JP3253553B2 - 高度に動的な圧電ドライブ - Google Patents
高度に動的な圧電ドライブInfo
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/02—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
- H02N2/04—Constructional details
- H02N2/043—Mechanical transmission means, e.g. for stroke amplification
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Micromachines (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電ドライブの共
振周波数、位置決め時間、作動速度または加速度にどの
ような厳しい要求が課せられても使用できる高度に動的
な圧電駆動システムに関する。本発明の応用の好ましい
分野は、例えば、印刷ロールを機械的に彫刻するための
ツールデバイス、ある面を表面走査するための位置決め
デバイス、1−2°の作動範囲においてミリ秒以下の位
置決め時間が要求されるような鏡の傾斜、高度に動的な
スイッチング及び比例動作のための弁ドライブ、であ
る。
振周波数、位置決め時間、作動速度または加速度にどの
ような厳しい要求が課せられても使用できる高度に動的
な圧電駆動システムに関する。本発明の応用の好ましい
分野は、例えば、印刷ロールを機械的に彫刻するための
ツールデバイス、ある面を表面走査するための位置決め
デバイス、1−2°の作動範囲においてミリ秒以下の位
置決め時間が要求されるような鏡の傾斜、高度に動的な
スイッチング及び比例動作のための弁ドライブ、であ
る。
【0002】
【従来の技術】圧電駆動及び調整要素は公知である。そ
れらの最も簡単な形状は、圧電要素の一方の端が静止マ
ウント上に支持され、他方の端が調整可能な構成要素に
対して押付けられるようになっている場合である。もし
圧電要素に電圧を印加すればこの要素は伸長し、その結
果調整可能な構成要素はふれるようになる。広く知られ
ている構造の場合、レバー構造に接して適切にスタック
アップされた圧電構成要素の長さの変化は比較的短く、
個々の要素を 20 mm程度の大きさのスタック高さに形
成したスタックの場合でも、最大許容励振電圧を印加し
て約 20 − 30 μmより大きくない。このような配列
が、例えば調整動作のための精密駆動装置として広く使
用されている( Physik Instrumente Company, Waldbro
nnの会社カタログ[ 1994 ]参照)。特に、これらの配列
を装置内に設置した状態でのこれらの配列の欠陥は、圧
電要素が常にレバー構造に対して作業を遂行しなければ
ならないこと、及び動揺する力及び温度影響自体が要素
の長さに変化を生じさせることである。詳述すれば、こ
の場合、圧電材料と装置の残余の材料(例えば、鋼)の
熱膨張係数の差が好ましくない効果をもたらす。この効
果を補償するためには、使用可能な作動範囲を犠牲にし
ても、高感度の位置測定システムによって、温度が変化
した場合に作動要素を調整し直すか、または自動的にリ
セットしなければならない。しかしながら、これらの測
定は、かなりな額に達する場合が多い付加的な経費を必
要とする。
れらの最も簡単な形状は、圧電要素の一方の端が静止マ
ウント上に支持され、他方の端が調整可能な構成要素に
対して押付けられるようになっている場合である。もし
圧電要素に電圧を印加すればこの要素は伸長し、その結
果調整可能な構成要素はふれるようになる。広く知られ
ている構造の場合、レバー構造に接して適切にスタック
アップされた圧電構成要素の長さの変化は比較的短く、
個々の要素を 20 mm程度の大きさのスタック高さに形
成したスタックの場合でも、最大許容励振電圧を印加し
て約 20 − 30 μmより大きくない。このような配列
が、例えば調整動作のための精密駆動装置として広く使
用されている( Physik Instrumente Company, Waldbro
nnの会社カタログ[ 1994 ]参照)。特に、これらの配列
を装置内に設置した状態でのこれらの配列の欠陥は、圧
電要素が常にレバー構造に対して作業を遂行しなければ
ならないこと、及び動揺する力及び温度影響自体が要素
の長さに変化を生じさせることである。詳述すれば、こ
の場合、圧電材料と装置の残余の材料(例えば、鋼)の
熱膨張係数の差が好ましくない効果をもたらす。この効
果を補償するためには、使用可能な作動範囲を犠牲にし
ても、高感度の位置測定システムによって、温度が変化
した場合に作動要素を調整し直すか、または自動的にリ
セットしなければならない。しかしながら、これらの測
定は、かなりな額に達する場合が多い付加的な経費を必
要とする。
【0003】更に、復帰手段が上記の型の固有剛性を低
くするので、これらは反応時間が短い準静的にしか動作
することができない。上記の諸問題を解消するために、
同一の形の2つの圧電スタックがトグルレバー配列の一
方の側に作用するようにした圧電二重スタックドライブ
が提唱されている( F&M, Journal for Electronics, O
ptics and Microsystem Engineering,104th Year 1996,
page 70 ff. )。このような配列にすると、それら自
体の運動の大きさにどのような損失をも生ずることな
く、良好な動的特性を呈するプレストレスされた剛い構
造が得られる。さらなる長所は、これらのシステムに固
有の熱補償性である。しかしながら、十分な駆動力で、
