JP3257682B2 - アーク処理装置及びアーク処理した水 - Google Patents

アーク処理装置及びアーク処理した水

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JP3257682B2
JP3257682B2 JP41709090A JP41709090A JP3257682B2 JP 3257682 B2 JP3257682 B2 JP 3257682B2 JP 41709090 A JP41709090 A JP 41709090A JP 41709090 A JP41709090 A JP 41709090A JP 3257682 B2 JP3257682 B2 JP 3257682B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアーク処理装置に関
し、特に多相多電極を用いて水をアーク処理する装置及
び該水のアーク処理において発生する酸素、水等の気体
の吸蔵採取、及びアーク発生用トーチや電源装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多電極を用いるアーク発生装置として、
本件出願人によって提案され、特開昭57−17787
9号公報などに記載された方法などが公知である。これ
らの提案の基本は複数個の電極をそれぞれ多相交流電源
または直流電源あるいは単相交流電源の各相に接続し、
被処理物をその中性点またはマイナス側に接続し、電極
相互間及び各電極と被処理物間にアークを発生させて、
両方のアークによって被処理物を高温で加熱,溶解等の
処理を行うようにしたものである。
【0003】また、近年水道水が非常に汚染されてお
り、塩素処理により塩素を含んでおり、非常にまずいば
かりでなく、トリハロメタン等の発ガン性物質さえ含ん
でおり、飲料水としては非常に適さないものとなってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記多電
極アーク発生装置を用いて、水中で被処理物の処理を行
うようにしたアーク処理装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】また、この発明は上記多電極アーク発生装
置を用いて水道水等の水を処理することにより、飲料に
適したおいしい水を得ることのできるアーク処理装置を
提供することを目的としている。
【0006】また、この発明は、上記アーク処理装置に
おいて、発生する酸素や水素等のガスを有効に利用する
ことのできるアーク処理装置を提供することを目的とし
ている。更に、上記アーク処理装置により処理して得た
アーク処理した水を提供することも目的としている。
【0007】
【0008】またこの発明は、炭素電極などの非消耗性
多電極、つまり使用しているうちに徐々に減っていくよ
うな電極の先端相互間の距離を常に所定の範囲内に保持
することができるアーク発生用トーチを備えたアーク処
理装置を提供することを目的としている。
【0009】またこの発明は、上記アーク処理装置のア
ーク発生用トーチを水道管等のパイプ管の一部に設け該
パイプ管の中を流れる水等をアーク処理することができ
るアーク処理装置を提供することを目的としている。
【0010】またこの発明は、小型,軽量で効率のよ
い、直流を単相あるいは多相交流に変換する電源装置を
備えたアーク処理装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアーク処
理装置は、水槽の中に配置された複数の電極と、前記電
極の周辺に設けられており且つ酸素、水素又は発生した
ガス等を吸蔵する吸蔵部材を備え、前記水槽の中に前記
電極が漬かるように水を入れ、前記複数の電極のそれぞ
れにアークを発生する電圧を印加し、前記電極相互間に
アークを発生させて前記水を処理することを特徴として
いる。
【0012】
【0013】
【0014】またこの発明に係るアーク処理装置は、円
周状にほぼ等間隔に配置された複数の非消耗性電極と、
上記水槽の上部固定板に固定され、該複数の非消耗性電
極の各々に摺動自在に収容する複数の筒状ホルダーと、
上記各筒状ホルダーにより支持される上記各非消耗性電
極の先端を、これらが近接して所定の位置関係となるよ
う保持する位置決め保持部材とを備えたものである。
【0015】またこの発明に係るアーク処理装置は、上
記各筒状ホルダーの上記上部固定板の外に露出する基部
に各螺子部材を螺合し、該各螺子の回動により上記各電
極を送り出し可能にしたものである。
【0016】またこの発明に係るアーク処理装置は、ア
ーク発生時、上記すべての螺子を各非消耗性電極の先端
位置が常に上記所定の位置関係となる連動して回動させ
る螺子連動手段を備えたものである。
【0017】またこの発明に係るアーク処理装置は、円
周状にほぼ等間隔に配置された複数の非消耗性電極と、
上記水槽の上部固定板の下側に、該上部固定板と垂直な
面内で回動自在にかつ該上記固定側に付勢して設けられ
た複数のロッドと、上記各々のロッドの先端に一体に又
は固定して設けられ、上記複数の電極の各々の先端が相
近似するよう、その他端を保持する各筒状固定ホルダー
と、上記上部固定板を貫通して、これと垂直な方向に上
下動可能に設けられ、上記各ロッドと当接して該ロッド
の回転角度位置を変更させる各位置変更部材とを備え、
上記各位置変更部材の上下動により、上記各電極の先端
相互間の距離を調整可能としたものである。
【0018】またこの発明に係るアーク処理装置は、上
記位置変更部材を、上記上部固定板の中心部に設けら
れ、該上部固定板と螺合するものとし、上記位置変更部
材の回動により、上記すべてのロッドの回動角度位置を
変更して、上記各電極の先端相互間の距離を調整可能と
したものである。
【0019】またこの発明に係るアーク処理装置は、上
記上部固定板の、上記各筒状固定ホルダーの最上端位置
における上記各電極の延長線と交わる部位に、該各電極
を取り換えるための穴を設けたものである。
【0020】またこの発明に係るアーク処理装置は、上
記水槽を、水道管等の流体を送るためのパイプ管と接続
可能な上流側および下流側の開口部を有するものとし、
上記パイプ管の一部に上記水槽を接続して、上記流体を
上記水槽内で発生する複数のアークにより処理するよう
にしたものである。
【0021】さらに、この発明に係るアーク処理装置
は、複数の電極に印加すべき多相交流電圧を生成する多
相交流電源は、直流電源の正及び負側に接続された正側
及び負側接点を有し、正側及び負側接点のオンオフ、あ
るいは正側、負側接点間での切換が可能なスイッチ回路
と、該スイッチ回路に接続された誘導回路とからなり、
