JP3261413B2 - 棚装置用の枠組み体 - Google Patents

棚装置用の枠組み体

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JP3261413B2
JP3261413B2 JP05079897A JP5079897A JP3261413B2 JP 3261413 B2 JP3261413 B2 JP 3261413B2 JP 05079897 A JP05079897 A JP 05079897A JP 5079897 A JP5079897 A JP 5079897A JP 3261413 B2 JP3261413 B2 JP 3261413B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば出し入れ
装置との組合せにより自動消火設備を備えた自動倉庫を
構成する棚装置において、この棚装置の主構成部材とな
る棚装置用の枠組み体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動倉庫としては、たとえば特開
昭60−31407 号公報に見られるように、上下方向ならび
に水平方向に複数の区画収納空間を有する棚と、この棚
に沿って走行自在でかつ昇降ならびに横方向出退自在な
フォークを有する荷搬入出装置とからなる自動倉庫設備
が提供されている。
【0003】そして、このような自動倉庫設備に設けら
れる自動消火設備として、トラスに取り付けた腕木の下
方において、左右方向で隣接する区画収納空間の隣接間
に亘って横配管を設け、トラスの前後対向間において横
配管にスプリンクラーヘッドを設けるとともに、このス
プリンクラーヘッドに集熱板を設けた構成(第1の従来
構成)が提供されている。
【0004】また、棚間の背中合わせ部分に横配管を通
し、そして背中合わせの区画収納空間の間にスプリンク
ラーヘッドや集熱板を配設した構成(第2の従来構成)
が提供され、さらに棚の背面間に横配管を設け、この横
配管からの分岐管を区画収納空間の中央部でかつ腕木に
よる支持面の少し下方に配設するとともに、この分岐管
にスプリンクラーヘッドと集熱板とを設けた構成(第3
の従来構成)が提供されている。
【0005】しかし、上記した各従来構成によると、据
付現場で棚を組み立てる際に、棚本体側の各部材や、横
配管などは別々に製作され、そして別々の状態で据付現
場に運搬されることで、その運搬は効率が悪くかつ容易
に行えず、さらに段積みして運搬する際に、横配管に各
部材が接触して、この横配管が破損する恐れがある。ま
た据付現場で棚を組み立てたのち、横配管の配設などを
行うことから、高所で複雑な作業を長時間に亘って行わ
なければならない。
【0006】そこで、運搬性や組み立て性に好適なもの
として、たとえば特開平6−227609号に見られる棚装置
が提供されている。この従来構成は、前後一対の支柱
と、これら支柱間を連結するラチスならびに左右方向に
突出する腕木装置とにより枠組み体を構成し、この枠組
み体には消火用の給水管が、支柱間でラチスの左右方向
側方に縦方向であらかじめ配設してあり、これら枠組み
体を、左右方向の支柱間を所定ピッチとして並設すると
ともに、左右の支柱間を連結材により連結し、そして前
後の支柱間でかつ左右の腕木装置間に、給水管に連通し
たスプリンクラーヘッドと、このスプリンクラーヘッド
の上方に位置した集熱板とを設けて棚装置を構成してい
る。
【0007】このような従来構成によると、枠組み体に
給水管が、支柱間でラチスの左右方向側方に縦方向であ
らかじめ配設してあることから、据付現場への運搬は、
たとえばトラックに段積みして、効率よく容易にかつ破
損を招くことなく行え、そして据付現場では、枠組み体
を、支柱の左右方向を所定ピッチとして左右方向で並設
することで、消火設備を有する棚装置を容易に組み立て
得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、左右方向の幅が広い支柱を使用して、大
型の棚装置を構成するときには問題ないが、左右方向の
幅が狭い支柱を使用して小型の棚装置を構成するときに
は、前後の支柱間にラチスが位置されることで、給水管
の配設スペース(配設幅)を確保できないことから、採
用することは難しい。すなわち、ラチスの側方に給水管
を配設したとき、この給水管の一側部が支柱の左右方向