十分な大きさの駆動運動を発生させるためには、使用す
るトグルレバーがそれらに作用する曲げ力を吸収できる
ように、トグルレバーを十分頑丈に設計しなければなら
ない。これはトグルレバーが適当な質量を有していなけ
ればならないことを意味しているので、若干の応用のた
めの所定の運動の大きさ及び所定のセットアップ比に対
して十分な共振周波数を達成することはできない。
くするので、これらは反応時間が短い準静的にしか動作
することができない。上記の諸問題を解消するために、
同一の形の2つの圧電スタックがトグルレバー配列の一
方の側に作用するようにした圧電二重スタックドライブ
が提唱されている( F&M, Journal for Electronics, O
ptics and Microsystem Engineering,104th Year 1996,
page 70 ff. )。このような配列にすると、それら自
体の運動の大きさにどのような損失をも生ずることな
く、良好な動的特性を呈するプレストレスされた剛い構
造が得られる。さらなる長所は、これらのシステムに固
有の熱補償性である。しかしながら、十分な駆動力で、
十分な大きさの駆動運動を発生させるためには、使用す
るトグルレバーがそれらに作用する曲げ力を吸収できる
ように、トグルレバーを十分頑丈に設計しなければなら
ない。これはトグルレバーが適当な質量を有していなけ
ればならないことを意味しているので、若干の応用のた
めの所定の運動の大きさ及び所定のセットアップ比に対
して十分な共振周波数を達成することはできない。
【0004】本発明は、所定の運動の大きさを達成し、
また所定の駆動力を達成しながら、極めて高い共振周波
数を達成する高度に動的な圧電ドライブを提供すること
を目的としている。本発明のこの目的は、特許請求の範
囲の請求項1に記載の特色によって達成される。さらな
る有利な改善は、従属請求項に含まれている。本発明の
特色は、少なくとも2つの圧電二重スタックドライブの
新規配列を用いること、及び、本発明のさらなる展開に
おいては、個々のスタックの設計を変更することであ
り、それによりドライブの剛性が増加し、従来の設計に
比してかなり高い動作周波数が得られる。以下に添付図
面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
また所定の駆動力を達成しながら、極めて高い共振周波
数を達成する高度に動的な圧電ドライブを提供すること
を目的としている。本発明のこの目的は、特許請求の範
囲の請求項1に記載の特色によって達成される。さらな
る有利な改善は、従属請求項に含まれている。本発明の
特色は、少なくとも2つの圧電二重スタックドライブの
新規配列を用いること、及び、本発明のさらなる展開に
おいては、個々のスタックの設計を変更することであ
り、それによりドライブの剛性が増加し、従来の設計に
比してかなり高い動作周波数が得られる。以下に添付図
面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0005】
【実施例】図1に、従来の技術による二重スタックドラ
イブ10の不可欠な組立体の概要を示す。この配列で
は、互いに可能な限り接近させてリンクされた2つの個
々の圧電スタック11、12の一方の端は堅固なマウン
ト4にしっかりと固定され、予め決めることが可能な機
械的プレストレスを与える。個々のスタックの他方の端
は、(結合されている)リンク3(中実ボディ接点とし
て設計することが好ましい)を介してトグルレバー2上
にヒンジされている。トグルレバー2自体も、その一点
が中実ボディ接点30を介して堅固なマウント4にリン
クされている。実際には堅固なリンクは本質的に閉じた
ホールダになっており、そこからトグルレバー2のふれ
運動が何等かの形状で取り出され、例えば弁制御システ
ムのために使用される。圧電スタック11及び12に、
中心オフセット値を中心として逆相電圧を印加すると、
一方のスタックが伸長し、他方のスタックが収縮する、
またはその逆になる。スタック11及び12の横に矢印
で示してあるこれらの運動方向がトグルレバー2にふれ
運動を起こさせる(トグルレバーの中に両頭矢印で示し
てある)。図1の中及び下側に示してある座標方向(直
交座標系)を参照されたい。図1の右側にこのドライブ
の側面図を示してある。従来の技術によるこの配列は、
上述した欠陥を呈する。
イブ10の不可欠な組立体の概要を示す。この配列で
は、互いに可能な限り接近させてリンクされた2つの個
々の圧電スタック11、12の一方の端は堅固なマウン
ト4にしっかりと固定され、予め決めることが可能な機
械的プレストレスを与える。個々のスタックの他方の端
は、(結合されている)リンク3(中実ボディ接点とし
て設計することが好ましい)を介してトグルレバー2上
にヒンジされている。トグルレバー2自体も、その一点
が中実ボディ接点30を介して堅固なマウント4にリン
クされている。実際には堅固なリンクは本質的に閉じた
ホールダになっており、そこからトグルレバー2のふれ
運動が何等かの形状で取り出され、例えば弁制御システ
ムのために使用される。圧電スタック11及び12に、
中心オフセット値を中心として逆相電圧を印加すると、
一方のスタックが伸長し、他方のスタックが収縮する、
またはその逆になる。スタック11及び12の横に矢印
で示してあるこれらの運動方向がトグルレバー2にふれ
運動を起こさせる(トグルレバーの中に両頭矢印で示し
てある)。図1の中及び下側に示してある座標方向(直
交座標系)を参照されたい。図1の右側にこのドライブ
の側面図を示してある。従来の技術によるこの配列は、
上述した欠陥を呈する。
【0006】本発明による2つの二重スタックドライブ
を使用する高度に動的なドライブの一つの考え得る実施
