JP2000147011A - 交差コイル式計器の端子構造 - Google Patents

交差コイル式計器の端子構造

Info

Publication number
JP2000147011A
JP2000147011A JP10325327A JP32532798A JP2000147011A JP 2000147011 A JP2000147011 A JP 2000147011A JP 10325327 A JP10325327 A JP 10325327A JP 32532798 A JP32532798 A JP 32532798A JP 2000147011 A JP2000147011 A JP 2000147011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
coil
hole
wiring board
printed wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10325327A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Ito
彰雄 伊藤
Yoshiyuki Ariki
芳幸 有木
Masayuki Iwasaki
昌幸 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeco Corp
Original Assignee
Jeco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jeco Corp filed Critical Jeco Corp
Priority to JP10325327A priority Critical patent/JP2000147011A/ja
Publication of JP2000147011A publication Critical patent/JP2000147011A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子をプリント配線板に対して一定の接触圧
で確実に接続することができ、接続の信頼性を向上させ
る。 【解決手段】 コイルボビン4に端子保持部19g,1
9hを設ける。また、これらの端子保持部19g,19
hにそれぞれ一対からなる端子保持穴30と端子ガイド
8を設け、プリント配線板3に固定する。端子7はコイ
ルの端部が接続されるコイル接続部7Bと、一対の弾性
片7Cとを有して端子保持部19g,19hの表面側か
ら端子保持穴30に挿入される。このとき、弾性片7C
は端子ガイド8に沿ってプリント配線板3のスルーホー
ル6に圧入されることで、端子7とプリント配線板3の
回路パターン5が電気的および機械的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の速度計等
に用いられる交差コイル式計器に係り、特に測定信号を
所定の駆動信号に変換するプリント配線板とコイルとを
端子によって接続した交差コイル式計器の端子構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車の速度計等に用いられるこの種の
交差コイル式計器は、互いに直交する一対のコイルとロ
ータを備え、測定量に応じて変化する電流を前記一対の
コイルに供給して磁界をそれぞれ発生させ、これらの発
生磁界を合成した合成磁界の方向に前記ロータを回転さ
せることにより、指針によって測定量の表示を行うよう
に構成されている。
【0003】このような交差コイル式計器において、コ
イルへの電流供給は、通常測定信号を所定の駆動信号に
変換する電気回路が形成されたプリント配線板とコイル
を端子によって接続することにより行っている。例え
ば、特開平7−244075号公報(以下、先行技術1
という)には、ロータが組み込まれたコイルボビンに端
子を貫通させて配置し、その一端側突出部にコイルの端
部を巻き付けて接続し、他端側突出部をプリント配線板
の配線パターンに付勢力をもって接触する弾性片とし、
前記端子を介して駆動電流(信号)をコイルに供給する
ようにしたクロスコイル型指示計器が開示されている。
【0004】また、特開平9−304430号公報(以
下、先行技術2という)には、一端にコイルが接続され
た端子の他端部を計器のハウジングから外部に突出さ
せ、この突出端部をコイルスプリングの線材間に電気的
および機械的に接続した状態で挿入し、前記コイルスプ
リングをプリント配線板の電気回路に電気的および機械
的に接続させ、コイルスプリングおよび端子を介して駆
動電流をコイルに供給するようにした計器の端子接続構
造が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た先行技術1は、単に端子の他端側に設けた弾性片の先
端部をプリント配線板の配線パターンに対して基板面と
