JP3256917B2 - 立坑吹付け装置及び立坑吹付け工法 - Google Patents

立坑吹付け装置及び立坑吹付け工法

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  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立坑の壁面にコンクリ
ート又はモルタルを遠隔操作によって吹き付けて、当該
側壁を自立させる立坑吹付け装置及び立坑吹付け工法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、施工断面の大きな立坑では、一般
にロックボルト及びコンクリート吹付けによって土留め
するNATM工法が採用されている。しかしながら、施
工断面の小さい立坑では、施工断面の大きな立坑におい
て通常使用されている、掘削やコンクリートを吹き付け
る構造を持った汎用機を搬入することができない。
【0003】そこで、施工断面の小さい立坑では、図5
に示すように作業員Mがその立坑W内に入って人力で掘
削し、積み込みズリバケット1、簡易なウインチ櫓又は
小型トラッククレーン2により、掘削土砂を立坑W外に
排出し、その後、作業員Mあるいは他の作業員によって
側壁Waにコンクリート吹付けを行なって土留めをして
いる。ところが、このような狭い空間でのコンクリート
吹付け作業は悪環境下での苦渋作業となるため、これに
代わる方法として、鋼製のライナープレート3や、波型
鋼板と鋼製支保工等で立坑Wの側壁Waを土留めするこ
とも行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の鋼
製のライナープレート3を使用する立坑施工方法でも、
土留めのために作業員が立坑W内に入って作業をしなけ
ればならず、さらに鋼製のライナープレート3や波型鋼
板と鋼製支保工等の重い土留め材を扱うため、作業員に
とって苦渋かつ安全性の低い危険作業であることにかわ
りはなく、劣悪な労働環境となっている。
【0005】また、土留め材に鋼製のライナープレート
3等を使用したときには、ライナープレート3と掘削地
山との空間にモルタル等を注入して地山の緩みを防止す
る裏込め作業が必要となり、この場合にも作業員が立坑
W内に入って作業をしなければならず、作業が煩雑であ
り、かつ、長時間を要する。
【0006】このような煩雑な作業を軽減しようとし
て、裏込め作業を省略できるような穴開きライナープレ
ート等も考案されてはいるが、コンクリートが充分充填
されない等の課題が残されており、完全に裏込め作業を
省略できるまでには至っていない。
【0007】そこで本発明は、上記のような施工断面が
小さい立坑であっても、コンクリート又はモルタルの吹
き付けによる土留めを、遠隔操作によって機械的に行え
る立坑吹付け装置及び立坑吹付け工法を提供し、上記従
来の欠点を解消しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明立坑吹付け装置
は、次の構成からなる。 立坑の側壁にコンクリート
又はモルタルを遠隔操作により吹き付け、該側壁を自立
させる立坑吹付け装置であること。 クレーンにより
立坑W内に昇降自在に吊り下げられる枠体13が、その
立坑Wの側壁Waに対向配置される当接部材34を油圧
シリンダ33の駆動ロッド33aに固定してなる複数の
グリッパ16を備えていること。 上記枠体13が、
ノズル駆動部44に連繋している中空の旋回軸25を、
上側フレーム13aと下側フレーム13cに設置した上
部軸受23と下部軸受24とに回転自在に支持し、その
旋回軸25の下端に取付部材25′を取り付けているこ
と。 上記立坑の外方に設置した吹付け機39からコ
ンクリート又はモルタルを供給する供給ホース14に接
続した吹付けホース26を、その上側を上記旋回軸25
に挿入するとともに下側を上記取付部材25′の外側に
導出し、かつ、該取付部材25′に上記吹付けホース2
6の下端に取り付けたノズル27を、油圧シリンダ31
による鉛直面内回動を自在にして架設していること。
