JP3260633B2 - 指示計器用ムーブメント及びムーブメント取付構造 - Google Patents

指示計器用ムーブメント及びムーブメント取付構造

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JP3260633B2
JP3260633B2 JP24514596A JP24514596A JP3260633B2 JP 3260633 B2 JP3260633 B2 JP 3260633B2 JP 24514596 A JP24514596 A JP 24514596A JP 24514596 A JP24514596 A JP 24514596A JP 3260633 B2 JP3260633 B2 JP 3260633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指示計器用ムーブ
メント及びムーブメント取付構造に係り、特にクロスコ
イル型の指示計器用ムーブメントと当該指示計器用ムー
ブメントが取りつけられる配線基板との間の電気的接続
を確保するためのムーブメント取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、互いに直交する磁界を発生す
る一対のコイルにそれぞれ測定量に応じて変換する電流
を流し、前記一対のコイルがそれぞれ発生する磁界を合
成した合成磁界の方向にマグネットロータ(回転子)を
回動させ、このマグネットロータとともに回動する指針
により測定量の表示を行なうようにしたクロスコイル型
の指示計器が知られている。第1従来例 図9(a)に第1従来例のクロスコイル型指示計器の主
要部の外観図を示す。
【0003】指示計器のムーブメント101は、上端部
が開放された円筒状のシールドケース102を有してお
り、このシールドケース102の内部にはコイルボビン
103が収容されている。このコイルボビン103に
は、図示しない二つのコイルが互いに直交するように導
線Rが巻回されるとともに、図示しない円盤状のマグネ
ットロータの中心に取り付けられた回転軸104が回転
自在に配設されており、この回転軸104の先端部に
は、図示しない指針が取り付けられることとなる。
【0004】また、このコイルボビン103の周縁部の
直径方向の対称位置には、シールドケース102より外
方に突出する一対の保持フランジ106が一体に形成さ
れており、各保持フランジ106には、上端部107A
に各コイルを構成する導線Rの一端が接続されるととも
に、シールドケース102の周面に沿って上下方向に延
在するピン端子107が嵌挿されている。
【0005】このピン端子107は、先端部107Aに
交差コイルを構成する導線Rが絡げられ、半田付けさ
れ、HPC(Hard Printed Circuit)基板110側に半
田111によりろう付けされたリセプタクル端子112
(メス側端子)に嵌挿されている。第2従来例 図9(b)に第2従来例のクロスコイル型指示計器の主
要部の外観図を示す。
【0006】指示計器のムーブメント121は、上端部
が開放された円筒状のシールドケース122を有してお
り、このシールドケース122の内部にはコイルボビン
123が収容されている。このコイルボビン123に
は、図示しない二つのコイルが互いに直交するように導
線Rが巻回されるとともに、図示しない円盤状のマグネ
ットロータの中心に取り付けられた回転軸124が回転
自在に配設されており、この回転軸124の先端部に
は、図示しない指針が取り付けられることとなる。
【0007】また、このコイルボビン123の周縁部の
直径方向の対称位置には、シールドケース122より外
方に突出する一対の保持フランジ126が一体に形成さ
れており、各保持フランジ126には、先端部127A
に各コイルを構成する導線Rの一端が接続されるととも
に、シールドケース122の周面に沿って上下方向に延
在するピン端子127が嵌合されている。
【0008】このピン端子127は、先端部127Aに
交差コイルの導線Rが絡げられ、半田付けされ、HPC
基板110側に半田111によりろう付けされた丸端子
113(オス側端子)に嵌合されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のムーブメン
ト101あるいはムーブメント121をHPC基板側の
端子に嵌挿あるいは嵌合させるに際し、ムーブメント1
01、121の端子位置及びHPC基板110側に設け
られた対応する端子位置にずれが発生した場合には、こ
のずれに起因する応力は端子コンタクト部(端子接触
部)に集中し電気的接続不良の原因となってしまうとい
う問題点があった。
【0010】また、リセプタクル端子112あるいは丸
端子113はHPC基板110にろう付けして構成して
いるため、部品点数が増大するとともに、製造工程数が
増大し、製造に手間がかかるとともに、製造コストが増
大するという問題点があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、指示計器用ムー
ブメントと当該指示計器用ムーブメントを取りつけたH
PC基板との間で電気的接続を行なう場合に接続不良を
防止し、信頼性の向上を図るとともに、部品点数及び製
造工程数を減少し、製造コストを低減することが可能な
指示計器用ムーブメント及びムーブメント取付構造を提
供することにある。
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、請求項1は、 プリント基板に設けられた接続部に電