垂直な方向から圧接しているだけであるため、寸法のば
らつき、振動等によって圧接位置がずれると接触圧も変
化し、接続の信頼性が低いという問題があった。
【0006】先行技術2は、端子とプリント配線板の電
気回路との間に別部材からなるコイルスプリングを介在
させているので、それだけ部品点数が多くなり、構造が
複雑化するという問題があった。また、端子とプリント
配線板との間にコイルスプリングが介在されているた
め、接触抵抗が高くなり、接続の信頼性が低いという問
題もあった。
【0007】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、比較的
簡単な構造で端子をプリント配線板に対して一定の接触
圧で確実に接続することができ、接続の信頼性を向上さ
せるようにした交差コイル式計器の端子構造を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、コイルボビンの内部に回転自在に配設
されたロータと、前記コイルボビンの外側に直交して配
設された一対のコイルと、前記コイルボビンが取付けら
れ測定信号を駆動信号に変換する電気回路が形成された
プリント配線板と、前記コイルボビンに取付けられ前記
コイルの端部を前記プリント配線板の電気回路に接続す
る複数個の端子とを備えた交差コイル式計器において、
前記コイルボビンに前記端子が挿入される端子保持穴を
有する端子保持部を設け、前記端子に前記コイルの端部
が接続されるコイル接続部と、前記プリント配線板の端
子接続部に圧入される互いに対向した一対の弾性片を設
け、前記端子と前記端子保持部に互いに係合することに
より前記端子保持穴からの端子の抜けを防止する係止部
をそれぞれ設けたことを特徴とする。このような構成に
おいて、端子の弾性片はプリント配線板の端子接続部に
圧入されると、圧入方向と直交する方向から端子接続部
に圧接する。したがって、電気的および機械的な接続が
確実で、挿入方向のずれに対する許容量が大きく、一定
の接触圧が得られる。また、端子は端子接続部に直接接
続されるため、他の接続部品を必要とせず、接触抵抗を
小さくすることができる。
【0009】第2の発明は、上記第1の発明において、
プリント配線板の端子接続部は穴壁面に金属めっきが施
されたスルーホールであることを特徴とする。このよう
な構成において、スルーホールは、プリント配線板に形
成されている電気回路の一部を構成しているので、後加
工によって形成したり、別部材を設ける必要がない。
【0010】第3の発明は、上記第1または第2の発明
において、端子保持部に端子の弾性片をプリント配線板
の端子接続部に案内する端子ガイドを設けたことを特徴
とする。このような構成において、端子の弾性片は端子
ガイドに沿って端子接続部に圧入される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る交
差コイル式計器の平面図、図2は同計器のコイルを取り
除いた平面図、図3は図2のIII −III 線断面図、図4
は同計器の底面図、図5は図1のV−V線拡大断面図、
図6は図2のVI−VI線拡大断面図、図7は図6のB
部の拡大図、図8は端子ガイドの斜視図である。交差コ
イル式計器1は、図3に示すようにシールドケース2を
介してプリント配線板3に取付けられたコイルボビン4
と、このコイルボビン4内に収納された回転自在なロー
タ11と、一対のコイル12A,12B等を備えてい
る。
【0012】前記シールドケース2は、表面側が開放す
る有底筒状体に形成されて前記コイルボビン4に嵌合さ
れ、熱かしめ等によって固定されている。
【0013】前記プリント配線板3には、測定信号を所
定の駆動信号に変換する回路パターン(電気回路)5
と、4つの端子接続部6(図3、図6、図7)が形成さ
れている。回路パターン5はプリント配線板3の裏面側
に形成されている。端子接続部6は、穴壁面が銅、半田
等によってめっき処理され前記回路パターン5に電気的
に接続されたスルーホールからなり、この端子接続部6
に後述する端子7が圧入されることによって電気的およ
び機械的に接続されるとともに、この端子7を案内する
端子ガイド8が挿入されるように構成されている。スル
ーホール6としては、円形の穴に限らず長穴であっても
よい。長穴の場合は、端子のずれに対して許容量を大き
くすることができる利点がある。
【0014】図1〜図3において、前記コイルボビン4
は、前記シールドケース2、端子7、ロータ11、一対
のコイル12A,12BとともにムーブメントMを構成
している。また、コイルボビン4は、上下に分割されて
形成されることにより前側ボビン4Aと、後側ボビン4
Bの2部材で構成されている。
【0015】前側ボビン4Aは、円板部13と、この円
板部13の外周に一体に設けられた筒状部14とで構成
され、円板部13の表面中央に前記ロータ11の指針軸
15の上端部を軸支する軸受部としての円筒部16が前
方に向かって一体に突設されている。前記指針軸15の
