JP3257823B2 - 眼科装置 - Google Patents
眼科装置Info
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Description
トメ−タ等の眼科装置に関する。
科装置においては、被検眼と眼科装置とのアライメント
調整、即ち上下左右の位置調整及び作動距離調整が必要
である。従来の眼科装置のアライメントは、観察用TV
モニタに映出された被検眼像とプルキンエ像を利用し、
TVモニタ上のレチクルに対してプルキンエ像が所定の
位置にくるように調整する上下左右の位置調整、及びプ
ルキンエ像にピントが合うように調整する作動距離調整
から構成されている。また、アライメントの合致の度合
いをアライメントレベルマ−クで示したり、被検眼の適
正位置からのずれ量を上下左右方向については矢印によ
り作動距離方向については文字により示すといった装置
も周知である。
たアライメントは構造や操作が簡単であり、極めて正確
に上下左右方向の調整ができる反面、正確な作動距離調
整は困難であるという欠点がある。また、作動距離の調
整をアライメントレベルマ−クで行う装置においては、
調整の度合いを定量的に表示できるという利点があるも
のの、操作レバ−を操作する方向と表示との関連が示さ
れていないので、上下左右の位置調整に比べて、操作性
が悪いという欠点があった。本発明の目的は、作動距離
調整の際にも十分な操作性の得られる眼科装置を提供す
ることにある。
に、本発明の眼科装置は次のような特徴を持つ。 (1) 測定部を上下左右方向及び前後方向に相対移動
させる移動手段を有する眼科装置において、被検眼の前
眼部像を撮像光学系により撮像し、撮像された前眼部像
を照準用レチクルと共にモニタ上に表示する前眼部像観
察手段と、前記撮像光学系の光軸に沿って上下左右方向
のアライメント用の第1指標光束を被検眼に向けて投射
して第1角膜反射像を形成する第1指標形成手段と、該
第1指標形成手段の指標光束の角膜反射光を検出する第
1指標検出手段と、前記撮像光学系の光軸に対して所定
の角度で交差する投射軸に沿って前後方向の距離調整用
の第2指標光束を被検眼に向けて投射して第2角膜反射
像を形成する第2指標形成手段と、該第2指標形成手段
の投射軸とほぼ対称な検出軸を持ち、第2指標形成手段
の指標光束による角膜反射像の位置を検出する第2指標
検出手段と、該第2指標検出手段の検出結果に基づいて
適正作動距離に対する変位を得る距離演算手段と、前記
第1指標検出手段による検出が所定のアライメント状態
を示す基準レベルに達した場合に、前記第2指標検出手
段の検出結果に基づいて距離マ−クを前記モニタに、適
正作動距離のときは照準用レチクルと重なる位置に、適
正作動距離よりも短いときは照準用レチクルの上側に、
適正作動距離よりも長いときは照準用レチクルの下側
に、かつ前記変位に対応させた位置に表示する制御手段
と、を備えることを特徴としている。
施例を図面により説明する。なお、測定系の構成自体は
本発明とは関係が薄いのでその説明は省略する。 [光学系]図1は非接触眼圧計のアライメント光学系を
上から見た図であり、Eは被検眼、Ecはその角膜であ
る。アライメント光学系は観察光学系、レチクル投影光
学系、正面指標投影光学系、正面指標受光光学系、距離
検出投光光学系及び距離検出受光光学系とから構成され
る。
軸がLで示されている。光軸L上には角膜変形用の気体
を吹き出すノズル2をその軸が一致するように配置され
ている。光軸L上にはハ−フミラ−3、対物レンズ4、
フィルタ5、ハ−フミラ−6、TVカメラ7が設けられ
ている。フィルタ5は後述する光源15の波長に対して
は透過の特性をもち、光源21の波長に対しては不透過
の特性を持ち、TVカメラ7上に指標i2 の像が映り込
むこと、受光素子19が指標i2 を誤って検知すること
を防ぐ。8はTVモニタ、9は被検眼観察用の照明光源
であり、近赤外光を出射する。
物レンズ4により、ハ−フミラ−3、フィルタ−5、ハ
−フミラ−6を介して、TVカメラ7の撮像面上にその
正面像が結像する。
影光学系であり、光源11、レチクル板12及び投影レ
ンズ13から構成される。光源11に照明されたレチク
ル板12上の図形は、投影レンズ13により、ハ−フミ
ラ−6を介してTVカメラ7上に、レチクル像として被
検眼に重って結像する。測定部に対して上下左右方向で
適正な位置にある被検眼Eに対して、指標i1 が所定の
位置に結像するように、レチクル像は固定されて投影さ
れる。
影光学系であり、照明光源9と近い波長の光を出射する
光源15及び投影レンズ16からなる。光源15からの
光は投影レンズ16により平行光束とされる。光束はハ
−フミラ−3により反射され光軸Lに沿ってノズル2の
内側を通過し、角膜Ecに照射される。角膜Ecで反射