上記ノズル27によるコンクリート又はモルタルの吹
付け状態および上記立坑の側壁Waを監視するテレビカ
メラ32を、上記取付部材25′に取り付けているこ
と。
【0009】本発明立坑吹付け工法は、次の構成からな
る。 立坑の側壁にコンクリート又はモルタルを遠隔
操作により吹き付け、該側壁を自立させる立坑吹付け工
法であること。 上記構成の立坑吹付け装置を使用
し、クレーンにより立坑W内に吊り下げた枠体13の位
置決めを、各グリッパ16の油圧シリンダ33の駆動ロ
ッド33aを伸張して、その立坑Wの側壁Wa又は土留
め層Wbに当接部材34を当接押圧することにより行う
こと。 ノズル駆動部44に連繋している中空の旋回
軸25と取付部材25′を回転するとともに、吹付け機
39からのコンクリート又はモルタルを、供給ホース1
4及び吹付けホース26を介しノズル27から吹き出さ
せ、かつ、そのノズル27を油圧シリンダ31により鉛
直面内で適宜回動すること。 上記ノズル27による
コンクリート又はモルタルの吹付け状態および上記立坑
の側壁Waをテレビカメラ32を通じて監視し、枠体1
3の上下位置、ノズル27と上記側壁Wa又は土留め層
Wbとの相対位置、ノズル27からのコンクリート又は
モルタルの吹き出し量等を自動運転モード又はマニュァ
ル運転モードで遠隔操作すること。
【0010】
【作用】立坑内に枠体を吊り下げ、ノズルが立坑の側壁
から所要の距離を保って旋回するように、該枠体をグリ
ッパによって位置決めし、そこで、ノズルを旋回駆動し
ながら、立坑の壁面に向けてコンクリート又はモルタル
を吹き付けることができる。
【0011】
【実施例】本発明について図面を参照して説明する。図
1は一実施例としての立坑吹付け装置の全体構成を示す
説明図、図2は立坑内に配置される吹付けマニピュレー
タの詳細な構造を示す拡大側面図、図3は図2に示す吹
付けマニピュレータの上面図である。なお、図中Wbは
側壁の途中まで形成されている土留め層である。
【0012】図1に示す立坑吹付け装置は、コンクリー
トやモルタル(以下「コンクリート等」という。)及び
このコンクリート等に添加する水を供給する供給装置1
0と、たとえば前述した小型トラッククレーン2によ
り、立坑W内に昇降自在に吊り下げられる吹付けマニピ
ュレータ11と、この吹付けマニピュレータ11の各部
の駆動制御を離れた位置から行える遠隔制御部12とを
有している。
【0013】図1に示すように、供給装置10は立坑W
の入口近傍に設置されており、水ポンプ37と、後述す
る遠隔制御部12のコントロール装置40に設けられた
図示しない水流量計や水量調整バルブを備え、コンクリ
ート等の配合,細骨材の表面水率に合わせて水ポンプ3
7からの水の供給量を適量に調整する水量調整装置38
と、空練りコンクリート等と急結剤とを添加して混合す
る吹付け機39と、この混合されたコンクリート等を圧
縮空気にて水混合リング20に送り出すコンプレッサ3
6とを備えている。そして、吹付け機39にはコンクリ
ート等を送出する供給ホース14が接続され、水量調整
装置38には供給パイプ22が接続されている。
【0014】図2と図3とに詳細を示すように、吹付け
マニピュレータ11は、最大径が立坑Wの直径よりも小
さい平面正8角形柱状に組み立てられた枠体13を備え
ている。この枠体13の上側フレーム13aには、図1
に示す吊り下げ用のメインワイヤ18に吊り下げられる
ワイヤ17の取付部13b,13bが設けられている。
この枠体13には、この枠体13の下側に突出させて吹
付け部15が設けられている。
【0015】吹付け部15は、枠体13の上側フレーム
13aに取り付けられた上部軸受23と、下側フレーム
13cに取り付けられた下部軸受24を介して回転自在
に支持された中空の旋回軸25と、この旋回軸25の下
端部に一体的に取り付けられた下向き正面コ字状の枠体
からなる取付部材25’と、上側が旋回軸25内に挿入
され、下側が取付部材25’側に導出された柔軟な吹付
けホース26と、この吹付けホース26の下端部に取り
付けられたノズル27とを備えている。なお、図1,2
