JP3254368B2 - 樹脂成形部品の固定用クリップ - Google Patents
樹脂成形部品の固定用クリップInfo
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- JP3254368B2 JP3254368B2 JP02969696A JP2969696A JP3254368B2 JP 3254368 B2 JP3254368 B2 JP 3254368B2 JP 02969696 A JP02969696 A JP 02969696A JP 2969696 A JP2969696 A JP 2969696A JP 3254368 B2 JP3254368 B2 JP 3254368B2
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- Japan
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- clip
- connector housing
- holding piece
- resin molded
- outer peripheral
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/73—Means for mounting coupling parts to apparatus or structures, e.g. to a wall
Landscapes
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グ等の樹脂成形部品を車体パネル等の取付対象部材にワ
ンタッチで固定する樹脂成形部品の固定用クリップに関
する。
グ等の樹脂成形部品を車体パネル等の取付対象部材にワ
ンタッチで固定する樹脂成形部品の固定用クリップに関
する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、自動車の配線部品であるコネク
タをパネル（取付対象部材）にクリップを用いて固定す
る場合の方法としては、直接コネクタにクリップを形成
して固定する方法と、コネクタとは別に製作したクリッ
プを後からコネクタに装着して固定する方法とがある。
図５は前者の場合を示す。このコネクタ１は、互いに嵌
合する雌型コネクタハウジング２と雄型コネクタハウジ
ング３とを有しており、嵌合したときに外側となる雌型
コネクタハウジング２の外周壁に、パネルに対して固定
するためのクリップ４が、一体成形により設けられてい
る。
タをパネル（取付対象部材）にクリップを用いて固定す
る場合の方法としては、直接コネクタにクリップを形成
して固定する方法と、コネクタとは別に製作したクリッ
プを後からコネクタに装着して固定する方法とがある。
図５は前者の場合を示す。このコネクタ１は、互いに嵌
合する雌型コネクタハウジング２と雄型コネクタハウジ
ング３とを有しており、嵌合したときに外側となる雌型
コネクタハウジング２の外周壁に、パネルに対して固定
するためのクリップ４が、一体成形により設けられてい
る。
【０００３】また、後者の例としては、バンドクリップ
をコネクタの外周に巻き付けたり、コネクタハウジング
にクリップ装着部を予め形成しておき、その部分にクリ
ップを装着してから、パネルに固定する方法などが考え
られている。
をコネクタの外周に巻き付けたり、コネクタハウジング
にクリップ装着部を予め形成しておき、その部分にクリ
ップを装着してから、パネルに固定する方法などが考え
られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の場合は
クリップが一体化されており、また後者の場合はクリッ
プ装着部が予め形成されているので、いずれの場合もコ
ネクタハウジングが専用部品となり、汎用性がなく成形
コストが高くなるという問題があった。
クリップが一体化されており、また後者の場合はクリッ
プ装着部が予め形成されているので、いずれの場合もコ
ネクタハウジングが専用部品となり、汎用性がなく成形
コストが高くなるという問題があった。
【０００５】本発明は、上記事情を考慮し、コネクタ等
の樹脂成形部品に特有の形状的性質を利用して装着でき
るようにし、コネクタハウジング（樹脂成形部品）側に
特別な加工を施さなくても済むようにした汎用性の高い
クリップを提供することを目的とする。
の樹脂成形部品に特有の形状的性質を利用して装着でき
るようにし、コネクタハウジング（樹脂成形部品）側に
