JP3257894B2 - 車載用電子機器の収納装置 - Google Patents
車載用電子機器の収納装置Info
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- JP3257894B2 JP3257894B2 JP06022994A JP6022994A JP3257894B2 JP 3257894 B2 JP3257894 B2 JP 3257894B2 JP 06022994 A JP06022994 A JP 06022994A JP 6022994 A JP6022994 A JP 6022994A JP 3257894 B2 JP3257894 B2 JP 3257894B2
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- Japan
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- case
- electronic device
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- disc changer
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクチェンジャや
ナビゲーションシステム用のCD−ROM装置などがケ
ース内に収納された車載用電子機器の収納装置に係り、
特にケースの蓋を開放したときに、電子機器の操作部が
取り扱い容易な向きとなる車載用電子機器の収納装置に
関する。
ナビゲーションシステム用のCD−ROM装置などがケ
ース内に収納された車載用電子機器の収納装置に係り、
特にケースの蓋を開放したときに、電子機器の操作部が
取り扱い容易な向きとなる車載用電子機器の収納装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のディスクチェンジャの設
置例を示した斜視図である。図6に示す設置例では、デ
ィスクチェンジャ1の筐体2がブラケット3により、自
動車のトランクルームの床面に固定されている。筐体2
の前面には挿入口2bが形成され、またこの挿入口2b
を開閉する扉2aが設けられている。複数枚のディスク
が収納されたマガジンMは、扉2aが開いた状態にて前
記挿入口2bから筐体2内に挿入され、このマガジンM
は、筐体2内のディスク収納室4に格納される。筐体2
内には、前記ディスク収納室4と並ぶディスク駆動部5
が設けられ、マガジンMから引き出されたディスク(例
えばコンパクトディスク)は、このディスク駆動部5に
て再生駆動される。また車載用のディスクチェンジャで
は、内部機構であるディスク駆動部5が、筐体2内にて
弾性体により支持されており、車体振動がディスク駆動
部5内の光ヘッドの再生動作などに悪影響を与えないよ
うになっている。
置例を示した斜視図である。図6に示す設置例では、デ
ィスクチェンジャ1の筐体2がブラケット3により、自
動車のトランクルームの床面に固定されている。筐体2
の前面には挿入口2bが形成され、またこの挿入口2b
を開閉する扉2aが設けられている。複数枚のディスク
が収納されたマガジンMは、扉2aが開いた状態にて前
記挿入口2bから筐体2内に挿入され、このマガジンM
は、筐体2内のディスク収納室4に格納される。筐体2
内には、前記ディスク収納室4と並ぶディスク駆動部5
が設けられ、マガジンMから引き出されたディスク(例
えばコンパクトディスク)は、このディスク駆動部5に
て再生駆動される。また車載用のディスクチェンジャで
は、内部機構であるディスク駆動部5が、筐体2内にて
弾性体により支持されており、車体振動がディスク駆動
部5内の光ヘッドの再生動作などに悪影響を与えないよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにディスク
チェンジャを、自動車のトランクルーム内に設置した場
合には、マガジンMの装填や排出および交換の度に、車
内から出てトランクルームのドアを開けなくてはなら
ず、操作上の不便さがある。またトランクルーム内の床
面の一部をディスクチェンジャが占有してしまうため、
トランクルーム内の使用可能な空間を狭めることにもな
る。また筐体2の挿入口2bは、図6に示すように、床
面に沿う方向に向くため、マガジンMの挿入や排出は、
床面に沿う低い位置から行わなければならず、操作時の
体の姿勢を低くしなくてはならなくなって、操作性が悪
かった。マガジンの装填、排出および交換を自由に行え
るようにするためには、ディスクチェンジャを自動車の
車室内に設置することが好ましい。しかし、ディスクチ
ェンジャを車室内に露出させて設置すると、車室内にて
扉2aやマガジン排出操作部などに人の足や他の荷物な
どが直接当たることがあり、扉2aが破損したり、また
は不用意にマガジンMが挿入口2bから排出させられて
しまうなどの不都合が生じる。
チェンジャを、自動車のトランクルーム内に設置した場
合には、マガジンMの装填や排出および交換の度に、車
内から出てトランクルームのドアを開けなくてはなら
ず、操作上の不便さがある。またトランクルーム内の床
面の一部をディスクチェンジャが占有してしまうため、
トランクルーム内の使用可能な空間を狭めることにもな
る。また筐体2の挿入口2bは、図6に示すように、床
面に沿う方向に向くため、マガジンMの挿入や排出は、
床面に沿う低い位置から行わなければならず、操作時の
体の姿勢を低くしなくてはならなくなって、操作性が悪
かった。マガジンの装填、排出および交換を自由に行え
るようにするためには、ディスクチェンジャを自動車の
車室内に設置することが好ましい。しかし、ディスクチ
ェンジャを車室内に露出させて設置すると、車室内にて
扉2aやマガジン排出操作部などに人の足や他の荷物な
どが直接当たることがあり、扉2aが破損したり、また
は不用意にマガジンMが挿入口2bから排出させられて
しまうなどの不都合が生じる。
【0004】また、最近では運転席と助手席との間のア
ームレストの部分に、操作部を上向きにしてディスクチ
ェンジャを設置することも考えられている。しかし、こ
の場合には、アームレストの内部構造を変更しなくては
ならず、自動車の車体の設計を変えなくてはならない。
またアームレスト内に他の物を収納できなくなる。さら
に最近のコンパクトディスク用のディスクチェンジャ
は、マガジンにディスクを12枚など多数収納するもの
が現れてきており、よってディスクチェンジャの筐体も
大きなものとなっている。このような大型のディスクチ
ェンジャは、車種によりアームレストの寸法内に収まら
ない場合も生じる。
ームレストの部分に、操作部を上向きにしてディスクチ
ェンジャを設置することも考えられている。しかし、こ
の場合には、アームレストの内部構造を変更しなくては
ならず、自動車の車体の設計を変えなくてはならない。
またアームレスト内に他の物を収納できなくなる。さら
に最近のコンパクトディスク用のディスクチェンジャ
は、マガジンにディスクを12枚など多数収納するもの
が現れてきており、よってディスクチェンジャの筐体も
大きなものとなっている。このような大型のディスクチ
ェンジャは、車種によりアームレストの寸法内に収まら
ない場合も生じる。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、ディスクチェンジャなどの電子機器を、例えば車
室内にて露出することなく収納でき、しかも操作を行う
際には、操作部が取り扱いやすい位置に現れるようにし
た車載用電子機器の収納装置を提供することを目的とし
ている。
あり、ディスクチェンジャなどの電子機器を、例えば車
室内にて露出することなく収納でき、しかも操作を行う
際には、操作部が取り扱いやすい位置に現れるようにし
た車載用電子機器の収納装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上方に開口部