では取付部材25’の側面を示している。
【0016】吹付けホース26の上端部には、供給装置
10のコンクリート等を送出する供給ホース14が接続
されている。この供給ホース14と吹付けホース26と
の接続端部間には、供給ホース14に固定されたジョイ
ント19と、このジョイント19に取り付けられて、供
給パイプ22から供給される水と供給ホース14から供
給されるコンクリート等とを混合する水混合リング20
と、この水混合リング20に回転自在に取り付けられた
スイベルジョイント21とが配設され、このスイベルジ
ョイント21に吹付けホース26の上端部が接続されて
いる。この構造では、旋回軸25とともに吹付けホース
26がいずれの方向に回転するときにも、スイベルジョ
イント21が回転して、水混合リング20及び供給ホー
ス14が捩じれないようになっている。
【0017】取付部材25’の両脚部の下端部間には、
ノズル27を鉛直面内で揺動自在に支持する取付部25
aが架設されている。また、取付部材25’の中間部側
面には油圧シリンダ31が取り付けられており、この油
圧シリンダ31の駆動ロッド31aをノズル27に連結
している。従って、ノズル27は油圧シリンダ31によ
って鉛直面内で揺動される。さらに、この取付部材2
5’の上端側面には、ノズル27からのコンクリート等
の吹付け状態やコンクリート等が吹き付けられる側壁W
a部分を監視するテレビカメラ32が取り付けられてい
る。
【0018】ところで、旋回軸25は枠体13に設けら
れたノズル駆動部44によって水平面内でいずれの方向
に対しても360°旋回駆動されるようになっている。
ノズル駆動部44は、旋回軸25の上端部の外周壁に固
定された大径のスプロケット45と、枠体13の上側フ
レーム13aに固定されたモータ28と、このモータ2
8の駆動軸に固定された小径のスプロケット29と、こ
の両スプロケット45,29間に張設されたチェーン3
0とを備えている。
【0019】側壁Waと対向する枠体13の側面には、
この枠体13を立坑W内で位置決めする4個のグリッパ
16が水平方向で伸縮自在に設けられている。このグリ
ッパ16は、旋回軸25を中心とする同一水平面内で、
90°間隔で壁面に向けて枠体13に取り付けられた油
圧シリンダ33と、この油圧シリンダ33の駆動ロッド
33aに固定された当接部材34とを備えている。ま
た、枠体13の下側フレーム13c上には、油圧シリン
ダ33に対して作動油を加減圧調整する油圧ユニット3
5が取り付けられている。なお、本実施例では、4個の
グリッパ16を設けたものを示すが、これに限るもので
はない。
【0020】このグリッパ16は、吹付けマニピュレー
タ11を立坑W内で昇降移動させるときには、全当接部
材34が立坑Wの壁面Waから離れているように駆動ロ
ッド33aが縮められている。また、壁面Waに向けて
ノズル27からコンクリート等を吹き付けるときには、
旋回軸25がこの立坑Wのほぼ中心となるように、すな
わち、旋回軸25とともに旋回するノズル27と壁面W
aとの距離が全方位でほぼ等しくなるように、駆動ロッ
ド33aを伸ばすようにしている。なお、グリッパ16
の当接部材34の伸び出し量は、立坑Wの内径等を勘案
して設定すればよい。
【0021】遠隔制御部12は、立坑Wの入口近傍の操
作室H内に配置されたコントロール装置40及び上述し
たテレビカメラ32で撮影された映像を表示するテレビ
モニタ41と、吹付けマニピュレータ11の枠体13内
に搭載された制御ユニット42とを備えており、コント
ロール装置40と制御ユニット42とはケーブル43に
よって接続されている。また、供給装置10の水量調整
装置38とコントロール装置40との間にもケーブル4
3’が接続されている。
【0022】制御ユニット42には、油圧ユニット35
を介して全油圧シリンダ33,31、旋回軸25を駆動
するたとえば油圧モータ28、テレビカメラ32等が接
続されており、操作室H内に配置されたコントロール装
置40からコントロールできるようになっている。
【0023】次に、以上の構造の立坑吹付け装置を用い
た吹付け方法について、主に図4を参照して説明する。
