JPH1082272A - 立坑内壁ライニング装置 - Google Patents

立坑内壁ライニング装置

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JPH1082272A
JPH1082272A JP8257798A JP25779896A JPH1082272A JP H1082272 A JPH1082272 A JP H1082272A JP 8257798 A JP8257798 A JP 8257798A JP 25779896 A JP25779896 A JP 25779896A JP H1082272 A JPH1082272 A JP H1082272A
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JP
Japan
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unit
shaft
setting agent
quick
lining device
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JP8257798A
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English (en)
Inventor
Sakae Nakai
栄 中井
Masataka Uozumi
雅孝 魚住
Yuji Nagano
祐司 長野
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレーンの搬入・据え付けが困難な現場にお
いて掘削関連の施工機械で吊り下げ移動が可能な立坑内
壁ライニング装置を提供する。 【解決手段】 土留め材料に急結剤を混合する混合部2
1と、急結剤が混合された土留め材料を立坑の掘削壁面
に投射するインペラ22とを一体化してなる吹き付けユ
ニット3を、立坑の坑口に設置される吊り下げユニット
1に、昇降手段としての複数の吊り索2並びにウインチ
5を介して吊持させる。さらに、急結剤タンク24を吹
き付けユニットに併設するものとする。また、吊り下げ
ユニットの中心部に、吹き付けユニットの格納スペース
13を設けるものとする。一方、材料供給手段は、吹き
付け並びに吊り下げの両ユニットと別体に坑外に設けて
ポンプ圧送するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モルタルやコンク
リート等のセメント系の土留め材料で立坑の内壁をライ
ニングするための立坑内壁ライニング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】山岳地の急峻な場所での杭施工に採用さ
れる深礎工法においては、掘削壁面の土留め工として、
最近、ライナープレート工法に替わってNATM工法と
同様な吹き付け工法が試みられている。この吹き付け工
法は、材料供給用ホースを介して圧送装置から管路輸送
された土留め材料を、立坑の壁面に吹き付けてランニン
グ層を形成するようにしたものであり、通常、管路途中
で急結剤を混入した上で、圧縮空気を用いて先端吹き出
し部のノズルから材料を噴出させるようにしている。と
ころが、このエア圧送式のノズル吹き付け工法では、粉
塵や騒音によって坑内の作業環境が悪化する上、材料の
跳ね返りが多いといった不都合があり、特に小口径の立
坑では一般的な工法として定着していない。
【0003】そこで、上記問題を解決するべく、本件出
願人らは、特願平7−79469号等において、土留め
材料をインペラ等の回転投射手段によって加速させて投
射するようにした立坑内壁ライニング装置を先に提案し
たところである。これによると、圧縮空気を使用しない
ために上記の粉塵や騒音並びに跳ね返りを大幅に抑える
ことができる上、全周に渡る均一でかつ円滑なライニン
グ層を容易に形成することができるといった利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、深礎杭の施
工現場には、通常、クレーンを常設しており、このクレ
ーンにて立坑内壁ライニング装置を複数の立坑間で移設
しながら施工するようにしていた。これに対して、施工
場所が急斜面であるためにクレーンの搬入・据え付けが
面倒な場合には、その代用としてバックホーやクラムセ
ル等の自走可能なクローラ式機械を用いて移設ができる
と好都合である。ところが、上記立坑内壁ライニング装
置は、大容積の材料タンクを備えているために重量が嵩
み、上記掘削関連の施工機械では吊り下げが困難である
