JP3261638B2 - 光熱変換型ヒートモード記録装置 - Google Patents

光熱変換型ヒートモード記録装置

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JP3261638B2
JP3261638B2 JP31539493A JP31539493A JP3261638B2 JP 3261638 B2 JP3261638 B2 JP 3261638B2 JP 31539493 A JP31539493 A JP 31539493A JP 31539493 A JP31539493 A JP 31539493A JP 3261638 B2 JP3261638 B2 JP 3261638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光を利用して画像を形成
する光熱変換型ヒートモード記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写記録技術としては、熱溶融
性色材層又は熱昇華性色素を含有する色材層を基材上に
設けた熱転写記録材料と受像材料とを対向させ、サーマ
ルヘッド、通電ヘッド等の電気信号により制御される熱
源をインクシート(記録材料)側から圧着して、画像を
転写記録する方法がある。熱転写記録は無騒音、メンテ
ナンスフリー、低コスト、カラー化が容易、デジタル記
録が可能などの特徴を有しており各種プリンタ、レコー
ダ、ファクシミリ、コンピュータ端末等、多くの分野で
利用されている。
【0003】一方近年、医療、印刷分野等では解像度が
高く、高速記録が可能で、画像処理の可能な所謂デジタ
ル記録のできる記録方法が求められている。しかし、従
来のサーマルヘッド、通電ヘッドを熱源として使用する
熱転写記録方法では、ヘッド発熱素子の寿命の点から発
熱素子を高密度化することが難しく、高解像度の画像を
得ることは困難であった。
【0004】これを解決するためにレーザーを熱源とす
る熱転写記録が特開昭49-15437号、同49-17743号、同57
-87399号、同59-143659号等に提案されている。レーザ
ーを熱源に用いる熱転写記録は、レーザースポットを絞
ることによって解像度を高めることができる。しかし、
レーザーで記録する場合、微小なスポットを走査して記
録を行うことが一般的であり、高速でスポットを記録体
に対して走査しないと記録時間は早めることができず、
記録速度を向上させることは、一般的に一括露光やライ
ンサーマルヘッドを用いた場合に比べ不利である。又、
一般的に光によって与えられる熱量は、サーマルヘッド
などの発熱素子によって与えられる熱量に比べ小さいた
め、この点においても、レーザー等の光を利用した光熱
変換型ヒートモード記録は、記録速度を向上させる上で
は不利な状況にある。
【0005】レーザーの走査方法としてはポリゴンミラ
ーやガルバノミラーとfθレンズ等を組み合わせてレー
ザー光の主走査を行い、記録媒体の移動により副走査を
行う、いわゆる平面走査方法や、ドラムを回転させなが
らレーザー露光を行い、ドラムの回転を主走査としレー
ザー光の移動を副走査とする円筒走査等があるが、円筒
走査の方が光学系の精度を高め易く、高密度記録には適
している。円筒走査の場合、ドラムの回転速度を上げる
ことにより走査速度を上げることは容易であるが、転写
に必要なヒートモード記録材料とヒートモード受像材料
との密着性を得ることが難しい。
【0006】サーマルヘッドによる熱転写記録では、プ
ラテンとサーマルヘッドの発熱体との間の圧力により熱
転写記録材料と受像材料の密着を得ることが可能である
が、円筒走査ではこのような手法は取れない。又、特開
昭61-112665号では透明押圧部材等で加圧しながらレー
ザー露光を行うことなどが開示されているが、高速記録
のためドラムを高速回転させた場合、均一な押圧が困難
となり密着ムラや圧力転写によるカブリが発生し易い。
【0007】以上のように密着が不十分な状態で良好な
転写性を得るためには、充分な露光量の光を記録材料、
受像材料に照射させる必要がある。充分な露光量を与え
ることにより、記録する記録材料が昇華型の場合には、