を有するとともに上下に回動して前記開口部を開閉する
蓋が設けられたケースと、このケース内に収納される操
作部を有した電子機器とから成る車載用電子機器の収納
装置において、前記ケース内には、前記電子機器を複数
箇所で案内する所定長のガイドが設けられ、前記電子機
器は、その全体が前記ガイドに沿って案内されて、ケー
スの収納空間内に収まる第1の姿勢から前記操作部が前
記開口部に傾斜して現れる第2の姿勢へ移動できるよう
に支持されており、 前記蓋が開放されたときに、電子機
器を前記第2の姿勢に向って付勢する付勢部材と、前記
蓋から前記ケース内に延びて、前記蓋が閉鎖されるとき
に、前記電子機器を前記ガイドに沿って前記第1の姿勢
へ引き込む引き込みアームと、が設けられていることを
特徴とするものである。
を有するとともに上下に回動して前記開口部を開閉する
蓋が設けられたケースと、このケース内に収納される操
作部を有した電子機器とから成る車載用電子機器の収納
装置において、前記ケース内には、前記電子機器を複数
箇所で案内する所定長のガイドが設けられ、前記電子機
器は、その全体が前記ガイドに沿って案内されて、ケー
スの収納空間内に収まる第1の姿勢から前記操作部が前
記開口部に傾斜して現れる第2の姿勢へ移動できるよう
に支持されており、 前記蓋が開放されたときに、電子機
器を前記第2の姿勢に向って付勢する付勢部材と、前記
蓋から前記ケース内に延びて、前記蓋が閉鎖されるとき
に、前記電子機器を前記ガイドに沿って前記第1の姿勢
へ引き込む引き込みアームと、が設けられていることを
特徴とするものである。
【0007】上記において、前記第2の姿勢で、前記電
子機器が、前記ケースの底面とほぼ平行となることが好
ましい。
子機器が、前記ケースの底面とほぼ平行となることが好
ましい。
【0008】また、電子機器を支持するブラケットが設
けられ、前記蓋が閉鎖されるときに、前記ブラケットの
ケース奥側の後部が、前記引き込みアームによって引き
込まれる構造が好ましい。
けられ、前記蓋が閉鎖されるときに、前記ブラケットの
ケース奥側の後部が、前記引き込みアームによって引き
込まれる構造が好ましい。
【0009】
【作用】上記手段では、ケースの蓋が閉じられていると
きには、ディスクチェンジャなどの電子機器は、蓋が閉
じられた状態のケース内に収まっている。またケースの
蓋が開かれたときに、内部の電子機器は、その操作部が
ケースの開口部に対し斜めに向く姿勢に移動することが
可能である。操作部がケースの開口部に対し斜めに向く
姿勢では、開口部の斜め前方の操作しやすい方向から取
り扱うことができ、またディスクチェンジャの場合に、
開口部の斜め前方からディスクカートリッジの排出や挿
入動作が可能になる。したがって、ケースはその内部に
電子機器を収納できる空間を有する小型のものでよく、
この場合であっても、蓋を開けたときには、電子機器の
操作部を操作しやすくなる。
きには、ディスクチェンジャなどの電子機器は、蓋が閉
じられた状態のケース内に収まっている。またケースの
蓋が開かれたときに、内部の電子機器は、その操作部が
ケースの開口部に対し斜めに向く姿勢に移動することが
可能である。操作部がケースの開口部に対し斜めに向く
姿勢では、開口部の斜め前方の操作しやすい方向から取
り扱うことができ、またディスクチェンジャの場合に、
開口部の斜め前方からディスクカートリッジの排出や挿
入動作が可能になる。したがって、ケースはその内部に
電子機器を収納できる空間を有する小型のものでよく、
この場合であっても、蓋を開けたときには、電子機器の
操作部を操作しやすくなる。
【0010】ケースを最小のものにできるため、例えば
ケースを自動車の助手席の床面に設置したとしても、助
手席における実際の居住空間を狭めることはない。また
ケースの上面を助手席のフットレストとして使用するこ
とも可能である。また電子機器はケース内に収納される
ため、足や他の荷物などが電子機器に直接当たることが
なく、電子機器の筐体などを損傷させることがなく、ま
たディスクチェンジャの場合に誤ってマガジン排出操作
部を押して、不用意にマガジンが飛び出すようなことも
ない。
ケースを自動車の助手席の床面に設置したとしても、助
手席における実際の居住空間を狭めることはない。また
ケースの上面を助手席のフットレストとして使用するこ
とも可能である。また電子機器はケース内に収納される
ため、足や他の荷物などが電子機器に直接当たることが
なく、電子機器の筐体などを損傷させることがなく、ま
たディスクチェンジャの場合に誤ってマガジン排出操作
部を押して、不用意にマガジンが飛び出すようなことも
ない。
【0011】また、電子機器を第2の位置へ移動するよ
うに付勢しておくことにより、蓋を開ければ自動的に電
子機器の操作部が開口部に斜めに向くようになる。また
蓋を閉じるときに、電子機器を第1の姿勢に引き込むよ
うにすれば、蓋の閉じ操作だけで、操作終了後の電子機
器をケース内に自動的に戻せるようになる。よって蓋の
開け閉め以外の動作は不要である。
うに付勢しておくことにより、蓋を開ければ自動的に電
子機器の操作部が開口部に斜めに向くようになる。また
蓋を閉じるときに、電子機器を第1の姿勢に引き込むよ
うにすれば、蓋の閉じ操作だけで、操作終了後の電子機
器をケース内に自動的に戻せるようになる。よって蓋の
開け閉め以外の動作は不要である。
【0012】さらに、電子機器を弾性体を介して支持す
るブラケットを設け、このブラケットが、前記第1の姿
勢と第2の姿勢との間を移動できるように支持される構
造とすれば、自動車の車体振動が電子機器の内部構造に
悪影響を及ぼすのを防止するための弾性体を、電子機器
の筐体内に設ける必要がなくなり、電子機器の内部構造
を簡単にして低コストにて製造できるようになる。また
電子機器とブラケットとの間に設けられる弾性体は、電
子機器の内部に設けた場合の弾性体に比べ、外形寸法を
自由に選択できるものとなり、また弾性体の配置位置な
どの自由度も高くなる。したがって、電子機器を振動か
ら守るのに充分な機能を有する弾性体を自由に選択して
使用することができ、電子機器の耐振動性能を高めるこ
とができる。
るブラケットを設け、このブラケットが、前記第1の姿
勢と第2の姿勢との間を移動できるように支持される構
造とすれば、自動車の車体振動が電子機器の内部構造に
悪影響を及ぼすのを防止するための弾性体を、電子機器
の筐体内に設ける必要がなくなり、電子機器の内部構造
を簡単にして低コストにて製造できるようになる。また
電子機器とブラケットとの間に設けられる弾性体は、電
子機器の内部に設けた場合の弾性体に比べ、外形寸法を
自由に選択できるものとなり、また弾性体の配置位置な
どの自由度も高くなる。したがって、電子機器を振動か
ら守るのに充分な機能を有する弾性体を自由に選択して
使用することができ、電子機器の耐振動性能を高めるこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、車載用電子機器の一例としてコンパクト
ディスクを使用するディスクチェンジャを収納する収納
装置を示す斜視図、図2は収納装置のケースの蓋が閉じ
た状態を示す側面断面図、図3は蓋が開いた状態を示す
側面断面図である。符号11はケースであり、プラスチ
ック材料などにより形成されている。ケース11は、開
口部12aを有し内部にディスクチェンジャ31を収納
するケース本体12と、回動軸を有するヒンジ13aに
よりこのケース本体12に対して回動自在に取り付けら
れ、開口部12aを開閉する蓋13とから構成されてい
る。蓋13の先端には、掛止フック22が軸22bによ
り回動自在に支持され、ケース本体12の前面には、係
合部23が設けられている。図2に示すように、蓋13
が閉じられたときには、掛止フック22の突条部22a
と係合部23の溝部23aとが強嵌合して、蓋13がケ
ース本体12に対し、閉鎖位置にて強固に固定されるよ
うになっている。
する。図1は、車載用電子機器の一例としてコンパクト
ディスクを使用するディスクチェンジャを収納する収納
