JP3254358B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3254358B2
JP3254358B2 JP29818795A JP29818795A JP3254358B2 JP 3254358 B2 JP3254358 B2 JP 3254358B2 JP 29818795 A JP29818795 A JP 29818795A JP 29818795 A JP29818795 A JP 29818795A JP 3254358 B2 JP3254358 B2 JP 3254358B2
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体内を室内機側
と室外機側とに区画壁により区画して室内機室と室外機
室とを形成し、該室内機室内に室内機側熱交換器を設け
るとともに室内機側送風機を設け、上記室外機室内に室
外機側熱交換器を設けるとともに室外機側送風機を設
け、上記本体の上面もしくは側面の少なくともどちらか
一方に外気を上記室外機室内に吸い込む吸気口を形成
し、上記本体の背面に上記室外機側熱交換器を通過した
後の空気を排気する排気口を形成した空気調和機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の一例を図13乃至図
17とともに説明する。
【0003】従来の空気調和機は、本体51内を室内機
側と室外機側とに区画壁52により区画して室内機室5
3と室外機室54とを形成し、該室内機室53内に室内
機側熱交換器55を設けるとともに室内機側送風ファン
56を設け、上記室外機室54内に室外機側熱交換器5
7を設けるとともに室外機側送風ファン58を設け、上
記室外機室54に上記室内機側送風ファン56及び上記
室外機側送風ファン58を駆動するモータ59を設けて
いる。
【0004】上記本体51の前面板60の上部に空気吹
出口61を設けるとともに下部に空気吸込口62を設
け、該空気吸込口62に隣接させて操作部63を設け、
該操作部63を覆うカバー64を設けている。
【0005】また、上記本体51の上面板65及び側面
板66の室外機側に位置する部分に室外空気吸気口67
を設け、上記本体51の背面板68に上記室外機側熱交
換器57に送風され通過した空気を排気する排気口69
を設けている。
【0006】そして、上記構成の空気調和機を、壁70
に形成された取付開口に、室内側に上記空気吹出口61
及び空気吸込口62を位置させ、室外側に上記室外空気
吸気口67及び排気口69を位置させるようにして取り
付けている。
【0007】上記構成の空気調和機の冷房時において室
内空気の冷却効果を向上させるためには、室外空気吸気
口67から吸い込んだ室外空気を室外機側送風ファン5
8により室外機側熱交換器57に送風して冷却する冷却
効率を向上させることが望ましく、この為に、モータ5
9の出力を大きくして室外機側送風ファン58の送風量
を多くさせることが考えられる。
【0008】しかし、モータ59の出力を大きくするた
めにはモータ59が大型になり、本体の寸法が大きくな
るため、現在の住宅事情等の要因による小型化に反する
とともに、室外機と室内機が一体となっているため室外
機が室内に近接しているため室外機側の運転音が室内に
伝わりやすく、運転時の騒音が非常に大きいという問題
があった。
【0009】そのため、モータ59の出力を大きくする
かわりに室外空気吸気口を大きく形成し、開口面積を増
加させ室外空気の吸気時の抵抗を低減するとともに吸気
量を増加させることにより、室外機側熱交換器の冷却効
率を向上させることが考えられた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように室外空気
吸気口を大きく形成した空気調和機においては、空気調
和機を取り付ける家屋の壁の厚さは夫々の壁により異な
るため、厚さの薄い壁に空気調和機を取り付ける場合に
は、本体の室外空気吸気口がすべて室外側に位置した状
態となり、吸気量が増加して冷却効率を向上させること
ができるが、厚さが厚い壁に空気調和機を取り付けた場
合には、室外空気吸気口の一部もしくはその大部分が壁
の中に位置してしまい、壁が室外空気吸気口を覆うため
空気調和機を取り付けた後の室外空気吸気口の開口面積
が結果的に小さくなってしまい、吸気量が非常に少なく
なり室外機側熱交換器の冷却効率が悪くなり、室内の冷
房効果が悪くなるという課題があった。
【0011】また、上記のような構成の空気調和機では
室内の冷房もしくは暖房を行うだけで、室内の換気を行
うことができなかった。
【0012】本発明の空気調和機は上記の課題に鑑みな
されたもので、吸気口を本体の上面もしくは側面の少な
