JP3255844B2 - 発泡体の製造方法及びそれに用いる発泡性シート - Google Patents

発泡体の製造方法及びそれに用いる発泡性シート

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡性熱可塑性樹
脂を用いた発泡体の製造方法、及び、これに用いる発泡
性シートに関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂発泡体は、軽量であり、断
熱性、柔軟性及び浮揚性において優れているため、ビル
の屋上用断熱材や床用断熱材などの各種断熱材、緩衝
材、浮揚材などに幅広く用いられている。
【0003】上記発泡体の製造方法の一例が、特公昭4
8−9955号公報に開示されている。ここでは、熱分
解型発泡剤を含むエチレン系樹脂シートを垂下し、垂下
方向に連続的に移送しつつ加熱により発泡させ、得られ
た発泡シートを幅方向に拡幅する方法が開示されてい
る。この方法では、発泡性樹脂シートを加熱すると、三
次元的に略均一に発泡するため、発泡シートの幅方向及
び長手方向への膨張に相当する割合だけ、発泡後に発泡
シートをそれぞれの方向において延伸していた。特に、
幅方向への延伸に際しては、発泡シートの幅方向端部
を、空気の吸引力を利用して把持するガイダーを用いて
行っている。
【0004】しかしながら、上記方法で発泡シートを連
続的に生産すると、発泡シートの端部がガイダーから外
れることがあり、発泡シートを連続的にかつ安定に生産
することは非常に困難であった。
【0005】また、発泡シートの長手方向への延伸は、
発泡シートの送り出し速度に対し、長手方向の膨張に相
当する割合だけ速い速度で発泡シートを引き取ることに
より行い得る。しかしながら、この引き取り速度が適正
な範囲でない場合には、得られた発泡シートの品質がば
らつき、皺が生じることがあるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の発泡体の製造方法の欠点を解消し、発泡性熱
可塑性樹脂シートを発泡させて発泡シートを得るにあた
り、発泡後の幅方向及び長手方向への延伸を行わずと
も、皺のない高品質の発泡体を安定に製造し得る方法を
提供し、かつ、この方法に用いるのに適合した発泡性シ
ートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1記載の発明
は、上記課題を達成するためになされたものであり、
相溶性の2種類以上の熱可塑性樹脂と熱分解型発泡剤か
らなる発泡性熱可塑性樹脂シートの少なくとも片面に、
前記発泡性熱可塑性樹脂シートを加熱した際に該シート
の面内方向における発泡を抑制し得る強度を有するシー
ト状物を積層し、一体化して発泡性シートを得る工程
と、前記発泡性シート得る工程、又は該工程後に、前記
熱可塑性樹脂の何れか1種類の熱可塑性樹脂のみを架橋
する工程と、前記架橋された発泡性シートを熱分解型発
泡剤の分解温度以上に加熱して発泡させる工程とを含む
ことを特徴とする発泡体の製造方法である。
【0008】すなわち、本発明では、押出成形等により
予めシート状とされた熱分解型発泡剤含有発泡性熱可塑
性樹脂シートの少なくとも片面に、面内方向への発泡を
抑制し得るシート状物を積層・一体化し、発泡性シート
を得た後に、該発泡性シートを加熱発泡させることによ
り、発泡後の幅方向及び長手方向への延伸を行わなくて
も、皺が生じ難い高品質の発泡シートを安定に得ること
を可能とするものである。
【0009】本発明の特徴は、上記のように、発泡性熱
可塑性樹脂シートの面内方向の発泡を抑制し得るシート
状物を発泡性熱可塑性樹脂シートに予め積層・一体化し
ておくことにより、面内方向の発泡を抑制し、該抑制さ
れた分だけ厚み方向に発泡させて、厚み精度に優れた発
泡性熱可塑性樹脂シートを得ることにあり、当該発泡性
シートを得る工程、及び、当該発泡性シートを発泡させ
る工程、の二つの工程を含んでいればよく、その他のい
かなる工程を更に含んでいてもよい。
【0010】なお、上記面内方向とは、発泡性熱可塑性