前端部は、前記円筒部16の前方に突出し、その突出端
部に指針17が取付けられている。また、円板部13の
表面外周部には、前記一対のコイル12A,12Bの位
置および幅を規定する合計8個の突起部19(19a〜
19h)が周方向に45°の間隔をおいて一体に突設さ
れている。8個の突起部19a〜19hのうち4個の突
起部19a〜19dは、断面形状が四角形の突状体から
なり、円板部13の表面外周部に周方向に90°の間隔
をおいて突設されている。残り4個の突起部19e〜1
9hは、表面形状が五角形の相似形に形成された大小2
種類の突状体からなり、頂部が前側ボビン4Aの中心を
指向するように隣り合う突起部19a〜19d間にぞれ
ぞれ設けられている。また、互いに対向する2個の突起
部19g,19hは、突起部19e,19fより十分に
大きく形成されることにより、前記シールドケース2の
外側に突出しており、前記端子7が取付けられることに
より端子保持部を形成している。以下、これらの突起部
19g,19hを端子保持部と呼ぶ。なお、端子保持部
19g,19hの詳細についてはさらに後述する。
【0016】前記円板部13の表面には、円弧状の凹部
18a,18b(図2)が互いに対向するように180
°位相を異ならせて形成されている。これらの凹部18
a,18bは、コイルボビン4に巻回されるコイル12
A,12Bの高さを低くするために設けられるもので、
突起部19aと19cの両側にそれぞれ形成されてい
る。
【0017】前記後側ボビン4Bは、図3に示すように
円板部21と、この円板部21の外周に一体に突設され
た円筒部22とで構成され、円筒部22の外周に前記前
側ボビン4Aの円筒部14が嵌合され、円筒部22の前
端面が前記円板部13の裏面に当接されている。前記円
板部13と円板部21との間には空間23が形成されて
おり、この空間23に前記ロータ11が回転自在に収納
されている。前記円板部21の表面中央には、不貫通孔
からなり前記指針軸15の後端部を回転自在に軸支する
軸受穴24が形成されている。一方、円板部21の裏面
には、前記シールドケース2を位置決めし回転を防止す
る一対の位置決めピン25(図4)が一体に突設されて
いる。なお、円板部21の裏面にも、コイル12A,1
2Bの位置および幅を規制する合計8個の突起部26が
周方向に45°の間隔をおいて一体に突設されている。
【0018】前記一対のコイル12A,12Bは、前記
前側ボビン4Aと後側ボビン4Bの円板部13,21に
重なり合うように巻回されることによって配設されてい
る。コイル12Aは、コイル12Bより下側で、図1に
示すように突起部19a,19cと突起部19b,19
e,19gの間および突起部19a,19cと突起部1
9d,19f,19hの間にそれぞれ位置するように巻
回されている。コイル12Bは、コイル12Aより上側
で、突起部19b,19dと突起部19a,19e,1
9hの間および突起部19b,19dと突起部19c,
19f,19gの間にそれぞれ位置するように巻回され
ている。このため、2つのコイル12A,12Bは互い
に直交して配設されている。
【0019】前記端子保持部19g,19hは、前記各
コイル12A,12Bに対応して設けられるもので、コ
イルボビン4の後方に向かって突設され、裏面27が図
3に示すように前記プリント配線板3の表面に当接され
ている。また、各端子保持部19g,19hには、表裏
面を貫通する穴からなり前記端子7が表面側から挿入さ
れる左右一対の端子保持穴30,30が形成されるとと
もに、前記端子7の挿入側端部を前記プリント配線板3
のスルーホール6に案内する前記端子ガイド8が一体に
突設されている。さらに、各端子保持部19g,19h
の表面で一対の端子保持穴30,30間には、導光板等
からなる外装板28を固定するためのねじ29がねじ込
まれる穴31が形成されている。
【0020】前記端子保持穴30は、図1に示すように
端子保持部19g(19hも同様)の表面に開放するコ
字状の穴を有し、両側部には溝30aが形成されてい
る。また、端子保持穴30の内部には、図3に示すよう
に前記端子7の抜けを防止する係止部32と、端子7の
挿入量を規定する規制部33が設けられている。係止部
32は、穴壁面に形成された断面形状が三角形の突起と
され、規制部33は前記端子ガイド8の側面に設けた段
差部とされる。また、端子保持部19gの外側面で端子
保持穴30の係止部32より後方部分には、開放部34
が設けられており、この開放部34に前記端子ガイド8
の後端部が露呈されている。
【0021】前記端子ガイド8は、前記端子保持穴30
によって3辺が囲まれた前後方向に長い突状体からな
り、後端部が端子保持部19g(19h)の後方に延在
して前記スルーホール6に非接触状態で挿通されてい
る。また、端子ガイド8の両面には、図8に示すように
端子7の弾性片7Cを案内するガイド溝8a,8aが全
長にわたってそれぞれ形成されている。
