JP3255303B2 - 利得制御型増幅回路 - Google Patents

利得制御型増幅回路

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JP3255303B2
JP3255303B2 JP25552892A JP25552892A JP3255303B2 JP 3255303 B2 JP3255303 B2 JP 3255303B2 JP 25552892 A JP25552892 A JP 25552892A JP 25552892 A JP25552892 A JP 25552892A JP 3255303 B2 JP3255303 B2 JP 3255303B2
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政人 川田
喜祥 古屋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1、図4及び図5) 作用(図2及び図3) 実施例(図1〜図5) (1)第1の実施例(図1〜図3) (2)第2の実施例(図4) (3)第3の実施例(図5) (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は利得制御型増幅回路に関
し、特に集積回路に内蔵される低消費電力型の利得制御
型増幅回路に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、撮像素子より出力される撮像信号
等、信号帯域の広い各種のアナログ信号を入力し、この
アナログ信号を任意の増幅度によつて増幅して出力する
ことができる増幅回路として図6に示すような2段構成
の利得制御型増幅回路が用いられている。
【0004】この利得制御型増幅回路1は、ギルバート
アンプを基本構成とする2段の増幅段2及び3によつて
構成されており、正比例のゲイン特性を有する入力段2
及び反比例のゲイン特性を有する出力段3の利得を調整
することにより広範囲において任意の利得を得ることが
できるようになされている。
【0005】ここで入力段2は差動増幅段2A、2Bに
よつて構成されており、前段の差動増幅段2Aにおける
出力電圧の電位差を後段の差動増幅段2Bによつてコレ
クタ電流の差分に変換し、この差電流に応じた差動出力
を出力するようになされている。
【0006】すなわち差動増幅段2AはトランジスタQ
1及びQ2でなる差動対の入力抵抗R1に流れる電流i
(=(VIN−E2)/R1)を入力電圧VINと基準電位
E2との差電圧に応じて増減し、差動対に対して縦続接
続されたトランジスタQ3及びQ4に流れるコレクタ電
流を増減させる。
【0007】そして差動増幅段2Aはこのコレクタ電流
の差分によつて生じたエミツタ電位の電位差を差動増幅
段2Bの差動対を構成するトランジスタQ5及びQ6に
供給することにより、この入力電位の差分に応じて増減
されるコレクタ電流に応じた差動出力を負荷抵抗R2及
びR3より出力する。
【0008】因に入力段2のゲインはトランジスタQ5
及びQ6の共通エミツタに接続された定電流源に流れる
電流I2を増減することにより調整することができる。
【0009】一方、出力段3は差動増幅段2Bの差動出
力を差動増幅段3Aの差動対を構成するトランジスタQ
7及びQ8のベースに入力し、入力抵抗R4に流れる電
流i2に応じてトランジスタQ7及びQ8に流れるコレ
クタ電流を増減させる。
【0010】このとき差動増幅段3AのトランジスタQ
7及びQ8にはコレクタと縦続接続されたトランジスタ
Q9及びQ10との接続中点に定電流源7が接続されて
おり、このトランジスタQ7及びQ8に一定電流I4が
流し込まれるためトランジスタQ9及びQ10に流れる
コレクタ電流は一定電流I4が増加するに伴つて電流差
一定のまま減少し、その分大きな電位差を有する差動出
力が後段の差動増幅段3Bに出力されるようになされて
いる。
【0011】この後、差動増幅段3Bはこの差電圧に応
じて負荷抵抗R5に流れるコレクタ電流を増減し、次式
【数1】 によつて与えられる利得Gによつて増幅された出力信号
OUT を出力するようになされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの利得制御
型増幅回路1の場合、トランジスタQ5、Q6及びQ1
2のコレクタに寄生するコレクタ容量の影響により各負
荷抵抗R2、R3及びR5に3つの極が存在し、このた