直流を交流に変換する複数の変換部と、上記各変換部の
スイッチ回路を所定の時間差でもって順次切換制御する
制御回路とを備え、多相交流電圧を出力する構成となっ
ていることを特徴としたものである。この発明に係るア
ーク処理装置は、上記電極に水質を改善するために必要
な物質を用い、あるいは水槽中に該物質を介在させ、所
望の水が得られるようにしたことを特徴としたものであ
る。この発明に係るアーク処理装置は、上記電極として
カーボン電極を用いたことを特徴としたものである。こ
の発明に係るアーク処理した水は、アーク処理装置によ
りアーク処理したことを特徴としたものである。
【0022】
【作用】この発明においては、アーク発生装置を用いて
水中で被処理物を処理、あるいは水自体を処理するよう
にしたから、被処理物を超高温で処理することができ
る。
【0023】またこの発明においては、上記マルチアー
ク処理した水は常温から超高温までのさまざまな波動エ
ネルギーを持ち、遠赤外線,強力な紫外線や、さらには
アークの紫外線等によって強力なる殺菌力を持ち、さら
には超音波,衝撃波,電磁力,電流,電圧や回転磁界等
を持っており、該水は加熱殺菌処理されて無菌の飲料と
しても非常においしく、人間や動物の健康にとって非常
によい水が得られる。
【0024】またこの発明においては、上記容器の上部
固定板に固定され、該複数の電極の各々を摺動自在に収
容する複数の筒状ホルダーと、上記各筒状ホルダーによ
り支持される上記各電極の先端をこれらが近接して所定
の位置関係となるよう保持する位置決め保持部材とを備
えたから、上記各電極の消耗に伴い該電極を送り出して
その先端位置をアーク発生可能位置に維持することがで
きる。
【0025】またこの発明においては、上記各筒状ホル
ダーの上記上部固定板の外に露出する基部に各螺子部材
を螺合し、該各螺子の回動により上記各電極を送り出し
可能にしたから、上記各電極を螺子の回動により送り出
しその先端位置を微調整することができる。
【0026】またこの発明においては、上記すべての螺
子を連動して回動させる螺子連動手段を備え、アーク発
生時、自動で各電極の先端位置が常に所定の位置関係と
なるようにしたので、電極の消耗に対し特に何の操作を
も必要とせず長時間連続してこの装置を使用できる。
【0027】またこの発明においては、円周状にほぼ等
間隔に配置された複数の非消耗性電極と、上記容器の上
部固定板の下側に、該上部固定板と垂直な面内で回動自
在にかつ上部固定板側に付勢して設けられた複数のロッ
ドと、上記各々のロッドの先端に一体に又は固定して設
けられ、上記複数の電極の各々の先端が相近接するよ
う、その他端を保持する各筒状固定ホルダーと、上記上
部固定板を貫通して、これと垂直な方向に上下動可能に
設けられ、上記各ロッドと当接して該各ロッドの回転角
度位置を変更させる各位置変更部材とを備えたから、上
記各電極の消耗に伴い上記位置変更部材の上下動させ、
該各電極の先端位置をアーク発生可能位置に維持するこ
とができる。
【0028】またこの発明においては、上記位置変更部
材を上記上部固定板の中心部に設け、該上部固定板と螺
合し、上記位置変更部材の回動により、上記すべてのロ
ッドの回動角度位置を変更可能にしたから、上記すべて
の電極の先端位置を一度に調整することができる。
【0029】またこの発明においては、上記上部固定板
の、上記各筒状固定ホルダーの最上端位置における上記
各電極の延長線と交わる部位に、該各電極を取り換える
ための穴を設けたから、上記容器の外部から該各電極を
取り換えることができる。
【0030】またこの発明においては、上記容器を水道
管等の流体を送るためのパイプ管と接続可能な上流側お
よび下流側の開口部を有するものとし、上記パイプ管の
一部に上記容器を接続したので、上記流体を上記容器内
で発生する複数のアークにより処理することができる。
【0031】またこの発明においては、多相交流電源と
して、直流電源の正及び負電圧に接続された正側及び負
側接点を有し、正側及び負側接点のオン・オフ、あるい
は正側,負側接点間での切換が可能なスイッチ回路と、
該スイッチ回路に接続された誘導回路とからなり、直流
を交流に変換する複数の変換部と、上記各変換部のスイ
ッチ回路を所定の時間差でもって順次切換制御する制御
回路とを備え、直流電源から多相交流電圧を出力する電
源装置を用いたので、バッテリ等の直流電源を用いて高
い周波数でかつ垂下特性を持つ単相交流出力を得、これ
を用いて効率よくアーク処理をすることができる。
【0032】
【実施例】図1はこの発明の一実施例によるアーク処理
装置を示す図であり、図において、100は3相交流電
源、2a〜2cは3相交流電源の出力端子、2dは3相
交流電源のニュートラル端子、1a〜1cは水槽30内
に配置され、3相出力端子2a〜2cの各々に配線3a
〜3cにより接続された3本のカーボン電極等の電極、
1dはニュートラル端子2dにアース線3dにより接続
され、該3本のカーボン電極1a〜1cに対向して配置
されたカーボン電極等からなるニュートラル電極、90
は電極1a〜1cと被処理物800、電極1a〜1cと
ニュートラル電極1d、各電極1a〜1c間の複数のア
ークである。20は水槽からなる容器30内に入れられ
た水である。
【0033】また、700は上記3つのカーボン電極1
a〜1cにより形成されたアークを取り囲むように形成
され、水の分解により発生する酸素,水素等を吸蔵する
吸蔵部材である。
【0034】次に動作について説明する。本実施例にお
いては、水槽30内に入れられた水20内で3つの電極
1a〜1cの各々に図3に示す3相交流の各相A,B,
Cが印加されることによって、上記3つの電極1a〜1
cと被処理物800、該3つの電極1a〜1cとニュー
トラル電極1d間、該3つの電極1a〜1c相互間に複
数のアーク、すなわちマルチアークが発生する。このマ
ルチアークは非常に強力なもので、その温度は超高温に
達し、水の中でも稲光のような強力な炎が出てこれによ
る発熱のためには水は局部的に加熱沸騰させられ、水蒸
気となる、あるいは水素と酸素に分解することによって
あわを発生する。またこのマルチアークが発生したとき
には遠赤外線,超音波,光,アークの青い光,音波より
5〜10倍速度の速い衝撃波,回転磁界等も同時に発生
しており、爆発的に揺動し、水は激しく攪拌されること
になる。ここで遠赤外線の外に超高温により出る紫外線
に到る非常に広い様々の波動エネルギーが水中で発生し
ている。また衝撃波は水とアークとの温度差により発生
するものと考えられる。このように該マルチアーク中に
は超高温の電子イオンやさまざまの温度領域や遠赤外
線,超音波,アークの紫外線,衝撃波,電磁力,電流,