気的に接続される接続端子及び、二つのコイルがクロス
した構造を有するクロスコイル型の指示計器用ムーブメ
ントであって、前記接続端子は、導電性ゴムを有し、前
記導電性ゴムを介して前記接続部に接続され、前記導電
性ゴムは、一方の前記コイルに接続される第1導電性ゴ
ムと、他方の前記コイルに接続される第2導電性ゴム
と、を有し、前記第1導電性ゴムの抵抗値と前記第2導
電性ゴムの抵抗値を異ならせ、一方の前記コイル及び第
1導電性ゴムの合成抵抗値並びに他方の前記コイル及び
前記第2導電性ゴムの合成抵抗値がほぼ等しくなるよう
構成する。
【0014】請求項記載の発明によれば、接続端子の
導電性ゴムを介して前記接続部に電気的に接続される。
【0015】しかも、導電性ゴムの第1導電性ゴムは、
クロスコイルを構成する二つのコイルのうち、一方のコ
イルに接続される。また、第2導電性ゴムは、クロスコ
イルを構成する二つのコイルのうち、他方のコイルに接
続される。
【0016】このとき、第1導電性ゴムの抵抗値と第2
導電性ゴムの抵抗値とを異ならせることにより、一方の
コイル及び第1導電性ゴムの合成抵抗値並びに他方のコ
イル及び第2導電性ゴムの合成抵抗値をほぼ等しくす
る。請求項記載の発明は、請求項記載の指示計器用
ムーブメントにおいて、前記第1導電性ゴムと前記第2
導電性ゴムとは、同材料で形成され、大きさが異なるよ
うに構成する。
【0017】請求項記載の発明によれば、請求項
載の発明の作用に加えて、第1導電性ゴムと前記第2導
電性ゴムとを同材料で形成し、大きさが異なるようにし
てその抵抗値を調整する。請求項記載の発明は、請求
記載の発明において、前記第1導電性ゴムと前記第
2導電性ゴムとは単位体積当たりの抵抗値が異なる材料
で形成されているように構成する。
【0018】請求項記載の発明によれば、請求項
載の作用に加えて、第1導電性ゴムと第2導電性ゴムと
は単位体積当たりの抵抗値が異なる材料で形成し、その
抵抗値を調整する。請求項記載の発明は、請求項1〜
何れか1項記載の指示計器用ムーブメントであって、
前記プリント基板に設けられた切欠を介して前記プリン
ト基板の他方の面側に突出されるとともに、前記他方の
面側の係合保持部に係合される係合部をさらに備えて構
成する。
【0019】請求項記載の発明によれば、接続端子が
プリント基板の一方の面側に設けられた接続部に電気的
に接続される際には、係合部は、プリント基板に設けら
れた切欠を介してプリント基板の他方の面側に突出され
るとともに、他方の面側の係合保持部に係合される。
【0020】
【0021】請求項5記載の発明は、二つのコイルがク
ロスした構造を有するクロスコイル形の指示計器用ムー
ブメントの接続端子をプリント基板の接続部に電気的に
接続するに際し、導電性ゴムを介して接続し、前記導電
性ゴムは、一方の前記コイルに接続される第1導電性ゴ
ムと、他方の前記コイルに接続される第2導電性ゴム
と、を有し、前記第1導電性ゴムの抵抗値と前記第2導
電性ゴムの抵抗値を異ならせて構成する。
【0022】請求項記載の発明によれば、指示計器用
ムーブメントの接続端子をプリント基板の接続部に電気
的に接続するに際し、導電性ゴムを介して接続する。
【0023】しかも、第1導電性ゴムの抵抗値と第2導
電性ゴムの抵抗値を異ならせることにより、一方のコイ
ル及び第1導電性ゴムの合成抵抗値並びに他方のコイル
及び第2導電性ゴムの合成抵抗値をほぼ等しくする。
【0024】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、前記第1導電性ゴムと前記第2導電性ゴム
とは、同材料で形成され、大きさが異なるように構成す
る。請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明
において、前記第1導電性ゴムと前記第2導電性ゴムと
は、同材料で形成し、大きさが異なるようにしてその抵
抗値を調整する。
【0025】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、前記第1導電性ゴムと前記第2導電性ゴム
とは単位体積当たりの抵抗値が異なる材料で形成するよ
うに構成する。請求項記載の発明によれば、請求項
記載の発明の作用に加えて、前記第1導電性ゴムと前記
第2導電性ゴムとは単位体積当たりの抵抗値が異なる材
料で形成し、その抵抗値を調整する。
【0026】請求項記載の発明は、請求項記載の指
示計器用ムーブメントをプリント基板に取りつけるムー
ブメント取付構造であって、前記プリント基板は、前記
係合部が前記一方の面側から前記他方の面側に向かって
突出される切欠と、前記接続端子と協働して前記係合部
と係合し、前記係合部の前記一方の面側への脱落を防止
する係合保持部と、を備えて構成する。
【0027】請求項記載の発明によれば、プリント基
板の切欠を介して、請求項記載の指示計器用ムーブメ
ントの係合部が一方の面側から他方の面側に向かって突
出され、係合保持部は、接続端子と協働して係合部と係
合し、係合部の一方の面側への脱落を防止する。
【0028】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。第1実施形態 図1に第1実施形態のクロスコイル型指示計器のムーブ
メントの平面図(図1(a))及びムーブメントの配線
基板への取付説明図(図1(b))を示す。
【0029】指示計器のムーブメント11は、上端部が