め周波数特性が悪くなつて広帯域増幅回路として使用す
るには不向きであつた。
【0013】またこの構成の利得制御型増幅回路1の場
合、素子数が多い上、電流源も多いため消費電力が大き
くなる問題があり、信号経路も長いため信号対雑音比
(SN比)も低下する問題があつた。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して一段と広帯域において動作し、かつ信
号対雑音比(SN比)に優れた利得制御型の増幅回路を
提案しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、差動対をなす第1及び第2のトラ
ンジスタQ1及びQ2に入力される第1及び第2の差動
入力VIN及びE2の差電圧を対数増幅し、第1及び第
2の差動出力として出力する第1の差動増幅段11A
と、第1及び第2の差動出力を第3及び第4の差動入力
として差動対をなす第3及び第4のトランジスタQ5及
びQ6に入力すると共に、当該第3及び第4のトランジ
スタQ5及びQ6の共通エミツタに接続された第1の電
流源5が引き込む第1のエミツタ電流I12に比例して
増幅される第3及び第4の差動入力の差電圧を対数増幅
し、第3及び第4の差動出力として出力する第2の差動
増幅段11Bと、第3及び第4の差動出力を第5及び第
6の差動入力として差動対をなす第5及び第6のトラン
ジスタQ11及びQ12に入力し、当該差電圧を反転増
幅して負荷抵抗R5より出力する第3の差動増幅段12
Bと、第3及び第4のトランジスタQ5及びQ6でなる
差動対に対して並列接続される第7及び第8のトランジ
スタQ15及びQ16でなる差動対を有し、当該差動対
の共通エミツタに第2の電流源13を接続し、当該第2
の電流源13に引き込まれる第2のエミツタ電流I13
と第1の電流源5に引き込まれる第1のエミツタ電流I
12との電流比を可変することにより第2の差動増幅段
11Bにおける正比例増幅特性を調整する利得調整手段
12Aと、第3及び第7のトランジスタQ5、Q15の
共通コレクタに第1のコレクタ電流を流し込むと共に第
4及び第8のトランジスタQ6、Q16の共通コレクタ
に第2のコレクタ電流を流し込み、当該第1及び第2の
コレクタ電流を増減することにより第2の差動増幅段1
1Bにおける反比例増幅特性を調整する第3及び第4の
電流源14、14とを設けるようにする。
【0016】また本発明においては、比例増幅特性を有
する第1の差動増幅部11と反比例増幅特性を有する第
2の差動増幅部12の直列接続でなる第1の利得制御型
増幅段10と、反比例増幅特性を有する第3の差動増幅
部でなる第2の利得制御型増幅段3と、互いに並列接続
された上記第1及び第2の利得制御増幅段10及び3の
出力を切り換えて出力する出力切換手段21とを設け、
第1の利得制御型増幅段10の第1の差動増幅部11
は、差動対をなす第1及び第2のトランジスタQ1及び
Q2に入力される第1及び第2の差動入力VIN及びE
2の差電圧を対数増幅し、第1及び第2の差動出力とし
て出力する第1の差動増幅段11Aと、第1及び第2の
差動出力を第3及び第4の差動入力として差動対をなす
第3及び第4のトランジスタQ5及びQ6に入力すると
共に、当該第3及び第4のトランジスタQ5及びQ6の
共通エミツタに接続された第1の電流源5が引き込む第
1のエミツタ電流I12に比例して増幅される第3及び
第4の差動入力の差電圧を対数増幅し、第3及び第4の
差動出力として出力する第2の差動増幅段11Bとを有
し、第1の利得制御型増幅段10の第2の差動増幅部1
2は、第3及び第4の差動出力を第5及び第6の差動入
力として差動対をなす第5及び第6のトランジスタQ1
1及びQ12に入力し、当該差電圧を反転増幅して負荷
抵抗R5より出力する第3の差動増幅段12Bと、第3
及び第4のトランジスタQ5及びQ6でなる差動対に対
して並列接続される第7及び第8のトランジスタQ15
及びQ16でなる差動対を有し、当該差動対の共通エミ
ツタに第2の電流源13を接続し、当該第2の電流源1
3に引き込まれる第2のエミツタ電流I13と第1の電
流源5に引き込まれる第1のエミツタ電流I12との電
流比を可変することにより第2の差動増幅段11Bにお
ける正比例増幅特性を調整する利得調整手段12Aと、
第3及び第7のトランジスタQ5、Q15の共通コレク
タに第1のコレクタ電流を流し込むと共に第4及び第8
のトランジスタQ6、Q16の共通コレクタに第2のコ