例を図2に示す。ここに使用される個々のスタックジオ
メトリの特別な例に関しては、図5−8を参照して後述
する。第2の二重スタックドライブ20が設けられてお
り、個々の圧電スタックドライブ10(個々の圧電スタ
ック11、12からなり、原理は公知である)のレイア
ウトに重ねられている。それらの第1の端面101は堅
固なマウント4の一方の側に作用し、それらの第2の端
面102はそれぞれリンク3を介してトグルレバー2に
作用し、そしてこの第2の二重スタックドライブ20は
二重スタックドライブ10からある距離だけ離間して
(以下に中間間隔5という)位置決めされ、二重スタッ
クドライブ10と同じ手法でトグルレバー2にリンクさ
れている。個々のスタック11及び12、21及び22
には、上述したように移相された交流電圧が印加され、
スタック11と22、12と21が同じように伸縮す
る。
を使用する高度に動的なドライブの一つの考え得る実施
例を図2に示す。ここに使用される個々のスタックジオ
メトリの特別な例に関しては、図5−8を参照して後述
する。第2の二重スタックドライブ20が設けられてお
り、個々の圧電スタックドライブ10(個々の圧電スタ
ック11、12からなり、原理は公知である)のレイア
ウトに重ねられている。それらの第1の端面101は堅
固なマウント4の一方の側に作用し、それらの第2の端
面102はそれぞれリンク3を介してトグルレバー2に
作用し、そしてこの第2の二重スタックドライブ20は
二重スタックドライブ10からある距離だけ離間して
(以下に中間間隔5という)位置決めされ、二重スタッ
クドライブ10と同じ手法でトグルレバー2にリンクさ
れている。個々のスタック11及び12、21及び22
には、上述したように移相された交流電圧が印加され、
スタック11と22、12と21が同じように伸縮す
る。
【0007】原理的には、二重スタックドライブ及びト
クルレバー、並びにトグルレバーに作用する付加的な外
部質量のシステムの剛性、及び能動慣性力は、達成可能
な共振周波数に不可避的に影響を与える(精密に逆方向
に作用する)変数であるということができる。トグルレ
バー2の変形は回避すべきであるから、その構造設計、
従ってその慣性質量を漠然と減少させることはできな
い。更に、ここに提唱するようにドライブの剛性を増加
させても、慣性力が同じ割合で上昇するので共振周波数
を高めることにはならない。本発明によるこの問題の解
決策に関しては、図5−8を参照して後述する。ここで
は、図2を参照してシステムが中間間隔5からどのよう
にトグルレバーの運動をシステム外へ取り出すことがで
きるかだけを説明するに留める。トグルレバー自体を、
リンク3の作用基点AとBとの間の距離を大幅に超えな
い長さまで短縮(この領域内だけでふれるように設計す
ればよいから)したので、かなり小さい質量であるよう
に設計することができる。一方、二重スタックドライブ
10と20との間に中間間隔を設け、そこに外部組立体
に作用させることができるトグルレバーアタッチメント
7(そのヘッド領域71が駆動システムから突き出てい
る)を取付けるので、どのような要求に対してもトグル
レバー運動を取り出すことが可能になり、また特に、ツ
ールを領域71に取付けることが可能である。
クルレバー、並びにトグルレバーに作用する付加的な外
部質量のシステムの剛性、及び能動慣性力は、達成可能
な共振周波数に不可避的に影響を与える(精密に逆方向
に作用する)変数であるということができる。トグルレ
バー2の変形は回避すべきであるから、その構造設計、
従ってその慣性質量を漠然と減少させることはできな
い。更に、ここに提唱するようにドライブの剛性を増加
させても、慣性力が同じ割合で上昇するので共振周波数
を高めることにはならない。本発明によるこの問題の解
決策に関しては、図5−8を参照して後述する。ここで
は、図2を参照してシステムが中間間隔5からどのよう
にトグルレバーの運動をシステム外へ取り出すことがで
きるかだけを説明するに留める。トグルレバー自体を、
リンク3の作用基点AとBとの間の距離を大幅に超えな
い長さまで短縮(この領域内だけでふれるように設計す
ればよいから)したので、かなり小さい質量であるよう
に設計することができる。一方、二重スタックドライブ
10と20との間に中間間隔を設け、そこに外部組立体
に作用させることができるトグルレバーアタッチメント
7(そのヘッド領域71が駆動システムから突き出てい
る)を取付けるので、どのような要求に対してもトグル
レバー運動を取り出すことが可能になり、また特に、ツ
ールを領域71に取付けることが可能である。
【0008】トグルレバーアタッチメント7はできる限
り低密度の材料で形成されており、薄壁外形であって、
曲げ、圧縮及び剪断応力の所定の繰り返しに耐える部品
として形成することが好ましい。この目的のためには、
高強度チタン合金または炭素ファイバ複合材料が特に適
している。更に、トグルレバーアタッチメント7は、リ
ンク3の作用基点A、Bの領域内だけにおいてトグルレ
バーアタッチメント7のトグルレバー側に力が伝達され
るように、それに作用する外部力、及びトグルレバー2
の慣性力に従って設計することが好ましく、このように
すれば、トグルレバー2は圧電スタックのプレストレス
力及びスタック内の動的な力だけを吸収すればよいこと
になる。ドライブに影響を与えさえしなければ、トグル
レバーアタッチメント7は、特に運動方向に硬く、底辺
幅が本質的に距離A−Bに一致する低質量三角形構造に
設計することができる。図2による設計でも、後述する
図5−8に従う方法を用いれば、7kHz までの共振周波
数(従って、図1による同一のドライブよりも 1.4倍高
い)を達成することができる。
り低密度の材料で形成されており、薄壁外形であって、
曲げ、圧縮及び剪断応力の所定の繰り返しに耐える部品
