JP3261072B2 - 旋回式建設機械 - Google Patents

旋回式建設機械

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JP3261072B2 JP16050897A JP16050897A JP3261072B2 JP 3261072 B2 JP3261072 B2 JP 3261072B2 JP 16050897 A JP16050897 A JP 16050897A JP 16050897 A JP16050897 A JP 16050897A JP 3261072 B2 JP3261072 B2 JP 3261072B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の旋回式建設機械に関し、特に、小さな旋回半径を
可能にした旋回式建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、旋回式建設機械としては油圧シ
ョベル等が知られており、この油圧ショベルは、下部走
行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋
回体と、該上部旋回体の前側に設けられた作業装置とか
ら構成されている。
【0003】そして、上部旋回体は、骨組み構造をなす
旋回フレームと、該旋回フレームの後部側に搭載された
エンジンと、該エンジンによって駆動される油圧ポンプ
と、前記旋回フレームの後部上側に取付けられ、前記エ
ンジン、油圧ポンプ等を収容する機械室を画成したエン
ジンカバーと、作業装置とバランスをとるために前記旋
回フレームの後端部に設けられたカウンタウェイトと、
前記エンジンカバーの下側に位置して前記旋回フレーム
の左右両側に取付けられ、前記旋回フレームの左右両側
をそれぞれ覆う下サイドカバーとから大略構成され、前
記旋回フレームの前側には作業装置が取付けられてい
る。
【0004】また、油圧ショベルには、車幅内旋回型、
超小旋回型の旋回式油圧ショベル(以下、小旋回式油圧
ショベルという)があり、この小旋回式油圧ショベルで
は、旋回フレームの上下方向の高さ寸法を大きくして該
旋回フレーム内に収容スペースを形成し、この収容スペ
ースをエンジンカバー、カウンタウェイト、下サイドカ
バー等によって覆うことにより、各種の制御弁、燃料タ
ンク、エンジン、油圧ポンプ等を収容する機械室を画成
している。
【0005】さらに、小旋回式油圧ショベルでは、機械
室内にエンジンを左右方向に延在する横置き状態に配置
すると共に、カウンタウェイトを左右対称な円弧状(三
日月状)に形成し、該カウンタウェイトはエンジン、油
圧ポンプを後側から覆うように取付けられている。これ
らにより、小旋回式油圧ショベルは、上部旋回体を上方
からみた場合、該上部旋回体が旋回中心に対して略円形
状に形成され、上部旋回体が旋回するときに、少なくと
もカウンタウェイト側が旋回半径内に収まるように構成
されている。
【0006】この際、円弧状のカウンタウェイトは、そ
の両端側をエンジンに達する位置まで前側に延ばし、エ
ンジン、油圧ポンプ等を後側から覆うと共に前方に延び
た左右の延出部により作業装置とのバランスをとるため
の重量を確保している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による小旋回式油圧ショベルでは、カウンタウェ
イトを左右対称な円弧状に形状し、左右の延出部をエン
ジンに達する位置まで前側に延ばしているから、エンジ
ンに取付けられた油圧ポンプが、このカウンタウェイト
の延出部によって覆われてしまう。
【0008】このため、油圧ポンプの油漏れ点検、整備
等のメンテナンスを行なう場合には、カウンタウェイト
が邪魔になって作業効率の低下を招いてしまう。しか
も、整備作業の作業内容によっては、カウンタウェイト
を旋回フレームから取外さなくてはならず、カウンタウ
ェイトは重量物であるから、着脱作業に作業時間を要し
てしまうという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、油圧ポンプの点検、整
備作業を容易にして、メンテナンス時の作業性を向上す
ることができるようにした旋回式建設機械を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の旋回式建設機械