レクタ電流を流し込み、当該第1及び第2のコレクタ電
流を増減することにより第2の差動増幅段11Bにおけ
る反比例増幅特性を調整する第3及び第4の電流源1
4、14とを有するようにする。
【0017】さらに本発明においては、共通エミツタに
第1のエミツタ電流I1を引き込む第1の電流源4が接
続されると共に、差動対をなす第1及び第2のトランジ
スタQ1及びQ2に入力される第1及び第2の差動入力
IN及びE2の差電圧を対数増幅し、第1及び第2の
差動出力として出力する第1の差動増幅段11Aと、第
1及び第2の差動出力を第3及び第4の差動入力として
差動対をなす第3及び第4のトランジスタQ5及びQ6
に入力すると共に、当該第3及び第4のトランジスタQ
5及びQ6の共通エミツタに接続された第2の電流源6
が引き込む第2のエミツタ電流I12に比例して増幅さ
れる第3及び第4の差動入力の差電圧を対数増幅し、第
3及び第4の差動出力として出力する第2の差動増幅段
11Bと、共通エミツタは第3のエミツタ電流を引き込
む第3の電流源6が接続されると共に、各コレクタは第
2の差動増幅段11Bをなす第3及び第4のトランジス
タQ5及びQ6に共通に接続され、差動対をなす第5及
び第6のトランジスタQ7及びQ8に入力される第1及
び第2の差動入力VIN及びE2の差電圧を対数増幅
し、第3及び第4の差動出力として出力する第3の差動
増幅段3Aと、第3及び第4の差動出力を第5及び第6
の差動入力として差動対をなす第7及び第8のトランジ
スタQ33及びQ34に入力し、当該差電圧を反転増幅
して負荷抵抗R5より出力する第4の差動増幅段12B
と、第3及び第4のトランジスタQ5及びQ6でなる差
動対に対して並列接続される第9及び第10のトランジ
スタQ15及びQ16でなる差動対を有し、当該差動対
の共通エミツタに第4の電流源13を接続し、当該第4
の電流源13に引き込まれる第4のエミツタ電流と第2
の電流源5に引き込まれる第2のエミツタ電流との電流
比を可変することにより第2の差動増幅段11Bにおけ
る正比例増幅特性を調整する利得調整手段11Aと、第
3及び第9のトランジスタQ5及びQ7の共通コレクタ
に第1のコレクタ電流を流し込むと共に第4及び第10
のトランジスタQ6及びQ8の共通コレクタに第2のコ
レクタ電流を流し込み、当該第1及び第2のコレクタ電
流を増減することにより第2の差動増幅段11Bにおけ
る反比例増幅特性を調整する第5及び第6の電流源33
と、第1、第2、第3及び第4の電流源4、5、6及び
13と当該各電流源がそれぞれ接続される差動対の共通
エミツタ間に接続される第1、第2、第3及び第4のス
イツチ手段34、35、36及び37とを設けるように
する。
【0018】
【作用】ギルバート型増幅回路によつて構成され、利得
を2箇所で調整することができる利得制御型増幅回路を
アツテネート形式を採用して回路の一部を共用とするこ
とにより少ない素子数で構成でき、また従来の構成では
複数存在していた極を1個にでき周波数特性を一段と向
上させることができる。
【0019】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0020】(1)第1の実施例 図6との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、10は全体として利得制御型増幅回路を示し、入力
段2の差動増幅段2Bと出力段3の差動増幅段3Aの一
部を共用とすることにより、周波数特性を劣化させる極
の数を減少させて周波数特性を高域まで伸張させるよう
になされている。
【0021】利得制御型増幅回路10は入力段11及び
出力段12によつて構成されており、入力段11は差動
増幅段2Aと同一構成でなる差動増幅段11Aに入力さ
れる入力信号VINを対数圧縮した差動出力の電位差ΔV
により差動増幅段11BのトランジスタQ5及びQ6を
駆動する。
【0022】このとき差動対を構成するトランジスタQ
5及びQ6のコレクタにはベースに基準電位E11が与
えられるトランジスタQ13及びQ14がそれぞれカス
コード接続されており、差動出力の電位差に応じて増減
するコレクタ電流の電流差によつて生じるエミツタ電位
の差電圧を差動出力端より後段の差動増幅段12Bに供
給するようになされている。
【0023】この実施例の場合、差動増幅段11Bの差
動出力端を構成するトランジスタQ5、Q6とトランジ
スタQ13、Q14との接続中点P1及びP2にはトラ
ンジスタQ15及びQ16のコレクタが接続され、出力