電圧,回転磁界等があることによって、水はこれらのも
のによる影響を受けて水質が改質され、さらにカーボン
電極からカーボンが水中に溶出することとなり、水はこ
れによっても水質が改善されることになる。従ってこの
水20として水道水を用い、このマルチアーク処理を約
30秒間行うと、該水道水中の菌は全てアークその他の
殺菌力のあるエネルギーで殺菌され、その不純物は加熱
蒸発または解体変質され、該水は非常に純度の高いきれ
いな水になる。そしてこのマルチアーク処理された水を
少量、あるいはほんの数滴でもコンプ中の水道水に入れ
ると該水は不純物や臭みのない非常においしい水とな
る。これはマルチアーク処理された水は水の粒子が細や
かに、原子の水に近づき、且つマルチアークにより発生
する波動エネルギーを付与されているので、これを他の
水の分子に与えるためと考えられる。実際マルチアーク
処理された水の分子はOに対する2つのHのなす角がマ
ルチアーク処理されていない水より小さくなっており、
マルチアーク処理された水を滴下された水も同様にOに
対する2つのHのなす角が小さくなっていることがNM
R(該磁気共鳴)の測定結果により観測されている。ま
た、最近の学説では,水はH2 Oの原子粒子が数個結合
されて水を形成していることが確認されている。また高
分子的に結合されている今日の水が、水中でのマルチア
ークの発生により発生する様々のエネルギーで解体改質
されることも確認されている。
【0035】また上記マルチアーク処理された水は、人
間の健康にとっても大変よいものとなり、例えば怪我を
したときにこの水をガーゼに含ませて患部に当てると非
常に速く治ったり、同様に患部に当てることによって肩
こりが直ったり、またこの水を飲むと非常に元気になる
ということが実証されている。またマルチアーク水は酸
性のものをアルカリ性にする力を持っているばかりでな
く、逆にアルカリ性の強いものは酸性に近づき中性にす
るエネルギーを持つことが立証されている。
【0036】さらにこの水中マルチアークにおいては、
カーボン電極間のマルチアークによりイオン,電子が水
中に多量に発生しているものと考えられるが、カーボン
自体の原子が減っており、これはカーボン電極からCが
飛び出してCOが生成されているものと考えられる。な
お、このマルチアークでは上述のようにマルチアークの
温度は非常に高温となっているが、水の温度は僅かしか
上がらない。またこのマルチアークにおいては水がH2
とO2 に分解する反応と該分解したH2 とO2 が結合、
すなわち爆鳴してH2 Oになる反応とが同時に起こって
いるものと考えられる。
【0037】また上記実施例では3相3電極のマルチア
ークを行った場合を説明したが、これは3相6電極のマ
ルチアークや6相6電極のマルチアークを用いてもよ
い。また、交流や直流の+,−を対極として2電極,あ
るいは4電極によりアークを出すことも可能である。
【0038】図2はこの発明の第2の実施例によるアー
ク処理装置を示し、これは上記第1の実施例においてア
ース線3dをなくしたものである。従って被処理物80
0はアースに接続されてはおらず、ニュートラル電極と
はなっていない。本マルチアークは3相交流電源を用い
ており、各相のアーク電流の和は常に0となるから、ア
ース線がなくてもアークが発生するものである。
【0039】また、上記第1,第2の実施例では電極1
a〜1cの周囲に酸素または水素等の気体を吸収する吸
蔵部材700が設けられており、これにより酸素または
水素を吸蔵し、これを水槽30から取り出し、これから
酸素または水素等を取り出すことができる。なお、この
吸蔵部材としては酸素または水素の一種類のガスだけを
吸蔵する吸蔵部材を設けてもよく、また2種類の吸蔵部
材を同時に設けてもよい。但し飲料水を得る場合は酸素
が水中に入った方がよいので、水素吸蔵部材のみを設け
るのがよいと考えられる。
【0040】また、上記実施例では電極にカーボン電極
を用い、該カーボン電極が水中に溶け出すことによって
水質が改善される一助となるものとしたが、該水質を改
善するための物質としては活性炭あるいはミネラル等を
電極の中、又は水槽中に入れてもよいものである。
【0041】図4はこの発明の第3の実施例を示してい
る。図において、81は供給すべき3相交流の位相点弧
角を制御する位相制御器、200はその一次側鉄芯に3
つの一次コイル82,83,84が巻かれ、その各々の
中点から2次側出力を取り出すようにした単巻トラン
ス、400は位相制御回路81と単巻トランス200か
らなる電源装置である。また、1a〜1cはその各2次
側出力に接続された3本の電極、2dは上記3つの1次
側コイル82,83,84のニュートラル端子に接続さ
れたニュートラル電極である。また、電極間のアーク9
0は120°以上の点弧角では通常発生しないものであ
り、500は水のマルチアーク処理を行う処理部であ
る。
【0042】図4(b) は上記位相制御器81の詳細を示
し、図中85a〜85cはサイリスタ、86は零クロス
点検出器、87a〜87cは零クロス点検出器86の出
力を受け、各相のサイリスタ85a〜85cの点弧角を
調整する位相調整器である。
【0043】図5(a) は位相制御器81による点弧制御
動作を説明する図であり、図5(b) は単巻トランス20
0の2次出力の総和を示す。
【0044】また、図6(a) ,(b) は通常の単巻トラン
スの動作原理を説明するための図であり、300は一次
側コイルでその中間点から2次側出力が取り出されてい
る。また310,320は上記1次側コイル300の上
半部、及び下半部の抵抗分を示す。
【0045】次に動作について説明する。本実施例装置
においては、3相交流電源の出力端子1a〜1cより単
巻トランス200の3相コイル82,83,84への通
電は、位相制御器81によって制御され、図5(a) に示
すように各コイル82,83,84にはそれぞれ各相の
交流正弦波形X,Y,Zの位相角120°〜180°の
範囲(Xについてはcとf,Yについてはbとe,Zに
ついてはaとd)内においてのみ通電が行われ、それ以
外の時間は各コイルは開放状態である。
【0046】このようにして3相のコイル82,83,
84に順次通電が繰り返されると、鉄芯内には図5(b)
に示すような3倍周波の垂下特性を持った磁束が誘導さ
れ、この単巻トランス200の2次出力は各1次コイル
82,83,84中間点から取り出されているので、各
電極1a〜1cには図5(b) に示す垂下特性をもった鋸
歯状波の各々が流れることとなり、全体で見ると3倍周
波のアーク電流が流れることとなる。この場合1次側の
入力を調整することによりさまざまの2次合成波出力が
得られ、巾の広いアーク調整が得られる。これによって