樹脂シートのシート面内の方向を言い、発泡性熱可塑性
樹脂シートの長手方向及び幅方向を含む。また、本発明
においては、上記発泡を抑制するためのシート状物の強
度が低すぎると、発泡に際して該シート状物が裂けてし
まい、発泡性熱可塑性樹脂シートの面内方向の発泡を充
分に抑制することができず、強度が高すぎると、得られ
た発泡体の柔軟性が低下する。従って、好ましくは、上
記発泡を抑制するためのシート状物としては、例えば、
発泡倍率が5倍以下の場合には、引張強度が0.4〜
0.8kgf/cm、発泡倍率が5〜10倍の場合に
は、引張強度が0.8〜10kgf/cm、発泡倍率が
10倍以上の場合には、引張強度が10〜100kgf
/cmの範囲のものが用いられる。
【0011】上記シート状物を構成する材料は特に限定
されないが、発泡性熱可塑性樹脂シートと積層・一体化
させるには、発泡性熱可塑性樹脂シートとの間に、ある
程度の接着性を発現するものが望ましく、例えば、通常
はガラス短繊維を抄造して得られるサーフェイスマッ
ト、ガラス繊維が織られてなるガラスクロス、紙、織
布、不織布、木板、鉄板などを挙げることができる。
【0012】上記発泡性熱可塑性樹脂シートにシート状
物を積層し一体化する方法については、発泡性熱可塑性
樹脂シートとシート状物とが固着される限り、特に限定
されるものではない。例えば、発泡性熱可塑性樹脂シー
トを溶融状態になるまで加熱し、シート状物に熱融着す
る方法、発泡性熱可塑性樹脂シートとシート状物とを接
着剤で貼り合わせる方法などを例示することができる。
具体的には、Tダイから押し出された発泡性熱可塑性樹
脂シートの上下両面にシート状物を軽く積層した状態で
1対の対向した冷却ロール間を通過させてロールの押圧
力で両者を一体化する方法が好ましい方法として挙げら
れる。
【0013】なお、上記積層・一体化とは、発泡性熱可
塑性樹脂シートとシート状物とを、両者の界面において
剥離しようとした場合に、高い割合で材料破壊が生じる
程度に両者が固着されている状態を意味するものとす
る。
【0014】また、本発明において、発泡性熱可塑性樹
脂シートを構成する熱可塑性樹脂は、特に限定されるも
のではなく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン
(以下、ポリプロピレンとは、ホモポリプロピレン、ブ
ロックポリプロピレン、ランダムポリプロピレンを含む
ものとする。)、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレンなどを用いる
ことができる。また、これらの樹脂のうち、任意の2種
以上を混合して用いてもよい。
【0015】上記熱可塑性樹脂のメルトインデックス
(MI)が大きすぎても、小さすぎても発泡安定性を低
下させる。従って、熱可塑性樹脂のMIは、0.1〜2
0g/10分の範囲内であることが好ましく、0.5〜
10g/10分の範囲内がより好ましい。なお、本明細
書におけるMIとは、JIS K 7210に従って測
定された値である。
【0016】上記熱可塑性樹脂は、発泡安定性の観点か
らは架橋されていることが好ましい。架橋の方法は特に
限定されるものではなく、例えば、電子線などの電離性
放射線を照射する電子線架橋法、有機過酸化物を用いた
化学架橋法、またはシラン変成樹脂を用いたシラン架橋
法などを挙げることができる。
【0017】架橋の指標となる、架橋後の発泡性熱可塑
性樹脂シートのゲル分率が低すぎると、発泡安定性が低
くなり、高くなりすぎると、架橋後の粘度が高くなり、
発泡に適さない粘度となる。従って、上記ゲル分率は2
〜30重量%の範囲内であることが好ましい。
【0018】なお、上記ゲル分率とは、発泡性熱可塑性
樹脂シートを、120℃のキシレン中に24時間浸漬し
た後の残渣重量のキシレン浸漬前の発泡性熱可塑性樹脂
シートの重量に対する重量百分率をいうものとする。
【0019】本発明においては、発泡性熱可塑性樹脂シ
ートを構成する熱可塑性樹脂として、非相溶性の2種類
以上の熱可塑性樹脂をブレンドして用い、何れか一つの
熱可塑性樹脂のみを架橋させることにより、無架橋部分
