JP3254805B2 - 内部検査装置 - Google Patents

内部検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミダイキャスト等
の鋳物、ゴム、プラスチック等の成形品、又はプリント
基板等の被検査物の内部の欠陥の有無を検査するための
内部検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記種類の被検査物の内部に、空洞やク
ラックが発生していたり、異物が混入していたりする
と、荷重が作用した場合等に、そこから破壊が発生する
ことがある。そこで、従来、それらの製品によっては、
X線による透過検査が行われていた。その検査におい
て、X線透視によって得られるX線画像はCRT画面に
写しだされ、これを観察して内部欠陥を検査していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CRT画面に
欠陥らしきものが写し出されても被検査物の形状が複雑
な場合には、画像に現れているものが、被検査物の形状
の一部を示すものなのか、又は真に内部欠陥であるのか
が判別し難くかった。このため、CRT画面と実体の形
状とを見比べて照合するのに時間がかかるという問題点
があった。
【0004】本発明は前述の事情(及び検討結果)に鑑
み、下記の記載内容を課題とする。 (O01) 被検査物の内部欠陥を容易に短時間で見つけ
出せるようにすること。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明の構成を説明するが、本発明の
構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易
にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだ
ものを付記している。なお、カッコ内の符号が+記号で
連結されたものは実施例の複数の要素を組合わせたもの
が本発明の要素に対応することを示す。また、本発明を
後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発
明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施
例に限定するためではない。
【0006】前記課題を解決するために、本発明の内部
検査装置(U)は、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、 (Y01) 被検査物(O)を挟んで配置されたX線管
(9)及びイメージ管(10)、 (Y02) 前記イメージ管(10)で得られた前記被検
査物(O)のX線画像の濃淡の境界部を強調表示するた
めの強調表示画像信号を出力する画像処理回路(1
6)、 (Y03) 前記強調表示画像信号を記憶する画像信号記
憶手段(18)、 (Y04) 前記濃淡の境界部の強調表示画像が表示され
る光学的情報表示手段(D)、 (Y05) 前記光学的情報表示手段(D)から出射した
情報表示光(L)を所定の方向に投光する光学部材
(R)。 (Y06) 前記被検査物(O)及び強調表示画像を同時
に視認できるように配置されたコンバイナ(C)、 (Y07) 前記X線管(9)及びイメージ管(10)を
結ぶ直線上に配置された前記被検査物(O)を前記直線
に垂直な回転軸周りに回転可能に支持する回転テーブル
(7)、 (Y08) 前記回転テーブル(7)の回転位置を検出す
る回転位置検出装置(8) (Y09) 前記被検査物(O)及びX線管(9)を結ぶ
線と、被検査物(O)及びコンバイナ(C)を結ぶ線と
が成す角度をθとするとき、被検査物(O)が所定の回
転位置にあるときに得られたX線画像の強調画像信号
を、被検査物(O)の回転位置がθだけづれた位置で前
記光学的情報表示手段(D)に表示する手段(8+1
7)。
【0007】(課題を解決するための手段の補足説明)
前記本発明において、前記「コンバイナ(C)」を通し
て、前記「強調表示画像」と同時に視認する「被検査物
(O)」は、前記「X線管(9)及びイメージ管(1
0)」の間の位置に置いても良いが、その位置から移動
させて別の位置に置くことも可能である。
【0008】
【0009】
【作用】
(本発明の作用)次に、前述の特徴を備えた本発明の作
用を説明する。前述の特徴を備えた本発明の内部検査装
置(U)は、コンバイナ(C)を通して、被検査物
