JP3253566B2 - マイクロ波励起ガスレーザ発振装置 - Google Patents

マイクロ波励起ガスレーザ発振装置

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JP3253566B2 JP20510897A JP20510897A JP3253566B2 JP 3253566 B2 JP3253566 B2 JP 3253566B2 JP 20510897 A JP20510897 A JP 20510897A JP 20510897 A JP20510897 A JP 20510897A JP 3253566 B2 JP3253566 B2 JP 3253566B2
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    • H03B9/00Generation of oscillations using transit-time effects
    • H03B9/01Generation of oscillations using transit-time effects using discharge tubes
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/09Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波放電励
起をおこなうマイクロ波ガスレーザ発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガスレーザ発振装置は小型化の流
れがあり、その手段として励起周波数の高周波化が進め
られている。ガスレーザ発振器用電源としては従来DC
及び数100kHz〜数10MHzの高周波電源が用い
られているが、価格、制御性の問題があった。
【0003】現在マイクロ波励起ガスレーザ発振器の検
討がいろいろ行われているが、その1例を図12を参照
して説明する。図12は従来のマイクロ波励起レーザ発
振装置のマイクロ波電源装置の構成を示すものである。
【0004】図12において、3はマイクロ波を発生す
るマグネトロン2のヒータ部にヒータ電圧を供給するヒ
ータ回路1のヒータトランス、4はマグネトロン2のカ
ソードとアノードに高電圧を印加する高圧発生回路で、
この高圧発生回路4は、スイッチング回路5から昇圧ト
ランス6および高圧整流回路7を介して高電圧が印加さ
れる。
【0005】上記構成のマイクロ波電源装置において、
まず、スイッチング回路5では、入力されたDC電圧に
20kHz程度のスイッチング動作が行われ、これが昇
圧トランス6に供給される。昇圧トランス6では、マグ
ネトロン2の発振に必要な高電圧まで昇圧され、高圧整
流回路7により整流された後、マグネトロン2のカソー
ドとアノードに印加される。また、ヒータトランス3で
は、商用AC200VあるいはACl00Vを降圧して
そのままマグネトロン2のヒータ部に印加される。
【0006】この構成であると、ヒータ電圧は商用電圧
の電圧変動がそのままヒータ電圧の変動となるが、ヒー
タ電圧は規定された変動幅以内であればマグネトロン2
の出力に変動はみられない。またヒータ電圧変動の規定
値は、ヒータ電圧の商用電圧の変動幅以内になってお
り、マグネトロン2の出力には影響は現れない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
成のマイクロ波電源装置では、マグネトロン2の劣化に
よる異常発振を検出する手段が無く、マグネトロン2の
異常発振時のレーザ光出力低下が問題となる。またマグ
ネトロン2の劣化が早く、メンテナンスサイクルが早く
なるという問題があった。
【0008】本発明は、マグネトロンの劣化による異常
発振を検出することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、異常発振検出
手段により、マグネトロンの異常発振を検出した場合、
ヒータ電圧を徐々に上げていき異常発振が停止するヒー
タ電圧を記憶し、前記ヒータ回路にそのヒータ電圧にて
運転する指令信号を出力するヒータ電圧指令回路を設け
たものである。これにより、マグネトロンが劣化しても
安定した発振を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、放電によりガスを励起
してレーザ光を発生する放電管と、前記放電管にマイク
ロ波を供給するマグネトロンと、前記マグネトロンに電
源を供給するマイクロ波電源装置を備え、前記マイクロ