くともどちらか一方に設けられた凹部に形成することに
より、厚さの厚い壁に空気調和機を取り付けても吸気口
が壁により覆われることがなく、室外機側熱交換器の冷
却効率が向上し室内の冷房を効率よく行うことを目的と
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1記載の空気調和機は、本体内を室内機側と
室外機側とに区画壁により区画して室内機室と室外機室
とを形成し、該室内機室内に室内機側熱交換器を設ける
とともに室内機側送風機を設け、上記室外機室内に室外
機側熱交換器を設けるとともに室外機側送風機を設け、
上記本体の上面もしくは側面の少なくともどちらか一方
の面の前記区画壁より室外機側に外気を上記室外機室内
に吸い込む室外空気吸気口を形成し、上記本体の背面に
上記室外機側熱交換器を通過した後の空気を排気する排
気口を形成した空気調和機において、前記室外空気吸気
口を設ける面に凹部を設け、該凹部に前記室外空気吸気
口を設けている。
【0014】また、請求項2記載の空気調和機は、本体
内を室内機側と室外機側とに区画壁により区画して室内
機室と室外機室とを形成し、該室内機室内に室内機側熱
交換器を設けるとともに室内機側送風機を設け、上記室
外機室内に室外機側熱交換器を設けるとともに室外機側
送風機を設け、上記本体の上面もしくは側面の少なくと
もどちらか一方の面の前記区画壁より室外機側に外気を
上記室外機室内に吸い込む室外空気吸気口を形成し、上
記本体の背面に上記室外機側熱交換器を通過した後の空
気を排気する排気口を形成した空気調和機において、上
記本体の前記区画壁より室内機側に位置する部分に室内
空気吸気口と、該室内空気吸気口から吸気された室内空
気を上記室外機室へ導く導風路とを設け、前記室外空気
吸気口と前記室内空気吸気口のいずれから室外機室へ導
く空気を吸込むかを択一的に切替えるために、前記室内
空気吸気口を開閉する室内側蓋体及び前記室外空気吸気
口を開閉する室外側蓋体を一体に有し、かつ回動動作に
よって前記室内空気吸気口を閉成するか又は前記室外空
気吸気口を閉成するかを切替える開閉蓋と、前記開閉蓋
を回動させるための駆動手段とからなる開閉機構を設け
ている。
【0015】更に、請求項3の空気調和機は、前記請求
項2の構成に加えて、室内空気の汚染度を検知する検知
手段を有し、室内空気の汚染度に基づいて上記駆動装置
を制御し上記開閉蓋を開成する手段を有している。
【0016】そして、請求項4の空気調和機は、前記請
求項2の構成に加えて、空気調和機の運転時間を計測す
る手段を備え、空気調和機の運転時間に基づいて上記駆
動装置を制御し上記開閉蓋を開成する手段を有してい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の空気調和機の第1の実施
の形態を図1乃至図3ととも説明する。
【0018】本発明の空気調和機の第1の実施の形態
は、本体1内を室内機側と室外機側とに区画壁2により
区画して室内機室3と室外機室4とを形成し、該室内機
室3内に室内機側熱交換器5を設けるとともに室内機側
送風ファン(図示せず)を設け、上記室外機室4内に室
外機側熱交換器6を設けるとともに室外機側送風ファン
(図示せず)を設け、上記室外機室4に上記室内機側送
風ファン及び上記室外機側送風ファンを駆動するモータ
(図示せず)を設けている。
【0019】上記本体1の前面板7の上部に空気吹出口
8を設けるとともに下部に空気吸込口9を設け、該空気
吸込口9に隣接させて操作部10を設けている。
【0020】また、上記本体1の上面板11及び側面板
12の室外機側に位置する部分に図2の寸法Aだけ当該
上面板11,側面板12より内側になるように凹部1
3,14を設け、該凹部13,14に室外空気吸気口1
5を設け、上記本体1の背面板に上記室外機側熱交換器
6に送風され通過した空気を排気する排気口(図示せ
ず)を設けている。
【0021】そして、上記構成の空気調和機を、壁16
に形成された取付開口に、室内側に上記空気吹出口8及
び空気吸込口9を位置させ、室外側に上記室外空気吸気
口15及び排気口を位置させるようにして取り付ける。
【0022】上記構成の空気調和機を壁16に取り付け
て運転を行った場合に、室外機側室4内の室外側熱交換
器6を冷却するためにモータが室外機側ファンを回転さ
せると、本体1の凹部13,14に形成された室外空気
吸気口15から室外空気を吸気し、この吸気した外気を
上記室外機側ファンによって上記室外機側熱交換器6に
送風して当該室外機側熱交換器6の冷却を行う。
【0023】この外気の吸気時の吸気量は、空気調和機
を上記壁16に取り付けた時に上記室外空気吸気口15
が上記壁16の中に位置していても、図2に示すように
上記本体1の凹部13,14の後端側が上記壁16の中