面よりも外側に突出し、この突出部に対して、段積みし
ての運搬時に他部材が接触したり、使用時にパレットな
どが接触することになる。
【0009】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、左右方向の幅が狭い支柱に対してあらかじめ配管を
行え、しかも運搬を容易にかつ破損を招くことなく行え
る棚装置用の枠組み体を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の棚装置用の枠組
み体は、前後一対の支柱間がラチスにより連結されると
ともに、前後の支柱間に、左右方向の少なくとも一方に
突出される腕木装置が設けられることで枠組み体が構成
され、この枠組み体が左右方向に複数配設されたのち、
左右の枠組み体間が連結されることで、左右で相対向し
た腕木装置の上方を収納空間として棚装置が形成される
に、少なくとも一部の枠組み体には、少なくとも一方の
支柱の前後方向における外面側に消火用の給水管が縦方
向に配設されてユニット化され、前記給水管に連通され
る分岐管の遊端にはスプリンクラーヘッドが設けられ、
前記分岐管は、スプリンクラーヘッドを腕木装置の左右
幅内に収めた非使用位置と、スプリンクラーヘッドを腕
木装置の左右幅内から振り出した使用位置とに揺動自在
として給水管側に連通されていることを特徴としたもの
である。
【0011】したがって請求項1の発明によると、少な
くとも一部の枠組み体は、支柱とラチスと腕木装置と給
水管とをユニット化して製作し得、そして、たとえばト
ラックに横向きに積まれて据付現場に運搬し得る。その
際に、枠組み体群を、下位の支柱上に上位の腕木装置を
載置しながら段積みするが、ここで分岐管やスプリンク
ラーヘッドを腕木装置の左右幅内に収めておくことで、
段積み時に腕木レールなどとは接触しない。
【0012】そして据付現場では、枠組み体を、支柱の
左右方向を所定ピッチとして左右方向で並設するととも
に、隣接した枠組み体間を連結することで、左右方向の
幅が狭い支柱を使用した棚装置を組み立て得る。その後
に、スプリンクラーヘッドを腕木装置の左右幅内から振
り出した使用位置に揺動させることで、自動消火設備を
好適に備え付け得る。
【0013】また本発明の請求項2記載の棚装置用の枠
組み体は、上記した請求項1記載の構成において、給水
管が、支柱の左右方向における幅内に納めて配設されて
いることを特徴としたものである。したがって請求項2
の発明によると、支柱の左右方向の幅を広くすることな
く、すなわち左右方向の幅が狭い支柱に対して給水管を
配設し得る。
【0014】そして本発明の請求項3記載の棚装置用の
枠組み体は、上記した請求項1または2に記載の構成に
おいて、前後の支柱間に、左右方向の両方に突出される
腕木装置が設けられ、一方の支柱の前後方向における外
面側に給水管が縦方向に配設されてユニット化されてい
ることを特徴としたものである。したがって請求項3の
発明によると、中間部に位置される枠組み体を、コンパ
クトにユニット化し得る。
【0015】さらに本発明の請求項4記載の棚装置用の
枠組み体は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の
構成において、分岐管の揺動軸心が、支柱の左右方向面
よりも左右方向外方に位置されていることを特徴とした
ものである。
【0016】したがって請求項4の発明によると、分岐
管を揺動軸心の周りに揺動させることで、スプリンクラ
ーヘッドを、腕木装置の左右幅内に収めた非使用位置
と、腕木装置の左右幅内から振り出した使用位置とに、
無理なく円滑に移動し得る。
【0017】しかも本発明の請求項5記載の棚装置用の
枠組み体は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の
構成において、形成される棚装置は背中合わせに配置さ
れ、この背中合わせ側の支柱の外面側に給水管が縦方向
に配設され、分岐管の揺動で振り出したスプリンクラー
ヘッドが、背中合わせの収納空間の間に位置されること
を特徴としたものである。
【0018】したがって請求項5の発明によると、背中
合わせに配置した棚装置の各収納空間に対応して、スプ
リンクラーヘッドを配置し得る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図に基づいて説明する。図5、図6に示すように棚装置