特別な加工を施さなくても済むようにした汎用性の高い
クリップを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る樹脂成形部品の固定用クリップの構成
は、端子収容室を有するコネクタハウジングの外周壁と
前記端子収容室との間にひけ防止用の肉抜き孔を持つ前
記コネクタハウジングを、取付対象部材に固定するため
のクリップであって、前記取付対象部材に対する係合部
を有したクリップ本体に、前記肉抜き孔に差し込み可能
な第１の挟持片と、この第１の挟持片を前記肉抜き孔に
差し込んだ際に該第１の挟持片との間に前記外周壁を挟
む第２の挟持片とを有する側面視コ字形状の装着部を設
けたことを特徴とする。
の本発明に係る樹脂成形部品の固定用クリップの構成
は、端子収容室を有するコネクタハウジングの外周壁と
前記端子収容室との間にひけ防止用の肉抜き孔を持つ前
記コネクタハウジングを、取付対象部材に固定するため
のクリップであって、前記取付対象部材に対する係合部
を有したクリップ本体に、前記肉抜き孔に差し込み可能
な第１の挟持片と、この第１の挟持片を前記肉抜き孔に
差し込んだ際に該第１の挟持片との間に前記外周壁を挟
む第２の挟持片とを有する側面視コ字形状の装着部を設
けたことを特徴とする。
【０００７】樹脂成形部品がコネクタハウジングの場合
を例にとると、コネクタハウジングには、端子収容室等
を精度良く成形する必要があることから、外周壁の近傍
に、成形時のひけ防止のために肉抜き孔を設けることが
よくある。そこで、その肉抜き孔を利用し、その肉抜き
孔に本発明のクリップの第１の挟持片を差し込み、第２
の挟持片を外周壁の外側に位置させる。そうすると、両
挟持片が外周壁を挟むことで、クリップとコネクタハウ
ジングとが結合される。この状態で、クリップの係合部
を取付対象部材に係合させることにより、クリップを介
してコネクタハウジングを固定することができる。
を例にとると、コネクタハウジングには、端子収容室等
を精度良く成形する必要があることから、外周壁の近傍
に、成形時のひけ防止のために肉抜き孔を設けることが
よくある。そこで、その肉抜き孔を利用し、その肉抜き
孔に本発明のクリップの第１の挟持片を差し込み、第２
の挟持片を外周壁の外側に位置させる。そうすると、両
挟持片が外周壁を挟むことで、クリップとコネクタハウ
ジングとが結合される。この状態で、クリップの係合部
を取付対象部材に係合させることにより、クリップを介
してコネクタハウジングを固定することができる。
【０００８】この場合、第２の挟持片の内側面に係止部
を設けておけば、その係止部を、コネクタハウジングの
外周壁に突設されたコネクタハウジング嵌合解除用のつ
まみ突起に係合させることができるので、コネクタハウ
ジングの脱落防止を図ることができる。また、第１、第
２の挟持片の間隔を、コ字形の装着部の基端から先端に
行くほど狭く設定しておけば、ガタつきなくクリップと
コネクタハウジングを結合することができる。
を設けておけば、その係止部を、コネクタハウジングの
外周壁に突設されたコネクタハウジング嵌合解除用のつ
まみ突起に係合させることができるので、コネクタハウ
ジングの脱落防止を図ることができる。また、第１、第
２の挟持片の間隔を、コ字形の装着部の基端から先端に
行くほど狭く設定しておけば、ガタつきなくクリップと
コネクタハウジングを結合することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る樹脂成形部品
の固定用クリップの好適な実施形態を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の実施形態のクリップの構成図
で、（ａ）はクリップと取付対象部材であるパネルとを
一緒に示す斜視図、（ｂ）は図（ａ）のＢ矢視方向から
見たクリップの側面図である。また、図２はクリップと
その装着対象である雌型コネクタハウジングを示す側面
図である。
の固定用クリップの好適な実施形態を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の実施形態のクリップの構成図
で、（ａ）はクリップと取付対象部材であるパネルとを
一緒に示す斜視図、（ｂ）は図（ａ）のＢ矢視方向から
見たクリップの側面図である。また、図２はクリップと
その装着対象である雌型コネクタハウジングを示す側面
図である。
【００１０】クリップ１０は、全体が樹脂の一体成形品
