JP3669071B2 - 自動倉庫のラック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数のスプリンクラーヘッドが配設される自動倉庫のラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前後一組の支柱と、それぞれの支柱に左右に突出するように取り付けた腕木と、前後の腕木の端部間を連結する棚受とを1つのユニットとし、このユニットを縦方向や横方向に複数連結して構成したラックと、このラックの前方を走行および昇降し、ラックの各間口に対して物品を出し入れするスライドフォークを備えたスタッカクレーンとからなる自動倉庫が知られている。このような自動倉庫においては、倉庫内で発生した火災を自動的に消火する手段として、スプリンクラーヘッドがラック内に多数配設される。
【0003】
このスプリンクラーヘッドへ水を供給するために、給水管がラックを構成する部材に沿って配管される。該給水管を配管する際、配管によって生じるデッドスペースをできるだけ小さくするため、前後の支柱間で、かつラチスの側方に給水管を縦方向に配設したものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、給水管を配管することによって生じるデッドスペースを完全に無くすためには、ラチスを支柱の中心から目一杯偏心させたとしても、支柱の幅からラチスの幅を差し引いた寸法内に給水管を納める必要があり、径の太い給水管を使用できないといった問題があった。一本の給水管に取り付けることができるスプリンクラーヘッドの数は給水管の径毎に規定(勿論、径が細くなると、取り付けることが可能なスプリンクラーヘッドの数は少なくなる)されており、配設されるスプリンクラーヘッドの数が多くなると、一組の支柱間に複数本の給水管を配管する必要が生じ、配管作業が煩雑になるといった問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような問題解決のために請求項1の発明は、前後の支柱と、前後の支柱間に上下方向に複数取付けられる棚と、前後の支柱間で縦方向に配設される給水管とを備えた第1のラックユニットと、第1のラックユニットの前後の支柱の幅より幅の大きい前後の支柱と、前後の支柱間に上下方向に複数取付けられる棚とを備えた第2のラックユニットとを交互に並設して構成される自動倉庫のラックであって、第1のラックユニットの前後の支柱間に配置される給水管には、第1のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドと、隣接する第2のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドとが、各々水平方向に配置される枝管を介して連結されていることを特徴としている。この請求項1の発明によれば、前後の支柱間に配管されているので、支柱の幅を超えない範囲の径を有する給水管を使用でき、1本の給水管によって、第1のラックユニットの支柱間に設けられるスプリンクラーヘッド及び隣接する第2のラックユニットの支柱間に設けられるスプリンクラーヘッドに水が供給できる。このため、ラック自体に配設される給水管の本数を削減できる。また、水平方向の荷重に対するラック全体の耐力を効率良く向上させることができる。
【0006】
又、請求項2の発明は、第1のラックユニットの支柱と第2のラックユニットの支柱とは水平ブレスで連結されており、第1のラックユニットの給水管と、第2のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドとを連結するスプリンクラー水平方向の枝管は、水平ブレスの取付け位置と略同じレベルに配設されることを特徴としている。この請求項2の発明によれば、第1のラックユニットの給水管と第2のラックユニットの支柱間に設けられるスプリンクラーヘッドとを連結する枝管は、水平ブレスの取付け位置と略同じレベルに取付けられるので、第1のラックユニットと第2のラックユニットとの間を渡るように枝管を取付けても新たなデッドスペースが生じなくなる。
【0007】
又、請求項3の発明は、第2のラックユニットには、前後の支柱間に補強部材が設けられており、第2のラックユニットには、前後の支柱間に位置するスプリンクラーヘッドと、第1のラックユニットの支柱と第2のラックユニット支柱とを連結する水平ブレスの取付け位置と略同じレベルで第1ラックユニットの給水管と第2のラックユニットのスプリンクラーヘッドとを連結する枝管とが設けられることを特徴としている。この請求項3の発明によれば、補強部材が設けられた(前後の支柱間に給水管を配管することができない)第2のラックユニットに縦方向の給水管を配設しなくても、第2のラックユニットの支柱間にスプリンクラーヘッドを配置して、該スプリンクラーヘッドに給水することができる。