装置を示す斜視図、図2は収納装置のケースの蓋が閉じ
た状態を示す側面断面図、図3は蓋が開いた状態を示す
側面断面図である。符号11はケースであり、プラスチ
ック材料などにより形成されている。ケース11は、開
口部12aを有し内部にディスクチェンジャ31を収納
するケース本体12と、回動軸を有するヒンジ13aに
よりこのケース本体12に対して回動自在に取り付けら
れ、開口部12aを開閉する蓋13とから構成されてい
る。蓋13の先端には、掛止フック22が軸22bによ
り回動自在に支持され、ケース本体12の前面には、係
合部23が設けられている。図2に示すように、蓋13
が閉じられたときには、掛止フック22の突条部22a
と係合部23の溝部23aとが強嵌合して、蓋13がケ
ース本体12に対し、閉鎖位置にて強固に固定されるよ
うになっている。
【0014】前記ケース本体12の内部底面には、所定
の間隔にて固定された2個の支持部材14,14が設け
られている。支持部材14,14は、プラスチック材料
あるいは好ましくは板金材料によりL字状に屈曲形成さ
れたものであり、その下端の固定部14a,14aが、
ケース本体12の底面にねじ締めなどの固定手段により
固定されている。支持部材14,14の起立部14b,
14bには、それぞれ2箇所ずつガイド部としてのガイ
ド穴14c,14dが形成されている。ケース前方に位
置するガイド穴14cは、後端部がケース本体12の底
面に対して緩やかに傾斜する緩勾配部(イ)で、ケース
前方部分が、ケース本体12の開口部12aの方向へ向
けて斜めに急に傾斜して立ち上がる急勾配部(ロ)とな
っており、ガイド穴14cはくの字形状の長穴である。
ケース後方に位置するガイド穴14dは、前記緩勾配部
(イ)とほぼ同じ角度にて傾斜する直線穴である。図中
符号15は、ディスクチェンジャ31が取り付けられる
移動ブラケットである。この移動ブラケット15は、左
右両側片15a,15aと、後側片15bとが屈曲され
たものであり、左右両側片15a,15aおよび後側片
15bは図2の状態にて、ケース本体12の底面からほ
ぼ垂直に立ち上がっている。移動ブラケット15は、プ
ラスチック材料または好ましくは板金材料により形成さ
れている。
の間隔にて固定された2個の支持部材14,14が設け
られている。支持部材14,14は、プラスチック材料
あるいは好ましくは板金材料によりL字状に屈曲形成さ
れたものであり、その下端の固定部14a,14aが、
ケース本体12の底面にねじ締めなどの固定手段により
固定されている。支持部材14,14の起立部14b,
14bには、それぞれ2箇所ずつガイド部としてのガイ
ド穴14c,14dが形成されている。ケース前方に位
置するガイド穴14cは、後端部がケース本体12の底
面に対して緩やかに傾斜する緩勾配部(イ)で、ケース
前方部分が、ケース本体12の開口部12aの方向へ向
けて斜めに急に傾斜して立ち上がる急勾配部(ロ)とな
っており、ガイド穴14cはくの字形状の長穴である。
ケース後方に位置するガイド穴14dは、前記緩勾配部
(イ)とほぼ同じ角度にて傾斜する直線穴である。図中
符号15は、ディスクチェンジャ31が取り付けられる
移動ブラケットである。この移動ブラケット15は、左
右両側片15a,15aと、後側片15bとが屈曲され
たものであり、左右両側片15a,15aおよび後側片
15bは図2の状態にて、ケース本体12の底面からほ
ぼ垂直に立ち上がっている。移動ブラケット15は、プ
ラスチック材料または好ましくは板金材料により形成さ
れている。
【0015】移動ブラケット15の左右両側片15a,
15aのそれぞれの外面には、ガイドピン18aとガイ
ドピン18bが突出して固定されている。一方のガイド
ピン18aは前記支持部材14のガイド穴14cに摺動
自在に挿入され、他方のガイドピン18bはガイド穴1
4dに摺動自在に挿入されている。各ガイドピン18a
と18bには、側片15aの外側にて抜け止めリング1
9,19…が嵌着されている。移動ブラケット15の左
右両側片15a,15aの内面には、弾性体としてのオ
イルあるいはエアが封入されたダンパ16,16…が取
付けられ、また、前記両側片15a,15aの上部に
は、同じく弾性体としてのコイルスプリング17,17
の上端部が掛止されている。
15aのそれぞれの外面には、ガイドピン18aとガイ
ドピン18bが突出して固定されている。一方のガイド
ピン18aは前記支持部材14のガイド穴14cに摺動
自在に挿入され、他方のガイドピン18bはガイド穴1
4dに摺動自在に挿入されている。各ガイドピン18a
と18bには、側片15aの外側にて抜け止めリング1
9,19…が嵌着されている。移動ブラケット15の左
右両側片15a,15aの内面には、弾性体としてのオ
イルあるいはエアが封入されたダンパ16,16…が取
付けられ、また、前記両側片15a,15aの上部に
は、同じく弾性体としてのコイルスプリング17,17
の上端部が掛止されている。
【0016】電子機器の一例であるディスクチェンジャ
31は、上記移動ブラケット15に取り付けられてい
る。そしてディスクチェンジャ31は、移動ブラケット
15を介して前記支持部材14,14に支持されている
ことになる。ディスクチェンジャ31の筐体32は、プ
ラスチック材料などのような化粧可能な材料により形成
されている。筐体32の両側面32a,32aには、そ
れぞれ軸33,33(図2参照)が固定されている。前
記ダンパ16は、オイルまたはエアが封入された袋体部
分が、前記移動ブラケット15の側片15aの内面に固
定されている。そして前記軸33が、ダンパ16の袋体
部分の内部に嵌装されている。その結果、ディスクチェ
ンジャ31は、移動ブラケット15に対し、弾性体であ
るダンパ16により移動自在に弾性支持されていること
になる。またディスクチェンジャ31の筐体32の両側
面32a,32aの下端には、フック32bが一体に形
成されており、弾性体としての前記コイルスプリング1
7の下端部が、このフック32bに形成されている。
31は、上記移動ブラケット15に取り付けられてい
る。そしてディスクチェンジャ31は、移動ブラケット
15を介して前記支持部材14,14に支持されている
ことになる。ディスクチェンジャ31の筐体32は、プ
ラスチック材料などのような化粧可能な材料により形成
されている。筐体32の両側面32a,32aには、そ
れぞれ軸33,33(図2参照)が固定されている。前
記ダンパ16は、オイルまたはエアが封入された袋体部
分が、前記移動ブラケット15の側片15aの内面に固
定されている。そして前記軸33が、ダンパ16の袋体
部分の内部に嵌装されている。その結果、ディスクチェ
ンジャ31は、移動ブラケット15に対し、弾性体であ
るダンパ16により移動自在に弾性支持されていること
になる。またディスクチェンジャ31の筐体32の両側
面32a,32aの下端には、フック32bが一体に形
成されており、弾性体としての前記コイルスプリング1
7の下端部が、このフック32bに形成されている。
【0017】すなわち、ディスクチェンジャ31は、ダ
ンパ16およびコイルスプリング17による弾性体を介
して、移動ブラケット15に支持されていることにな
る。この弾性体のうち、コイルスプリング17は、ディ
スクチェンジャ31を弾性吊り下げしているものであ
り、またダンパ16は、車体振動がケース本体12およ
び支持部材14を介してディスクチェンジャ31に直接
作用するのを防止している。なお、ダンパは、さらにデ
ィスクチェンジャ31の筐体32の底面と、移動ブラケ
ット14の底板との間などに介装することも考えられ
る。また、複数のダンパを効率良く配置することによ
り、例えばコイルスプリング17を使用せず、ダンパの
みで弾性体を構成してもよい。
ンパ16およびコイルスプリング17による弾性体を介
して、移動ブラケット15に支持されていることにな
る。この弾性体のうち、コイルスプリング17は、ディ
スクチェンジャ31を弾性吊り下げしているものであ
り、またダンパ16は、車体振動がケース本体12およ