は、骨組み構造をなし、前側に作業装置が設けられた旋
回フレームと、該旋回フレームの後部側に左右方向に延
在する横置き状態に搭載されたエンジンと、該エンジン
の左右方向のいずれかの端部側に設けられ、該エンジン
によって駆動される油圧ポンプと、前記旋回フレームの
後部上側に取付けられ、前記エンジン、油圧ポンプを収
容する機械室を画成したエンジンカバーと、前側に延出
した左右の延出部を有して円弧状に形成され、前記作業
装置とバランスをとるために前記旋回フレームの後端部
に設けられ、該エンジンカバーと共に機械室を画成する
カウンタウェイトと、前記エンジンカバーの下側に位置
して前記旋回フレームの左右両側に取付けられ、前記旋
回フレームの左右両側をそれぞれ覆うことにより機械室
を画成する下サイドカバーとを備えている。
【0011】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1による発明が採用する構成の特徴は、前記カウ
ンタウェイトは左延出部と右延出部のうち前記油圧ポン
プが配置される一方側の延出部を前記油圧ポンプの位置
よりも後退させることにより左右方向に対して非対称に
形成し、前記左側の下サイドカバーと右側の下サイドカ
バーのうち前記油圧ポンプが配置される一方側の下サイ
ドカバーは前記カウンタウェイトの一方側の延出部に近
接する位置まで後側に伸長して形成する構成としたこと
にある。
【0012】このように構成したことにより、カウンタ
ウェイトの一方側の延出部から油圧ポンプが露出した状
態となるから、該カウンタウェイトを取外すことなく、
油圧ポンプの目視による点検、整備のための工具の挿
入、部品の着脱等を行なうことができ、油圧ポンプの点
検、整備作業を容易にすることができる。また、建設機
械の動作時には、一方側の下サイドカバーによって油圧
ポンプを保護することができる。
【0013】請求項2の発明は、一方側の下サイドカバ
ーは旋回フレームに対して着脱可能に取付ける構成とし
たことにある。これにより、一方側の下サイドカバーを
旋回フレームから取外した場合には、油圧ポンプがカウ
ンタウェイトの延出部から外部に露出するから、カウン
タウェイトを取外すことなく、油圧ポンプの点検、整備
作業を行なうことができる。また、一方側の下サイドカ
バーを旋回フレームに取付けた場合には、下サイドカバ
ーによって油圧ポンプを覆って保護することができる。
【0014】請求項3の発明は、一方側の下サイドカバ
ーには機械室内の暖気を排出するための排気口を設ける
構成としたことにある。これにより、機械室内の暖気を
排出口から外部に排出できるから、機械室内を効率よく
冷却することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
旋回式建設機械として小旋回式の油圧ショベルを例に挙
げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0016】1は下部走行体、2は該下部走行体1上に
旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回体2の
外形形状は、後述する旋回フレーム3、運転席4、エン
ジンカバー12、カウンタウェイト14、左側の下サイ
ドカバー19、右側の下サイドカバー21等から大略構
成され、上部旋回体2を上方からみた場合、旋回中心に
対して略円形状に形成されている。
【0017】3は骨組み構造をなし、上部旋回体2のベ
ースを構成する旋回フレームで、該旋回フレーム3は、
図2に示す如く、平板状の底板3Aと、該底板3Aの上
面側に立設された左右一対の縦板3B,3Bと、該各縦
板3Bの先端側に固着された上板3Cと、前側に位置し
て左右方向に延びた前梁3Dと、前後方向の中間部に位
置して左右方向に延びた中梁3Eと、後側に位置して左
右方向に延びてカウンタウェイト14を支持する後梁3
Fとから大略構成されている。また、前記底板3A、縦
板3B、上板3Cの前端側は、後述する作業装置22を
支持するブラケット3Gとなっている。さらに、旋回フ
レーム3の各縦板3Bは、上下方向に大きな高さ寸法を
もって形成され、該旋回フレームの後部側には収容スペ
ース3H(図4参照)を有し、この収容スペース3Hは
後述する機械室13の一部を構成している。
【0018】4は旋回フレーム3の上側に設けられた運
転席で、該運転席4の上方はキャノピ5によって覆われ
