
に挿入しただけなので、断面板状のクォータートリムの
挿入孔の内周面だけで支持されいることになる。従っ
て、タングプレートは、ぐらついて安定に保持されてい
なかった。その結果、走行時に車の振動でタングプレー
トも振動し、不快な振動音が発生していた。
【0006】又、実開平5ー29871に示されるポケ
ットは、クォータートリムの表面から張り出し形成され
ているため、ポケットに衣服等が引っかかったりして甚
だ不都合であった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、被覆等を引っかけない
とともに、タングプレートを安定保持し走行時の振動で
も振動しないシートベルトのタングプレートの保持構造
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、後部座席用シートベルト
に設けられたタングプレートを不使用時に保持するため
のシートベルトのタングプレートの保持構造において、
後部座席の側方に配置されたクォータートリムに挿入口
を形成するとともに、クォータートリムの裏面挿入口付
近にその挿入口に挿入されたタングプレートを保持する
保持部材を形成し、前記保持部材は、挿入口に挿入され
たタングプレートの側面を支持するための第1のリブ
と、タングプレートの裏面を支持するための第2のリブ
と、タングプレートの表面を支持するための第3のリブ
とから構成され、前記第3のリブは、前記第1のリブと
平行となるように形成されている。
【0009】
【0010】請求項に記載の発明は、請求項1に記載
のシートベルトのタングプレートの保持構造において、
保持部材を、クォータートリムと一体形成した。従っ
て、請求項1に記載の発明によれば、クォータートリム
の裏面形成された保持部材により、挿入口に挿入された
タングプレートをがたつくことなく保持する。また、保
持部材は、クォータートリムの裏面形成したことから、
クオータートリムの表面に現れない。また、第1〜第3
のリブによって挿入口に挿入されたタングプレートは四
方から支持される。
【0011】 又、請求項に記載の発明によれば、保持
部材はクォータートリムと一体形成したことから、クォ
ータートリムの成型と同時に形成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図5に従って説明する。図1は、4ドア
自動車の後部座席を示す。後部座席10に設けられたシ
ートベルト11は、ルーフサイドインナガーニッシュ1
2から繰り出される。シートベルト11には、タングプ
レート14が設けられていて、シートクッション13の
内側に配設されたバックル15と連結されるようになっ
ている。つまり、本実施の形態で示したシートベルト1
1は、3点式リアシートベルト装置である。
【0013】後部座席10の外側には合成樹脂製のクォ
ータートリム16が配置されている。クォータートリム
16には、タングプレート14を挿入する挿入口17が
形成されている。挿入口17は、タングプレート14の
断面形状と同じ長方形の形状であって、タングプレート
14をクォータートリム16の表面側から裏面側に導入
する。そして、タングプレート14の把持部14aがク
ォータートリム16の表面と係合してそれ以上の導入は
規制される。
【0014】クォータートリム16の裏面において、図
4に示すように挿入口17付近には、挿入されたタング
プレート14を保持する保持部材がクォータートリム1
6とともに一体形成されている。図4において、挿入口
17の両側には、同挿入口17を挟むように一対の第1
のリブ18が延出形成されている。一対の第1のリブ1
8は、挿入口17にタングプレート14が挿入された
時、そのタングプレート14の側面14aが第1のリブ
18の面18aを当接するように形成されている。
【0015】一対の第1のリブ18間には、挿入口17
の上部を通過するように第2のリブ19が延出形成され
ている。第2のリブ19は、挿入口17にタングプレー
ト14が挿入された時、図2に示すようにタングプレー
ト14の裏面14bが第2のリブ19の面19aを当接
するように形成されている。
【0016】挿入口17を挟んで第2のリブ19の反対
側には、一対の第3のリブ20が設けられている。一対
の第3のリブ20は、第1のリブ18と平行となるよう
に形成されている。一対の第3のリブ20は、その上部
を傾斜部20aとしている。傾斜部20aは、挿入口1
7にタングプレート14が挿入された時、図2に示すよ
うにタングプレート14の表面14cに当接するように
形成されている。
【0017】クォータートリム16の表面において、図
3に示すように挿入口17下側には、この挿入口17が
タングプレート14を挿入する口であることを表示する
指標21が形成されている。
【0018】次に、上記のように構成した保持構造の作
用について説明する。シートベルト11の不使用時にお
いて、タングプレート14をクォータートリム16に形
成した挿入口17に挿入すると、タングプレート14の
両側面14aは、第1のリブ18に当接する。タングプ
レート14の裏面14bは、第2のリブ19の面19a
に当接する。又、タングプレート14の表面14cは、
第3のリブ20の傾斜部20aに当接する。