段12の差動増幅段12Aが並列に接続されるようにな
されている。
【0024】またこの接続中点P1及びP2には定電流
源14より一定電流I14がそれぞれ流れ込むようにな
されており、当該接続中点P1及びP2より分流された
コレクタ電流が差動増幅段11Bの電流源5及び差動増
幅段12Aの電流源13に流れ込むようになされてい
る。
【0025】このとき差動増幅段11Bの電流源5に流
れる電流I12と差動増幅段12Aの電流源13に流れ
る電流I13との間には電流和(=I12+I13)が
一定となる関係が成り立つており、電流I12及びI1
3の電流比を変えることにより後段の増幅段12の利得
に影響を与えることなく利得制御型増幅回路10全体の
利得Gを制御できるようになされている。
【0026】また利得制御型増幅回路10は、定電流源
14に流れる電流I14を増減することによつても利得
制御型増幅回路10全体の利得Gを制御できるようにな
されている。
【0027】このとき各差動対のベースに流れ込むベー
ス電流を無視して利得制御型増幅回路10の利得Gを求
めると、次式
【数2】 に示すように、(1)式によつて与えられる従来構成の
利得制御型増幅回路1におけるゲインコントロールカー
ブと相似のカーブが得られる。
【0028】以上の構成において、利得制御型増幅回路
10の利得Gを大きくしたい場合、ユーザは比例増幅段
である入力段11の電流源5に流れる電流I12を増加
させて反比例増幅段である出力段12の電流源13に流
れる電流I13を減少させるか、又は定電流源14より
流れ込む電流I14を増加させる。
【0029】前者の場合、トランジスタQ11及びQ1
2に流れるコレクタ電流IQ11とIQ12はぞれぞれ
電流源5に流れる電流I12の増加前に比べて増加し、
両コレクタ電流IQ11とIQ12の差電流Δi2も増
加前の差電流Δi1に比べて増加する。その結果、トラ
ンジスタQ11及びQ12のエミツタ電位間の差分も増
加するため最終出力段を構成する差動増幅段12Bの負
荷抵抗R5に流れるコレクタ電流も大きく増減し、正比
例増幅された大きな振幅の出力電圧VOUT が出力される
ことになる(図2)。
【0030】一方、後者の場合、入力段11の差動増幅
段11Bに電流源14より分流されて流れ込む電流は電
流源14より流入される電流I14が増加する分増加
し、その分トランジスタQ11及びQ12に流れるコレ
クタ電流IQ11及びIQ12は電流差一定のまま減少
する。
【0031】このとき両コレクタ電流IQ11及びIQ
12とベース・エミツタ間電圧VBEとの間には、図3に
示すような対数圧縮カーブの関係があるため、電流I1
4の増加前に比べてトランジスタQ11及びQ12のエ
ミツタ電位間の差分も増加するため最終出力段を構成す
る差動増幅段12Bの負荷抵抗R5に流れるコレクタ電
流も大きく増減し、反比例増幅された大きな振幅の出力
電圧VOUT が出力される。
【0032】これに対して利得制御型増幅回路10の利
得Gを小さくしたい場合、ユーザは比例増幅段である入
力段11の電流源5に流れる電流I12を減少させて反
比例増幅段である出力段12の電流源13に流れる電流
I13を増加させるか、又は定電流源14より流れ込む
電流I14を減少させれば良く、いづれにしても従来の
ゲインコントロール特性とコントロール特性に変動を与
えることなくゲインを調整することができる。
【0033】以上の構成によれば、周波数特性を劣化さ
せる回路上の極は出力端の負荷抵抗R5のみであり、極
の数は従来に比して2つ分少なくできることにより周波
数特性を一段と高域まで伸張でき、広帯域増幅回路に使
用することができる。
【0034】またこの利得制御型増幅回路10は、従来
の回路構成に比べて回路素子数が減少しているため経済
的であり、かつ電流源の数も1つ分少なくて済むことに
より消費電力を小さくすることができる。
【0035】さらにこの場合、信号経路を従来の場合に
比して短くできるため雑音が重畳するおそれを低減する
ことができ、SN比を従来に比して一段と向上すること
ができる。
【0036】(2)第2の実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図4におい
て、20は全体として利得調整型の増幅回路を示し、増
幅回路20は利得調整範囲の広い増幅回路部10と高S
N比によつて入力信号を増幅できる増幅回路部3とによ
つて構成されており、切換回路21により各回路部の出