として形成することが好ましい。この目的のためには、
高強度チタン合金または炭素ファイバ複合材料が特に適
している。更に、トグルレバーアタッチメント7は、リ
ンク3の作用基点A、Bの領域内だけにおいてトグルレ
バーアタッチメント7のトグルレバー側に力が伝達され
るように、それに作用する外部力、及びトグルレバー2
の慣性力に従って設計することが好ましく、このように
すれば、トグルレバー2は圧電スタックのプレストレス
力及びスタック内の動的な力だけを吸収すればよいこと
になる。ドライブに影響を与えさえしなければ、トグル
レバーアタッチメント7は、特に運動方向に硬く、底辺
幅が本質的に距離A−Bに一致する低質量三角形構造に
設計することができる。図2による設計でも、後述する
図5−8に従う方法を用いれば、7kHz までの共振周波
数(従って、図1による同一のドライブよりも 1.4倍高
い)を達成することができる。
【0009】図3に、2つの二重スタックドライブ1
0,20を使用した高度に動的なドライブの有利な実施
例を示す。この実施例では、二重スタック10,20は
互いに逆向きの鏡像対称に配列されている。圧電スタッ
ク11,21及び12,22の作用基点A、Bはそれぞ
れトグルバー2に互いに逆に作用する。しかしながら、
この場合プレストレス力は完全に補償され、それによっ
て装置の動作中の動的な力はより良好に補償される。こ
の補償によりトグルレバー2に作用する曲げモーメント
は遥かに低くなり、本質的には外側からトグルレバーに
作用する力だけによって支配されるようになるので、ト
グルレバー2はかなり薄く設計することができる。これ
は、トグルレバーの慣性モーメントが低いことを、従っ
て共振周波数が高くなることを意味している。更にこの
実施例は、圧電スタック11,12,21,22の曲げ
変形が小さく、リンク3に対する剪断負荷が小さいとい
う利点を有している。これらのすべての長所は装置の寿
命が増すことを意味している。図示実施例では、一方の
端をロックすることによってトグルレバー2の回転軸C
の位置が固定されており、トグルレバー運動は概略図示
した曲げばね6によってz方向に保たれる。同様に、安
定化のための継ぎ手を有する振り子腕(図示していな
い)をx−y面内に設けることができる。また、回転軸
Cを通るz方向内にねじれ棒を取付けることによって、
回転軸(ここでは仮想軸)を回転の実軸に変換すること
もできるが、これはドライブの好ましい所望応用にとっ
てそれほど適当ではない。
0,20を使用した高度に動的なドライブの有利な実施
例を示す。この実施例では、二重スタック10,20は
互いに逆向きの鏡像対称に配列されている。圧電スタッ
ク11,21及び12,22の作用基点A、Bはそれぞ
れトグルバー2に互いに逆に作用する。しかしながら、
この場合プレストレス力は完全に補償され、それによっ
て装置の動作中の動的な力はより良好に補償される。こ
の補償によりトグルレバー2に作用する曲げモーメント
は遥かに低くなり、本質的には外側からトグルレバーに
作用する力だけによって支配されるようになるので、ト
グルレバー2はかなり薄く設計することができる。これ
は、トグルレバーの慣性モーメントが低いことを、従っ
て共振周波数が高くなることを意味している。更にこの
実施例は、圧電スタック11,12,21,22の曲げ
変形が小さく、リンク3に対する剪断負荷が小さいとい
う利点を有している。これらのすべての長所は装置の寿
命が増すことを意味している。図示実施例では、一方の
端をロックすることによってトグルレバー2の回転軸C
の位置が固定されており、トグルレバー運動は概略図示
した曲げばね6によってz方向に保たれる。同様に、安
定化のための継ぎ手を有する振り子腕(図示していな
い)をx−y面内に設けることができる。また、回転軸
Cを通るz方向内にねじれ棒を取付けることによって、
回転軸(ここでは仮想軸)を回転の実軸に変換すること
もできるが、これはドライブの好ましい所望応用にとっ
てそれほど適当ではない。
【0010】図3の実施例は図2の実施例に匹敵する共
振周波数を達成することができる。図示されているドラ
イブの運動方向は、y方向またはy軸に対して≦ 45 °
の角度で発生させることが好ましい。図4に示す配列は
原理的には図3の実施例と同一である。図3の実施例と
の差は、側面図から明白である。この実施例では図2に
関して説明した配列と同じ手法で、4つの二重スタック
ドライブ10、10’、20、20’が設けられてい
る。従って本発明のこのバージョンは、図2及び3に関
して説明した設計オプションの利点を完全に組合わせて
いる。ここでは、トグルレバーアタッチメント7を駆動
システムから突き出させるための自由度の範囲だけを指
示してあるが、勿論、図2で説明したように遂行するこ
ともできる。これらの組立体にも同一の参照記号を用い
ている。
振周波数を達成することができる。図示されているドラ
イブの運動方向は、y方向またはy軸に対して≦ 45 °
の角度で発生させることが好ましい。図4に示す配列は
原理的には図3の実施例と同一である。図3の実施例と
の差は、側面図から明白である。この実施例では図2に
関して説明した配列と同じ手法で、4つの二重スタック
ドライブ10、10’、20、20’が設けられてい
る。従って本発明のこのバージョンは、図2及び3に関
して説明した設計オプションの利点を完全に組合わせて
いる。ここでは、トグルレバーアタッチメント7を駆動
システムから突き出させるための自由度の範囲だけを指
示してあるが、勿論、図2で説明したように遂行するこ
ともできる。これらの組立体にも同一の参照記号を用い
ている。
【0011】本発明のこの実施例は、良好な精密さで、
極めて高い動的レスポンスに対する特別な要求を満足す
