JP3256703B2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP3256703B2 JP21215590A JP21215590A JP3256703B2 JP 3256703 B2 JP3256703 B2 JP 3256703B2 JP 21215590 A JP21215590 A JP 21215590A JP 21215590 A JP21215590 A JP 21215590A JP 3256703 B2 JP3256703 B2 JP 3256703B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は縫製途中において縫い目をとばす操作がで
きるようにしてあるミシンに関する。
〔従来の技術〕
昇降機構によって上下動されるようにした昇降杆と、
上記昇降杆と平行でかつ上下動自在に備えられた針棒と
を有し、上記針棒には水平方向にオープンとなった受入
空間を有する係合体が付設してある一方、上記昇降杆に
は、一部が上記受入空間に位置可能な長さの昇降体が付
設してあり、更に上記昇降杆には、該昇降杆を上記昇降
体の一部が上記受入空間に入り込む方向に回動させるよ
うにしたばねと、昇降杆を昇降体の一部が上記受入空間
から出る方向に上記ばねの付勢力に抗して回動させるよ
うにしたロータリーソレノイドとを付設したミシンがあ
る(例えば実開昭51−4549号全文明細書参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来のミシンでは、目とびの為に上記昇降体の一
部を上記受入空間から素早く離脱させる為には上記ばね
の付勢力は弱くしておく必要がある。すると、目とびを
終えて上記昇降体の一部を再び上記受入空間に入り込ま
せる場合、ばねの付勢力が弱い為その入り込む速度が遅
い問題点がある。このことは比較的遅い速度での縫製動
作中でないと目とびを行なえぬ問題点がある。尚上記ば
ねの付勢力を強くすれば上記入り込む速度を速くできる
が、そのようにすると上記離脱の為にその強い付勢力に
打ち勝つ大きなソレノイドが必要になってしまう為、上
記ばねの付勢力の強さには限界があった。
また上記従来のミシンは、1本針のミシンであるが
為、昇降杆と、針棒の係合体との間を極めて近接させ
て、昇降杆の回転中心から昇降体の先端までの「持ち出
し長さ」を極めて短少にしている。これにより、昇降体
の自由端を回動させる為の「トルク」は微小になり、上
記「ばね力」は小さなもの、例えば凡用のソレノイドに
付設されている「ばね」の利用が可能になっている。
しかし、多針ミシン等、1本の昇降杆2と選択利用す
る為の複数の針棒7、7・・・7との間隔が広く、大き
くなる形式のミシンにおいては、昇降体5の「持ち出し
長さ」を長くすると、長くなる程、先端の回動力は必然
小さくなる。従って昇降杆2を急速に回す為には「ばね
力」を強くすることにより、凡用のソレノイドが使えな
くなる問題点が生じる、その上に、上記ばね力を大きく
すると、それに係わるソレノイドの大型化の問題点がよ
りいっそう大きな問題点となる。
本願発明は上記従来技術の問題点(技術的課題)を解
決する為になされたもので、昇降杆2の回転中心から、
針棒の係合体21までの距離が大きく離間していても、昇
降体5の本体41は、小さなばね力で緩やかに回動させ、
係合体21の受入空間22に係合子45の自由端が突入する瞬
間は、昇降体5における小さく、かつ短い寸法になる係
合子45を、小さなばね力で急速回動させ、再係合を敏速
に行なうことができるようにして、上記従来技術に比べ
より高速での縫製動作中において目とびを行なうことが
できるようにしたミシンを提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決する為の手段〕
昇降機構によって上下動されるようにした昇降杆と、
選択利用可能に、一定間隔を隔てて夫々は上記昇降杆と
平行でかつ上下動自在に備えられた複数の針棒とを有
し、上記各針棒には水平方向にオープンとなった受入空
間を有する係合体が付設してある一方、上記昇降杆に
は、自由端部が、選定されて所定位置にある一つの係合
体の受入空間に挿入可能な長さに構成された昇降体が付
設してあり、更に上記昇降杆には、該昇降杆を上記昇降
体の一部が上記受入空間に位置する状態と受入空間から
退避する状態とに横回動きせるようにした操作機構を連
繋させてあるミシンにおいて、上記昇降体は、上記昇降
