JP2943706B2 - 自動倉庫のラック - Google Patents

自動倉庫のラック

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JP2943706B2
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のスプリンク
ラーヘッドが配設される自動倉庫のラックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前後一組の支柱と、それぞれの支
柱に左右に突出するように取り付けた腕木と、前後の腕
木の端部間を連結する棚受とを1つのユニットとし、こ
のユニットを縦方向や横方向に複数連結して構成したラ
ックと、このラックの前方を走行および昇降し、ラック
の各間口に対して物品を出し入れするスライドフォーク
を備えたスタッカクレーンとからなる自動倉庫が知られ
ている。このような自動倉庫においては、倉庫内で発生
した火災を自動的に消火する手段として、スプリンクラ
ーヘッドがラック内に多数配設されるようになってお
り、このスプリンクラーヘッドへ水を供給する給水管が
ラックを構成する部材に沿って配管される。この配管に
よって生じるデッドスペースをできるだけ小さくするた
め、前後の支柱間で、かつラチスの側方に給水管を縦方
向に配設したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、給水管
を配管することによって生じるデッドスペースを完全に
無くすためには、ラチスを支柱の中心から目一杯偏心さ
せたとしても、支柱の幅からラチスの幅を差し引いた寸
法内に給水管を納める必要があり、径の太い給水管を使
用できないといった問題があった。一本の給水管に取り
付けることができるスプリンクラーヘッドの数は給水管
の径毎に規定(勿論、径が細くなると、取り付けること
が可能なスプリンクラーヘッドの数は少なくなる)され
ており、配設されるスプリンクラーヘッドの数が多くな
ると、一組の支柱間に複数本の給水管を配管する必要が
生じ、配管作業が煩雑になるといった問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するためになされたものであり、請求項1の
発明では、前後の支柱と、前後の支柱から左右に突出す
る腕木と、前後の腕木の端部間を連結する棚受とを備
え、棚受の少なくとも一端をその端面が支柱の外面より
外方に位置するよう延設し、棚受が延設された側の支柱
の外方に、平面視において支柱の幅方向の中心線上にそ
の中心が位置するよう、給水管を縦方向に配設するとと
もに、スプリンクラーヘッドを前後の腕木間に配設し、
給水管が配設された側の腕木に、給水管からスプリンク
ラーヘッドへの分岐管の通過を許容する分岐管挿通部を
形成した。また、請求項2の発明では、前後の支柱と、
前後の支柱から左右に突出する腕木と、前後の腕木の端
部間を連結する棚受とを備え、棚受の少なくとも一端を
その端面が支柱の外面より外方に位置するよう延設し、
棚受が延設された側の支柱の外方に、平面視において支
柱の幅方向の中心線上にその中心が位置するよう、給水
管を縦方向に配設するとともに、スプリンクラーヘッド
を前後の支柱間に配設し、給水管が配設された側の腕木
の高さ寸法を棚受の高さ寸法より小さくするとともに高
さ方向に偏心配置し、偏心させた側と反対側に、給水管
からスプリンクラーヘッドへの分岐管を配管した。さら
に、請求項3の発明では、前後の支柱間、かつ左右の棚
受間であり、棚受の高さ範囲内に、分岐管に連通するス
プリンクラーヘッド、およびこのスプリンクラーヘッド
の上方に位置する集熱板を設けた。
【0005】
【作用】請求項1の発明にあっては、端面が支柱の外面
より外方に位置するよう延設した棚受の突出量分だけ、
支柱の外方に、給水管の配管スペースが形成されること
となる。支柱の幅を越えない径の給水管であれば、デッ
ドスペースを生じることなく、配管することが可能とな
る。また、分岐管は、腕木および棚受によって形成され
るスペースを利用して配管することとなるため、分岐管
の配管によってもデッドスペースが生じることはない。
また、請求項2の発明にあっては、腕木の高さ寸法およ
び棚受に対する配置位置によって分岐管を通すスペース
が形成されることとなり、腕木に特別の加工を要しな
い。さらに、請求項3の発明にあっては、スプリンクラ
ーヘッドおよび集熱板の配設によっても、前後方向、左
右方向、及び高さ方向のいずれにおいてもデッドスペー
スが生じることはない。
【0006】
【実施の形態】以下、図面に示す実施例にしたがって本
発明を詳細に説明する。図5における、右側を前、左側
を後、上側を左、下側を右とする。