ために適用できないといった不都合があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
掘削関連の施工機械でも吊り下げ移動が可能な立坑内壁
ライニング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、流動状態にあるセメント系の土留め材料に
急結剤を混合する混合手段と、該混合手段を流通して急
結剤が混合された土留め材料を略円形断面をなす立坑の
掘削壁面に投射する回転投射手段と、前記混合手段に土
留め材料を供給する材料供給手段と、前記混合手段に急
結剤を供給する急結剤供給手段とを有する立坑内壁ライ
ニング装置であって、前記混合手段と前記回転投射手段
とを一体化してなる吹き付けユニットを、立坑の坑口に
設置される吊り下げユニットに昇降手段を介して吊持さ
せると共に、前記材料供給手段を、前記吹き付け並びに
吊り下げの両ユニットと別体に坑外に設けて、土留め材
料をポンプ圧送するようにしたことを特徴とする立坑内
壁ライニング装置を提供することにより達成される。
【0007】特に、前記昇降手段が、複数の吊り索並び
にウインチであると好ましい。その上、前記吹き付けユ
ニットに、前記急結剤供給手段を併設すると良い。これ
に加えて、前記吊り下げユニットの中心部に、前記吹き
付けユニットの格納スペースを設けると好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に基づき構成された立坑内
壁ライニング装置を示している。この立坑内壁ライニン
グ装置は、深礎杭の施工において掘削された立坑の内壁
面に土留め用モルタルライニング層を形成するものであ
り、立坑の坑口に据え付けられる吊り下げユニット1
と、この吊り下げユニット1から垂下した吊り索2によ
って立坑内に吊持される吹き付けユニット3とを有して
いる。
【0010】吊り下げユニット1は、図2に併せて示す
ように、複数の棒状部材を格子状に互いに接合して形成
されたフレーム4に、吹き付けユニット3を昇降するた
めの一対のウインチ5と、このウインチ5並びに後述す
る吹き付けユニット3の駆動機器を操作するための操作
盤6とが搭載されたものである。フレーム3の4隅に
は、接地脚7が設けられており、立坑周縁の地表面上に
載置されるようになっている。
【0011】ウインチ5は、モータ8と減速機9とドラ
ム10とからなり、ドラム10に巻き付けられた吊り索
2が、鉛直回転軸を有するプーリ11と、水平回転軸を
有するプーリ12とを経て立坑内に垂下されるようにな
っている。この一対のウインチ5は、互いに連動して或
いは単独で起動・停止が可能なものとするのが望まし
い。
【0012】吊り下げユニット1の中心部には、吹き付
けユニット3の格納スペース13が設けられている。こ
の吹き付けユニット格納スペース13と両端側の一対の
ウインチ5との間のスペースには、有底箱状に金網が張
設されており、作業者が乗り込むための作業デッキ14
・15となっている。このうちの操作盤6を備えた方の
作業デッキ15では、運転者が下方の吹き付けユニット
3の動作状況を目視しながら吹き付けユニット3を遠隔
操作することになる。
【0013】吊り下げユニット1からは、図示しない材
料ポンプから圧送される土留め材料としてのモルタルを
吹き付けユニット3に供給するための材料圧送ホース1
6が、吊り索2に沿って垂下されている。これと同様
に、操作盤6と吹き付けユニット3の駆動機器とを電気
的に接続する電源ケーブル17が垂下されている。な
お、材料圧送ホース16は、吊り下げユニット1から吊
り索2に沿って垂下させるのではなく、坑口の周縁に係
止された揺れ止めロープに支持された状態で坑口から直
接垂下させるようにしても良い。
【0014】吹き付けユニット3は、図3及び図4に示
すように、横方向に延在する架台20と、架台20の中
心部の開口に挿設されたモルタルと急結剤との混合手段
としての混合部21と、この混合部21の下端部に枢着
されたモルタルの回転投射手段としてのインペラ22
と、混合部21の側方の架台20上に搭載されたインペ
ラ駆動用モータ23と、混合部21を挟んでインペラ駆
動用モータ23の反対側の架台20上に搭載された急結
剤タンク24と、混合部21を挟んで急結剤タンク24
の反対側でインペラ駆動用モータ23と列んで架台20
上に搭載された急結剤圧送ポンプ25とを有している。
【0015】混合部21は、縦置き円筒状の側壁26a
並びに円盤状の上壁26bからなるケーシング26と、
このケーシング26の中心線上に配置された軸部材27
と、この軸部材27から径方向に突出した複数の攪拌部
材28とを有している。
【0016】ケーシング26の上壁26bには、材料導
入管29が貫設されており、その上端に材料圧送ホース