(O)の実物を見ることが出来る。前記被検査物(O)
を挟んで配置されたX線管(9)及びイメージ管(1
0)により、被検査物(O)のX線画像が得られる。前
記イメージ管(10)で得られた前記被検査物(O)の
X線画像は、画像処理回路(16)により、濃淡の境界
部を強調表示する強調表示画像信号に変換される。この
強調表示画像信号は、画像信号記憶手段(18)に記憶
される。光学的情報表示手段(D)には、被検査物
(O)のX線画像の強調表示画像が、表示される。すな
わち、前記光学的情報表示手段(D)には、コンバイナ
(C)を通して見る被検査物(O)のX線画像の強調表
示画像が表示される。前記光学的情報表示手段(D)か
ら出射した情報表示光(L)は、光学部材(R)により
所定の方向に投光される。この情報表示光(L)及び前
記被検査物(O)からの光は、コンバイナ(C)でコン
バインされ、それらは同時に視認できる。
【0010】また、本発明の内部検査装置(U)は、コ
ンバイナ(C)を通して、回転可能に支持された被検査
物(O)の実物を見ることが出来る。回転テーブル
(7)にの回転軸回りに回転可能に支持された前記被検
査物(O)の前記回転軸を挟んで配置されたX線管
(9)及びイメージ管(10)により、被検査物(O)
の任意の回転位置のX線画像が得られる。前記イメージ
管(10)で得られた前記被検査物(O)のX線画像
は、画像処理回路(16)により、濃淡の境界部を強調
表示する強調表示画像信号に変換される。この強調表示
画像信号は、画像信号記憶手段(18)に記憶される。
光学的情報表示手段(D)には、前記被検査物(O)及
びX線管(9)を結ぶ線と、被検査物(O)及びコンバ
イナ(C)を結ぶ線とが成す角度をθとするとき、被検
査物(O)が所定の回転位置にあるときに得られたX線
画像の強調表示画像が、被検査物(O)の回転位置がθ
だけづれた位置で表示される。すなわち、前記光学的情
報表示手段(D)には、コンバイナ(C)を通して見る
被検査物(O)の向きと同じ向きのX線画像の強調表示
画像が表示される。前記光学的情報表示手段(D)から
出射した情報表示光(L)は、光学部材(R)により所
定の方向に投光される。この情報表示光(L)及び前記
被検査物(O)からの光は、コンバイナ(C)でコンバ
インされ、それらは同時に視認できる。
【0011】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の内部検査
装置の一実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に
限定されるものではない。
【0012】(実施例)図1は本発明の内部検査装置の
一実施例の全体概略説明図、図2は同実施例の全体回路
図、図3は同実施例で使用される画像処理回路図、図4
は前記図3の画像処理回路の作用説明図で、図4Aは前
記図3の点Aの画像信号を示す図、図4Bは前記図3の
点Bの画像信号を示す図、図4Cは前記図3の点Cの画
像信号を示す図、図4Dは前記図3の点Dの画像信号を
示す図、図4Eは前記図3の点Eの画像信号を示す図、
図5は前記図4Aに示す画像処理回路で画像処理を行う
前の画像と画像処理後の画像の説明図で、図5Aは前記
図4Aに対応する画像を示す図、図5Bは前記図4Eに
対応する画像を示す図である。
【0013】なお、本発明の実施例の説明中において、
「前方」は図中の矢印X1方向(図1参照)、「後方」
は図中の矢印X2方向を意味する。また、「左方」は図
中の矢印Y1方向を意味し、「右方」は図中の矢印Y2方
向を意味するものとする。さらに、「上方」は図中のZ
1方向を意味し、「下方」は図中のZ2方向を意味するも
のとする。
【0014】図1において、内部検査装置Uは、左右方
向移動台1を有している。前記左右方向移動台1は、左
右方向に延びるガイドシャフト2及び駆動用のスクリュ
ーシャフト3によって左右に移動可能に構成されてい
る。すなわち、前記左右方向移動台1内部には前記スク
リューシャフト3に螺合する回転ナット(図示せず)及
びそれを回転駆動するモータ(図示せず)が内蔵されて
おり、前記左右方向移動台1は前記ナットを回転させる
ことにより、左右方向に移動するようになっている。前
記左右方向移動台1上には上下動用モータ4によって上
下方向に移動可能な上下方向移動台6が支持されてい
る。この上下方向移動台6には回転テーブル7が上下軸
(Z1−Z2方向の軸)周りに回転可能に支持されてい
る。この回転テーブル7は、前記上下方向移動台6内部