る。この理由から、このドライブはグラビア印刷シリン
ダ及びグラフイックス産業における類似印刷形状を彫刻
するための彫刻ツールを駆動するのに適している。この
場合、数平方メートル程度の表面を0...200μm
の限定されたサイズを有する彫刻用セルを使用して、所
定の図形又は書き込みパターンで作業しなければならな
い。この目的のためにトグルレバーアタッチメント7に
取り付けられた彫刻針8を図4に示してある。この目的
に現在まで使用されてきた磁気ドライブで達成される動
作周波数は約4KHzであったが、図4によるドライブ
は、100μmの静的運動で8乃至20KHzの動作周
波数が可能である。同様に、図4の一番下に示してある
ように、トグルレバー面K1に対する軸S1、S2、S3、
S4が90度とは僅かに異なる角度を成すようにトグル
レバー2に作用する二重スタック10、20を設け、二
重スタックの動作中に始めからトグルレバーロックの方
向に所定の印刷のふれを発生させることが可能である。
この方式は、ロックが張力・圧縮の交互応力を受けない
利点を有している。すなわち、軸S1、S2、S3、S4が
90度とは僅かに異なる角度を成すようにしたことによ
って圧縮応力のみを受けるのである。
極めて高い動的レスポンスに対する特別な要求を満足す
る。この理由から、このドライブはグラビア印刷シリン
ダ及びグラフイックス産業における類似印刷形状を彫刻
するための彫刻ツールを駆動するのに適している。この
場合、数平方メートル程度の表面を0...200μm
の限定されたサイズを有する彫刻用セルを使用して、所
定の図形又は書き込みパターンで作業しなければならな
い。この目的のためにトグルレバーアタッチメント7に
取り付けられた彫刻針8を図4に示してある。この目的
に現在まで使用されてきた磁気ドライブで達成される動
作周波数は約4KHzであったが、図4によるドライブ
は、100μmの静的運動で8乃至20KHzの動作周
波数が可能である。同様に、図4の一番下に示してある
ように、トグルレバー面K1に対する軸S1、S2、S3、
S4が90度とは僅かに異なる角度を成すようにトグル
レバー2に作用する二重スタック10、20を設け、二
重スタックの動作中に始めからトグルレバーロックの方
向に所定の印刷のふれを発生させることが可能である。
この方式は、ロックが張力・圧縮の交互応力を受けない
利点を有している。すなわち、軸S1、S2、S3、S4が
90度とは僅かに異なる角度を成すようにしたことによ
って圧縮応力のみを受けるのである。
【0012】ここまで説明したすべての実施例において
そのトグルレバー2は、T形に、二重T形に、または実
際の用途に応じて必要と考えられるどのような断面の中
空形状にも設計することができ、またトグルレバーアタ
ッチメント7のホールダを同時に形成するようにトグル
レバーを設計することもできる。そのような例として図
2に側面で示してあるトグルレバー2ではトグルレバー
アタッチメント7のための鳩尾形の切り込みをいれてホ
ールダとしている。これはツールマウントを容易に変更
できるようにする他に、本発明に使用される材料を変化
させるオプションをも与える(高い機械的負荷に曝され
る組立体だけは鋼で製造する必要があるが、トグルレバ
ーアタッチメントについては例えばアルミニューム合
金、チタン合金、ファイバ強化材料、または高応力セラ
ミックのような低質量材料を使用することができる)。
そのトグルレバー2は、T形に、二重T形に、または実
際の用途に応じて必要と考えられるどのような断面の中
空形状にも設計することができ、またトグルレバーアタ
ッチメント7のホールダを同時に形成するようにトグル
レバーを設計することもできる。そのような例として図
2に側面で示してあるトグルレバー2ではトグルレバー
アタッチメント7のための鳩尾形の切り込みをいれてホ
ールダとしている。これはツールマウントを容易に変更
できるようにする他に、本発明に使用される材料を変化
させるオプションをも与える(高い機械的負荷に曝され
る組立体だけは鋼で製造する必要があるが、トグルレバ
ーアタッチメントについては例えばアルミニューム合
金、チタン合金、ファイバ強化材料、または高応力セラ
ミックのような低質量材料を使用することができる)。
【0013】上述したように複数の二重スタックドライ
ブを使用した結果としてドライブを本質的により小さく
設計することが可能になり、これは、同一の電力定格の
場合に、総合スタック表面の寸法が増加する結果として
冷却が改善されることを意味する。また、以下に図5−
8を参照して説明するように圧電スタックを特別に設計
することによって、冷却はより一層改善される。図5−
8に示すスタック設計は、ドライブの剛性を増加させ、
従って共振周波数を高めるのに役立つものである。比較
し易いように、全ての例においてリンク3の作用基点間
の距離A−Bの寸法を同一にして示してある(但し、そ
の他の縮尺は同一ではない)。例えば、図5はz方向を
広く設計した(そのために、スタック断面は矩形になっ
ている)個々の圧電スタックを示している。この場合、
スタックはz方向に幅aを有しており、この幅aはトグ
ルレバー2の幅dの実質的に2倍まで大きくなるように
設計することができる。このようにすると、上述した他
の全ての変更のように、ドライブの剛性が約2倍まで増
加し、結果的に本発明による望ましい効果がもたらされ
る。同様に、表面積が増加していることから、ドライブ
の冷却が改善される。図5の設計は、図3のドライブに
適用可能である。
ブを使用した結果としてドライブを本質的により小さく
設計することが可能になり、これは、同一の電力定格の
場合に、総合スタック表面の寸法が増加する結果として
冷却が改善されることを意味する。また、以下に図5−
8を参照して説明するように圧電スタックを特別に設計