【0008】
【実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態のラックユニットによって構成されるラックを備えた自動倉庫の正面図であり、図2は、図1の側面図である。図3は、図1のラックの第N段目の平面図であり、図4は、図1のラックの第N+1段目の平面図である。図5は、本発明の第1の実施の形態のラックユニットの構成を示す斜視図であり、図6は、第1のラックユニットの第N段目と第2のラックユニットの第N+1段目とを並列的に示した平面図である。尚、本実施の形態では、図6における、右側を左、左側を右、上側を前、下側を後と記載する。
【0009】
第1の実施の形態では、ラックRは、第1のラックユニットU1と第2のラックユニットU2とから構築されている。第1のラックユニットU1は、所定間隔を隔てた前後一対の支柱1A、1Bと、前後の支柱1A、1Bから左右に突出する腕木2A、2Bと、前後の腕木2A、2Bの端部間を連結する棚受3A、3Bとを備えている。そして、支柱1A、1Bの間には、支柱1A、1Bの幅と略等しい径を有する給水管4が配置されている。
【0010】
このように、支柱1A、1Bの幅と略等しい径を有する給水管4を使用することで、一本の給水管4に多数のスプリンクラーヘッド7を取り付けることが可能となる。又、給水管4は支柱1A、1Bのうちのどちらか一方に偏って配置されている。そして、棚受3A、3Bの間には、保持部材11が設けられており、給水管4は保持部材11に対して固定される。
【0011】
給水管4には枝管6aが連設されており、枝管6aは、給水管4との連設部から支柱1A、1B間の間隔の略中央部まで延設されている。そして、該中央部において鉛直方向(図6の紙面に対して直交する方向)に屈曲し、その自由端には、スプリンクラーヘッド7aが取付けられる。スプリンクラーヘッド7aの上方には、集熱板8が取付けられる。スプリンクラーヘッド7a及び集熱板8は、図6において、前後の支柱1A、1B間、且つ左右の棚受3A、3B間に位置するよう配設されており、又、集熱板8は、棚受3A、3Bの高さ範囲内に収まるよう配設されている。更に給水管4の上下方向の2つの枝管6aの間には、後述される枝管(以下、横引き枝管と記載する)6bが取付けられる。
【0012】
一方、第2のラックユニットU2は、所定の間隔を隔てた前後一対の支柱1C、1Dと、前後の支柱1C、1Dから左右に突出する腕木2C、2Dと、前後の腕木2C、2Dの端部間を連結する棚受3C、3Dとを備えている。そして、前後の支柱1C、1D間は、上下方向の複数箇所がラチス5によっても連結される。第2のラックユニットU2においても、スプリンクラーヘッド7bが、前後の支柱1C、1D間に配置されており、スプリンクラーヘッド7bは、横引き枝管6bによって第1のラックユニットU1の給水管4に連結されている。
【0013】
横引き枝管6bは、図6の紙面において枝管6aと直交する方向に取付けられている。横引き枝管6bは、第1のラックユニットU1から第2のラックユニットU2の方へと延びており、横引き枝管6bの先端は、第2のラックユニットU2の前後の支柱1C、1D間に達すると、屈曲して支柱1C、1D間の間隔の略中央部まで延設される。そして、該中央部において枝管6aと同様鉛直方向上側に屈曲し、その自由端には、スプリンクラーヘッド7bが取付けられる。スプリンクラーヘッド7aの上方には、スプリンクラーヘッド6aの場合と同様に集熱板8が取付けられる。
【0014】
尚、第1のラックユニットU1と第2のラックユニットU2とは、水平ブレス20によって連結される。そして、横引き枝管6bは、第1のラックユニットU1の支柱A1、B1の水平ブレス20の取付位置と同じレベルに取付けられ、該取付位置から水平に延びている。水平ブレス20の直上には、後述のスタッカクレーンCのフォークFが入ってくるが(図10参照)、フォークFの先端の厚みがフォークFの根元側の厚みよりうすくなっているので、フォークFが進入したときの該フォークFの先端部分の下方に横引き枝管6bを配置するこができ、水平ブレス20の取付位置に横引き枝管6bを配管できるスペースが確保される。
【0015】
したがって、第1のラックユニットU1と第2のラックユニットU2との間に横引き枝管6bが設けられても、前後方向、左右方向、および高さ方向のいずれにおいてもデッドスペースを生じないようになっている。又、集熱板8は、平面形状が矩形のものの他、一般的に使用されている平面形状が円形のものでもよい。