び支持部材14を介してディスクチェンジャ31に直接
作用するのを防止している。なお、ダンパは、さらにデ
ィスクチェンジャ31の筐体32の底面と、移動ブラケ
ット14の底板との間などに介装することも考えられ
る。また、複数のダンパを効率良く配置することによ
り、例えばコイルスプリング17を使用せず、ダンパの
みで弾性体を構成してもよい。
【0018】ディスクチェンジャ31の筐体32の内部
には、さらに機構シャーシが設けられ、この機構シャー
シの内部に、コンパクトディスクなどが複数枚収納され
たマガジンMが装填されるディスク収納室と、マガジン
Mから引き出されまたは取り出されたディスクが装填さ
れて再生動作を行うディスク駆動部が設けられている。
ディスク収納室は図6にて符号4で示したのと同じであ
り、ディスク駆動部は図6にて符号5で示したのと同じ
位置に収納されている。ディスク駆動部には、マガジン
M内からディスクを引き出し、またディスクをマガジン
M内に戻す移送機構、ディスクを回転駆動するターンテ
ーブルおよびこれを回転させるスピンドルモータ、さら
にはディスクの再生情報を読み取る光ヘッドなどが内蔵
されている。一般のディスクチェンジャでは、前記機構
シャーシに対しディスク駆動部がダンパやコイルスプリ
ングなどの弾性体により弾性支持されて、外部振動がデ
ィスク駆動部内の光ヘッドなどに直接及ぶのが防止され
ている。しかし、図1などに示す実施例では、ディスク
チャンジャ31の筐体32が移動ブラケット15に対
し、ダンパ16およびコイルスプリング17の弾性体に
より弾性支持されているため、筐体32内の機構シャー
シ内部などにディスク駆動部を支持するための弾性体を
設ける必要はない。
には、さらに機構シャーシが設けられ、この機構シャー
シの内部に、コンパクトディスクなどが複数枚収納され
たマガジンMが装填されるディスク収納室と、マガジン
Mから引き出されまたは取り出されたディスクが装填さ
れて再生動作を行うディスク駆動部が設けられている。
ディスク収納室は図6にて符号4で示したのと同じであ
り、ディスク駆動部は図6にて符号5で示したのと同じ
位置に収納されている。ディスク駆動部には、マガジン
M内からディスクを引き出し、またディスクをマガジン
M内に戻す移送機構、ディスクを回転駆動するターンテ
ーブルおよびこれを回転させるスピンドルモータ、さら
にはディスクの再生情報を読み取る光ヘッドなどが内蔵
されている。一般のディスクチェンジャでは、前記機構
シャーシに対しディスク駆動部がダンパやコイルスプリ
ングなどの弾性体により弾性支持されて、外部振動がデ
ィスク駆動部内の光ヘッドなどに直接及ぶのが防止され
ている。しかし、図1などに示す実施例では、ディスク
チャンジャ31の筐体32が移動ブラケット15に対
し、ダンパ16およびコイルスプリング17の弾性体に
より弾性支持されているため、筐体32内の機構シャー
シ内部などにディスク駆動部を支持するための弾性体を
設ける必要はない。
【0019】すなわち、ケース本体12と支持部材14
に伝わる車体振動は、支持部材14と移動ブラケット1
5との間にて、弾性的に遮断されるため、ディスクチェ
ンジャ31の筐体32の内部にあえてダンパやコイルス
プリングなどの弾性体を設ける必要はない。よってディ
スクチェンジャ31の筐体32内の機構シャーシと、デ
ィスク駆動部との間にダンパなどを介装するスペースが
不要になり、筐体32内部の構造を簡単にでき、また筐
体32を小型に構成できる。また、移動ブラケット15
と、ディスクチェンジャ31の筐体32との間にて、ダ
ンパ16やコイルスプリング17を配置するためのスペ
ースが十分に確保できる。よってダンパ16は大きいも
のなどを自由に使用でき、またダンパやコイルスプリン
グの配置位置を比較的自由に選べる。よって、ディスク
チャンジャ31の筐体32の内部にダンパなどの弾性体
を設ける場合に比べ、本実施例では、ダンパの機能の選
択、さらにはダンパ16やコイルスプリング17の配置
位置の選択が自由であり、効果的な防振機能を発揮でき
るようになる。
に伝わる車体振動は、支持部材14と移動ブラケット1
5との間にて、弾性的に遮断されるため、ディスクチェ
ンジャ31の筐体32の内部にあえてダンパやコイルス
プリングなどの弾性体を設ける必要はない。よってディ
スクチェンジャ31の筐体32内の機構シャーシと、デ
ィスク駆動部との間にダンパなどを介装するスペースが
不要になり、筐体32内部の構造を簡単にでき、また筐
体32を小型に構成できる。また、移動ブラケット15
と、ディスクチェンジャ31の筐体32との間にて、ダ
ンパ16やコイルスプリング17を配置するためのスペ
ースが十分に確保できる。よってダンパ16は大きいも
のなどを自由に使用でき、またダンパやコイルスプリン
グの配置位置を比較的自由に選べる。よって、ディスク
チャンジャ31の筐体32の内部にダンパなどの弾性体
を設ける場合に比べ、本実施例では、ダンパの機能の選
択、さらにはダンパ16やコイルスプリング17の配置
位置の選択が自由であり、効果的な防振機能を発揮でき
るようになる。
【0020】図1に示すように、ディスクチェンジャ3
1の筐体32の前面は、操作部31cとなっている。こ
の操作部には、マガジンMの挿入口31bが開口してい
る。図1では省略しているが、筐体32には、この挿入
口31bを開閉する扉が設けられている。扉を開いた状
態で、マガジンMは挿入口31bから筐体32内のディ
スク収納室に装填される。ディスクチェンジャの場合に
は、操作部31cに配置される操作部材は少なく、例え
ば排出操作釦31aなどである。この排出操作釦31a
は、前記ディスク収納室に装填されたマガジンMを挿入
口31bから排出させるためのものである。前記移動ブ
ラケット15の左右両側片15a,15aの下部には、
掛止ピン15c,15cが固定され、ケース本体12の
底面内部には一対の掛止ピン12b,12bが固定され
ている。掛止ピン15cと掛止ピン12bとの間には、
付勢部材またはばね部材として引っ張りコイルスプリン
グ20が掛けられている。この引っ張りコイルスプリン
グ20の弾性付勢力により、移動ブラケット15および
これに取り付けられているディスクチェンジャ31は、
図3に示す第2の姿勢方向へ常に付勢されている。な
お、移動ブラケット15とディスクチェンジャ31を付
勢する付勢部材またはばね部材は、引っ張りコイルスプ
リング20に限られず、例えばトーションスプリングな
どであってもよい。
1の筐体32の前面は、操作部31cとなっている。こ
の操作部には、マガジンMの挿入口31bが開口してい
る。図1では省略しているが、筐体32には、この挿入
口31bを開閉する扉が設けられている。扉を開いた状
態で、マガジンMは挿入口31bから筐体32内のディ
スク収納室に装填される。ディスクチェンジャの場合に
は、操作部31cに配置される操作部材は少なく、例え
ば排出操作釦31aなどである。この排出操作釦31a
は、前記ディスク収納室に装填されたマガジンMを挿入
口31bから排出させるためのものである。前記移動ブ
ラケット15の左右両側片15a,15aの下部には、
掛止ピン15c,15cが固定され、ケース本体12の
底面内部には一対の掛止ピン12b,12bが固定され
ている。掛止ピン15cと掛止ピン12bとの間には、
付勢部材またはばね部材として引っ張りコイルスプリン
グ20が掛けられている。この引っ張りコイルスプリン
グ20の弾性付勢力により、移動ブラケット15および
これに取り付けられているディスクチェンジャ31は、
図3に示す第2の姿勢方向へ常に付勢されている。な
お、移動ブラケット15とディスクチェンジャ31を付
勢する付勢部材またはばね部材は、引っ張りコイルスプ
リング20に限られず、例えばトーションスプリングな
どであってもよい。
【0021】また移動ブラケット15およびディスクチ
ェンジャ31は、図2に示す第1の姿勢から図3に示す
第2の姿勢に移動する際、引っ張りコイルスプリング2
0により強い弾性力で引かれて移動する。よって図3の