多少密着が不十分でも、色材層の色材が昇華して受像材
料に転写可能となる。又、溶融型の場合でも、インク層
の膨張あるいは爆発・飛散により、受像層に転写が可能
となる。
【0008】材料に充分な露光量を与えるためには、走
査速度を下げる方法と光源の露光強度を高める方法が考
えられる。しかし、前者は記録速度を低下させることと
なるため好ましくない。一方、光源の露光強度を上げる
ためには、高強度の光源を用いるか複数の光源を用い全
体としての高強度を高めるかの、どちらかの手段が用い
られるが、単品で高強度の光源は光源自体が大きくなる
などの欠点がある。従って、複数の光源を用い一回の走
査で広い面積を露光できる方法が、記録速度を向上さ
せ、かつ密着性が低くても良好な転写を行う上で好まし
い。
【0009】米国特許4,804,975号には、光源がレーザ
ーアレイからなる昇華型のヒートモード記録方法につい
ての記載がある。しかし、複数の光源を用いて露光を行
う場合には、複数光源の露光強度を全て同一にしておか
ないと転写画像にムラを生じてしまう。更に本研究者ら
が鋭意検討を行った結果、光熱変換型ヒートモード記録
の場合、レーザーアレイ(又はその他の光源のアレイ)
の内側に位置するレーザーによって加熱される部分は、
その両側のレーザーによって加熱された部分の熱の伝導
を受けるため、少ない熱量でも熱転写が可能であるのに
対し、アレイの両端のレーザーによって加熱された部分
は、片側からしか熱伝導を受けることができないため、
熱転写が相対的に困難となることが明らかとなった。こ
の端部の転写性の不足を防ぐためには、全体的に露光強
度を高めることが一般的な解決法であるが、これでは内
側のレーザーの露光強度は不必要に浪費されることにな
り効率が悪く、記録速度を上げられない原因となってい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
課題を解決することにあり、具体的には、良好な転写性
が得られ、高速記録が可能な光熱変換型ヒートモード記
録装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、光
源が発光素子4個以上のアレイからなり、かつ該アレイ
の少なくとも両端の発光素子の光出力が、内側の発光素
子の光出力より高い光熱変換型ヒートモード記録装置、
更に好ましくは、発光素子4個以上のアレイからなる光
源の少なくとも両端の発光素子の光出力が、内側の発光
素子の光出力より20%以上高い光熱変換型ヒートモード
記録装置によって達成される。
【0012】又、本発明の目的は、光源が発光素子6個
以上のアレイからなり、かつ該アレイの少なくとも両端
の発光素子の光出力が、それぞれ隣接する内側の発光素
子と同期して発光し、かつ発光素子の露光幅が次回の走
査露光に際して少なくとも端部1発光素子分重なり合っ
て露光される光熱変換型ヒートモード記録装置、又は光
源が発光素子6個以上のアレイからなり、かつ発光素子
の露光幅が次回の走査露光に際して少なくとも端部1発
光素子分重なり合って露光され、かつ該重なって露光さ
れる端部の発光素子の光出力が、次回の走査露光の際の
発光素子の光出力と同じパターンで発光する光熱変換型
ヒートモード記録装置、更に光源が発光素子6個以上の
アレイからなり、かつ端部の複数の発光素子が一度の走
査露光で描く走査線間の距離が、中央部の隣り合った発
光素子が走査露光で描く走査線間の距離に対して0.5倍
以下であることを特徴とする光熱変換型ヒートモード記
録装置によって達成される。
【0013】以下、本発明について詳細に説明する。な
お、光熱変換型ヒートモード記録材料、光熱変換型ヒー
トモード受像材料、光熱変換型ヒートモード記録装置
を、それぞれ「記録材料」、「受像材料」、「記録装
置」と略称することもある。
【0014】ヒートモード記録における密着方法として
は、図1に示すように、微小孔を有する減圧器に受像材
料の受像層面と、受像材料より縦横共寸法が大きい記録
材料のインク面(色材層面)を重ね合わせ、該受像材料
の周囲より食み出した記録材料部分から微小孔を通して
減圧することにより、受像材料と記録材料を密着させ
る、又、逆に記録材料のインク面と、記録材料より縦横