16が接続され、ここから供給されるモルタルがケーシ
ング26の内部に導入されるようになっている。上壁2
6bは、側壁26aに対して3点で着脱可能にねじ止め
されている。側壁26aには、メンテナンス用の開口が
設けられ、これを開閉する扉30が蝶着されている。側
壁26aは、架台20に対して固定されている。
【0017】材料導入管29には、モルタルに急結剤を
添加するためのノズル31が挿設されている。このノズ
ル31には、急結剤圧送ホース32が接続されている。
急結剤タンク24内の液状の急結剤は、急結剤供給ホー
ス33を介して急結剤ポンプ25に吸引され、急結剤圧
送ポンプ25から吐出されて急結剤圧送ホース32を介
してノズル31に圧送されてケーシング26の内部に向
けて噴射される。
【0018】攪拌部材28は、軸部材27の全長に渡っ
て軸線方向に所定の間隔を置いて前後左右のいずれかの
径方向に突出するように配設されており、その先端はケ
ーシング26の内面に近接する位置まで突出され、ケー
シング26の内面に付着したモルタルを掻き取るように
なっている。
【0019】インペラ22は、ケーシング26の下端部
が嵌入する円孔34aが開設された円環状の上板部34
と、これに対向配置された円盤状の下板部35と、これ
ら上板部34並びに下板部35間に放射状に複数枚設け
られた羽根部36とからなっている。
【0020】上板部34と下板部35とは連結部材37
にて剛結されており、その上端に、略ハット形状の筒軸
38が固設されている。この筒軸38は、軸受け39を
介してケーシング26に相対回転可能に保持されてお
り、インペラ駆動用モータ23の出力軸に連結された駆
動プーリ40とVベルト41を介して連結されている。
これらのインペラ駆動機構にインペラから投射されるモ
ルタルの飛沫が付着するのを防止するため、架台20の
下面にカバーパネルを設けるのが望ましい。
【0021】下板部35の内面中心部には、軸部材27
の下端を支持する下方が拡径した円錐状の支持体43が
固設されており、軸部材27がインペラ22に追随して
回転するようになっている。
【0022】インペラ駆動用モータ23並びに急結剤圧
送ポンプ25は、側壁並びに上壁に開口を有する箱状の
カバー44で覆われている。
【0023】架台20には、混合部21を挟んでインペ
ラ駆動用モータ23並びに急結剤圧送ポンプ25側の端
部と急結剤タンク24側の端部とにそれぞれ、吊り索2
と架台20とを連結するための連結部材45が固設され
ており、この一対の連結部材45の頂部に、一対の吊り
索2の末端のフックをそれぞれ留めることで吹き付けユ
ニット3が吊持される。
【0024】インペラ駆動用モータ23には、インバー
タ制御で回転数可変式のものを、急結剤圧送ポンプ25
には、同じくインバータ制御で可変容量式のものをそれ
ぞれ採用するのが好ましい。
【0025】ここで、この立坑内壁ライニング装置によ
るライニングの施工手順を説明する。
【0026】まず、吹き付けユニット3のインペラ22
の回転軸が立坑の中心線に概ね整合するように吊り下げ
ユニット1を立坑の坑口に据え付ける。これにより、イ
ンペラの芯出しがなされる。そして、吹き付けユニット
3を降ろしてライニング開始位置に位置決めした後、吊
り下げユニット1の操作盤6からの遠隔操作によって、
インペラ駆動用モータ23を所定回転数で回転させると
共に、坑外のモルタルポンプを作動して、所定の水/セ
メント比並びにスランプ値に配合されたモルタルを吹き
付けユニット3の混合部21に供給する。また、同時
に、急結剤圧送ポンプ25を作動して、急結剤を混合部
21に供給する。
【0027】材料圧送ホース16で送られてきたモルタ
ルは、ケーシング26の上部の材料導入管29から、順
次、ケーシング26の内部を充満されない状態で自由落
下する。このとき、落下するモルタルに向かってノズル
31から適量の急結剤が連続的に噴射され、この急結剤
とモルタルとが、インペラ22に連動して高速回転する
攪拌部材28によってせん断混合される。急結剤と十分
に混合されたモルタルは、ケーシング26の下端部か
ら、回転動作しているインペラ22の中心部に導入され
る。
【0028】そして、モルタルは、このインペラ7の中
心部の支持体40で軸線に直交する向きに方向変換され
て四方に分散された後、遠心力で羽根部36に沿って外
周に向かって移動して略接線方向に放出される。こうし
て投射されたモルタルは、小塊となって広い範囲に飛散
し、立坑の内壁面に衝突して薄膜状に広がり、これが次
々に堆積して立坑内壁の周面全体に強固で均一な厚さを
有するモルタルライニング層が形成される。
【0029】このとき、インペラ22が等速回転を行う
定常状態では、高速回転するインペラ22から全周に渡