第2の姿勢に移動したときに激しい衝撃音が発生し、ま
たディスクチェンジャ31の内部機構に衝撃を与えるお
それがある。そのため、移動ブラケット15が引っ張り
コイルスプリング20に引かれて図3の第2の姿勢に移
動する際に、上記衝撃を緩和するためのショックアブソ
ーバやダンパを設けることが好ましい。また、蓋13の
後部内面には、1個または2個の引き込みアーム21が
固定されている。引き込みアーム21の図示下端には押
圧ローラ21aが転動自在に取付けられている。そして
この押圧ローラ21aは、移動ブラケット15の後側片
15bの内面に当たるようになっている。この実施例で
は、引き込みアーム21と押圧ローラ21aおよび、移
動ブラケット15の後側片15bとで、移動ブラケット
15およびディスクチェンジャ31を、図3の第2の姿
勢から図2の第1の姿勢位置へ引き込むための引き込み
手段が構成されている。また、前記引っ張りコイルスプ
リング20は、移動ブラケット15とディスクチェンジ
ャ31を第1の姿勢から第2の姿勢へ駆動するための駆
動手段である。さらに引っ張りコイルスプリング20に
よる駆動手段と前記引き込み手段の双方により、移動ブ
ラケット15とディスクチェンジャ31を第1の姿勢と
第2の姿勢との間を相互に移動させる進退駆動手段また
は移動駆動手段が構成されている。
ェンジャ31は、図2に示す第1の姿勢から図3に示す
第2の姿勢に移動する際、引っ張りコイルスプリング2
0により強い弾性力で引かれて移動する。よって図3の
第2の姿勢に移動したときに激しい衝撃音が発生し、ま
たディスクチェンジャ31の内部機構に衝撃を与えるお
それがある。そのため、移動ブラケット15が引っ張り
コイルスプリング20に引かれて図3の第2の姿勢に移
動する際に、上記衝撃を緩和するためのショックアブソ
ーバやダンパを設けることが好ましい。また、蓋13の
後部内面には、1個または2個の引き込みアーム21が
固定されている。引き込みアーム21の図示下端には押
圧ローラ21aが転動自在に取付けられている。そして
この押圧ローラ21aは、移動ブラケット15の後側片
15bの内面に当たるようになっている。この実施例で
は、引き込みアーム21と押圧ローラ21aおよび、移
動ブラケット15の後側片15bとで、移動ブラケット
15およびディスクチェンジャ31を、図3の第2の姿
勢から図2の第1の姿勢位置へ引き込むための引き込み
手段が構成されている。また、前記引っ張りコイルスプ
リング20は、移動ブラケット15とディスクチェンジ
ャ31を第1の姿勢から第2の姿勢へ駆動するための駆
動手段である。さらに引っ張りコイルスプリング20に
よる駆動手段と前記引き込み手段の双方により、移動ブ
ラケット15とディスクチェンジャ31を第1の姿勢と
第2の姿勢との間を相互に移動させる進退駆動手段また
は移動駆動手段が構成されている。
【0022】次に、上記構成の収納装置の動作について
説明する。図2では、ケース11のケース本体12の開
口部12aが、蓋13により閉鎖されている。移動ブラ
ケット15は、引っ張りコイルスプリング20によりA
方向へ引っ張り付勢されているが、図2に示すように蓋
13が閉じられた状態では、蓋13に設けられた引き込
みアーム21の先端の押圧ローラ21aに押されて、移
動ブラケット15の後側片15bがB方向へ引き込まれ
る。移動ブラケット15がB方向へ引き込まれた状態で
は、移動ブラケット15に設けられたガイドピン18a
が、支持部材14のガイド穴14cの緩勾配部(イ)の
後端(B方向端部)付近に移動している。また移動ブラ
ケット15に設けられたガイドピン18bは、支持部材
14のガイド穴14dの後端付近に移動している。その
結果、第1の姿勢にある移動ブラケット15とディスク
チェンジャ31の筐体32は、ケース本体12の底面1
2cとほぼ平行となる。よって、蓋13が閉じられた状
態のケース11内に移動ブラケット15とディスクチェ
ンジャ31が最も収納効率の良い姿勢に収まることにな
る。
説明する。図2では、ケース11のケース本体12の開
口部12aが、蓋13により閉鎖されている。移動ブラ
ケット15は、引っ張りコイルスプリング20によりA
方向へ引っ張り付勢されているが、図2に示すように蓋
13が閉じられた状態では、蓋13に設けられた引き込
みアーム21の先端の押圧ローラ21aに押されて、移
動ブラケット15の後側片15bがB方向へ引き込まれ
る。移動ブラケット15がB方向へ引き込まれた状態で
は、移動ブラケット15に設けられたガイドピン18a
が、支持部材14のガイド穴14cの緩勾配部(イ)の
後端(B方向端部)付近に移動している。また移動ブラ
ケット15に設けられたガイドピン18bは、支持部材
14のガイド穴14dの後端付近に移動している。その
結果、第1の姿勢にある移動ブラケット15とディスク
チェンジャ31の筐体32は、ケース本体12の底面1
2cとほぼ平行となる。よって、蓋13が閉じられた状
態のケース11内に移動ブラケット15とディスクチェ
ンジャ31が最も収納効率の良い姿勢に収まることにな
る。
【0023】また、図2の第1の姿勢において、ケース
本体12の底面12cと移動ブラケット15の底板15
dとの間隔h1を最小寸法にできる。すなわち、移動ブ
ラケット15が収納されるときの終段の動作では、ガイ
ド穴14cの緩傾斜部(イ)とガイド穴14dの緩傾斜
とにガイドされて、移動ブラケット15が下降するが、
このとき移動ブラケット15の底板15dは、ケース本
体12の底面12cとほぼ平行のままの移動となる。し
たがって前記間隔h1を小さくしても移動ブラケット1
5の収納動作には影響がない。よって、上記間隔h1は
図2に図示している寸法よりもさらに縮めることがで
き、ケース11の上下内寸法を小さくできる。あるいは
間隔h1を縮めることにより、限られたケース11の内
容積に対し大きな寸法のディスクチェンジャを収納する
ことが可能になり、ケース11の内部スペースを有効利
用できるようになる。
本体12の底面12cと移動ブラケット15の底板15
dとの間隔h1を最小寸法にできる。すなわち、移動ブ
ラケット15が収納されるときの終段の動作では、ガイ
ド穴14cの緩傾斜部(イ)とガイド穴14dの緩傾斜
とにガイドされて、移動ブラケット15が下降するが、
このとき移動ブラケット15の底板15dは、ケース本
体12の底面12cとほぼ平行のままの移動となる。し
たがって前記間隔h1を小さくしても移動ブラケット1
5の収納動作には影響がない。よって、上記間隔h1は
図2に図示している寸法よりもさらに縮めることがで
き、ケース11の上下内寸法を小さくできる。あるいは
間隔h1を縮めることにより、限られたケース11の内
容積に対し大きな寸法のディスクチェンジャを収納する
ことが可能になり、ケース11の内部スペースを有効利
用できるようになる。
【0024】なお、図2に示す実施例では、ディスクチ
ェンジャ31の筐体32上面と蓋13の内面との間に間
隔h2が設けられ、ディスクチェンジャ31の筐体32
の底面と移動ブラケット15の底板15dとの間に間隔
h3が設けられている。前述のように、ディスクチェン
ジャ31の筐体32は、移動ブラケット15に対し、ダ
ンパ16とコイルスプリング17により弾性支持されて
いるため、車体振動が作用すると、移動ブラケット15
に対し、ディスクチェンジャ31の筐体32が相対的に
動くことになる。前記空間h2とh3は、このディスク
チェンジャ31の筐体32の相対運動の際に、移動余裕
空間として設けられているものである。ただし、図2の
収納状態では、移動ブラケット15とディスクチェンジ
ャ31とがケース11内にてほぼ平行な姿勢となるた
め、ディスクチェンジャ31の筐体32の上面と蓋13
の内面との間隔h2を相対運動に必要な距離だけ設けた
としても、ケース11全体の高さ寸法は、さほど大きく
なることがなく、この点においても最小のケース11内
にディスクチェンジャ31をスペース効率良く収納でき
ることになる。
ェンジャ31の筐体32上面と蓋13の内面との間に間