コンクリート等の吹付け動作を行うときには、遠隔制御
部12によって油圧ユニット35を作動して全グリッパ
16を伸長駆動させる。これにより当接部材34は
(イ)で示す縮退位置から(ロ)で示す伸長位置に移動
され、図2にも示すように全当接部材34が既設の土留
め層Wbに当接して押圧する。この反作用として枠体1
3、すなわち旋回軸25が立坑Wのほぼ中心に位置決め
して保持される。
【0024】なお、吹付けマニピュレータ11自体は小
型トラッククレーンによって支持されているので、この
当接部材34による土留め層Wbの押圧力としては、土
留め層Wbに当接部材34の押し付け跡等が残らず、か
つ、枠体13を位置決めできる程度に設定すればよい。
【0025】このようにして位置決め動作が完了したな
ら、遠隔制御部12によって供給装置10を始動し、ノ
ズル27からコンクリート等を吹き出させ、かつ、ノズ
ル駆動部44を駆動して旋回軸25をいずれか一方に回
転させる。この旋回動作のとき、旋回軸25が立坑Wの
中心に一致しているので、ノズル27と側壁Waとが全
方位で等距離となる。さらに、油圧シリンダ31を駆動
してノズル27を鉛直面内で適宜揺動させてもよく、必
要がなければたとえば水平状態に停止させたままであっ
てもよい。
【0026】この吹付け動作によって、ノズル27から
吹き出されたコンクリート等は対向する側壁Waに付着
し、全方位で均一な土留め層Wbが既設の土留め層の下
側に連続して形成される。また、土留め層Wbの形成状
態をテレビカメラ32を介してテレビモニタ41によっ
て監視し、形成しつつある土留め層Wbが所定の厚みに
なったと判断したときに、供給装置10、ノズル駆動部
44、ノズル27の揺動をそれぞれ停止させる。そし
て、グリッパ16を縮退駆動して当接部材34を土留め
層Wbから離間させ、さらに所定距離だけ吹付けマニピ
ュレータ11を下降させる。このような動作を順次繰り
返して側壁Waの全面に土留め層Wbを形成する。
【0027】なお、本発明は上述した実施例に限るもの
ではなく、その要旨の範囲内で様々に変形実施が可能で
ある。上記実施例では、吹付けマニピュレータ11をテ
レビカメラ32を利用してマニュアル運転する遠隔操作
について説明したが、以下のようにして遠隔操作を自動
的に行うようにしてもよい。
【0028】まず、各アクチュエータの作動ピッチを設
定するとともに、地山状況に対応した吹付けパターンを
実行させるシーケンス制御用プログラムを複数用意し、
この複数のシーケンス制御用プログラムを上述したコン
トロール装置40内の図示しない記憶部に予め記憶して
おく。そして、吹付け作業を行うときには、記憶部に記
憶されている複数のシーケンス制御用プログラムの中か
ら、地山状況に応じた最適なシーケンス制御用プログラ
ムを選択して実行する。
【0029】このシーケンス制御用プログラムが実行さ
れると、各アクチュエータが駆動されるとともに、コン
トロール装置40から制御ユニット42に制御信号が出
力される。制御ユニット42は、入力された制御信号に
よって、供給装置10からのコンクリート等の吐出量に
応じて必要な土留め層Wbの厚さを確保するように、旋
回軸25の旋回速度とともに油圧シリンダ31の揺動速
度を増減制御する。これにより、当該吹付マニピュレー
タの自動運転が可能である。
【0030】また、自動運転時の吹付状況を遠隔操作部
12に設置されたテレビモニタ41によって監視し、必
要であればコントロール装置40を自動運転モードから
マニュアル運転モードに切り替え、前述と同様にして坑
外からの遠隔操作を行うことも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、施工断面が小さい立坑
であっても、遠隔操作によって機械的にコンクリート又
はモルタルの吹付けを行なうことができる。これによ
り、作業員の安全を確保でき、かつ、立坑内での苦渋作
業から解放することができる。また、連続した吹付け作
業を行えるので、作業時間を短縮することができ、コス
トの低減を図ることができる。さらに、コンクリート等