波電源装置には、前記マグネトロンのヒータにヒータ電
圧を供給するヒータ回路と、前記マグネトロンのアノー
ド、カソード間に高電圧を供給する高圧発生回路と、マ
グネトロンの異常発振を検出する異常発振検出手段とを
設け、前記異常発振検出手段により、マグネトロンの異
常発振を検出した場合、ヒータ電圧を徐々に上げていき
異常発振が停止するヒータ電圧を記憶し、前記ヒータ回
路に、そのヒータ電圧にて運転する指令信号を出力する
ヒータ電圧指令回路を設けたものである。上記構成によ
れば、ヒータ電圧指令回路により、異常発振が停止する
ヒータ電圧を印加できるので、マグネトロンが劣化して
も安定した発振を行うことができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1の構成に
おいて、異常発振検出手段を、高圧発生回路を構成する
昇圧トランスに設けられた異常電圧検出用巻き線に発生
する異常電圧を介して、マグネトロンの異常発振を検出
する異常電圧検出回路により構成したものである。上記
構成によれば、昇圧トランスの異常電圧検出用巻き線を
介して異常電圧検出回路によりマグネトロンの異常発振
を検出し、ヒータ電圧指令回路により、異常発振が停止
するヒータ電圧を印加できるので、マグネトロンが劣化
しても安定した発振を行うことができる。
【0012】(実施の形態1) 以下本発明の実施の形態1を図1〜図3を参照して説明
する。図1はガスレーザ発振装置のマイクロ波電源装置
の構成を示すブロック図、図2は同マイクロ波電源装置
において、ヒータ電圧を一定にした場合のヒータ温度の
特性を示す波形図、図3は同マイクロ波電源装置におい
て、ヒータ温度が一定になるようヒータ電圧を制御した
場合の波形図である。
【0013】このマイクロ波電源装置10には、マグネ
トロン2のヒータ部ヘヒータ電圧を供給するヒータ回路
201と、マグネトロン2のアノード、カソード間に高
電圧を供給する高圧発生回路101とが設けられてい
る。高圧発生回路101には、電源制御装置301から
マグネトロン2の発振ON/OFFを決定する発振ON
/OFF信号と、マグネトロン2の出力状態(連続出力
及び断続出力)を決定する出力状態指令信号が入力され
ており、高圧発生回路101では、発振ON/OFF信
号がハイレベルで、かつ出力状態指令信号がハイレベル
時のみ高電圧が発生され、マグネトロン2に印加されて
発振させる。またヒータ回路201にも、電源制御装置
301から発振ON/OFF信号と出力状態指令信号が
入力され、発振ON/OFF信号及び出力状態指令信号
によりヒータ電圧を可変することができる。
【0014】マグネトロン2が安定して発振するか否か
は、負荷状態を一定とするならば、ヒータ電圧を充分印
加しヒータ温度が発振可能な温度に達しているか否かで
決まる。そしてこのマグネトロン2の劣化を低減する手
法としては、ヒータ温度をできる限り低い状態で運転
し、かつ発振のON/OFF等によるヒータの温度変化
をできる限り小さい状態で運転することが必要である。
【0015】ここで、ヒータ電圧を一定とした場合のヒ
ータ温度を図2に示す。マグネトロン2の発振OFF時
は設定したヒータ電圧に応じたヒータ温度となってい
る。次にマグネトロン2を連続状態で発振させると、発
振によりヒータ自身も加熱されヒータ温度は上昇する。
またヒータ自身の熱特定数は一般的に3秒程度であり、
ヒータ温度が安定する時間はヒータ自身の熱特定数によ
り決まる。次にマグネトロン2を断続状態で発振させる
と、連続状態で発振させた場合と同様にヒータ温度は上
昇する。ただしマグネトロン2は発振のON/OFFの
繰り返しであるため、発振ON/OFFの時間比率に応
じたヒータ温度となる。
【0016】次にヒータ電圧をマグネトロン2の出力状
態によりヒータ温度が一定になるように制御した場合を
図3に示す。ヒータ電圧が一定であればマグネトロン2
の発振ONによりヒータ温度は上昇するが、ヒータ電圧
を下げることにより発振ONによるヒータ温度上昇分は
打ち消され、ヒータ温度は発振OFF時のヒータ温度と
同一となる。また、マグネトロン2の断続出力時はヒー
タ電圧をマグネトロン2の発振OFF時よりも小さくし
かつマグネトロン2の連続出力時よりも大きくすること
により、ヒータ温度はマグネトロン2の運転状態に関わ
らず一定となる。
【0017】このように、ヒータ回路201では、発振
ON/OFF信号及び出力状態指令信号により、マグネ
トロン2の運転状態に対応してヒータ電圧を制御してヒ
ータ温度の変化を小さくすることにより、マグネトロン