力を切り換えて出力することができるようになされてい
る。
【0037】ここで増幅回路部10は前段の比例型増幅
段である入力段11によつて増幅された入力信号VIN
を後段の反比例型増幅段である出力段12によつてさら
に増幅して出力するようになされており、利得Gはベー
ス電流を無視すると(1)式によつて与えることができ
る。
【0038】従つて利得の調整範囲を優先して入力信号
INを増幅したい場合には、切換回路21の入力端を増
幅回路部10側に切り換えると共に利得調整用の制御電
流I2及びI4を増減すれば、任意の利得によつて増幅
された信号を得ることができる。
【0039】これに対して増幅回路部3は反比例型増幅
段によつて入力信号VINを増幅するようになされてお
り、利得Gはベース電流を無視すると、次式
【数3】 によつて与えられ、電流源より流入される電流I4を増
減すれば利得Gを調整することができる。
【0040】このとき増幅回路部3は対数増幅段が一段
で済むことにより利得の利得Gの調整よりもSN比を優
先して入力信号VINを増幅したい場合には、切換回路2
1の入力端を増幅回路部3側に切り換えれば良い。
【0041】以上の構成によれば、利得の調整範囲を優
先して入力信号VINを増幅したい場合には切換回路21
の入力端子を増幅回路部10側に切り換え、またSN比
を優先して入力信号VINを増幅したい場合には切換回路
21の入力端子を増幅回路部3側に切り換えることによ
り、増幅対象である入力信号VINに応じた利得によつて
増幅された出力信号を出力端より出力することができ
る。
【0042】(3)第3の実施例 図4との対応部分に同一符号を付して示す図5におい
て、30は全体として利得制御型の増幅回路を示し、利
得制御型増幅回路30は増幅回路20(図4)の一部回
路素子を共用してなる入力段31と出力段32とを有す
るようになされている。
【0043】この実施例の場合、入力段31は差動対を
構成するトランジスタQ5及びQ6にベース接地された
トランジスタQ31及びQ32をカスコード接続し、こ
のトランジスタQ31及びQ32によつて広帯域利得調
整型の増幅回路部10と低雑音利得調整型の増幅回路3
の電流電圧変換部を共用するようになされている。
【0044】すなわちトランジスタQ31及びQ32
は、図4における上段の増幅回路部10のトランジスタ
Q13及びQ14と下段の増幅回路部3のトランジスタ
Q9及びQ10とを共用し、両回路部におけるコレクタ
電流の差電流を差動出力として出力するようになされて
いる。
【0045】また出力段32を構成する反転型増幅段は
利得調整用の電流源33を広帯域利得調整型の増幅回路
部10の電流源14と低雑音利得調整型の増幅回路3の
電流源7とを共用するようになされ、さらに最終出力段
を広帯域利得調整型の増幅回路部10と低雑音利得調整
型の増幅回路3と共用するようになされている。
【0046】すなわちトランジスタQ33とQ34の差
動対によつて構成される最終出力段は図4における上段
の増幅回路部10及び下段の増幅回路部3のトランジス
タQ11及びQ12とを共用するようになされている。
これにより利得調整型増幅回路30は第2の実施例にお
ける利得調整型増幅回路20に比して素子数を一段と削
減することができる。
【0047】また利得制御型増幅回路30の各差動対に
接続される定電流源4、5、6及び13と各差動対を構
成するトランジスタのエミツタと間には互いに連動して
オン又はオフ動作するスイツチ34、35、36及び3
7が接続されている。
【0048】ここでスイツチ34、35及び37とスイ
ツチ36は互いに一方がオン状態のときオフ状態に切り
換えられ、すなわちスイツチ34、35及び37は広帯
域利得調整型の増幅回路部10を選択するときオン状態
となつて接続される差動対をオン動作させ、一方のスイ
ツチ36は低雑音利得調整型の増幅回路部3を選択する
ときオン状態となつて接続される差動対をオン動作する
ようになされている。
【0049】これにより利得制御型増幅回路30は選択
された増幅回路部3又は10を動作させる差動対にのみ
電流源より電流を供給することができ、選択されていな
い増幅回路部側に流れる不必要な電流をなくし得、第2
の実施例の場合に比してさらに低消費電力とすることが
できるようになされている。
【0050】以上の構成において、利得の調整範囲の広
さを優先して入力信号VINを増幅したい場合、利得制御
型増幅回路30はスイツチ34、35及び37を閉じ、
入力段31のうち上段の差動入力段(トランジスタQ