した光束は、角膜鏡面反射により光源15の虚像である
指標i1 を結像する。角膜鏡面反射した光束の一部は指
標i1 から出射したかのようにして、ノズル2の内側を
通り観察光学系により被検眼正面像に重なってTVカメ
ラ7上に結像する。
光光学系であり、ピンホ−ル18、受光素子19からな
る。角膜鏡面反射した正面指標投影光学系の光束の一部
は、ハ−フミラ−6によって正面指標受光光学系17へ
導かれる。ピンホ−ル18はTVカメラ7上でレチクル
像が示す指標i1 の像の適正位置と共役な位置に設けら
れている。即ち、被検眼Eが上下左右で適正な位置にあ
るときに、指標i1 の像が結像する位置に設けられてい
る。受光素子19はピンホ−ル18を通過する光のみを
受光し、被検眼Eの上下左右の位置調整が完了されたこ
とを検知する。
光光学系であり、Mはその光軸である。光軸Mは、ノズ
ル2から要求される作動距離分離れた位置で、光軸Lと
交わる。光軸M上には光源15と異なる波長の光源2
1、投光レンズ22が設けられている。光源21から出
射した光は投光レンズ22により平行光束にされて、光
軸Mにそって角膜Ecの斜め前から照射される。角膜E
cで鏡面反射した光束は光源21の虚像である指標i2
を作る。
光光学系であり、Nはその光軸である。光軸Nは光軸L
について光軸Mと対称の角度にあり、光軸Mと光軸L上
で交差する。光軸N上には受光レンズ24、フィルタ2
5、一次元イメ−ジセンサ26が設けられている。一次
元イメ−ジセンサ26は光軸Nに対して、その受光面を
垂直ではなく傾けられている。フィルタ25は光源21
の波長に対しては透過の特性をもち、光源15の波長に
対しては不透過の特性をもつことによって、一次元イメ
−ジセンサ26上に指標i1 の像が映り込むことを防
ぐ。指標i2 からの光束は、受光レンズ24によってフ
ィルタ25を介して、一次元イメ−ジセンサ26上に結
像される。被検眼Eが光軸Lの方向に移動したとき、即
ち指標i2 が光軸Lの方向に移動すると、一次元イメ−
ジセンサ26は光軸Nに対して傾けられているので、受
光レンズ24による像は一次元イメ−ジセンサ26上を
移動する。
された信号の処理系を示すブロック図である。30は演
算回路、31は図形発生回路、32は合成回路である。
TVモニタ8には、被検眼正面像33、距離マ−ク3
4、レチクル像35、正面指標像36等が映出される。
受光素子19及び一次元イメ−ジセンサ26から出力さ
れた電気信号は不図示の増幅回路、A/D変換回路で処
理されたのち、演算回路30に入力される。受光素子1
9の出力が所定レベル以上ある場合に、演算回路30は
一次元イメ−ジセンサ26の出力に基づいてノズル2か
ら角膜Ecまでの距離を得る。演算回路30からの距離
情報に従って、図形発生回路31は距離マ−ク34の図
形信号とTVモニタ上での位置信号とを発生させる。合
成回路32は被検眼正面像33、レチクル像35、正面
指標像36を含むTVカメラ7からの映像信号と距離マ
−ク34とを合成し、TVモニタ8に出力する。距離マ
−ク34はTVモニタ8上で、レチクル像35の上下に
ノズル2から角膜Ecまでの距離に応じてリアルタイム
で移動し、適正作動距離に角膜Ecがあるときにレチク
ル像35と重なるように出力される。
触眼圧計の外観図である。40はアライメント光学系及
び測定系を含む可動部、41は可動部40がその上で移
動する摺動台、42は検者が操作する可動部40を移動
させるための操作レバ−、43は被検者の顔を固定する
ための顎台、Eは被検眼である。これらの構成は周知で
あるのでその説明は省略する。
メント時の操作を説明する。図4はアライメント操作中
にTVモニタ8上に表示される画像を示す。検者は被検
眼正面像33を見て操作レバ−42を操作し、粗くアラ
イメントする。即ち、虹彩・瞳孔の中心とレチクル像の
中心を合わせることにより上下左右の位置調整を行い、
ピントを合わせることで距離調整を行う(図4の(a)
参照)。角膜Ecがノズル2の前にくると正面指標像3
6が現れる。検者は、正面指標像36がレチクル像35
で示される位置にくるように、操作レバ−42を操作す
る。正面指標像36がレチクル像35で示される位置に
くると、上下左右の位置調整ができることになる。受光
素子19はこの上下左右の位置調整の完了を検出する。
(b)、(c)に示すように、距離マ−ク34がレチク
ル像35の上又は下に表示される。距離マ−ク34がレ
チクル像35の上にあるときは、ノズル2と角膜Ecと
の距離が所定の作動距離よりも短く、下にあるときは長
いことを示す。また、距離マ−ク34の位置は、レチク
ル像35からの画面上の距離がノズル2と角膜Ecとの
距離と、リアルタイムで対応しており、検者はノズル2
と角膜Ecとの距離が長すぎるのか短すぎるのか、それ
がどの程度かを判断できる。検者は操作レバ−を図4の