ている。また、運転席4の周囲には下部走行体1、作業
装置22を動作させるための操作レバー6,7等が配設
されている。
【0019】8は旋回フレーム3の後部側に搭載された
エンジンで、該エンジン8は左右方向に延在する横置き
状態に配置され、該エンジン8の左端部側には、エンジ
ン8によって駆動される油圧ポンプ9が取付けられ、該
油圧ポンプ9は下部走行体1や作業装置22に圧油を供
給するものである。また、エンジン8の右端部側には、
冷却ファン(図示せず)の前側に位置してラジエータ1
0、オイルクーラ11が配設されている。
【0020】12は運転席4を後側から囲むように旋回
フレーム3の後部上側に設けられたエンジンカバーで、
該エンジンカバー12は、旋回フレーム3の底板3A、
中梁3E等との間にエンジン8、油圧ポンプ9等を収容
する機械室13を画成している。なお、エンジンカバー
12は、軽量化、断熱効果を得るために、例えば樹脂製
カバーが用いられている。
【0021】14はエンジンカバー12の下側に位置し
て旋回フレーム3の後梁3Fに取付けられたカウンタウ
ェイトで、該カウンタウェイト14は、図3に示す如
く、旋回フレーム3の後梁3Fに取付けられる中間部1
4Aと、該中間部14Aから左前側に短尺に延びた左延
出部14Bと、同じく中間部14Aから右前側に長尺に
延びた右延出部14Cとにより、左右方向に対して非対
称な円弧状に構成され、エンジンカバー12等と共に機
械室13を画成している。この際、カウンタウェイト1
4の後面円弧形状を所定の旋回半径内(下部走行体1の
車幅内)に収める構成とし、運転席4から見通しの悪い
カウンタウェイト14側が障害物に衝突するのを防止し
ている。
【0022】ここで、カウンタウェイト14は、左延出
部14Bと右延出部14Cのうち、油圧ポンプ9が配置
される左延出部14Bが、該油圧ポンプ9の位置よりも
後退し、一方、ラジエータ10、オイルクーラ11が配
置される右延出部14Cがエンジン8に達する位置まで
前側に伸長している。
【0023】また、カウンタウェイト14は、作業装置
22に対するバランスをとるものであり、該作業装置2
2、上部旋回体2とのバランスを考慮してその重量配分
が設定されている。この重量配分は、例えば短尺な左延
出部14B側と長尺な右延出部14C側との重量バラン
スが釣り合うように、カウンタウェイト14に肉抜き加
工等を施したり、カウンタウェイト14を旋回フレーム
3の中心から左右方向にずらした位置に取付けたりする
ことによって調整されている。
【0024】15,16は旋回フレーム3の前面側を覆
うように設けられた左側,右側の下フロントカバーを示
し、同じく17,18はこれら下フロントカバー15,
16に連続して旋回フレーム3の角隅部を覆うように設
けられた左側,右側の下コーナカバーを示し、これら下
コーナカバー17,18は略く字状に屈曲して形成され
ている。
【0025】また、19はエンジンカバー12の下側に
位置して旋回フレーム3の左側面を覆うように設けられ
た左側の下サイドカバーで、該左側の下サイドカバー1
9は、左側の下コーナカバー17に連続して設けられて
いる。
【0026】そして、左側の下サイドカバー19は、例
えば薄鋼板等に折曲げ加工等を施すことにより、略コ字
状の断面形状をなすと共に円弧状に湾曲して形成され、
その後部側がカウンタウェイト14の左延出部14Bに
近接する位置まで後側に伸長し、機械室13の下側を閉
塞している。また、下サイドカバー19はボルト(図示
せず)等によって旋回フレーム3に着脱可能に取付けら
れている。これにより、下サイドカバー19は、旋回フ
レーム3に取付けられた状態では、油圧ポンプ9を覆っ
て保護し、旋回フレーム3から取外した状態では、図4
に示す如く、油圧ポンプ9を外部に露出させることがで
きる。
【0027】さらに、左側の下サイドカバー19には、
後側寄りに位置して排気口20が形成され、該排気口2
0は、機械室13内の暖まった空気(暖気)を外部に排
出させるものである。
【0028】21はエンジンカバー12の下側に位置し
て旋回フレーム3の右側面を覆うように設けられた右側
の下サイドカバーで、該右側の下サイドカバー21は、
右側の下コーナカバー18に連続し、カウンタウェイト
14の右延出部14Cに近接する位置まで延設され、機
械室13の下側を閉塞している。なお、右側の下サイド
カバー21は、左側の下サイドカバー19に比較して短
尺に形成されている。これにより、各下サイドカバー1