【0007】各ユニット10は、所定間隔を隔てた前後
一対の支柱1A,1Bと、前後の支柱1A,1Bから左
右に突出する腕木2A,2Bと、前後の腕木2A,2B
の端部間を連結する棚受3A,3Bとを備えている。棚
受3A,3Bの一端は、その端面が支柱1Aの外面より
外方に位置するよう延設(支柱1Aが内側に偏心配置)
され、給水管4を配管するためのスペースSが形成され
るようになっている。そして、図5に示すように、この
配管スペースSである、支柱1Aの外方に、平面視にお
いて支柱1Aの幅方向の中心線上にその中心が位置する
よう、給水管4を縦方向に配設している。
【0008】支柱1Aの外面からの棚受3A,3Bの端
面の突出量は、支柱1Aの幅より大きくするのが好まし
い。こうすることにより、支柱1Aの幅を越えない径の
給水管4であれば、前後方向及び左右方向にデッドスペ
ースを全く生じることなく、配管することができる。換
言すれば、支柱1Aの幅と略等しい、径の太い給水管4
を使用することができ、一本の給水管4に多数のスプリ
ンクラーヘッド7を取り付けることが可能となる。
【0009】前後の支柱1A,1B間は、上下方向の複
数箇所がラチス5によっても連結される。このラチス5
の幅および支柱1A,1B中心に対する取付け位置は、
支柱1A,1Bからはみ出さない限り、何ら制約を受け
ない。
【0010】給水管4からは、各棚受3A,3Bと同じ
高さ位置において分岐管6が連設されている。給水管4
が配設された側の腕木2Aには、給水管4からスプリン
クラーヘッド7への分岐管6の通過を許容する分岐管挿
通部となる開口9が形成されている。したがって、分岐
管6は、開口9を通すことによって、腕木2A,2B、
および棚受3A,3Bにより囲まれたスペース内に導か
れ、分岐管6の自由端には、スプリンクラーヘッド7が
取り付けられる。このスプリンクラーヘッド7の上方に
は、集熱板8が取り付けられる。スプリンクラーヘッド
7および集熱板8は、平面視において前後の支柱1A,
1B間、かつ左右の棚受3A,3B間に位置するように
配設されており、また棚受3A,3Bの高さ範囲内に配
設されている。したがって、前後方向、左右方向、およ
び高さ方向のいずれにおいてもデッドスペースを生じな
いようになっている。
【0011】なお、分岐管6を腕木2A,2B、および
棚受3A,3Bにより囲まれたスペース内に通す方法と
しては、腕木2Aに開口9を形成することの他、例えば
図6に示すように、腕木2Aの高さ寸法を棚受3A,3
Bの高さ寸法より小さくし、棚受3A,3Bに対する取
付け位置を下側に偏心配置し、腕木2Aの上側に分岐管
6を通すスペースを形成するようにしてもよい。この場
合、分岐管6が棚受3A,3Bの上面からはみ出して、
棚受3A,3Bへ物品を載置する際の障害となることが
ないようにする必要がある。腕木2Aの上側に分岐管6
を通すことにより、スプリンクラーヘッド7および集熱
板8を棚受3A,3Bの高さ範囲内に配設することが容
易となる。また、腕木2Aを棚受3A,3Bの上側に偏
心配置し、腕木2Aの下側に分岐管6を通すスペースを
形成するようにしてもよい。この場合、棚受3A,3B
の上面と腕木2Aの上面のレベルを同一とすれば、物品
の荷重を腕木2Aによっても受けることができ、構造的
に有利である。なお、集熱板8は、平面形状が矩形のも
のの他、一般的に使用されている平面形状が円形のもの
でもよい。
【0012】このようなユニット10を用いたラックR
の組み立て作業を説明する。各ユニット10は、予め工
場において、前後一組の支柱1A,1B、腕木2A,2
B、棚受3A,3B、給水管4、ラチス5、分岐管6、
スプリンクラーヘッド7、および集熱板8を一体化する
ことによって組み立てられ、水平つなぎ材20などとと
もに据付現場に運搬される。
【0013】据付現場においては、所定のピッチで多数
のユニット10を並設し、ユニット10間を水平ブレス
20等によって連結することにより、所望の規模のラッ
クRを構築する。なお、ユニット10は、必要に応じて
高さ方向に連結することも可能である。
【0014】各ユニット10の給水管4は、その下端
が、ラックRの最下段に生じるデッドスペースに配管さ
れ、図示しない給水源に接続されたメイン給水管30に
接続される。この接続作業は、図示しないジョイント等
を用いて容易に行うことができる。
【0015】こうして構築されたラックRと、ラックR
間に形成された通路を走行し、ラックRの各棚に対して
物品を出し入れするスタッカクレーンCとによって、一
つの自動倉庫が構成され、このような自動倉庫をラック
Rの背面が隣あうように複数並設することによって一つ
の自動倉庫システムが構成される。ラックR背面の突き
合わせ部分には、給水管が配管されないことから、背面