って均等にモルタルが投射されるため、投射の反力が均
衡し、吹き付けユニット3に横向きや回転方向の力が作
用しないため、吊り索2による吊持で安定した投射が可
能である。一方、始動時には、インペラ22の慣性力の
反作用で吹き付けユニット3に回転方向の力が作用する
ことになるが、2本の吊り索2で吊持されているため、
吹き付けユニット3の自転が効果的に抑制される。
【0030】以上のようにしてモルタルを遠心投射する
一方で、これと並行して吊り下げユニット1のウインチ
5を動作させて、吹き付けユニット3を立坑の中心線に
沿って昇降する。これにより、インペラ22による立坑
の内壁面へのモルタルの投射位置が上下に変位され、深
さ方向においても均一な厚さのモルタルライニング層を
円滑にかつ能率よく形成することができる。このとき、
ウインチ5による吹き付けユニット1の昇降動作の反復
回数、並びにインペラ駆動用モータ23の回転数及び回
転方向等を適宜制御することによって所望の厚さのライ
ニング層を施工することができる。
【0031】ところで、本立坑内壁ライニング装置は、
図5乃至図9に示すように、自走可能な地上設備51a
から立坑の坑底に吊り降ろされてカッタービット51b
により地山の切削を行う掘削装置51と、ベースマシン
52aに支持された伸縮自在なアーム52bの先端にク
ラムセル52cを備えたパイプクラム52とを組み合わ
せることで効率的な掘削を行うことができる。ここで
は、立坑を所定の目標深度まで掘り下げるために複数回
繰り返される工程の1サイクルについて説明する。
【0032】まず、図5に示すように、まず、掘削装置
51を用いて、地山の切削並びに当たり取りを行う。こ
のとき、必要であれば、掘削装置51に設けられた図示
しないさく岩機を利用して予め穿孔を行っておくと良
い。掘削が進むと、図6に示すように、適宜、掘削装置
51と入れ違いにパイプクラム52を配置してずりの搬
出を行う。
【0033】こうして立坑が所定深度掘進されると、今
度は、このパイプクラム52を用いて、図7に示すよう
に、吹き付けユニット3を格納した状態の吊り下げユニ
ット1を立坑の坑口に据え付け、図8に示すように、ラ
イニングを行う。この場合、ミキサー車53が、立坑か
ら離れた坑外の進入可能な適所に停車されており、この
ミキサー車53の近傍に設置され材料圧送ポンプ54
に、材料圧送ホース16が接続されている。
【0034】以上の掘削、ずり出し並びにライニングの
各工程は、各々の工程に対応した装置を互いに隣り合う
立坑に順次移動させながら並行して進められる。図9
は、縦横に2列計4つの立坑を1組として施工する場合
の例を示している。
【0035】今、図中左下の立坑S1では掘削が、図中
左上の立坑S2ではずりの搬出が、図中右上の立坑S3
ではランニングが行われており、各立坑における工程が
共に完了すると、立坑S1の掘削装置51が立坑S4
に、立坑S2のパイプクラム52が立坑S1にそれぞれ
移動して、各立坑の工程が次段階に進む。このとき、立
坑S2のパイプクラム52が旋回並びに前後に自走し
て、立坑S3の吹き付けユニット3を格納した吊り下げ
ユニット1を立坑S2に移動する。
【0036】
【発明の効果】このように本発明によれば、重量の嵩む
材料タンク等の材料供給手段を別体としたため、軽量化
する上で極めて大きな効果があり、バックホー等の掘削
機械で吊り下げ移動が可能となる。一方、材料供給手段
は、ポンプ圧送することにより、立坑施工地点から離れ
た場所に設置することができ、ミキサー車の進入が面倒
な場合にも容易に対応可能となる。
【0037】これに加えて、昇降手段として吊り索で吹
き付けユニットを吊持するものとすると、軽量化する上
で効果的である。そして、この吊り索を複数設けること
により、軽量な吹き付けユニットが始動時のインペラの
慣性力で自転するのを効果的に抑制することができる。
その上、吊り下げユニットの投射開始位置への吊り降ろ
し動作やライニング時の上下動作による揺れを少なくす
ることができる。なお、吊り索は、上記実施形態のよう
に、変動する急結剤の重量によってバランスがくずれな
いように吹き付けユニットを構成することで、2本で十
分に対応可能である。
【0038】このように材料タンクを別体にすることに
よって大幅に軽量化することがでるが、一方、急結剤の
使用量は比較的少量であるため、吹き付けユニットに、
急結剤の貯留タンク並びに圧送ポンプを設けても、重量
増加が比較的小さくて済む。例えば、口径3m程度の立
坑に対応した装置の場合、全体で600kg程度にな
り、バックホー等の掘削機で吊り下げ可能な重量に抑え
ることができる。一方、混合手段への導管が短縮化され
るため、圧力損失が低減されると共に、結晶化による導