することによって、冷却はより一層改善される。図5−
8に示すスタック設計は、ドライブの剛性を増加させ、
従って共振周波数を高めるのに役立つものである。比較
し易いように、全ての例においてリンク3の作用基点間
の距離A−Bの寸法を同一にして示してある(但し、そ
の他の縮尺は同一ではない)。例えば、図5はz方向を
広く設計した(そのために、スタック断面は矩形になっ
ている)個々の圧電スタックを示している。この場合、
スタックはz方向に幅aを有しており、この幅aはトグ
ルレバー2の幅dの実質的に2倍まで大きくなるように
設計することができる。このようにすると、上述した他
の全ての変更のように、ドライブの剛性が約2倍まで増
加し、結果的に本発明による望ましい効果がもたらされ
る。同様に、表面積が増加していることから、ドライブ
の冷却が改善される。図5の設計は、図3のドライブに
適用可能である。
【0014】図6は、同じようにx方向にスタックを広
げた例である。条件としての距離A−Bは同一に保って
いるが、この場合には図示したような非対称基点リンク
が必要になる。この方式によるドライブの剛性の増加は
約 1.5である。図6の設計は、図2及び4のドライブに
適用可能である。堅固なマウントの方向に向かってスタ
ック断面を徐々に広げて行くことも可能であり、作用す
る全ての力を考えるとスタック内の応力はほぼ一定にな
る。図7に示すこのような設計では、方形のスタック断
面を使用している。図6の例に図7と同じ規則を適用し
た図8の類似例でも、一定の距離A−Bは予め定められ
たものである。これらの方策により、スタックはその熱
放射表面に比して体積が減少し、従って冷却効果が増加
する。2倍までのドライブの剛性が得られる。
げた例である。条件としての距離A−Bは同一に保って
いるが、この場合には図示したような非対称基点リンク
が必要になる。この方式によるドライブの剛性の増加は
約 1.5である。図6の設計は、図2及び4のドライブに
適用可能である。堅固なマウントの方向に向かってスタ
ック断面を徐々に広げて行くことも可能であり、作用す
る全ての力を考えるとスタック内の応力はほぼ一定にな
る。図7に示すこのような設計では、方形のスタック断
面を使用している。図6の例に図7と同じ規則を適用し
た図8の類似例でも、一定の距離A−Bは予め定められ
たものである。これらの方策により、スタックはその熱
放射表面に比して体積が減少し、従って冷却効果が増加
する。2倍までのドライブの剛性が得られる。
【0015】以上の説明及び特許請求の範囲に記載の全
ての特色は、個々に、及びどのように組合わせても本発
明にとって不可欠である。
ての特色は、個々に、及びどのように組合わせても本発
明にとって不可欠である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による圧電二重スタックドライブのレ
イアウトの正面及び側面を示す概要図である。
イアウトの正面及び側面を示す概要図である。
【図2】本発明による2つの二重スタックドライブを使
用した高度に動的なドライブの考え得る1つの実施例の
正面及び側面を示す図である。
用した高度に動的なドライブの考え得る1つの実施例の
正面及び側面を示す図である。
【図3】本発明による2つの二重スタックドライブを使
用した高度に動的なドライブの有利な実施例の正面及び
側面を示す図である。
用した高度に動的なドライブの有利な実施例の正面及び
側面を示す図である。
【図4】本発明による4つの二重スタックドライブを使
用した高度に動的なドライブの特に好ましい実施例の正
面及び側面を示す図である。
用した高度に動的なドライブの特に好ましい実施例の正
面及び側面を示す図である。
【図5】本発明の変形にオプションとして使用できる圧
電スタックの形態を示す図である。
電スタックの形態を示す図である。
【図6】図5の変形である。
【図7】図5の別の変形である。
【図8】図5の更に別の変形である。
2 トグルレバー 3、30 リンク 4 マウント 5 中間間隔 6 曲げばね 7 トグルレバーアタッチメント 8 彫刻針 10 従来の二重スタックドライブ 11、12、21、22 圧電スタック 20 第2の圧電ドライブ 71 アタッチメントのヘッド 101 第1の端面 102 第2の端面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00 B41C 1/045 B44B 3/04
Claims (17)
- 【請求項1】 少なくとも2つの圧電二重スタックドラ
イブ(10,20)を含み、これら2つの圧電二重スタ
ックドライブ(10,20)の個々のスタック(11,
12,21,22)の第1の端面(101)は堅固なマ
ウント(4)に載っており、第2の端面(102)は結
合リンク(3)を介して一つの共通のトグルレバー
(2)に作用し、2つの圧電二重スタックドライブ(1
0,20)のそれぞれの作用基点(A,B)はトグルレ
バー(2)の作用基点(A,B)の間でトグルレバーの
回転軸(C)に対して等距離にあり、そして圧電二重ス
タックドライブ(10,20)のそれぞれのスタック
(11,12及び21,22)がプッシュ・プルモード
で作動するように圧電スタックへ電圧を加える手段を設
け、2つの圧電二重スタックドライブ(10,20)は
前記の共通のトグルレバー2に対して相互に反対に配置
されていることを特徴とした高度に動的な圧電ドライ
ブ。 - 【請求項2】 2つの二重スタックドライブの複数の対
((10,20)、(10’、20’)…)がそれぞれ
のx−y面内に、そしてそれらのx−y面に垂直なz軸
方向に配置されていて前記の2つの二重スタックドライ
ブの対(10,20)の間に少なくとも中間空間(5)を
残してトグルレバー2に作用し、各対は別の対と同じ作
