JP3260033B2 - Pwmインバータ - Google Patents

Pwmインバータ

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JP3260033B2
JP3260033B2 JP09900594A JP9900594A JP3260033B2 JP 3260033 B2 JP3260033 B2 JP 3260033B2 JP 09900594 A JP09900594 A JP 09900594A JP 9900594 A JP9900594 A JP 9900594A JP 3260033 B2 JP3260033 B2 JP 3260033B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパルス幅変調により直流
を交流に変換し、交流電流を出力するPWMインバ―タ
に係り、特にその交流出力に直流成分が含まれないよう
にしたPWMインバ―タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パルス幅変調制御を行う従来のPWMイ
ンバ―タとして図8に示す無停電電源装置(以下UPS
と略称)がある。このUPSは、交流電源1の交流電圧
を、リアクトル3、スイッチ素子4a,4b、コンデン
サ5,6で成るハ―フブリッジコンバ―タで同期チョッ
ピングして直流電圧に変換し、この直流電圧を、スイッ
チ素子8a,8bで成るハ―フブリッジインバ―タでパ
ルス幅変調して再び交流電圧に変換し、コンデンサ5と
6の接続点との間にパルス幅変調された交流電圧を出力
し、リアクトル9、コンデンサ11で成るフイルタ―で
パルス幅変調による高周波成分を除去して負荷13に交
流電圧を供給する。また、直流電圧の正負間にバッテリ
―7が並列接続され、交流電源に停電が発生したとき、
バッテリ―7の直流電力によって負荷13に交流電圧が
供給される。
【0003】上記ハ―フブリッジコンバ―タによる直流
電圧の制御は次のようにして行われる。直流電圧基準V
と電圧検出器14によって検出される直流電圧
が電圧制御器16で比較され電圧制御信号Vdc
出力される。乗算器18はこの電圧制御信号Vdcと電
圧検出器17によって検出される交流電源1の交流電圧
を乗算し交流電流基準I を出力する。電
流制御器19はこの電流基準I と電流検出器2
によって検出される交流電流I を比較し電流制御信
号Iscを出力する。この電流制御信号IscはPWM
制御部21によってキャリア発生部20から出力される
パルス幅変調のための三角波Vcarと比較され、パル
ス幅変調されたPWM信号を出力し、駆動部22を介し
てスイッチ素子4a,4bをオン、オフさせる。これに
より、交流電源1からの入力電流I が高力率に制御
されると共に直流電圧V が直流電圧基準V
一致するように制御される。
【0004】上記ハ―フブリッジインバ―タによる交流
出力電圧の制御は次のようにして行われる。交流電圧基
準発生部24は、定電圧定周波の交流電圧基準V
を出力する。このV は通常、交流電源1の電
圧に同期して出力されるがここでは省略している。この
交流電圧基準V は、電圧制御器26によって電
圧検出器23を介して検出された交流出力電圧V
比較され電圧制御信号Vacを出力する。微分器25は
交流電圧基準V を微分してコンデンサ11に流
れる電流に対応する電流基準i を出力する。加
算器27はこの電流基準i と電流検出器12を
介して検出される負荷電流i と上記電圧制御信号V
acを加算して電流基準I を出力する。電流制
御器28は、この電流基準I と電流検出器10
を介して検出されるインバ―タの出力電流i を比較
して電流制御信号Iocを出力する。この電流制御信号
ocは、PWM制御部29によって三角波Vcar
と比較され、パルス幅変調されたPWM信号を出力し、
駆動部30を介してスイッチ素子8a,8bをオン、オ
フさせる。これによりインバ―タの出力電流i が負
荷電流i とコンデンサ11の電流基準i
和に一致するように制御されると共に出力電圧V