に配置された回転用モータ(図示せず)によって回転位
置を制御されるようになっている。
【0015】図1,2において、前記回転テーブル7
は、被検査物Oが載置されるテーブルである。この回転
テーブル7の回転位置は回転位置検出装置8によって検
出されている。この回転位置検出装置8は、回転軸に直
結又はギヤを介して回転が伝えられるロータリエンコー
ダにより構成されている。図2において、回転テーブル
7の右側にはX線管9が配置され、左側にはイメージ管
10が配置されている。図2に示すように、X線管9か
ら出射して被検査物Oを透過したX線は、イメージ管1
0で収束されて、X線TVカメラ11で撮像されるよう
になっている。
【0016】前記符号7〜11で示された要素は、X線
防護箱12によって覆われている。前記X線防護箱12
には、前記X線管9およびイメージ管10を結ぶ直線方
向に直交する方向の側面に鉛ガラス13が設けられてお
り、この鉛ガラス13外側からX線防護箱12内部の回
転テーブル7およびその上面に載置された被検査物Oを
観察できるようになっている。前記鉛ガラス13の外側
には、コンバイナCおよびこのコンバイナCに情報表示
光L(図2参照)を投光する情報投光装置Kが配置され
ている。
【0017】前記情報投光装置Kは図2に示すように、
光学的情報表示手段としてのCRT(Cathode Ray Tub
e、陰極線管)ディスプレイDとこのCRTディスプレ
イDの表示面から出射した情報表示光Lを前記コンバイ
ナCに投光する光学部材R(図2参照)を備えている。
前記CRTディスプレイDの表示面には前記X線テレビ
カメラ11で撮像された画像が表示されるようになって
いる。前記CRTディスプレイDから出射した情報表示
光Lを前記コンバイナCに入射させるように配置された
前記光学部材Rは凹レンズ系R1および凸レンズR2等か
ら構成されており、前記CRTディスプレイDに表示さ
れた画像の虚像を前記コンバイナC前方の被検査物Oの
位置に形成するような光学的パワーを有している。
【0018】前記コンバイナCおよび光学部材Rは、前
記光学的情報表示手段Dから出射した情報表示光Lをコ
ンバイナC後方の観察位置Pの方向に向かわせるように
配置されている。この実施例では、前記被検査物O及び
X線管9を結ぶ線と、被検査物O及びコンバイナCを結
ぶ線(被検査物Oと前記観察位置Pとを結ぶ線)とが成
す角度θは、90度に設定されている。そして、この実
施例では、被検査物Oが所定の回転位置にあるときに得
られたX線画像の強調表示画像(後述)が、被検査物O
の回転位置がθ(=90度)だけづれた位置で表示され
るようになっている。
【0019】なお、前記光学部材Rは、焦点距離調節機
構により前記表示画像の虚像の形成位置を調節可能に構
成することも可能である。また、前記コンバイナCはハ
ーフミラーまたは回折素子等から構成することが可能で
ある。また、前記コンバイナCを上下移動装置またはチ
ルト機構等により、上下移動または傾斜動(すなわち、
回転移動)させるようにして、前記表示画像の虚像の位
置、すなわち画像の視認位置を、調節することも可能で
ある。さらに、前記CRTディスプレイDの代わりに、
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のフラット
な光学的情報表示手段を採用することも可能である。
【0020】図2において、前記X線TVカメラ11で
撮像されたX線画像は、画像処理回路16に入力され
る。画像処理回路16は、後で詳述するが、X線画像を
被検査物Oのアウトライン、急に肉厚が変化する部分の
境界、及び欠陥をフレーム画(すなわち、強調表示画
像)に変換する機能を有している。
【0021】図3において、画像処理回路16は、X線
画像が入力される入力端子16aを有しており、また、
入力されるX線画像とトリマ16bからの電圧とを比較
するコンパレータ16cを有している。図3の点(コン
パレータ16cに入力する前の点)Aにおける画像信号
の例が図4(A)に示されており、その画像が図5
(A)に示されている。また、その場合のコンパレータ
16cからの出力信号(図3の点Bの信号)は、図4
(B)に示されている。このコンパレータ16cからの
出力信号は、ワンショットトリガ回路16d,16eに入
力される。ワンショットトリガ回路16d,16eの出力
信号(図3の点C,Dの信号)は図4(C),(D)に
示されている。このワンショットトリガ回路16d,1