共寸法が大きい受像材料の受像面を重ね合わせ、該記録
材料の周囲より食み出した受像材料部分から微小孔を通
して減圧することにより、受像材料と記録材料を密着さ
せることも可能である。
【0015】この密着方法によれば、記録材料と受像材
料の搬送、巻付けの自動化が容易であり、密着完了後に
光照射を行うことによりヒートモード記録が可能とな
る。
【0016】減圧器は図2に示すようにドラム状であっ
てもよいし、図3に示すように平板であってもよい。高
精度記録が要求される場合、平板の減圧器とポリゴンミ
ラー又はガルバノミラーによる平面走査より、ドラム状
の減圧器を使用する円筒走査の方が光学系の精度向上が
期待できる。
【0017】本発明で用いられるヒートモード記録用光
源(主露光光源)としては、光学系にて集光し易く、出
力エネルギーが大きく、かつ熱に変換し易い波長の光を
発光できることが好ましい。このような光源としては、
例えば、半導体レーザー、LED、ヘリウムネオンレー
ザー、YAGレーザー、炭酸ガスレーザーなどが挙げら
れる。これらの中で複数の発光素子からなるアレイとし
て使用し易い光源としては半導体レーザー、LEDなど
が挙げられる。
【0018】本発明に用いられる発光素子としては、露
光エネルギーを効率良く熱エネルギーに変換し得る波長
を発光できるものが好ましく、好ましい発光波長は600
〜2000nmである。
【0019】発光素子アレイの個々の発光素子の露光ス
ポット径は、基本的には必要とする画像の解像度によっ
て決定されるが、本発明の効果が発揮され易いのは、1
/e2のスポット径で、3〜40μmの範囲である。ただ
し、本発明の実施態様はこれに限られるものではない。
【0020】発光素子は例えば1mm以上の大きさを有し
ているのに対し、露光される部分ではスポット径は例え
ば3〜40μmであるため、外側の発光素子程より内側に
向かって露光方向が曲げられなくてはならない。しか
し、余り大きく露光方向が曲げられると、スポット形状
が歪んでしまうため好ましくない。このような発光素子
の大きさがアレイとしての並びを規制してしまう点をで
きるだけ緩和するために、アレイにおける発光素子の並
びを図4bのようにすることが好ましい。
【0021】露光されるスポットを材料面上に整列させ
るために、全ての発光素子を一体的に固定し、レンズ光
学系を用いて集光させることが好ましい。隣接するの走
査線間の距離は、原則として光学系全体に亙って一定で
あることが望ましい。
【0022】ただし、請求項5に相当する装置構成を採
る場合、端部の複数の発光素子の走査線間の距離が、中
央部での隣接発光素子の走査線間の距離に対して0.5倍
以下であることが好ましく、完全に重なっている構成が
最も好ましい。この距離が0.5倍を超える場合には、端
部を中央部よりもよく加熱するという効果に乏しい。
【0023】図4dは端部の2個の発光素子の走査線間
の距離が0である配置図である。端部走査線間の距離が
中央部での走査線間の距離の0.5倍以下であれば、走査
線方向でのスポットの重なりは特に問題にしないが、好
ましくは10スポット分、更に好ましくは5スポット分以
内の距離にあることが好ましい。図4dは露光スポット
が走査線方向に隣接している場合の例である。勿論、端
部の2発光素子による露光スポットが完全に一致しても
構わない。
【0024】請求項5における端部の複数の発光素子と
は、通常は端から2個の発光素子を意味するが、必要に
応じて3個又は4個が互いに重なり合った露光スポット
を与えてもよい。
【0025】図4eは端部の2個の発光素子の走査線間
の距離が、中央部の発光素子の走査線間の距離に比べて
0.4倍である配置図である。
【0026】これらの構成を採ることにより、最高の光
出力を有する発光素子でアレイを作り、かつ端部のみ更
に高い出力で露光を行うことができ、端部のみ不足する
熱量を補うことができる。
【0027】ヒートモード記録においては、露光時間を
短くすることによりインク層から支持体側への熱伝導に
よるエネルギーロスが少なくなる。サーマルヘッドを使
用して支持体側からの熱伝導によりインク層を加熱する
通常の熱転写記録と比べ、ヒートモード記録では、イン