杆に元部を取付けて、先部を昇降杆と一体的に横回動す
るようにした昇降本体と、上下方向には昇降本体と一体
動が可能なように係合子の元部は、昇降本体に設けられ
た上下の腕部相互間に挟持されており、かつ、係合子の
元部は、上端を機枠に固着した案内杆に、往復回動自在
かつ上下動自在に装着し、上記往復回動のうち往動させ
るために、昇降杆を回動させる操作機構を有し、この昇
降杆の往動により昇降杆に固着された昇降本体を回動
し、昇降本体先端に設けた押動片が係合子元部を往動し
得る位置に各部材を配置し、さらに、昇降杆を回動させ
る操作機構が解除されたとき復動するために、昇降本体
の先部と係合子との間には、係合子の自由端部が昇降本
体の先部に対して受入空間の方向に付勢されるように付
勢用ばねが介設したのである。
〔作用〕
昇降体の上下動により針棒が上下動され縫製が行なわ
れる。目とびをする場合、操作機構により昇降杆が回さ
れる。すると昇降体の係合子は針棒の係合体から離脱す
る。この状態では昇降体の上下動は針棒に伝わらず、針
棒の縫製動作は行なわれない。目とびを終える場合、昇
降体の上昇途中において操作機構により昇降杆が反対方
向に戻される。すると昇降本体のみが元の位置に復帰
し、係合子はそれに与えられている付勢力によって針棒
ないしは係合体に当接する。昇降体が更に上昇して係合
子が受入空間の高さまで至ると、係合子は上記付勢力に
より受入空間に入り係合体との係合状態が達成される。
この状態では再び針棒は上下動される。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。第1
図及び第2図において、1は、夫々針8を備える複数の
針棒7を選択利用可能に備えている多針ミシンにおける
ヘッドフレームである。2〜5はミシンにおける昇降装
置を構成する部材及び機構で、2は昇降杆、3は図示外
のモータによって回動されるようにした主軸、4は主軸
3の回動により昇降杆2を上下動させるようにした昇降
機構であり、一例としてクランク機構が用いてある。5
は昇降杆2に付設した昇降体である。次に6は第2図の
ように複数の針棒を支持する為に、フレーム1に横移動
の一例として水平回動自在に取付けた保持枠、7は保持
枠6に昇降杆2と平行状態でかつ上下動自在に装着した
複数の針棒で、下端には夫々縫製用の針8を備えてい
る。9はミシンヘッドに備えられた周知の針板で、針孔
9aを備える。
次に上記昇降杆2に関する構造について説明する。1
1,12はフレーム1に備えられた軸受で、これらの軸受に
対し昇降杆2が上下動並びに回動自在に装着してある。
13は昇降杆2に付設した操作機構で、よく知られている
ように目とび動作の為に昇降杆2を往、復回動させるよ
うにした機構であり、例えばロータリーソレノイドが用
いられる。
次に昇降機構4について説明する。15は主軸3に取付
けた回転体、16は昇降杆2に固着した止金、17は昇降杆
2に回動自在に取付けた結合具で、止金16によって昇降
杆2と一体に上下動するようになっている。18はクラン
クロッドで、その一端は回転体15に対しその偏心位置に
枢着され、他端は上記結合具17に枢着してある。
次に針棒7の関連について説明する。針棒7は第2図
に示されるように保持枠6に対しその回動中心を中心と
する同一円周上に複数本が並べた状態で配列されてい
る。そして保持枠6が図示外の針棒切替機構により回動
されることにより周知の多針ミシンと同様に複数の針棒
7が針孔9aの上方の縫製位置に交換的に位置されるよう
になっている。21は針棒7の上端に取付けた係合体で、
水平方向がオープンとなった受入空間22を有しており、
その空間の下側が押下部23、上側が引上部24となってい
る。次に25は針棒7に相対的な上下動を自在に装着した
布押えを示す。26は該布押え25における押え金で、その
下端部が布を押える為の押え部となっている。上部の水
平部分には針棒7が貫挿されている。27は布押え25にお
ける支持片で、押え金26を支えてその上下位置を定める
為のものであり、針棒7と平行状態に配設され、その下
端に上記押え金26の上部側の端部が固着してある。該支
持片27は上記押え金26の回り止をも行う為のものであ
り、保持枠6に形成された溝状の案内部28に第3図の如
く嵌合させてある。29は布押え25におけるばね座で、針
棒7の中間部に相対的な上下動を自在に装着してあり、
上記支持片27の上端が連結してある。その連結構造は、
第4図に示されるようにばね座29に透孔29aが形成さ
れ、そこに支持片27の上端部が挿通されて止ねじ30で固