6eの出力信号はOR回路16fに入力されている。この
OR回路16fの出力信号(図3の点Eの信号)は図4
(E)に示されており、その画像が図5(B)に示され
ている。図5から分かるように、前記図3の点Aの画像
信号に対応するX線画像(図5(A)参照)は、図3の
BR>点Eの画像信号に対応する画像(図5(B)参照)
ではフレーム画像(強調表示画像)となっている。
【0022】図2において、表示コントローラ17は、
前記画像処理回路16の出力信号を画像信号記憶手段1
8に書き込む機能を有している。また、表示コントロー
ラ17は前記回転位置検出装置8からの信号に応じて、
被検査物Oの現在の回転位置の90度前の回転位置で撮
像された画像データを、前記画像信号記憶手段18から
読出す。この回転位置がθ(=90)度ずれた画像デー
タは光学的情報表示手段としての前記CRTディスプレ
イDに表示されるようになっている。
【0023】(実施例の作用)前述の特徴を備えた本発
明の内部検査装置Uは、前記被検査物Oの回転軸すなわ
ち、回転テーブル7の回転軸を挟んで配置されたX線管
9及びイメージ管10により、被検査物Oの任意の回転
位置のX線画像が得られる。前記イメージ管10で得ら
れた前記被検査物OのX線画像は、画像処理回路16に
より、濃淡の境界部を強調表示する強調表示画像信号
(フレーム画信号)に変換される。この強調表示画像信
号は、表示コントローラ17により、画像信号記憶手段
18に記憶される。
【0024】回転位置検出装置8は回転テーブル7の回
転位置を表示コントローラ17に入力している。表示コ
ントローラ17は、前記被検査物O及びX線管9を結ぶ
線と、被検査物O及びコンバイナCを結ぶ線とが成す角
度θ(この実施例ではθ=90度)だけずれた回転位置
にあるときに得られた強調表示画像信号を画像信号記憶
手段18から読出す。この読出された強調表示画像信号
は光学的情報表示手段としてのCRTディスプレイDに
表示される。すなわち、CRTディスプレイDには、被
検査物が所定の回転位置にあるときに得られたX線画像
の強調表示画像が、被検査物の回転位置がθ(=90
度)だけづれた位置で表示される。この場合、前記CR
TディスプレイDには、コンバイナCを通して見る被検
査物Oの向きと同じ向きのX線画像の強調表示画像が表
示される。
【0025】前記CRTディスプレイDから出射した情
報表示光Lは、光学部材Rにより所定の方向(コンバイ
ナの方向)に投光される。また、回転可能に支持された
被検査物Oから出た光は、前記鉛ガラス13、コンバイ
ナCを順次透過して、前記観察位置Pに至る。したがっ
て、前記情報表示光L及び前記被検査物Oからの光は、
コンバイナCでコンバインされ、それらは前記観察位置
Pで同時に視認できる。すなわち、観察位置Pでは、前
記被検査物Oの実物と、そのX線画像の強調表示画像を
同時に視認することができる。また、前記左右方向移動
台1を右方に移動させて回転テーブル7上の被検査物O
をX線管9に接近させることにより、被検査物Oの拡大
X線画像の強調表示画像を観察することができる。な
お、この場合は、被検査物Oの実物と強調表示画像の大
きさとは一致しない。
【0026】(実施例2)次に、図6により本発明の内
部検査装置の実施例2について説明する。この実施例2
には、本発明のXを…に適用した場合が示されている。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構
成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、そ
の詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記の点で
前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例
1と同様に構成されている。 (S01) 回転テーブル7及び鉛ガラス13を用いる代
わりに、X線防護箱12を通過し、且つ、前記X線管9
及びイメージ管10の間を通過する搬送ベルト21と、
前記X線防護箱12の外壁の前記搬送ベルト21が貫通
する部分に設けたシャッタ22とを用いた点。 (S02) 情報投光装置Kは、搬送ベルト21によりX
線防護箱12内部から搬出される被検査物Oに対向して
配置された点。
【0027】(実施例2の作用)次に、前述の構成を備
えた本発明の実施例2の作用を説明する。この実施例2
では、搬送ベルト21で搬送された被検査物Oは、前記