ク層又はインク層近傍の光熱変換層に直接熱エネルギー
が与えられる。
【0028】このため、露光は出来る限り高照度短時間
で行われることが好ましい。好ましい露光速度としては
線速度0.5m/秒以上、更に好ましくは3m/秒以上で
ある。又、好ましい露光パワー密度は50W/mm2以上、
更に好ましくは300W/mm2以上である。
【0029】加熱後、与えられた熱が冷却する迄の時間
は、与えられる熱量、記録材料又は受像材料の熱容量な
どに依存するが、本発明の構成では数マイクロ〜数十マ
イクロ秒程度と見積られる。走査露光によって露光を行
う場合、1本の線を露光してから次の隣の線の露光まで
の時間差は出来る限り短いことが好ましく、ドラムを回
転させながら露光を行う場合にはドラム径は小さい方が
好ましい。
【0030】重なって露光される端部の発光素子の光出
力が、前回又は次回の走査露光の際の発光素子の光出力
と同パターンで発光するという条件を満たすためのデー
タバッファーの機構を説明する。
【0031】発光素子が18チャンネルあって、走査露光
の度に1チャンネルの幅で前回の露光と重なるようにす
る時、36ラインに相当するバッファーが必要となる。便
宜上、これらをチャンネル1a,1b,2,3,4,5,
・・・17,18a,18b,19,20,21,22,・・・34と呼ぶ
ことにする。各チャンネルには、主走査方向に並ぶ画素
と同数以上のビットが格納できるものとする。
【0032】各チャンネルへのデータの書込み及び、そ
れらからの読出しのタイミングは次の表1に従う。
【0033】
【表1】
【0034】表中の各ステートは、走査露光の1回の時
間を想定してある。普通、ステート1はインクシートの
交換毎に1回だけ起こり、続いてステート2,3,4,
5,2,3,4,5,・・・という順に繰り返し、最後
にステート2′〜5′の内の何れか一つが起こり、単色
の画像記録が終了する。表中の「W」は当該ステートの
間に当該チャンネルのバッファーへの書込みが生じるこ
とを意味し、「R」は当該ステートの間に当該チャンネ
ルのバッファーが読み出されて、発光素子の制御に利用
されることを意味する。
【0035】ステート1〜5にあってバッファーに書き
込まれるデータが尽きた場合に、そのステートの終了後
にステート2′〜5′の内の何れかに移行する。データ
が尽きたステートが2であれば3′に、3であれば4′
に、4であれば5′に、5又は1であれば2′に、それ
ぞれ移行する。
【0036】上記表1のスケジュールに従ってデータバ
ッファーの内容を読書きするための回路例を図6に示
す。外部からの画像信号110は、データ受信手段101を通
り、書込みデータバス111に出力される。これと同期し
て書込みアドレス発生手段102がアドレスを発生し、書
込みアドレスバス112に出力する。111と112は、ライン
バッファー108に達する途中で書込み信号ゲート106を通
る。このゲートの動作は、当該ラインが選択されている
時だけ111と112の信号を通過させ、そうでない時は出力
側をハイインピーダンス状態にする。ゲート106の動作
を制御するのは書込みライン選択信号114であり、これ
は書込みライン選択手段104によって生成される。普
通、104によって同時に選択されるのは一つのラインバ
ッファーだけである。
【0037】読出し時には、読出しライン選択手段105が
読み出すべきチャンネルを選択し、読出しライン選択信
号115を発生する。通常、同時に読み出されるチャンネ
ル数は発光素子の個数に等しい。表1に示したスケジュ
ーリングによって、書込み中のチャンネルが読出しの対
象にならないことが保証される。読出しアドレス発生手
段103は、走査露光系に同期して読出しアドレスを発生
し、読出しアドレスバス113に出力する。読出し信号ゲ
ート107は、読出し対象以外のラインバッファーに出力
するアドレスバスをハイインピーダンス状態にする。各
チャンネルから読み出したデータは、読出しデータバス
116を通って図7a,bに示すデータ選択回路に送られ
る。
【0038】図7aに示すデータ選択回路は、両端の発
光素子のためのものである。データバッファーのチャン
ネル1a,1b,18a及び18bの中から、発光素子のチャン
