JP3254223B2 - 油圧プレスの下限位置決め方法 - Google Patents

油圧プレスの下限位置決め方法

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JP3254223B2
JP3254223B2 JP05958391A JP5958391A JP3254223B2 JP 3254223 B2 JP3254223 B2 JP 3254223B2 JP 05958391 A JP05958391 A JP 05958391A JP 5958391 A JP5958391 A JP 5958391A JP 3254223 B2 JP3254223 B2 JP 3254223B2
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Inventor
昭好 高雄
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川崎油工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍛造プレス等の油圧プ
レスの下限位置決め方法に関し、特に下限位置決め精度
を高められる油圧プレスの下限位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鍛造プレスの油圧プレスでは、鍛圧する
ためのスライドをプレスシリンダ−で昇降して所定材料
をプレス成形するようにしているが、一般的にメカニカ
ルプレスで成形する場合と同等の精度を得ることが難し
い。
【0003】それは、油圧プレスでは、プレスシリンダ
−内の油圧油が圧縮性を有するためで、プレス成形する
成形品の厚さ方向に寸法のばらつきがどうしても生じる
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、ダイセット内に
メカニカルストッパ−を設けてプレス成形することも行
われているが、バリカスやボンデカス等がストッパ−の
面上に付着し、安定した精度が得られないものであっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、鍛造
プレス等の油圧プレスのスライドの下限位置にスライド
の下限位置を規制するためのストッパ−シリンダ−を
O ≦F 1 +F 2 の関係(ここに、F O はプレス発生出
力、F 1 は成形品を押している荷重、F 2 はストッパ−
シリンダ−の発生出力)となるようにしてスライドを平
衡に保つように配設し、プレスシリンダ−の昇圧速度を
M とし、ストッパ−シリンダ−の昇圧速度P S がP M
<P S の関係になるように油圧制御し、スライドが下限
位置に下降してきたときにストッパ−シリンダ−を加圧
してストッパ−シリンダ−でスライドを上向き方向に支
持することを特徴とする油圧プレスの下限位置決め方法
を提供するにある。
【0006】
【作用】本発明にあっては、油圧プレスのスライドが下
降してその下限位置にくると、スライドの下限位置規制
用に配設したストッパ−シリンダ−が作動してスライド
を支持する。そのため、スライドの加圧力に対して、成
形品の抗力およびストッパ−シリンダ−の支持力で対応
し、かつストッパ−シリンダ−の油圧油の圧縮量がスラ
イドのプレスシリンダ−の油圧油の圧縮量よりも著しく
小さいことによって、スライドを所定の下限位置から下
降するのを防止でき、スライドの下限位置決めの精度を
高めることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。図1以下は、本発明の一実施例である。油圧プレス
1は鍛造プレスの一実施例で、図1のようにクラウン
2、アップライト3、ベッド4を門型状に形成してい
て、クラウン2部に所定の出力のプレスシリンダ−5を
配設してアップライト3に摺動自在に装着のスライド6
をベッド4側に向かって昇降駆動するようにしている。
プレスシリンダ−5は、図のように所定容量のサ−ボポ
ンプ7を接続し、所定の設定にもとづいてエンコ−ダ−
等のスライド位置センサ−8にしたがって駆動制御する
ようにしている。
【0008】ベッド4の両側部(必要により前後および
左右)には、図1のようにサ−ボシリンダ−のストッパ
−シリンダ−9を垂設し、油圧ポンプ10からの油圧油
を応答が速いサ−ボバルブ11によって迅速に供給して
昇降駆動制御できるようにしている。そして、プログラ
ム設定等によってストッパ−シリンダ−9のロッド12
をエンコ−ダ−のストッパ−シリンダ−位置センサ−1
3にもとづいて設定した下限位置からスライド6が下降
しないようにしている。14はダイセットである。
【0009】図2は、上記したスライド6の下限位置決
め方法の要部を誇張した説明用作動線図である。スライ