交流電圧基準V に一致するように制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置におい
て、電流検出器10としてホ―ルCTを用いた場合、電
流検出値に直流成分が含まれる場合がある。この場合、
インバ―タの出力電流iに直流成分が含まれ、負荷1
3の変圧器や電圧検出器23の変圧器に該直流成分を供
給して偏磁させ、波形歪を生じさせたり過熱させたりす
るという問題が生じる。
【0006】ホ―ルCTは、電流によって生じる鉄心の
磁束密度をホ―ル素子で検出して電流を検出するもので
あるが、磁束密度が零のときホ―ル素子から出力される
残存電圧が温度によって変化し、汎用のホ―ルCTでは
±25℃の温度変化で±1〜2%のドリフトが生じる。
温度補償を行った高価な電流検出器を用いれば問題はな
いが、その分装置が高価となり経済性が低下する。
【0007】本発明は、上記問題を解消しようとてなさ
れたもので、その目的とするところは、電流検出器の検
出出力に零点ドリフトが生じても交流出力が直流成分を
含まないように制御すると共に、制御の異常により交流
出力に直流成分が含まれたとき、それを確実に検出する
ことのできるPWMインバ―タを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】パルス幅変調により直流
電圧を交流電圧に変換し、電流検出器を介して交流電流
を出力するインバ―タと、交流電流基準と前記電流検出
器を介して検出される前記インバ―タの出力電流を比較
して前記交流電流を制御する電流制御手段を備え、交流
電流基準の極性が変化した時点後の一定期間だけ前記イ
ンバ―タの動作を停止させ、前記一定期間内に前記電流
検出器の検出出力をサンプルホ―ルドし、このサンプル
ホ―ルド値により前記検出出力の零点を補正する零調手
段を設ける。
【0009】
【作用】前記零調手段は、交流電流基準の極性が変化し
た時点後の一定期間だけ前記インバ―タの動作を停止さ
せて積極的に出力電流を零にしてこの一定期間内に前記
電流検出器の検出出力をサンプルホ―ルドし、このサン
プルホ―ルド値を前記検出出力から差し引くことにより
零点を補正する。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に示す。図1は
要部構成を示したもので、コンバ―タとその制御部、及
びインバ―タの制御の一部を省略しており、本発明に関
係する部分のみを示した図である。なお、従来のものと
重複する部分は同符号で示している。
【0011】32は極性判別器で、交流電流基準I
の極性を判別して正負に応じた極性判別信号POL
を出力する。33はタイミングパルス発生部で、極性判
別信号POLの変化時点後の一定期間だけインバ―タの
スイッチング動作を停止させるためのパルス信号S
off を出力すると共に、該一定期間の後方でサンプ
リングホ―ルドのためのパルス信号Sahを出力する。
34はサンプルホ―ルド部で、パルス信号Sahのタイ
ミングにより電流検出器10の検出出力i をサンプ
ルホ―ルドする。35は極性反転器で、サンプルホ―ル
ド値の極性を反転して出力する。36は加算器で、電流
検出器10の検出出力と極性反転されたサンプルホ―ル
ド値を加算して補正された電流検出信号iofを出力す
る。
【0012】37は直流成分検出部で、補正された電流
検出信号iofの交流成分を除去して直流成分のみを検
出する。38はレベル検出部で、上記直流成分が所定値
を越えるとき、異常信号を出力する。39は故障検出部
で、上記異常信号が検出されたとき、それを記憶表示す
ると共に、インバ―タの運転を停止させるための信号を
出力してアンド回路31に入力する。
【0013】上記構成における作用を図2を併用して説
明する。図2(a)は、リアクトル9を介してインバ―
タから出力される実電流iORとホ―ルCTを用いた電
流検出器10によって検出される検出出力i を示し
たもので、i に直流成分Iodが含まれた場合を示
している。Iodが含まれる原因は、電流検出器10の
温度ドリフトが主で、その他に鉄心の残留磁束や磁束を
検出するホ―ル素子の非対称性等がある。鉄心の磁束を