よりなり、クリップ本体１１には、取付対象部材である
パネル５０の嵌合孔５１に係合するための係合部１２
と、雌型コネクタハウジング３０（図２参照）に装着す
るための装着部１４とが設けられている。パネル５０に
対する係合部１２は、クリップ本体１１から突出した支
柱部１２ａと、その先端に形成されパネル５０の嵌合孔
５１の開口縁に係合する矢じり形の弾性係合片１２ｂ、
１２ｂと、パネル５０の面に押し当てられることで係合
状態を安定させる弾性押さえ片１３、１３とからなる。
よりなり、クリップ本体１１には、取付対象部材である
パネル５０の嵌合孔５１に係合するための係合部１２
と、雌型コネクタハウジング３０（図２参照）に装着す
るための装着部１４とが設けられている。パネル５０に
対する係合部１２は、クリップ本体１１から突出した支
柱部１２ａと、その先端に形成されパネル５０の嵌合孔
５１の開口縁に係合する矢じり形の弾性係合片１２ｂ、
１２ｂと、パネル５０の面に押し当てられることで係合
状態を安定させる弾性押さえ片１３、１３とからなる。
【００１１】コネクタハウジング３０に対する装着部１
４は係合部１２と反対側に設けられており、一対の挟持
片１５、１６を有した側面視コ字形状に形成されてい
る。２つの挟持片１５は、前記係合部１２の嵌合方向
（矢印Ａ方向）に間隔をおいて対向しており、係合部１
２から遠い方に第１の挟持片１５が位置し、近い方に第
２の挟持片１６が位置している。そして、第２の挟持片
１６の上面に係合部１２が連設されている。
４は係合部１２と反対側に設けられており、一対の挟持
片１５、１６を有した側面視コ字形状に形成されてい
る。２つの挟持片１５は、前記係合部１２の嵌合方向
（矢印Ａ方向）に間隔をおいて対向しており、係合部１
２から遠い方に第１の挟持片１５が位置し、近い方に第
２の挟持片１６が位置している。そして、第２の挟持片
１６の上面に係合部１２が連設されている。
【００１２】一方、コネクタハウジング３０には、図３
に示すように、後端面より前方に向かって端子収容室３
１が形成されており、一番端の端子収容室３１と外周壁
３２の外面との間の肉厚部分には、樹脂厚の均等化によ
り成形精度の維持を図るための略矩形断面の肉抜き孔３
３が形成されている。肉抜き孔３３は、外周壁３２と平
行に前方に延びている。また、肉抜き孔３３に隣接する
外周壁３２の外面の後端側の部分には、コネクタ嵌合解
除用のつまみ突起３５が突設されている。
に示すように、後端面より前方に向かって端子収容室３
１が形成されており、一番端の端子収容室３１と外周壁
３２の外面との間の肉厚部分には、樹脂厚の均等化によ
り成形精度の維持を図るための略矩形断面の肉抜き孔３
３が形成されている。肉抜き孔３３は、外周壁３２と平
行に前方に延びている。また、肉抜き孔３３に隣接する
外周壁３２の外面の後端側の部分には、コネクタ嵌合解
除用のつまみ突起３５が突設されている。
【００１３】そして、クリップ１０の第１の挟持片１５
は、コネクタハウジング３０の肉抜き孔３３に対して先
端から差し込めるように定幅の帯板状に形成され、第２
の挟持片１６も、第１の挟持片１５との間にコネクタハ
ウジング３０の外周壁３２を挟めるように、第１の挟持
片１５に対応した形状に形成されている。この場合、第
１の挟持片１５と第２の挟持片１６との間隔は、装着部
１４の基端側から先端側に行くほど徐々に狭くなるよう
に設定されている。つまり、基端側の間隔をＨ２、先端
側の間隔をＨ１とすると、Ｈ１＜Ｈ２となっている。ま
た、第２の挟持片１６の内側面には、コネクタハウジン
グ３０のつまみ突起３５に係合する係止部１７が突設さ
れている。
は、コネクタハウジング３０の肉抜き孔３３に対して先
端から差し込めるように定幅の帯板状に形成され、第２
の挟持片１６も、第１の挟持片１５との間にコネクタハ
ウジング３０の外周壁３２を挟めるように、第１の挟持
片１５に対応した形状に形成されている。この場合、第
１の挟持片１５と第２の挟持片１６との間隔は、装着部
１４の基端側から先端側に行くほど徐々に狭くなるよう
に設定されている。つまり、基端側の間隔をＨ２、先端
側の間隔をＨ１とすると、Ｈ１＜Ｈ２となっている。ま
た、第２の挟持片１６の内側面には、コネクタハウジン
グ３０のつまみ突起３５に係合する係止部１７が突設さ
れている。
【００１４】前記クリップ１０を用いてコネクタハウジ
ング３０をパネルに固定する場合、まず、図２に示すよ
うに、コネクタハウジング３０の後端側にクリップ１０
を位置させ、第１の挟持片１５を、コネクタハウジング