の高い流動性によって発泡中の樹脂の流動性を確保する
ことができる。
【0020】このようにすることにより、単一の熱可塑
性樹脂を用いて均一に架橋させた発泡性樹脂シートに比
べ、発泡中の発泡圧が小さくなり、該発泡性シートの表
面に積層したシート状物をさらに破断しにくくさせるこ
とが可能である。これにより、該発泡性シートが面内発
泡を抑制し、その抑制した分を厚み方向に発泡させるこ
とを可能にすることをさらに容易にすることができる。
【0021】上記のように2種類以上の熱可塑性樹脂を
用いる場合には、該2種類以上の熱可塑性樹脂の浴融粘
度比を変化させることにより、相分離状態の海島構造を
コントロールすることが可能である。例えば、溶融粘度
比を大きくすると均一微細な海島構造を発現することが
可能になるのである。
【0022】本発明では発泡性熱可塑性樹脂シートの発
泡時の流動性を確保するためには、ある程度の均一微細
な海島構造を有していることが好ましく、具体的には、
溶融粘度比で4以上になるようにすると目標とする均一
微細な海島構造を発現することが可能となる。この場
合、海島構造における島部分の粒径は、およそ1〜10
0μm程度になっている。
【0023】上記溶融粘度とは、JIS K 7199
に準じて測定された値である。2種類以上の熱可塑性樹
脂を混合する比率は、得られる発泡性樹脂シートが発泡
中に必要な流動性を確保するために無架橋部分が全体の
30〜70%を占めるような割合になる比率であること
が好ましい。2種類以上混合した熱可塑性樹脂のうち、
1種類だけを架橋するのである。
【0024】2種類以上混合した熱可塑性樹脂のうち、
1種類だけに優先的に架橋をかける手段としては、例え
ば、電子線架橋法ならば、ジビニルベンゼン等の架橋助
剤を混合する方法、シラン架橋法ならば、2種類以上混
合した熱可塑性樹脂のうち、架橋させたい熱可塑性樹脂
と同種のシラン変成熱可塑性樹脂、架橋触媒を添加し、
その後、水処理することにより達成される。
【0025】上記水処理とは、上記シラン変成熱可塑性
樹脂を添加した発泡性熱可塑性樹脂シートを水中に浸漬
することにより加水分解させ、架橋反応させることであ
る。架橋を促進するためには、上記水として熱湯を用い
ることが好ましく、具体的には100℃の熱湯に2時間
以上浸漬することで達成される。架橋触媒としては具体
的には、ジブチル錫ジラウレート、オクタン酸バリウム
等が挙げられる。
【0026】本発明で用いられる発泡性熱可塑性樹脂シ
ートに含有される熱分解型発泡剤としては、発泡体の製
造において一般的に用いられており、かつ発泡性熱可塑
性樹脂シートの溶融温度以上の分解温度を有する任意の
発泡剤を用いることができる。用い得る発泡剤の例とし
ては、アゾジカルボンアミド、N,N′−ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン、p,p′−オキシビスベンゼ
ンスルホニルヒドラジド、アゾジカルボン酸バリウム、
p−トルエンスルホニルセミカルバジドなどを挙げるこ
とができ、特に、分解ピーク温度が鋭敏であるため、ア
ゾジカルボンアミドを用いることが好ましい。
【0027】上記熱分解型発泡剤の添加量は狙う発泡倍
率によって決定される。例えば、アゾジカルボンアミド
を用いるならば、1g当たり239cm2 のガスが発生
するので、熱可塑性樹脂100g当たり1部のアゾジカ
ルボンアミドを添加すると、通常は、発泡倍率が2.3
9倍の発泡体が得られる。
【0028】上記発泡性熱可塑性樹脂シートを得るに
は、一般的な方法により上記熱可塑性樹脂と熱分解型発
泡剤とを含む樹脂組成物を溶融混練してシート化すれば
よく、具体的な方法は特に限定されるものではない。も
っとも、混練度を高めることができ、かつ発泡安定性を
高めることが可能となるため、2軸混練押出機を用いる
ことが好ましい。もっとも、溶融混練した樹脂組成物を
シート状に成形する方法は、押出機を用いた押出成形に
限定されるものではない。
【0029】前述した電子線架橋やシラン架橋を行う場
合は、上記樹脂組成物をシート状に成形する工程及び該