1は、両側の側部枠組み体5と複数の中間部枠組み体
6,7と、これら枠組み体5,6,7の左右方向での連
結を行う連結材の一例である横ビーム8やブレース9な
どにより構成される。ここで枠組み体5,6,7はユニ
ット化されている。
【0020】すなわち図1〜図6に示すように、前記枠
組み体5,6,7は、所定間隔を隔てた前後一対の支柱
11を有し、これら支柱11は、一面にスリット部12を有す
る状態で四角筒状に成形されている。両支柱11はスリッ
ト部12を相対向して配置され、そして支柱11間の上下方
向の複数箇所が、スリット部12に嵌合された前後方向
(水平状または傾斜状)のラチス13を介して連結され
る。なお支柱11の下端には、調整自在な着地体14が設け
られている。
【0021】さらに中間部枠組み体6,7の前後の支柱
11間は、左右方向に突出する腕木装置15により連結され
ている。すなわち腕木装置15は、両支柱11からそれぞれ
左右方向でかつ水平方向に突出させた腕木16と、前後で
対向した腕木16の遊端間に取り付けた腕木レール17とに
より形成される。なお、側部枠組み体5は片側のみ腕木
装置15が設けられている。
【0022】少なくとも一部の枠組み体、すなわち中間
部枠組み体7には、少なくとも一方の支柱となる後部の
支柱11の前後方向における外面11a側に、消火用の給水
管18が縦方向に配設される。この給水管18は、たとえば
U字金具状の連結具19を介して(または溶接など)支柱
11に連結され、以てユニット化されている。その際に給
水管18は、支柱11の左右方向における幅W内に納めて配
設されている。
【0023】前記給水管18の所定の複数箇所(単数箇所
でもよい。)には枝管20が設けられている。この枝管20
はL字状であって、その横管部が左右方向に向き、かつ
縦管部が上方向に向いた状態で、給水管18に溶接などに
より固着されている。なお、枝管20の上方に向いた開口
部には螺子孔20aが形成されている。前記枝管20を介し
て給水管18に連通される分岐管21が設けられ、さらに分
岐管21の遊端にはスプリンクラーヘッド22が設けられ
る。
【0024】前記分岐管21は、スプリンクラーヘッド22
を腕木装置15の左右幅内に収めた非使用位置と、スプリ
ンクラーヘッド22を腕木装置15の左右幅内から振り出し
た使用位置とに揺動自在として、給水管18側に連通され
ている。
【0025】すなわち分岐管21は、長尺の中間部21A
と、この中間部21Aの両端で互いに反対方向でかつ直角
状に曲げ形成された一対の端部21B,21Cとにより形成
される。そして一方の端部21Bには、筒状ボルト体23が
回動のみ自在に外嵌され、この回動部分にはOリング24
が介在されている。
【0026】なお筒状ボルト体23は、前記螺子孔20aに
螺合自在であり、その締め付け操作により端部21Bは枝
管20の縦管部に直線状で一体化される。そして分岐管21
は、端部21Bから縦管部への管中心によって形成される
上下方向の揺動軸心25の周りに揺動自在に構成される。
その際に、枝管20の横管部の長さによって、分岐管21の
揺動軸心25が、支柱11の左右方向面11bよりも左右方向
の外方に位置されるよう構成されている。
【0027】前記分岐管21の遊端である他方の端部21C
は上方へ向き、その開口部には筒状のソケット26が取り
付けられ、このソケット26には螺子孔26aが形成されて
いる。そして螺子孔26aに螺合させることで、前記スプ
リンクラーヘッド22が設けられる。なおスプリンクラー
ヘッド22には、検出器などがあらかじめ組み込まれてい
る。
【0028】以下に、上記した実施の形態において、枠
組み体5,6,7の運搬作業や棚装置1の組み立て作業
などを説明する。この場合に上記構成の側部枠組み体5
や中間部枠組み体6,7は、製作工場においてそれぞれ
ユニット化して製作(塗装も含めて)され、そして別個
に製作された横ビーム8やブレース9、主給水管27など
とともに、たとえばトラックに積まれて据付現場に運搬
される。
【0029】その際に、段積みを行う前の中間部枠組み
体7では、Oリング24を介して分岐管21を揺動軸心25の
周りに揺動させ、図1、図2実線、図3に示すように、
そのスプリンクラーヘッド22を腕木装置15の左右幅内に
収めた非使用位置としている。
【0030】このような中間部枠組み体7は、図8、図
9に示すように、トラック50の荷台51上に横向きで段積
みされる。すなわち、最下段の中間部枠組み体7を、荷