開放された円筒状のシールドケース12を有しており、
このシールドケース12の内部にはコイルボビン13が
収容されている。このコイルボビン13には、二つのコ
イルが互いに直交するように図示しない導線が巻回され
てクロスコイルを形成するとともに、図示しない円盤状
のマグネットロータの中心に取り付けられた指針軸14
が回転自在に配設されており、この指針軸14の先端部
には、図示しない指針が取り付けられることとなる。さ
らにこの指針軸14には、コイルへの電圧の無印加時に
おいて、図示しない指針を零位置に戻すための図示しな
い帰零用うず巻バネが取り付けられている。
【0030】また、コイルボビン13の周縁部の直径方
向の対称位置には、シールドケース12より外方に突出
する一対の保持フランジ16が一体に形成されいる。こ
の保持フランジ16には、弾性を有する4本の接続端子
20を図1(a)中、上下方向から嵌装するための切溝
16A及び保持部16B(図1(b)参照)が設けられ
ており、図1(a)中の上下方向から接続端子20を保
持部16Bに当接させた状態で摺動させ、切溝16A内
に挿入してある。
【0031】さらに接続端子20の先端部20Aには、
クロスコイルの図示しない導線が絡げられ、半田付けさ
れている。また、保持フランジ16には、ムーブメント
11を配線基盤であるHPC基板25にネジ27(図1
(b)参照)により固着するためのネジ孔16C及び取
り付け時の位置決めを行うための位置決め用突起部16
Dが設けられている。
【0032】一方、配線基板であるHPC基板25の一
方の面であるムーブメント取付面25Aには、ムーブメ
ント11の4本の接続端子20の後端のバネ接続部20
Bに対応する位置には、接続部として機能する銅箔パタ
ーン26が設けられている。ここで、図1を参照して、
ムーブメント11のHPC基板25への取付について説
明する。
【0033】接続端子20について図1(b)を参照し
て説明する。まず、指針軸14をHPC基板25の一方
の面25A側から指針軸挿入用開口25A内に挿入す
る。そして、位置決め用突起部16DがHPC基板25
の位置決め用開口25A内に挿入されるように位置合わ
せしつつ、挿入を継続する。
【0034】その後、接続端子20の後端のバネ接続部
20BがHPC基板25の銅箔パターン26に当接し、
位置決め用突起部16Dが位置決め用開口25A内に挿
入され、保持フランジ16の上端面がHPC基板25に
当接したら、その状態を保持したまま、固定用ネジ27
をHPC基板25のネジ用開口を介してネジ孔16Cに
ねじ込み、ムーブメント11をHPC基板25に固定す
る。この場合において、HPC基板25の他方の面25
B側に文字板、光伝導用プリズムなどの他の組付部品を
予め配置し、固定用ネジ27を文字板、光伝導用プリズ
ムなどの他の組付部品の固定用ネジとして兼用すれば、
組み付け工程を簡略化できるとともに、他の組付部品毎
に固定用ネジを設ける必要がなくなり、部品点数を削減
することが可能となる。
【0035】これらの結果、接続端子20は、銅箔パタ
ーン26に対して所定の接圧(接触圧力)を確保し、電
気的接続状態を良好に保持することができる。図1
(b)に示すように、ムーブメント11は、電気的接続
状態も良好でHPC基板25に安定に取り付けられるこ
ととなる。この場合において、接続端子20のバネ接続
部20Bは、ショックアブソーバとしても機能するの
で、車載用にクロスコイル型指示計器を用いるのに好適
である。
【0036】また、バネ接続部20Bは撓むことにより
印加される応力を緩和し、応力集中を起こしにくく、電
気的接続状態を良好に保持することができる。さらにバ
ネ接続部20Bは、変形可能であるので組み付け後に発
生する周囲温度等による寸法ずれに対しても適応するこ
とが可能となる。
【0037】以上の説明のように本第1実施形態によれ
ば、端子間の位置ずれ、端子の寸法ずれ等に対して容易
に適応することができ、端子接続に伴う応力を緩和し、
電気的接続状態を良好に保持することが可能となり、機
械的振動の影響等を低減し、信頼性を向上させることが
できる。
【0038】また、ムーブメントの取り付け時に他の組
付部品を配線基板のムーブメントを取り付け面とは異な
る他方の面側に予め配置し、ムーブメントの固定用ネジ
により当該他の組付部品を固定するようにすれば、組み
付け工程を簡略化することができるとともに、組み付け
に要する部品点数を削減することが可能となる。第2実
施形態上記第1実施形態においては、弾性体であるバネ
接続部を有する接続端子をムーブメント側に設けていた
が、本第2実施形態は、ムーブメントの接続端子と配線
基板(HPC基板)の配線パターン(銅箔パターン)と
を、導電(性)ゴムを介して接続する場合の実施形態で
ある。
【0039】図2に第2実施形態のクロスコイル型指示
計器のムーブメントの平面図(図2(a))及びムーブ
メントの配線基板への取付説明図(図2(b))を示
す。指示計器のムーブメント11Aは、上端部が開放さ
れた円筒状のシールドケース12を有しており、このシ
ールドケース12の内部にはコイルボビン13が収容さ
れている。
【0040】このコイルボビン13には、二つのコイル
が互いに直交するように図示しない導線が巻回されてク
ロスコイルを形成するとともに、図示しない円盤状のマ
グネットロータの中心に取り付けられた指針軸14が回
転自在に配設されており、この指針軸14の先端部に
は、図示しない指針が取り付けられることとなる。さら
にこの指針軸14には、コイルへの電圧の無印加時にお