【0022】図6において、前記端子7は薄い金属板の
折曲加工によって形成されることにより、本体7Aと、
この本体7Aの前端に延設されたコイル接続部7Bと、
本体7Aの後端に互いに対向するように後方に向かって
一体に延設された一対の弾性片7C,7Cとで構成され
ている。前記本体7Aは、前記端子保持穴30と略同じ
大きさのコ字状に形成されることにより、左右に対向す
る一対の板部7a,7aと、これらの板部7a,7aを
連結する連結板部7bとからなり、連結板部7bの前端
に前記コイル接続部7Bが延設され、各板部7a,7a
の後端に前記弾性片7C,7Cがそれぞれ延設されてい
る。また、連結板部7bの中央には、端子7が端子保持
穴30内に挿入されたとき、前記係止部32が係合する
抜け防止用穴(係止部)36が形成されている。連結板
部7bの後端は、端子7が端子保持穴30に挿入される
と、図5に示すように前記規制部33に当接し、端子7
の挿入量が規定される。
【0023】前記コイル接続部7Bは、端子7が前記端
子保持穴30内に挿入された状態において、端子保持部
19hの表面より突出しており、前記コイル12Aまた
は12Bの一端部が巻き付けられて半田付け接合された
後、図5に示すように折り曲げられ、これによって前記
外装板28の取付けを可能にする。
【0024】前記一対の弾性片7C,7Cは、表面側が
凸となるようにへの字状に折り曲げ形成されることによ
り互いに開閉する方向(板厚方向)に弾性変形自在で、
自然状態において、後端の間隔が前記端子ガイド8の両
面に形成されているガイド溝8a,8a間の間隔と略等
しいかこれより若干大きく設定され、折曲部間の間隔が
前記スルーホール6の穴径より大きく設定されている。
また、各弾性片7Cの折曲部には、圧接部37が表面側
に突出するように形成されている。この圧接部37は、
端子7が端子保持穴30に正常に挿入されると、前記ス
ルーホール6内に位置される。この場合、端子7を端子
保持穴30に挿入すると、一対の弾性片7C,7Cは端
子保持穴30の溝30a(図1)より端子ガイド8のガ
イド溝8a,8aに沿ってスルーホール6に挿入される
が、一定量挿入されると圧接部37がスルーホール6の
開口縁に当接する。そして、さらに所定量挿入(圧入)
されることにより、一対の弾性片7C,7Cは図7に二
点鎖線で示す状態から実線で示すように内側に弾性変形
して圧接部37がスルーホール6の穴壁面に圧接され、
後端がガイド溝8a,8aにそれぞれ圧接する。すなわ
ち、圧接部37は端子7の挿入方向と直交する方向から
スルーホール6の穴壁面に圧接されるものであり、これ
によって端子7とスルーホール6の穴壁面に形成されて
いる配線パターン5と電気的および機械的な接続が得ら
れる。
【0025】また、端子7が端子保持穴30内に正常に
挿入されると、本体7Aの後端が前記規制部33(図
3、図5)に当接してそれ以上の挿入を阻止され、係止
部32が抜け防止用穴36に係入することで、端子7の
端子保持穴30からの抜けが防止される。
【0026】このような交差コイル式計器1を組立てる
には、先ずコイルボビン4内にロータ11を組込み、コ
イルボビン4の外側に一対のコイル12A,12Bを巻
回してシールドケース2を嵌合し、端子7を各端子保持
部19g,19hの端子保持穴30にそれぞれ挿入して
各コイル12A,12Bの端部を端子7のコイル接続部
7Bに巻き付けて半田付け接合することによりムーブメ
ントMを組み立てる。次に、この組立てられたムーブメ
ントMをプリント配線板3の表面に位置決めして端子7
の弾性片7Cをスルーホール6に圧入する。そして、外
装板28をねじ29によってコイルボビン4の表面に固
定し、さらに外装板28の取付部28aをねじ38によ
ってプリント配線板3に固定することにより、ムーブメ
ントMをプリント配線板3と外装板28によって挟み込
み、もって交差コイル式計器1の組立を完了する。
【0027】端子7の弾性片7Cをスルーホール6に圧
入するとき、位置ずれしていると、端子7に応力が加わ
ることが予想される。その場合には、図3および図4に
示すように例えばコイルボビン4の裏面に一対のガイド
ピン39を一体に突設しておき、これらのガイドピン3
9をプリント配線板3に設けた位置決め用穴に挿入して
位置決めすればよい。
【0028】このように本発明に係る交差コイル式計器
の端子構造においては、端子7の弾性片7Cをスルーホ
ール6に圧入するように構成したので、弾性片7Cをス
ルーホール6の穴壁面に確実に圧接することができ、プ
リント配線板3の配線パターン5とコイル12A,12
Bを確実に接続することができる。また、端子7をスル
ーホール6の穴壁面に挿入方向と直交する方向から直接
圧接しているので、端子7の挿入方向の位置ずれに対し
て許容量が大きく、一定の接触圧が得られ、接続の信頼
性を高めることができる。また、接続のための他の部品
を必要としないので、構造も簡単である。さらに、一対
の弾性片7C,7Cを端子ガイド8のガイド溝8a,8