台51上に腕木レール17を当接させて、この荷台51上に横
向きで載置させる。
【0031】そして二段目の中間部枠組み体7を、その
腕木レール17を最下段の中間部枠組み体7の支柱11間に
載置させるとともに、その支柱11を最下段の中間部枠組
み体7の腕木レール17間に載置させて、段積みさせる。
その際に、二段目の中間部枠組み体7は、支柱11の長さ
方向において位置をずらし、以て二段目の中間部枠組み
体7の腕木装置15が最下段の中間部枠組み体7の枝管20
や分岐管21やスプリンクラーヘッド22などに衝突するの
を防止している。
【0032】次いで三段目の中間部枠組み体7を、前述
と同様にして二段目の中間部枠組み体7上に段積みさせ
る。その際に、三段目の中間部枠組み体7を、二段目の
中間部枠組み体7とは逆方向にずらし、以て最下段の中
間部枠組み体7の真上に位置させる。
【0033】このようにして、所定段数の中間部枠組み
体7を段積みさせるが、ここで給水管18が支柱11の外面
11a側に配設されて中間部枠組み体7にユニット化さ
れ、そして分岐管21やスプリンクラーヘッド22が腕木装
置15の左右幅内に収められていることから、段積み時に
腕木レール17などとは接触せず、以て運搬は、効率よく
容易にかつ破損を招くことなく行える。
【0034】なお、上述では、中間部枠組み体7の段積
みについて述べたが、スプリンクラーヘッド22を装備し
ていない中間部枠組み体6や、側部枠組み体5の段積み
も同様にして行える。また各枠組み体5,6,7を寄せ
集めた段積みも同様にして行える。その際に、中間部枠
組み体6や側部枠組み体5は、スプリンクラーヘッド22
を装備していないことで、中間部枠組み体7のみの段積
みを行う場合よりも、より容易に段積みし得る。
【0035】据付現場においては、図5、図6に示すよ
うに、側部枠組み体5と中間部枠組み体7との支柱11の
左右方向を所定ピッチPとして、ならびに中間部枠組み
体6,7の支柱11の左右方向も所定ピッチPとして、こ
れら側部枠組み体5と中間部枠組み体6,7とが左右方
向で並設されるとともに、隣接した枠組み体5,6,7
間が、横ビーム8やブレース9を介して連結される。そ
の際に横ビーム8は、左右方向で水平状にかつ複数箇所
に亘っての長尺ものが使用され、またブレース9はクロ
ス状に配設される。なお、ここでは、給水管18をユニッ
ト化している中間部枠組み体7を、他の枠組み体5,6
に対して、たとえば一つ置きに配置している。
【0036】このようにして組み立てられる棚装置1に
おいては、左右で相対向した腕木装置15の上方に収納空
間2を形成し、両腕木装置15間で荷3を直接にまたはパ
レットを介して支持すべく構成している。
【0037】上記構成の棚装置1は、図6、図7に示す
ように、通路30を置いて一対が並設され、そして通路30
内には、棚装置1の前面に沿った一定経路31上において
走行自在でかつ収納空間2との間で荷3を受け渡し自在
な出し入れ装置35が設けられる。この出し入れ装置35
は、走行機体36と、この走行機体36から立設したポスト
37と、このポスト37に案内される昇降台38と、この昇降
台38上で横方向に出退自在に設けた出し入れ具39などに
より構成される。そして棚装置1の端部外方に荷受け台
40を設けることで、全体として自動倉庫45が構成され
る。
【0038】さらに自動倉庫45は、棚装置1の背面どう
しを背中合わせにして複数を配設することで、全体とし
て自動倉庫設備46に構成される。すなわち、棚装置1
は、所定の(必要最小限の)隙間Sをおいて、背中合わ
せに配置され、この背中合わせ側の支柱11の外面11a側
で前記隙間S内に給水管18が縦方向に配設される。
【0039】このように背中合わせの配置を行ったの
ち、各中間部枠組み体7では、分岐管21を揺動軸心25の
周りに揺動させ、図2仮想線、図5、図6実線に示すよ
うに、そのスプリンクラーヘッド22を腕木装置15の左右
幅内から振り出す。この振り出しは、背中合わせの収納
空間2の間で前記隙間S内にスプリンクラーヘッド22が
位置されるように行われ、以てスプリンクラーヘッド22
を使用位置としている。そして、適宜の手段によって、
この使用位置を固定化している。
【0040】このようにして自動倉庫設備46が構成され
る前後において、または前述したように棚装置1を組み
立てたのちに、配管接続が行われる。すなわち図5、図
6に示すように、中間部枠組み体7に縦方向に配置した