X線管9及びイメージ管10の間に来たときに停止さ
れ、X線画像が撮像される。このX線画像の強調表示画
像は前記実施例1と同様の画像記憶手段18に記憶さ
れ、被検査物Oが前記情報投光装置Kに対向する位置に
来たときに、CRTディスプレイDに表示される。した
がって、この実施例2も前記実施例1と同様にコンバイ
ナCの後方(搬送ベルト21と反対側の方向)の観察位
置Pでは、前記被検査物Oの実物と、そのX線画像の強
調表示画像を同時に視認することができる。
【0028】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0029】(H01) 被検査物Oは回転テーブル上に
載置する代わりに、天井部分に設けられた回転テーブル
の下に吊り下げることも可能である。 (H02) X線画像の強調表示画像は、被検査物Oのア
ウトライン、急に肉厚が変化する部分の境界、及び欠陥
のフレーム画とする代わりに、欠陥のみのフレーム画と
することも可能である。この場合は、被検査物Oのアウ
トラインおよび急に肉厚が変化する部分の境界等の画像
データを別途記憶しておき、その部分のフレーム画を表
示しないようにすればよい。 (H03) 前記実施例2において、搬送ベルト21以外
の搬送装置(ロボット等)により被検査物Oを搬送する
ことも可能である。
【0030】
【発明の効果】前述の本発明の内部検査装置は、下記の
効果を奏することができる。 (E01) 被検査物の実物とそのX線画像の強調表示画
像とを重ね合わせた状態で観察することができるので、
被検査物の内部欠陥を容易に短時間で見つけ出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の内部検査装置の実施例1の全
体概略説明図である。
【図2】 図2は同実施例の全体回路図である。
【図3】 図3は同実施例で使用される画像処理回路の
説明図である。
【図4】 図4は前記図3の画像処理回路の作用説明図
で、図4Aは前記図3の点Aの画像信号を示す図、図4
Bは前記図3の点Bの画像信号を示す図、図4Cは前記
図3の点Cの画像信号を示す図、図4Dは前記図3の点
Dの画像信号を示す図、図4Eは前記図3の点Eの画像
信号を示す図である。
【図5】 図5は前記図4Aに示す画像処理回路で画像
処理を行う前の画像と画像処理後の画像の説明図で、図
5Aは前記図4Aに対応する画像を示す図、図5Bは前
記図4Eに対応する画像を示す図である。
【図6】 図6は本発明の内部検査装置の実施例2の全
体概略説明図である。
【符号の説明】
C…コンバイナ、D…光学的情報表示手段、L…情報表
示光、O…被検査物、R…レンズ系、U…内部検査装
置、9…X線管、10…イメージ管、16…画像処理回
路、18…画像信号記憶手段、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−111126(JP,A) 特開 昭62−20489(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする内
    部検査装置、 (Y01) 被検査物を挟んで配置されたX線管及びイメ
    ージ管、 (Y02) 前記イメージ管で得られた前記被検査物のX
    線画像の濃淡の境界部を強調表示するための強調表示画
    像信号を出力する画像処理回路、 (Y03) 前記強調表示画像信号を記憶する画像信号記
    憶手段、 (Y04) 前記濃淡の境界部の強調表示画像が表示され
    る光学的情報表示手段、 (Y05) 前記光学的情報表示手段から出射した情報表
    示光を所定の方向に投光する光学部材、 (Y06) 前記被検査物及び強調表示画像を同時に視認
    できるように配置されたコンバイナ、 (Y07) 前記X線管及びイメージ管を結ぶ直線上に配
    置された前記被検査物を前記直線に垂直な回転軸周りに
    回転可能に支持する回転テーブル、 (Y08) 前記回転テーブルの回転位置を検出する回転
    位置検出装置、 (Y09) 前記被検査物及びX線管を結ぶ線と、被検査
    物及びコンバイナを結ぶ線とが成す角度をθとすると
    き、被検査物が所定の回転位置にあるときに得られたX
    線画像の強調画像信号を、被検査物の回転位置がθだけ
    づれた位置で前記光学的情報表示手段に表示する手段。
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