常に零に制御する磁束平衡方式とすれば直流成分を少な
くすることができるが、磁束零の点を検出するホ―ル素
子の温度ドリフト分は改良することができない。
【0014】図1の構成において、インバ―タの出力電
流iORは電流基準I に一致するように制御さ
れ、電流検出器10の検出出力i とほぼ一致する。
しかし、実際には、電流制御系の応答遅れ等により、図
2(b)に示すように、iはI より少し遅れ
位相となる。このような状態で運転が行われていると
き、極性判別器32の出力POLは、時点t とt
で変化し、この信号POLが変化する度にタイミング
パルス発生手段33は、i が零になるまでの遅れ時
間TD1を予測して時点t ,t から一定期間だ
け0のパルス信号Soff を出力し、アンド回路31
のゲ―トを閉じ、インバ―タのスイッチング動作を停止
させる。更に、遅れ時間TD2後に1のパルス信号S
ahを出力してサンプルホ―ルド部34に電流検出器1
0の検出出力i をサンプルホ―ルドさせる。このサ
ンプルホ―ルド値iohは極性反転されて加算器36で
に加算され、零点補正された検出出力が電流検出信
号iofとしてフイ―ドバックされる。
【0015】図3は、電流基準I が正から負に
変化する時点を詳細に示したタイムチャ―トである。電
流基準I が正から負に変化する時点t から
電流制御ル―プの遅れ時間TD1を考慮した時刻t
で信号Soff によりスイッチ素子8a,8bが共に
オフするので、リアクトル9に流れていた電流iOR
コンデンサ11と負荷13の並列回路、コンデンサ6、
スイッチ素子8bのダイオ―ド部の経路で流れ、リアク
トル9のインダクタンスをL、コンデンサ6に充電され
た直流電圧をVとするとdi/dt=−V/Lなる電流
変化率で急速に減衰する。このため電流iORが時刻t
で多少流れていても遅れ時間TD2後の時刻t
では完全に零となり、電流検出器10の検出出力i
はドリフト電圧Iodのみとなる。この値Iodを信号
ahでサンプルホ―ルドし極性反転してi に加算
することにより零点ドリフトIodが除去された高精度
の電流検出信号iofを得ることができる。
【0016】このようにして、補正された検出出力i
ofから零点ドリフトは除去されるが、制御の異常によ
り、電流基準I に直流成分が含まれ、実電流i
ORに直流成分が生じると、補正された検出出力iof
にも直流成分が生じる。そしてその直流成分が直流成分
検出部37で検出され、所定値以上になるとレベル検出
部38から異常信号が出力され、故障検出回路39を介
してアンド回路31のゲ―トを閉じPWM信号の入力を
禁止してインバ―タの運転を停止させる。これにより、
所定値以上の直流成分の流出を防止することができる。
【0017】本実施例によれば、電流検出器の検出出力
に零点ドリフトを生じてもその値が補償制御され、イン
バ―タの交流出力に直流成分を含まないようにすること
ができる。
【0018】本発明の第2の実施例を図4(a)に示
す。図4(a)は要部構成を示したもので、この実施例
では、極性判別器32は交流電圧基準V の正負
の極性判別信号VPOL を出力する。44は零電流検
出回路で、電流検出器10の検出出力i の値が零に
近い所定値以下の期間で信号ZERO を出力する。4
1はフリップフロップ回路で、信号ZEROでセットさ
れ、信号VPOL の変化時点でリセットされ、インバ
―タ出力周波数の半サイクルを周期とする信号P
出力する。42はデットタイム検出部で、駆動部30か
ら出力されるゲ―ト信号から、図3(b)に示すよう
に、スイッチ素子8aと8bの両方がオフ状態の期間を
デットタイム信号DETとして出力する。43はタイミ
ング同期部で、信号P のセット状態においてデット
タイム信号DETが入力された時、トリガ―信号T
を生成してタイミングパルス発生部33に入力する。タ
イミングパルス発生部33は、このトリガ―信号T
のタイミングに同期して一定期間だけインバ―タのスイ
ッチング動作を停止させる信号Soff を出力すると
共に、遅れ時間TD2経過後にサンプリングホ―ルドの
ための信号Sahを出力する。45は補正制限部で、サ
ンプルホ―ルド値−iohの大きさが一定値を越えると