間にデッドスペースが生じず、コンパクトなシステムと
することができる。また、給水管4はスタッカクレーン
Cの通路側に配管されることとなるため、給水管4の接
続作業等をこの通路を利用して容易に行うことができ
る。
【0016】この自動倉庫システムにおいては、万一倉
庫内で火災が発生した場合、火元に近い集熱板8の下方
に位置するスプリンクラーヘッド7が周囲の気温の上昇
によって開栓し、給水管4を介して分岐管6に供給され
ている水が散水される。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、端面が支柱の
外面より外方に位置するよう延設した棚受の突出量分だ
け、支柱の外方に、給水管の配管スペースが形成される
こととなり、このスペースに、平面視において支柱の幅
方向の中心線上にその中心が位置するよう、給水管を配
管することにより、デッドスペースを生じることなく、
給水管を配管することができる。また、給水管の径は、
支柱の幅を越えない限り、デッドスペースを生じさせる
ことはなく、径の太い給水管を使用することができ、ひ
いては、給水管の数を減少させ、配管作業をより容易に
行うことができる。また、分岐管は、腕木および棚受に
よって形成されるスペースを利用して配管することとな
るため、分岐管の配管によってもデッドスペースが生じ
ることはない。また、請求項2の発明によれば、請求項
1の発明と同等の効果を奏するのに加えて、腕木の高さ
寸法および棚受に対する配置位置によって分岐管を通す
スペースが形成されることとなり、腕木に特別の加工を
要せず、ラックを容易に製造することができる。さら
に、請求項3の発明によれば、スプリンクラーヘッドお
よび集熱板の配設によっても、前後方向、左右方向、及
び高さ方向のいずれにおいてもデッドスペースが生じる
ことはなく、よりコンパクトなラックとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラックを備えた自動倉庫を示す概
略正面図である。
【図2】図1の概略側面図である。
【図3】図1の概略平面図である。
【図4】ラックを示す部分拡大斜視図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】別実施例を示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 ユニット 1A,1B 支柱 2A,2B 腕木 3A,3B 棚受 4 給水管 5 ラチス 6 分岐管 7 スプリンクラーヘッド 8 集熱板 9 開口部 20 水平つなぎ材 30 メイン給水管 R ラック S 配管スペース

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後の支柱と、前後の支柱から左右に突
    出する腕木と、前後の腕木の端部間を連結する棚受とを
    備え、棚受の少なくとも一端をその端面が支柱の外面よ
    り外方に位置するよう延設し、棚受が延設された側の支
    柱の外方に、平面視において支柱の幅方向の中心線上に
    その中心が位置するよう、給水管を縦方向に配設すると
    ともに、スプリンクラーヘッドを前後の腕木間に配設
    し、給水管が配設された側の腕木に、給水管からスプリ
    ンクラーヘッドへの分岐管の通過を許容する分岐管挿通
    部を形成したことを特徴とする自動倉庫のラック。
  2. 【請求項2】 前後の支柱と、前後の支柱から左右に突
    出する腕木と、前後の腕木の端部間を連結する棚受とを
    備え、棚受の少なくとも一端をその端面が支柱の外面よ
    り外方に位置するよう延設し、棚受が延設された側の支
    柱の外方に、平面視において支柱の幅方向の中心線上に
    その中心が位置するよう、給水管を縦方向に配設すると
    ともに、スプリンクラーヘッドを前後の支柱間に配設
    し、給水管が配設された側の腕木の高さ寸法を棚受の高
    さ寸法より小さくするとともに高さ方向に偏心配置し、
    偏心させた側と反対側に、給水管からスプリンクラーヘ
    ッドへの分岐管を配管したことを特徴とする自動倉庫の
    ラック。
  3. 【請求項3】 前後の支柱間、かつ左右の棚受間であ
    り、棚受の高さ範囲内に、分岐管に連通するスプリンク
    ラーヘッド、およびこのスプリンクラーヘッドの上方に
    位置する集熱板を設けたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の自動倉庫のラック。
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