水質に応じて適当なアークを発生することができる。
【0047】また本実施例では次の効果が得られる。
【0048】 本実施例では単相鉄心のトランスを使
用しているが、図6(a) ,(b) に示すように、1次巻線
に10Aの電流が流れるとき、その中点から取った2次
出力には20Aの電流が得られ、2次巻線のない単巻ト
ランスとなっているので、大幅な小型,軽量化を図るこ
とができる。
【0049】 本実施例で用いた電源は上述のように
垂下特性を備えたものであるので、この垂下特性を得る
ために従来一般に使用されている漏洩磁束型の装置また
は、可飽和リアクトルL等を用いる必要がなく、これに
伴う損失や力率の低下を生ずることがない。
【0050】また、得られる周波数も3倍となるので、
変圧器が小型となり、重量が従来の1/3で済み、大変
小型軽量となる。また、トランスの構造が簡単で小型軽
量で済むので、製造コストも大幅に低減できる。
【0051】 各相の交流正弦波形の点弧角を適当に
調整することにより、アークの強さを大きく調整するこ
とができる。
【0052】なお上記実施例では、単巻トランスを用い
て3相出力を得、これを用いてマルチアークを行うよう
にしたが、単相鉄心の1次側に上記単巻トランスと同じ
ように3つのコイルを巻き、2次側に1つの2次コイル
を巻いて、その2次コイルから図5(b) に示す3倍周
波,鋸歯状波の出力を取り出し、これを2電極間,4電
極間(2電極は同電位),6電極間(3電極は同電位)
に印加してアークを発生させるようにしてもよい。
【0053】以下、この発明の第4〜第9の実施例を図
について説明する。
【0054】図7〜図9はこの発明の第4の実施例によ
るアーク処理装置のトーチ部分を示す図であり、図16
は上記実施例の構成を模式的に示す図である。
【0055】図において、100は3相交流電源、2a
〜2cは3相交流電源100の3相出力端子、1a〜1
cは複数のカーボン部材からなる非消耗性の電極、3a
〜3cは3相出力端子2a〜2cと各非消耗性電極1a
〜1cとを接続する配線、20は被処理物としての水、
30は水20を入れる容器、40は容器30の上部に着
脱自在に設けた上部固定板、37は上記容器30の下部
に固定され、該容器30を安定させる足、90は該電極
1a〜1c相互間及び該各電極1a〜1cの先端部から
噴出されるアークである。
【0056】上記各電極1a〜1cの各々を摺動自在に
収容する、電導性部材からなる筒状ホルダー、6a〜6
cは該筒状ホルダー4a〜4cに摺動自在に収容され、
先端部が該電極1a〜1cと当接する電導性部材からな
る金属棒、7a〜7cは該筒状ホルダー4a〜4cに被
覆する絶縁膜、9は該筒状ホルダー4a〜4cをその各
透孔21a〜21cに挿通して、該電極1a〜1cの先
端が近接して所定の位置関係となるようこれらを保持す
る、絶縁性部材からなる位置決め保持部材、11a〜1
1cは該絶縁膜7a〜7cと該筒状ホルダー4a〜4c
に形成した螺子孔に螺挿され、上記各電極1a〜1cを
摺動可能に軽く固定保持する螺子である。
【0057】また、5a〜5cは上記各筒状ホルダー4
a〜4cの上記上部固定板40の外に突出する基部に螺
合する絶縁性部材からなる螺子部材、50は上記上部固
定板40の上側に設けられたカバー、41a〜41cは
上記上部固定板40に組みこまれた電導板で、これは上
記配線3a〜3cにより、上記3相出力端子2a〜2c
の各々に接続され、かつ上記筒状ホルダー4a〜4cの
各々と接続されている。12a,12b,12cはカバ
ー50,上部固定板40,上記容器30を固定する螺子
である。
【0058】また、22,23はニュートラル電極等を
上記容器30内に取り入れるために上記上部固定板40
と上記カバー50の各々の中心部に形成した孔、25a
〜25cはカバー50の螺子部材5a〜5cの上方部分
に当たる位置に形成され、かつカバー50の上部からド
ライバー等の使用により螺子部材5a〜5cを回動でき
る大きさの孔、24はカバー50に設けた配線用の穴で
ある。
【0059】また31は上記水20を上記容器30内に
取り入れる、該容器30の側面上方に設けた取り入れ
口、32は容器30内の水面を一定に保つように取り入
れ口31に取り付けたフロート装置、33はアーク処理
した該水20を該容器30より取り出すための該容器3
0の側面下方に設けた蛇口、34は容器30内に蛇口3
3の内側に設けた不純物を濾過するネット、26は短く
なった電極や不純物を容器30外に排出するための、容
器30の底部に設けた排出口、35は排出口16に設け
た開閉装置、36はアーク発生により容器30内に発生
する水素ガス等を容器40外へ排出する容器40上方に
設けたガス抜きパイプである。
【0060】ここで本発明で用いるマルチアーク発生装
置は以下の特徴を有するものである。
【0061】 大気中,液体中,真空中を問わずマイ
ナス電子イオンを帯びた超高温のアークが発生する。
【0062】 スイッチONと同時に4000℃以上
の熱源を得られるため、高融点物質でも溶融,溶解でき
る。
【0063】 電極の先端に回転磁界が発生するた
め、被照射物に対する電気的攪拌作用が期待できる。
【0064】 3の倍数で相数,電極数を増やすこと
が可能で電極径を太くするとともに負荷電流を増大して
大容量の物質でも短時間で処理できる。
【0065】 3相,6相等の多相交流を用いてお
り、各相の合計電流は常に0となり、アース線が不要の
ため、アークは相手電極等の対極を必要としない非移行
性のものとなり、従って金属以外の物質でも、これを相
手電極とする必要がないため電導性を有しない耐火物等
も直接加熱,焼結,溶融させることができる。
【0066】 複数の電極の中心部にニュートラル電
極を設けることにより、さらに強力なプラズマアークが
発生する。
【0067】 上記のニュートラル電極を設けるかわ
りに、この中心部から溶剤またはガス等を放出すること
もできる。
【0068】次に動作について説明する。本実施例にお
いては、容器30の中に水20を取り入れ口31より入
れ、少なくとも3つのカーボン部材からなる非消耗性の
電極1a〜1cが水20に漬かるようにする。次に、3
相交流電源100を3相出力端子2a〜2c、配線3a
〜3c、電導板41a〜41c、筒状ホルダー4a〜4
c、及び金属棒6a〜6cを介して、該3つの電極1a
〜1cの各々に印加すると、該3つの電極1a〜1c相
互間に複数のアークが発生するとともに、該3つの電極
1a〜1cの先端から強力な非移行性プラズマアーク9
0が発生する。このプラズマアークは水圧により圧縮さ
れるが、その温度は11000℃位の超高温に達し、こ
の発熱のために水17は局部的に加熱沸騰させられ、水