いて、図示しない指針を零位置に戻すための図示しない
帰零用うず巻バネが取り付けられている。
【0041】また、コイルボビン13の周縁部の直径方
向の対称位置には、シールドケース12より外方に突出
する一対の保持フランジ30が一体に形成されいる。こ
の保持フランジ30には、弾性体であるとともに導電性
を有する導電ゴム31が取り付けられた4本の接続端子
32を図2(a)中、上下方向から嵌装するための切溝
30A及び保持部30B(図2(b)参照)が設けられ
ている。
【0042】接続端子32を保持フランジ30に取り付
ける際には、図2(a)中の上下方向から接続端子32
を保持部30Bに当接させた状態で摺動させ、切溝30
A内に挿入する。また、接続端子32の先端部32Aに
は、クロスコイルの図示しない導線が絡げられ、半田付
けされている。
【0043】また、保持フランジ30には、ムーブメン
ト11Aを配線基盤であるHPC基板25にネジ21
(図1(b)参照)により固着するためのネジ孔30C
及び取り付け時の位置決めを行うための位置決め用突起
部30Dが設けられている。一方、配線基板であるHP
C基板25の一方の面25Aには、ムーブメント11の
4本の接続端子32の導電ゴム31に対応する位置に
は、接続部として機能する銅箔パターン26が設けられ
ている。
【0044】ここで、図2を参照して、ムーブメント1
1AのHPC基板25への取付について説明する。接続
端子32について図2(b)を参照して説明する。ま
ず、指針軸14をHPC基板25の指針軸挿入用開口2
5A内に挿入する。
【0045】そして、位置決め用突起部30DがHPC
基板25の位置決め用開口25A内に挿入されるように
位置合わせしつつ、挿入を継続する。その後、接続端子
32の導電ゴム31がHPC基板25の銅箔パターン2
6に当接し、位置決め用突起部30Dが位置決め用開口
25A内に挿入され、保持フランジ30の上端面がHP
C基板25に当接したら、その状態を保持したまま、固
定用ネジ27をHPC基板25のネジ用開口を介してネ
ジ孔30Cにねじ込み、ムーブメント11AをHPC基
板25に固定する。この場合において、固定用ネジによ
り文字板、光伝導用プリズムなどの他の部品の固定用ネ
ジとして兼用すれば、組み付け工程を簡略化できるとと
もに、他の部品毎に固定用ネジ27を設ける必要がなく
なり、部品点数を削減することが可能となる。
【0046】これらの結果、接続端子32の導電ゴム3
1は、銅箔パターン26に対して所定の接圧(接触圧
力)を確保するとともに、多少の位置ずれを吸収するこ
とができる。この結果、電気的接続状態を良好に保持す
ることができるとともに、指針軸14に取り付けられる
指針の位置の精度を向上することができる。
【0047】また、図2(b)に示すように、ムーブメ
ント11Aは、電気的接続状態も良好でHPC基板25
に安定に取り付けられることとなり、接続端子32の導
電ゴム31は、ショックアブソーバとしても機能するの
で、車載用にクロスコイル型指示計器を用いるのに好適
となる。
【0048】また、導電ゴム31は弾性変形することに
より印加される応力を緩和し、応力集中を起こしにく
く、電気的接続状態を良好に保持することができる。さ
らに導電ゴム31は、変形可能であるので組み付け後に
発生する周囲温度等による寸法ずれに対しても適応する
ことが可能となる。
【0049】以上の説明のように本第2実施形態によれ
ば、端子間の位置ずれ、端子の寸法ずれ等に対して容易
に適応することができ、端子接続に伴う応力を緩和し、
電気的接続状態を良好に保持することが可能となり、機
械的振動の影響等を低減し、信頼性を向上させることが
できる。
【0050】また、ムーブメントの取り付け時に他の組
付部品を配線基板のムーブメントを取り付け面とは異な
る他方の面側に予め配置し、ムーブメントの固定用ネジ
により当該他の組付部品を固定するようにすれば、組み
付け工程を簡略化することができるとともに、組み付け
に要する部品点数を削減することが可能となる。第2実施形態の第1変形例 以上の第2実施形態の説明においては、文字板などの他
の組付部品とムーブメントとの間に配線基板を配置する
構成であったが、本第1変形例は、他の組み付け部品及
びムーブメントを配線基板の一方の面に配置するもので
ある。
【0051】図3にムーブメントの配線基板への取付説
明図を示す。なお、図3において、図2と同一の部分に
は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。指示計器
のムーブメント11Bは、上端部が開放された円筒状の
シールドケース12を有しており、このシールドケース
12の内部にはコイルボビン13が収容されており、コ
イルボビン13の周縁部の直径方向の対称位置には、シ
ールドケース12より外方に突出する一対の保持フラン
ジ35が一体に形成されている。
【0052】この保持フランジ35には、弾性体である
とともに導電性を有する導電ゴム36が取り付けられた
4本の接続端子37を図3の正面方向あるいは背面方向
から嵌装するための切溝35A及び保持部35Bが設け
られている。接続端子37を保持フランジ35に取り付
ける際には、図3の正面あるいは背面方向から接続端子
37を保持部35Bに当接させた状態で摺動させ、切溝
35A内に挿入する。
【0053】また、接続端子37の先端部37Aには、
クロスコイルの図示しない導線が絡げられ、半田付けさ
れている。また、保持フランジ35には、ムーブメント
11Bを配線基盤であるHPC基板25にネジ21によ