【0016】
第1のラックユニットU1及び第2のラックユニットU2を用いたラックRの組み立て作業を説明する。第1のラックユニットU1は、予め工場において、前後一組の支柱1A、1B、腕木2A、2B、棚受3A、3B、給水管4、枝管6a、スプリンクラーヘッド7、および集熱板8を一体化することによって組み立てられ、水平ブレス20などとともに据付現場に運搬される。第2のラックユニットU2も同様にして、前後一組の支柱1C、1D、腕木2C、2D、棚受3C、3D及びラチス5を一体化することによって組み立てられる。
【0017】
据付現場においては、所定のピッチで第1のラックユニットと第2のラックユニットとを交互に並設し、隣接する第1のラックユニットU1と第2のラックユニットU2とを水平ブレス20等によって連結することにより、所望の規模のラックRを構築する。なお、第1のラックユニットU1及び第2のユニットU2は、必要に応じて高さ方向に連結することも可能である。
【0018】
第1のユニットU1の給水管4は、その下端が、図示しない給水源に接続されたメイン給水管30に接続される。メイン給水管30は、ラックRの最下段に生じるデッドスペースに水平方向に配管され、この接続作業は、図示しないジョイント等を用いて容易に行うことができる。尚、メイン給水管30を、ラックRの最上部に生じるデッドスペースに配管するようにしてもよい。又、第1のラックユニットの最上部に、前後の支柱1A、1Bの両側面同士を繋ぐ束材が設けられるようにしてもよい。
【0019】
上記のように構築されたラックRでは、第N段目の棚の下方において第1のラックユニットU1の前後の支柱1A、1B間に位置するスプリンクラーヘッド7a(図3参照)と、第N+1段目の棚の下方において第2のラックユニットU2の前後の支柱1C、1D間に位置するスプリンクラーヘッド7b(図4参照)とは、交互に配置される。スプリンクラー7a、7bを交互に配置することで、ラックR内で効率良く散水することが可能になる。
【0020】
更に、上記のように構築されたラックRは、第1のラックユニットU1及び第2のラックユニットU2で、棚に載置された荷物の荷重を支え、第2のラックユニットU2で、地震による水平方向の荷重を支える。そして、地震によって第1のラックユニットU1に水平方向の負荷が掛かった場合、第1のラックユニットU1に掛かった水平方向の荷重は、水平ブレス20等を介して該第1のラックユニットU1の両側に位置する第2のラックユニットU2に伝達されるようになっており、第2のラックユニットU2が、第1のラックユニットU1を支えるようになっている。
【0021】
尚、上記のような構造のラックRにおいて、第2のラックユニットU2に使用される支柱1C、1Dの幅は、第1のラックユニットU1に使用される支柱1A、1Bの幅よりも大きくすることで、水平方向の荷重に対するラックR全体の耐力を効率良く向上させることができる。
【0022】
こうして構築されたラックRと、ラックR間に形成された通路を走行し、ラックRの各棚に対して物品を出し入れするスタッカクレーンCとによって、一つの自動倉庫が構成され、このような自動倉庫をラックRの背面が隣あうように複数並設することによって一つの自動倉庫システムが構成される。ラックR背面の突き合わせ部分には、給水管が配管されないことから、背面間にデッドスペースが生じず、コンパクトなシステムとすることができる。
【0023】
この自動倉庫システムにおいては、万一倉庫内で火災が発生した場合、火元に近い集熱板8の下方に位置するスプリンクラーヘッド7が周囲の気温の上昇によって開栓し、給水管4を介して枝管6aに供給されている水が散水される。
【0024】
次に第2の実施の形態について説明する。図7は、第2の実施の形態のラックユニットで構成される自動倉庫のラックの第N段目の平面図であり、図8は、ラックの第N+1段目の平面図である。図9は、第1のラックユニットの第N段目と第N+1段目とを並列的に示した平面図である。尚、第2の実施の形態では、図9における、右側を左、左側を右、上側を前、下側を後と記載する。
【0025】
第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、第1のラックユニットU1と第2のラックユニットU2とによって構成されている。但し、給水管4は、背面(支柱1B側)同士が突き合わされる一対の第1のラックユニットU1、U1の内の一方の第1のラックユニットU1にのみ備えられる。
【0026】