３０の後端面に開口する肉抜き孔３３に差し込み、第２
の挟持片を外周壁３２の外側に位置させる。そうする
と、両挟持片１５、１６が外周壁３２を挟み、クリップ
１０とコネクタハウジング３０が結合される。この際、
第１、第２の挟持片１５、１６の先端の間隔が狭くなっ
ているので、クリップ１０がコネクタハウジング３０
に、ガタつきなく結合される。また、第２の挟持片１６
の係止部１７が、つまみ突起３５に係合するから、挟持
片１５、１６の外れが防止される。
ング３０をパネルに固定する場合、まず、図２に示すよ
うに、コネクタハウジング３０の後端側にクリップ１０
を位置させ、第１の挟持片１５を、コネクタハウジング
３０の後端面に開口する肉抜き孔３３に差し込み、第２
の挟持片を外周壁３２の外側に位置させる。そうする
と、両挟持片１５、１６が外周壁３２を挟み、クリップ
１０とコネクタハウジング３０が結合される。この際、
第１、第２の挟持片１５、１６の先端の間隔が狭くなっ
ているので、クリップ１０がコネクタハウジング３０
に、ガタつきなく結合される。また、第２の挟持片１６
の係止部１７が、つまみ突起３５に係合するから、挟持
片１５、１６の外れが防止される。
【００１５】図４は結合した状態を示す。この状態で、
クリップ１０の係合部１２をパネル５０の嵌合孔５１に
係合させることにより、クリップ１０を介してコネクタ
ハウジング３０をパネル５０に固定することができる。
コネクタハウジング３０をクリップ１０から外す場合
は、コネクタハウジング３０の先端側を下に引きなが
ら、矢印Ｃのようにひねる。そうすると、クリップ１０
のコ字形装着部１４が撓み、第２の挟持片１６の係止部
１７が、コネクタハウジング３０のつまみ突起１７から
外れる。従って、そのままの状態でコネクタハウジング
３０を前方にスライドさせれば、肉抜き孔３３（図３参
照）から第１の挟持片１５が抜け、クリップ１０とコネ
クタハウジング３０の結合を解消できる。なお、クリッ
プ１０のパネル５０からの取り外しは、矢じり形の弾性
係合片１２ｂ、１２ｂを狭めるように弾性変形させた状
態でパネル５０の嵌合孔５１から引き抜くことにより行
える。
クリップ１０の係合部１２をパネル５０の嵌合孔５１に
係合させることにより、クリップ１０を介してコネクタ
ハウジング３０をパネル５０に固定することができる。
コネクタハウジング３０をクリップ１０から外す場合
は、コネクタハウジング３０の先端側を下に引きなが
ら、矢印Ｃのようにひねる。そうすると、クリップ１０
のコ字形装着部１４が撓み、第２の挟持片１６の係止部
１７が、コネクタハウジング３０のつまみ突起１７から
外れる。従って、そのままの状態でコネクタハウジング
３０を前方にスライドさせれば、肉抜き孔３３（図３参
照）から第１の挟持片１５が抜け、クリップ１０とコネ
クタハウジング３０の結合を解消できる。なお、クリッ
プ１０のパネル５０からの取り外しは、矢じり形の弾性
係合片１２ｂ、１２ｂを狭めるように弾性変形させた状
態でパネル５０の嵌合孔５１から引き抜くことにより行
える。
【００１６】このクリップ１０は、コネクタハウジング
３０に設けてある肉抜き孔３３を利用して装着すること
ができるので、コネクタハウジング３０に何ら特別な加
工を施す必要がない。
３０に設けてある肉抜き孔３３を利用して装着すること
ができるので、コネクタハウジング３０に何ら特別な加
工を施す必要がない。
【００１７】なお、上記実施形態では、樹脂成形部品と
してコネクタハウジングの場合を示したが、コネクタハ
ウジング以外の樹脂成形部品を固定する場合にも、第１
挟持片が差し込める肉抜き孔があれば、広く利用するこ
とができる。
してコネクタハウジングの場合を示したが、コネクタハ
ウジング以外の樹脂成形部品を固定する場合にも、第１
挟持片が差し込める肉抜き孔があれば、広く利用するこ
とができる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えばコネクタハウジング等の樹脂成形部品の肉抜き孔
に第１の挟持片を差し込むことで、第１、第２の挟持片
で樹脂成形部品の外周壁を挟むことができ、樹脂成形部
品にクリップを結合することができる。従って、その状
態でクリップの係合部を取付対象部材に係合させること
で、クリップにより樹脂成形部品を取付対象部材に固定
することができる。特に、ひけ防止用の肉抜き孔に第１
の挟持片を差し込むだけで、クリップを樹脂成形部品に
結合できるので、樹脂成形部品側に何ら特別な加工を施
しておく必要がなく、コストがかからない上、樹脂成形