定してある。次に31は保持枠6に対し布押え25を上向き
に付勢する為の第1ばねで、保持枠6とばね座29との間
に介在させてある。32は針棒7に対し布押え25を下向き
に付勢する為の第2ばねで、係合体21とばね座29との間
に介在させてある。これらは何れも圧縮コイルばねが用
いてある。又ばね力は第1ばね31に比べ第2ばね32のば
ね力が強くしてある。次に33は針棒7の近傍における保
持枠6に設けたストッパで、針棒7の挿通用の透孔の孔
縁をもって構成してある。4は布押え25に設けた当部
で、布押え25の下降によって上記ストッパ33に当接する
ようにばね座29における針棒7の挿通用の透孔の孔縁を
もって構成してある。該当部34と上記押え部26aとの間
の寸法は、両者間に介設した調節手段によって調節可能
となっている。その調節手段は、本例ではばね座29の透
孔29aに対し支持片27の上端部が、止ねじ30を緩めるこ
とによって抜差方向に位置替できるようにして構成して
ある。35はストッパ33と当部34との間において針棒7に
装着した緩衝体で、当部34がストッパ33に当たる際の衝
撃を緩和する為のもので、一例としてOリングが用いて
ある。36は保持枠6と押え金26の水平部分との間におい
て針棒7に装着した緩衝体で、押え金26の水平部分が保
持枠6に当たる際の衝撃を緩和する為のものであり、O
リングが用いてある。次に、上記支持片27は針棒7の回
り止をも行う為のものであり、該支持片27の上部に延長
された回り止片37を、第4図に示されるように上記係合
体21に備えられた嵌合溝38内に、係合体21に対する相対
的な上下動を自在に嵌合させてある。
次に昇降体5において説明する。41は昇降本体で、そ
の元部42は第7図に示されるように昇降杆2に固着して
ある。昇降本体41の先部は二又状に構成されており、43
はその腕部を示す。44は腕部43の先端部に取付けた押動
片で、次に述べる係合子を押動する為のものである。次
に45は係合子で、昇降本体41の先端部に、昇降本体41と
一体的に上下動可能で、かつ水平方向に所定範囲内での
回動を自在な状態に備えさせてある。その構造について
説明すると、46は上端をヘッドフレーム1に固着した案
内杆で、第7図に示されるように該案内杆46に係合子45
の元部47が回動自在かつ案内杆46に沿って上下動自在に
装着してある。そして、第1図に示される如く係合子45
は昇降本体41の上下の腕部43相互間に位置させて、昇降
本体41と一体に上下動できるようになっている。又第7
図から明らかなように押動片44と腕部43の元部43aとに
よって回動範囲が規制されている。さらに上記昇降本体
41の先部と上記係合子45との間には、上記係合子45の自
由端部51が上記昇降本体41の先部に対して上記受入空間
の方向に付勢されるように付勢用ばね49が第7図に示さ
れるように介設されている。第7図に示される付勢用ば
ね49の一端49aは係合子45の元部47に備えられたばね掛5
0に係合され他端49bは昇降本体41の先部における押動片
44に係合させて、係合子45に対し該係合子45における自
由端部が上記昇降本体の先部に対して上記受入空間の方
向に付勢されるように付勢力を与えるようにしてある。
しかし第14図に示されるように付勢用ばね49の一端49a
と他端49bとは上記昇降本体の先部と上記係合子とに、
直接係合させるようにしても付勢の目的は達成できる。
51は係合子45の先端の自由端部をもって構成された係合
部で、係合子45の水平方向への動きによって前記係合体
21における受入空間22に出入できるようになっている。
次に上記構成のミシンの動作を説明する。
(A)通常の縫製の場合 主軸3の回動により昇降機構4を介して昇降杆2が上
下動し昇降体5が上下動する。昇降体5が下動すると、
受入空間22にある係合部51は押下部23を下方へ押す為、
針棒7が下動する。針棒7の下動により布押え25は第2
ばね32を介して押し下げられ、第1ばね31が押し縮めら
れて第10図の如く布押え25が下動する。そして当部34が
緩衝体35を介してストッパ33に当接する。その状態で布
押え25における押え部26aは布55を押え付けその浮き上
りを防止する。この場合、上記のように当部34がストッ
パ33によって受け止められる為、押え部26aは布55を過
度に押し付けて布55を傷めるようなことは防止される。
この状態となった後も針棒7は更に下動し、針8が布55
に刺さった後針板9の下での周知の如き上糸と下糸の絡