の側壁への吹付け状態を監視するテレビカメラを設けれ
ば、吹付け状態を容易に把握することができ、土留め層
を高品質に仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての立坑吹付け装置の全
体構成を示す説明図である。
【図2】立坑内に配置される、吹付けマニピュレータの
詳細な構造を示す拡大側面図である。
【図3】図2に示す吹付けマニピュレータの上面図であ
る。
【図4】本発明の立坑吹付け工法を示す説明図である。
【図5】従来の立坑の掘削作業を示す説明図である。
【符号の説明】
11 吹付けマニピュレータ 13 枠体 16 グリッパ 27 ノズル 44 ノズル駆動部 W 立坑 Wa 側壁 Wb 土留め層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野瀬 達哉 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (72)発明者 川村 哲也 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−263525(JP,A) 特開 平1−280200(JP,A) 特開 平6−221082(JP,A) 実開 昭62−16195(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/10 E04G 21/02 103 E21D 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立坑の側壁にコンクリート又はモルタルを
    遠隔操作により吹き付け、該側壁を自立させる立坑吹付
    け装置において、 クレーンにより立坑内に昇降自在に吊り下げられる枠体
    が、その立坑の側壁に対向配置される当接部材を油圧シ
    リンダの駆動ロッドに固定してなる複数のグリッパを備
    えていること、 上記枠体が、ノズル駆動部に連繋している中空の旋回軸
    を、上側フレームと下側フレームに設置した上部軸受と
    下部軸受とに回転自在に支持し、その旋回軸の下端に取
    付部材を取り付けていること、 上記立坑の外方に設置した吹付け機からコンクリート又
    はモルタルを供給する供給ホースに接続した吹付けホー
    スを、その上側を上記旋回軸に挿入するとともに下側を
    上記取付部材の外側に導出し、かつ、該取付部材に上記
    吹付けホースの下端に取り付けたノズルを、油圧シリン
    ダによる鉛直面内回動を自在にして架設していること、 上記ノズルによるコンクリート又はモルタルの吹付け状
    態および上記立坑の側壁を監視するテレビカメラを、上
    記取付部材に取り付けていることを特徴とする立坑吹付
    け装置。
  2. 【請求項2】立坑の側壁にコンクリート又はモルタルを
    遠隔操作により吹き付け、該側壁を自立させる立坑吹付
    け工法において、 請求項1記載の立坑吹付け装置を使用し、クレーンによ
    り立坑内に吊り下げた枠体の位置決めを、各グリッパの
    油圧シリンダの駆動ロッドを伸張して、その立坑の側壁
    又は土留め層に当接部材を当接押圧することにより行う
    こと、 ノズル駆動部に連繋している中空の旋回軸と取付部材を
    回転するとともに、吹付け機からのコンクリート又はモ
    ルタルを、供給ホース及び吹付けホースを介しノズルか
    ら吹き出させ、かつ、そのノズルを油圧シリンダにより
    鉛直面内で適宜回動すること、 上記ノズルによるコンクリート又はモルタルの吹付け状
    態および上記立坑の側壁をテレビカメラを通じて監視
    し、枠体の上下位置、ノズルと上記側壁又は土留め層と
    の相対位置、ノズルからのコンクリート又はモルタルの
    吹き出し量等を自動運転モード又はマニュァル運転モー
    ドで遠隔操作することを特徴とする立坑吹付け工法。
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