9,21の形状は異なっている。
【0029】このように、機械室13は、旋回フレーム
3の底板3A、中梁3E、エンジンカバー12、カウン
タウェイト14、各下サイドカバー19,21によって
画成されている。
【0030】一方、22は上部旋回体2の前側に設けら
れた作業装置で、該作業装置22は、旋回フレーム3の
ブラケット3Gに回動可能に取付けられている。
【0031】本実施例による小旋回式の油圧ショベルは
上述の如き構成を有するもので、次に、その作動につい
て説明する。
【0032】まず、油圧ショベルの運転時には、操作レ
バー6,7を操作して油圧ポンプ9からの圧油を下部走
行体1に給排することにより、該下部走行体1を所望の
方向、速度で走行させる。また、油圧ポンプ9からの圧
油を作業装置22に給排することにより、該作業装置2
2によって土砂の掘削作業等を行なう。
【0033】また、エンジン8、油圧ポンプ9の運転時
には、該エンジン8、油圧ポンプ9の熱によって機械室
13内の温度が上昇するが、左側の下サイドカバー19
に形成した排気口20から機械室13内の暖気を排出す
ることができ、該機械室13内を冷却することができ
る。
【0034】一方、油圧ポンプ9の油漏れ等の点検、油
圧ポンプ9の整備を行なう場合には、左側の下サイドカ
バー19を旋回フレーム3から取外すことにより、油圧
ポンプ9がカウンタウェイト14の左延出部14Bから
外部に露出した状態となっているから、カウンタウェイ
ト14を取外すことなく、油圧ポンプ9の目視による油
漏れの点検、整備のための工具の挿入、部品の着脱等を
行なうことができ、点検、整備作業を容易にすることが
できる。
【0035】従って、本実施例によれば、カウンタウェ
イト14を左右非対称に形成し、左延出部14Bを油圧
ポンプ9の位置よりも後退させ、左側の下サイドカバー
19を後側に伸長させて油圧ポンプ9を覆うと共に、該
下サイドカバー19を旋回フレーム3に着脱可能に取付
ける構成としている。
【0036】これにより、薄鋼板から軽量に形成された
左側の下サイドカバー19を取外すことによって、カウ
ンタウェイト14から油圧ポンプ9を露出させることが
できるから、重量物であるカウンタウェイト14を取外
すことなく、油漏れの点検、工具の挿入、部品の着脱等
の整備を行なうことができる。この結果、油圧ポンプ9
の点検、整備作業を容易にすることができるから、油圧
ポンプ9のメンテナンス作業を容易にして、作業性を向
上することができる。
【0037】また、左側の下サイドカバー19を旋回フ
レーム3に取付けた状態では、該下サイドカバー19に
よって油圧ポンプ9等を保護することができるから、油
圧ポンプ9等の損傷を防止して信頼性を向上することが
できる。
【0038】さらに、左側の下サイドカバー19に設け
た排気口20から機械室13内の暖気を逃すことによ
り、該機械室13内を効果的に冷却することができるか
ら、機械室13内に配設された各部品の熱劣化を防止し
て寿命を延ばすことができ、この点においても信頼性を
向上することができる。
【0039】一方、上部旋回体2および作業装置22と
バランスするようにカウンタウェイト14の左右方向の
重量配分を設定しているから、下部走行体1による走行
時、作業装置22による作業時に車体を安定させること
ができ、安全性や作業効率の向上を図ることができる。
【0040】なお、実施例では、左側の下サイドカバー
19を薄鋼板から形成するものとして述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば左側の下サイドカバーを樹脂材
料等の他の材料から形成してもよい。
【0041】また、実施例では、左側に配設された油圧
ポンプ9に対応し、カウンタウェイト14の左延出部1
4Bを後退させ、左側の下サイドカバー19を着脱可能
に設けた場合を例示したが、これに替えて、油圧ポンプ
が右側に配設された場合には、カウンタウェイトの右延
出部を後退させ、右側の下サイドカバーを着脱可能に設
ける構成とすればよい。
【0042】さらに、実施例では、旋回式建設機械とし
て運転席4上にキャノピ5が設けられたキャノピタイプ
の油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限らず、例えば運転席がキャビンカバー内に設けられ