給水管18の下端は、隙間Sを利用して配管した主給水管
27に、管継手28を介して接続される。なお、自動倉庫設
備46が構成される前後においては、必要に応じて、必要
とする箇所に集熱板が設けられる。
【0041】次に、上記した自動倉庫設備46の作用を説
明する。すなわち各自動倉庫45においては、走行機体36
の走行動と、昇降台38の昇降動と、出し入れ具39の横方
向出退動との組合せ動作によって、棚装置1の目的とす
る収納空間2と荷受け台40との間で荷3の受け渡し(入
出庫)を行える。
【0042】このような運転中や夜間の運転停止中にお
いて、たとえば荷3の発火などにより火災が生じたと
き、その上昇する熱気がスプリンクラーヘッド22の検出
器に検出されることになり、そして設定温度以上に昇温
すると、スプリンクラーヘッド22が自動的に破裂、開栓
し、以て主給水管27から給水管18を介して分岐管21に達
している圧力水が、スプリンクラーヘッド22から収納空
間2などに向けて散水される。
【0043】なお最上位の収納空間2に対しては、枠組
み体5,6,7の上端に設けたスプリンクラーヘッド22
で散水を行ってもよく、また建物の天井裏側に配設した
消火設備を使用して散水を行ってもよい。
【0044】上記した実施の形態において中間部枠組み
体6,7は、腕木16を別々として両側に腕木装置15を形
成しているが、これは腕木16を一本化(共通化)して支
柱11に固定する形式であってもよい。また別々とした腕
木16の端部にL字レール状のブラケットを一体化し、こ
のブラケットを支柱11に当て付けて固定化する形式であ
ってもよい。
【0045】上記した実施の形態では、後部の支柱11の
前後方向における外面11a側に給水管18が縦方向に配設
されているが、これは、前部の支柱11の前後方向におけ
る外面11a側に給水管18が縦方向に配設された形式であ
ってもよく、さらには前後両方の支柱11の前後方向にお
ける外面11a側に、それぞれ給水管18が縦方向に配設さ
れた形式であってもよい。
【0046】上記した実施の形態では、給水管18をユニ
ット化している中間部枠組み体7を、他の枠組み体5,
6に対して、たとえば一つ置きに配置しているが、これ
は二つ置きなど任意な配置にし得る。また、中間部枠組
み体の全てを、給水管18をユニット化している中間部枠
組み体7とし、この中間部枠組み体7を所定ピッチP置
きに並設してもよい。さらに、必要に応じて、側部枠組
み体5にも給水管18をユニット化してもよい。
【0047】上記した実施の形態では、給水管18を、支
柱11の左右方向における幅W内に納めて配設している
が、たとえば図8の仮想線イに示すように、腕木レール
17の端部よりも外方に位置させて、幅W外に配設した形
式であってもよい。
【0048】上記した実施の形態では、スプリンクラー
ヘッド22を腕木装置15の左右幅内から振り出して、背中
合わせの収納空間2の間で隙間S内に位置させている
が、これは側部の一つの収納空間2内に位置させる形式
であってもよく、この場合、各枠組み体5,6,7にス
プリンクラーヘッド22などが設けられる。
【0049】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、少
なくとも一部の枠組み体は、支柱とラチスと腕木装置と
給水管とをユニット化して製作でき、そして、たとえば
トラックに横向きに積まれて据付現場に運搬できる。そ
の際に、枠組み体群を、下位の支柱上に上位の腕木装置
を載置しながら段積みするとき、スプリンクラーヘッド
を腕木装置の左右幅内に収めておくことで、段積み時に
腕木レールなどとは接触せず、以て運搬は、効率よく容
易にかつ破損を招くことなく行うことができる。
【0050】そして据付現場では、枠組み体を、支柱の
左右方向を所定ピッチとして左右方向で並設するととも
に、隣接した枠組み体間を連結することで、左右方向の
幅が狭い支柱を使用した棚装置を組み立てることができ
る。その後に、スプリンクラーヘッドを腕木装置の左右
幅内から振り出した使用位置に揺動させることで、自動
消火設備を好適に備え付けることができる。
【0051】また上記した本発明の請求項2によると、
支柱の左右方向の幅を広くすることなく、すなわち左右
方向の幅が狭い支柱に対して、給水管を好適に配設で
き、以て棚装置全体の大形化、高価格化を抑制できる。
【0052】そして上記した本発明の請求項3による