みが行われる。その後昇降体5の上動により針棒7も上
動し、第10図の状態を経て再び第1図の状態となる。こ
のような動作が繰り返し行われ布55に対する縫製が周知
の如く行われる。
(B)目とびの場合 目とび即ち主軸3の回動及び昇降体5の上下動は継続
させたまま針棒7の上下動を停止させておいて布に縫い
目を形成しない場合には、操作機構13によって昇降杆を
第8図に矢印53で示す方向に僅かに回動させる。この回
動により係合子45は押動片44に押されて矢印54方向に回
動し、係合部51は受入空間22から抜け出る。この状態に
おいて昇降体5の上下動が行われることにより、第11図
に示されるように針棒7を上死点においたまま昇降体5
のみが上下動を行う。従って前記の如き布に対する縫製
は行われない。
(B′)上記目とびの状態から再び通常の縫製に移る場
合 この場合には昇降体5が上動する過程において第12図
に示されるように係合部51が受入空間22の高さまで至ら
ない時に、操作機構13によって昇降杆2が第9図の矢印
56方向に回され、昇降本体41は通常の縫製の場合の位置
まで復動する。すると係合子45はばね49によって付勢さ
れている為、係合部51が第9図及び第13図に示されるよ
うに第2ばね32の側面乃至は係合体21の側面に当接す
る。昇降体5が更に上昇して係合部51が受入空間22の高
さの位置にまで至ると、係合子45は受入空間22の方向を
向く上記の付勢力により回動して、係合部51が受入空間
22に速やかに入り込む。そして昇降体5が引き続き下動
を始めると針棒7はそれと一体に下動を開始する。
(A′)薄い部分やふっくらとした部分を有する布の縫
製の場合 この場合には当部34がストッパ33に当接した場合にお
ける針板9と押え部26aとの間隔を、第5図或いは第6
図の如く一部の針棒7において予め異ならしめておく。
その作業は、止ねじ30を緩め、ばね座29に対し支持片27
を上方又は下方へ僅かに変位させて上記の間隔を調節
し、その状態で止ねじ30を締めれば良い。
上記のようにした状態で縫製を行う。その場合、布55
の薄い部分を縫製する場合には、第6図のように押え部
26aが下方まで下がるようになっている針棒を用いて縫
製を行い、一方布55においてふっくらとした部分を縫製
する場合には、第5図に示されるように押え部26aの下
動が比較的高い位置で停止するようになっている針棒7
を用いて縫製を行う。そうすることにより布55の薄い部
分はしっかりと押え、ふっくらとした部分はそのふっく
らとした状態が保たれるように押さえた状態で縫製する
ことができる。
次に第14図は本願の異なる実施例を示すもので、昇降
体5eにおける係合子45eを昇降本体41eにピン60で枢着し
た例を示すものである。61は係合子45eの回動範囲を規
制する為のストッパで、昇降本体41eに固設してある。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と考えら
れる部分には、前図と同一の符号にアルファベットのe
を付して重複する説明を省略した。
〔発明の効果〕
以上のように本願発明にあっては、縫製中において縫
い目をとばしたい場合、係合子45を係合体21から離脱さ
せることにより、針棒7に対する昇降体5の上下動の伝
達を断つことができ、一方、上記係合子45を再び係合体
21と係合させることにより上記伝達を再開することがで
きて、縫製途中での目とびができるは勿論のこと、 上記係合子45を再び係合体21と係合させる場合、昇降
杆2の回転中心から、針棒の係合体21までの距離が大き
く離間していても、上記昇降体5は、上記昇降杆2に元
部を取付けて、先部を昇降杆2と一体的に横回動するよ
うにした昇降本体41と、その昇降本体41の先部に対し
て、上下方向には一体動し、水平方向には昇降本体41の
先部に対して所定範囲内での回動を自在に備えさせ、か
つ自由端部は上記受入空間に横方向から出入自在にして
ある係合子45とで構成しているから、昇降体5の上昇過
程においてそれの元部側になる昇降本体41を小さなばね
力でもってゆっくりと先に戻しておき、係合子45の自由
端部51が係合体21の受入空間22と対向する高さまで昇降
体5が上昇したところで、昇降本体41の先部に備えさせ
た小さい係合子45のみをばね49により急動させて、係合
子の先部51を受入空間22に急速に入り込ませることがで
きる特長があり、昇降杆2から遠い位置にある針棒7の
係合体21に対しても、上記係合工程を敏速に行なわせ得
る効果がある。