2の寿命を長くすることができる。また、ヒータ温度を
マグネトロン2が安定して発振する下限の温度になるよ
うにヒータ電圧を設定しているので、安定してマグネト
ロン2を発振させることができ、かつ長寿命化すること
ができる。
【0018】(実施の形態2) 以下、本発明の実施の形態2を図4〜図7を参照して説
明する。図4はマイクロ波電源装置のブロック図、図5
はマグネトロンのアノード、カソード間の電流と電圧の
波形と昇圧トランスの3次巻き線の出力電圧波形を示す
波形図、図6はマグネトロンの寿命を示すパラメータで
あるEfmとマグネトロンの起動時の異常発振継続時間
を示す特性図、図7はアノード、カソード間にスイッチ
ング周期ごとに発生する異常発振継続時間を説明する波
形図である。
【0019】このマイクロ波電源装置20には、マグネ
トロン2のヒータ部ヘヒータ電圧を供給するヒータ回路
201が設けられるとともに、マグネトロン2のアノー
ド、カソード間に高電圧を供給する高圧発生回路105
とが設けられている。この高圧発生回路105は、スイ
ッチング回路102によりスイッチングされた電圧をマ
グネトロン2の発振可能な高電圧に昇圧する昇圧トラン
ス103が設けられており、昇圧トランス103により
昇圧された電圧を高圧整流回路104により整流されマ
グネトロン2のアノード、カソード間に印加するように
構成される。
【0020】前記昇圧トランス103には、マグネトロ
ン2の異常発振により発生する異常電圧を検出するため
の、異常電圧検出用巻き線である3次巻き線103a
と、この3次巻き線103aの異常電圧からマグネトロ
ン2の劣化状態を判断して、内蔵されたアラーム等の表
示装置を作動させる異常電圧検出回路401が設けられ
ている。302は表示装置の信号に基づいてマイクロ波
電源装置20を停止可能な制御回路である。
【0021】このマイクロ波電源装置20において、マ
グネトロン2のアノード、カソード間に流れるマグネト
ロン電流と、マグネトロン2のアノード、カソード間の
電圧波形と、前記3次巻き線103aの出力電圧波形が
図5に示されている。マグネトロン電流は、スイッチン
グ回路102のスイッチング周期した脈流動作となって
おり、電流が完全に流れないOFF期間を有している。
マグネトロン2は異常発振を起こすと正常動作時の1.
5〜2倍程度の異常電圧が発生する。そのとき3次巻き
線103aにも異常電圧が発生する。この異常電圧を異
常電圧検出回路401で検出することにより、マグネト
ロン2の異常発振を検知することができる。また、マグ
ネトロン2の寿命を示すパラメータであるEfmとマグ
ネトロン2の起動時の異常発振継続時間が図6に示され
ている。異常発振継続時間とは、図7に示すようにマグ
ネトロン2のアノード、カソード間にスイッチング周期
ごとに発生する異常電圧が継続する時間のことである。
Efmが大きいほどマグネトロン2の劣化が進んでいる
ことを示している。またマグネトロン2は起動時に最も
異常発振が発生しやすく、異常発振が継続するとその内
部損失によりヒータ温度も上昇し、正常発振に復帰する
性質を持つ。異常電圧検出回路401は、その性質を利
用して異常発振の継続時間からマグネトロン2の劣化度
合いを推定し、設定時間以上異常発振が継続しているよ
うならば、たとえばアラームを表示し、マグネトロン2
の劣化が進んでいることを告知するように構成される。
このアラームが告知されると、制御回路302によりマ
イクロ波電源装置20が停止される。
【0022】(実施の形態3) 以下、本発明の実施の形態3を図8を参照して説明
る。図8はマイクロ波電源装置のブロック図である。
【0023】このマイクロ波電源装置30には、マグネ
トロン2のヒータ部ヘヒータ電圧を供給するヒータ回路
204が設けられるとともに、マグネトロン2のアノー
ド、カソード間に高電圧を供給する高圧発生回路101
が設けられている。
【0024】ヒータ回路204のヒータ制御回路202
には、単相AC200Vが入力されてAC170Vで一
定出力されている。ヒータ制御回路202からの出力さ
れる出力電圧は、ヒータトランスである降圧トランス2
03によりAC3V程度に降圧されてマグネトロン2の
ヒータ部に供給されている。
【0025】マグネトロン2のヒータ部は短絡故障、オ
ープン故障が共に考えられ、ヒータ部が短絡故障または
オープン故障を起こした場合、マグネトロン2は発振し
ない。そこでこの実施の形態3では、降圧トランス20
3にヒータ電圧モニタ検出用巻き線であるモニタ巻き線
203aを設け、ヒータ部短絡時の検出電圧低下および
ヒータ部オープン時の検出電圧上昇を異常電圧検出回路