き、越えた分を極性反転部35の入力側へフイ―ドバッ
クしてその出力−iohの大きさを制限すると共に異常
信号ABNを出力する。
【0019】上記構成における作用を図4(b)を併用
して説明する。本実施例では、電流制御系は有っても無
くてもよく、インバ―タは、電圧基準V に応じ
た交流電圧を出力し、遅れ位相の電流が流れて電流検出
器10により図示のようにな検出出力i が得られた
ものとする。
【0020】検出出力i が零に近い所定電流以下に
なると零電流検出回路44から信号ZERO が出力さ
れてフリップフロップ回路41がセットされその出力信
号P が1(HIGH)になる。
【0021】信号P が1になってからデットタイム
検出部42からデットタイム信号DETが出力される
と、タイミング同期部43からトリガ―信号T が出
力され、これによりタイミングパルス発生部33から信
号Soff が出力されアンド回路31のゲ―トが一定
期間閉じられる。これによりスイッチ素子8a,8bは
共に一定期間オフ状態のままとなり実電流iORを零に
減衰させる。タイミングパルス発生部33は遅れ時間T
D2後に信号Sahを出力し、サンプルホ―ルド回路3
4にiORが零のときの検出出力i をホ―ルドさせ
る。このホ―ルド値iohは極性反転部35を介して加
算器36でi に加算され零点の補正された検出出力
ofとして出力される。この場合、極性反転部35の
出力−iohの大きさが一定値を越えると補正制限部4
5から越えた分が出力されて極性反転部35の入力側に
加えられ、結果として極性反転部35の出力−ioh
一定値に制限される。また、このような制限動作が行わ
れるとき、補正制限部45から異常信号ABNが出力さ
れる。零点ドリフトは通常数%以下の範囲で動作するの
で、上記一定値は、例えば2%程度に設定され、これを
越えると異常として検出される。
【0022】デットタイムT は、IGBT素子で3
〜10μs程度、ボイポ―ラトランジスタで15〜50
μs程度、GTO素子で 200〜 300μs程度で
あり、タイミング信号Soff による停止期間はデッ
トタイムT より広い場合も狭い場合もある。S
off がT より狭い場合、T に同期させずに
行うとスイッチ素子のスイッチング回数が増加し損失が
増加するが、本実施例のようにT に同期させること
によりそれを防止することができる。
【0023】本発明の第3の実施例を図5に示す。図5
(a)は要部構成を示したもので、この実施例では4個
のスッチ素子8a〜8dで成るフルブリッジインバ―タ
を用いた場合を示している。この場合、スイッチ素子8
a,8bと8c,8dの組に対してそれぞれPWM制御
部29aと29bが設けられ駆動部30aと30bを介
してスイッチング制御される。 101は極性判別器
で、インバ―タの出力電流iORの流れる方向に応じて
信号IPOL を出力する。 102は素子選択部で、
信号IPOL に応じてスイッチ素子8aか8bのいず
れかを選択すると共に、信号Soff が入力されたと
き、選択したスイッチ素子をオンさせる信号PONを出
力する。 103は強制切換部で、通常は単なるバッフ
ァとしてPWM信号を伝達し、信号PONが入力された
とき、素子選択部 102で選択された素子のみを強制
的にオンにする信号を出力する。他は図1あるいは図4
(a)と同様の構成とする。
【0024】上記構成において、インバ―タの出力電流
ORが零に近い値になると、前述と同様にしてタイミ
ングパルス発生手段33から一定期間だけ信号Soff
が出力され、アンド回路31のゲ―トが閉じられスイ
ッチ素子8cと8dはオフ状態となる。これと同時に、
素子選択部 102は、この一定期間に極性判別器10
1から出力される信号IPOL により零に近いインバ
―タの出力電流iORの流れる方向が図5(b)のとき
はスイッチ素子8aを選択し、図5(c)のときはスイ
ッチ素子8bを選択し、そのスイッチ素子をオンにする
ための信号PONを出力し、この信号PONにより強制
切換部 103は該当スイッチ素子のみを強制的にオン
状態とする。これにより、リアクトル9を含む負荷側イ
ンダクタンスに残留する出力電流iORは、図5(b)