蒸気となるか、あるいは水素と酸素に分解することによ
ってあわを発生する。またこのプラズマアークの発生し
たときには遠赤外線,超音波,光,アークの青い光,音
波より5〜19倍速い衝撃波,回転磁界等も同時に発生
しており、爆発的に揺動し水20は激しく攪拌されるこ
とになる。
【0069】このように該マルチアーク中には超高温の
電子イオンやさまざまの温度領域や遠赤外線,超音波,
光,アークの紫外線,衝撃波,回転磁界等があることに
よって水20はこれらのものによる影響を受けて水質が
改質され、さらにカーボン部材からなる非消耗性の電極
1a〜1cからイオン性のカーボンが水中に溶出するこ
とにより、水20はこれによっても水質が改善されるこ
とになる。このマルチアークにて処理した水20は蛇口
33から適量取り出すことができる。
【0070】このようにしてマルチアークによる水の処
理,改質が行われるが、このアーク発生につれて上記各
電極1a〜1cの先端部分は徐々に消耗する。そしてこ
の上記各電極1a〜1cの先端部分の消耗がある程度進
むと、該各電極1a〜1cの間隔が広くなり、アーク9
0は弱くなったりあるいは発生しなくなる。
【0071】そこでこのような場合には、カバー50の
穴25a〜25cを通してドライバー等を使用して、螺
子部材5a〜5cの各々を回動させる。この回動により
各電導棒6a〜6cが押し下げられ、該各電導棒6a〜
6cに当接する上記電極1a〜1c相互間の距離を所望
の値、すなわちアーク発生可能な間隔に調整することが
できる。
【0072】このように本実施例では全く新規な構造の
アーク発生用トーチを構成したので、家庭用浄水器等に
好適なアーク処理装置が得られ、しかも上記電極1a〜
1c間の距離を螺子の回動により調整することにより、
長期間使用できるものが得られる。
【0073】次にこの発明の第5の実施例について説明
する。図10は、本発明の第5の実施例の要部の構成を
示す図であり、図において、61a〜61cは、上記絶
縁部材からなる螺子部材5a〜5cと接続され、着脱自
在のフレキシブルな接続部、62a〜62cは該螺子部
材5a〜5cの各々とフレキシブルな接続部61a〜6
1cとを固定する留金、63はフレキシブルな接続部6
1a〜61cの一端側を回動可能に支持するための穴を
設けた固定板、64a〜64cはフレキシブルな接続部
61a〜61c各々の一端に取付けられたギヤである。
また、60はモーター、65はモーター60の軸に取付
けられ、フレキシブルな接続部61a〜61各々のギヤ
64a〜64c と噛み合うギヤである。また、70は電
極2a〜2cが一定のピッチで押し下がるように駆動制
御する制御部である。他の構成は第4の実施例と全く同
様である。
【0074】次に動作について説明する。本実施例にお
いては、3相交流電源100をONしてアーク90が発
生させるのと同時に、モータ60もONされて回転す
る。そして該モータ60の軸に取付けられたギヤ65が
回転し、該ギヤ65に噛み合うギヤ64a〜64cが回
転し、フレキシブルな接続部61a〜61cがこれに応
じて回転する。すると、該フレキシブルな接続部61a
〜61cと接続された螺子部材5a〜5cの各々が回転
し、この回転に応じ電導棒6a〜6cが押し下がり、こ
の動作につれて電極1a〜1cの各々が押し下がる。こ
こで上記電極1a〜1cの各々を押し下げる速度は、ア
ーク発生時の該電極1a〜1cの先端部の消耗する度合
に合わせた一定のピッチとなるように制御部70を調整
することにより該電極1a〜1c相互間の間隔を常に一
定に保持することができ、アーク90の発生を維持する
ことができる。
【0075】このように本実施例では、アーク90の発
生につれて各電極1a〜1cを自動的に押し下げるよう
にしたので、長時間連続してアーク90を発生させるこ
とができ、大型の浄水装置に適したものが得られる。
【0076】また上記実施例第4,第5の実施例では電
導棒6a〜6cを設けたが、この電導棒6a〜6cの代
わりに、電極1a〜1cを長くするようにしてもよく、
上記実施例と同様の効果が得られる。
【0077】次にこの効果の第6の実施例について説明
する。図11〜図13はこの発明の一実施例によるアー
ク処理装置のトーチ部分を示す図であり、図において、
71a〜71cは一端を上記上部固定板40の下側の突
出部41a〜41cに、ボルト51a〜51c、及びナ
ット52a〜52cにより該上部固定板40と垂直な面
内で回動自在に接続された複数のロッドでその他端側で
は2又に分かれている。72a〜72cは上記各ロッド
71a〜71cの他端の二又部分71a1 〜71c1
その一部が挿入固定され、上記各電極1a〜1cの先端
が相近接可能にその他端を保持する電導性部材からなる
筒状固定ホルダー、3a’〜3c’は配線用の孔24
a’〜24c’を通じ、3相出力端子2a〜2cと上記
各筒状固定ホルダーを接続するフレキシブルな配線であ
る。
【0078】また、42a〜42cは、各電極1a〜1
cを保持する上記各ロッド71a〜71cの一端に外側
から巻きつけたベルトで、上記各筒状固定ホルダー72
a〜71cの、ロッド二又部72a1 に挿入した部分
を、該二又部72a1 とともに締めつけて電極1aをホ
ルタ72aに、該ホルダ72aをロッド71aに固着す
るものである。43a〜43c、44a〜44cは、ベ
ルトの締めつけ度合を調整するボルト、ナット、73a
〜73cは上記各ロッド71a〜71cの回動が該上部
固定板40と垂直になるよう、該各ロッド71a〜71
cをガイドする該上部固定板40の下側に固定されたガ
イド部材である。
【0079】また、74は上記固定板40の中心部に螺
子孔23’を設け、この螺子孔23’に螺合するハンド
ル、75はハンドル74の下部にボルト45により支持
され、その下端部が上記すべてのロッド71a〜71c
と当接し、その側面が上記各ガイド部材73a〜73c
の垂直な側面と摺接し、上記ハンドル74の回動により
上部各ガイド部材73a〜73cの側面に沿って上下動
可能な係合部材である。
【0080】また、25a’〜25c’は上記上部固定
板40の、上記各筒状固定ホルダー72a〜72cの最
上端位置における上記各電極1a〜1cの延長線と交わ
る部位に設けた、該電極1a〜1cを取り替えるための
孔、76a〜76cは上記各電極1a〜1cの取り替え
が簡単にできるよう上記上部固定板40の孔25a’〜
25c’に溶接等により固定され、該各電極1a〜1c
をホルダ72a〜72cまで案内するためのパイプ、2
7a’〜27c’は上記上部固定板40の、上記ホルダ
72a〜72cの最上端位置における各ボルト43a〜
43cの中心軸の延長線と交わる部位に形成され、該上
部固定板40の外側からドライバー等の使用によりボル