ネル1及び18のそれぞれに必要なデータチャンネルを選
択し、発光素子駆動信号117を出力する。
【0039】図7bに示すデータ回路は、両端以外の発
光素子のそれぞれに対応する。発光素子のチャンネル2
にはデータバッファーのチャンネル2又は19を選択す
る。以下、同様に3or20−>3、4or21−>4のように
対応付けられる。
【0040】以下、本発明の好ましい記録材料、受像材
料の態様について述べるが、記載以外の点に関しては、
特願平4-228778号及び同4-228779号に記載の技術を使用
することができる。
【0041】本発明に用いられる記録材料は、基本的に
支持体上にインク層を有すると共に、像様に照射される
光を熱に変換する機能を有することが好ましい。
【0042】記録材料の支持体としては、寸法安定性が
良く、画像形成の際の熱に耐えるものならば何でもよ
く、具体的には特開昭63-193886号2頁左下欄12〜18行
に記載のフィルム又はシートを使用することができる。
又、レーザー光を記録材料側から照射して画像を形成す
るのであれば、記録材料の支持体は透明であることが望
ましい。レーザー光を受像材料側から照射して画像を形
成するのであれば、記録材料の支持体は透明である必要
はない。記録材料の支持体の好ましい膜厚は6〜200μm
であり、更に好ましくは25〜100μmである。
【0043】ヒートモード記録用光源のエネルギーを無
駄なくインク層に吸収させるために、記録材料の支持体
とインク層の間の光源の波長に対する透過率は70%以上
が好ましく、更に好ましくは80%以上がよい。このため
には、透明性の良い支持体を使用すると共に、支持体の
BC面及び支持体と記録材料の各層の界面での反射を少な
くすることが好ましい。
【0044】光熱変換剤としては、従来公知のものをい
ずれも使用できる。本発明の好ましい態様では半導体レ
ーザー光照射により発熱させるため、カラー画像を形成
する場合は700〜3000nmの波長帯に吸収極大を示し、可
視域での吸収が無いか小さい近赤外光吸収剤が好まし
い。モノクロ画像を形成する場合は可視〜近赤外域まで
吸収を持つカーボンブラック等が好ましい。
【0045】近赤外光吸収剤としては、シアニン系、ポ
リメチン系、アズレニウム系、スクワリウム系、チオピ
リリウム系、ナフトキノン系、アントラキノン系色素等
の有機化合物、フタロシアニン系、アゾ系、チオアミド
系の有機金属錯体などが好適に用いられ、具体的には特
開昭63-139191号、同64-33547号、特開平1-160683号、
同1-280750号、同1-293342号、同2-2074号、同3-26593
号、同3-30991号、同3-34891号、同3-36093号、同3-360
94号、同3-36095号、同3-42281号、同3-97589号、同3-1
03476号等に記載の化合物が挙げられる。これらは1種
又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0046】次に、受像材料について述べる。
【0047】受像材料は、前記記録材料から像様に剥離
したインク層を受容して画像を形成する。通常、受像材
料は支持体と受像層とを有し、又、支持体のみから形成
されることもある。
【0048】受像材料は熱により溶融したインク層が転
写されるのであるから、適度の耐熱強度を有すると共
に、画像が適正に形成されるよう寸法安定性に優れるこ
とが望ましい。
【0049】支持体の表面に形成する受像層は、バイン
ダーと必要に応じて添加される各種添加剤やマット材か
らなる。又、場合によってはバインダーのみで形成され
る。受像層の膜厚は通常、1〜100μmである。
【0050】受像材料の支持体としては、記録材料で説
明したものと同様のものが使用できるが、厚みは25〜30
0μmが好ましく、更に好ましくは50〜200μmである。
【0051】その他、必要に応じて受像層下引層、バッ
クコート層、帯電防止層などを設けることができる。
【0052】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明の態様がこれに限定されるものではない。
【0053】実施例1 図5に示すような全体構成を有する光熱変換型ヒートモ