1、Q2)及び差動出力段(Q5、Q6)をオン動作さ
せ、同時に出力段32の差動入力段(トランジスタQ1
5、Q16)をオン動作させる。
【0051】これにより利得制御型増幅回路30は比例
型増幅回路及び反比例型増幅回路の直列接続として動作
し、その利得Gはベース電流を無視すると(2)式と同
様の次式
【数4】 となる。
【0052】一方、利得の調整範囲よりも低雑音によつ
て入力信号VINを増幅したい場合、利得制御型増幅回路
30はスイツチ36のみを閉じ、残るスイツチ34、3
5及び37は開くことにより入力段31のうち下段の差
動入力段(トランジスタQ7、Q8)のみオン動作さ
せ、その差動出力をトランジスタQ31及びQ32より
最終出力段を構成するトランジスタQ33及びQ34に
供給させる。
【0053】これにより利得制御型増幅回路30は反比
例型増幅回路として動作し、その利得Gはベース電流を
無視すると(3)式と同様の次式
【数5】 となる。
【0054】以上の構成によれば、いわゆるギルバート
型増幅回路を用いた比例型増幅回路部と反比例型増幅回
路部との直列接続よりなり、入力信号VINを利得調整範
囲を優先して増幅する利得制御型増幅回路10の出力と
同じくギルバート型増幅回路を用いた反比例型増幅回路
によりなり、入力信号VINをSN比を優先して増幅する
利得制御型増幅回路3の出力を切り換えて出力すること
ができる増幅回路において、利得調整範囲優先の利得制
御型増幅回路10を構成する前段の比例型増幅回路部に
おける電流電圧変換部、すなわちトランジスタQ31及
びQ32をSN比優先の利得制御型増幅回路3の入力段
の電流電圧変換部と共用し、かつ後段の反比例型増幅回
路部の電流源33及び出力段の差動対を共用するこれに
より利得調整範囲を優先する増幅回路とSN比を優先す
る増幅回路を構成する回路素子を従来に比して削減する
ことができる。
【0055】また最終出力段を除く各差動対の定電流源
4、5、6及び13に差動対構成するトランジスタとの
間にスイツチ34、35、36及び37を接続し、利得
制御型増幅回路30の回路構成のうち利得調整範囲優先
の利得制御型増幅回路10又はSN比優先の利得制御型
増幅回路3のいづれか一方に対応する回路部分のみを動
作させ、選択されていない増幅回路に対応する電流源に
は電流を流さないことにより、従来に比して消費電力を
一段と低減することができる。
【0056】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、比例型増幅回路と反比例
型増幅回路を組み合わせた利得制御範囲優先の利得制御
型増幅回路の出力と反比例型増幅回路により構成される
高SN比優先の利得制御型増幅回路の出力とを切り換え
て出力する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ギルバート型増幅回路を用いた複数の利得制御型増
幅回路の出力を切り換えて出力する場合に広く適用し得
る。
【0057】また上述の実施例においては、ギルバート
型増幅回路を用いた比例型増幅回路及び反比例型増幅回
路を構成する入力段の差動出力を直接後段の出力段に供
給する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
入力段の差動出力をバツフア増幅段を介して後段に供給
するようにしても良い。この場合、バツフア増幅段はレ
ベルシフトにより後段の出力段が動作するように設定さ
れていれば良い。
【0058】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ギルバー
ト型増幅回路を基本構成とし、正比例増幅特性を有する
前段の利得制御型増幅回路と反比例増幅特性を有する後
段の利得調整型増幅回路の組み合わせにより構成される
利得調整型の増幅回路において、前段における出力段を
構成する第2の差動増幅段の負荷抵抗を後段における入
力段を構成する利得調整手段の対数増幅手段と共用とす
ることにより、回路構成を簡略にでき、消費電力及びS
N比を従来に比して一段と向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による利得調整型増幅回路の一実施例を
示す接続図である。
【図2】その動作の説明に供する電圧電流特性を示す特
性曲線図である。
【図3】その動作の説明に供する電圧電流特性を示す特
性曲線図である。
【図4】本発明による利得調整型増幅回路の第2の実施