管内面への固結に対するメンテナンスが容易になるとい
った利点が得られる。
【0039】さらに、吊り下げユニットの中心部に吹き
付けユニットの格納スペースを設けると、小型化される
ために移動が容易になり、工事の効率を高める上で効果
的であり、しかも、吊り下げ移動時に吊り下げユニット
が吹き付けユニットを保護するといった利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき構成された立坑内壁ライニング
装置が立坑内に据え付けられた状況を示す断面図。
【図2】図1の立坑内壁ライニング装置を示す上面図。
【図3】図1に示す立坑内壁ライニング装置の吹き付け
ユニットを示す拡大断面図。
【図4】図3の吹き付けユニットを示す上面図。
【図5】図1の立坑内壁ライニング装置を用いた立坑施
工における掘削工程を示す断面図。
【図6】同じく立坑施工におけるずり出し工程を示す断
面図。
【図7】同じく立坑施工において、本発明による立坑内
壁ライニング装置の据え付け作業状況を示す断面図。
【図8】同じく立坑施工におけるライニング工程を示す
断面図。
【図9】同じく立坑施工において、掘削、ずり出し並び
にライニングの各工程が複数の立坑間で並行して行われ
る作業状況を示す平面図。
【符号の説明】
1 吊り下げユニット 2 吊り索 3 吹き付けユニット 4 フレーム 5 ウインチ 6 操作盤 7 接地脚 8 モータ 9 減速機 10 ドラム 11・12 プーリ 13 吹き付けユニット格納スペース 14・15 作業デッキ 16 材料圧送ホース 17 電源ケーブル 20 架台 21 混合部 22 インペラ 23 インペラ駆動用モータ 24 急結剤タンク 25 急結剤圧送ポンプ 26 ケーシング 27 軸部材 28 攪拌部材 29 材料導入管 30 扉 31 ノズル 32 急結剤圧送ホース 33 急結剤供給ホース 34 上板部 35 下板部 36 羽根部 37 連結部材 38 筒軸 39 軸受け 40 支持体 40 駆動プーリ 41 Vベルト 43 支持体 44 カバー 45 連結部材 51 掘削装置 52 パイプクラム 53 ミキサー車 54 材料圧送ポンプ S1〜S4 立坑

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動状態にあるセメント系の土留め材
    料に急結剤を混合する混合手段と、該混合手段を流通し
    て急結剤が混合された土留め材料を略円形断面をなす立
    坑の掘削壁面に投射する回転投射手段と、前記混合手段
    に土留め材料を供給する材料供給手段と、前記混合手段
    に急結剤を供給する急結剤供給手段とを有する立坑内壁
    ライニング装置であって、 前記混合手段と前記回転投射手段とを一体化してなる吹
    き付けユニットを、立坑の坑口に設置される吊り下げユ
    ニットに昇降手段を介して吊持させると共に、前記材料
    供給手段を、前記吹き付け並びに吊り下げの両ユニット
    と別体に坑外に設けて、土留め材料をポンプ圧送するよ
    うにしたことを特徴とする立坑内壁ライニング装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降手段が、複数の吊り索並びに
    ウインチであることを特徴とする請求項1に記載の立坑
    内壁ライニング装置。
  3. 【請求項3】 前記吹き付けユニットに、前記急結剤
    供給手段を併設したことを特徴とする請求項1若しくは
    請求項2に記載の立坑内壁ライニング装置。
  4. 【請求項4】 前記吊り下げユニットの中心部に、前
    記吹き付けユニットの格納スペースを設けたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の立坑内
    壁ライニング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006188860A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd トンネル用ライニング装置
WO2012035481A1 (en) * 2010-09-15 2012-03-22 Master Drilling (Pty) Limited Integral hoisting cable arrangement
CN102937026A (zh) * 2012-11-19 2013-02-20 淮南联合大学 一种旋槽式湿式喷浆机

Cited By (3)

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