ード記録装置を用い、図1に示されるように記録材料と
受像材料を減圧器上に固定し、図4aに示す構成の発光素
子アレイを用いて露光を行った。発光素子数は計16個の
アレイを用いた。発光素子は端部に発光波長830nm、出
力150mWの半導体レーザーを用い、残りの発光素子は発
光波長830nm、出力100mWの半導体レーザーを用いた。個
々の半導体レーザーの露光照射面でのスポット径は1/e
2で6μmであり、光学ロスは約55%であった。この結
果、端部の発光素子の露光面での出力は67mW、内側部分
の発光素子の露光面での出力は45mWであった。
【0054】記録材料及び受像材料としては、以下のよ
うに作製したものを用いた。
【0055】(ヒートモード記録材料の作成)100μm厚
PET(ポリエチレンテレフタレート)支持体上に、下
記クッション層、光熱変換層、インク層を順次塗設して
記録材料を作成した。各層中の素材量は全て重量部であ
る。
【0056】<クッション層>下記組成の塗布液を調製
し、ブレードコーターを用いて塗布・乾燥した。膜厚は
約10μmであった。
【0057】 バイロン200(東洋紡製) 30部 DOP(ジオクチフタレート) 3部 MEK(メチルエチルケトン) 32部 トルエン 35部 <光熱変換層>下記組成の塗布液を調製し、上記クッシ
ョン層上にワイヤーバーを用いて塗布・乾燥した。膜厚
は0.3μmとし、830nmでの吸光度が0.9となるようにし
た。
【0058】 水溶性光熱変換材(λmax=800nm) 3.50部 ゼラチン 3.43部 FT248(水系界面活性剤:BASF製) 0.07部 水 93部 <インク層>下記組成の液を分散して塗布液を調製し、
上記光熱変換層上にワイヤーバーを用いて塗布・乾燥し
た。膜厚は0.4μmとし、サクラ濃度計を用いグリーン濃
度にて0.65となるよう調整した。 DS-90(播磨化成製ロジン樹脂) 4.7部 HNP-11(日本精蝋製パラフィンワックス) 0.5部 EV-40Y(三井デュポン製エチレン酢ビ樹脂) 0.5部 DOP(ジオクチフタレート) 0.3部 リオノールレッド6BFG(マゼンタ顔料:東洋インキ製) 4.0部 MEK 90.0部 (ヒートモード受像材料の作成)記録材料と同じPET支
持体上に下記組成の塗工液を、それぞれワイヤーバーに
て塗布・乾燥した。膜厚1.0μm。
【0059】受像層用塗工液 AD37P295J(東洋モートン製エチレン-酢酸ビニル共重合体) 10部 水 90部 記録材料の厚み75μm又は100μm、円周方向の長さ715m
m、幅方向の長さ565mmとし、受像材料、記録材料の順に
ドラム基体に巻き付けた。巻付けに際しては、各材料毎
に図1に示される圧力ロールによって押圧、スクィーズ
して余分な空気溜まりの発生を防いだ。
【0060】基体内部からの減圧は、各材料を巻き付け
る以前にブロアーによって開始し、両材料の巻付け完了
後、30秒後に基体内部の圧力を圧力ゲージにより測定し
た。基体内部の圧力が一定になった後、基体を0.3m/
秒〜8m/秒の線速度で回転させ、前記図5のような露
光系を点灯して露光を行った。
【0061】実施例2 実施例1と使用する材料、露光方法は同一とし、図4b
に示す構成の発光素子アレイを用いて露光を行った。発
光素子数は計16個のアレイを用いた。発光素子はすべて
発光波長830nm、出力100mWの半導体レーザーを用いた
が、端部の発光素子へ流す電流量を内側の発光素子へ流
す電流量より多くし、端部の露光面での出力を55mW、内
側の露光面での出力を45mWとした。
【0062】実施例3 実施例1と使用する材料、露光方法は同一とし、図4c
に示す構成の発光素子アレイを用いて露光を行った。発
光素子数は計18個のアレイを用いた。発光素子はすべて
発光波長830nm、出力100mWの半導体レーザーを用い露光
面での出力を45mWとした。端部の発光素子によって露光
される部分は、走査露光において前回又は次回露光され
る部分と1ドット分重なるように設定した。又、端部の
発光素子の発光パターンは、そのすぐ内側の発光素子の
発光パターンと同一とした。
【0063】実施例4 実施例1と使用する材料、露光方法は同一とし、図4c