工程後に、架橋方法に応じた処理を施せばよい。例え
ば、電子線架橋により架橋する場合には、成形された発
泡性熱可塑性樹脂シートにβ線、γ線、ニュートロン、
電子線などの電離性放射線を照射すればよい。電子線の
照射量が多すぎると架橋がかかりすぎ、得られる発泡体
の発泡倍率が低下し、少なすぎると熱安定性が低下し、
発泡セルが破泡し、均一な発泡セルを得ることができな
くなる。従って、電子線の照射量は、0.5〜20Mr
adの範囲内であることが好ましい。
【0030】シラン架橋により架橋する場合には、シラ
ン変成熱可塑性樹脂を上記樹脂組成物の溶融混練に際
し、添加しておき、さらに得られた発泡性熱可塑性樹脂
シートを水処理すればよい。なお、水処理とは、発泡性
熱可塑性樹脂シートを水または湯の中に浸漬し、加水分
解により架橋反応を行う処理である。この場合、発泡性
熱可塑性樹脂シートの段階で水処理を行ってもよく、あ
るいは発泡性熱可塑性樹脂シートに前述した発泡を抑制
するためのシート状物を積層・一体化して得られた発泡
性シートの段階で行ってもよい。
【0031】次に、上記発泡性熱可塑性樹脂シートに、
前述した発泡を抑制するためのシート状物を積層し・一
体化して発泡性シートを得る。この工程については、前
述した適宜の方法によって行い得る。
【0032】次に、得られた発泡性シートを上記熱分解
型発泡剤の分解温度以上の温度まで加熱し、発泡させ
る。しかる後、熱可塑性樹脂の軟化温度以下の温度まで
冷却し、発泡性シートを固化させ、発泡体を得る。この
場合、加熱及び冷却の方法は特に限定されるものではな
い。
【0033】例えば、加熱方法としては、内部が一定の
温度に保持された加熱炉内に発泡性シートを入れたり、
熱風を発泡性シートに吹き付けたり、対向されている2
本の加熱ローラー間を、加熱ローラーに接触させつつ発
泡性シートを通過させることなどにより行い得る。
【0034】冷却方法としては、冷風を吹きつける方
法、樹脂の溶融温度以下に冷水で温度調整された上下2
枚のベルト間に、上記発泡性シートを通過させる方法、
対向されている2本の冷却ローラー間に上記発泡性シー
トを通過させる方法などを挙げることができる。
【0035】上記発泡性シート中の発泡性熱可塑性樹脂
シートを加熱により発泡させるに際しては、自由に発泡
させてもよいが、上下2枚のベルト間において加熱発泡
させることが望ましい。すなわち、上下2枚のベルト間
に上記発泡性シートを配置して発泡させることにより、
発泡を抑制するためのシート状物の発泡体側への密着性
を高めることができ、面内方向における発泡をより効果
的に抑制することができ、それによって、発泡時のシー
トの面内方向における膨張力を確実に抑えることが可能
となる。
【0036】上記ベルトを構成する材料としては、発泡
性熱可塑性樹脂シートを構成している熱可塑性樹脂が溶
融した際に密着可能であるが、冷却により熱可塑性樹脂
シートに密着しなくなるものを用いることが望ましい。
従って、上記ベルトは、熱可塑性樹脂よりも高い溶融温
度の材料からなることが好ましく、具体的には、発泡後
の剥離性の観点から、ポリテトラエチレンを主成分とす
るベルトを用いることがより好ましく、さらに好ましく
は、無機繊維を織ってなる布にテトラフルオロエチレン
を含浸塗布し、高温で焼成してベルト加工したものを挙
げることができ、具体的には、中興化成工業社製、商品
名:チューコーフローGタイプベルトを例示することが
できる。
【0037】請求項2記載の発明では、非相溶性の2種
類以上の熱可塑性樹脂と熱分解型発泡剤からなる発泡性
熱可塑性樹脂シートの少なくとも片面に、前記発泡性熱
可塑性樹脂シートを加熱した際に該シートの面内方向に
おける発泡を抑制し得る強度を有するシート状物を積層
し一体化した後、前記熱可塑性樹脂の何れか1種類の熱
可塑性樹脂のみを架橋してなる発泡性シートであって、
上記シート状物は、無機繊維と、前記無機繊維を結着す
るバインダーとからなるものである発泡性シートであ
る。上記発泡性シートは、上記請求項1記載の発明の発
泡体の製造方法において使用するのに好適な発泡性シー
トである。
【0038】上記発泡性シートに使用するシート状物