ト43a〜43cを回動するための所定の大きさの孔で
ある。
【0081】また、76は上記上部固定板の各孔に塵な
どの侵入を防止するための蓋で、ハンドル74の軸を中
心に回動自在であり、通常はビス45により上部固定板
40上に固定されている。77は上記各ロッド71a〜
71cが絶えず係合部材75と当接するよう該各ロッド
71a〜71cと上部固定板40の間に設けたバネであ
る。他の構成は第4の実施例と同様である。
【0082】次の動作について説明する。本実施例にお
いては、アーク発生動作は上記第4実施例と同様であ
る。そして各電極の消耗によりそれらの間隔が広くな
り、アーク90が弱くなったりあるいは発生しなくなっ
た場合の電極の位置調整は以下のように行う。すなわち
ハンドル74を回動させることにより、係合部材75を
押し下げると、これにつれて当接する各ロッド71a〜
71cも押し下がる。これによって各ロッド71a〜7
1cの先端に固定された各筒状固定ホルダー72a〜7
2cにより保持された各電極1a〜1cの先端の間隔を
所望の値、すなわちアーク90が発生可能な間隔に調整
することができる。
【0083】またこの装置を長時間使用して、上記各電
極1a〜1cが使用できなくなる程、短くなった場合、
ビス45を外して蓋76を回動して、その孔76d〜7
6fを上記固定板40の孔25a′〜25c′及び27
a〜27cと合わせる。次にハンドル74を回動させて
ホルダ72a〜72cを最上端位置に移動し、その状態
でベルト42a〜42cのボルト43a〜43cをゆる
めて短くなった上記電極1a〜1cを容器30の底に落
とし、排出口26より容器30外へ取り出す。
【0084】つぎに、上記固定板40に設けた孔25
a’〜25c’より、新しい電極1a〜1cを挿入し、
上記各電極1a〜1cの先端が所定の距離間に調整し、
上部固定板40に設けた孔27a〜27cを通してドラ
イバー等を使用し、ボルト43a〜43cを回動させ、
ベルト42a〜42cを締めつけることにより、上記各
電極1a〜1cを上記各筒状固定ホルダー72a〜72
cに装着することができる。
【0085】このように本実施例では各電極間の距離を
ハンドル74の回動により調整することができ、しかも
容器30の外から各電極を取り替え可能な構成にしたの
で、長時間使用でき、家庭用浄水器等に適したものが得
られる。
【0086】次にこの発明の第7の実施例について説明
する。図14は、本発明の要部の構成を示す図であり、
図において66′は上記ハンドル74にその一端が固定
されたフレキシブルな接続部、61′はハンドル側のフ
レキシブルな接続部66′の他端とモーター60の回転
軸を接続するフレキシブルな接続部、62′は上記両接
続部を固定するための止め金、63′はフレキシブルな
接続部61′の一端側を回動可能に支持するための穴を
有する固定板、70′はハンドル74の回動速度を駆動
制御する制御部である。他の構成は第5の実施例と全く
同様である。
【0087】次に動作について説明する。本実施例にお
いて、3相交流電源100をONしてアーク90が発生
するのと同時に、モーター60もONされて回転する。
そして該モーター60の回転軸が回転し、フレキシブル
な接続部61′,62′が回転する。これに応じてハン
ドル74が回転し、係合部材75が押し下げ、これに当
接する各ロッド71a〜71cも押し下がる。これに応
じて各ロッド71a〜71cの先端に固定された筒状固
定ホルダー72a〜72cにより保持された各電極1a
〜1cの先端の間隔も変化する。ここで、各々ロッド7
1a〜71cを押し下げる速度を、アーク90発生時の
該各電極1a〜1cの消耗度合に合わせた一定のピッチ
になるよう制御部70′を調整することにより、該各電
極1a〜1cの先端の間隔を常に一定に保持することが
でき、アーク90の発生を維持することができる。
【0088】このように本実施例では、アーク90の発
生につれて各電極1a〜1cを自動的に押し下げる構成
にしたので、長時間連続してアーク90を発生させるこ
とができ、また上記各電極1a〜1cの取替えも、上部
固定板の外側より簡単にでき、大型の浄水装置に適した
ものが得られる。
【0089】次にこの発明の第8の実施例について説明
する。図15は、この発明の第8の実施例によるアーク
処理装置のトーチ部分を示す図であり、ここでは第7図
の第4実施例のアーク処理装置において、容器30に、
水道管80を接続可能な上流側及び下流側開口部98,
99を形成し、水道管の一部に上記容器30を接続して
おり、他の構成は第4の実施例と同様である。
【0090】この装置では、上流からの水20’の流れ
に伴い、アーク発生装置を稼働し、アーク90を発生さ
せる。これにより電極1a〜1cの周辺で該水20’が
アーク処理され、下流へアーク処理水が流れる。
【0091】このように本実施例では水道管等にアーク
発生装置を取り付けることができ、水道局や海水の浄化
等に適したものが得られる。
【0092】以下、この発明の第9の実施例について説
明する。第17(a) はこの発明の第9の実施例によるア
ーク処理装置のブロック構成図を示している。
【0093】図において、200は直流電源、91a 〜
91cは直流電力を交流電力に変換する複数の変換部
で、直流電源200の正及び負電圧に接続された正側及
び負側の各接点96a 〜96c及び97a 〜97cを有
し、該正側及び負側の各接点のオン・オフ、あるいは正
側,負側の各接点間での切換が可能な各スイッチ回路9
2a〜92cと、該各スイッチ回路92a〜92cに接
続された各誘導回路93a〜93cとからなる。また3
a〜3cは上記各変換部91a 〜91cの各出力端子
で、各出力端子には各電極1a〜1cが接続されてい
る。また600はスイッチ回路の一回の切換によって得
られる出力波形の一周期T0 の1/3倍の位相差(1/
3T0 )でもって各スイッチ回路92a〜92cを切換
制御する制御回路、400は上記各変換部91a 〜91
c及び制御回路600からなる電源装置、500はアー
ク発生を行うトーチ部である。
【0094】この装置では、上記制御回路600により
上記各スイッチ回路92a〜92cを切換制御すると、
各変換部の出力端子3a〜3c間には図17(b) に示す
ような多相交流が出力され、上記該消耗性電極1a〜1
c相互間に、マルチアーク90が発生することとなる。
【0095】このように本実施例では直流電源からもア
ーク発生装置を使用できるので、車載用の小型浄化器等
に適したものが得られる。
【0096】また上記第4〜第7の実施例では被処理物
として水を使用したが、他の被処理物等を使用してもよ
い。また上記第4〜第8の実施例ではカーボン電極を使