例を示す接続図である。
【図5】本発明による利得調整型増幅回路の第3の実施
例を示す接続図である。
【図6】従来の利得調整型増幅回路を示す接続図であ
る。
【符号の説明】
1、10、20、30……利得制御型増幅回路、2、1
1、31……入力段、3、12、32……出力段、4、
5、6、7、8、13、14……電流源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−298209(JP,A) 特開 昭61−269506(JP,A) 特開 平2−105606(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動対をなす第1及び第2のトランジスタ
    に入力される第1及び第2の差動入力の差電圧を対数増
    幅し、第1及び第2の差動出力として出力する第1の差
    動増幅段と、 上記第1及び第2の差動出力を第3及び第4の差動入力
    として差動対をなす第3及び第4のトランジスタに入力
    すると共に、当該第3及び第4のトランジスタの共通エ
    ミツタに接続された第1の電流源が引き込む第1のエミ
    ツタ電流に比例して増幅される上記第3及び第4の差動
    入力の差電圧を対数増幅し、第3及び第4の差動出力と
    して出力する第2の差動増幅段と、 上記第3及び第4の差動出力を第5及び第6の差動入力
    として差動対をなす第5及び第6のトランジスタに入力
    し、当該差電圧を反転増幅して負荷抵抗より出力する第
    3の差動増幅段と、 上記第3及び第4のトランジスタでなる差動対に対して
    並列接続される第7及び第8のトランジスタでなる差動
    対を有し、当該差動対の共通エミツタに第2の電流源を
    接続し、当該第2の電流源に引き込まれる第2のエミツ
    タ電流と上記第1の電流源に引き込まれる第1のエミツ
    タ電流との電流比を可変することにより上記第2の差動
    増幅段における正比例増幅特性を調整する利得調整手段
    上記第3及び第7のトランジスタの共通コレクタに第1
    のコレクタ電流を流し込むと共に上記第4及び第8のト
    ランジスタの共通コレクタに第2のコレクタ電流を流し
    込み、当該第1及び第2のコレクタ電流を増減すること
    により上記第2の差動増幅段における反比例増幅特性を
    調整する第3及び第4の電流源と を具えることを特徴と
    する利得制御型増幅回路。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2の電流源に流れ込む第1
    及び第2のエミツタ電流の加算値を常に一定値に保持す
    ことを特徴とする請求項1に記載の利得制御型増幅回
    路。
  3. 【請求項3】上記第1及び第2の電流源は、上記第1及
    び第2のエミツタ電流の加算値が上 記第1及び第2のコ
    レクタ電流の加算値に対して大きな値になるように上記
    第1及び第2のエミツタ電流を引き込むことを特徴とす
    る請求項1に記載の利得制御型増幅回路。
  4. 【請求項4】上記第1及び第2の差動増幅段は、上記第
    1、第2及び第3、第4の差動出力を第1及び第2のバ
    ツフア増幅段を介して出力する ことを特徴とする請求項
    1に記載の利得制御型増幅回路。
  5. 【請求項5】比例増幅特性を有する第1の差動増幅部と
    反比例増幅特性を有する第2の差動増幅部の直列接続で
    なる第1の利得制御型増幅段と、 反比例増幅特性を有する第3の差動増幅部でなる第2の
    利得制御型増幅段と、 互いに並列接続された上記第1及び第2の利得制御型増
    幅段の出力を切り換えて出力する出力切換手段と を具
    え、 上記第1の利得制御型増幅段の上記第1の差動増幅部
    は、 差動対をなす第1及び第2のトランジスタに入力される
    第1及び第2の差動入力の差電圧を対数増幅し、第1及
    び第2の差動出力として出力する第1の差動増幅段と、 上記第1及び第2の差動出力を第3及び第4の差動入力
    として差動対をなす第3及び第4のトランジスタに入力
    すると共に、当該第3及び第4のトランジスタの共通エ
    ミツタに接続された第1の電流源が引き込む第1のエミ
    ツタ電流に比例して増幅される上記第3及び第4の差動
    入力の差電圧を対数増幅し、第3及び第4の差動出力と