用をする請求項1に記載の高度に動的な圧電ドライブ。 - 【請求項3】 トグルレバーの回転軸(C)の位置を固
定する手段(6)を設けている請求項1もしくは2に記
載の高度に動的な圧電ドライブ。 - 【請求項4】 トグルレバーの一方の端に配置され、そ
して堅固なマウント(4)の壁に接続された曲げばねも
しくは振子腕がトグルレバーの回転軸(C)の位置を固
定する手段(6)を構成している請求項3に記載の高度
に動的な圧電ドライブ。 - 【請求項5】 トグルレバーの回転軸(C)を通って伸
び、そして堅固なマウント(4)の壁に接続された組立
体がトグルレバーの回転軸(C)の位置を固定する手段
(6)を構成している請求項3に記載の高度に動的な圧
電ドライブ。 - 【請求項6】 結合リンク(3)の作用基点(A,B)
間の横方向の距離をほんの僅かだけ超える長さにわたっ
てトグルレバー(2)が曲がらないよう設計されている
請求項2に記載の高度に動的な圧電ドライブ。 - 【請求項7】 中間空間(5)の区域にトグルレバーア
タッチメントを設け、このトグルレバーアタッチメント
は2つの二重スタックの対(10、20;10’、2
0’)の間を通っている請求項2に記載の高度に動的な
圧電ドライブ。 - 【請求項8】 トグルレバーアタッチメント(7)は薄
い壁で形成されている請求項7に記載の高度に動的な圧
電ドライブ。 - 【請求項9】 トグルレバーアタッチメント(7)には
作用基点(A,B)の近接域からだけ力がかかるように
設計されている請求項7もしくは8に記載の高度に動的
な圧電ドライブ。 - 【請求項10】 トグルレバーアタッチメント(7)
は,作用基点(A,B)間の距離に一致する基底幅を有
する質量の小さい三角形の構造物として設計されている
請求項9に記載の高度に動的な圧電ドライブ。 - 【請求項11】 トグルレバーアタッチメント(7)の
頂点域(71)に工具(8)を取り付けた請求項7ない
し9のいずれかに記載の高度に動的な圧電ドライブ。 - 【請求項12】 トグルレバーアタッチメント(7)は
交換可能の組立体である請求項7ないし11のいずれか
に記載の高度に動的な圧電ドライブ。 - 【請求項13】 トグルレバーアタッチメント(7)の
基底の形をトグルレバー(2)の輪郭に合わせた請求項
12に記載の高度に動的な圧電ドライブ。 - 【請求項14】 個々のスタック(11,12,21,
22)の端面(101、102)の横断面は矩形である
請求項1もしくは2に記載の高度に動的な圧電ドライ
ブ。 - 【請求項15】 個々のスタック(11,12,21,
22)はそれらの第1の端面(101)から始まって第
2の端面(102)の方向に横断面積が連続的に小さく
なっていく請求項1,2もしくは14に記載の高度に動
的な圧電ドライブ。 - 【請求項16】 トグルレバー面(K1)に対して成す
二重スタック(10,20)の軸(S1、S2、S3、
S4)の角度が90度とは異なっていて、それぞれの二
重スタックの軸はトグルレバー面(K1)に向かう方向
で取付手段(6)へ向かって傾いて二重スタック(1
0、20)がトグルレバー(2)に作用する請求項3な
いし5のいずれかに記載の高度に動的な圧電ドライブ。 - 【請求項17】 グラビア印刷シリンダのような印刷版
を彫る彫刻ツール(8)を駆動する請求項11に記載の
高度に動的な圧電ドライブ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19613158:8 | 1996-04-02 | ||
DE19613158A DE19613158A1 (de) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | Hochdynamischer piezoelektrischer Antrieb |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1014262A JPH1014262A (ja) | 1998-01-16 |
JP3253553B2 true JP3253553B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=7790260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07764597A Expired - Fee Related JP3253553B2 (ja) | 1996-04-02 | 1997-03-28 | 高度に動的な圧電ドライブ |
Country Status (6)
Country | Link |
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EP (1) | EP0800220B1 (ja) |
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KR (1) | KR100249885B1 (ja) |
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AU7075298A (en) * | 1997-12-15 | 1999-07-05 | Nanomotion Ltd. | Conveying means and method |
JP2927286B1 (ja) * | 1998-02-05 | 1999-07-28 | 日本電気株式会社 | 圧電アクチュエータ及びその製造方法 |
DE19806127B4 (de) * | 1998-02-14 | 2005-06-30 | Artur Dr. Zrenner | Verfahren zur elektrischen Ansteuerung von piezoelektrischen oder elektrostriktiven Aktuatoren in Antrieben für eine schrittweise Bewegung |