用したが、他の電極を用いてもよい。また、上記実施例
では3つの電極を用いたが、これ以上複数の電極を用い
てもよい。
【0097】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係るアーク処理
装置によれば、アーク発生装置を用いて水中で被処理物
を処理、あるいは水自体を処理するようにしたから、被
処理物を超高温で処理することができる効果がある。
【0098】また上記マルチアーク処理した水は常温か
ら超高温までのさまざまの波動エネルギーを持ち、遠赤
外線,強力な紫外線等によって強力なる殺菌力を持ち、
さらには超音波,衝撃波、電磁力,電流,電圧や回転磁
界等を持っており、該水は殺菌処理されて無菌の飲料と
しても非常においしく、人間や動物の健康にとって非常
によい水が得られる。
【0099】またこの発明に係るアーク処理装置によれ
ば、上記水槽の上部固定板に固定され、該複数の電極の
各々を摺動自在に収容する複数の筒状ホルダーと、上記
各筒状ホルダーにより支持される上記各電極の先端をこ
れらが近接して所定の位置関係となるよう保持する位置
決め保持部材とを備えたから、上記各電極の消耗に伴い
該電極を送り出してその先端位置をアーク発生可能位置
に維持することができる効果がある。
【0100】また、上記各筒状ホルダーの上記上部固定
板の外に露出する基部に各螺子部材を螺合し、該各螺子
の回動により上記各電極を送り出し可能にしたから、上
記各電極を螺子の回動により送り出しその先端位置を微
調整することができる効果がある。
【0101】また、上記すべての螺子を連動して回動さ
せる螺子連動手段を備え、アーク発生時、自動で各電極
の先端位置が常に所定の位置関係となるようにしたの
で、電極の消耗に対し特に何の操作をも必要とせず長時
間連続してこの装置を使用できる効果がある。
【0102】またこの発明に係るアーク処理装置によれ
ば、円周状にほぼ等間隔に配置された複数の非消耗性電
極と、水槽の上部固定板の下側に、該上部固定板と垂直
な面内で回動自在にかつ該上記固定側に付勢して設けら
れた複数のロッドと、上記各々のロッドの先端に一体に
又は固定して設けられ、上記3つ以上の複数の電極の各
々の先端が相近似するよう、その他端を保持する各筒状
固定ホルダーと、上記上部固定板を貫通して、これと垂
直な方向に上下動可能に設けられ、上記各ロッドと当接
して該各ロッドの回転角度位置を変更させる各位置変更
部材とを備えたから、上記各電極の消耗に伴い上記位置
変更部材の上下動させ、該各電極の先端位置をアーク発
生可能位置に維持することができる効果がある。
【0103】また、上記位置変更部材を上記上部固定板
の中心部に設け、該上部固定板と螺合し、上記位置変更
部材の回動により、上記すべてのロッドの回動角度位置
を変更可能にしたから、上記すべての電極の先端位置を
一度に調整することができる効果がある。
【0104】また、上記上部固定板の、上記各筒状固定
ホルダーの最上端位置における上記各電極の延長線と交
わる部位に、該各電極を取り換えるための穴を設けたか
ら、上記容器の外部から該各電極を取り換えることがで
きる効果がある。
【0105】また、上記水槽を水道管等の流体を送るた
めのパイプ管と接続可能な上流側および下流側の開口側
を有するものとし、上記パイプ管の一部に上記水槽を接
続したので、上記流体を上記水槽内で発生する複数のア
ークにより処理することができる効果がある。
【0106】また、多相交流電源はとして、直流電源の
正及び負電圧に接続された正側及び負側接点を有し、正
側及び負側接点のオン・オフ、あるいは正側,負側接点
間での切換が可能なスイッチ回路と、該スイッチ回路に
接続された誘導回路とからなり、直流を交流に変換する
複数の変換部と、上記各変換部のスイッチ回路を所定の
時間差でもって順次切換制御する制御回路とを備え、直
流電源から多相交流電圧を出力する電源装置を用いたの
で、バッテリ等の直流電源を用いて高い周波数でかつ垂
下特性を持つ単相交流出力を得、これを用いて効率よく
アーク処理をすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるアーク処理装置の構
成図である。
【図2】この発明の第2の実施例によるアーク処理装置
の構成図である。
【図3】3相交流電源の波形を示す図である。
【図4】この発明の第3の実施例の構成図である。
【図5】その単相トランス50に入力される3相入力波
形及び垂下特性を持つ出力波形をその3相の一波と比較
して示す図である。
【図6】単巻トランスの動作原理を示す図である。
【図7】この発明の第4の実施例によるアーク処理装置
のトーチの部分の構成図である。
【図8】第7図のVIII−VIII線断面図である。
【図9】上記第4の実施例の上部から見た平面図であ
る。
【図10】この発明の第5の実施例の要部を示す正面図
である。
【図11】この発明の第6の実施例によるアーク処理装
置のトーチの部分の構成図である。
【図12】この発明の第6の実施例によるアーク処理装
置の要部の斜示図である。
【図13】この発明の第6の実施例の要部を示す図であ
る。
【図14】この発明の第7の実施例の要部を示す正面図
である。
【図15】この発明の第8の実施例の要部を示す構成図
である。
【図16】第4〜第8の実施例の全体構成を示す図であ
る。
【図17】この発明の第9の実施例によるアーク発生用
トーチのブロック構成図である。
【図18】上記第9の実施例の動作を説明するための波
形図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c 電極 1d ニュートラル電極 2a,2b,2c 3相交流電源の出力端
子 2d ニュートラル端子 4a,4b,4c 筒状ホルダ 5a,5b,5c 螺子部材 9 位置決め保持部材 20 水 30 容器 25a′,25b′,25c′ 孔 27a,27b,27c 孔 61a,61b,61c, フレキシブルな接続部 62a,62b,62c フレキシブルな接続部 64a,64b,64c ギヤ 90 アーク 91a,91b,91c 変換部 71a,71b,71c ロッド 72a,72b,72c 筒状固定ホルダ 100 3相交流電源 400 電源装置 500 マルチアーク処理部 600 スイッチ制御回路 700 吸蔵部材 800 被処理物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/48 H05H 1/32 - 1/38 H05B 7/10 - 7/156 H05B 7/18 - 7/22

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽の中に配置された複数の電極と、前