図9中で前側の第1のラックユニットU1の支柱1B側で縦方向に配設される給水管4には、枝管6aが連設されている。枝管6aは、給水管4との連設部から支柱1A、1B間の間隔の略中央部まで延設されている。そして、該中央部において鉛直方向(図9の紙面に対して直交する方向)に屈曲し、その自由端には、スプリンクラーヘッド7aが取付けられる。スプリンクラーヘッド7aの上方には、上記第1の実施の形態の場合と同様、集熱板8が取付けられる。更に給水管4の枝管6aに対して鉛直方向上下にずれた位置には、横引き枝管6bが取付けられる。
【0027】
横引き枝管6bは、上側の第1のラックユニットU1の腕木2A、2Bの鉛直方向下方で、図9の紙面において枝管6aと直交する方向に取付けられている。横引き枝管6bは、上側の第1のラックユニットU1の棚受け3Aをくぐった位置で後側に屈曲して、下側の第1のラックユニットU1の方へと延びる。横引き枝管6bの先端は、下側の第1のラックユニットU1の棚受け3Aに沿って、前後の支柱1A、1B間の間隔の略中央部まで延設され、該中央部において再度右側に屈曲する。そして横引き枝管6bの先端は、該屈曲部から下側の第1のラックユニットU1の左右の棚受け3A、3Bの間隔の略中央部まで延びて、枝管6aと同様鉛直方向上側に屈曲し、その自由端には、スプリンクラーヘッド7bが取付けられる。スプリンクラーヘッド7aの上方には、スプリンクラーヘッド6aの場合と同様に集熱板8が取付けられる。
【0028】
尚、第2の実施の形態においても、第1のラックユニットU1と第2のラックユニットU2とは、水平ブレス20によって連結される。そして、横引き枝管6bは、上側の第1のラックユニットU1の支柱A1、B1の水平ブレス20の取付位置と略同じレベルに取付けられ、該取付位置から水平に延びている。水平ブレス20の直上には、上記第1の実施の形態の場合と同様、スタッカクレーンCのフォークFが入ってくるが、フォークFの先端の厚みが根元側の厚みよりもうすくなっているので、フォークFが進入したときの該フォークFの先端部分の下方に横引き枝管6bを配管することができ、水平ブレス20の取付位置に横引き枝管6bを配管するためのスペースを確保できる。したがって、上側の第1のラックユニットU1と下側の第1のラックユニットU1との間に横引き枝管6bが設けられても、前後方向、左右方向、および高さ方向のいずれにおいてもデッドスペースを生じないようになっている。
【0029】
第1のラックユニットU1及び第2のラックユニットU2を用いたラックRの組み立て作業については、上記第1の実施の形態と略同様である。第2の実施の形態のラックRでは、第N段目の棚の下方において上側の第1のラックユニットU1の前後の支柱1A、1B間に位置するスプリンクラーヘッド7a(図7参照)と、第N+1段目の棚の下方において下側の第1のラックユニットU1の前後の支柱1A、1B間に位置するスプリンクラーヘッド7b(図8参照)とは、互いに千鳥状に配置される。スプリンクラー7a、7bを千鳥状に配置することで、ラックR内で効率良く散水することが可能になる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、前後の支柱と、前後の支柱間に上下方向に複数設けられる棚とによって構成される第1のラックユニットの支柱間に給水管を縦方向に配置し、該給水管に、第1のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドに給水する枝管と、該第1のラックユニットに隣接する第2のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドに給水する枝管とを連結するようにしたので、ラックに設置される給水管の本数を減少させ、配管作業をより容易に行うことができる。
【0031】
又、本発明によれば、第1のラックユニットの支柱と第2のラックユニットの支柱とは水平ブレスで連結されており、第1のラックユニットの給水管と、第2のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドとを連結するスプリンクラー水平方向の枝管は、水平ブレスの取付け位置と略同じレベルに配設されるので、第2のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドに給水するための枝管を第1のラックユニットから第2のラックユニットに渡るように設置しても新たなデッドスペースが生じることはなく、よりコンパクトなラックとすることができる。特に、ラックから荷物を出し入れする際に、先端部分の厚みが根元部分の厚みよりもうすいフォークを用いれば、水平ブレスの取付け位置と略同じレベルにおいて、フォークの先端部分の厚みのうすさを利用して枝管を配管するスペースを確保することができ、更にラックをコンパクトにできる。