隔h2が設けられ、ディスクチェンジャ31の筐体32
の底面と移動ブラケット15の底板15dとの間に間隔
h3が設けられている。前述のように、ディスクチェン
ジャ31の筐体32は、移動ブラケット15に対し、ダ
ンパ16とコイルスプリング17により弾性支持されて
いるため、車体振動が作用すると、移動ブラケット15
に対し、ディスクチェンジャ31の筐体32が相対的に
動くことになる。前記空間h2とh3は、このディスク
チェンジャ31の筐体32の相対運動の際に、移動余裕
空間として設けられているものである。ただし、図2の
収納状態では、移動ブラケット15とディスクチェンジ
ャ31とがケース11内にてほぼ平行な姿勢となるた
め、ディスクチェンジャ31の筐体32の上面と蓋13
の内面との間隔h2を相対運動に必要な距離だけ設けた
としても、ケース11全体の高さ寸法は、さほど大きく
なることがなく、この点においても最小のケース11内
にディスクチェンジャ31をスペース効率良く収納でき
ることになる。
【0025】なお、図2に示す状態では、引っ張りコイ
ルスプリング20により移動ブラケット15がA方向へ
引っ張られており、この引っ張り力が押圧ローラ21a
に作用している。この力により、蓋13は開き方向へ付
勢されていることになる。ただし、蓋13に設けられた
掛止フック22の突条部22aと、ケース本体12に設
けられた係合部23の溝部23aとが強嵌合されている
ため、引っ張りコイルスプリング20の引っ張り力によ
り、誤って蓋が開いてしまうことがない。なお、この蓋
13の開きを防止するために、ケース本体12と蓋13
との間に、完全に凹凸嵌合するロック機構と、このロッ
ク機構によるロックを解除するロック解除手段を設ける
ことも可能である。
ルスプリング20により移動ブラケット15がA方向へ
引っ張られており、この引っ張り力が押圧ローラ21a
に作用している。この力により、蓋13は開き方向へ付
勢されていることになる。ただし、蓋13に設けられた
掛止フック22の突条部22aと、ケース本体12に設
けられた係合部23の溝部23aとが強嵌合されている
ため、引っ張りコイルスプリング20の引っ張り力によ
り、誤って蓋が開いてしまうことがない。なお、この蓋
13の開きを防止するために、ケース本体12と蓋13
との間に、完全に凹凸嵌合するロック機構と、このロッ
ク機構によるロックを解除するロック解除手段を設ける
ことも可能である。
【0026】次に、上記掛止フック22と係合部23と
の係合を解除すると、蓋13が開くことが可能になる。
このとき、移動ブラケット20は引っ張りコイルスプリ
ング20によりA方向へ付勢されているため、この付勢
力が後側片15bから押圧ローラ21aに与えられ、蓋
13は図3に示す姿勢に自然に開く。移動ブラケット1
5は引っ張りコイルスプリング20によりA方向へ引か
れ、図3に示すように、移動ブラケット15に設けられ
たガイドピン18aが支持部材14のガイド穴14cの
急勾配部(ロ)のA方向先端に移動する。また移動ブラ
ケット15に設けられたガイドピン18bは支持部材1
4のガイド穴14dのA方向先端に移動する。
の係合を解除すると、蓋13が開くことが可能になる。
このとき、移動ブラケット20は引っ張りコイルスプリ
ング20によりA方向へ付勢されているため、この付勢
力が後側片15bから押圧ローラ21aに与えられ、蓋
13は図3に示す姿勢に自然に開く。移動ブラケット1
5は引っ張りコイルスプリング20によりA方向へ引か
れ、図3に示すように、移動ブラケット15に設けられ
たガイドピン18aが支持部材14のガイド穴14cの
急勾配部(ロ)のA方向先端に移動する。また移動ブラ
ケット15に設けられたガイドピン18bは支持部材1
4のガイド穴14dのA方向先端に移動する。
【0027】その結果、図2に示す第2の姿勢では、前
記ガイド穴14cの急勾配部(ロ)の働きにより、移動
ブラケット15とこれに取り付けられているディスクチ
ェンジャ31は、A方向端部が上に持ち上がる姿勢とな
る。その結果、ディスクチェンジャ31の操作部31c
は、ケース本体12の開口部12aに対し、傾斜して上
向きとなる。図の実施例では、図3に示す第2の姿勢に
おいて、操作部31cが開口部12aに対し斜めに向く
だけでなく、操作部31cのほとんどの部分がケース本
体12の開口部12aの外方向(上方向)へ飛び出てい
る。したがって、複数のディスクが収納されたマガジン
Mを、ディスクチェンジャ31の挿入口31bから挿入
する際、ケース本体12が全く邪魔にならない。また、
挿入口31bからマガジンMを排出する際にも、マガジ
ンMがケース本体12に当たることはない。また、マガ
ジンMを排出するための排出操作釦31aも、ケース本
体12により邪魔されることなく、開口部12aの斜め
前方から操作しやすい向きにて操作可能になる。
記ガイド穴14cの急勾配部(ロ)の働きにより、移動
ブラケット15とこれに取り付けられているディスクチ
ェンジャ31は、A方向端部が上に持ち上がる姿勢とな
る。その結果、ディスクチェンジャ31の操作部31c
は、ケース本体12の開口部12aに対し、傾斜して上
向きとなる。図の実施例では、図3に示す第2の姿勢に
おいて、操作部31cが開口部12aに対し斜めに向く
だけでなく、操作部31cのほとんどの部分がケース本
体12の開口部12aの外方向(上方向)へ飛び出てい
る。したがって、複数のディスクが収納されたマガジン
Mを、ディスクチェンジャ31の挿入口31bから挿入
する際、ケース本体12が全く邪魔にならない。また、
挿入口31bからマガジンMを排出する際にも、マガジ
ンMがケース本体12に当たることはない。また、マガ
ジンMを排出するための排出操作釦31aも、ケース本
体12により邪魔されることなく、開口部12aの斜め
前方から操作しやすい向きにて操作可能になる。
【0028】なお、図2では、第2の姿勢に移動したデ
ィスクチェンジャ31の操作部31cが、ケース本体1
2の開口部12aから上方へ飛び出ている。ただし、操
作部31cが開口部12aからケース外へ出ていなくて
も、操作部31cがケース本体12内にて開口部12a
に対して斜めに向いていれば、操作しやすくなることに
変わりはない。すなわち、操作部31cの上下寸法(デ
ィスクチェンジャ31の上下寸法)Wを操作部31cの
前方へ延長させた領域内に、ケース本体12の一部が無
いか、あるいはこの領域内にケース本体12の一部のみ
が存在しているものであれば、Wで示した上下幅の領域
を介して操作部31cを操作することができ、この操作
がケース本体にて邪魔されることがない。ただし、良好
な操作性を得るためには、図3の第2の姿勢において、
操作部31cの全部またはそのほとんどの部分あるいは
一部が開口部12aからケース本体12の外部に出てい
ることが好ましい。
ィスクチェンジャ31の操作部31cが、ケース本体1
2の開口部12aから上方へ飛び出ている。ただし、操
作部31cが開口部12aからケース外へ出ていなくて
も、操作部31cがケース本体12内にて開口部12a
に対して斜めに向いていれば、操作しやすくなることに
変わりはない。すなわち、操作部31cの上下寸法(デ
ィスクチェンジャ31の上下寸法)Wを操作部31cの
前方へ延長させた領域内に、ケース本体12の一部が無
いか、あるいはこの領域内にケース本体12の一部のみ
が存在しているものであれば、Wで示した上下幅の領域
を介して操作部31cを操作することができ、この操作
がケース本体にて邪魔されることがない。ただし、良好
な操作性を得るためには、図3の第2の姿勢において、
操作部31cの全部またはそのほとんどの部分あるいは
一部が開口部12aからケース本体12の外部に出てい
ることが好ましい。
【0029】また、上記ケース11の設置場所である
が、図4に示すように、自動車Cの助手席前方の床面D
に設置することが可能である。もちろん、後部座席前方
の床面に置くことも可能である。ケース11を座席前方
の床面に置いた場合、蓋13を閉じた状態では、ディス