の場合、スイッチ素子8a(ダイオ―ド部)、直流電源
5、スイッチ素子8dのダイオ―ドの経路で流れ、ま
た、図5(c)の場合、スイッチ素子8cのダイオ―
ド、直流電源5、スイッチ素子8b(ダイオ―ド部)の
経路で流れ、iORは急速に零まで減衰する。なお、こ
の実施例の場合は、すべてのスイッチ素子をオフ状態と
しても同様の効果が得られるが、次に述べる実施例の理
解を容易にするものである。
【0025】本発明の第4の実施例を図6に示す。この
実施例は、6個のスイッチ素子で成る3相フルブリッジ
インバ―タを用いて直流電圧を3相の交流電圧に変換す
る場合の要部構成を示したものである。制御部200a
はスイッチ素子81a,82bで成るa相ブリッジを制
御するものである。制御部200bと200cはスイッ
チ素子81b,82bと81c,82cで成るb相とc
相のブリッジを制御するもので200aと同様なので内
部構成を省略している。13は3相負荷で誘導逆起電力
,E ,E を有する場合を示している。タ
イミングパルス発生部33は予め信号POLかZERO
のいずれか一方の信号を有効として動作させる。90
は電圧検出部で、3相負荷の誘導起電力E ,E
,Eを検出する。92は電圧レベル判定部で、誘導
起電力の値が所定電圧以上かを判定する。93は極性判
別器で、誘導起電力の正負を判別する。95はスイッチ
状態切換部で、他相の制御部200b,200cからの
信号Sb2,Sc1に応じてスイッチ素子81aか82
aのいずれかをオンにする信号を出力する。極性判別器
101はioaの正負を判別する。 102は素子選
択部で、電圧レベル判定部92で誘導起電力が所定電圧
以下と判定されたとき、極性判別器 101の出力信号
(電流の極性)に応じて他相のスイッチ素子の正側か負
側のいずれかを選択し、信号Soff に同期した一定
期間だけ信号Sa1,Sa2を出力する。また、電圧レ
ベル判別部92で誘導起電力が所定電圧以上と判定され
たとき、極性判別器93の出力信号(誘導起電力の極
性)に応じて前述と同様に信号Sa1,Sa2を出力す
る。強制切換部 103は、通常は単なるバッファとし
てPWM信号を伝達し、スイッチ状態切換部95から信
号が出力されたとき、スイッチ素子82aから82aの
いずれかを強制的にオンにする。
【0026】上記構成において、インバ―タの出力電流
,i ,i が図7(a)のように負荷13
に供給されている場合、各相の制御部200a,200
b,200cは電流が零に近い値になったとき、次のよ
うに作用する。a相の電流i が零に近い値になる時
点t において、タイミングパルス発生部33から信
号Soff が出力されアンド回路31のゲ―トを閉じ
てスイッチ素子81a,82aはオフとなる。また、時
点t において、3相負荷13の誘導起電力が所定値
以下であれば電圧レベル判定部92の出力信号により素
子選択部 102は極性判別器 101の出力信号によ
り他相のスイッチ素子のスイッチング状態を決定する信
号Sa1,Sa2を出力する。電流i の方向が、図
7(c)の場合、スイッチ素子81bと81cをオンに
し、図7(d)の場合、スイッチ素子82bと82cを
オンにする。上記信号Sa1,Sa2は他相の制御部2
00b,200cを介して該当スイッチ素子を強制的に
オンする。これにより時点t における他相の電流i
b1,ic1は殆んど減衰することなく電流iのみを
急速に零に減衰させることができる。また時点t
おいて、3相負荷13の誘導起電力が所定値以上であれ
ば、電圧レベル判定部92の出力により素子選択部 1
02は極性判別器93の出力信号により他相のスイッチ
素子のスイッチング状態を決定する信号Sa1,Sa2
を出力する。誘導起電力の極性が、図7(c)の場合、
スイッチ素子82bと82cをオンにし、図7(f)の
場合、スイッチ素子81bと81cをオンにする。上記
信号Sa1,Sa2は他相の制御部200b,200c
を介して該当スイッチ素子を強制的にオンにする。
【0027】図7(e)(f)の場合、b相とc相の出
力端は短絡状態となり内部リアクタンス降下を生じてそ
の合成電圧ベクトルは図7(b)に示すようにa相の誘