部品とクリップの汎用性を共に高めることができる。ま
た、樹脂成形部品がコネクタハウジングの場合に、第２
の挟持片の内側面に係止部を設けておけば、その係止部
を、コネクタハウジングの外周壁に突設されたコネクタ
嵌合解除用のつまみ突起に係合させることができるの
で、コネクタハウジングの脱落防止を図ることができ
る。また、第１、第２の挟持片の間隔を、コ字形の装着
部の基端から先端に行くほど狭く設定しておけば、より
装着強度を大きくすることができ、ガタ付き防止を図る
ことができる。
例えばコネクタハウジング等の樹脂成形部品の肉抜き孔
に第１の挟持片を差し込むことで、第１、第２の挟持片
で樹脂成形部品の外周壁を挟むことができ、樹脂成形部
品にクリップを結合することができる。従って、その状
態でクリップの係合部を取付対象部材に係合させること
で、クリップにより樹脂成形部品を取付対象部材に固定
することができる。特に、ひけ防止用の肉抜き孔に第１
の挟持片を差し込むだけで、クリップを樹脂成形部品に
結合できるので、樹脂成形部品側に何ら特別な加工を施
しておく必要がなく、コストがかからない上、樹脂成形
部品とクリップの汎用性を共に高めることができる。ま
た、樹脂成形部品がコネクタハウジングの場合に、第２
の挟持片の内側面に係止部を設けておけば、その係止部
を、コネクタハウジングの外周壁に突設されたコネクタ
嵌合解除用のつまみ突起に係合させることができるの
で、コネクタハウジングの脱落防止を図ることができ
る。また、第１、第２の挟持片の間隔を、コ字形の装着
部の基端から先端に行くほど狭く設定しておけば、より
装着強度を大きくすることができ、ガタ付き防止を図る
ことができる。
【図１】本発明の一実施形態のクリップの構成図で、図
（ａ）はクリップと取付対象のパネルとを一緒に示す斜
視図、図（ｂ）は図（ａ）のＢ矢視方向から見たクリッ
プの側面図である。
（ａ）はクリップと取付対象のパネルとを一緒に示す斜
視図、図（ｂ）は図（ａ）のＢ矢視方向から見たクリッ
プの側面図である。
【図２】図１のクリップとそれを装着するコネクタハウ
ジングを示す側面図である。
ジングを示す側面図である。
【図３】図２のＰ−Ｐ矢視断面図である。
【図４】図１のクリップをコネクタハウジングに装着し
てパネルに取付けようとしている状態を示す側面図であ
る。
てパネルに取付けようとしている状態を示す側面図であ
る。
【図５】従来のクリップ付きコネクタハウジングの例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
１０ クリップ １１ クリップ本体 １２ 係合部 １４ 装着部 １５ 第１の挟持片 １６ 第２の挟持片 １７ 係止部 ３２ 外周壁 ３３ 肉抜き孔 ３０ コネクタハウジング（樹脂成形部品） ３５ つまみ突起 ５０ パネル（取付対象部材） Ｈ１、Ｈ２ 第１、第２の挟持片の間隔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−326726（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−106604（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−11120（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−156304（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−55618（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−74484（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−179142（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−156612（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−110713（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16B 21/00 - 21/20 H05K 7/12
Claims (3)
- 【請求項１】 端子収容室を有するコネクタハウジング
の外周壁と前記端子収容室との間にひけ防止用の肉抜き
孔を持つ前記コネクタハウジングを、取付対象部材に固