から室外側へ位置しているので、上記壁16と上記室外
空気吸気口15との間に図示寸法Aだけ隙間が生じ、こ
の隙間から外気が吸気されるため、上記壁16の中に上
記室外空気吸気口15の一部が位置しても吸気量を低下
させることなく、外気の吸気を行うことが可能となり、
上記室外機側熱交換器6を効率よく冷却することがで
る。
【0024】したがって、室内機側での室内空気の冷却
効果を向上させ良好な冷房を行うことができる。
【0025】次に、本発明の空気調和機の第2の実施の
形態を図4乃至図7とともに説明する。
【0026】本発明の空気調和機の第2の実施の形態
は、樹脂製の本体17の室内機側17aと室外機側17
bとの室内外境界部分に空気調和機を壁18に取り付け
るための本体固定金具19を設け、該本体固定金具19
より前方の室内機側17aの外形寸法を高さB,幅Cに
形成し、上記本体固定金具19よりも後方の室外機側1
7bを上記室内機側17aと同寸法の部分Lを形成し、
この部分Lの後端部から後方に向けて徐々に小さく形成
し、後端部の外形寸法を高さB2,幅C2に形成してい
る。
【0027】この高さB2は上記の室内機側17aの高
さBよりも上下部分で夫々B3だけ小さい寸法になって
おり、幅C2は上記の室内機側17aの幅Cよりも左右
部分で夫々C3だけ小さい寸法に形成している。
【0028】そして、上記の部分Lより後方の外形寸法
が小さく形成された部分に外気を吸気する室外空気吸気
口20を形成している。
【0029】したがって、上記構成の空気調和機を壁1
8に取り付けて運転を行った場合であっても、上記本体
17の室外機側17bの部分Lよりも後方側はその外形
寸法が徐々に小さく形成されているので、上記室外空気
吸気口20と上記壁18との間に隙間が生じ、この隙間
から外気が吸気されるため、上記壁18の中に上記室外
空気吸気口20の一部が位置しても吸気量を低下させる
ことなく、外気の吸気を行うことが可能となり、上記室
外機側熱交換器6を効率よく冷却することがでる。
【0030】更に、本発明の空気調和機の第3の実施の
形態を図8乃至図10とともに説明する。
【0031】本発明の空気調和機の第3の実施の形態
は、本体21内を室内機側と室外機側とに区画壁22に
より区画して室内機室23と室外機室24とを形成し、
該室内機室23内に室内機側熱交換器25を設けるとと
もに室内機側送風ファン26を設け、上記室外機室24
内に室外機側熱交換器27を設けるとともに室外機側送
風ファン28を設け、上記室外機室24に上記室内機側
送風ファン26及び上記室外機側送風ファン28を駆動
するモータ29を設けている。
【0032】上記本体21の前面板の上部に空気吹出口
(図示せず)を設けるとともに下部に空気吸込口(図示
せず)を設け、該空気吸込口に隣接させて操作部(図示
せず)を設けている。
【0033】また、上記本体21の上面板30及び側面
板の室外機側に位置する部分に室外空気吸気口31を設
け、上記本体1の背面板に上記室外機側熱交換器6に送
風され通過した空気を排気する排気口(図示せず)を設
けている。
【0034】そして、上記本体21の室内機側の上面板
に室内空気吸気口32を設け、上記室内機室23の上部
を上部区画壁33により区画して上記室内空気吸気口3
2から吸気した室内空気を上記室外機室24へ導く導風
路34を形成している。なお、上記区画壁22と上記上
部区画壁33とは一枚の板を屈曲して形成されている。
【0035】上記導風路34に上記室内空気吸気口32
と上記室外空気吸気口31とを択一的に開閉する開閉蓋
35を設けている。該開閉蓋35は、揺動軸孔36を有
した支持部37と、該支持部37の一方に形成された上
記室内空気吸気口32を開閉するための室内側蓋体38
と、上記支持部37の他方に形成された上記室外空気吸
気口31を開閉するための室外側蓋体39とから構成さ
れており、上記導風路34の上部区画壁33に設けられ
た受け板40の軸孔41と上記支持部37の揺動軸孔3
6とを一致させて当該軸孔36,41に軸(図示せず)
を挿入して上記開閉蓋35を上記導風路34内に揺動自
在に配設している。
【0036】そして、上記導風路34の室外側蓋体39
を、上記室内側蓋体38が上記室内空気吸気口32を閉
成した状態で上記室外空気吸気口31を開成するように
下方へ屈曲して形成し、そして、上記室内側蓋体38の
自重により常に上記室内側蓋体38が下方位置(上記室
内側蓋体38で上記室内空気吸気口32を閉成した状
態)に位置するように形成している。
【0037】上記導風路34の上記開閉蓋35の室内側
蓋体38の下方に当該開閉蓋35を駆動する駆動装置4
2を設けている。該駆動装置42はソレノイド機構によ
り構成されており、コイル43の内側に上下に摺動自在
に可動体44を設け、該可動体44を常時上方へ付勢し