り固着するためのネジ孔35Cが設けられている。
【0054】一方、配線基板であるHPC基板25の部
品載置面であるムーブメント取付面25Bには、ムーブ
メント11の4本の接続端子32の導電ゴム31に対応
する位置には、接続部として機能する銅箔パターン26
が設けられている。ここで、図3を参照して、ムーブメ
ント11BのHPC基板25への取付について説明す
る。
【0055】接続端子37の導電ゴム36がHPC基板
25の銅箔パターン26に当接し、さらに保持フランジ
35の下端面がHPC基板25に当接したら、その状態
を保持したまま、固定用ネジ27をHPC基板25の図
示しないネジ用開口を介して保持フランジ35の図示し
ないネジ孔にねじ込み、ムーブメント11BをHPC基
板25に固定する。
【0056】これらの結果、接続端子37の導電ゴム3
6は、銅箔パターン26に対して所定の接圧(接触圧
力)を確保するとともに、多少の位置ずれを吸収するこ
とができる。この結果、電気的接続状態を良好に保持す
ることができるとともに、指針軸14に取り付けられる
指針の位置の精度を向上することができる。
【0057】また、図3に示すように、ムーブメント1
1Bは、電気的接続状態も良好でHPC基板25に安定
に取り付けられることとなり、接続端子37の導電ゴム
36は、ショックアブソーバとしても機能するので、車
載用にクロスコイル型指示計器を用いるのに好適とな
る。
【0058】また、導電ゴム36は弾性変形することに
より印加される応力を緩和し、応力集中を起こしにく
く、電気的接続状態を良好に保持することができる。さ
らに導電ゴム36は、容易に変形可能であるので組み付
け後に発生する周囲温度等による寸法ずれに対しても適
応することが可能となる。第2実施形態の第2変形例 上記第2実施形態及び第2実施形態の第1変形例におい
ては、導電ゴム31、36は全て同一のものを用いてい
たが、本第2変形例は、クロスコイルを構成する2つの
コイル(sin側コイル及びcos側コイル)のそれぞ
れについて対応する導電ゴムの抵抗値をsin側コイル
の抵抗値及びcos側コイルの抵抗値に合わせて設定
し、sin側コイル及びcos側コイルの抵抗値補正を
行うことにより、正確な駆動制御を行わせるものであ
る。
【0059】導電ゴムの抵抗値を異ならせる方法として
は、 1) 同一の材料で形成した導電ゴムを用い、大きさを
異ならせる。 2) 同一の大きさで異なる抵抗値を有する相異なる材
料で形成する。という、二つの方法が考えられる。
【0060】なお、大きさを異ならせる場合には、指針
軸の長さ方向の厚さは一定にすることにより、組み立て
後のがたが少なくなり、信頼性が向上する。以上の第2
実施形態においては、ムーブメント側に導電ゴムを設け
ていたが、配線基板(HPC基板)側に導電ゴムを設け
るようにすることも可能である。第3実施形態 図4に第3実施形態のクロスコイル型指示計器のムーブ
メントの外観斜視図を示す。
【0061】指示計器のムーブメント11Dは、上端部
が開放された円筒状のシールドケース12を有してお
り、このシールドケース12の内部にはコイルボビン1
3が収容されている。このコイルボビン13には、二つ
のコイルが互いに直交するように図示しない導線が巻回
されてクロスコイルを形成するとともに、図示しない円
盤状のマグネットロータの中心に取り付けられた指針軸
14が回転自在に配設されており、この指針軸14の先
端部には、図示しない指針が取り付けられることとな
る。さらにこの指針軸14には、コイルへの電圧の無印
加時において、図示しない指針を零位置に戻すための帰
零用うず巻バネ15が取り付けられている。
【0062】また、コイルボビン13の周縁部の直径方
向の対称位置には、シールドケース12より外方に突出
する一対の保持フランジ40が一体に形成されいる。こ
の保持フランジ40には、弾性を有する4本の接続端子
41を嵌装するための切溝40A及び保持部40B(図
7参照)が設けられており、図7中の正面及び背面方向
から接続端子41を保持部40Bに接した状態で摺動さ
せ、切溝40A内に挿入してある。
【0063】さらに接続端子41の先端部41Aには、
クロスコイルの図示しない導線が絡げられ、半田付けさ
れている。また、保持フランジ40には、ムーブメント
11Dを配線基板であるHPC基板50(図5乃至図7
参照)に係合することにより固着するためのアンダーカ
ット部40Cが設けられた係合部40Dが設けられてい
る。
【0064】図5に配線基板の外観斜視図を示す。配線
基板であるHPC基板50には、ムーブメントを取り付
けるためのムーブメント取付用開口が設けられている。
このムーブメント取付用開口51には、係合部40Dを
挿入するための切欠51Aが設けられている。
【0065】また、HPC基板50の一方の面であるム
ーブメント取付面50Aのムーブメント11Dの4本の
接続端子41の後端のバネ接続部41Bに対応する位置
には、接続部として機能する銅箔パターン52が設けら
れている。さらに、HPC基板50の他方の面50Bの
ムーブメント取付用開口51の周囲(切欠51A部分を
除く)には、係合部40Dのアンダーカット部40Cと
係合する係合領域53が設けられている。
【0066】ここで、図6を参照して、ムーブメント1
1のHPC基板50への取付について説明する。まず、
指針軸14をHPC基板25のムーブメント取付用開口
51内に挿入する。
【0067】そして、係合部40Dが切欠51A内に挿
入されるように位置合わせしつつ、挿入を継続する。そ