ド6は、図2の(a)および(c)のようにプレスシリ
ンダ−5で所定のサイクル線図にしたがって駆動され、
出力される。一方、ストッパ−シリンダ−9は、図2の
(b)のようにスライド6が下降して下限位置に近づい
たときに上記したプレスシリンダ−5で押されてやや下
降するが、下限位置以下には下降せず、図2の(d)の
ように下限位置では上向きに所定の支持力を発生し、図
3のようにFO ≦F1 +F2 となって平衡を保つように
スライド5を支持する。ここに、FO はプレス発生出
力、F1 は成形品を押している荷重、F2はストッパ−
シリンダ−9の発生出力である。
【0010】また、プレスシリンダ−5の昇圧速度PM
は、PM =△QM /VM ・βで与えられる。ここに、△
M は時間当りの吐出量、VM は圧縮される容積、βは
圧縮率である。一方、ストッパ−シリンダ−9の昇圧速
度PS は、PS =△QS /VM ・βで与えられる。ここ
に、△QS 、VM は上記に対応するストッパ−シリンダ
−のものである。したがって、PM <PS の関係にスト
ッパ−シリンダ−9を油圧制御すると、スライド5が設
定した下限位置から行き過ぎるのを確実に防止すること
ができる。
【0011】このように、加圧用のサ−ボポンプ7でプ
レスシリンダ−5を加圧して下降するのに対し、応答の
速いサ−ボバルブ11でプレスシリンダ−5よりもはる
かに容量の小さいストッパ−シリンダ−9を加圧して支
持する出力増加率の方が大きくて素早く増加できるの
で、ストッパ−シリンダ−9でスライド5を下降位置規
制することができる。なお、スライド6の上昇側の油圧
回路には、カウンタ−バランス弁を接続してスライド6
の自重を打ち消すようにすれば、スライド6の運動エネ
ルギ−による惰性が削除されてスライド6の制御が容易
となって好ましい。
【0012】以上では、好適な鍛造の油圧プレスについ
て説明したが、他の下限位置精度を必要とする油圧プレ
スについても同様に適用できる。なお、ストッパ−シリ
ンダ−を単に上記したストッパ−としての機能だけでな
く、ストロ−クを長くして引き戻し用として利用するこ
ともでき、また引き戻し用シリンダ−を上記のようにス
トッパ−シリンダ−として使用することもできる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、鍛造プ
レス等の油圧プレスのスライドの下限位置にスライドの
下限位置を規制するためのストッパ−シリンダ−をF O
≦F 1 +F 2 の関係(ここに、F O はプレス発生出力、
1 は成形品を押している荷重、F 2 はストッパ−シリ
ンダ−の発生出力)となるように配設したことによって
スライドが下降して下限位置に近づいたときに、ストッ
パーシリンダーが上向きに所定の支持力を発生してスラ
イドを支持できる。そして、プレスシリンダ−の昇圧速
度P M 、ストッパ−シリンダ−の昇圧速度P S がP M
S の関係になるように油圧制御したことによって、ス
ライドが下降してきたときに下限位置で出力増加率の大
きいストッパ−シリンダ−を素早く加圧できてスライド
を上向き方向に支持でき、スライドを設定した下限位置
以下には下降せず、下限位置から行き過ぎるのを確実に
防止することができ、スライドを押圧するプレスシリン
ダー内の油圧油の圧縮性の影響を解消することができ、
スライドの下限位置決め精度を高められて成形品の品質
の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部切欠した説明用側断面
【図2】同上のプレスシリンダ−、ストッパ−シリンダ
−のサイクル線図
【図3】同上の下限位置でのスライド、ストッパ−シリ
ンダ−の均衡状態説明図。
【符号の説明】
1…油圧プレス 5…プレスシリンダ− 6…
スライド 9…ストッパ−シリンダ−

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍛造プレス等の油圧プレスのスライドの
    下限位置にスライドの下限位置を規制するためのストッ
    パ−シリンダ−を O ≦F 1 +F 2 の関係(ここに、 O はプレス発生出力、F 1 は成形品を押している荷
    重、 2 はストッパ−シリンダ−の発生出力)となるように
    してスライドを平衡に保つように 配設し、プレスシリンダ−の昇圧速度P M 、ストッパ−シリンダ
    −の昇圧速度P S がP M <P S の関係になるように油圧
    制御するようにして、 スライドが下限位置に下降してき
    たときにストッパ−シリンダ−を加圧してストッパ−シ
    リンダ−でスライドを上向き方向に支持することを特徴
    とする油圧プレスの下限位置決め方法。
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