aによって案内してスルーホール6に圧入するようにし
ているので、端子7の横方向(長手方向と直交する方
向)のずれも少なく、一層接続の信頼性を高めることが
できる。さらにまた、端子7の弾性片7Cをスルーホー
ル6に圧入するようにしているので、コイルボビン4を
プリント配線板3に密接させて固定することができ、計
器自体の厚みを小さくすることができる。
【0029】図9は本発明の他の実施の形態を示す要部
の断面図である。この実施の形態においては、プリント
配線板3にハトメ40を取付けて配線パターン5に電気
的に接続し、このハトメ40の穴41に端子の弾性片を
圧入することにより、端子とハトメ40を電気的および
機械的に接続している。
【0030】図10は本発明のさらに他の実施の形態を
示す要部の断面図である。この実施の形態においては、
プリント配線板3に金属板42を取付けて配線パターン
5と電気的に接続し、この金属板42の穴43に端子の
弾性片を圧入することにより、端子と金属板42を電気
的および機械的に接続している。
【0031】このような構造においては、ハトメ40、
金属板42をプリント配線板3の端子接続部としている
ので、内面が金属めっきされたスルーホールを有さない
プリント配線板3に対しても適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る交差コ
イル式計器の端子構造によれば、端子によってコイルと
プリント配線板の電気回路を直接接続しているので、接
続のための他の部品を必要とせず、構造が簡単である。
また、端子の弾性片を接続端部に圧入するようにしたの
で、端子の挿入方向の位置ずれに対して許容量が大き
く、一定の接触圧が得られ、接続の信頼性を高めること
ができる。
【0033】さらに、端子を端子ガイドによって案内す
るように構成したので、端子の挿入方向と直交する方向
の位置ずれに対する許容量も大きく、確実な接続が得ら
れ、一層接続の信頼性を向上させることができる。
【0034】また、プリント配線板のスルーホールは、
電気回路を形成するときに同時に形成することができる
ため、後加工したり、別部材を取付ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る交差コイル式計器の平面図であ
る。
【図2】 同計器のコイルを取り除いた平面図である。
【図3】 図2のIII −III 線断面図である。
【図4】 同計器の底面図である。
【図5】 図1のV−V線拡大断面図である。
【図6】 図2のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】 図6のB部の拡大図である。
【図8】 端子ガイドの斜視図である。
【図9】 本発明の他の実施の形態を示す要部の断面図
である。
【図10】 本発明のさらに他の実施の形態を示す要部
の断面図である。
【符号の説明】
1…交差コイル式計器、2…シールドケース、3…プリ
ント配線板、4…コイルボビン、5…配線パターン(電
気回路)、6…スルーホール、7…端子、7A…本体、
7B…コイル接続部、7C…弾性片、8…端子ガイド、
11…ロータ、12A,12B…コイル、19g,19
h…端子保持部、30…端子保持穴、32…係止部、3
6…抜け防止用穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 昌幸 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー株式会社内 Fターム(参考) 5E077 BB31 CC22 DD12 FF11 GG10 JJ30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンの内部に回転自在に配設さ
    れたロータと、前記コイルボビンの外側に直交して配設
    された一対のコイルと、前記コイルボビンが取付けられ
    測定信号を駆動信号に変換する電気回路が形成されたプ
    リント配線板と、前記コイルボビンに取付けられ前記コ
    イルの端部を前記プリント配線板の電気回路に接続する
    複数個の端子とを備えた交差コイル式計器において、 前記コイルボビンに前記端子が挿入される端子保持穴を
    有する端子保持部を設け、前記端子に前記コイルの端部
    が接続されるコイル接続部と、前記プリント配線板の端
    子接続部に圧入される互いに対向した一対の弾性片を設
    け、前記端子と前記端子保持部に互いに係合することに
    より前記端子保持穴からの端子の抜けを防止する係止部
    をそれぞれ設けたことを特徴とする交差コイル式計器の
    端子構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の交差コイル式計器の端子
    構造において、 プリント配線板の端子接続部は穴壁面に金属めっきが施
    されたスルーホールであることを特徴とする交差コイル