402で検出することにより、マグネトロン2のヒータ
部の故障を迅速に検出することができる。
【0026】(実施の形態4) 以下、本発明の実施の形態4を図9を参照して説明
る。図9はマイクロ波電源装置のヒータ回路ブロック図
である。
【0027】このマイクロ波電源装置40とマグネトロ
ン2とがそれぞれ複数組設けられており、各マイクロ波
電源装置40は、マグネトロン2のヒータ部ヘヒータ電
圧を供給するヒータ回路201が設けられるとともに、
マグネトロン2のアノード、カソード間に高電圧を供給
する高圧発生回路105が設けられている。この高圧発
生回路105には、スイッチング回路102によりスイ
ッチングされた電圧をマグネトロン2の発振可能な高電
圧に昇圧する昇圧トランス103が設けられており、昇
圧トランス103により昇圧された電圧は高圧整流回路
104により整流されマグネトロン2のアノード、カソ
ード間に印加される。
【0028】403はマグネトロン2のアノード、カソ
ード間に流れるマグネトロン電流を検出する電流検出素
子である。マグネトロン2は冷却不足、負荷との不整合
等により内部温度が異常に高くなり、アノード、カソー
ド間が溶融して短絡故障となる場合がある。そのとき過
大なマグネトロン2電流が流れる。そこでマグネトロン
2の電流検出素子403をそれぞれのマグネトロン2に
ついて設け、異常電流を異常電流検出回路404で検出
すると、制御回路302によりそのマイクロ波電源装置
40のみ運転を停止するように構成されている。
【0029】これにより、複数組あるマイクロ波電源装
置40とマグネトロン2のうち1つのマグネトロン2の
アノード、カソード間の短絡故障を、他のマイクロ波電
源装置40に破損拡大するのを未然に防止することがで
き、また複数組あるうちの故障マグネトロン2のマイク
ロ波電源装置40のみ運転停止することにより、他のマ
イクロ波電源装置40が不足分を補いレーザ光は変化す
ることなく出力される。
【0030】(実施の形態5) 以下、本発明の実施の形態5を図10および図11を参
照して説明する。この実施の形態5は請求項1および請
求項2に係るもので、図10はマイクロ波電源装置のブ
ロック図、図11はヒータ電圧Efと異常発振継続時間
を示す特性図である。
【0031】このマイクロ波電源装置50は、マグネト
ロン2のヒータ部ヘヒータ電圧を供給するヒータ回路2
04が設けられるとともに、マグネトロン2のアノー
ド、カソード間に高電圧を供給する高圧発生回路106
が設けられている。
【0032】ヒータ回路204のヒータ制御回路205
には、交流電源から入力されて一定の交流電圧が出力さ
れ、この出力は降圧トランス206により降圧されてマ
グネトロン2のヒータ部に供給されている。
【0033】また高圧発生回路106には、スイッチン
グ回路102によりスイッチングされた電圧をマグネト
ロン2の発振可能な高電圧に昇圧する昇圧トランス10
3が設けられており、昇圧トランス103により昇圧さ
れた電圧を高圧整流回路104により整流させてマグネ
トロン2のアノード、カソード間に印加するように構成
される。
【0034】この構成において、マグネトロン2が劣化
すると同一のヒータ電圧を印加した場合、異常発振継続
時間が長くなる。しかしヒータ電圧を大きくしてやれば
異常発振継続時間は短くなり、さらに大きくしてやると
異常発振は発生しなくなる。
【0035】そこで、この実施の形態5では、実施の形
態2と同様に異常発振が発生した場合、昇圧トランス1
03に設けた異常電圧検出用巻き線である3次巻き線1
03aの異常電圧を、異常電圧検出回路402により検
出し、マグネトロン2の異常発振の発生を検知してい
る。さらに、その異常発振信号をヒータ回路204のヒ
ータ電圧指令回路501に送ると、ヒータ電圧指令回路
501では、ヒータ制御回路205にヒータ電圧指令信
号を出力してヒータ電圧を少しずつ上げていく。そして
このヒータ回路204では、異常発振が停止した時、つ
まり異常発振信号が消えたときのヒータ電圧指令信号
を、ヒータ電圧指令回路501に設けた記憶回路により
保持する。そしてこれ以後、そのヒータ電圧でマグネト
ロン2を運転し、異常発振を防止する。運転時間が経過
してマグネトロン2が劣化し、再び異常発振が発生した
場合には、さらにヒータ電圧指令回路501によりヒー
タ電圧を上げて、異常発振しないヒータ電圧で運転する
ように構成されている。
【0036】以上のようにマグネトロン2の異常発振を
検出した場合、ヒータ電圧指令回路501によりヒータ
電圧を徐々に上げていき異常発振が停止するヒータ電圧