は、発泡性熱可塑性樹脂シートの少なくとも片面に積層
し一体化するのであるが、上記発泡性熱可塑性樹脂シー
トの上下両面に積層し一体化することが好ましい。
【0039】上記シート状物を構成する上記無機繊維と
しては特に限定されず、例えば、ガラス繊維、炭素繊維
等が挙げられる。上記シート状物は、上記無機繊維がバ
インダーで結着されてなる。上記バインダーとしては、
シート状物の引張強度が上記範囲を満たすものであれば
特に限定されず、例えば、熱可塑性樹脂としては、ポリ
ビニルアルコール、飽和ポリエステル、アクリル系樹脂
等が挙げられ、熱硬化性としては、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル等が挙げられる。
【0040】上記シート状物の形態としては、例えば、
ガラス短繊維を抄造してバインダーを塗布又は吹き付け
等の方法で添加されてなるガラスペーパー、ガラスロー
ビング等が織られてなるガラスクロス、チョップドスト
ランドを積層し、同様にバインダーを添加したチョップ
ドストランドマット、ガラス長繊維からなるコンティニ
ュアスマット等が挙げられる。
【0041】上記ガラスクロスでの繊維同士の織り方は
特に限定されないが、発泡性熱可塑性樹脂シートと積層
一体化した場合に、ある程度の融着性を持たせるために
用いるガラスロービングは、ある程度、開織されている
ことが好ましい。
【0042】請求項2記載の発明においても、例えば、
溶融混練した熱可塑性樹脂と熱分解型発泡剤とは、Tダ
イを用いて押し出し、シート状に成形されて、発泡性熱
可塑性樹脂シートとされる。この段階で、上記シート状
物を該発泡性熱可塑性樹脂シートに積層しておくことが
生産性の観点から望ましい。具体的には、Tダイから押
し出された該発泡性熱可塑性樹脂シートは、1対の対向
した冷却ロール間を通過させることにより、固化させる
のであるが、このとき該発泡性熱可塑性樹脂シートの上
下両面に無機繊維とバインダーとよりなるシート状物を
積層した状態で1対の対向した冷却ロール間を通過さ
せ、冷却ロールの押圧力で、該発泡性熱可塑性樹脂シー
トとシート状物とを積層一体化させると良い。発泡性熱
可塑性樹脂シートに電子線架橋、シラン架橋をさせる場
合は、この段階で請求項1記載の発明に関して説明した
如く、該発泡性シートに架橋方法に応じた処理を施すこ
とが好ましい。請求項2記載の発明に関する他の事項
は、請求項1記載の発明において述べたので記載を省略
する。
【0043】(作用) 本発明では、非相溶性の2種類以上の熱可塑性樹脂と
分解型発泡剤からなる発泡性熱可塑性樹脂シートに、予
め、発泡性熱可塑性樹脂シートの面内方向における発泡
を抑制することを可能とする強度を有するシート状物が
積層され、前記熱可塑性樹脂の何れか1種類の熱可塑性
樹脂のみが架橋されて発泡性シートが構成されている。
従って、該発泡性シートを加熱し、発泡性熱可塑性樹脂
シートを発泡させた場合、該発泡性熱可塑性樹脂シート
における面内方向の発泡が抑制される。その際、非相溶
性の2種類以上の熱可塑性樹脂のうち何れか一つの熱可
塑性樹脂のみが架橋されていることにより、無架橋部分
の高い流動性によって発泡中の樹脂の流動性を確保され
るため、発泡中の発泡圧が小さくなり、単一の熱可塑性
樹脂を用いて均一に架橋させた発泡性樹脂シートに比
べ、発泡性シートの表面に積層したシート状物をさらに
破断しにくくさせることが可能である。これにより、シ
ート状物が面内発泡を抑制し、その抑制した分を厚み方
向にのみ発泡させることが容易になる。
【0044】
【実施例】以下に本発明の実施例を掲げて更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 以下の熱可塑性樹脂、シラン変成熱可塑性樹脂、シラン
架橋触媒及び熱分解型発泡剤を用意した。
【0045】熱可塑性樹脂 高密度ポリエチレン1…三菱化学社製、商品名:HY
340、密度=0.952g/cm3 、MI=1.5。 高密度ポリエチレン2…三菱化学社製、商品名:HJ
381P、密度=0.951g/cm3 、MI=9.