【0019】従って、タングプレート14は、第1〜第
3のリブ18〜20によって四方から支持されるため、
ぐらつくことなく第1〜第3のリブ18〜20によって
安定に保持される。その結果、タングプレート14は車
が振動しても振動することなく、振動音も発生しない。
【0020】又、第1〜第3のリブ18〜20の保持構
造は、クォータートリム16の裏面に形成したので、ク
ォータートリム16の表面にはタングプレート14を保
持するための部材は形成されていない。従って、クォー
タートリム16の表面は、挿入口17のみが現れるだけ
でなので、タングプレート14を保持するための保持部
材によって衣服等が引っかかったりする心配はない。
【0021】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の作用及び効果を得ることができる。 タングプレート14は、第1〜第3のリブ18〜20
によって四方から支持されるため、ぐらつくことなく第
1〜第3のリブ18〜20によって安定に保持される。
その結果、タングプレート14は車が振動しても振動す
ることなく、振動音も発生しない。
【0022】第1〜第3のリブ18〜20は、クォー
タートリム16の裏面に形成したので、クォータートリ
ム16の表面は、挿入口17のみが現れるだけでなの
で、タングプレート14を保持するための保持部材によ
って衣服等が引っかかったりする心配はない。また、第
1〜第3のリブ18〜20によって、クォータートリム
16の挿入口17部分は強化される。
【0023】第1〜第3のリブ18〜20は、クォー
タートリム16と一体形成されているので、クォーター
トリム16の成型と同時に形成される。従って、いちい
ち別部材で構成するのに較べて組付け作業もなく、コス
ト及び作業性は、はるかに有利である。
【0024】クォータートリム16の表面にタングプ
レート14を挿入する口であることを表示する指標21
が形成したので、使用目的が喚起でき挿入口17が有効
に利用される。
【0025】尚、本発明は前記実施の形態の他、以下の
態様で実施するようにしてもよい。 1)第1のリブ18を省略して実施すること。保持構造
がより簡単になる。 2)第3のリブ20は2つ形成したが、これを1つで実
施してもよい。この場合には、タングプレート14の中
心に当接するように配置するとよい。
【0026】3)第1〜第3のリブ18〜20の形状を
適宜変更して実施してもよい。つまり、挿入口17に挿
入されたタングプレート14の面を当接することができ
る形状であればどんな形状でもよい。
【0027】上記実施の形態から把握できる請求項の発
明以外の技術的思想について以下にその効果とともに記
載する。請求項1〜3のいずれか1つに記載のシートベ
ルトのタングプレートの保持構造において、クォーター
トリムの表面にタングプレートを挿入する口であること
を表示する指標が形成した。使用目的が喚起でき有効に
利用される効果を有する。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項2に記載の発明によれば、クォータートリムの表面に
現れない状態でタングプレートをがたつくことなく安定
保持することができ、より確実に保持することができ
る。
【0029】 又、請求項に記載の発明によれば、保持
部材をより簡単に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 後部座席を説明する要部斜視図。
【図2】 クォータートリムの側断面図。
【図3】 指標を説明するためのクォータートリムの要
部正面図。
【図4】 第1〜第3のリブを説明するための説明図。
【図5】 第1〜第3のリブにて保持されている状態を
説明する説明図。
【符号の説明】
11…シートベルト、14…タングプレート、16…ク
オータートリム、17…挿入口、18…第1のリブ、1
9…第2のリブ、20…第3のリブ、21…指標。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部座席用シートベルトに設けられたタ
    ングプレートを不使用時に保持するためのシートベルト
    のタングプレートの保持構造において、 後部座席の側方に配置されたクォータートリムに挿入口
    を形成するとともに、クォータートリムの裏面挿入口付
    近にその挿入口に挿入されたタングプレートを保持する
    保持部材を形成し 前記保持部材は、挿入口に挿入されたタングプレートの
    側面を支持するための第1のリブと、タングプレートの
    裏面を支持するための第2のリブと、タングプレートの
    表面を支持するための第3のリブとから構成され、 前記第3のリブは、前記第1のリブと平行となるように
    形成されている シートベルトのタングプレートの保持構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシートベルトのタング
    プレートの保持構造において、前記保持部材は、クォー
    タートリムと一体形成されている。
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