(b)、(c)にそれぞれ矢印で示す方向へ倒すことに
よって、距離マ−ク34をレチクル像35の位置に移動
させ、合致させて、図4の(d)のように距離調整を完
了させることができる。全てのアライメントが完了した
後、検者が測定開始スイッチ(図示せず)押し、又は演
算回路30がアライメント操作が完了したことを判断し
自動的に、不図示の測定系により測定を開始することが
できる。
ことが可能であり、本発明と技術思想を同一にする限
り、本発明に含まれる。
メントと前後方向の作動距離の調整を手際よく行うこと
ができ、また作動距離の調整が一層理解しやすくなる。
た図である。
ブロック図である。
る画像を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 測定部を上下左右方向及び前後方向に相
対移動させる移動手段を有する眼科装置において、被検
眼の前眼部像を撮像光学系により撮像し、撮像された前
眼部像を照準用レチクルと共にモニタ上に表示する前眼
部像観察手段と、前記撮像光学系の光軸に沿って上下左
右方向のアライメント用の第1指標光束を被検眼に向け
て投射して第1角膜反射像を形成する第1指標形成手段
と、該第1指標形成手段の指標光束の角膜反射光を検出
する第1指標検出手段と、前記撮像光学系の光軸に対し
て所定の角度で交差する投射軸に沿って前後方向の距離
調整用の第2指標光束を被検眼に向けて投射して第2角
膜反射像を形成する第2指標形成手段と、該第2指標形
成手段の投射軸とほぼ対称な検出軸を持ち、第2指標形
成手段の指標光束による角膜反射像の位置を検出する第
2指標検出手段と、該第2指標検出手段の検出結果に基
づいて適正作動距離に対する変位を得る距離演算手段
と、前記第1指標検出手段による検出が所定のアライメ
ント状態を示す基準レベルに達した場合に、前記第2指
標検出手段の検出結果に基づいて距離マ−クを前記モニ
タに、適正作動距離のときは照準用レチクルと重なる位
置に、適正作動距離よりも短いときは照準用レチクルの
上側に、適正作動距離よりも長いときは照準用レチクル
の下側に、かつ前記変位に対応させた位置に表示する制
御手段と、を備えることを特徴とする眼科装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12256292A JP3257823B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 眼科装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12256292A JP3257823B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 眼科装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293084A JPH05293084A (ja) | 1993-11-09 |
JP3257823B2 true JP3257823B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=14838965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12256292A Expired - Lifetime JP3257823B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 眼科装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3257823B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3283339B2 (ja) * | 1993-04-30 | 2002-05-20 | 株式会社ニデック | 眼科装置 |
JP3320532B2 (ja) * | 1993-12-20 | 2002-09-03 | 株式会社トプコン | 非接触式眼圧計 |
JP4774305B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2011-09-14 | 株式会社ニデック | 眼底カメラ |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP12256292A patent/JP3257823B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05293084A (ja) | 1993-11-09 |
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