の後、接続端子41の後端のバネ接続部41BがHPC
基板50の一方の面50Aに当接し、さらに係合部40
Dのアンダーカット部40Cが切欠51Aから完全に突
出するようにバネ接続部41Bの弾性に抗して切欠51
A内に記号部40Dを挿入する。
【0068】そして、係合部40Dのアンダーカット部
40CがHPC基板50の他方の面50B側に完全に突
出したら、その状態を保持したまま、ムーブメント11
Dを図中矢印方向に回動させ、アンダーカット部40C
の下面が係合領域53に完全に対向するようにする。
【0069】アンダーカット部40Cの下面が係合領域
53に完全に対向するとともに、バネ接続部41Bが銅
箔パターン52に完全に当接したならばムーブメント1
1Dを押圧する力を弱めると、バネ接続部41Bの弾性
によりアンダーカット部40Cの下面は係合領域53に
当接し、アンダーカット部40及び係合領域53の間の
摩擦力及びバネ接続部41Bの弾性力によりその係合状
態が保持されることとなる。
【0070】これらの結果、接続端子41は、図7に示
すように、銅箔パターン52に対して所定の接圧(接触
圧力)を確保し、電気的接続状態を良好に保持すること
ができ、ムーブメント11Dは、電気的接続状態も良好
でHPC基板50に安定に取り付けられることとなる。
この場合において、接続端子41のバネ接続部41B
は、ショックアブソーバとしても機能するので、車載用
にクロスコイル型指示計器を用いるのに好適である。
【0071】また、バネ接続部41Bは撓むことにより
印加される応力を緩和し、応力集中を起こしにくく、電
気的接続状態を良好に保持することができる。さらにバ
ネ接続部41Bは、変形可能であるので組み付け後に発
生する周囲温度等による寸法ずれに対しても適応するこ
とが可能となる。
【0072】以上の説明のように本第3実施形態によれ
ば、端子間の位置ずれ、端子の寸法ずれ等に対して容易
に適応することができ、端子接続に伴う応力を緩和し、
電気的接続状態を良好に保持することが可能となり、機
械的振動の影響等を低減し、信頼性を向上させることが
できる。
【0073】また、ムーブメントの取り付けに固定ネジ
などを用いる必要がないので、組み付け工程を簡略化す
ることができるとともに、組み付けに要する部品点数を
削減することが可能となる。第3実施形態の変形例 上記第3実施形態においては、HPC基板50の一方の
面50A側にムーブメントを取り付けていたが、本変形
例はHPC基板50の他方の面50B側にムーブメント
を取り付けるものである。
【0074】図8に第3実施形態の変形例のクロスコイ
ル型指示計器のムーブメントの外観斜視図を示す。指示
計器のムーブメント11Eは、上端部が開放された円筒
状のシールドケース12を有しており、このシールドケ
ース12の内部にはコイルボビン13が収容されてい
る。
【0075】コイルボビン13の周縁部の直径方向の対
称位置には、シールドケース12より外方に突出する一
対の保持フランジ60が一体に形成されいる。この保持
フランジ60には、弾性を有する接続端子61を嵌挿す
るための切溝60Aが設けられており、図8中の正面方
向(又は背面方向)から接続端子61を切溝60A内に
挿入してある。
【0076】さらに接続端子61の先端部61Aには、
クロスコイルの図示しない導線が絡げられ、半田付けさ
れている。また、保持フランジ60の下部には、ムーブ
メント11Eを配線基板であるHPC基板70に係合す
ることにより固着するためのアッパーカット部60Cが
設けられた係合部60Dが設けられている。
【0077】配線基板であるHPC基板70には、図5
に示したムーブメント取付用開口と同様なムーブメント
を取り付けるためのムーブメント取付用開口71が設け
られている。このムーブメント取付用開口71には、図
5に示した切欠と同様な係合部60Dを挿入するための
図示しない切欠が設けられている。
【0078】また、HPC基板70の他方の面であるム
ーブメント取付面50Bのムーブメント11Eの4本の
接続端子61の後端のバネ接続部61Bに対応する位置
には、接続部として機能する銅箔パターン72が設けら
れている。さらに、HPC基板70の一方の面50Aの
ムーブメント取付用開口71の周囲(切欠部分を除く)
には、係合部60Dのアッパーカット部60Cと係合す
る係合領域73が設けられている。
【0079】ここで、図8を参照して、ムーブメント1
1のHPC基板50への取付について説明する。まず、
位置合わせしつつ係合部60Dを切欠内に挿入する。そ
して、接続端子61の後端のバネ接続部61BがHPC
基板70の他方の面70Bに当接し、さらに係合部60
Dのアッパーカット部60Cが切欠から完全に一方の面
70A側に突出するようにバネ接続部61Bの弾性に抗
して切欠内に係合部60Dを挿入する。
【0080】そして、係合部60Dのアッパーカット部
60CがHPC基板70の一方の面70A側に完全に突
出したら、その状態を保持したまま、ムーブメント11
Eを指針軸14を図中矢印方向に回動させ、アッパーカ
ット部60Cの下面が係合領域73に完全に対向するよ
うにする。
【0081】アッパーカット部60Cの下面が係合領域
73に完全に対向するとともに、バネ接続部61Bが銅
箔パターン72に完全に当接したならばムーブメント1
1Eを押圧する力を弱めると、バネ接続部61Bの弾性
によりアッパーカット部60Cの下面は係合領域73に
当接し、アッパーカット部60及び係合領域53の間の
摩擦力及びバネ接続部61Bの弾性力によりその係合状