クチェンジャ31がケース11内に収納されて外部に露
出しないため、誤って足や他の荷物が、ディスクチェン
ジャ31に直接当たることがない。よってディスクチェ
ンジャ31の挿入口31bの扉を破損したり、あるいは
誤って排出操作釦31aが押され、挿入口31bからマ
ガジンMが不用意に飛び出すこともない。また、図2に
示すように、ケース11内にディスクチェンジャ31が
水平姿勢で収納されているものであるため、蓋13が閉
じられた状態のケース11は、高さ寸法の小さいものに
できる。よってこのケース11を床面においても、座席
前方の居住空間を極端に狭めることはない。また図2に
示すように、蓋13を閉じた状態で、蓋13の上面は座
席方向に向かって下降する傾斜面となる。よって蓋13
の上面を、座席に座っている者のフットレストとして使
用することができる。また、このケース11を自動車の
トランクルーム内に設置した場合には、このケース11
の上に一時的に荷物を置くことができるので、トランク
ルーム内においてディスクチェンジャが保護されている
ことになる。
が、図4に示すように、自動車Cの助手席前方の床面D
に設置することが可能である。もちろん、後部座席前方
の床面に置くことも可能である。ケース11を座席前方
の床面に置いた場合、蓋13を閉じた状態では、ディス
クチェンジャ31がケース11内に収納されて外部に露
出しないため、誤って足や他の荷物が、ディスクチェン
ジャ31に直接当たることがない。よってディスクチェ
ンジャ31の挿入口31bの扉を破損したり、あるいは
誤って排出操作釦31aが押され、挿入口31bからマ
ガジンMが不用意に飛び出すこともない。また、図2に
示すように、ケース11内にディスクチェンジャ31が
水平姿勢で収納されているものであるため、蓋13が閉
じられた状態のケース11は、高さ寸法の小さいものに
できる。よってこのケース11を床面においても、座席
前方の居住空間を極端に狭めることはない。また図2に
示すように、蓋13を閉じた状態で、蓋13の上面は座
席方向に向かって下降する傾斜面となる。よって蓋13
の上面を、座席に座っている者のフットレストとして使
用することができる。また、このケース11を自動車の
トランクルーム内に設置した場合には、このケース11
の上に一時的に荷物を置くことができるので、トランク
ルーム内においてディスクチェンジャが保護されている
ことになる。
【0030】次に、図5に示す設置例では、ケース11
が助手席前方のダッシュボードE内に埋設されている。
そして蓋13を閉じた状態で蓋13の上面がダッシュボ
ードの表面と一致するようになっている。図5に示す設
置例では、ケース11がダッシュボードEに埋設されて
いるため、車室内の搭乗者の邪魔にならない。また、普
段は蓋13を閉めているのであるから、運転者の視野の
妨げにもならない。なお、図1ないし図3に示す実施例
では、移動ブラケット15とディスクチェンジャ31の
筐体32との間に、ダンパ16やコイルスプリング17
などの弾性体が設けられているため、ディスクチェンジ
ャ31の筐体32の内部にダンパなどの弾性体を設ける
必要がない。ただし、筐体32の内部にてディスク駆動
部がダンパなどにより弾性支持されたディスクチェンジ
ャ31を使用する場合には、ダンパ16やコイルスプリ
ング17を設けることなく、ディスクチェンジャ31を
移動ブラケット15に直接に固定すればよい。またはデ
ィスクチェンジャ31の筐体32に固定された軸を、支
持部材14のガイド穴14cと14d内に直接摺動でき
るように挿入してもよい。この場合、引っ張りコイルス
プリング20によりディスクチェンジャ31の筐体32
を直接に付勢し、また引き込みアーム21により筐体3
2を直接押圧することになる。
が助手席前方のダッシュボードE内に埋設されている。
そして蓋13を閉じた状態で蓋13の上面がダッシュボ
ードの表面と一致するようになっている。図5に示す設
置例では、ケース11がダッシュボードEに埋設されて
いるため、車室内の搭乗者の邪魔にならない。また、普
段は蓋13を閉めているのであるから、運転者の視野の
妨げにもならない。なお、図1ないし図3に示す実施例
では、移動ブラケット15とディスクチェンジャ31の
筐体32との間に、ダンパ16やコイルスプリング17
などの弾性体が設けられているため、ディスクチェンジ
ャ31の筐体32の内部にダンパなどの弾性体を設ける
必要がない。ただし、筐体32の内部にてディスク駆動
部がダンパなどにより弾性支持されたディスクチェンジ
ャ31を使用する場合には、ダンパ16やコイルスプリ
ング17を設けることなく、ディスクチェンジャ31を
移動ブラケット15に直接に固定すればよい。またはデ
ィスクチェンジャ31の筐体32に固定された軸を、支
持部材14のガイド穴14cと14d内に直接摺動でき
るように挿入してもよい。この場合、引っ張りコイルス
プリング20によりディスクチェンジャ31の筐体32
を直接に付勢し、また引き込みアーム21により筐体3
2を直接押圧することになる。
【0031】なお、筐体32内にてディスク駆動部が弾
性支持されたディスクチェンジャが使用され、図2など
に示すダンパ16やコイルスプリング17が設けられな
い場合には、ディスクチェンジャ31の筐体32と移動
ブラケット15との間に相対運動のための間隔h2とh
3(図2参照)を設ける必要がない。また、図の実施例
とは逆に、移動ブラケット15またはディスクチェンジ
ャ31をスプリングなどの付勢部材によりB方向へ付勢
し、蓋13を開くときに、押圧ローラ21aにより移動
ブラケット15の後側片15bをA方向へ押し、蓋13
の開放方向の回動力によりディスクチェンジャ31を図
3に示す第2の姿勢に移動させてもよい。この場合、蓋
13を開放位置でロックするロック機構を設けることが
好ましい。
性支持されたディスクチェンジャが使用され、図2など
に示すダンパ16やコイルスプリング17が設けられな
い場合には、ディスクチェンジャ31の筐体32と移動
ブラケット15との間に相対運動のための間隔h2とh
3(図2参照)を設ける必要がない。また、図の実施例
とは逆に、移動ブラケット15またはディスクチェンジ
ャ31をスプリングなどの付勢部材によりB方向へ付勢
し、蓋13を開くときに、押圧ローラ21aにより移動
ブラケット15の後側片15bをA方向へ押し、蓋13
の開放方向の回動力によりディスクチェンジャ31を図
3に示す第2の姿勢に移動させてもよい。この場合、蓋
13を開放位置でロックするロック機構を設けることが
好ましい。
【0032】さらに、電子機器としては、ディスクチェ
ンジャに限られず、例えば車載用ナビゲーションシステ
ムなどに使用されるCD−ROM装置や、自動車電話を
利用したファクシミリ装置であってもよい。
ンジャに限られず、例えば車載用ナビゲーションシステ
ムなどに使用されるCD−ROM装置や、自動車電話を
利用したファクシミリ装置であってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明では、ケースはその
内部に電子機器を収納できる空間を有する小型のもので
よく、またはケース内に大型の電子機器を効率良く収納
でき、また、蓋を開けたときには、電子機器の操作部を
操作しやすくなる。ケースを小さいものにした場合に
は、例えばケースを自動車の座席の前方の床面に設置し
たとしても、座席前方の居住空間を狭めることはない。
またケースの上面を助手席のフットレストとして使用す
ることも可能である。また電子機器はケース内に収納さ
れるため、足や他の荷物などが電子機器に直接当たるこ
とがなく、電子機器の筐体などを損傷させることがな
く、またディスクチェンジャの場合に誤ってマガジン排
出操作部を押して、不用意にマガジンが飛び出すような
こともない。
内部に電子機器を収納できる空間を有する小型のもので
よく、またはケース内に大型の電子機器を効率良く収納
でき、また、蓋を開けたときには、電子機器の操作部を
操作しやすくなる。ケースを小さいものにした場合に