に示す構成の発光素子アレイを用いて露光を行った。発
光素子数は計18個のアレイを用いた。発光素子はすべて
発光波長830nm、出力100mWの半導体レーザーを用い露光
面での出力を45mWとした。端部の発光素子によって露光
される部分は、走査露光において前回又は次回露光され
る部分と1ドット分重なるように設定した。端部の発光
素子の発光パターンは、走査露光において前回又は次回
露光される発光パターンと同一となるよう、図6,図7
a,図7bの制御回路を用いた。
【0064】実施例5 実施例3において、端部のレーザーの露光量を減らし、
端部のみ露光面での出力を30mWとした他は同様にして露
光を行った。
【0065】実施例6 実施例1と使用する材料、露光方法は同一とし、図4d
に示す構成の発光素子アレイを用い、端部の2個の発光
素子が同一走査線上を露光できるようにして露光を行っ
た。発光素子は計34個のアレイを用いた。発光素子は全
て発光波長830nm、出力100mWの半導体レーザーを用い、
露光面での出力を45mWとした。両端の各チャンネルの発
光素子は、それぞれ同一パターンで発光させた。
【0066】比較例1 実施例1において、端部の発光素子も発光波長830nm、
出力100mWの半導体レーザーを用いた。その他は実施例
1と全く同様に露光を行った。
【0067】比較例2 実施例3、4において端部の発光素子のみ発光させずに
露光を行った。その他は実施例3、4と全く同様に露光
を行った。
【0068】実施例1〜6、比較例1及び2の結果を併
せて以下に示す。
【0069】 ド ラ ム 回 転 速 度 0.3m/sec 0.5m/sec 1.0m/sec
2.0m/sec 4.0m/sec 8.0m/sec 実施例1 ○ ○ ○ ○ ○ △ 実施例2 ○ ○ ○ ○ ○ △ 実施例3 ○ ○ ○ ○ ○ × 実施例4 ○ ○ ○ ○ ○ × 実施例5 ○ ○ ○ ○ △ × 実施例6 ○ ○ ○ ○ ○ △ 比較例1 ○ △ × × × × 比較例2 ○ △ × × × × 評価基準は次の通りである。
【0070】○:ベタ画像、網点パターン共に走査周期
毎の転写抜けのない良好な画質である △:走査周期毎にやや転写抜けが入り、かすれた画像と
なる ×:走査周期毎に明かに転写抜けが入り、部分的に画像
が欠落する
【0071】
【発明の効果】本発明の光熱変換型ヒートモード記録装
置により、良好な転写性を有する高速記録が可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】光熱変換型ヒートモード受像材料及び記録材料
をドラム状減圧器に巻き付けることを示す斜視図
【図2】受像材料と記録材料がドラム状減圧器上で密着
されることを示す断面図
【図3】受像材料と記録材料が平板状減圧器上で密着さ
れることを示す断面図
【図4】本発明の光熱変換型ヒートモード記録装置に用
いられる光源であるアレイにおける発光素子の構成を示
す模式図で、(a)は実施例1に、(b)は実施例2に、
(c)は実施例3及び4に、(d)は実施例6に、それぞれ
用いられた並びを示す
【図5】本発明の光熱変換型ヒートモード記録装置の全
体構成図
【図6】本発明の実施例4に用いられた発光素子の制御
回路の構成図で、データバッファー及びその書込み・読
出し回路を示す
【図7】本発明の実施例4に用いられた発光素子の制御
回路の構成図で、(a)は両端の発光素子を駆動する信号
の選択回路、(b)は両端以外の発光素子を駆動する信号
の選択回路を示す
【符号の説明】
1 圧力ロール 2 減圧孔 3 ヒートモード記録材料 4 ヒートモード受像材料 5 記録材料補給部 6 受像材料補給部 7 減圧器基体 8 光源部(アレイ) 9 筐体 10 減圧弁 11 半導体レーザー発光素子(出力100mW) 11′ 半導体レーザー発光素子(出力150mW) 101 データ受信手段 102 書込みアドレス発生手段 103 読出しアドレス発生手段 104 書込みライン選択手段 105 読出しライン選択手段 106 書込み信号ゲート 107 読出し信号ゲート 108 ラインバッファー 110 外部からの画像信号 111 書込みデータバス 112 書込みアドレスバス 113 読出しアドレスバス 