定するためのクリップであって、 前記取付対象部材に対する係合部を有したクリップ本体
に、前記肉抜き孔に差し込み可能な第１の挟持片と、こ
の第１の挟持片を前記肉抜き孔に差し込んだ際に該第１
の挟持片との間に前記外周壁を挟む第２の挟持片とを有
する側面視コ字形状の装着部を設けたことを特徴とする
樹脂成形部品の固定用クリップ。 - 【請求項２】 前記第２の挟持片の内側面に、コネクタ
ハウジングの外周壁に突設されたコネクタ嵌合解除用の
つまみ突起に係合する係止部を設けたことを特徴とする
請求項１記載の樹脂成形部品の固定用クリップ。 - 【請求項３】 前記第１、第２の挟持片の間隔を、側面
視コ字形状の装着部の基端から先端に行くほど徐々に狭
く設定したことを特徴とする請求項１記載の樹脂成形部
品の固定用クリップ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02969696A JP3254368B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 樹脂成形部品の固定用クリップ |
| US08/798,160 US5868586A (en) | 1996-02-16 | 1997-02-10 | Fixing clip of resin molded part |
| DE19705749A DE19705749A1 (de) | 1996-02-16 | 1997-02-14 | Befestigungshalter aus einem Harzpressteil |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02969696A JP3254368B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 樹脂成形部品の固定用クリップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09222109A JPH09222109A (ja) | 1997-08-26 |
| JP3254368B2 true JP3254368B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=12283282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02969696A Expired - Fee Related JP3254368B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 樹脂成形部品の固定用クリップ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5868586A (ja) |
| JP (1) | JP3254368B2 (ja) |
| DE (1) | DE19705749A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT411514B (de) * | 2001-07-27 | 2004-01-26 | Siemens Ag Oesterreich | Gerätekonstruktion |
| DE20120478U1 (de) * | 2001-12-18 | 2003-04-24 | Tyco Electronics Ec Kft Bicske | Halteelement, Baustein, insbesondere Powermodul und Gruppe von Leiterplatten |
| DE10307975A1 (de) * | 2003-02-24 | 2004-09-02 | Behr Gmbh & Co. Kg | Halteclip |
| JP2005127149A (ja) * | 2003-10-21 | 2005-05-19 | Toyota Motor Corp | オイルパン用バッフルプレートの締結具および締結方法 |
| US6945816B1 (en) * | 2004-10-05 | 2005-09-20 | Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. | Floating panel mount connector assembly |
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