0。 ポリプロピレン…三菱化学社製、商品名:MA3、密
度=0.90g/cm 3 、MI=11。
【0046】シラン変成熱可塑性樹脂 シラン架橋性ポリプロピレン…三菱化学社製、商品名:
XPM800HM、MI=11。シラン架橋触媒 ジブチル錫ジラウレートのマスターバッチ…三菱化学社
製、商品名:PZ−10S。熱分解型発泡剤 アゾジカルボンアミド…大塚化学社製、商品名:SO−
20、分解温度=201℃。
【0047】上記熱可塑性樹脂、シラン変成熱可塑性樹
脂、シラン架橋触媒及び熱分解型発泡剤を下記の表1に
示す割合で混合し、2軸混練押出機で溶融混練した。さ
らに、図1に示すように、幅510mm、リップ開度1
mmのTダイ1からシート状に押し出し、幅510m
m、厚み0.9mmの発泡性熱可塑性樹脂シート2を得
た。さらに、Tダイ1から押し出されている発泡性熱可
塑性樹脂シート2の上下に、ガラスファイバー入りの紙
3,4(秤量50g/m2 、引張り強度1.6kgf/
cm、本州製紙社製)を積層した後、両者の間隔が0.
8mm、温度が25℃に設定されている対向冷却ロール
5,6間を通過させ、積層・一体化し、発泡性シート7
を得た。
【0048】上記のようにして得た発泡性シート7を、
幅300mm×長さ300mm寸法に切断し、図2に示
す発泡性シート7を得た。この発泡性シート7では、発
泡製熱可塑性樹脂シート2の上下に上記シート状物とし
ての紙3,4が積層されている。
【0049】次に、上記発泡性シート7を99℃の熱湯
に2時間浸漬し、架橋させた。さらに、上記発泡性シー
トを、上下2枚のポリテトラフルオロエチレンを主成分
とするベルト(中興化成工業社製、商品名:チューコー
フローGタイプベルト)間に挟み、230℃の温度に加
熱し、発泡させた。発泡後、冷却し、発泡性熱可塑性樹
脂シートを固化させ、発泡性シートをベルトから剥離す
ることにより、発泡体を得た。図3に示すように、得ら
れた発泡体8では、紙3,4により面内方向の発泡が抑
制されたためか、面内方向にはほとんど発泡せず、厚み
方向にのみ大きく発泡していることが認められた。
【0050】上記観察結果を確認するために、得られた
発泡体における厚み精度、面内方向発泡による面積増加
率、発泡体の全体の発泡倍率及び厚み増加率を、シート
状物としての紙の引張強度と共に下記の表2に示す。な
お、上記各評価基準及び引張強度の測定は以下の要領で
行った。
【0051】表面材引張強度…JIS P 8113に
準じて引っ張り試験を行い、荷重−伸びの関係が直線関
係からずれる荷重を最大荷重とし、その時のサンプル幅
によって最大荷重を除算することにより引張強度とし
た。
【0052】厚み精度…最大厚み及び最小厚みを測定
し、(最大厚み−目的とする厚み)/(目的とする厚
み)、及び(最小厚み−目的とする厚み)/(目的とす
る厚み)を算出し、この値により、+方向及び−方向の
厚み精度を評価した。
【0053】面積増加率…{(発泡後の発泡性シートの
平面積/発泡前の発泡性シートの平面積)−1}×10
0(%)により求めた。 厚み方向発泡倍率…(発泡後の発泡体の厚み/発泡性熱
可塑性樹脂シートの元の厚み)により算出した。
【0054】
【表1】
【0055】実施例2 発泡性熱可塑性樹脂シートの上下から引張強度3.7k
gf/cmのガラスファイバー入りの紙(秤量80g/
2 、本州製紙社製)を積層したこと以外は、実施例1
と同様にして発泡体を得、かつ実施例1と同様にして評
価した。評価結果を下記の表2に示す。
【0056】比較例1 発泡性熱可塑性樹脂シートの上下から、引張強度0.4
kgf/cmのガラスファイバー入りの紙(秤量25g
/m2 、本州製紙社製)を積層したこと以外は、実施例
1と同様にして発泡体を得、かつ実施例1と同様にして
評価した。評価結果を下記の表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】表2から明らかなように、引張強度が0.