は、例えばケースを自動車の座席の前方の床面に設置し
たとしても、座席前方の居住空間を狭めることはない。
またケースの上面を助手席のフットレストとして使用す
ることも可能である。また電子機器はケース内に収納さ
れるため、足や他の荷物などが電子機器に直接当たるこ
とがなく、電子機器の筐体などを損傷させることがな
く、またディスクチェンジャの場合に誤ってマガジン排
出操作部を押して、不用意にマガジンが飛び出すような
こともない。
【0034】また、電子機器を第2の位置へ移動するよ
うに付勢しておくことにより、蓋を開ければ自動的に電
子機器の操作部が開口部に斜めに向くようになる。また
蓋を閉じるときに、電子機器を第1の姿勢に引き込むよ
うにすれば、蓋の閉じ操作だけで、操作終了後の電子機
器をケース内に自動的に戻せるようになる。よって蓋の
開け閉め以外の動作は不要である。
うに付勢しておくことにより、蓋を開ければ自動的に電
子機器の操作部が開口部に斜めに向くようになる。また
蓋を閉じるときに、電子機器を第1の姿勢に引き込むよ
うにすれば、蓋の閉じ操作だけで、操作終了後の電子機
器をケース内に自動的に戻せるようになる。よって蓋の
開け閉め以外の動作は不要である。
【0035】さらに、電子機器を弾性体を介して支持す
るブラケットを設け、このブラケットが、前記第1の姿
勢と第2の姿勢との間を移動できるように支持される構
造とすれば、自動車の車体振動が電子機器の内部構造に
悪影響を及ぼすのを防止するための弾性体を、電子機器
の筐体内に設ける必要がなくなり、電子機器の内部構造
を簡単にして低コストにて製造できるようになる。また
電子機器とブラケットとの間に設けられる弾性体は、電
子機器の内部に設けた場合の弾性体に比べ、外形寸法を
自由に選択できるものとなり、また弾性体の配置位置な
どの自由度も高くなる。したがって、電子機器を振動か
ら守るのに充分な機能を有する弾性体を自由に選択して
使用することができ、電子機器の耐振動性能を高めるこ
とができる。
るブラケットを設け、このブラケットが、前記第1の姿
勢と第2の姿勢との間を移動できるように支持される構
造とすれば、自動車の車体振動が電子機器の内部構造に
悪影響を及ぼすのを防止するための弾性体を、電子機器
の筐体内に設ける必要がなくなり、電子機器の内部構造
を簡単にして低コストにて製造できるようになる。また
電子機器とブラケットとの間に設けられる弾性体は、電
子機器の内部に設けた場合の弾性体に比べ、外形寸法を
自由に選択できるものとなり、また弾性体の配置位置な
どの自由度も高くなる。したがって、電子機器を振動か
ら守るのに充分な機能を有する弾性体を自由に選択して
使用することができ、電子機器の耐振動性能を高めるこ
とができる。
【図1】車載用電子機器の一例としてのディスクチェン
ジャを収納する収納装置を示す斜視図、
ジャを収納する収納装置を示す斜視図、
【図2】蓋が閉じてディスクチェンジャがケース内部に
収められた状態を示す側面断面図、
収められた状態を示す側面断面図、
【図3】蓋が開いて、ディスクチェンジャの操作部が斜
め前方に向いた状態を示す側面断面図、
め前方に向いた状態を示す側面断面図、
【図4】収納装置のケースを自動車の助手席の前方に設
置した状態を示す斜視図、
置した状態を示す斜視図、
【図5】収納装置のケースをダッシュボードに埋設した
状態を示す斜視図、
状態を示す斜視図、
【図6】従来のディスクチェンジャの設置例を示す斜視
図、
図、
11 ケース 12 ケース本体 13 蓋 14 支持部材 14c,14d ガイド穴 15 移動ブラケット 15b 後側片 16 ダンパ 17 コイルスプリング 18a,18b ガイドピン 20 引っ張りコイルスプリング 21 引き込みアーム 21a 押圧ローラ 31 ディスクチェンジャ 31a 排出操作釦 31b 挿入口 31c 操作部
Claims (3)
- 【請求項1】 上方に開口部を有するとともに上下に回
動して前記開口部を開閉する蓋が設けられたケースと、
このケース内に収納される操作部を有した電子機器とか
ら成る車載用電子機器の収納装置において、前記ケース内には、前記電子機器を複数箇所で案内する
所定長のガイドが設けられ、 前記電子機器は、その全体
が前記ガイドに沿って案内されて、ケースの収納空間内
に収まる第1の姿勢から前記操作部が前記開口部に傾斜
して現れる第2の姿勢へ移動できるように支持されてお
り、 前記蓋が開放されたときに、電子機器を前記第2の姿勢
に向って付勢する付勢部材と、前記蓋から前記ケース内
に延びて、前記蓋が閉鎖されるときに、前記電子機器を
前記ガイドに沿って前記第1の姿勢へ引き込む引き込み
アームと、が設けられている ことを特徴とする車載用電
子機器の収納装置。 - 【請求項2】 前記第2の姿勢で、前記電子機器が、前
記ケースの底面とほぼ平行となる請求項1記載の車載用
電子機器の収納装置。 - 【請求項3】 電子機器を支持するブラケットが設けら
れ、前記蓋が閉鎖されるときに、前記ブラケットのケー
ス奥側の後部が、前記引き込みアームによって引き込ま
れる請求項1または2記載の車載用電子機器の収納装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06022994A JP3257894B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 車載用電子機器の収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06022994A JP3257894B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 車載用電子機器の収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07242148A JPH07242148A (ja) | 1995-09-19 |
JP3257894B2 true JP3257894B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=13136142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06022994A Expired - Fee Related JP3257894B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 車載用電子機器の収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3257894B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7552901B2 (en) * | 2004-09-02 | 2009-06-30 | United Parcel Service Of America, Inc. | Rapid exchange system for testing wireless networks |
DE102009014851B4 (de) * | 2009-03-30 | 2024-06-27 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Gehäuseanordnung |
JP4915708B1 (ja) | 2011-01-26 | 2012-04-11 | Necインフロンティア株式会社 | ブラケットの収納構造 |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP06022994A patent/JP3257894B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07242148A (ja) | 1995-09-19 |
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