態が保持されることとなる。
【0082】これらの結果、接続端子61は、銅箔パタ
ーン72に対して所定の接圧(接触圧力)を確保し、電
気的接続状態を良好に保持することができ、ムーブメン
ト11Eは、電気的接続状態も良好でHPC基板70に
安定に取り付けられることとなる。この場合において、
接続端子61のバネ接続部61Bは、ショックアブソー
バとしても機能するので、車載用にクロスコイル型指示
計器を用いるのに好適である。
【0083】また、バネ接続部61Bは撓むことにより
印加される応力を緩和し、応力集中を起こしにくく、電
気的接続状態を良好に保持することができる。さらにバ
ネ接続部61Bは、変形可能であるので組み付け後に発
生する周囲温度等による寸法ずれに対しても適応するこ
とが可能となる。
【0084】以上の説明のように本第3実施形態の変形
例によっても、端子間の位置ずれ、端子の寸法ずれ等に
対して容易に適応することができ、端子接続に伴う応力
を緩和し、電気的接続状態を良好に保持することが可能
となり、機械的振動の影響等を低減し、信頼性を向上さ
せることができる。また、ムーブメントの取り付けに固
定ネジなどを用いる必要がないので、組み付け工程を簡
略化することができるとともに、組み付けに要する部品
点数を削減することが可能となる。
【0085】
【0086】
【0087】
【発明の効果】 請求項記載の発明によれば、接続端子
の導電性ゴムを介して接続部に電気的に接続されるの
で、接続部に対して所定の接圧(接触圧力)を確保する
とともに、端子間の位置ずれ、端子の寸法ずれ等に対し
て容易に適応することができ、端子接続に伴う応力を緩
和し、電気的接続状態を良好に保持することが可能とな
り、機械的振動の影響等を低減し、信頼性を向上させる
ことができる。
【0088】しかも、導電性ゴムの第1導電性ゴムは、
クロスコイルを構成する二つのコイルのうち、一方のコ
イルに接続され、第2導電性ゴムは、クロスコイルを構
成する二つのコイルのうち、他方のコイルに接続され、
第1導電性ゴムの抵抗値と第2導電性ゴムの抵抗値とを
異ならせることにより、一方のコイル及び第1導電性ゴ
ムの合成抵抗値並びに他方のコイル及び第2導電性ゴム
の合成抵抗値をほぼ等しくするので、駆動力を正確に伝
達して指示計器用ムーブメントを正確に駆動することが
可能となる。
【0089】請求項記載の発明によれば、請求項
載の発明の効果に加えて、第1導電性ゴムと前記第2導
電性ゴムとを同材料で形成し、大きさが異なるようにし
てその抵抗値を調整するので、二つのコイルの抵抗値を
容易に補正して正確な駆動が行える。
【0090】請求項記載の発明によれば、請求項
載の効果に加えて、第1導電性ゴムと第2導電性ゴムと
は単位体積当たりの抵抗値が異なる材料で形成し、その
抵抗値を調整するので、二つのコイルの抵抗値を容易に
補正して正確な駆動が行える。
【0091】請求項記載の発明によれば、接続端子が
プリント基板の一方の面側に設けられた接続部に電気的
に接続される際には、係合部は、プリント基板に設けら
れた切欠を介してプリント基板の他方の面側に突出され
るとともに、他方の面側の係合保持部に係合されるの
で、端子間の位置ずれ、端子の寸法ずれ等に対して容易
に適応することができ、端子接続に伴う応力を緩和し、
電気的接続状態を良好に保持することが可能となり、機
械的振動の影響等を低減し、信頼性を向上させることが
できる。
【0092】また、ムーブメントの取り付けに固定ネジ
などを用いる必要がないので、組み付け工程を簡略化す
ることができるとともに、組み付けに要する部品点数を
削減することが可能となる
【0093】請求項記載の発明によれば、指示計器用
ムーブメントの接続端子をプリント基板の接続部に電気
的に接続するに際し、導電性ゴムを介して接続するの
で、接続部に対して所定の接圧(接触圧力)を確保する
とともに、端子間の位置ずれ、端子の寸法ずれ等に対し
て容易に適応することができ、端子接続に伴う応力を緩
和し、電気的接続状態を良好に保持することが可能とな
り、機械的振動の影響等を低減し、信頼性を向上させる
ことができる。
【0094】しかも、第1導電性ゴムの抵抗値と第2導
電性ゴムの抵抗値を異ならせることにより、一方のコイ
ル及び第1導電性ゴムの合成抵抗値並びに他方のコイル
及び第2導電性ゴムの合成抵抗値をほぼ等しくするの
で、駆動力を正確に伝達して指示計器用ムーブメントを
正確に駆動することが可能となる。
【0095】請求項記載の発明によれば、請求項
載の発明の効果に加えて、前記第1導電性ゴムと前記第
2導電性ゴムとは、同材料で形成し、大きさが異なるよ
うにしてその抵抗値を調整するので、二つのコイルの抵
抗値を容易に補正して正確な駆動が行える。
【0096】請求項記載の発明によれば、請求項
載の発明の効果に加えて、前記第1導電性ゴムと前記第
2導電性ゴムとは単位体積当たりの抵抗値が異なる材料
で形成し、その抵抗値を調整するので、二つのコイルの
抵抗値を容易に補正して正確な駆動が行える。
【0097】請求項記載の発明によれば、プリント基
板の切欠を介して、請求項6記載の指示計器用ムーブメ
ントの係合部が一方の面側から他方の面側に向かって突
出され、係合保持部は、接続端子と協働して係合部と係
合し、係合部の一方の面側への脱落を防止するので、ム
ーブメントの取り付けに固定ネジなどを用いる必要がな
いので、組み付け工程を簡略化することができるととも
に、組み付けに要する部品点数を削減することが可能と
なる。
【0098】また、端子間の位置ずれ、端子の寸法ずれ