導起電力E より小さく、ほぼ逆相の電圧E とな
り、その合成電圧E −E は電流i を急速に
減衰させる方向に作用する。従って、誘導起電力が大き
くなっても他相の電流i ,i を殆ど減衰させる
ことなくa相の電流のみを急速に零まで減衰させること
ができる。
【0028】このようにして、電流i が零になった
後、タイミングパルス発生部33から信号Sahが出力
され電流検出器10aの検出出力ioaがサンプルホ―
ルドされ、前述と同様にして零点補正が行われる。b
相,c相の電流i ,iも零に近い値となったとき
同様に作用し、60°毎にいずれかの相の電流検出出力
の零点の補正動作が行われる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、パルス幅変調により直
流電圧を交流電圧に変換し、電流検出器を介して交流電
流を出力する場合に、電流検出器の出力に零点ドリフト
が生じてもその交流出力に直流成分を含まないように制
御することができ、汎用性を有し、高精度の制御を可能
としたPWMインバ―タを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部構成図
【図2】図1の実施例の作用を説明するためのタイムチ
ャ―ト
【図3】(a)図2のタイムチャ―トの部分詳細図、
(b)図4(b)のデッドタイム信号DETを説明する
ためのタイムチャ―ト
【図4】本発明の第2の実施例で、(a)はその要部構
成図、(b)はその作用を説明するためのタイムチャ―
【図5】本発明の第3の実施例で、(a)はその要部構
成図、(b)(c)はその作用を説明するための主回路
モ―ド図
【図6】本発明の第4の実施例の要部構成図
【図7】図6の実施例の作用を説明するための図で、
(a)はインバ―タの出力電流の波形図、(b)は誘導
起電力のベクトル図、(c)〜(f)は主回路モ―ド図
【図8】従来装置の要部構成図
【符号の説明】
1...交流電源 2,10,12...
電流検出器 3,9...リアクトル 4,8,81...ス
イッチ素子 5,6...コンデンサ(直流電圧) 7...バッテリ― 11...コンデンサ 13...負荷 14,17,23...電圧検出器 16...電圧
制御器 18...乗算器 19,28...電
流制御器 20...キャリア発生部 21,29...P
WM制御部 22,30...駆動部 24...電圧基
準発生部 25...微分器 26...電圧制御
部 27,36...加算器 31...アンド
回路 32,93, 101...極性判別器 33...タ
イミングパルス発生器 34...サンプルホ―ルド部 35...極性反転
器 37...直流成分検出部 38...レベル検
出器 39...故障検出部 41...フリップ
フロップ回路 42...デットタイム検出部 43...タイミン
グ同期部 44...零電流検出部 45...補正制限
部 92...電圧レベル判定部 95...スイッチ
状態切換部 102 ...素子選択部 103 ...強
制切換部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−141673(JP,A) 特開 平2−182384(JP,A) 特開 平4−372583(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス幅変調により直流電圧を交流電圧
    に変換し、電流検出器を介して交流電流を出力するイン
    バ―タと、交流電流基準と前記電流検出器を介して検出
    される前記インバ―タの出力電流を比較して前記交流電
    流を制御する電流制御手段を備え、交流電流基準の極性
    が変化した時点後の一定期間だけ前記インバ―タの動作
    を停止させ、前記一定期間内に前記電流検出器の検出出
    力をサンプルホ―ルドし、このサンプルホ―ルド値によ
    り前記検出出力の零点を補正する零調手段を設けたこと
    を特徴とするPWMインバ―タ。
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