上記室内側蓋体38を上方へ押し上げ上記室内空気吸気
口32を閉成するためのスプリング45を設けている。
【0038】上記駆動装置42は、コイル43に通電が
行われていない状態(通常状態)では可動体44がスプ
リング45により上方へ付勢され上記室内側蓋体38を
押し上げ、当該室内側蓋体38で上記室内空気吸気口3
2を閉成するとともに上記室外空気吸気口31を開成
し、コイル43に通電を行った状態では可動体44が当
該コイル43の発生する磁力によりスプリング45の付
勢力に抗して下方へ移動し、開閉蓋35の室内側蓋体3
8の自重により当該室内側蓋体38が下方へ移動して上
記室内空気吸気口32を開成するとともに、上記開閉蓋
35の室外側蓋体38が上方へ移動して上記室外空気吸
気口31を閉成する。
【0039】上記構成の空気調和機の室内空気の汚染度
を検知して室内空気吸気口32を開閉する動作を駆動装
置42のコイル43に手動式スイッチ46と検知スイッ
チ47との並列回路を接続した電気回路図である図11
とともに説明する。
【0040】上記の空気中和機の運転(冷房)中に室内
空気の汚染度を煙りセンサーやガスセンサー等により検
知し、この検知した汚染度が所定値を越えた場合に、上
記検知スイッチ47がONされ上記コイル43に通電を
行う。
【0041】この通電により上記コイル43が磁力を発
生するので上記可動体44はスプリング45の付勢力に
抗して下方へ移動し、開閉蓋35の室内側蓋体38の自
重により当該室内側蓋体38が下方へ移動して上記室内
空気吸気口32を開成するとともに、上記開閉蓋35の
室外側蓋体38が上方へ移動して上記室外空気吸気口3
1を閉成する。
【0042】すると、上記室内空気吸気口32から吸気
された室内空気が導風路34を介して室外機室24へ導
かれ、室外機側熱交換器25を冷却した後排気口から室
外へ室内空気を排気して室内の換気を行う。この時、室
内の冷房された室内空気を単に室外へ排気するだけでな
く上記室外機側熱交換器25を冷却してから排気してい
るので、通常の外気を吸気して上記室外機側熱交換器2
5を冷却するものに比べ上記室外機側熱交換器25を効
率的に冷却することができる。
【0043】そして、上記コイル43への通電を室内空
気の汚染度が設定値以下になるまで行い、その間室内の
換気を継続して行う。また、上記検知スイッチ47をタ
イマースイッチにより形成することにより、上記コイル
43への通電を開始してから一定時間の間当該コイル4
3への通電を継続して行い、一定時間経過後に通電を遮
断するようにしてもよい。
【0044】また、室内の汚染度に関係なく上記手動式
スイッチ46を使用者がONすることにより、上記コイ
ル43への通電を行い上記室内空気吸気口32を開成す
ることができる。
【0045】図12は上記コイル43に手動式スイッチ
46,検知スイッチ47を直列に接続したものであり、
手動式スイッチ46をOFFにすることにより上記コイ
ル43への通電を強制的に遮断した状態とすることによ
り、上記手動式スイッチ46をOFFしている限り上記
室内空気吸気口32を閉成状態に保持するように構成し
てもよい。
【0046】また、上記構成において上記開閉蓋35を
室内空気の汚染度で駆動させ上記室内空気吸気口32及
び上記室外空気吸気口31の開閉を制御しているが、運
転時間(冷房時間)が一定時間毎例えば60分(又は3
0分毎)に5分間上記駆動装置42のコイル43に通電
を行い上記室内空気吸気口32を開成するように構成し
てもよい。上記一定時間は60分もしくは30分に限ら
ず適当な時間に適宜設定すればよい。
【0047】
【発明の効果】本発明の空気調和機は、厚さの厚い壁に
取り付けた場合であっても、吸気口が凹部に形成されて
いるので、吸気口が壁により覆われることがなく、該吸
気口から多くの外気が吸い込まれ、この外気により室外
機側熱交換器の冷却を効率よく行うことができる。
【0048】
【0049】また、本発明の空気調和機は、室内空気を
室内空気吸気口から吸気して導風路を介し室外機室に導
き、室外機側熱交換器に送風され当該室外機側熱交換器
を冷却した後、排気口から室外へ排気されるので、簡単
な構成で室内の換気を行うことができ、しかも、室外機
側熱交換器を室内の温度の低い空気で効率よく冷却する
ことができる。
【0050】そして、本発明の空気調和機は、室内空気
の汚染度が高くなった場合に、駆動装置が開閉蓋を開成
して室内空気を室内空気吸気口から吸気して導風路を介
し室外機室に導き、室外機側熱交換器に送風され当該室
外機側熱交換器を冷却した後、排気口から室外へ排気し
室内の換気を行うことができる。又は、空気調和機の運
転時間に基づいて駆動装置が開閉蓋を開成して室内空気
を室内空気吸気口から吸気して導風路を介し室外機室に