等に対して容易に適応することができ、端子接続に伴う
応力を緩和し、電気的接続状態を良好に保持することが
可能となり、機械的振動の影響等を低減し、信頼性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のムーブメントの平面図及び取付
状態における側面図である。
【図2】第2実施形態のムーブメントの平面図及び取付
状態における側面図である。
【図3】第2実施形態の第1変形例の取付状態における
側面図である。
【図4】第3実施形態のムーブメントの外観斜視図であ
る。
【図5】第3実施形態の配線基板の外観斜視図である。
【図6】第3実施形態のムーブメント及び配線基板の組
立途中における外観斜視図である。
【図7】第3実施形態のムーブメントの取付状態におけ
る側面図である。
【図8】第3実施形態の変形例のムーブメントの取付状
態における側面図である。
【図9】従来例の説明図である。
【符号の説明】
11、11A〜11E ムーブメント 12 シールドケース 13 コイルボビン 14 指針軸 15 うず巻バネ 16、30、35、40、60 保持フランジ 20、32、37、41、61 接続端子 25、50、70 HPC基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−74418(JP,A) 特開 平7−244075(JP,A) 特開 平2−57437(JP,A) 特開 平5−319140(JP,A) 特開 平9−184742(JP,A) 特開 平9−184743(JP,A) 実開 平7−8722(JP,U) 実開 平5−28929(JP,U) 実開 平6−4677(JP,U) 実公 平2−31745(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 11/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板に設けられた接続部に電気
    的に接続される接続端子及び、二つのコイルがクロスし
    た構造を有するクロスコイル型の指示計器用ムーブメン
    トであって、 前記接続端子は、導電性ゴムを有し、前記導電性ゴムを
    介して前記接続部に接続され、 前記導電性ゴムは、一方の前記コイルに接続される第1
    導電性ゴムと、他方の前記コイルに接続される第2導電
    性ゴムと、を有し、 前記第1導電性ゴムの抵抗値と前記第2導電性ゴムの抵
    抗値を異ならせ、一方の前記コイル及び第1導電性ゴム
    の合成抵抗値並びに他方の前記コイル及び前記第2導電
    性ゴムの合成抵抗値がほぼ等しくなるように構成した
    とを特徴とする指示計器用ムーブメント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の指示計器用ムーブメント
    において、 前記第1導電性ゴムと前記第2導電性ゴムとは、同材料
    で形成され、大きさが異なる ことを特徴とする指示計器
    用ムーブメント。
  3. 【請求項3】 請求項記載の指示計器用ムーブメント
    において、前記第1導電性ゴムと前記第2導電性ゴムとは単位体積
    当たりの抵抗値が異なる材料で形成されている ことを特
    徴とする指示計器用ムーブメント。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3何れか1項記載の指示計器
    用ムーブメントにおいて、前記プリント基板に設けられた切欠を介して前記プリン
    ト基板の他方の面側に突出されるとともに、前記他方の
    面側の係合保持部に係合される係合部 をさらに備えた
    とを特徴とする指示計器用ムーブメント。
  5. 【請求項5】 二つのコイルがクロスした構造を有する
    クロスコイル形の指示計器用ムーブメントの接続端子を
    プリント基板の接続部に電気的に接続するに際し、導電
    性ゴムを介して接続し、 前記導電性ゴムは、一方の前記コイルに接続される第1
    導電性ゴムと、他方の前記コイルに接続される第2導電
    性ゴムと、を有し、 前記第1導電性ゴムの抵抗値と前記第2導電性ゴムの抵
    抗値を異ならせた ことを特徴とするムーブメント取付構
    造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のムーブメント取付構造
    おいて、 前記第1導電性ゴムと前記第2導電性ゴムとは、同材料
    で形成され、大きさが異なるように構成した ことを特徴
    とするムーブメント取付構造。
  7. 【請求項7】 請求項記載のムーブメント取付構造に
    おいて、前記第1導電性ゴムと前記第2導電性ゴムとは単位体積
    当たりの抵抗値が異なる材料で形成する ことを特徴とす
    るムーブメント取付構造。
  8. 【請求項8】 請求項記載の指示計器用ムーブメント
    をプリント基板に取りつけるムーブメント取付構造であ
    って、 前記プリント基板は、前記係合部が前記一方の面側から
    前記他方の面側に向かって突出される切欠と、 前記接続端子と協働して前記係合部と係合し、前記係合
    部の前記一方の面側への脱落を防止すべく前記係合部と
    係合する係合保持部と、 を備えた ことを特徴とするムーブメント取付構造。
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