と、中間部に位置される枠組み体を、コンパクトにユニ
ット化できる。さらに上記した本発明の請求項4による
と、分岐管を揺動軸心の周りに揺動させることで、スプ
リンクラーヘッドを、腕木装置の左右幅内に収めた非使
用位置と、腕木装置の左右幅内から振り出した使用位置
とに、無理なく円滑に移動できる。
【0053】しかも上記した本発明の請求項5による
と、背中合わせに配置した棚装置の各収納空間に対応し
て、スプリンクラーヘッドを効率よく経済的に配置でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、棚装置用の
枠組み体の斜視図である。
【図2】同棚装置用の枠組み体の要部の斜視図である。
【図3】同棚装置用の枠組み体の横断平面図である。
【図4】同棚装置用の枠組み体の配管部分の一部切り欠
き側面図である。
【図5】同自動倉庫の要部の概略立面図である。
【図6】同自動倉庫設備の要部の平面図である。
【図7】同自動倉庫設備の概略平面図である。
【図8】同棚装置用の枠組み体の運搬時における背面図
である。
【図9】同棚装置用の枠組み体の運搬時における要部の
側面図である。
【符号の説明】
1 棚装置 2 収納空間 5 側部枠組み体 6 中間部枠組み体 7 中間部枠組み体 11 支柱 11a 外面 11b 左右方向面 12 スリット部 13 ラチス 15 腕木装置 16 腕木 17 腕木レール 18 給水管 20 枝管 21 分岐管 21A 中間部 21B 端部 21C 端部 22 スプリンクラーヘッド 23 筒状ボルト体 25 揺動軸心 26 ソケット 27 主給水管 30 通路 31 一定経路 35 出し入れ装置 39 出し入れ具 40 荷受け台 45 自動倉庫 46 自動倉庫設備 50 トラック 51 荷台 W 支柱の左右方向幅 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/14 A62C 35/58 B65G 1/00 511

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後一対の支柱間がラチスにより連結さ
    れるとともに、前後の支柱間に、左右方向の少なくとも
    一方に突出される腕木装置が設けられることで枠組み体
    が構成され、この枠組み体が左右方向に複数配設された
    のち、左右の枠組み体間が連結されることで、左右で相
    対向した腕木装置の上方を収納空間として棚装置が形成
    されるに、少なくとも一部の枠組み体には、少なくとも
    一方の支柱の前後方向における外面側に消火用の給水管
    が縦方向に配設されてユニット化され、前記給水管に連
    通される分岐管の遊端にはスプリンクラーヘッドが設け
    られ、前記分岐管は、スプリンクラーヘッドを腕木装置
    の左右幅内に収めた非使用位置と、スプリンクラーヘッ
    ドを腕木装置の左右幅内から振り出した使用位置とに揺
    動自在として給水管側に連通されていることを特徴とす
    る棚装置用の枠組み体。
  2. 【請求項2】 給水管が、支柱の左右方向における幅内
    に納めて配設されていることを特徴とする請求項1記載
    の棚装置用の枠組み体。
  3. 【請求項3】 前後の支柱間に、左右方向の両方に突出
    される腕木装置が設けられ、一方の支柱の前後方向にお
    ける外面側に給水管が縦方向に配設されてユニット化さ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の棚
    装置用の枠組み体。
  4. 【請求項4】 分岐管の揺動軸心が、支柱の左右方向面
    よりも左右方向外方に位置されていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の棚装置用の枠組み体。
  5. 【請求項5】 形成される棚装置は背中合わせに配置さ
    れ、この背中合わせ側の支柱の外面側に給水管が縦方向
    に配設され、分岐管の揺動で振り出したスプリンクラー
    ヘッドが、背中合わせの収納空間の間に位置されること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の棚装置用
    の枠組み体。
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