【図面の簡単な説明】 図面は本願の実施例を示すもので、第1図はミシン頭部
の一部破断側面図、第2図は保持枠と針棒との関係を略
示する斜視図、第3図は第1図におけるIII−III線断面
図、第4図は針棒とそれの回り止の為の部材との関係を
示す一部破断図、第5図及び第6図は針棒の正面図、第
7図は第1図におけるVII−VII線断面図、第8図及び第
9図は係合子の動作説明図、第10図はミシンの縫製動作
説明図、第11図及び第12図はミシンの目とび動作説明
図、第13図は第12図の状態における係合子と係合体との
関係を示す図(第9図のXIII−XIII線位置において係合
子を破断した状態を示す図)、第14図は昇降体の異なる
実施例を示す平面図である。尚第4〜6、10〜12図の各
々においては、図の混雑を避ける為にばね31,32の図示
を省略した。 1……ヘッドフレーム、2……昇降杆、3……主軸、4
……昇降機構、5……昇降体、7……針棒、21……係合
体、22……受入空間、41……昇降本体、45……係合子、
51……係合部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降機構によって上下動されるようにした
    昇降杆と、選択利用可能に、一定間隔を隔てて夫々は上
    記昇降杆と平行でかつ上下動自在に備えられた複数の針
    棒とを有し、上記各針棒には水平方向にオープンとなっ
    た受入空間を有する係合体が付設してある一方、上記昇
    降杆には、自由端部が、選定されて所定位置にある一つ
    の係合体の受入空間に挿入可能な長さに構成された昇降
    体が付設してあり、更に上記昇降杆には、該昇降杆を上
    記昇降体の一部が上記受入空間に位置する状態と受入空
    間から退避する状態とに横回動きせるようにした操作機
    構を連繋させてあるミシンにおいて、上記昇降体は、上
    記昇降杆に元部を取付けて、先部を昇降杆と一体的に横
    回動するようにした昇降本体と、上下方向には昇降本体
    と一体動が可能なように係合子の元部は、昇降本体に設
    けられた上下の腕部相互間に挟持されており、かつ、係
    合子の元部は、上端を機枠に固着した案内杆に、往復回
    動自在かつ上下動自在に装着し、上記往復回動のうち往
    動させるために、昇降杆を回動させる操作機構を有し、
    この昇降杆の往動により昇降杆に固着された昇降本体を
    回動し、昇降本体先端に設けた押動片が係合子元部を往
    動し得る位置に各部材を配置し、さらに、昇降杆を回動
    させる操作機構が解除されたとき復動するために、昇降
    本体の先部と係合子との間には、係合子の自由端部が昇
    降本体の先部に対して受入空間の方向に付勢されるよう
    に付勢用ばねが介設されていることを特徴とするミシ
    ン。
  2. 【請求項2】昇降機構によって上下動されるようにした
    昇降杆と、選択利用可能に、一定間隔を隔てて夫々は上
    記昇降杆と平行でかつ上下動自在に備えられた複数の針
    棒とを有し、上記各針棒には水平方向にオープンとなっ
    た受入空間を有する係合体が付設してある一方、上記昇
    降杆には、自由端部が、選定されて所定位置にある一つ
    の係合体の受入空間に挿入可能な長さに構成された昇降
    体が付設してあり、更に上記昇降杆には、該昇降杆を上
    記昇降体の一部が上記受入空間に位置する状態と受入空
    間から退避する状態とに横回動きせるようにした操作機
    構を連繋させてあるミシンにおいて、上記昇降体は、上
    記昇降杆に元部を取付けて、先部を昇降杆と一体的に横
    回動するようにした昇降本体と、係合子の元部を、昇降
    本体の先部に、上下方向には一体動し、かつ水平方向に
    は所定範囲内で回動可能に取付け、さらに、昇降杆を回
    動させる操作機構を有し、この昇降杆の往動により昇降
    杆に固着された昇降本体と、昇降本体に取付けた係合子
    とを共に回動し得る位置に各部材を配置し、さらに、昇
    降杆を回動させる操作機構が解除されたとき復動するた
    めに、昇降本体の先部と係合子との間には、係合子の自
    由端部が昇降本体の先部に対して受入空間の方向に付勢
    されるように付勢用ばねが介設されていることを特徴と
    するミシン。
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