4kgf/cmである紙を積層した比較例1では、得ら
れた発泡体の厚み精度が低く、面積増加率が大きく、厚
み方向発泡倍率がかなり低かった。従って、表2の結果
から明らかなように、面内方向における発泡を抑制する
ことができないことがわかる。
【0059】これに対して、実施例1,2では、上記紙
よりなるシート状物が発泡性熱可塑性樹脂シートの面内
方向における発泡を確実に抑制しており、従って、厚み
精度が高く、面積増加率が小さく、厚み方向発泡倍率が
充分に大きい発泡体を確実に得られることがわかる。
【0060】実施例3 下記の表3に示す割合で熱可塑性樹脂、シラン変成熱可
塑性樹脂、シラン架橋触媒、及び、熱分解型発泡剤を混
合し、2軸混練押し出し機で溶融混練し、幅510m
m、リップ開度1mmのTダイからシート状に押し出
し、該発泡性熱可塑性樹脂シートの上下からガラスペー
パー(秤量40g/m2 、オリベスト社製、商品名 S
YS−041、ガラス繊維径 9ミクロン、結着バイン
ダー エポキシ樹脂)を積層した後、2本の対向する冷
却ロ―ル間を通過させ、積層一体化した。
【0061】
【表3】
【0062】上記方法で得られた発泡性樹脂組成物から
なる発泡性シートを99度の熱湯に2時間浸漬し、架橋
させた。該発泡性シートを上下2枚のポリテトラフルオ
ロエチレンを主成分とするシート(製品名チューコーフ
ローGタイプベルト 中興化成工業社製)間に挟み、2
30度まで加熱し、発泡させた。発泡後、冷却し発泡シ
ートを固化させ、該発泡シートをベルトから剥離させて
発泡体を得た。得られた発泡体の引張強度、厚み精度、
面内発泡による面積増加率、発泡体の全体倍率、厚み増
加率を実施例1と同様にして求めて表6に示した。
【0063】実施例4 発泡性樹脂組成物シートの上下から引張強度14.6k
gf/cmのガラスペーパー(商品名 SYS−08
0、秤量80g/m2 、オリベスト社製、バインダー
エポキシ樹脂)を積層したことと用いる熱可塑性樹脂を
表4のように変更したこと以外は実施例3と同様にして
得られた発泡性シートに関する特性等を測定した結果を
表6に示した。
【0064】
【表4】
【0065】実施例5 発泡性樹脂組成物シート作成にあたり、使用する熱可塑
性樹脂の配合割合を表5のように変更したこと以外は実
施例3と同様にして得られた発泡性シートに関する特性
等を測定した結果を表6に示した。
【0066】
【表5】
【0067】比較例2 発泡性樹脂組成物シートの上下から引張強度0.4kg
f/cmのガラスファイバー入り紙(秤量25g/cm
2 、本州製紙社製)を積層したこと以外は実施例3と同
じであった。得られた発泡体の厚み精度、面内発泡によ
る面積増加率、発泡体の全体倍率、厚み増加率を実施例
3と同様にして求めて表6に示した。
【0068】比較例3 発泡性樹脂シートの上下からガラスペーパー(秤量40
g/m2 、オリベスト社製、商品名 SYS−041
ガラス繊維径 9ミクロン、結着バインダーエポキシ樹
脂)を積層し、使用する熱可塑性樹脂の配合割合を表4
のように変更したこと以外は実施例3と同じであった。
得られた発泡体の厚み精度、面内発泡による面積増加
率、発泡体の全体倍率、厚み増加率を実施例3と同様に
して求めて表6に示した。
【0069】
【表6】
【0070】
【発明の効果】 以上のように、本発明では、熱分解型
発泡剤含有発泡性熱可塑性樹脂シートを加熱により発泡
させるに際し、予め、発泡性熱可塑性樹脂シートを構成
する熱可塑性樹脂として、非相溶性の2種類以上の熱可
塑性樹脂をブレンドして用い、この発泡性熱可塑性樹脂