を記憶し、そのヒータ電圧にて運転するので、マグネト
ロン2に異常発振を防止しつつマグネトロン2を長期間
使用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、マグネトロンが劣化しても安定した発振を行うこと
ができる。またマグネトロンの異常発振を検出し安定し
た発振に速やかに復帰させ、マグネトロンを長期間にわ
たって使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るガスレーザ発振装
置のマイクロ波電源装置を示すブロック図である。
【図2】同マイクロ波電源装置のヒータ電圧を一定とし
た場合のヒータ温度の変化を示す波形図である。
【図3】同マイクロ波電源装置のヒータ電圧を制御して
ヒータ温度を一定にした場合を示す波形図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るガスレーザ発振装
置のマイクロ波電源装置を示すブロック図である。
【図5】同マイクロ波電源装置のカソード、アノード間
電圧、電流と昇圧トランスの3次巻き線の出力波形を示
す波形図である。
【図6】同マイクロ波電源装置のEfmと異常発振継続
時間を示す特性図である。
【図7】同マイクロ波電源装置のスイッチング周期毎に
発生する異常発振継続時間の定義を示す波形図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るマイクロ波電源装
置を示すヒータ回路ブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係るマイクロ波電源装
置を示すヒータ回路ブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態5に係るマイクロ波電源
装置を示すヒータ回路ブロック図である。
【図11】同マイクロ波電源装置のヒータ電圧に対する
異常発振継続時間を示す特性図である。
【図12】従来のマイクロ波ガスレーザ発振装置のマイ
クロ波電源装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 マグネトロン 10、20、30、40、50 マイクロ波電源装置 101、105、106 高圧発生回路 102 スイッチング回路 103 昇圧トランス 103a 3次巻き線 104 高圧整流回路 201、204 ヒータ回路 202、205 ヒータ制御回路 203、206 降圧トランス 203a モニタ巻き線 301 電源制御装置 302 制御回路 401、402、404 異常電圧検出回路 403 電流検出素子 501 ヒータ電圧指令回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−148663(JP,A) 特開 平3−71590(JP,A) 特開 平4−137481(JP,A) 実開 平3−43243(JP,U) 実開 平4−105491(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/00 - 3/30 H01J 23/34 H05B 6/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電によりガスを励起してレーザ光を発生
    する放電管と、前記放電管にマイクロ波を供給するマグ
    ネトロンと、前記マグネトロンに電源を供給するマイク
    ロ波電源装置を備え、 前記マイクロ波電源装置には、前記マグネトロンのヒー
    タにヒータ電圧を供給するヒータ回路と、前記マグネト
    ロンのアノード、カソード間に高電圧を供給する高圧発
    生回路と、マグネトロンの異常発振を検出する異常発振
    検出手段とを設け、 前記異常発振検出手段により、マグネトロンの異常発振
    を検出した場合、ヒータ電圧を徐々に上げていき異常発
    振が停止するヒータ電圧を記憶し、前記ヒータ回路に、
    そのヒータ電圧にて運転する指令信号を出力するヒータ
    電圧指令回路を設けた マイクロ波励起ガスレーザ発振装
    置。
  2. 【請求項2】異常発振検出手段を、高圧発生回路を構成
    する昇圧トランスに設けられた異常電圧検出用巻き線に
    発生する異常電圧を介して、マグネトロンの異常発振を
    検出する異常電圧検出回路により構成した請求項1記載
    マイクロ波励起ガスレーザ発振装置。
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