たキャビンタイプの油圧ショベルに適用してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、油圧ポンプをカウンタウェイトの一方側の延出部
から露出させているから、カウンタウェイトを取外すこ
となく、油圧ポンプの目視による点検、整備のための工
具の挿入、部品の着脱等を行なうことができる。従っ
て、油圧ポンプの点検、整備作業を容易にすることがで
き、メンテナンス時の作業性を向上することができる。
また、建設機械の動作時には、一方側の下サイドカバー
によって油圧ポンプを保護することができるから、例え
ば飛石等による油圧ポンプの損傷を防止することができ
る。
【0044】請求項2の発明によれば、一方側の下サイ
ドカバーを旋回フレームから取外した場合には、油圧ポ
ンプをカウンタウェイトの延出部から外部に露出させる
ことができるから、カウンタウェイトを取外すことな
く、油圧ポンプの点検、整備作業を行なうことができ、
油圧ポンプのメンテナンス性を向上することができる。
また、一方側の下サイドカバーを旋回フレームに取付け
た場合には、下サイドカバーによって油圧ポンプを覆っ
て保護することができる。
【0045】請求項3の発明によれば、一方側の下サイ
ドカバーには排気口を設けているから、機械室内の暖気
を排出口から外部に排出でき、機械室内を効率よく冷却
することができる。これにより、機械室内に設けられる
各部品の熱劣化を防止して寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による油圧ショベルを示す正面
図である。
【図2】図1中の旋回フレームを示す平面図である。
【図3】旋回フレームにエンジン、油圧ポンプ、カウン
タウェイト、各カバーを取付けた状態で示す平面図であ
る。
【図4】左側の下サイドカバーを旋回フレームから取外
して油圧ポンプを露出させた状態を示す図3中の矢示IV
−IV方向矢示図である。
【符号の説明】
3 旋回フレーム 8 エンジン 9 油圧ポンプ 12 エンジンカバー 13 機械室 14 カウンタウェイト 14B 左延出部 14C 右延出部 19 左側の下サイドカバー 20 排気口 21 右側の下サイドカバー 22 作業装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−55527(JP,A) 実開 平1−137354(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨組み構造をなし、前側に作業装置が設
    けられた旋回フレームと、該旋回フレームの後部側に左
    右方向に延在する横置き状態に搭載されたエンジンと、
    該エンジンの左右方向のいずれかの端部側に設けられ、
    該エンジンによって駆動される油圧ポンプと、前記旋回
    フレームの後部上側に取付けられ、前記エンジン、油圧
    ポンプを収容する機械室を画成したエンジンカバーと、
    前側に延出した左右の延出部を有して円弧状に形成さ
    れ、前記作業装置とバランスをとるために前記旋回フレ
    ームの後端部に設けられ、該エンジンカバーと共に機械
    室を画成するカウンタウェイトと、前記エンジンカバー
    の下側に位置して前記旋回フレームの左右両側に取付け
    られ、前記旋回フレームの左右両側をそれぞれ覆うこと
    により機械室を画成する下サイドカバーとを備えた旋回
    式建設機械において、 前記カウンタウェイトは左延出部と右延出部のうち前記
    油圧ポンプが配置される一方側の延出部を前記油圧ポン
    プの位置よりも後退させることにより左右方向に対して
    非対称に形成し、前記左側の下サイドカバーと右側の下
    サイドカバーのうち前記油圧ポンプが配置される一方側
    の下サイドカバーは前記カウンタウェイトの一方側の延
    出部に近接する位置まで後側に伸長して形成する構成と
    したことを特徴とする旋回式建設機械。
  2. 【請求項2】 前記一方側の下サイドカバーは前記旋回
    フレームに対して着脱可能に取付ける構成としてなる請
    求項1に記載の旋回式建設機械。
  3. 【請求項3】 前記一方側の下サイドカバーには前記機
    械室内の暖気を排出するための排気口を設ける構成とし
    てなる請求項1または2に記載の旋回式建設機械。
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