DE29810313U1 (de) * | 1998-06-09 | 1998-08-13 | Hesse & Knipps GmbH, 33100 Paderborn | Vorschubeinheit |
US6157115A (en) * | 1998-10-13 | 2000-12-05 | Nordson Corporation | Mechanical amplifier |
DE19856201A1 (de) * | 1998-12-05 | 2000-06-15 | Bosch Gmbh Robert | Piezoelektrischer Aktor |
US6135713A (en) * | 1999-01-19 | 2000-10-24 | The Mcdonnell Douglas Helicopter Company | Helicopter rotor blade flap actuator government interest |
DE19905726C2 (de) * | 1999-02-11 | 2001-03-29 | Siemens Ag | Verfahren zum Einstellen der mechanischen Vorspannung piezoelektrischer Antriebselemente |
DE19946839B4 (de) * | 1999-09-30 | 2006-07-27 | Robert Bosch Gmbh | Verstelleinrichtung zum Ansteuern einer Regel- und/oder Absperrvorrichtung |
KR100390586B1 (ko) * | 2001-01-15 | 2003-07-07 | 박영필 | 압전구동장치 |
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WO2004077584A1 (en) * | 2003-02-27 | 2004-09-10 | Ecole Polytechnique Federale De Lausanne (Epfl) | Piezoelectric actuator with passive gap for push-pull motion |
DE10316946A1 (de) * | 2003-04-12 | 2004-10-21 | Daimlerchrysler Ag | Vorrichtung und Verfahren zur Dämpfung von Druckschwingungen in Hydraulikleitungen |
DE102005008363B4 (de) * | 2005-02-23 | 2007-03-22 | Siemens Ag | Antriebseinheit mit einem eingebauten piezoelektrischen Stapelaktor mit verbesserter Wärmeableitung |
JP4640649B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2011-03-02 | セイコーエプソン株式会社 | 液滴吐出ヘッド、画像形成装置、および成膜装置 |
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DE102008023171A1 (de) * | 2008-05-10 | 2009-11-12 | Martin Freundt | Anordnung zur mehrdimensionalen Manipulation von Objekten |
FR2964653B1 (fr) * | 2010-09-13 | 2012-10-12 | Commissariat Energie Atomique | Dispositif resonant a actionnement dans le plan, et procede de fabrication du dispositif |
DE102014101542A1 (de) | 2014-02-07 | 2015-08-13 | Marco Systemanalyse Und Entwicklung Gmbh | Pneumatikventil und Ventileinheit |
US9864275B2 (en) | 2015-02-26 | 2018-01-09 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Lithographic resist with floating protectant |
CN109669267B (zh) * | 2019-01-18 | 2021-01-05 | 成都理想境界科技有限公司 | 一种扫描致动器及光纤扫描器 |
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JPH02277012A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-13 | Toshiba Corp | マイクロアクチュエータ及びテーブル装置 |
JPH06170762A (ja) * | 1992-12-07 | 1994-06-21 | Nippon Chemicon Corp | マイクロマニピュレータ |
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