    式計器の端子構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の交差コイル式計
    器の端子構造において、 端子保持部に端子の弾性片をプリント配線板の端子接続
    部に案内する端子ガイドを設けたことを特徴とする交差
    コイル式計器の端子構造。
JP10325327A 1998-11-16 1998-11-16 交差コイル式計器の端子構造 Pending JP2000147011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10325327A JP2000147011A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 交差コイル式計器の端子構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10325327A JP2000147011A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 交差コイル式計器の端子構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000147011A true JP2000147011A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18175583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10325327A Pending JP2000147011A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 交差コイル式計器の端子構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000147011A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU738159B2 (en) * 1999-06-07 2001-09-13 Denso Corporation Cross-coil type indicating instrument

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU738159B2 (en) * 1999-06-07 2001-09-13 Denso Corporation Cross-coil type indicating instrument

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20020001725A (ko) 액면검출장치
JP2000147011A (ja) 交差コイル式計器の端子構造
US5658165A (en) Electric connection structure between electric parts and flexible wiring plate
JPH1154174A (ja) 通電接続構造
JP2000147009A (ja) 交差コイル式計器の巻線案内構造
JP2501469B2 (ja) 電動機
JP4980515B2 (ja) プリント配線板上に固定するために規定された電動モータ
JPH0411351Y2 (ja)
US6490164B2 (en) Attachment structure of electronic component to circuit board and clip used in attachment of the electronic component
JP2004251768A (ja) 液面検出装置
JP2002151864A (ja) 基板実装用スプリングおよび電子装置
JPH07104183B2 (ja) 自発光指針
JP3147218B2 (ja) 計器ムーブメントの電気接続構造
JP2730566B2 (ja) 指示計器
JP3260633B2 (ja) 指示計器用ムーブメント及びムーブメント取付構造
JPH09196971A (ja) 指示計器における中継端子の取付構造
JP3319558B2 (ja) 指示計器のピン端子保持構造
JP2803707B2 (ja) 自発光指針式計器
JPH10214648A (ja) ターミナル装置
JP2001324356A (ja) 計 器
JP4943750B2 (ja) ステッパモータ及びステッパモータ装置
CA2225478C (en) Electrical contact spring arm positioning arrangement
JPH10108403A (ja) 小型モータ
CN115642734A (zh) 马达
JPH06275346A (ja) 電気的接続装置とそれに使用される電気的接続用基板及び電気コネクタ