【0032】
又、本発明によれば、第2のラックユニットには、前後の支柱間に補強部材が設けられており、第2のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドは、第1のラックユニットの支柱と第2のラックユニットの支柱とを連結する水平ブレスの取付け位置と略同じレベルで連結する枝管によって給水管に連結されているので、前後に支柱間に補強部材が設けられている(前後の支柱間に給水管を配管することができない)第2のラックユニットにおいては、スプリンクラーヘッドに給水するための給水管を配管しなくても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のラックユニットで構成された自動倉庫のラックを示す概略正面図である。
【図2】図1の概略側面図である。
【図3】図1のラックの第N段目の平面図である。
【図4】図1のラックの第N+1段目の平面図である。
【図5】第1の実施の形態のラックユニットの構成を示す斜視図である。
【図6】第1のラックユニットの第N段目と第2のラックユニットの第N+1段目とを並列的示した平面図である。
【図7】第2の実施の形態のラックユニットで構成される自動倉庫のラックの第N段目の平面図である。
【図8】第2の実施の形態のラックユニットで構成される自動倉庫のラックのラックの第N+1段目の平面図である。
【図9】第2の実施の形態の第1のラックユニットの第N段目と第N+1段目とを並列的に示した平面図である。
【図10】第1の実施の形態のラックにフォークが進入したときのラックの第N+1段目の拡大側面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D 支柱
2A、2B、2C、2D 腕木
3A,3B、3C、3D 棚受
4 給水管
5 ラチス
6a、6b 枝管
7a、7b スプリンクラーヘッド
8 集熱板
11 保持部材
R ラック
U1 第1のラックユニット
U2 第2のラックユニット
Claims (3)
- 前後の支柱と、前後の支柱間に上下方向に複数取付けられる棚と、前後の支柱間で縦方向に配設される給水管とを備えた第1のラックユニットと、第1のラックユニットの前後の支柱の幅より幅の大きい前後の支柱と、前後の支柱間に上下方向に複数取付けられる棚とを備えた第2のラックユニットとを交互に並設して構成される自動倉庫のラックであって、
第1のラックユニットの前後の支柱間に配置される給水管には、第1のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドと、隣接する第2のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドとが、各々水平方向に配置される枝管を介して連結されていることを特徴とする自動倉庫のラック。 - 第1のラックユニットの支柱と第2のラックユニットの支柱とは水平ブレスで連結されており、第1のラックユニットの給水管と、第2のラックユニットの支柱間に位置するスプリンクラーヘッドとを連結する枝管は、水平ブレスの取付け位置と略同じレベルに配設されることを特徴とする請求項1記載の自動倉庫のラック。
- 第2のラックユニットには、前後の支柱間に補強部材が設けられており、第2のラックユニットには、前後の支柱間に位置するスプリンクラーヘッドと、第1のラックユニットの支柱と第2のラックユニットの支柱とを連結する水平ブレスの取付け位置と略同じレベルで第1ラックユニットの給水管と第2のラックユニットのスプリンクラーヘッドとを連結する枝管とが設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の自動倉庫のラック。
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JP24154396A JP3669071B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 自動倉庫のラック |
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- 1996-09-12 JP JP24154396A patent/JP3669071B2/ja not_active Expired - Lifetime
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