導き、室外機側熱交換器に送風され当該室外機側熱交換
器を室内機側の温度の低い冷却空気で効率よく冷却する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の空気調和機を壁に
取り付けた状態を示す一部切欠斜視図である。
【図2】図1の概略断面図である。
【図3】図1の空気調和機を示す斜視図である。
【図4】本発明の空気調和機の第2の実施の形態を示す
斜視図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図4の空気調和機を壁に取り付けた状態を示す
縦断面図である。
【図7】図4の空気調和機を壁に取り付けた状態を示す
横断面図である。
【図8】本発明の空気調和機の第3の実施の形態を示す
断面図である。
【図9】図8の要部拡大断面図である。
【図10】図8の開閉蓋を示す拡大斜視図である。
【図11】本発明の空気調和機の第3の実施の形態の一
例を示す電気回路図である。
【図12】本発明の空気調和機の第3の実施の形態の他
の例を示す電気回路図である。
【図13】従来の空気調和機の一例の正面からみた斜視
図である。
【図14】従来の空気調和機の一例の背面からみた斜視
図である。
【図15】図13の横断面図である。
【図16】図13の縦断面図である。
【図17】従来の空気調和機を壁に取り付けた状態を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 区画壁 3 室内機室 4 室外機室 5 室内機側熱交換器 6 室外機側熱交換器 11 上面板 12 側面板 13 凹部 14 凹部 15 室外空気吸気口 16 壁

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内を室内機側と室外機側とに区画壁
    により区画して室内機室と室外機室とを形成し、 該室内機室内に室内機側熱交換器を設けるとともに室内
    機側送風機を設け、 該室外機室内に室外機側熱交換器を設けるとともに室外
    機側送風機を設け、上記本体を壁に取り付けたときに前記壁と対向する 上記
    本体の上面もしくは側面の少なくともどちらか一方の面
    の前記区画壁より室外機側に外気を上記室外機室内に吸
    い込む室外空気吸気口を形成し、上記本体の背面に上記
    室外機側熱交換器を通過した後の空気を排気する排気口
    を形成した空気調和機において、前記室外空気吸気口を設ける面に凹部を設け、該凹部に
    前記室外空気吸気口を設けた ことを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 本体内を室内機側と室外機側とに区画壁
    により区画して室内機室と室外機室とを形成し、 該室内機室内に室内機側熱交換器を設けるとともに室内
    機側送風機を設け、 該室外機室内に室外機側熱交換器を設けるとともに室外
    機側送風機を設け、 上記本体の上面もしくは側面の少なくともどちらか一方
    面の前記区画壁より室外機側に外気を上記室外機室内
    に吸い込む室外空気吸気口を形成し、上記本体の背面に
    上記室外機側熱交換器を通過した後の空気を排気する排
    気口を形成した空気調和機において、 上記本体の前記区画壁より室内機側に位置する部分に室
    内空気吸気口と、 該室内空気吸気口から吸気された室内空気を上記室外機
    室へ導く導風路とを設け、 前記室外空気吸気口と前記室内空気吸気口のいずれから
    室外機室へ導く空気を吸込むかを択一的に切替えるため
    に、前記室内空気吸気口を開閉する室内側蓋体及び前記
    室外空気吸気口を開閉する室外側蓋体を一体に有し、か
    つ回動動作によって前記室内空気吸気口を閉成するか又
    は前記室外空気吸気口を閉成するかを切替える開閉蓋
    と、前記開閉蓋を回動させるための駆動手段とからなる
    開閉機構を設けた ことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 室内空気の汚染度を検知する検知手段を
    有し、室内空気の汚 染度に基づいて上記駆動装置を制御
    し上記開閉蓋を開成する手段を有する特徴とする請求項
    2記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 空気調和機の運転時間を計測する手段を
    備え、空気調和機の運転時間に基づいて上記駆動装置を
    制御し上記開閉蓋を開成する手段を有する特徴とする請
    求項2記載の空気調和機。
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