    して出力する第2の差動増幅段とを有し、 上記第1の利得制御型増幅段の上記第2の差動増幅部
    は、 上記第3及び第4の差動出力を第5及び第6の差動入力
    として差動対をなす第5及び第6のトランジスタに入力
    し、当該差電圧を反転増幅して負荷抵抗より出力する第
    3の差動増幅段と、 上記第3及び第4のトランジスタでなる差動対に対して
    並列接続される第7及び第8のトランジスタでなる差動
    対を有し、当該動対の共通エミツタに第2の電 流源を接
    続し、当該第2の電流源に引き込まれる第2のエミツタ
    電流と上記第1の電流源に引き込まれる第1のエミツタ
    電流との電流比を可変することにより上記第2の差動増
    幅段における正比例増幅特性を調整する利得調整手段
    と、 上記第3及び第7のトランジスタの共通コレクタに第1
    のコレクタ電流を流し込むと共に上記第4及び第8のト
    ランジスタの共通コレクタに第2のコレクタ電流を流し
    込み、当該第1及び第2のコレクタ電流を増減すること
    により上記第2の差動増幅段における反比例増幅特性を
    調整する第3及び第4の電流源とを有する ことを特徴と
    する利得制御型増幅回路。
  6. 【請求項6】上記第1及び第2の差動増幅段は、上記第
    1、第2及び第3、第4の差動出力を第1及び第2のバ
    ツフア増幅段を介して出力する ことを特徴とする請求項
    5に記載の利得制御型増幅回路。
  7. 【請求項7】共通エミツタに第1のエミツタ電流を引き
    込む第1の電流源が接続されると共に、差動対をなす第
    1及び第2のトランジスタに入力される第1及び第2の
    差動入力の差電圧を対数増幅し、第1及び第2の差動出
    力として出力する第1の差動増幅段と、 上記第1及び第2の差動出力を第3及び第4の差動入力
    として差動対をなす第3及び第4のトランジスタに入力
    すると共に、当該第3及び第4のトランジスタの共通エ
    ミツタに接続された第2の電流源が引き込む第2のエミ
    ツタ電流に比例して増幅される上記第3及び第4の差動
    入力の差電圧を対数増幅し、第3及び第4の差動出力と
    して出力する第2の差動増幅段と、 共通エミツタは第3のエミツタ電流を引き込む第3の電
    流源が接続されると共に、各コレクタは上記第2の差動
    増幅段をなす上記第3及び第4のトランジスタに共通に
    接続され、差動対をなす第5及び第6のトランジスタに
    入力される上記第1及び第2の差動入力の差電圧を対数
    増幅し、上記第3及び第4の差動出力として出力する第
    3の差動増幅段と、 上記第3及び第4の差動出力を第5及び第6の差動入力
    として差動対をなす第 7及び第8のトランジスタに入力
    し、当該差電圧を反転増幅して負荷抵抗より出力する第
    4の差動増幅段と、 上記第3及び第4のトランジスタでなる差動対に対して
    並列接続される第9及び第10のトランジスタでなる差
    動対を有し、当該差動対の共通エミツタに第4の電流源
    を接続し、当該第4の電流源に引き込まれる第4のエミ
    ツタ電流と上記第2の電流源に引き込まれる第2のエミ
    ツタ電流との電流比を可変することにより上記第2の差
    動増幅段における正比例増幅特性を調整する利得調整手
    段と、 上記第3及び第9のトランジスタの共通コレクタに第1
    のコレクタ電流を流し込むと共に上記第4及び第10の
    トランジスタの共通コレクタに第2のコレクタ電流を流
    し込み、当該第1及び第2のコレクタ電流を増減するこ
    とにより上記第2の差動増幅段における反比例増幅特性
    を調整する第5及び第6の電流源と、 上記第1、第2、第3及び第4の電流源と当該各電流源
    がそれぞれ接続される差動対の共通エミツタ間に接続さ
    れる第1、第2、第3及び第4のスイツチ手段と を具え
    ることを特徴とする利得制御型増幅回路。
  8. 【請求項8】上記第1及び第2の差動増幅段は、上記第
    1、第2及び第3、第4の差動出力を第1及び第2のバ
    ツフア増幅段を介して出力する ことを特徴とする請求項
    7に記載の利得制御型増幅回路。
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