114 書込みライン選択信号 115 読出しライン選択信号 116 読出しデータバス 117 発光素子駆動信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中谷 康一 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式 会社内 審査官 藤本 義仁 (56)参考文献 特開 平3−197187(JP,A) 特開 平5−278198(JP,A) 特開 平5−336329(JP,A) 特開 昭62−244182(JP,A) 特開 昭62−242912(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 B41J 2/44 B41J 2/45 B41J 2/455 B41M 5/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に、光熱変換型ヒートモード受像
    材料の受像面と光熱変換型ヒートモード記録材料の色材
    層面が対面するように重ね合わせ、像状に走査露光する
    ことによりヒートモード記録材料の色材層又は色材をヒ
    ートモード記録受像材料の受像層へ転写する光熱変換型
    ヒートモード記録装置において、光源が発光素子4個以
    上のアレイからなり、かつ該アレイの少なくとも両端の
    発光素子の光出力が、内側の発光素子の光出力より高い
    ことを特徴とする光熱変換型ヒートモード記録装置。
  2. 【請求項2】 複数のアレイからなる光源の少なくとも
    両端の発光素子の光出力が、内側の発光素子の光出力よ
    り20%以上高いことを特徴とする請求項1記載の光熱変
    換型ヒートモード記録装置。
  3. 【請求項3】 基体上に、光熱変換型ヒートモード受像
    材料の受像面と光熱変換型ヒートモード記録材料の色材
    層面が対面するように重ね合わせ、像状に走査露光する
    ことによりヒートモード記録材料の色材層又は色材をヒ
    ートモード記録受像材料の受像層へ転写する光熱変換型
    ヒートモード記録装置において、光源が発光素子6個以
    上のアレイからなり、かつ該アレイの少なくとも両端の
    発光素子の光出力が、それぞれ隣接する内側の発光素子
    と同期して発光し、かつ発光素子の露光幅が次回の走査
    露光に際して少なくとも端部1発光素子分重なり合って
    露光されることを特徴とする光熱変換型ヒートモード記
    録装置。
  4. 【請求項4】 基体上に、光熱変換型ヒートモード受像
    材料の受像面と光熱変換型ヒートモード記録材料の色材
    層面が対面するように重ね合わせ、像状に走査露光する
    ことによりヒートモード記録材料の色材層又は色材をヒ
    ートモード記録受像材料の受像層へ転写する光熱変換型
    ヒートモード記録装置において、光源が発光素子6個以
    上のアレイからなり、かつ発光素子の露光幅が次回の走
    査露光に際して少なくとも端部1発光素子分重なり合っ
    て露光され、かつ該重なって露光される端部の発光素子
    の光出力が、前回又は次回の走査露光の際の発光素子の
    光出力と同じパターンで発光することを特徴とする光熱
    変換型ヒートモード記録装置。
  5. 【請求項5】 基体上に、光熱変換型ヒートモード受像
    材料の受像面と光熱変換型ヒートモード記録材料の色材
    層面が対面するように重ね合わせ、像状に走査露光する
    ことによりヒートモード記録材料の色材層又は色材をヒ
    ートモード記録受像材料の受像層へ転写する光熱変換型
    ヒートモード記録装置において、光源が発光素子6個以
    上のアレイからなり、かつ端部の複数の発光素子が一度
    の走査露光で描く走査線間の距離が、中央部の隣り合っ
    た発光素子が走査露光で描く走査線間の距離に対して0.
    5倍以下であることを特徴とする光熱変換型ヒートモー
    ド記録装置。
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