シートに面内方向の発泡を抑制するのに充分な強度を有
するシート状物が積層・一体化され、前記熱可塑性樹脂
の何れか1種類の熱可塑性樹脂のみが架橋されているた
め、単一の熱可塑性樹脂を用いて均一に架橋させた発泡
性樹脂シートに比べ、発泡中の発泡圧が小さくなり、シ
ート状物がさらに破断しにくくなり、これにより発泡に
際しての面内方向の発泡が確実に抑制される。従って、
厚み精度に優れ、皺が生じ難い、高品質の発泡体を連続
的にかつ安定に提供することが可能となる。
【0071】また、上記のように発泡に際しての面内方
向における発泡が確実に抑制されるため、従来必要であ
った幅方向及び長手方向の延伸工程を省略することがで
き、従って、発泡体の製造方法を簡略化することも可能
となる。
【0072】本発明の発泡性シートは、シート状物が無
機繊維及びバインダーからなるものであるので、上記方
法を実施するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において、発泡性熱可塑性樹脂シート
にシート状物としての紙を積層し、一体化する工程を示
す概略構成図。
【図2】発泡性熱可塑性樹脂シートにシート状物として
の紙を積層してなる発泡性シートを示す斜視図。
【図3】発泡性シートを加熱発泡することにより得られ
た発泡体を説明するための斜視図。
【符号の説明】
1 押出機のTダイ 2 発泡性熱可塑性樹脂シート 3,4 シート状物としての紙 5,6 冷却口ール 7 発泡性シート 8 発泡体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−160827(JP,A) 特開 平5−70621(JP,A) 特開 平2−74216(JP,A) 特開 平2−18039(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 44/00 - 44/60 B29C 67/20 B32B 5/18 - 5/28 C08J 9/04 - 9/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非相溶性の2種類以上の熱可塑性樹脂と
    熱分解型発泡剤からなる発泡性熱可塑性樹脂シートの少
    なくとも片面に、前記発泡性熱可塑性樹脂シートを加熱
    した際に該シートの面内方向における発泡を抑制し得る
    強度を有するシート状物を積層し、一体化して発泡性シ
    ートを得る工程と、前記発泡性シート得る工程、又は該工程後に、前記熱可
    塑性樹脂の何れか1種類の熱可塑性樹脂のみを架橋する
    工程と、 前記架橋された発泡性シートを熱分解型発泡剤の分解温
    度以上に加熱して発泡させる工程とを含むことを特徴と
    する発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】 非相溶性の2種類以上の熱可塑性樹脂と
    熱分解型発泡剤からなる発泡性熱可塑性樹脂シートの少
    なくとも片面に、前記発泡性熱可塑性樹脂シートを加熱
    した際に該シートの面内方向における発泡を抑制し得る
    強度を有するシート状物を積層し一体化した後、前記熱
    可塑性樹脂の何れか1種類の熱可塑性樹脂のみを架橋
    てなる発泡性シートであって、 前記シート状物は、無機繊維と、前記無機繊維を結着す
    るバインダーとからなるものであることを特徴とする発
    泡性シート。
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