    記電極の周辺に設けられており且つ酸素、水素又は発生
    したガス等を吸蔵する吸蔵部材とを備え、前記水槽の中
    に前記電極が漬かるように水を入れ、前記複数の電極の
    それぞれにアークを発生する電圧を印加し、前記電極相
    互間にアークを発生させて前記水を処理することを特徴
    とするアーク処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアーク処理装置におい
    て、上記電極相互間に発生するアークは、複数の電極の
    各々に多相交流電圧、単相交流電圧又は直流電圧を印加
    することにより複数の電極相互間に発生する多電極アー
    クであること特徴とするアーク処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のアーク処理装置におい
    て、 円周状にほぼ等間隔に配置された複数の非消耗性電極
    と、 上記水槽の上部固定板に固定され、該複数の非消耗性電
    極の各々に摺動自在に収容する複数の筒状ホルダーと、 上記各筒状ホルダーにより支持される上記各電極の先端
    をこれらが近接して所定の位置関係となるよう保持する
    位置決め保持部材とを備えたことを特徴とするアーク処
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のアーク処理装置におい
    て、 上記各筒状ホルダーの上記上部固定板の外に露出する基
    部に各螺子部材を螺合し、該各螺子の回動により上記各
    電極を送り出し可能としたことを特徴とするアーク処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のアーク処理装置におい
    て、 上記すべての螺子を連動して回動させる螺子連動手段と
    を備えたことを特徴とするアーク処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のアーク処理装置におい
    て、 上記螺子連動手段は、アーク発生時、上記すべての螺子
    を上記各非消耗性電極の先端位置が常に上記の所定の位
    置関係となるように回動するものであることを特徴とす
    るアーク処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のアーク処理装置におい
    て、 円周状にほぼ等間隔に配置された複数の非消耗性電極
    と、 上記水槽の上部固定板の下側に、該上部固定板と垂直な
    面内で回動自在にかつ該上記固定板側に付勢して設けら
    れた複数のロッドと、 上記各々のロッドの先端に一体に又は固定して設けら
    れ、上記複数の電極の各々の先端が相近接するよう、そ
    の他端を保持する各筒状固定ホルダーと、 上記上部固定板を貫通して、これと垂直な方向に上下動
    可能に設けられ、上記各ロッドと当接して該ロッドの回
    転角度位置を変更させる各位置変更部材とを備え、 上記各位置変更部材の上下動により、上記各電極の先端
    相互間の距離を調整可能にしたことを特徴とするアーク
    処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のアーク処理装置におい
    て、 上記位置変更部材は上記上部固定板の中心部に設けら
    れ、該上部固定板と螺合するものであり、上記位置変更
    部材の回動により、上記すべてのロッドの回動角度位置
    を変更して、上記各電極の先端相互間の距離を調整する
    ことが可能であることを特徴とするアーク処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のアーク処理装置におい
    て、 アーク発生時、上記位置変更部材を上記各非消耗性電極
    の先端位置が常に所定の位置関係となるよう回動するよ
    うにしたことを特徴とするアーク処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項7、8又は9記載のアーク処理
    装置において、 上記上部固定板の、上記各筒状固定ホルダーの最上端位
    置における上記各電極の延長線と交わる部位に、該各電
    極を取り換えるための穴を設けたことを特徴とするアー
    ク処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載のアーク処理装置において、 上記水槽を、水道管等の流体を送るためのパイプ管と接
    続可能な上流側および下流側の開口部を有するものと
    し、 上記パイプ管の一部に上記水槽を接続して、上記流体を
    上記水槽内で発生する複数のアークにより処理するよう
    にしたことを特徴とするアーク処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項2、3、4、5、6、7、8、
    9、10又は11記載のアーク処理装置において、 複数の電極に印加すべき多相交流電圧を生成する多相交
    流電源は、直流電源の正及び負側に接続された正側及び
    負側接点を有し、正側及び負側接点のオンオフ、あるい
    は正側、負側接点間での切換が可能なスイッチ回路と、
    該スイッチ回路に接続された誘導回路とからなり、直流
    を交流に変換する複数の変換部と、 上記各変換部のスイッチ回路を所定の時間差でもって順
    次切換制御する制御回路とを備え、多相交流電圧を出力
    する構成となっていることを特徴とするアーク処理装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11又は12記載のアーク処理装置にお
    いて、上記電極に水質を改善するために必要な物質を用
    い、あるいは水槽中に該物質を介在させ、所望の水が得
    られるようにしたことを特徴とするアーク処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12又は13記載のアーク処理装
    置において、上記電極としてカーボン電極を用いたこと
    を特徴とするアーク処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13又は14記載のアーク
    処理装置によりアーク処理したことを特徴とするアーク
    処理した水。
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